「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

女性に手を出すオトコを選べ!

2016年04月29日 | 初見の方、見て下さい!ブログ構成!
おはようございます。

GWですね。楽しく休みを思う存分楽しみましょう。

と言いつつ、僕は仕事もあるんですけどね。

ま、のんびりやっていきましょう。


ここは御島さん(31)の行きつけのスペイン料理屋さん。スペインバル風な内装で、開放感があります。

「で、ね。わたしはスペインに学生時代に初めて行ったんだけど、その開放感と情熱的な街の雰囲気に」

「一度で魅了されたのよね。ま、浮気の多い土地柄だけど、それだけ皆が一夜の恋に情熱的って事なのよね・・・」

と、御島さん。シェリー酒を飲んでいる。

「じゃあ、御島さんも随分と恋されたんじゃないですか?現地の男性に」

と、僕。同じくシェリー酒。

「あっちの男性にすれば、女性に声をかけるのは、女性に対する基本的なマナーなのよ。どこまで許すかは女性が決める事なの」

「明らかにゆるちょくんの恋の定義「恋とは男性がプレゼンし、女性が落ちるモノ」に完全に沿っているわね・・・」

と、御島さん。


時刻は8時過ぎで、ビルの最上階にあるこのレストランには、東京の夜景が美しく映っている。


「だから、女性は男性を見る目が鍛えられるって言われたわ。どういう男性が上物で、どういう男性が下級酒か。それを見分けられるように」

「なるまで、女性には、トレーニングが必要だ、ってね。そういう所はマドリードも東京も変わらないわ」

と、御島さん。

「じゃあ、御島さんに聞きますけど、上物の男性って、どんな風に見分けるんです?」

と、僕。

「そうね。まず、オトコは、強い目をしている事が重要ね。その目でその場の人間すべてを仕切る事が出来る事・・・そういう強い目を」

「持っているオトコこそ、強い狼だもの。狼の群れを統率出来る、本物のオトコね。そういうオトコは気だけで、相手を飲み込んじゃう」

「だから、他のオトコ達は頭が上がらないのよ。それだけの目のチカラを持っているオトコこそ、ボスだし、強いし」

「周囲も一目置くし、女性にとっては、底なしのやさしさで、甘えさせてくれる・・・そういうオトコが最高よね。ね、上物でしょ?」

「だから、そういうオトコはなかなかいないの」

と、御島さん。シェリー酒の入った杯をもてあそんでいる。

「なるほど・・・強いオトコにして、底なしのやさしさを持っているオトコ・・・矛盾した内容のように思えるけど」

「出来るオトコは、そういうもんなんでしょうね」

と、僕。

「逆に聞くけど・・・女性が絶対に相手にしちゃいけなダメなオトコってどんなかしら?経験豊富なゆるちょくんなら、そういう男性、今までに、充分、見てきたんじゃない?」

と、御島さん。

「うーん、過去の経験で言うとですか・・・」

と、僕。

「僕が嫌いな種類のオトコは、スピッツ・オトコですね。もう遠い昔、以前いた会社での話ですけど、子会社から上がってきたおっさんがいて」

「そいつは別の職場の課長クラスのおっさんだったんですけど、部が一緒だったんですね。だから同じフロアにいた」

「で、そのオヤジがまあ、毎朝毎朝、自分の部下に対して徹底的に汚い言葉で、怒鳴り散らすんですよ。僕らの部にはそういう文化はなかったし、むしろ」

「そういう行いが部下の意識を下げ、やる気を削ぎ、部全体にも悪影響を与えると言う事を皆知っていたんです」

と、僕。

「部下を朝から、部全体にわざと聞こえるように、怒鳴り散らす・・・これって結局、その課長が毎日「自分だけは、よくやっている」と言う事を、部長にプレゼンしている過ぎない」

