「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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女性にモテないから、ケツの穴も小さかった「明智光秀さん」!

2014年07月31日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「戦国武将考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日も前回の続きと行こう・・・「羽柴秀吉さん」を続けて見ていこうよ」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「羽柴秀吉と黒田官兵衛の「中国大返し」は、石橋を叩いて渡るタイプの明智光秀をビビらせる計略でもあった・・・というのが前回の結論でした。」

と、レイカは言葉にする。

「そうだったね。まあ、だいたい、信長を殺してくれちゃった明智光秀勢には、秀吉麾下の武将達は超ムカついているだろうし」

「その怒りのエネルギーで、走って走って京都に到着しているんだから、武将達のそのパワーは普段の2倍から、3倍はあるだろうね・・・」

と、タケル。

「それに比べて・・・いくら天下様になったとは言え・・・器の小さい明智光秀は、それを楽しむ余裕などなかったでしょうね」

と、レイカ。

「それは当然、そうだろうね・・・前回の「軍師官兵衛」でも描かれていたけど、信長が名物狩りした国一国ですら買えると言われる名物茶器達を」

「こともあろうに、その価値のてんでわからない、自分の部下たちに分け与えるなんて・・・猫に小判もいいところだろ?」

「要はそうでもして、大盤振る舞いしなければ・・・自分が天下様になれた実感が湧かなかったんだよ、明智光秀は・・・。ほんと、アホらしい・・・」

と、タケル。

「タケルさんは、美しいモノが好きだし、その価値にも詳しい・・・そのタケルさんからすれば、明智光秀のやった事は言語道断と映るでしょうね」

と、レイカ。

「当たり前だよ・・・価値のわからない人間に、国宝級の価値のある美術品を分け与えるなんて・・・それだけでも、超不快」

と、タケル。

「タケルさんは、さらに明智光秀が嫌いになったみたいですね・・・表情が険しくなっていますよ・・・」

と、レイカ。

「ああ・・・考えるだけでも、不快だね。頭が超悪い癖に自分は賢いと勘違いしている・・・ま、「知識者」の「俺偉い病」なんて、そういうもんだし」

「すぐに消える人間だけどね・・・自分のした行動の誤りにも気づかない内に死んだ明智光秀だっただろうしね・・・」

と、タケル。

「話を山崎の戦いに戻しますけど・・・結局、明智光秀は、大会戦慣れもしていなかったし、やはり主殺しの汚名は精神的にきつかった」

「・・・さらに言えば相手は羽柴秀吉に黒田官兵衛・・・名うての戦上手・・・言わば織田家中随一の戦上手の2人です」

「どう考えても、明智光秀が勝てる要素がありませんよね?」

と、レイカ。

「まあ、その名うての戦上手の二人が中国大返しをやらかしているんだから、ビビリの明智光秀では・・・打つ手が後手後手になるのは、火を見るより明らかだね」

と、タケル。

「うーん・・・ちょっと待てよ・・・僕らは秀吉軍の「中国大返し」とその結果を知っているから、勝敗のゆくえも知ってるから、こう言えるんだけど」

「・・・ちょっと時間を戻してみよう・・・これをやると、明智光秀さんの考察になっちゃうんだが・・・それもやっておかないと片手落ちになるからね・・・」

と、タケル。

「レイカちゃん・・・秀吉軍の中国大返しはひとまず、頭から外して・・・前回、細川幽斎が明智光秀への協力を拒否したシーンがあったけど」

「あの時の細川幽斎の立場で、もし、明智光秀から、誘いを受けたとしたら・・・レイカちゃんはどう考える?もちろん、中国大返しは知らないと言う仮定で、ね」

と、タケル。

