今朝のこと。
畑から帰り、駐車場に車を停め、ゴンザと二人。
我が家への道のりを辿っているとき、それは起った。
ちょうど時間は朝の7時過ぎ。
そこは駅まであと少しの距離ということもあり、通勤のために急ぎ足で歩く人たちでいっぱいなのだが、私とゴンザはといえば、畑の収穫物をのんびり抱え、信号待ちの真っ最中。
と。
ふと左の方から、遅刻でもしそうなのか、必死の形相でハイヒールの音を響かせ、走ってくる女性がいた。
そこで、彼女の存在に気づいた私は、暑いのに大変だろうなぁなんて思いながら、
「遅刻しちゃいそうなのかね?」
と、斜めうしろに立つゴンザに話しかけ、そのまま再び、信号待ちの態勢に入ろうとしたのであるが.....
一瞬。
ゴンザが視界から消えた。
「あれ?」
そこで私はもう一度振り返り、ゴンザを見ようとしたのだが、先ほどまでの位置にゴンザはおらず......。
周囲に視線を這わせた私は、そこにとんでもないものを目撃したのである。
見れば、必死の形相で走っていた先ほどの女性。
私が立っている場所まで、あと数メートルに近づいている。
そして、ゴンザはなんと!
その走る彼女の数メートル先を、まるでリレーの次走者よろしく、振り返りつつゆっくり走りながら、バトンを受け取るポーズで待ち構えているのである!
「こら~っ!!!ゴンザ~っ!!」
そりゃ私は怒りましたさ。
一生懸命急ぐ女性をからかうようなことをするなんて。
もしかしたら、彼女はゴンザのしたことに気づいていなかったかもしれないけれど.....
(ていうか、お願い。気づいていませんように)
もう!
なのに私に叱られても、ゴンザときたらちっとも堪えてなくて、
「今収穫してきたゴーヤをバトンにすればよかったかなぁ」
なんて、きゃっきゃっ笑っていて。
お前は本当に小学生かっ!
今朝、我が家の前を走っていた彼女。
本当に本当にごめんね。
あのいたずらゴンザには、私があとで、ちゃ~んとお仕置きしておきますから。
ああ......
こんなことなら、始めからもっと厳しくしておくんだった。
お母さんの悩みは尽きない.....
畑から帰り、駐車場に車を停め、ゴンザと二人。
我が家への道のりを辿っているとき、それは起った。
ちょうど時間は朝の7時過ぎ。
そこは駅まであと少しの距離ということもあり、通勤のために急ぎ足で歩く人たちでいっぱいなのだが、私とゴンザはといえば、畑の収穫物をのんびり抱え、信号待ちの真っ最中。
と。
ふと左の方から、遅刻でもしそうなのか、必死の形相でハイヒールの音を響かせ、走ってくる女性がいた。
そこで、彼女の存在に気づいた私は、暑いのに大変だろうなぁなんて思いながら、
「遅刻しちゃいそうなのかね?」
と、斜めうしろに立つゴンザに話しかけ、そのまま再び、信号待ちの態勢に入ろうとしたのであるが.....
一瞬。
ゴンザが視界から消えた。
「あれ?」
そこで私はもう一度振り返り、ゴンザを見ようとしたのだが、先ほどまでの位置にゴンザはおらず......。
周囲に視線を這わせた私は、そこにとんでもないものを目撃したのである。
見れば、必死の形相で走っていた先ほどの女性。
私が立っている場所まで、あと数メートルに近づいている。
そして、ゴンザはなんと!
その走る彼女の数メートル先を、まるでリレーの次走者よろしく、振り返りつつゆっくり走りながら、バトンを受け取るポーズで待ち構えているのである!
「こら~っ!!!ゴンザ~っ!!」
そりゃ私は怒りましたさ。
一生懸命急ぐ女性をからかうようなことをするなんて。
もしかしたら、彼女はゴンザのしたことに気づいていなかったかもしれないけれど.....
(ていうか、お願い。気づいていませんように)
もう!
なのに私に叱られても、ゴンザときたらちっとも堪えてなくて、
「今収穫してきたゴーヤをバトンにすればよかったかなぁ」
なんて、きゃっきゃっ笑っていて。
お前は本当に小学生かっ!
今朝、我が家の前を走っていた彼女。
本当に本当にごめんね。
あのいたずらゴンザには、私があとで、ちゃ~んとお仕置きしておきますから。
ああ......
こんなことなら、始めからもっと厳しくしておくんだった。
お母さんの悩みは尽きない.....