「・・・そういう事を部の皆は全員わかっていたんです。「愚にもつかない事をやる人間だな。そんな事やるクズ、初めて見たよ」・・・皆、そう思っていましたけどね」

「それくらい恥ずかしい行いだったんですよ。皆、こころの中で、苦笑してた。それに気づいていないのは、その下から上がってきて、自分の文化を」

「うちの部に無理に押し付けようとした、その新入りの課長だけ。歳も結構いってたし、「俺は叩き上げだから、甘っちょろい親会社の奴らに俺のやり方を見せてやる」」

「・・・くらいの思いで、毎朝、ギリギリ部下を締め上げ、怒鳴り散らしてた。でも、そういう「奢った気持ち」って、すぐに皆わかるんですよ」

「コミュニティの意識を下げ、ダメにする、絶対にやっちゃいけない行いだし、浅知恵ですからね。そういうのは」

と、僕。

「ほんと、そうね。ひとを不快がらす事がこの世で、一番やってはいけないのに。しかも、それって部下の為でなく、自分の為・・・自分が部長からよく思われたいからでしょう?」

「ほんと、レベルの低い、おバカさんね」

と、御島さん。

「ええ。そのオヤジ、しかも、そういう空気すら、読めないんですよ。皆が不快に思っているって事にすら、気づけない。頭が悪いんですよね」

「ま、そういう頭の悪いバカは使えませんから・・・知らぬうちのその課長、いなくなっていましたね」

「コミュニティとはそういうもんです。コミュニティを汚す、使えないバカは情け容赦なく消されるんです。そういう例をたくさんでは無いけれど、僕は見てきました」

と、僕。

「結局、その課長・・・経験が足りないし、思慮も浅かったのね。人間的にも小さいし、そもそも、けつの穴が小さくて、精神的に弱い人間だから」

「スピッツのように、部下を毎朝、怒鳴り散らすだけ・・・それしか能のない、キャンキャンオトコだったんだ」

「しかも、空気が読めないんじゃ、日本社会では、一切やっていけないわ」

と、御島さん。

「結局、それって、部下をコントロールしきれない自分に非があるんですよ。その課長に大きな非が」

「それを毎日全力で、部長にプレゼンしてたって本質にまったく気づかないんだから、その課長は余程頭が悪いって事です」

「うちの部の皆はそれくらいすぐにわかる・・・ま、誰も決して口にはしませんけどね」

と、僕。

「まあ、それは例外としても・・・でも、大企業はやっぱりいい人材を集めているわよ。だから、人を見る目も鍛えられる」

「ゆるちょくんもサラリーマン時代、いろいろな人間を見て、目の肥やしにしたんじゃない?」

と、御島さん。

「そうですね。僕が経験的に学んだのは愛される人間こそがチカラを持つ・・・と言う事ですね」

と、僕。

「ま、「他人を犠牲にして、自分をよく見せよう」なんて上司は最悪ですけどね。うちの会社じゃあ、そういう人間はそのオトコ以外、見なかったですし」

「同業他社の人間とも、よく仕事をしましたけど、そういう人間はなかなかいませんでしたね。「皆でがんばっていこう。弱者を育てながら、組織として、利益をあげていこう」」

