ロシアとウクライナとの不毛な戦争。いつ終わるとも知れぬこの無意味な戦争を確実に、なるべく早く終わらせるうまい手立てはないものかーー。そんなことを考えていたら、きのうこんなニュースが飛び込んできた。
「ロシアの兵器を輸送しているなどとして、アメリカ政府が制裁を科している船舶の航路をNHKが分析したところ、ロシアの一部の船舶が中東などの関係が深い国と最近も行き来していることが確認されました。」
(NHK NEWS WEB 2月24日 配信)
要するに、西側の制裁網をくぐり抜け、ロシアへ武器を供給している密輸船の活動の実態を、NHKの分析班が明らかにしたということである。制裁の対象となっているこれらの密輸船は、武器の供給国である中東諸国との間を行き来し、ロシアへの武器の運び役になっており、寄港地や日時、航路など、その活動の詳細も割り出されたという。
ならば、話は簡単ではないか。これらの密輸船を臨検し、積み荷の武器類を押収すればよい。
聞くところによれば、現在、ウクライナが劣勢に立たされているのは、西側諸国の「支援疲れ」のため、ウクライナへの武器の供与が不充分になったためだということだが、密輸船の徹底した取り締まりにより、ロシア側への武器の供給も絶ってしまえば、自ずと戦争の継続は不可能になる。
おかしな譬えだが、火のないところに煙は立たない。これと同じ理屈で、いくら好戦的なプーチンが、ゼレンスキーが「撃て、戦え」と叫んでも、双方がタマ切れでは、煙の立ちようがない。煙が立たなければ、戦場での犠牲者も出ない道理で、これが最善の落としどころだと思うのだが、いかがだろうか。
「ロシアの兵器を輸送しているなどとして、アメリカ政府が制裁を科している船舶の航路をNHKが分析したところ、ロシアの一部の船舶が中東などの関係が深い国と最近も行き来していることが確認されました。」
(NHK NEWS WEB 2月24日 配信)
要するに、西側の制裁網をくぐり抜け、ロシアへ武器を供給している密輸船の活動の実態を、NHKの分析班が明らかにしたということである。制裁の対象となっているこれらの密輸船は、武器の供給国である中東諸国との間を行き来し、ロシアへの武器の運び役になっており、寄港地や日時、航路など、その活動の詳細も割り出されたという。
ならば、話は簡単ではないか。これらの密輸船を臨検し、積み荷の武器類を押収すればよい。
聞くところによれば、現在、ウクライナが劣勢に立たされているのは、西側諸国の「支援疲れ」のため、ウクライナへの武器の供与が不充分になったためだということだが、密輸船の徹底した取り締まりにより、ロシア側への武器の供給も絶ってしまえば、自ずと戦争の継続は不可能になる。
おかしな譬えだが、火のないところに煙は立たない。これと同じ理屈で、いくら好戦的なプーチンが、ゼレンスキーが「撃て、戦え」と叫んでも、双方がタマ切れでは、煙の立ちようがない。煙が立たなければ、戦場での犠牲者も出ない道理で、これが最善の落としどころだと思うのだが、いかがだろうか。