日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



後立山から帰ってから、皮肉なことに晴れ続き。
こうなると気持ちが落ち着きません。
あと3日間は晴れるという予報を信じて、予てから行きたかった北穂に行ってきました。
しかし、予報はあくまで予報。
今回も見事に裏切られ、3日目は夜明けからガスと霧雨。
下山中はしっかり降られてしまいました~。
今までやったことのない雨具の手入れなどしていったから降られたのか?
靴には防水スプレーまでかけ、私らしからぬ行動が天の神様をびっくりさせたのかも~。

一昔前はお盆の混雑を過ぎると潮が引いたように誰~もいなくなると聞きましたが、最近の中高年登山ブームで様相が一変したようです。
ツァーや毎日が日曜日な人々が繰り出し、バスも山小屋もけっこう賑わっておりました。
特に今年は7月中お天気が悪く、8月になってからようやく山に行かれるようになったので、みなさん待ちに待ったというところなのでしょう。

最盛期のようにパスが何台も出るということはないのですが、上高地行きの夜行パスは満席。
今回もグリーンカーを利用しました。
グリーンカーは座席によってずいぶん差があることがわかりました。
前に利用した時は一番前で狭かったけれど、今度は後ろから2列目でたっぷりゆとりのある座席でした。
端の一列の座席では狭いところがあり、身体の大きな男の人が窮屈そうに座っていて気の毒になってしまいました。
が、こればかりは運不運。パス会社の割り当てに従うしかありません。

1日目
上高地~横尾~涸沢(泊)

上高地はそれほど寒くはありませんでした。
横尾までの3時間の歩き。大してお花もありませんが、緑の林の中、気持ちの良い歩きです。
でも帰りはこの歩きがうんざりするのです。

キツリフネ

アキノキリンソウがたくさん咲いていました。
ゴゼンタチバナは赤い実をつけています。





ゴゼンタチバナ アキノキリンソウ



二日目
涸沢~北穂高岳、小屋(泊)


涸沢の定番写真。
奥穂高岳と涸沢岳。


涸沢小屋の後ろに聳える北穂高岳。
ジグザグに登って行きますが、けっこう急登。
おまけにガラ場が多く、奥穂に登るより大変に思いました~。
中央の少し低く見える三角が北穂北峰山頂です。小屋も見えます。


今日の泊まりは前から一度泊ってみたかった北穂高小屋。
時間もたっぷりあるので息を整えながら、写真を撮りながらゆっくりと登ります。
本当なら北穂から涸沢岳~奥穂と縦走できればいいのだけれど・・・。
やっぱり怖いのでやめときます。
ましてこの悪場を登り、疲れた足で更に悪路を行くというのは無謀(私にとって)・・・。

ハクサンフウロ、ヨツバシオガマなどのほか、秋の花がたくさん咲いていました。


ヨツバシオガマ ハクサンフウロ
ミヤマトリカブト

中間あたりにクサリ場梯子があり、南稜に取り付きます。



奥穂高とザイテングラードが見えてきました。
こうしてみるとザイテングラードは45度ぐらいの傾斜があります。
でもこちらの登りの方が最初から最後まで急登でハードです。





休み休み登っていると
突然ライチョウのお出まし!
私の目の前をヒョコヒョコと歩いて行きました。
まだ身体が小さく子供のよう。でももう巣立ちしているようです。

しかし、
このお天気のいいのに!?
思えば次の日の予告みたいでした~。




急なガラ場もお花が和ませてくれます。
イワツメクサ


ミヤマリンドウ


チングルマ


イワギキョウ




北穂東稜ゴジラの背。
向こうに大天井岳~常念岳の山々。


突然誰かが「虹!」と叫びました。
見ると空に水平の虹が!
ツァーらしき一行のガイドさんが「あれは『水平環』といってすごく珍しい現象なんです。」と説明してくれました。
それを聞いてみんな大喜び!
私も初めて見ました~。

水平環は空高くにある氷の結晶に光が屈折して起こる現象で、太陽高度が58度以上でないと見られないそうで季節は春から夏が多いということです。


コースタイムを大幅にオーバーしてようやく北穂山頂(北峰)に到着。
360度の眺望です!
荒々しい北穂南峰と奥穂。


笠ヶ岳。


大キレットを挟んで槍ヶ岳と北アルプスの峰々。
この前行った白馬岳も見えました。


滝谷の岩壁も迫力満点!