「って言うのが基本的な考え方でしたから。そういう文化が根付いていました」

と、僕。

「だから、逆に「他人を犠牲にして、自分だけよく見せよう」って言う、一種、「俺エライ病」の人間はすぐに皆に見抜かれ」

「相手にされなくなっちゃうんですよ。そういう姑息な奴と言うか、自分の利益の事しか考えていない、下種な奴らは」

と、僕。

「だから、結局、皆から愛される人間が出世し、チカラを持っていました。女性に関して言っても、チカラを持っていたのは、男女皆に愛されるマドンナタイプだけど」

「仕事がバリバリ出来る、人間性が大きくて、精神的に強い女性達でした。素敵な強い女性達でしたよ。部下の事もしっかり考えられる大きな人間でしたし、ね」

と、僕。

「ふ。ゆるちょくんは、そういう既婚の女性達に愛されたんでしょう?前に言ってたものね」

と、御島さん。

「ま、遠い昔の話ですよ。もう、会うことは無いし。でも、いろいろな事を教えてくれたな・・・」

と、僕は少し遠くを見る・・・。


「で、その後、サラリーマンを卒業して、今の仕事をするようになって・・・多くの成功者にインタビューする事が出来てますけど、皆、普通に明るいんですよね」

「要はそういう独立を志望出来て、毎日、社会の荒波に耐えてきた人達にとって、ネガティブって、ごく普通の事になっちゃってるんですよね」

「だから、彼ら彼女らにとって、「ネガティブの無い、普通の日」って、楽しくてしょうがないんでしょうね。僕もそれは毎日思います」

と、僕。

「人生の中で、挫折や失敗をたくさん経験して、それをクリアする為の思考と経験を積んできたからこそ、どんな失敗にもレデイートゥゴオーなわけね」

「不安は存在しても、それをこなせる自信があるから、笑顔でいれるって所かしら」

と、御島さん。

「だと、思いますね。だいたいそういう人間は失敗をクリアする体験の数だけ、人間が大きくなっていくって事を知っていますからね」

「当然、そういう笑顔の人間が、皆に慕われ、愛され、チカラを持っていく事になるわけです」

と、僕。

「逆に、成功体験しかしてこなかったオヤジは、基本ビビリで、自分しか信じられなくて、人間性が小さくて、精神的に弱いですからね。ガラスのハートですよ」

「だから、ギャンギャン周囲に吠えるし、失敗しても他人のせいにする。「子供か」って言うんですよ」

と、僕。

「そういう人間こそ、皆から嫌われ、相手にされなくなり、孤独化する・・・そういう真理ね」

と、御島さん。

「ええ。まあ、そういう所です」

と、僕。

「まあ、だからこそ、明るい人間だけが信用出来るって事でしょうね。暗い顔して、不安そうに生きている人間は、ダメですね」

「用心深いって言うけど、結局、処理能力が劣っているから、少しのネガティブに、もう、対応出来ない。すぐ一杯一杯になっちゃう」

「自然、そういう人間は、対応出来ない案件にクビを突っ込まないようにするから、用心深い。だけど、金輪際、人間成長しませんよ・・・」

「だから、他人も信用出来ないし、他からも信用されない。だから、仕事が回ってこなくて、随時、暇している」

「結局、会社にいっても、仕事しなくなる人間って、そういうパターンなんじゃないんですか」

と、僕。

「そういう人間になったら、終わりね。結局、この世で最も大事なのは「日々の成長」だと言う事なのに・・・「日々の劣化」を選んでしまった人達は」

「相手にしちゃいけないって事ね。オトコの生き方にもいろいろあるのね」

と、御島さん。

「そして、社会と言う所では、容易にダメな人間は切られると言う事です。コミュニティに害を与える人間は、早急に消されますから」

と、僕。

「日本社会では、人間を見ていなければ、いけないと言う事ね。日々、常にコミュニティの敵と見なされた人間は、消される運命につながると言う事を肝に銘じておかなければ、ね」

と、御島さん。


「でもさー。ゆるちょくんは「日々の暮らしの中で最も大切なのは「日々の成長」」って言い切ってるじゃない。しかも、「成長はネガティブを越える時に起こる」と定義している」

「すごい明快なのよね。だから、ゆるちょくんは、日々、「ネガティブを怖がらず、むしろ欲しがる」って言う生活をしているじゃない。「ほう、それって難しそうじゃん」って」