「そうですね・・・まず、明智光秀がした事は、織田信長をこの世から消した事・・・と同時に織田信忠も殺しているんですよね・・・」

と、レイカは考える。

「で、明智光秀の意識からすれば、彼は信長を殺すことで、皇室を守ったという自負を持っています。だから、細川幽斎からの手紙を見た時に」

「「奴は迷っているのだ。だったら、朝廷にお墨付きをもらう」というセリフになっていた・・・つまり、明智光秀の描いていた中央政府は」

「朝廷尊崇社会・・・ある意味、明智光秀を征夷大将軍にし、幕府を開き、朝廷を守る的なイメージを持っていたんでしょうね」

「実際、明智家は、美濃源氏土岐氏の支流ですから・・・源氏だからこそ、征夷大将軍になる資格もあったんですよね・・・」

と、レイカ。

「・・・と言っても、光秀の戦力が山崎の戦いの時の1万6000では・・・信長を殺した光秀に、他の織田家の諸将が戦闘を挑むことは明白」

「なにしろ、北国の柴田勝家でさえ・・・賤ヶ岳の戦いで、3万の兵を率いていますから・・・もし、柴田勝家さえ、本気で光秀を討とうとしていたら」

「明智光秀は、名うての戦闘上手の柴田勝家にひとたまりもなく破られていたでしょうね」

と、レイカ。

「なるほど・・・明智光秀は信長殺し、主殺しと言う、この日本最大級の「負のエネルギー」を日本中に発してしまった・・・だから、彼は日本人の敵になってしまった」

「特に主を殺された織田家の諸将にすれば、明智光秀は恩人の仇・・・たとえ柴田勝家が光秀に万が一敗れるようなことがあっても」

「その他の将が光秀軍を討ちにくるのは、当たり前・・・その前では明智光秀軍は、戦毎にドンドン兵を減らし、結局、明智光秀は打たれる結果になる」

「レイカちゃんは、そう見ているんだね?」

と、タケル。

「その通りです。前にタケルさんが指摘していましたが、明智光秀は、信長を殺させる為の公家の道具に過ぎなかったんです」

「それが現実化したら・・・もう公家にとって無用の長物・・・しかも彼は戦乱を呼び寄せるだけの不幸な道具になりさがってしまった・・・」

「だから、公家からしたら、その昔の朝日将軍、木曽義仲のように・・・京から出て、どこぞの場所で討たれてしまえばいい」

「・・・公家からすれば、そういう存在になっていたのが、明智光秀なんです」

と、レイカ。

「そんな明智光秀に協力など・・・細川幽斎でなくても、しませんよ・・・いくら美人のガラシャを息子の嫁に貰っていたとしても、です」

と、レイカ。

「さすがにレイカちゃんは鋭いな・・・細川幽斎の気持ちを正確に代弁したね・・・確かに明智光秀は、戦国時代の朝日将軍だ・・・」

「もちろん、朝日将軍の美名も、落ち目の木曽義仲を京以外に追っ払う為の公家が考えた手土産だったんだからね・・・立場が明智光秀に酷似しているね」

と、タケル。

「実際、朝廷からお墨付きも出た・・・それが朝日将軍と同じ性質のおみやげだったことは、明白だね」

と、タケル。

「朝廷からすれば、信長さえ、死んでくれれば・・・あとはどうにでもなると考えていたんでしょう・・・それさえしてのけてくれれば、お墨付きだろうが」

「なんだろうが、連発し・・・光秀横死後、次に京を抑えてくる、真の実力者を見極め・・・それにしっぽを振る算段だったんでしょうねー」

と、レイカ。

「なるほど・・・と言うことは朝廷では、光秀が信長を殺してくれれば・・・光秀は源義経に討たれた木曽義仲のように、真の実力者に討たれることすら」

「読みきっていた・・・ということになるね」

と、タケル。

「わたしは、読みきっていたと思います。なにしろ、公家は先例主義者ですからね・・・信長が大ファンだった平清盛こそ、畳の上で死にましたが」

「彼の出した様々な「負のエネルギー」が時代を沸騰させ・・・その平家を京から追い出した木曽義仲は・・・信長を殺した明智光秀の立場にそっくりですから」

「公家達も木曽義仲の横死の経緯には詳しかったはずですから、明智光秀の最後だって、予見してたはずですよ・・・」

