おはようございます。
3日ぶりということで、休んで申し訳ありませんでした。
僕は寒さに弱くて、火曜日、仕事で都内に出かけたのですが、雪にやられて、すっかり風邪を引いて、
お休みしておりました。
まあ、僕の場合、風邪を引くと、高熱が出るので、ほんと、身体が動かなくなっちゃうんですね。
まあ、おかゆさん作りながら、
「いい加減、かみさんもらえ・・・」
と、何度も思いましたね。
毎回、思いますけどね。風邪引きながら、おかゆさん作ってると、まあ、情けなくなってきますからねー。
がんばりましょう。ほんとに、ねー。
さて・・・僕が休んでいる間に、
「現代のベートーヴェンは嘘つきだった」
という話になっていたようで・・・まあ、僕は勉強不足で、当人を知らなかったこともあって、騙され感はなかったんですが、
この日本では、嘘つきは最大の「負のエネルギー」を放つのも同じですから、
今後一切、相手にされなくなりますから・・・人生終わっちゃいますよねー。
ま、その程度ですかね。感想的には・・・。
さて、ではいつものように、ちょっと前にあったことをネタに話を再現してみましょうかねー。
ま、先日、いつものメンバーで飲んでいる時の話です。
イケメン貴島くん(29)、既婚の御島さん(31)、辛辣姫ユキちゃん(28)と、僕は飲んでいました。
「ゆるちょさん、日本の政治って、一言で表すと、どうなりますかね?」
と、貴島くんに言われたので、
「うーん、それは簡単だよ。皆が子供の頃から、やってきた事だから」
と、僕は言葉にします。
「え?どういうことですか?」
と、貴島くん。
「友達、100人出来るかな?って奴。それが政治さ」
と、僕は言葉にする。
「え?そうなんですか?」
と、御島さん。
「もう少し言えば・・・自分の解決すべき政治課題を提示して、「これ、僕解決するから、協力して」と表明しながら、協力者を作ること・・・ということだよ」
と、僕は言葉にする。
「具体的に例をあげるとすると、美濃攻略時代の織田信長さんだな。政治には上策と下策がある。上策というのは、まあ、孫子の兵法にもあることなんだけど・・・」
と、僕。
「「自軍の兵を損耗させず、交渉によって、敵を味方につけるを持って上策とする」・・・まあ、言わば、調略こそ、上策なんだね」
と、僕。
「信長さんは、尾張を固める段階においては謀略を得意とした。弟の信行を暗殺したりしたのは、まさしく謀略だったよねー」
と、僕。
「でも、美濃攻略では、調略を主とした。結局、西美濃三人衆を調略で味方につけた事が稲葉山城を落とす、きっかけになったからねー」
と、僕。
「さて、それじゃあ、政治上の下策・・・あまりやってはいけないことは、わかる?」
と、僕。
「なんでしょう?」
と、貴島くん。
「信長は「絶対の因果関係」を重視した・・・となると、そうならない・・・つまり、不確定要素の多い事象は嫌がったのさ、信長は、ね」
と、僕。
「戦(いくさ)ですか?」
と、御島さん。
「そ。その通り・・・信長は極力戦はしなかった・・・もっともしなければならない戦は別だけどね」
と、僕。
「だから、まずは、調略を施した。観音寺城の戦いで有名な六角義賢にも、戦いの前、一週間に渡って信長がトップ会談に赴いている事実がある」
と、僕。
「まあ、信長の場合、最大の下策である戦も・・・勝てる算段をつけてから戦うので、信長が戦場に現れた時は、必ず勝つ・・・に近い状況だったんだね」
と、僕。
「もちろん、負ける戦いもあったけど、その時は負けた原因を徹底的に分析したから・・・次には勝つとか・・・そういう方向性だったのが信長のあり方だったんだ」
と、僕。
「なるほど・・・政治の上策は調略で、下策は不確定要素の多い戦・・・なるほど、「友達作り」が最高の上策になるんですね?」
と、貴島くん。
「そう。そういうこと・・・まあ、後の秀吉となる藤吉郎が頭角を表したのが、この調略の時期と言えるみたいだね」
と、僕。
「きっと藤吉郎はこんな感じだったろう。「うちの信長様は、「和を以て貴しとなす」を再現するために「日本全国平定」を成し遂げる所存。なので、協力をお願いします」」
