日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



今の時期、雪解けを待って山は次々と色々な花を咲かせます。
でもこの梅雨の時期は、天気が悪かったり晴れても都合が悪かったりで、
中々山へ行くチャンスがありません。
たまに晴れ間があっても、すぐに出掛けられないのが主婦の悲しい所。
じりじりと焦るばかり。

ようやく梅雨の晴れ間の金曜日、日光白根山に行ってきました。
日光白根山はアプローチに時間がかかり、これまで中々行く機会がなかったのです。
本当は前日に丸沼高原に泊るなりすればよいのですが、
時間節約と急遽決めた山行なので日帰りで行ってきました。
が、時間にゆとりが無くきつい山行となりました。

上越新幹線で上毛高原まで行きます。
そこからバスに乗り鎌田まで。
鎌田からタクシーで丸沼高原まで行きました。(4740円)
ゴンドラに乗り山頂駅に着いたのは10時半。
帰りのゴンドラは4時半が最終なので、6時間でぐるりと周ってきます。

コース
ゴンドラ山頂駅~避難小屋~日光白根山~五色沼~弥陀が池~避難小屋~山頂駅



ゴンドラで山頂駅まで15分かかります。
眼下に丸沼、大尻沼。
お天気もまずまず。
もうちょっと良いかと思ったのだけれど・・・。


レストハウスの前はロックガーデンになっていて、シラネアオイが咲いていました。
何とかシラネアオイに間に合ったのですが、日差しが強くお花が可哀そうでした。
7月にはコマクサでいっぱいになるようです。

レストハウスの裏手に二荒山神社のお社があり、
その林の中にシラネアオイがたくさん咲いていました。



直射日光がささないので、こちらの方はまだ元気でした。

林の中のなだらかな道を行くと前方に白根山の山頂が見えてきます。


避難小屋の先の七色平。

快調に歩けてる?
地図上では1時間のコースタイムだったけど35分で来ました。
このコースタイムは本などによっても少し違っています。
でも案外早く着いたので、地図の時間より短めに歩けるのかしら~と思ったのが間違いの元。
あとで悲惨な状況に・・・。

林床に咲く花。

コミヤマカタバミ


ヒメイチゲ

日当たりの土手には

イワカガミ




ミツバオウレン

マイヅルソウは蕾が可愛らしく、おもわずパチリ。


森林限界を越え、山頂が見えてきました。


日当たりのよい草の斜面には



キバナノコマノツメ

山頂への登りは、砂礫で滑りやすく歩き難いです。

ゴンドラ山頂駅が見えました。
至仏山と越後の山々。



コメバツガザクラ




ようやく山頂に到着しました。
360度の眺望です。

真ん中に燧ケ岳。右手は会津駒ケ岳。
左は平ヶ岳と越後の山々。


中禅寺湖と男体山。
だんだん雲が空を覆ってきてスッキリとは見えません。
やっぱり山は朝のうち・・・。


眼下に見える五色沼を周って下ります。



ミヤマキンバイ


ツガザクラ


サクラがまだ咲いていました。何ザクラ?


ダケカンバの林。
コバイケイソウの葉がいっぱい。




日光白根山のシラネアオイは、鹿に食べられ数が少なくなってしまって
群生地は鹿避けの柵で保護されているそうです。
そしたら、山頂から下りきった避難小屋の傍の草地で鹿を見つけました。

一度は私の鳴らす鈴に驚いてパッと逃げましたが、
人間だとわかって?私がそばを通ってもむしゃむしゃ食べています。
これでは花も堪りません。

五色沼に到着。
五色沼にも2頭の鹿がいました。

最初の避難小屋まで早く着いたので、五色沼まではどのぐらいで行かれるか?と思っていたら
滑りやすい急な下りで慎重になったためか、思いのほか時間がかかってしまいました。
林の中には残雪も残っていました。




五色沼から五色山に向かって登り途中の分岐から弥陀が池に行こうと思って登り始めたら
すごく急で途中で道が分からなくなったりして元に戻ろうとしたり・・・。
急な登りに足がだんだん動かなくなってくるし、
早くしないと時間が無くなってくるし。
登る時間にしてみればほんの15分ほどなんだけど、心身疲れて何十分も経ってしまった気分。
こちらからシラネアオイが保護されている場所が見えるというのでこちらを周ったけれど、
結局遠くて何も見えず、ただ時間を無駄にしただけ。
直接弥陀ヶ池に行けば良かった・・・。

ようやく弥陀ヶ池に着きました~。

ここで残り時間ちょうど一時間。
果してゴンドラに間に合うのか?
案内板を見れば最初の避難小屋まで40分と書いてある!
しかし、地図には5分+20+10分と書いてある。
合計すれば35分で5分しか変わらないのだけれど、
私の中ではえらい違いに思えて、これでは間に合わない!と思ったら頭がパニック状態に。

弥陀ヶ池のそばにもシラネアオイの保護されている場所があるということだったが、
それどころではなくなってしまいました。
とにかく急がなければならない。
登りは辛く、下りは小走り。

もし間に合わなかったら・・・
無理を言ったらゴンドラ動いてくれるかしら・・・
ダメだったらレストハウスの中で一晩過ごさせてもらおう・・・
じゃなきゃ下まで1時間20分かけて下りてタクシー呼ぼうか・・・
残雪の道もあり、誰もいない林の中色々考えながら後悔ばかり。

いつまで続くかと思った下り坂が平坦になり、「七色平へ」という案内板を見つけ少し行くと
そこは往きに来た避難小屋のあった場所。
30分で来れました~。
あとは往きの道を帰るだけ。
登りで35分だったから下りなら間に合うだろうとほっと一息。
5分前に到着し無事ゴンドラに乗って帰ることができました~。


レストハウスそばに植えられているクロユリ。


山頂駅展望台には足湯もあり、早く着いたら足湯に浸かろうなんて考えていたけどとんでもない!
時間的に無理ならば日光湯元に下りることも考えたけれど、
何とか歩けそうとゴンドラ駅周回コースにしたのですが
やっぱりもっと時間に余裕のある計画を立てて山に登らなければ!
ただでさえ他人より歩くのが遅いうえ、カメラに時間をとられるし。
焦りが遭難を招くこともある。
コースタイムぎりぎりではなくもっとのんびり歩けるように計画しなければと
大いに反省しました。





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