と、レイカ。

「明智光秀は柴田勝家を仮想敵国にしていたみたいだね。近江などに軍勢を出していた」

「・・・秀吉、官兵衛側が杞憂に思っていたのは、もちろん、かつて荒木村重配下だった摂津衆の動きだったろうね」

「当時、有岡城に幽閉された官兵衛からすれば、摂津衆には、いろいろな思いがあっただろうからね。荒木村重を離反させた中川瀬兵衛なんかには」

「特に官兵衛は、いろいろ思うところもあっただろう・・・」

と、タケル。

「でも、光秀は、摂津衆懐柔の手を伸ばしていませんでした。つまり、秀吉が自分を討ちに来るなんて、夢にも思っていなかったんでしょうね」

と、レイカ。

「光秀にすれば・・・毛利と全力で向き合っている秀吉の背後を脅かせば、自然、毛利とも手を組めるし、なんとかなる・・・と、そう自分に言い聞かせていただろうね」

「まずは当面の大敵、柴田勝家をどう処理するかで、頭は一杯だったろうからね」

と、タケル。

「っていうか、性格論で行くと・・・明智光秀と言う人は奥さんしか知らない男性だったらしいね。つまり、女性にモテない男性だったんだよ」

と、タケル。

「それに比べて、秀吉はモテた・・・官兵衛は信頼されて、たくさんの子供を養子にしているところを見ると・・・これまた、女性にモテる男性だったんだろう」

と、タケル。

「女性にモテル男性には、知恵が集まる・・・なぜなら、自分を美しいと思える、自分に自信のある女性こそが、自分から、恋をしかけてくるからだ」

「もちろん、そういう女性はたくさんの素敵な男性に恋されている過去があるから、恋の仕方をよーく知っている」

「だから、その知恵はその女性から、モテる男性へ教えられるんだなあ・・・」

と、タケル。

「つまり、モテる男性は自然、知恵が深くなり、モテない男性は、知恵が浅いまま・・・これがそのまま、秀吉、官兵衛軍と明智光秀軍の差になった・・・」

「僕はそう考えるんだけどね・・・」

と、タケル。

「それ、面白い見方ですね。歴史的見方と言うより、今も息づいている日本文化的な見方ですよ、それは・・・」

と、レイカ。

「でも、恋に昔も今もないだろう・・・いろいろ変わったトコロはあるだろうけど・・・変わらない所は変わらないよ」

と、タケル。

「それに恋される男性は、人間性がデカイ・・・それに比べ、モテないオトコは進化・成長が無いから、人間性が小さいままだ・・・」

「つまり、石橋を叩いても、なお、渡るかどうか躊躇するタイプのケツ穴の小さい男性のままってことさ・・・それこそ、明智光秀の正体じゃない?」

と、タケル。

「お見事!・・・それ、今日の結論じゃないですか!タケルさん!」

と、レイカ。


「じゃ、結論も出たようだし、やっぱ飲みに行く?レイカちゃん」

と、タケルは言葉にした。

「わかりました。タケルさん・・・今日も楽しく酔いましょう!」

と、レイカは赤縁のメガネを外し、髪を解いた。


(おしまい)


結局、「知識者」の「俺偉い病」は女性に一切モテないんですよね。

だから、大きな勘違いもするし、朝廷からも捨て殺しにされる運命にあったんです、明智光秀さんは。

そんな風にはなりたくありませんねー。


やっぱ、男性は女性にモテないと、知恵が深くならないし、人間性もデカくなりませんからね。


さあ、今日も楽しく飲みましょう!


ではでは。

7月31日 人生とは自分の美を追求して、なんぼ!(僕のダイエット方法!)

2014年07月31日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

いやあ、夏ですねー。

近所の子供達が学校のプールに行く風情が、「そう言えば、夏休みって、そういう季節だったなあ」と思い出させて、

楽しそうな彼らを見て、ちょっと、いい感じを思い出していました。

楽しいんだよね、夏って(笑)。

かき氷も、美味しいし、冷たいスイカも美味しいし、冷たくキンキンに冷やした「冷や麦」も美味しい。

いやあ、夏は、美味しいですね!

