「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

結婚相手の男性の必須条件。

2016年05月10日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

昨日は雨・・・。静かな雨の時間も、たまにはいいですね。


さて、その時、僕らは事務所の大部屋で、お茶していました。

「でもね。わたし、女性って、結婚して子供が出来ると、旦那に対する気持ちが消えて」

「子供だけに気持ちが集中しちゃうって言うけど、それって旦那に対する「恋の魔法」が自然に消える現象だと思うのよね」

と、御島さん(31)。

「そのタイミングこそ、旦那の浮気の時期って、いいますけどね」

と、ミユウちゃん(25)。

「それって、システマチックに「恋の魔法」が消えるって事ですか?」

「だとしたら、「女性に子育てに集中しろ」って言う命令が出ている事はわかるんですけど」

「その時、男性には、どのような命令が下っているんでしょう?」

と、辛辣姫(28)。

「そうなのよね。いろいろ考えられると思うんだけど、女性に有利に考えるとすれば」

「男性は女性と子供が安心して、生きていける環境を整備する事に没頭しろって事になるんじゃないかしら」

「だから、この時期こそ、男性の「威嚇力」を鍛える時期だと思うのよね」

と、御島さん。

「でも、世の中を見てみると・・・自分の家庭を守る為の「威嚇力」を身につけた男性って・・・すっごく少ないと思いますよ」

「どちらかと言うと、「威嚇力」の無い、出がらしのような男って言うか・・・落語に出て来る「若旦那」のような」

「世間知らずの頼りないオトコばかり・・・」

と、辛辣姫。

「だからこそ、家庭を持ったら、家族を守る為の「威嚇力」が必要なんじゃない?」

「簡単に言うと、オトコって「威嚇力」が無いと侮られるのよね。これは高校生以下の子供たちに聞けばよくわかるわ」

「子供たちは弱い存在だからこそ、世の中で、チカラを持っている男性とそうでない男性をきっちり見極めるわ」

「それは目を見ること。「強い目」をしている教師に高校生達は従い、弱い目をした教師は相手にしない」

「それが弱者が生き延びる為の手段ですもの。子供は弱者だからこそ、シビアなの・・・」

と、御島さん。

「オトコ達は、自分たちが大人の事をそういう風に見ていたにも、かかわらず、社会に出ると、その一番大事な」

「オトコとしての、チカラの優劣を忘れてしまうのよ。それこそ、本能的なチカラ・・・結局、オトコの優劣ってそこがベースなの」

「東大に入ろうが小卒だろうが、生物としてのチカラのベースは「威嚇力」のあるなしだから、例え東大卒だろうが」

「「威嚇力」が無ければ、笑われる存在って事なの。簡単に言えば、信用してもらえないって事ね」

と、御島さん。

「そういう意味じゃあ、結婚だって、信頼なんじゃないですか?男性は、相手の女の子だけでなく、その父親、母親、家族にも」

「信頼される必要がある・・・その時、「威嚇力」のある、なし・・・つまり、「ヒカルの君の目」と言う「強い目」を」

「持っていなかったら?」

と、辛辣姫。

「自分たちが「強い目」を持っていない両親だったら、「強い目」を保持しているオトコこそ、家庭を上手く守れるから」

「将来しあわせになれる公算が高い・・・と言う事実そのものを知らないでしょうね」

と、御島さん。

「「強い目」こそ、狼の群れを守るボス狼の目ですものね。たったひと睨みで、他のボスさえ震え上がらせる、ボスの本能的なチカラ」

「中学生がよくやってる、「ガンの飛ばし合い」で、勝てる条件ですからね。そこで勝てると言う事が自分の群れを家族を・・・他の攻撃から守ると言う事ですから・・・」

「父親としての基本中の基本のチカラだと思います。動物としての、本能的なチカラ。それが無くっちゃ「へなちょこ」ですよ。ただの」

と、辛辣姫。

「結局、そういう「しあわせになる為の知恵」を、その人生の中で、どれだけ渉猟しているかが、鍵になるとわたしは思うわ」

と、御島さん。

「そうですね。「強い目」をもった男性に出会った経験が無い女性だって、男性だっているわけだし」