心行くまで山頂からの景色を堪能します。
午後になりだんだん飛騨側からガスが湧きあがってきました。



ガスのかかり具合でまた印象的な写真が撮れないか?と粘りましたが・・・。
初心者は哀しい・・・。
今回も重い思いしてカメラを担ぎあげましたが、帰ってきて見てがっかり~。
コンデジと大して変りないではないか?
大量の写真を撮ってきましたが、どれもこれもパッとしなくて写真の整理にも手間取りました。

この日の泊まりは北峰直下にある北穂高小屋。
これまで泊った中で一番高い所にある小屋です。
やはり眠れず頭痛でバファリンを飲みました。

午後から夕方までガスで何も見えなくなってしまっていましたが、9時頃トイレに行った時は満天の星!
前の晩、涸沢ヒュッテでも満天の星が出ていました~。
山で見る星は大きいです!
何とか星空を撮れるようになるように頑張らねば!

ところが明け方からまたガスがかかり、とうとう雨が降ってきてしまいました。
予報より天気の崩れるのが一日早まったみたいです。
今年の天気予報はほんとに当てになりません。

三日目は一気に上高地まで下り、家に帰ります。
カメラはザックにしまい写真は無し。
濡れた岩で滑らないように気をつけながら、標高差1600メートルを下山しました。





コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )



« 北穂山頂より すごいオバサマ! »
 
コメント
 
 
 
お疲れさまでした (tsubasa)
2009-08-25 08:31:47
雨とガスの中、寒かったのでは、と思っていました。
前穂と虹の写真、素敵です! お花もきれい♪
本当にお疲れさまでした。また北アルプスにおでかけください。

こちらは、野暮用ばかりで全然歩いていません。私はハイキング程度ですが。
どんどん季節がすすんで、花は待っていてくれません。
 
 
 
続きです (tsubasa)
2009-08-25 13:26:59
モーツァルトの山小屋はあこがれでした。
でも涸沢から見えるあの登りは、見るだけでギブアップでした。
北アすべてを見渡せますし、本当にうらやましいです。
 
 
 
素晴らしい写真 (koyuko)
2009-08-25 13:33:36
お疲れ様でした。で残念でしたね。
鎖場も登られたんですか?凄いですね。
私は、もうそんな勇気と体力ありません

写真とても綺麗で、久しぶりに綺麗な山の景色見させていただきました。
ご謙遜でしょう。コンデジではこんなに綺麗に撮れませんよ!
構図も素晴らしいし、私も一眼欲しくなりました。
 
 
 
雨おんな? (yuto)
2009-08-25 13:37:29
今度は大丈夫と思ったのに降られてしまってがっかりでした~。
でもそれほど寒くはなかったです。
下に降りたら雨具着てると暑いぐらいでした。

写真もデジ一一年生ですからまだまだ修行が必要です。

もう山は秋ですね~。
tsubasaさんはお仕事もありお忙しいでしょうから中々時間をみつけるのが大変ですね。
 
 
 
tsubasaさん (yuto)
2009-08-25 13:48:36
開けている間に続きが!

お返事続きです~。
北穂小屋はテレビや本などでも紹介されて話題の小屋ですよね。
ですから一度泊ってみたかったのです。
お食事は美味しかったけれど、男の人にはちょっとボリューム不足かなと思いました。

あの登りはジグザグとしていますが、かな~り急登でした~。
でも私でも一歩一歩歩を進めれば頂に立てる。
それが登山の素晴らしいところです。
tsubasaさんもいい場所にお住まいですから、是非上まで登られては!

 
 
 
koyukoさん (yuto)
2009-08-25 14:01:03
クサリ場やハシゴはしっかり付けられていますし、鉄杭も打たれていて足場もありますから三点確保でいけば大丈夫です。
でもいつまで登れることやら~。
だから焦っております・・・。
koyukoさんもこれまでたくさん登っておられるのですから、大丈夫ですよ!
岩場やクサリ場は経験が物をいうと思いますから。

写真もただ写しているだけ!なのです。
デジ一だから少しは腕をカバーしてくれているのかな~と思いますが・・・。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。