イケイケな夏です!ゴーゴー!(笑)。


さて、その話が出たのは、イケメン貴島くん(29)、辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)と飲んでいる時でした。

「ゆるちょさーん。ゆるちょさんって、サイクリストで体脂肪率を下げててスマートじゃないですか?」

「その体型を維持する秘訣って、何なんですか?というか、今、また、体脂肪率を下げているんですよね?そのダイエット方法を教えてくださいよー」

と、ミユウちゃんが聞いてきます。

「女性は25歳を越えると、ちょっとした事で太っちゃう太りやすい女性も増えるんですよね・・・」

と、ユキちゃんも言葉にする。

「ゆるちょさんのダイエット哲学、ぜひ聞いておきたいですね。男子も30歳を越えると太りやすくなるそうだから・・・」

と、貴島くんも話に乗ってきます。

「まあ、そんなに難しい話じゃ、ないんだけどね・・・」

と、僕はミントジュレップを飲みながら、のんびり言葉にします・・・。


「僕が最初に取り組んだダイエットはいわゆる「置き換えダイエット」だった・・・まあ、簡単に言うと、当時まだ、自宅で高校生をやっていた僕は」

「ちょっと体重を落としたくて、せっかく作ってもらった夕飯を朝食に回して・・・それはそれで朝、美味しく頂くことにして」

「夕飯は、温めた牛乳を200ccだけ飲むようにしたんだ・・・」

と、僕。

「なるほど・・・今でも、「置き換えダイエット」は盛んにやられているようですからね・・・なんか、その日の1食だけ、低カロリーの美味しいジュースに」

「置き換えるだけで、美ボディが手に入る・・・みたいなCMが盛んに流されていますからね・・・」

と、貴島くん。

「結果的に言えば、その方法で、3ヶ月余りで、3キロほど落ちて・・・体型もしまったし、女性の評価が高かったのを覚えている・・・」

「まあ、僕的にも満足したんだ・・・その結果に、ね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・その方法は有用だったんですね?」

と、ミユウちゃん。

「いや、それが・・・そうじゃなかったんだ。結果的には、リバウンドしちゃったんだね・・・もっとも、3年ぐらいかけて・・・だけど」

と、僕。

「リバウンドですか・・・それが一番ダイエットで怖いことですよね」

と、ユキちゃん。

「結局、当時、普段67キロくらいの高校生だったのに、70キロまで太っちゃったから、3キロ落としたわけだ・・・自分的には、元の体型に戻した意識だったんだね」

と、僕。

「でも、大学4年生の時には・・・まあ、当時、研究室に所属して、ストレスも非常に多かった時期ってのもあって」

「・・・72キロくらいまで、リバウンドしちゃったんだね・・・」

と、僕。

「つまり、その経験から、僕が思っているのは「食ストレスを溜め込むと確実にリバウンドする」という知恵だ・・・」

「つまり、食事・・・特に炭水化物を我慢すると、非常にリバウンドしやすい・・・まあ、僕的には、だけどね・・・」

「だから、僕は最近流行りの「糖質ダイエット」には、一切手を出さないようにしている。僕的には、リバウンドするのが目に見えているからね・・・」

「ま、流行っているからには、上手いやり方があるんだろうけど・・・僕は手を出さないね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・「食ストレスを溜め込むと確実にリバウンドする」ですか?その原因って、どういうモノを考えています?ゆるちょさん」