「そもそも出会っていたとしても、その「強い目」にどれだけの価値があるか・・・わからない人間では、話にならないですから」

と、ミユウちゃん。

「でも、女性なら、「強い目」の男性の価値がわかるわ。「強い目」こそ、普通に恋に落とされるから・・・」

「その目に見つめられると胸がドキドキして、自然と笑顔になれて・・・その人とずっと目を合わせていたくなる」

「ずっと傍にいたくなるし、その手を胸に抱きたくなる。自分に触って欲しいとさえ、思う。その思いはすべて自然なモノだわ」

と、御島さん。

「そうなると、恋って、その手を胸に抱きたくなる気持ちって事ですかね」

と、辛辣姫。

「わたしは、そう思う。その肌に触りたいし、触ってもらいたい。いつまでも一緒にいたい・・・そんな感情に自然になるのよ・・・」

と、御島さん。

「それってある意味、そうなるように、この世のシステムエンジニアが考えた・・・ストーリーに乗っているって事なんですかね?」

と、辛辣姫。

「ええ。でも、それって本能的に気持ちのいい事なのよ。本当に大好きになってしまった男性に、手を握られただけでも、気持ちが飛んじゃうくらい嬉しいでしょ?」

「相手の目を見つめて・・・相手を抱きしめたくなるくらい、嬉しいでしょ?・・・その時、感情は最高に嬉しくなってるでしょ?」

と、御島さん。

「そうですね。それは、そう・・・」

と、辛辣姫。

「しあわせってね。しあわせって・・・本能的に気持ちよくなる事なの。感情が最高に嬉しくなってるって事なの」

「しあわせって、その積み重ねだと思っているの。だから、それは女性にとっては男性が与えてくれるモノでしかないの。そこはもちろん、いろいろな個人差があるけど」

と、御島さん。

「大切なのは、本能的に気持ちよくしてくれる事。感情が最高に嬉しくなるようにしてくれる事。これが出来るオトコこそ、女性は選ばなければいけないの・・・」

と、御島さん。

「それがしあわせの基本中の基本だとわたしは思っているの。そこからすべてが始まるわ」

「そのきっかけを与えてくれるのが男性の「強い目」「ヒカルの君の目」だとわたしは断定しているの。たくさんの経験からね・・・」

と、御島さん。

「でも、それは確かですよね。そういう「強い目」に見つめられると・・・理性が飛んで、ただただ嬉しくなっちゃうから・・・」

と、ミユウちゃん。

「だとすると・・・話を最初に戻しますけど・・・奥さんと子供と言う家族が出来てから「強い目」を作るのではなくて・・・まず「強い目」を装備してから」

「女性を恋に落とし・・・その「強い目」こそが、奥さんと子供達を守る、群れのボスの目だから・・・その男性に信頼を置く・・・そういう流れですよね」

と、辛辣姫。

「そうね。家族にとって、父親は家族を守り、家族を率いる事が出来なければいけないわ」

「奥さんと子供を外敵から守れるのは、父親として最低の条件だわ。それが目が死んでたら、意味ないじゃない。そもそも外敵から侮られて家族すら守れないし」

「家族も本能的に不安を覚えるから、いつしか父親を侮るようになる。まあ、「強い目」と言うのは本能的な「威嚇力」があるって事なのよ」

「最初にも言ったように、「強い目」でなければ「威嚇力」が無いって事は子供にはすぐわかるわ」

「なぜなら、子供に言うことを聞かせる為には、この「威嚇力」が必須だから」

と、御島さん。

「それは最初に「高校生でもわかる」って言う話をしたでしょ?「威嚇力」のある教師の話は聞くけど、「威嚇力」の無い教師の話は聞かない」

「だから、父親である限り、子供達に言う事を聞かす為に、この「威嚇力」は必須なのよ」

と、御島さん。

「だから、父親のいない家庭や、父親が「威嚇力」を持っていないダメ父の場合、子育てに問題が出て来るわ」

「簡単に言えば、子供が親の言う事を聞かない・・・それって大問題でしょう?」

と、御島さん。

「だから、父親になるオトコには「強い目」が必須。これが基本中の基本になるんですね」

と、辛辣姫。

「親子が友達関係なんて、家族は将来決まって不幸になるわ。正しい子育てが出来ないんですもの」