「喜んでそういう仕事に手を出してくる。ゆるちょくんがそうだからこそ、事務所の他のメンバーもドンドン難しい仕事に挑戦してくれて・・・日々成長している」

「事務所と言うコミュニティの管理者としては、ゆるちょくんの存在はとても嬉しい存在なのよ」

と、御島さん。

「まあ、僕的にも、そういう毎日が送れて嬉しい限りです。成長こそ、日々の大事ですから」

と、僕。


「でも、そうやって、日々のネガティブを欲しがるようになったきっかけってあるの?」

と、御島さん。

「うーん、思い出してみると・・・日々のネガティブについて考えた・・・それの最初は小学2年生の頃ですかね」

と、僕。

「そんな小さい頃?どんな事があったの?」

と、御島さん。

「当時、ドラえもんを読んでたら、たまたま、パパがたくさんしゃべっている回があって、「珍しいな」と思いながら読んでたんですけど・・・」

と、僕。

「なるほど」

と、御島さん。

「そのパパがのび太くんに言うんです。「昔、エライお侍さんがいて・・・山中鹿之介って言うんだけど、そのお侍さんが月に祈るんだ」」

「「「どうぞわたしに艱難辛苦を与え給え」ってね。それでそのお侍さんは、その艱難辛苦を乗り越え、強くなっていったんだ」ってそういう話」

と、僕。

「尼子再興に尽くした山中鹿之介ね。確かに彼の人生、艱難辛苦だらけね。最後も騙されて殺されちゃったけど・・・」

と、御島さん。

「僕は当時、目新しい四字熟語に食いつく人間だったから、「艱難辛苦」って言う、いかにも難しそうな四字熟語に食いついてさ」

「ま、簡単に言えば、「艱難辛苦」って、ネガティブなわけで・・・当時、小学2年生だった僕は「ネガティブなんか、無い方がいいじゃん」」

「「日々、楽しく過ごせればそっちの方がいーんじゃねーの」って、当然のように思っていましたけど・・・」

と、僕。

「それが小学2年生の体験なのね。まあ、「艱難辛苦」に食いつくのは、ゆるちょくんらしいわ。でも、確かに、小学2年生くらいじゃ、「艱難辛苦」の大切さは」

「わからないかもね」

と、御島さん。

「で、次にそれっぽい体験って、これは大学受験失敗なんですよ。そこで超ネガティブを体験する事になって、親戚の女性が手のひらを返すように冷たくなったり」

「「女性は精神的に傷つけたら、一生嫌われる」とか・・・いろいろ経験からわかる事があったんだよね」

と、僕。

「ゆるちょくんが他の男性と違うのは、そういう女性に対する原体験みたいなモノがあったからなのね」

と、御島さん。

「そう。あの頃は随分、「取り返しの付かない事をしてしまった」と悔やんだモノだけど・・・まあ、いい勉強になったよね」

「で、1年の浪人生活を挟んで、志望の学科に入学出来て・・・そこで「はた」と気づくんだよね。浪人して大学に来た奴とストレート組では」

「明らかに人間の強さが違うって事に。浪人を経験している人間は、自分プロデュースをして、ネガティブを全力でポジティブに変える経験をしてきた人間だから」

「何にでも自信があって、いろいろな行動に踏み出していける人間だったんだ。それに比べて、ストレート組は、常に守りに入るイメージが強かった」

と、僕。

「なるほど。人生最大のネガティブとも言える浪人生活を経験しているから、そこから志望学科の入学を決めているからこそ、自分に自信が出来たからこそ」

「チャレンジングスピリッツが鍛えられたと言う事ね。確かにゆるちょくんは常にチャレンジングだし、物事に鷹揚なのは、そこに秘密があったのね」

と、御島さん。

「まあ、だから、僕は大学時代の親友と共に脱サラを志したんだけど、その親友も浪人出身だからね。もう、人生の生き方が違うよ」

「もう、何でもありって感じだもんね」

と、僕。

「それに対して、ストレート組は、守りに入っちゃって、人生伸び伸びしていない印象だね・・・浪人組は何事もチャレンジングだ・・・」