と、貴島くん。

「僕の経験上、言えるのは「食ストレスは、食べる事でしか解消されない」と言うことだ。まあ、ダイエットに手を出したことのあるダイエッターなら、わかると思うけど」

「ダイエッターには、数々の落とし穴がある・・・それも合わせて話しておこう・・・」

と、僕。

「まず、ダイエッターは、必ずダイエットを始める前の日に「ま、当分食えないし・・・」ということで、自分の好きなモノ、肉やら、ごはんやら、ケーキやら」

「をしこたま食べてしまう・・・「ま、ダイエットを明日から始めるんだし、最後の食い納めくらい許されるだろう」と言う心理から、そうなっちゃうんだね」

と、僕。

「それ、よくわかります・・・わたしも、10代の終りで、そういう行動取ってましたから・・・」

と、ユキちゃん。

「まあ、分かる人は多いと思うよ・・・で、それがまず、やばい状況を生むんだな・・・つまり、その行為って、胃を拡張させちゃう行為なんだな」

「だから、次の日から、ダイエットを始めたとしても・・・すっげーお腹がすくわけ・・・まあ、簡単に言うと、胃が普段より大きくなっているところへ」

「ダイエットで食制限していたら・・・ちょっとしか食品は入ってこないわけだから・・・ま、軽い地獄だよね・・・」

「これが、ダイエットを断念させる結果につながるんだな・・・」

と、僕。

「「いいや、今日は食べよう。ダイエットは明日から」っていう意識になるパターンですね?」

と、貴島くん。

「そう。その言葉・・・僕も若い頃、何度も吐いたよ・・・」

と、僕。

「あと、よくありがちなパターンが、何ヶ月も「食制限ダイエット」を続けてきた真面目な男女に多い過ちが」

「・・・例えば半年、「食制限ダイエット」を続けてきて、6キロ程体重を落として、目指す理想体重に達したとしよう」

「・・・そうなるとこういう真面目なダイエッターは、必ず、自分にご褒美をあげる・・・もちろん、好きなモノを食べだすんだな」

「それも、結構多量に・・・それは何故か?と言えばその真面目なダイエッターの頭には、ある認識が生まれちゃうからなんだ」

と、僕。

「へー、どんな意識なんですか?それ」

と、ミユウちゃん。

「「わたしは真面目だし、ちゃんとやれば、6キロのダイエットもちゃんと実現出来る偉い子なのよ。やれば出来るのよ・・・だから、半年我慢したんだから」」

「「今日くらい好きなモノを好きなだけ食べても・・・神様はゆるしてくださるわよね!」という意識」

と、僕。

「あー、それわかる・・・わたしも高校生の時、2キロだけダイエットしたけど・・・同じ気持ちになりましたもん」

と、ミユウちゃん。

「確かにその気持ちはわかりますね・・・我慢すれば、我慢しただけ、切実にそう思うでしょうね・・・特に女性なら・・・」

と、貴島くん。

「そ。女性は特に甘いものを常に食べていたい人達だから・・・甘いもの制限なんて、やった日には・・・もう、甘いものが欲しくて欲しくて堪らなくなるからね・・・」

と、僕。

「で、そうなったら、どうなるんです?そういう女性達は」

と、貴島くん。

「一度堰を切ったら、欲望と言うものは止めどなくなってしまうんだ・・・本能の命じるままに、甘いものを食べ続ける結果になる」

「なにしろ、彼女達の頭の中には、「少しくらい体重を戻しても、わたしはまたダイエットすればいいのよ。だって出来る人なんだから・・・」」

「という逃げの理由が出来ちゃっているからね・・・で、結果、リバウンドって、パターンが多いんだね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・ゆるちょさん、いろいろ経験しているだけに・・・言葉が重いと言うか・・・納得出来ますよ・・・その女性の気持ち、痛いほどわかるし・・・」