「父親が「強い目」を持っていれば、父子が友達関係でもいいの。ただし、父親はビシっと躾してくるわ。子供を本能からビビらせるのは、言葉ではないの」

「「威嚇力」よ。その「威嚇力」の無い父親は子供から侮られているの。それは確かだわ」

と、御島さん。

「だから、父親は、子供たちに言う事を聞かせる為に「威嚇力」の装備こそ、必須になるの。それが父親の自然な威厳にもなるし、子供達は自然にそういう父親を尊敬する」

「それらはすべて父親の「威嚇力」につながってくるのよね・・・」

と、御島さん。

「うちの母親も父の自然な威厳に尊敬の目を持っていましたし、それが父への愛しさにつながっているような感じがしました」

「うちの父はあまり言葉で叱ったりする人ではないですけど、背中に説得力あるし、やっぱり、そういう父親は誇らしいですよね。もちろん、今でも生きてますけど」

と、ミユウちゃん。

「で、話を戻しますけど・・・その「強い目」に信頼を置いた女性が・・・その男性との結婚を求め・・・家族もその「強い目」に信頼を置き、納得する・・・」

「ここで大事なのは、当人も、家族も・・・その「強い目」の必須な事が、しっかりわかっているって事じゃないでしょうか?」

と、辛辣姫。

「その人生の中で、「強い目」の男性に出会い、そのオトコの価値を知っていると言う事ね」

と、御島さん。

「そういう事だと思います」

と、辛辣姫。

「例えば・・・今やっている大河ドラマ「真田丸」で、真田昌幸が織田信長に拝謁した時、織田信長は一言「いい面構えをしている」と言いました」

「つまり、誰にも負けない「強い目」をしているからこそ、真田昌幸は、織田信長に最大の評価を受けたと見ていいでしょう」

「つまり、古来、オトコの信頼出来る証こそ「いい面構え」。つまり、「強い目」だったんですよ」

と、辛辣姫。

「ハリウッドザコシショウさんがR-1で優勝出来たのも・・・ネタはもちろん、最高でしたけど、場を圧するあのエネルギー・・・それを生み出したあの「強い目」が」

「リンクしての事だと思います。周囲すべてを惹きつけるそのパワーはあの場を完全に圧倒していたし、他の・・・単なるしゃべりだけのへなちょこなんて」

「完全に圧倒していましたからね」

と、ミユウちゃん。

「その他を圧するエネルギーこそ、あの「強い目」を支持する男性や女性から受け取ったモノ・・・そういうエネルギーの収支のある人間はやっぱり強いし」

「「強い目」を持たない・・・どこからもエネルギーを受けとる事の出来ない男性は・・・やっぱり弱いですからね」

と、辛辣姫。

「そうなのよね。オトコってやっぱりエネルギーを持っているか、否かなのよね」

「なーんか、虫みたいに弱そうな、へなちょこなオトコがいれば・・・他を圧倒する程のパワーを瞬時に発生する事の出来る、ザコシショウみたいなオトコもいる」

「確実に違うじゃない。世の中のステージを駆け上がる事の出来るのは、ザコシショウのように、圧倒的パワーを瞬時に炸裂出来る・・・周囲からエネルギーを貰えるオトコよ」

と、御島さん。

「って言う事は・・・圧倒的パワーを炸裂出来るオトコは、その「強い目」で奥さんと子供達を守る事が出来るのは、当然として、周囲の男女すら、巻き込む圧倒的パワーを」

「出せる所まで、成長しているって事ですか?また、そういう男性こそ、周囲すら盛り上げて、高いステージに登っていく「いい面構え」のオトコって事になりますか?」

と、辛辣姫。

「「いい面構え」のオトコ・・・言い換えればキラキラ光る「ヒカルの君の目」を持っている「強い目」を持っているオトコって事でしょう」

「その「強い目」は女性の視線を集め、男性の視線すら集める事が出来る。つまり、たくさんの「ハッピーエナジー」をその体内に集約し」

「それを自らのパワーにしているの。だから、いつも元気だし、一瞬にしてパワーを全開に出来るのよ」

と、御島さん。

「一方、「死んだ魚の目」をしているオトコ達は、「だしがら」なのよね。注目される事は一切無いから、何のエネルギーも無いし、むしろ、体内に何にも無いの」

「元気も無ければ、「坊っちゃん」に「うらなり」って先生が出てきたけど、あんな状態ね。だから、誰も相手にしない。自然ひとも離れていく。ふしあわせスパイラル一直線ね」

