肩ノ小屋に荷物を置いて必要なものだけを持ち、身軽になって出発です。
身軽になっても登りの苦手な私は、相変わらず休みながらゆっくり登ります。
息切れがして苦しいので大きく息を吸いながら登りました。
お花の写真を撮りながらゆっくり登ります。
チシマアマナ
ハハコヨモギ
クモマナズナ
山頂に着いた時にはすっかりガスに包まれてしまいました。
何も見えません。
キタダケソウはこの先、クサリ場を下ったところと八本歯のコルから上がってきて北岳山荘に行くトラバース道の斜面のお花畑に咲いているということです。
早く会いに行きます。
斜面は一面のハクサンイチゲ。
ありました!
キタダケソウ!
まだ生き生きしているお花もあります。
もう見たらこれだけで満足ですが、やはりせっかくここまで来たからにはトラバース道のお花畑まで行かなくては。
ぐんぐん下ります。
登り返しを考えるとうんざりしますが・・・。
まだまだ下ります。
本当にこちらでいいのだろうか?と思うほど。
向かい側から来る人に聞きましたら、こちらでいいのだと。
登り返して肩ノ小屋に戻るより、あそこに見えてきた北岳山荘に泊った方が良かったかも~。
でも荷物が軽いのは楽なんだけど・・・。
ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ
オヤマノエンドウ
小屋近くの尾根にも咲いていましたが、もうそろそろ終盤でした。
ここはまだきれいでした。
イワベンケイ
コイワカガミ
こちらもまだきれい。
チョウノスケソウ
ミヤマオダマキ
池山吊尾根分岐から下った斜面にたくさん咲いています。
ミヤマオダマキを山で見るのは久しぶり~。
トラバース道のお花畑。
ハクサンイチゲがたくさん咲いています。
よく見るとキタダケソウも混じっているけれど、ちょっとくたびれかけています。
きれいなキタダケソウはお花畑の端っこ、コースが少し折れた所にありました~。
何枚も何枚も同じ写真を撮りました。
また来た道を戻ります。
相変わらず山頂はガスで何も見えず。
3時間以上もお散歩をして肩ノ小屋に戻りました。
3日目のお天気はあまり期待していなかったけれど、朝からドピーカン。
関東甲信越も梅雨明けしたということでした。
日の出もばっちり見えました~。
朝日は、鳳凰三山地蔵岳と観音岳の間、その向こう金峰山の辺りから上ります。
前日はガスで何も見えなかったので、これは登るっきゃないとまた山頂を目指しました。
360度の展望です。
無風快晴。
雲海に浮かぶ富士山。
ぐるりと右へ。
間ノ岳に続く南アルプスの峰々。
中央アルプス。
仙丈ヶ岳と遠くに北アルプス。
北アルプスの稜線がくっきり見えます。
槍穂高連峰。
立山、劒と後立山連峰。
そして甲斐駒ケ岳とその向こうに八ヶ岳。
鳳凰三山。
いつまで見ていても飽きない景色ですが、いよいよ山頂ともお別れです。
肩ノ小屋のすぐ上にきれいなキバナシャクナゲが咲いていました。
3日目は時間の余裕もあるので小太郎尾根を少し行ってみようかと予定していましたが、山頂を往復し疲れてしまって結局行きませんでした。
分岐からけっこう下るのです。
また登り返さなくてはならないと思うと一気に気持ちが萎えてしまいました。
お花畑ともお別れ・・・。
紺碧の空も・・・。
10時過ぎると白く覆われ・・・。
山を振り返りながら、いつも雪山賛歌を思い浮かべます。
さようなら北岳~。
また来る時(あるのか?)にも笑っておくれ~。
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殆ど記録がありません。
山々の景色や高山植物、素晴らしいですね。
思い返して、感慨にふけっています。
素敵な写真 有難うございました。行きたいけれど、もう無理ね。
数々の高山植物、うらやましいです。
新しい靴で大丈夫でしたか。
羨ましい限りです。
純白のキタダケソウ、ピンクのイワカガミ、紫のミヤマオダマキ等々高山植物を実際に見たら感動でしょうね。
綺麗な写真でありがとうございました。
3000mの斜面にお花畑があるなんてびっくりでした。
明らかに私より年上と思われる方も、下から上の小屋を目指していましたよ~。
私はゆっくりペースで登りました。
時間をかけて無理なく登れば大丈夫だと思いますが・・・。
キタダケソウにも会えたし、ほかにもお花がいっぱいで嬉しかったです。
靴は同じ型の靴だったので足にはよく合っていたのですが、岩などにぼこぼこぶつけて気になって仕方なかったです。
幸いまだ皮が剥がれずに済みました~。
黄色も紫も鮮やかで。
でも他の方のブログなど見ると、私が見つけられなかった花がまだあったようです。
ちょっと残念。
でも斜面いっぱいのお花は見事でした。