猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ちゃあこの「予告」

2006年07月21日 21時49分52秒 | 猫たち
うちのちゃあこは毛玉をよく吐く。

猫はもともと毛繕いが好きだし、ときおり毛玉を吐くものだが、ちゃあこの場合、その頻度が半端ではない。

もともとが異常なほどの綺麗好き。
もちろん猫にも様々な体質があって、毛玉がたまりやすいとかそうでないとかというのもあるのだけれど、彼女はとっても神経質で、毛の汚ればかりか、何か喉に違和感を感じた時なども、しつこく気にしては、必要以上に咳をしてみたりする癖がある。

しかし例えばその喉の違和感も、何か他に興味を引き立てられることがらがあれば、綺麗さっぱり忘れ、その後はなんともないところを見ると、やはり、神経質のなせるワザ。
それがわかるまではたいそう私も心配をしたものだが、今では本当に調子が悪い時とただの気にしすぎの見分けがつくようになった。

で。
冒頭で触れた毛玉吐きについてだが、彼女はそれを予告するという、特技(?)を持つ。
いや。
本人は相当気持ちが悪いらしく、それで思わずそうなってしまうようだから特技などと言ってはかわいそうなのだが、彼女は毛玉が出る直前になると
「あうううう~」
とか
「うあうるるん~」
とか鳴いて、自分が今、気分が悪い事を私に伝えるのである。

それはきっと
「気持ちが悪い~」
「どうにかして~」
という感じの訴えなのであろうが、そんなとき、私とゴンザはひたすらティッシュを持ち、彼女の背中をさすったり、声をかけたりして、見守るしかない。
そして、無事に毛玉がすっきり出た暁には、ホッと胸を撫で下ろし、あとはひたすら甘えるちゃあこを抱っこし、彼女が満足するまで頭や背中を撫で続けるのである。

思えば。
我が家の猫たちはみんなおしゃべりだった。
それは
「にゃ~ん」
という猫の鳴き声ではなく、まさしくおしゃべりに近い。

ぶっちゃんはよく美味しいものを食べながら
「うにゃうもうもん、あにゃうにゅにゅん」
なんて色々言ってたし、私にもよく話しかけてきていた。

ちびくんは無口な男だけど、やはり時々
「にゃ~ん」
ではなく、かすれた声で
「うあん」
とか
「うるるるるるるる」
なんて言ってたし、
ちゃあこも抱っこされながら、
「うっきゃっ、なっなっなっ、うあううううなうう」
なんて色んなおしゃべりをしている。

やっぱり、おしゃべりな人間と暮らしていると、猫もおしゃべりになるのかしら?
それを全部訳せたら、興味深いんだけどなー。
猫翻訳機ミャウリンガルが出たとき。
ゴンザはすぐに予約して買ったものだが。

実はミャウリンガルの前では、ちびくんもちゃあこも、ひと言もしゃべらなかったのよねぇ。
だからすぐにあげちゃったけど。
あれ。
信憑性はどれぐらいなんだろ?

実はちゃあこが言ってるのは、
「erimaのバカッ!あほっ」
だったりして。

あ、そんな訳。
ミャウリンガルには入っているわけなかったか。

猫だってたまには悪態つきたい時があると思うんだけどなぁ.....