「もちろん、仕事も出来ない。なぜなら、社会が協力しないから。仕事が出来る人間と言うのはね。社会が協力してくれる女性や男性の事を言うのよ。勘違いしないでね」

と、御島さん。

「で、話を戻すと・・・ザコシショウだっけ。確かに彼の圧倒的なパワーの炸裂をR-1の決勝で見たわ」

「だいたい彼・・・「いい面構え」をしているもの。もちろん、「度胸満点」だしね。度胸の無いオトコは、オトコじゃないわ」

「だって、「男は度胸、女は愛嬌」でしょう。だから、愛嬌の無いオンナは、オンナじゃないわ。結婚する相手ではないわね」

と、御島さん。

「でも、御島さん。男性に男らしさ、女性に女らしさを求めるのは過去の旧弊でしかないって言う女性もいますよ」

「女らしさを捨てて、自由に生きている女性の方が今的だ・・・みたいに言われている事も一方で事実かと・・・」

と、辛辣姫。

「わたしは自分の思った事、正しいと思った事を提案しているに過ぎないから、それが否定されても、そういう考え方の男女がいるんだなって思うだけなの」

「ただ、ひとつ言える事は、わたしも若い時、先輩の理論を「そんなの時代遅れ」って言い方で批判した事があったわ。だけど、それは今考えれば、自分の信じている議論と」

「先輩の結論が違ったから、ムカついて、否定の為に否定していただけで、しっかりとした議論の根拠は無かったの。ただ、感情だけで、否定の為の否定をしていただけ」

「それはちょっと自分でも恥ずかしいわ」

と、御島さん。

「それに女らしくするのが面倒くさいから、ただ、「そんなの時代遅れ」って言ってるだけって感じがするわ。何故、男らしさが男性に求められ、女性に、女性らしさが」

「求められるかと言われれば、そういう男女である事が将来的にしあわせを呼ぶ・・・日本文化の中で、随分と考えられた結論として、そういう考えが残ったんだとわたしは思うの」

と、御島さん。

「「知恵」と言うのは、常に新しいモノが発見されて、それが新しい考え方を呼んでいくと思っているわ」

「だけど、一方で、例えば200年、300年続く伝統と言うのは、300年、「それってただの因習じゃねーの?間違ったやり方なんじゃね?」って言う批判にさらされてきて」

「でも、生き残った「知恵」なのよね。つまり、「知恵」と言うのは常に批判にさらされるべきで、その中で生き残った尊い「知恵」こそが初めて伝統になると」

「わたしは思っているの。意見は常に批判にさらされるべき。その中で、生き残った意見こそ、今度は「知恵」として、人をしあわせにしてくれるツールとして」

「理解され。使われるべきだとわたしは思っているわ」

と、御島さん。、

「例えば、ね。具体的に言えば、男性は勇気が必要だし、度胸が必要だし、大きな人間性と強い精神力が」

「必要でしょ?何より、「威嚇力」を表現する「強い目」が必要よ。それが「男らしさ」の具体的内容なんだから、この内容がすべてない「女々しい」オトコは」

「そもそも周囲の人間に本能から愛されるかしら?周囲の人間に「興味なし」と判定されたら・・・結局、結婚も出来ずに孤立して、ふしあわせになるだけだわ」

と、御島さん。

「女性で考えてみる?オンナは愛嬌なんだから・・・まず、人間的に大きく、大人も子供も受け止めるだけのそういう度量が必要でしょ?愛嬌ってのは、ただいい顔をしていれば」

「いいってだけじゃないわ。むしろ、受け止めるチカラ・・・「抱擁力」・・・これこそ、女性の場合は大事なのよ。もちろん、人間的に大きく、精神的にも強くなくっちゃいけないわ」

「だからこそ、子供達も受け入れる「見返りを求めない無償の愛」が必要なのよ。それが母親の基本中の基本でしょ?そういう無償の愛を持ち、「ヒカルの姫の目」を持っていれば」

