日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



7月初めに狙っていた越後の山は、お天気と都合が噛み合わず
結局また来年に持ち越しとなりました。
それではこの時期どこに行くか?
今年は海の日の連休が早め。
ばっちり連休ということになれば乗り物も山小屋もすでに満員状態。
で、1日早めの行動開始で混雑は回避できるしお天気もその方がよさそう。
それに毎日アルペン号が八ヶ岳入口の美濃戸口まで山荘仮眠付きで出ているので、
それを利用することにしました。

一昨年八ヶ岳に行った時はツクモグサ目当てに6月に行ったけど、
今回はその時と一ヶ月違ったお花を見に行くのが目的。
横岳にはたくさんのお花が咲いているというのでとても楽しみでした。

燕岳登山口の中房温泉行きマイクロバスに同乗でした。
夜中2時半ごろ、25~6人(?)の乗客のうち、半分ぐらいの人が美濃戸口で下りました。
バス停側の八ヶ岳山荘で仮眠です。女性は若い方と二人でした。

朝5時半過ぎ出発です。
バスの中でうとうとし、仮眠でぐっすり寝てけっこう調子よく、便利なパスだと思いました。

コース  美濃戸口~美濃戸~行者小屋~阿弥陀岳~中岳~赤岳~赤岳展望荘(泊)
     赤岳展望荘~地蔵の頭~日ノ岳?~地蔵の頭~行者小屋~美濃戸口

今回は阿弥陀岳~中岳経由で赤岳に登り、赤岳展望荘に泊まることにしました。
早朝出発なので時間はたっぷりあります。
が、体力がたっぷりある訳ではないということを忘れていました。
美濃戸口から赤岳まで標高差1400m・・・。
累積標高差はそれ以上。
大丈夫なんだろか?

美濃戸から南沢に入ります。
苔むした樹林帯の緩やかな登り。
コミヤマカタバミの葉っぱがかわいい~。




キバナノコマノツメ


シロバナノヘビイチゴが群生していました。


行者小屋に到着。
平日だけどそこそこ登山者がいます。
やっぱり丸々連休は避けようという考えなのでしょう。
横岳。


赤岳。


右 阿弥陀岳と中岳。今回は時間があるので阿弥陀岳にも登るつもりです。



ミツバオウレン          コガネイチゴ


マイズルソウ           オサバグサ












ようやく中岳のコルに到着。(バックは赤岳)
この中岳道はそれほど急登ではなかったので、歩きやすかったです。


阿弥陀岳の登りはけっこう急登。


ハクサンイチゲ。


編笠山の向こうに南アルプスも。
下りてくる人が『360度ですよ~。』と声をかけてくれる。


斜面にいろいろな花。

コケモモ               イワベンケイ


タカネグンナイフウロ         ミヤマダイコンソウ

最後の急登をよじ登り阿弥陀岳山頂に到着。
360度です。


         北岳       甲斐駒ケ岳    仙丈ヶ岳


富士山も。


中央アルプス。

北アルプスは雲が多くてよく見えませんでした。

さて、360度の景色を堪能したら下ります。
重なって見える中岳の向こうに、赤岳が立ちはだかっています。


中岳から。
行く手のジグザグコースを見ると辿り着けるのかしら~と心配になります。
でも一歩一歩歩かなくてはなりません。


ミヤマシオガマ


コマクサ



ツガザクラ           チョウノスケソウ


イワヒゲ            イワウメ

えっちらおっちら登り、とうとう最後の岩場に来ました。


赤岳山頂~!
なんとか辿り着けました。


手前から、権現岳、編笠山、南アルプス。


富士山。


蓼科山       天狗岳  硫黄岳  横岳


さっき登った阿弥陀岳。

前回はガスで景色が全く見えなかったけれど、今日はバッチリです。
今夜の宿は、30分ほど下ったところにある赤岳展望荘です。
お天気の心配もなかったので、しばらく山頂でのんびりしました。

夜になって、すごい風が吹き荒れてきました。
山荘が吹き飛ばされるんじゃないか?と心配になるぐらい。
明日の朝もこんなだったらイヤだな~。

しかし、夜中程ではないけれどやはり強風は収まりませんでした。
しかもガス・・・。
それでも富士山は見えていました。




今日は横岳から硫黄岳を廻って赤岳鉱泉から美濃戸に下る予定です。
お花の本番は横岳!
雨が降ってこなければいいけれど・・・。
いつ降られてもいいように雨具を着込み完全武装で出発しました。

5~6分歩くと地蔵ノ頭。
ここから地蔵尾根を行者小屋まで下れます。



ミヤマオダマキ           チシマギキョウ

先行する人たちがいると心強いです。


が、お花の写真を撮っているとみんなどんどん先に行ってしまいます。

シコタンソウ

どのぐらい歩いただろう?
前行く人たちはもう見えない。
ガスで周りもあまり見えない・・・。
梯子、鎖場を何箇所が通過し、登ったところで踏み跡を行くとその先は崖。
あれっ?こっちじゃない・・・。
じゃあこっちかな~?と別の方にも踏み跡。
だけどやっぱりその先は崖。

周りをよく見ると鎖があった~!
あっちだ!
そしたら上からも人が降りてきて、そっちに下って行きました。
私も続きます。

ガスっているけれどさっきまで右手後方だったはずの富士山が前方に見える。
縦走の向きが変わったからかな~なんて考えた。
もうそろそろ三叉峰に着いてもいい頃だよね~と思っていたら、立て札か見えて着いたのは


地蔵ノ頭!!

さっき迷ったところでUターンじゃなくて、Iターンしてきちゃったんだ~!
本当は下りてきた人のところへ登らなくちゃいけなかったのに、方向感覚狂っちゃってまた元の道を
戻ってきちゃったんだ~!

ショックでいっぺんに疲れてしまいました。
約1時間のロス。
どうしよう?もう一度行こうか~?

以前にも朝日岳で道間違いをしたことあったけれど、あの時はもう一度登らなければ帰れない状況だった。
今度はここから下ることができる。
でも横岳のお花を見に来たのにどうしよう~。

でも吹き飛ばされそうな強風の上、ガスっていつ降り出すか分からないお天気。
これはここから下りなさい。ということかな~?
またお天気のいい時来ればいいか・・・。

ということで地蔵ノ頭から地蔵尾根を下ってしまいました。

結局、雨は時々パラパラっと降る程度で、1時間のロスぐらいバスを一台遅らせれば十分間に合った。
やっぱりもう一度行けばよかったかな~とすごく後悔。
何のためにここに来たんだろ・・・。

でもね。迷った場所。踏み跡ばっちり付いていました。
きっとあそこで迷う人いっぱいいると思う。
素直に踏み跡たどればきっと迷っちゃう人いる。
そういえばどこらへんだっただろう?
『八ヶ岳で道迷いが起っています。気をつけましょう。』みたいな立て札が来る時あった。
その時はえぇ~っ?八ヶ岳で道迷い~? 
って思ったけれど、やっちゃった。
山って往復で道の感覚違うのです。
ピストンで登っても、帰りはこんなところ通ったっけ?ということもしばしば。
一昨年縦走してるけど部分的にしか覚えてないし・・・。


地蔵尾根を行者小屋まで下りたはいいけれど、バスの時間が中途半端。
少し遠回りをして赤岳鉱泉から北沢を歩いて下山することにしました。とほほ・・・。



北沢も南沢とほとんど同じお花が咲いています。

ヤマオダマキ           ズダヤクシュ


ミヤマカラマツ



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