と、ユキちゃん。

「だから・・・結論的に言うと「食制限ダイエット」は失敗しやすい・・・リバウンドしやすいダイエットと言えるんだ。僕の経験上ね」

「僕の仮説では、「食制限」によって生まれる「食ストレス」は「食べる事でしか解消出来ない」と見ているんだ」

「・・・となると、絶対リバウンドしちゃうでしょ?「食ストレス」が無くなるまで、食べ続けるカタチになるわけだから・・・」

「だから、僕は普段から、絶対に「食ストレス」は溜め込まない方法を取っているんだねー」

と、僕。

「確かにゆるちょさん、よくお昼ご一緒しますけど・・・量は少なめにしているけど、いろいろ好きに食べてますよね?」

「ステーキ食べてる日もあるし・・・親子丼も食べてますよね?・・・カツ丼食べてるところは、見てないですけど・・・」

と、ユキちゃん。

「うん。僕は根っからの食いしん坊だからね・・・だから、どうしているかって言うと・・・毎食を腹八分にすることで・・・胃そのものを小さくしているんだ」

「・・・もちろん、物理的に胃を小さくしているんじゃなくて・・・胃・・・というか脳か・・・脳が胃の八分目くらいまで、食品を入れたら」

「「お腹いっぱい・・・もう食べちゃダメ!気持ち悪くなるよ!」と指令を出すように・・・腹八分目をずーーーっと続けてるってことなんだね」

と、僕。

「なるほど・・・ダイエットを失敗する理由の大きなモノは「食ストレス」が溜まりすぎて、それが爆発し、つい好きなモノをたくさん取ってしまい」

「それが胃を大きくするきっかけになって・・・いつの間にか暴飲暴食状態に陥り・・・リバウンドする構図ですから」

「最初から、胃に食品が多量に入らないようにしているんですね?」

と、貴島くん。

「そう。だから、僕的には、脳を上手く騙している意識かな・・・食事はまず野菜から取るようにしているし、出来るだけ野菜をかんでから」

「メインディッシュに行くようにしているし・・・すると案外早めに「そろそろお腹一杯だぞー」って指令が出るね」

と、僕。

「だから・・・とにかく「食ストレス」は絶対に溜め込まないことだ・・・だから、僕は脳の指令通り、気持ち悪くなりそうだったら」

「食べるのを辞めているだけなんだ・・・こうすると、絶対に「食ストレス」は溜め込まないんだ・・・」

と、僕。

「ま、だから、身体へのカロリーインプット量を八割程度に落としているってことだよ。この時大事なのが、「食ストレス」は溜め込まないこと」

「だから、ステーキも食えば、親子丼も食べる・・・まあ、肉は出来るだけ鶏肉にしているけどね・・・脂身も出来るだけ、パスするようには、している」

と、僕。

「それでも、たまーに、肉汁のたくさん詰まった美味しいメンチカツなんか食べて・・・「食ストレス」の開放を実施している」

「とにかく、いろいろな種類の食品を食べるけど、カロリーの総量を低く抑えているって事だね・・・」

と、僕。

「で、僕のダイエットの基本は、「長時間の有酸素運動による、体脂肪燃焼」・・・これに限る・・・だから、僕は毎朝、超朝の早い時間に起きているから」

「・・・朝ある程度仕事をしたら・・・仕事をした満足感を持って、エアロバイクでのトレーニングに移るんだね。好きな音楽をかけて」

「テレビには、今年のツール・ド・フランスの映像を流しながら・・・もう気分は一流サイクリストだから、気合も入るし、楽しくトレーニング出来るね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・ゆるちょさんはそれ、楽しいんですもんね・・・それで、楽しみながら、体脂肪も同時に燃焼してるってことですか!」