「その女性はその愛嬌と共に皆に本能的に愛されるわ。それら具体的な要素ひとつひとつが大事なのよ。それを身につけるのが嫌だから、面倒だから・・・って言う女性は」

「度胸のある男性には、愛される事も無いし、オナニー的な自己満足の世界だけで、周囲から浮くし、孤立して最後を迎えるのは当たり前の事じゃないかしら?」

と、御島さん。

「女性にとって「ヒカルの姫の目」と言うのは・・・男性の場合、「威嚇力」の表現でしたけど、女性の場合はどうなるんですか?」

と、ミユウちゃん。

「やさしさの表現だと思うわね。それこそ「見返りを求めない無償の愛」だし、他人を受け止める「抱擁力」のある女性って意味・・・中身の小さい女性もいるからね」

「そういう女性は信頼出来ないもの。自分の事しか考えられないから。そういう自分勝手な女性は決してしあわせにはなれないわ」

と、御島さん。

「「面倒くさい」と言う不幸の呪文ばかり唱えている人は決してしあわせになれない・・・そう御島さんは言ってましたね」

「それは自分勝手だから、誰からも相手にされなくなる・・・孤立する・・・だから、結果孤独死になって、ふしあわせになるって言う・・・御島さんの持論でしたね」

と、辛辣姫。

「そ。結局、しあわせって、皆に納得される生き方をする人にやってくるモノなのよ。逆に自分勝手な生き方をすると、周囲から納得もされないし、相手にされなくなるから」

「結果、周囲から人がいなくなって、孤独死・・・ふしあわせでしょう?そういう事よ。ここで勘違いしてほしくないのは、しあわせになる人は人を率いる事が出来る人なの」

「人を率いる事が出来るから、皆に愛されるの。人に愛される為に気を使いまくる・・・というカタチではないわ。周囲が積極的に愛する人間・・・そういうカタチよね」

「その上で空気を自在に操り、コントロール出来るから、周囲の方が、空気を読む・・・そういうムードメイカーなオトコ、それを愛する皆のマドンナ・・・」

「そして、その二人を愛する民衆・・・そういう構図が安定するカタチなのよね・・・」

と、御島さん。

「なるほど。主役の二人は空気を読むのではなく、空気を作る側なんですね。よくわかりました」

と、辛辣姫。

「ま、こういう場合、空気を読む事の出来ない「俺エライ病」の人間と社会と一切関係を遮断している「逃げ込み者」は、ほぼ社会から相手にされないけどね」

「無論、その先にあるのは、孤独死だけど」

と、僕。

「そうね。ゆるちょくんは、「俺エライ病」と「逃げ込み者」に関しては厳しいくらいの意見を持っているモノね」

と、御島さん。

「ま、この日本をダメにしている・・・そういう人間達だからね。僕自身も一切関わらない事にしている」

と、僕。

「ゆるちょくん。サラリーマン時代に相当、嫌な事があったみたいね。やさしくて鷹揚なゆるちょくんにそこまで言わせるとは、ね・・・」

と、御島さん。

「ま、人生いろいろさ・・・」

と、僕。


「話を戻すわね。女性は男性を結婚相手として、見つける時、その男性には子供に言う事を聞かせる「強い目」が必須。それが無ければ、子供が言う事を聞かず」

「他人から、家族も守れず、ふしあわせになる・・・と言う話にまで、辿り着いたのよね。要は父親に「ヒカルの君の目」がある事は必須だって、言う話に・・・」

と、御島さん。

「家族を形成する上で、最も大事なのは、父親が奥さんからも、子供たちから、尊敬されている事じゃないの?」

「それってなんか、お父さんは家族の為に毎日仕事をしているんだ・・・みたいなお涙頂戴の話を母親から子供たちから聞かされているからだ・・・みたいな表現をよく見るけど」