「「もちろん、貴殿には、現在の所得の2倍いや3倍はお約束しますぞ。なにせ、我が織田家は血筋なぞ関係ありませんから。知恵さえあれば、重用されること間違いなし」」
「かく申す、藤吉郎はこのように重用されておりますが、もちろん、出自は卑しいモノですからな。はっはっはー」なんて感じだったろうね」
と、僕。
「当時、織田家以外はまだまだ「血の安全保障」の家ばかりだったからね。「知」が評価される家は織田家だけだったんだから、「知」のある奴が集まるわけさ」
と、僕。
「だから、信長はあそこまで行けた・・・すべては「知」のチカラゆえ・・・ということですか」
と、貴島くん。
「まあ、そういうことだねー」
と、僕は笑顔。
「まあ、だから、政治家に大事なのは・・・信用・・・これに尽きるね。猪瀬前都知事は、信用を無くしたから、失職したわけでしょ?ま、そういうこと」
と、僕。
「なるほど、確かに、「友達作り」に大事なのは、信用・・・そうなりますもんね」
と、貴島くん。
「だから、政権末期に「求心力が低下している」なんてよく表現されるけど、要は「この人間は政治課題をクリア出来ない」と見られることなんだよ。それって」
と、僕。
「つまり、政治家としての信用が低下しちゃったから、協力する人間が消えた・・・ということなんだね。具体的に言うと」
と、僕。
「だから、そうなっちゃったら・・・日本人はシビアに政治家を評価する世界一の国民だから・・・もう、支持率も無くなってるって事になるんだね」
と、僕。
「だから、政治が進まなくってなって・・・仕方なくなって、民意に問う・・・となると、必ず支持率の低さが露呈して、その政治家は消えることになる」
と、僕。
「第一次安倍政権の最後が、そのいい例だよ。政治がにっちもさっちも行かなくなって、協力者が消えた・・・もちろん、支持率も低くて、政権が終了したいい例だ」
と、僕。
「・・・ってことは、大阪市長の橋下徹も・・・同じことに?」
と、ユキちゃんが言葉にする。
「まあ、そうだろうね。その例に漏れないと思うよ」
と、僕。
「まあ、橋下徹なんて、女性に嫌われている段階で、政治生命は終了しているんだから、もう、とっくの昔に終わっているよ」
と、僕は言葉にする。
「まあ、だから、政治の上策が現実的に困難になるから、下策・・・つまり、選挙に討って出ないといけなくなる・・・もう、そうなった瞬間に実は終わってるんだよ」
と、僕。
「だって協力者が消えたから・・・選挙しか手が無くなるわけで・・・それは追い込まれたって事だからね」
と、僕。
「信長さんのように、勝つ算段をしまくった後で、戦を迎えるならまだしも・・・追い込まれてやけくそ気味に戦に行ったって・・・悲惨な負けを迎えるだけだよ」
と、僕。
「友達作りが出来なくなったら・・・自分への一切の信頼が無くなったって事を示すわけだから、信頼がすべてのこの日本においては、もう終りなんだよ」
と、僕。
「そうですね。友達作りって、信頼がすべてですものね・・・」
と、御島さん。
「友達作りが上策で、戦が下策・・・なるほどなあ・・・日本の政治って、そういうもんなんですね」
と、貴島くん。
「相変わらず、「知恵」の深い、ゆるちょさんなんですね」
と、ユキちゃんが言ってくれる。
「だから、ゆるちょさんへの信頼は深いんです」
と、御島さん。
「ゆるちょさん、政治家向きなんじゃないですか?」
と、貴島くん。
「冗談じゃない。僕は上手い嘘はつけない質だからね。政治家にはまったくの不向きさ」
と、僕。
「そうですか?好きな女性はまだいない・・・なんて上手い嘘をついているように思えるけど・・・」
と、ユキちゃん。
「確かにそうね。ゆるちょさん、意中の女性がいるんじゃないですか?」
と、御島さん。
「ゆるちょさん、そのあたりは、大変ですよねー」
と、貴島くんは他人ごと。
「いやあ・・・それはそれだし」
と、僕は言うと、マンハッタンを飲み干しながら、笑うのでした。
他の3人も結局、笑顔なのでした。
都会の夜は静かに更けるのでした。
(おしまい)
今日も雪という予報ですねー。
いやあ、今日は土曜日だし、出来るだけ、外には出ないようにしよう。
まーた、風邪引いたら、笑えないですからねー。
ま、のんびり一日を過ごしましょう。
ではでは。