と、ユキちゃん。

「そうだね・・・僕的には、そのシチュエーションは、楽しいスポーツの時間だから・・・毎朝楽しい時間を過ごしているだけなんだ」

「ま、水分補給はこまめに!と言うのだけ、注意しているけど、スポーツをやっている最中の冷たい水がまた、美味しくてね・・・もう天国感じちゃうよ」

と、僕。

「まあ、簡単にいえば、それだけなんだよね・・・で、6時になったら、熱いシャワーを浴びて、冷たいシャワーを浴びて気分をリフレッシュさせてから」

「お気に入りの音楽をかけながら、朝食作りに入って・・・朝から野菜をバリバリ取って、卵料理も楽しんで、なにより、がっつり炊きたてごはんを楽しむんだから」

「毎朝、ほんとに充実した朝の時間を過ごしているねー」

と、僕。

「ゆるちょさんのライフスタイルって、ほんとに素敵ですね・・・なんか、ダイエットとかって、悲壮感があるじゃないですか?」

「でも、ゆるちょさんには、それが無い・・・どころか、毎日を楽しみながら、体重を落としている・・・すごいですよ。素敵です」

と、ミユウちゃん。

「まあね・・・これでも、いろいろリバウンドしたり、ダイエットがのびのびになったり、いろいろ若い頃に失敗しているから・・・創意工夫したんだよ、さすがに」

と、僕。

「やっぱり、失敗するからこそ、成功があるし、知恵も作れるんですね」

と、貴島くん。

「僕の知り合いに「若い頃からダイエットなんて一度もやったことがない」って自慢する奴がいますけど」

「・・・そいつ結構お腹出てるし、不格好だし、仕事の成績も悪いし・・・家に居場所のないらしい奴で・・・そんな事しか自慢の種が無いんだなって」

「僕は適当にあしらってますけど・・・やっぱ、今頃になって「若い時に、苦労は買ってでもしろ」と言われた、その言葉の重みを知った感じですね」

「・・・ゆるちょさんの話を聞くと・・・」

と、貴島くん。

「まあね・・・だって、人生は結果じゃん・・・プロセスも大事だけど、今が一番輝いていないとだめじゃん?」

「「大学時代はよかった」なんて言いながら、今人生最悪な奴とか見るにつけ・・・「その生き方おかしいんじゃね?」って思うよねー」

と、僕。

「まあ、だから、そのやり方が僕の毎日のライフスタイルになっちゃっているから・・・あとは体脂肪率5%にいつか行き着くだけ・・・って感じだね」

「それが達成出来たら、腹八分目スタイルを少しずつ普通に戻して、普通に毎日好きなモノを食べながら・・・でも、次の日の朝、体脂肪を燃やす生活をしていれば」

「体脂肪率5%はキープ出来るだろうから・・・特に問題は無いと思っているけどね」

と、僕。

「そうですね・・・今を楽しむって言うのが、ゆるちょさんの口癖ですものね・・・体脂肪率5%達成して、少し胃の容量を増やすことが出来たら」

「一緒に、食べ放題でも行きましょうよ。スィーツの食べ放題、ゆるちょさんと楽しみたいし・・・」

と、ユキちゃん。

「あ、そうだ。それ、ユキちゃんに誘われた時「今、ダイエット中で、胃の容量不足状態だから」って断ったんだっけね」

と、僕。

「それ、わたしもご一緒させてください・・・でも、ゆるちょさんって、毎日しあわせに自由に生きているようでいて、やるべき事はしっかりやっているんですね」

「そういうあたり、偉いですよ・・・」

と、ミユウちゃん。

「だって、年齢を重ねると・・・ださいおっさんにだけなっていく男性が多いじゃないですか!」

「そこをちゃんとビジュアルにも重きを置いて・・・日々、ビジュアルを磨くことにも腐心している・・・そういう男性はあまり見ませんから」

と、ミユウちゃん。

「そうね・・・だから、ゆるちょさんと一緒にいると、日々、嬉しいんです。だって素敵なオトナの男性だもん」

と、ユキちゃん。

「それはだって、生まれてきたからには、人生は楽しみたいし、僕自身、美術部だから、自分の外見は美しくしておきたいもの」

「自分で、自分の美を追求するのは、ごく当然のことだよ」

と、僕。

「人生には、美意識が大切って、ことですねー」

と、貴島くん。

「そう。その通り」

と、僕は、言って・・・笑顔になった。


(おしまい)


さてさて、今日も夏の一日を楽しんでいきましょう。

冷たいコーラも美味しいしね。

のんびりと仕事をしながら、のんびりとトレーニングをしながら、

有酸素運動を楽しんでいきましょう。

ビジュアル、磨かなきゃね!


ではでは。

「道鏡は座ると膝が三つ出来!」は本当か?「孝謙天皇さん」!

2014年07月30日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・ま、夏と言うこともあるし、日本最強の大魔縁「崇徳院」をとりあげてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「ま、この崇徳院さんの有名な言葉に「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」と言葉にしているんだよね」

と、タケルは言葉にする。

「崇徳院さんが日本一の大魔縁と呼ばれるのは・・・この言葉があるからなんですね」

と、レイカは言葉にする。

「そうだね。まあ、これは彼が保元の乱に負け、その責任を取って配流された讃岐の地で、五部の「大乗経典」をその自らの血で書写したモノを」

「京のどこかの寺にでも納めて欲しいと願ったのを信西や後白河天皇が「呪詛では?」と疑って、その望みを拒絶したことが直接の原因となって」

「崇徳院は、上記の言葉を吐いた・・・という事になっているんだ。ま、どこまで本当かどうかわからないけどね・・・」

と、タケル。

「通説では、そうなっていますね」

と、レイカ。

「まあ、この件については、彼の環境が悪かった、かわいそう・・・と言った話に落ち着くのが定例なんだけど・・・僕的にはこのエピを日本文化的な」

「見方で、読み解いていきたいと思う・・・ま、僕らはその日本文化を利用して、どう生きていけばいいか・・・そのあたりの答えが出ればいいんだ、僕的には・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・現代のわたしたちの生きる糧になればいい・・・そういう意見ですね」