「それ以前に・・・父が「威嚇力」をちゃんと備えていて・・・自然な「威厳」につながっていた事だと思うし、その「威厳」こそが周囲の大人を納得させていたし」

「女性にも愛されている・・・と言う事に僕は気づいていたんだ。つまり、「威厳」と言うのは本能的能力に過ぎなくて、それは父親が「威嚇力」を備えていたからこそ」

「自然に出るもんなんだ・・・」

と、僕。

「だから、いくら、偉そうにえばっても・・・「威嚇力」の初めからない男性は、侮られてバカにされるのが落ちだって、やっと気づいたのさ」

「そういう人間、社会にいくらでもいるだろう?」

と、僕。

「なるほどね。それはすごくわかるわ。ダメな父親の場合、子供達がまず言う事を聞かないのよ。そこをシビアに見ないといけないわね」

「シングルマザーの場合も同じで、子供が言う事を聞かないばかりか、日々、不安で、感情的に不安定な子供が育つ事になる」

「人の言う事も聞かないし、自分勝手な子供に育つの。そこが今の日本をダメにしている元凶だとわたしは思うわ」

と、御島さん。

「孤食の問題もありますね。父親に「威嚇力」が無いおかげで、奥さんも子供も父親を軽く侮っている。誰も父親の言う事を聞かないばかりか、家族での優先順位は一番下」

「最悪の父親です。そういう父親が家庭崩壊を呼び、「俺が悪いんじゃねえ。家族が悪いんだ」とばかりに、週末、自分の趣味に走り、本格的に家庭崩壊」

「誰も父親を相手にしなくなる・・・そういう負の連鎖ですからね。そういう中で子供達は勝手に夕食をコンビニから買ってきて、勝手に食べる」

「「孤食」の問題は「お一人様」の問題にまで、つながっている。誰とも打ち解けず、ひとりでいる事しか出来ない」

と、貴島くん(29)。

「他人が怖いから、他人を避ける「孤食」・・・「お一人様」問題も・・・結局、周囲と打ち解ける事が出来ず」

「自分の好きな世界の中で生きていく・・・それって現代の病って言いますけど・・・結局、父親が「威嚇力」を持てず・・・家族形成に失敗した事に起因しているんですかね」

と、池澤くん(24)。

「日本の国の文化って・・・結局、他人とどうやっていくか、なんだよ」

「自分勝手にしていたら、誰からも相手にされない。だからこそ、他人を率いるには、どうしたら、いいか・・・その答えに辿り着いた人間こそ」

「他人をしあわせにしながら、自分もしあわせになっていく」

と、僕。

「っていうか、日本人のしあわせって、他人をしあわせにして、笑顔に出来るからこそ、その笑顔によって、自分がしあわせになれる・・・こういうカタチなんだよ」

「いかに他人をしあわせに・・・笑顔にするかで、自分のしあわせってのは決まってくる。こういう構造を持っているから、他国とは違うんだ」

と、僕。

「だから、他人との関係性をどう構築するかが問題になってくる。その中でも大事なのは、男性にとっては、「威嚇力」だと言う事が、御島さんの指摘でわかった」

「そういう話だよ。そして、「威嚇力」の無い男性は、家族を形成する準備さえ、出来ていない、と言う事だ」

「だから、女性は男性の「威嚇力のあるなし」をちゃんとチェックしてから、結婚相手を見つけろと・・・そういう話なんだよね?」

と、僕。

「そういう事。「孤食」の話も「お一人様」の問題も、結局、父親の「威嚇力のあるなし」の問題に端を発するのよ」

と、御島さん。

「じゃあ、女性は男性を見る時に、「強い目」をしているか否かを確認する事が大事って事ですね」

「「強い目」をしているオトコこそ、女性にしあわせを運んでくる・・・そういう結論ですね。ま、見た目でわかるから、わかりやすいし、ちょっといい情報です。それ」

と、ミユウちゃん。

「逆に「死んだ魚の目」をした男性と結婚すると子供達がふしあわせになる・・・それは怖い事実ですね。そういう事実を展開している事に父親も母親も気づいていない」

「シングルマザーが不幸になる理由もその一端がわかりましたし・・・怖いですね」

と、辛辣姫。

「ま、女性は「強い目」をした男性に弱いから・・・すーぐ恋に落ちちゃうモノね」

「そこは正しい反応って事かしら?ね、ゆるちょくん」

と、御島さん。

「は。そういう事だと思いますね」

と、僕。

「あらあら。「強い目」をしている事で、随分、いい思いをしている癖に・・・」

と、御島さん。

「いやあ。ははははは」

と、僕は頭を掻きながら笑顔になった。


(おしまい)

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