と、僕。

「で、ゆるちょくんの今があると言う事ね。あなたはたくさんの「艱難辛苦」を超えてきたからこそ、日々成長し、人間性も大きくなれた・・・そういう話でしょ?」

と、御島さん。

「ああ。会社の中で働いているだけで、対人間の実際の経験の少ない人間は、人間的にも小さいし、精神的にも弱い。おしゃべりしたい相手じゃないね」

「やっぱり「艱難辛苦」を超えてきた人はちょっと違うよね。ほら、社長になった人間は、「小学生の頃の成績は下から数えた方が速い」なんて言われてるじゃん」

「まさしく、ネガティブを多く超えてきた人が皆に慕われ、社長になるって事じゃないかな」

と、僕。

「結局、人生がチャレンジングか否かと言うのは、人生にとって大きな要素になるのね。「日々の成長が毎日の生活の中で一番大事」と言う事を明確に意識していれば」

「例えば、今日、150のチカラがあるとして、それは明日には、151に成長しなければいけない。だとしたら、150の自分の殻を今日壊して、151に成長する事が」

「今日の大事な使命って事になるもんね。それを意識して出来ている人間と・・・そうでない人間とはすぐに大きな違いが出来ちゃうわね」

と、御島さん。

「ええ。だから怖いんですよ。人は生き方によって、良くも悪くもなるから」

と、僕。

「わたしが一番ダメなのは、「毎日に流されている人」なのね。すごく嫌い。だって、そういう人って毎日ビクついているイメージがあるのよ。勇気も無く、ね」

「だから、今日150だったら、その150を越えないように上手く生きている人」

「そういう人って、見ているとだいたい、150以下に劣化していっちゃう。チャレンジングスピリッツが無くて、毎日、自分を守ってばかりだから」

「100や50のチカラに知らないうちに劣化しているのよ。そういう人って周囲から人が離れていくわよね・・・」

と、御島さん。

「うーん、それに関して人生で言えば、結論って割りと早く出ちゃうんですよね。多くのネガティブを超えて来て、精神的に鍛えられている人は」

「周囲に常に愛されていて、常に笑顔でいられる・・・周囲にたくさん人が集まっているって現象になります」

と、僕。

「それと逆に会社に逃げ込んでいたりして、リアルから逃げている人は・・・精神的にも弱いままだし、人間性も小さいから、その人間を尊敬しようなんて人間はいないし」

「むしろ、孤立している。会社でも孤立しているけど、家でも家族をコントロール出来なくて、家でも孤立している。誰からも愛されないから、周囲に人がいませんね」

と、僕。

「やだわー。そんなオトコ。仕事も家庭も、ほとんど零点って事じゃない。「毎日に流されている人」は、ただただ、毎日不幸になっているって事でしょう?」

「そんなんじゃ、毎日、人生真っ暗だし・・・日々何の為に暮らしているのかしらね」

と、御島さん。

「それでいて、「酒もやらない、タバコもやらない、ただの糞真面目」って言うんじゃ、人間としての、存在の意義すら見えないわ」

と、御島さん。

「結局、そういう人って、学校時代の価値観から抜け出せない人なんでしょうね。怖くて」

「勇気がそもそも無いから、かつて教師に言われた通り、「真面目」って価値観にすがりついている。「真面目」だったら、教師は褒めてくれますから」

「だから、そもそも冒険が怖くて出来ないんですよ。女性にすら手を出せない。高校生くらいの頃、女性に手を出す事はご法度と教えられたから」

と、僕。

「ねえねえ、何を言ってるの?生物は交尾して、子孫を残す為に生まれてくるのよ。サーモンも、孔雀も、ウマや牛だってそうでしょう?カマキリだって、あのゴキブリだって」

「そうなのよ。皆、次の世代を残す為に生まれてくるの。人類だって違いはないわ。それなのに、女性と交尾が出来ないなんてオスとしてあり得ないわ」

と、御島さん。

「まあ、そうでしょうね。そもそも勇気が存在しないから、失敗が怖いんですよ。でもね、人生、最初のトライは誰だって失敗するもんです」

「たまたま第一回目が成功したって、やり方のコツを習得していなければ、どっかで失敗するもんです。失敗するからこそ、やって良い事と悪い事の違いが明確になる」

「その瞬間、相手の女性を不快にしたとしても、その分だけ、正しい答えにひとつ進む事が出来る。それこそが成長です。失敗から成功への道にたった一方踏み出す事が出来る」

「そこが成功する為のすべてのコツですよ。失敗を恐れず、トライするからこそ、成功の道が見えてくるんです。女性の口説き方も体験的につかみとる事が出来る」

「だから、勇気が無かったらそもそも成長しないし、女性を口説く事も出来ないんですよ。そんなの当たり前ですけどね」

と、僕。

「30歳を越えて、いい大人になっても、女性を不快にするオトコって一杯いるけどね」

「あれはどうしてなんだろ」

と、御島さん。

「結婚して、それと同時に女性に対する探求を辞めて、自分の価値観だけを押し付ける、価値観ハラスメント野郎になっちゃったって事じゃないですか?」

「女性の事を一切分析しなくなったと言うか、気にしなくなったと言うか・・・。それより、自分の仕事に全勢力を傾けている・・・そういう自分を誇る人間になっちゃったんじゃ」

「無いですか。サラリーマンであれば、チャレンジングな時間は持たないでしょうから、「長い物には巻かれろ」モードに入って、女性を相手にしなくなった」

「・・・そういう事じゃないですかね」

と、僕。

「確かに・・・結婚して子供が生まれると、奥さんを女性として見なくなる旦那が多いって言うもんね」

「でも、それが家族の不幸を呼んでるようにも思えるけど・・・」

と、御島さん。

「結局、わたし、女性の立場で言わせてもらうと・・・魅力的なオトコをまず、見つけないと、女性のしあわせって、成り立たないって思うのよね」

「そもそもチャレンジングな人生でなく、ただただ「教師に怒られない、真面目と言う価値観」に逃げ込んだ、対人間のコミュニケーション能力の無い」

「人間的に小さく、精神的に弱い男性は・・・勇気がそもそも無いから、いわゆる「ただのいい人」って事なのよ。そんな男性、女性は絶対に相手にしたら、絶対ダメよ」

「だって、その男性が不幸を呼びこむのは、絶対にわかっているんだから」

と、御島さん。

「こういうとあれだけど、「女性に手を出す」を子供の頃から、トライして、リアルな現実で磨かれた男性こそ、経験を積み上げるから、次第に女性を笑顔に出来るようになる」

「って事なんじゃないかしら。ま、ぶっちゃけ、ゆるちょくんは横にいてしゃべっているだけで、思わず笑顔にしてくれるし、そこまで出来るようになるには」

「随分、失敗も経験したんじゃなくて?」

と、御島さん。

「そうですね。御島さんの言うとおり。失敗して、女性に不快な顔をされた経験はゴマンとあるよ。だけど、その失敗のおかげで、今の僕があるって感じだもんね」

「その間に関わってくれた多くの女性に感謝って事だよ。人生というのは、現在何を獲得しているか、だからね。結果オーライなら、過程がどんなモノであろうと」

「女性を不幸にしない限りは、その人生に勝てばいいんだから・・・ほんと、結果オーライ」

と、僕。

「わたしから言わせれば、女性を目の笑う笑顔に出来なければ、本当の大人のオトコとは言えないと思うわ」

「そして、そういう男性を見つけ出して、愛せる女性こそ、本当の大人のオンナと言えるんじゃない?」

と、御島さん。

「わたし達は教師の為に生きているんじゃない。だいたい真面目なんて価値観はクソ食らえよ。魅力の全く無い・・・企業として望むべき社員像をつくった時」

「「酒もやらないタバコもやらない、オンナも奥さんにしか勇気が無くて手を出せない、ただただ真面目に働くだけのオトコ」って言う企業に有利なだけの価値観を作ったんでしょ」

「それって、企業の社員向けの価値観に過ぎないのよ。そんな価値観、大事にする意味がある?一切無いわ・・・」

と、御島さん。

「その価値観を会社が社員に押し付けてるに過ぎないの。会社は社員のしあわせなんて一切考えていないわ。死なないように、労働力を搾取するだけ搾取して」

「企業に利潤さえ産んでくれればいいのよ。それが会社の本音なのよ。日本の組織って皆真面目だから、個人のしあわせより組織の利潤の追求の方が大事なの」、

「結局、会社のいいなりになるオトコって・・・そういうオトコなのよ。言っておくけど、会社の為にいくら働いたって、絶対しあわせにはなれないわ」

「だって、会社の存在は、個人のしあわせの為に、あるのではなく、あくまでも、会社の利潤の為なんですもの。いらなくなればポイよ、企業なんて」

と、御島さん。

「結局、会社が夫婦をふしあわせにしているんですかね。旦那が会社と子供の方にだけ目が行ってる現実があるでしょう?」

「奥さんは女性として見られていないばかりか、ある種、家政婦さんみたいに思われている。でも、その原因は仕事が忙しすぎるから、そうならざるを得ないって事がある」

「会社に24時間拘束され、昇給に関しても年に一回、しかも、ベアも少額じゃあ、オトコとして、やりきれませんよ。そういう仕事環境が奥さんが旦那さんを尊敬出来なくなる」

「原因を作っている・・・僕はそう思いますね。実際、腹くくった奴らは、皆、会社辞めてましたもん。そういう人間達は、自分の魅力を知っていました」

「その魅力を使って、他の仕事で儲ける方が金になる・・・すべての人間がそうだったわけじゃないですけど・・・皆、そんな感じで、脱サラしていたのが事実ですよ」

「実際、脱サラして、自分の魅力を使って儲ける方が絶対にしあわせになれます。だって、自分がしあわせになるように、いろいろ図るんだから」

「そういう人間には行動力がある。チャレンジングなんです・・・」

と、僕。

「結局、ネガティブに打ち勝てる人間か、どうか・・・勇気があるか、どうか・・・女性は男性をその点で見極めれば・・・つまらない人生を歩まないで済むって結論かしら」

「ある意味、女性に手を出せないオトコはパスで、女性に手を出せる、チャレンジングなオトコこそ・・・女性をしあわせにするオトコなのかも」

と、御島さん。

「その結論だと・・・女性に手を出せるオトコには、危ないオトコも含まれると思いますけどね。ダメンズとか・・・」

と、僕。

「そうね。ダメンズは、除外しましょ。その場合」

と、御島さん。


「御島さん・・・チャレンジングなオトコの子を産みたいと思わない?「いい人」なだけのオトコを視界に入れる時間なんて無駄じゃない?」

と、僕。笑顔である。シェリー酒にいい感じで、酔っている。

「あなたは説得が上手いわ。「イエス」としか言えない問いをしかけてくる。それだけゆるちょくんも女性の口説き方を勉強してきたと言う事ね」

「たくさん失敗しながら。・・・でも、「イエス」だわ。わたしはチャレンジングなオトコが好き・・・」

と、御島さん。

「ふーん、じゃあ、この後、行く場所は、自ずから決まっちゃうかな?」

と、僕。

「あら、いいの?そんな戦闘的な発言をして・・・」

と、御島さん。赤いルージュが妖しく光る。

「ふ。冗談だよ。でも、そういう誘いが出来ないと、オトコじゃないんじゃないかなって、思ってね」

「ほう。今日は御島さん、いい手相が出てる。「夜に光りあり」だってさ。これから、どうなるのかなー」

と、僕。笑顔になる。

「言葉で、誘い、スキンシップで手を握る。次はどこ?背中でも、やわらかく、触ってくれるつもりなの?」

「それがゆるちょくんの誘いの通常ステップ?」

と、御島さん。

「御島さんのオーラが「いいわよ」モードに変わったら、何も言わず、キスに移行する。あとは奈落の底まで、落ちればいい・・・」

「って感じだけど、僕は寸止めにも慣れているのさ」

と、僕。

「もう。女性は一度走りだすと、停まれない坂道を全力で走っていくダンプカーだって、ゆるちょくん知ってた?」

「女性は火を付けられると、ヒートアップしていくだけなのよ・・・」

と、御島さんは妖しくつぶやくと、火の酒を飲み干した。


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