と、レイカ。

「そういうこと」

と、タケルは言葉にした。


「僕はこの崇徳院のエピを見ると・・・日本とはいかに後見人の存在が重要か・・・そういう日本文化を感じるんだね」

と、タケルは言葉にする。

「後見人?・・・崇徳院の場合、父、鳥羽天皇が、それに当たりますか?でも、鳥羽天皇は、崇徳院がその父、白河法皇と鳥羽天皇の妻、待賢門院藤原璋子」

「との子と信じて・・・崇徳院を「おじご」と呼んで忌避した・・・事が崇徳院のすべての災難の大元のエピソードになりませんか?」

と、レイカ。

「うん、確かにそうなんだけど・・・崇徳院が保元の乱に突っ走るきっかけになったのは、鳥羽法皇が亡くなった事なんだ」

「つまり、鳥羽法皇が生きている間は、その面子を潰すわけにいかないから、崇徳院を排除したい勢力は動けなかったと考えられるんだね」

と、タケル。

「なるほど・・・鳥羽法皇は、崇徳院自身について忌避はするけれど、同じ血筋を引く人間としては、保護していた・・・そういうことですか?」

と、レイカ。

「うん。だって・・・よく考えてごらんよ、崇徳院自身は何も悪くないんだ・・・確かに彼はその父、鳥羽天皇の譲位により、天皇になったものの」

「鳥羽上皇は自分の確実な血筋である近衛天皇を天皇にするために、崇徳天皇に譲位を迫り、譲位させている・・・でも、これは親として、ごく当然の処置だろう」

と、タケル。

「近衛天皇は若くして亡くなるけど・・・この時、崇徳院はその子、重仁親王の即位を熱望するも、崇徳院の弟・・・鳥羽上皇の差配によって、後白河天皇の即位」

「・・・と表向きはそうだけど、実際は、この近衛天皇の死こそ、崇徳院に近い、悪左府藤原頼長の呪詛によるものと公家達は見ていたんだ」

「だから、崇徳院の子、重仁親王の即位が成立するはずはなかったんだ・・・結局、崇徳院もその子の即位を熱望し、自分がその父として、権力を握る日を夢見ていた」

「・・・だから、やってることは、皆同じで・・・鳥羽上皇も、崇徳院も五十歩百歩なんだよね、よく背景を見てみると・・・」

と、タケル。

「一番悪いのは、息子の嫁に、自分の妾をくっつけて・・・くっつけるだけじゃなく、その関係を、息子夫婦が成立した後も続けた、白河法皇と言うことですか?」

と、レイカ。

「ま、そういうことになるけど、あの時代、特に白河法皇は、権力絶大だったし、社会的通念として、姦通罪的な意識も無い時代だったから」

「・・・ま、性におおらかな時代だったと考えた方がいいかもしれないね・・・」

と、タケル。

「だから、一方的に崇徳院が可哀想と言う見方は成り立たないと僕は思う。むしろ、彼は政治的敗者に過ぎないんだ」

「彼は後見人である鳥羽上皇と上手く行きかけてた時代はあったんだ。崇徳院の子の重仁親王は・・・当時、鳥羽上皇が寵愛していた美福門院の養子に迎えているんだ」

「つまり、鳥羽上皇が即位をこだわった近衛天皇に子が生まれないまま、死んだ場合・・・重仁親王が自動的に即位することになっていたんだからね」

「つまり、鳥羽上皇は、それは許したんだ・・・つまり、鳥羽上皇と崇徳院は、和解した状態にあった・・・と見るべきなんだね、この時代は」

と、タケル。

「でも、実際に近衛天皇が崩御すると・・・重仁親王は即位出来なかった・・・」

と、レイカ。

「そこさ・・・問題は。つまり、崇徳院自身が、公家を敵にまわしてしまったと言うことさ・・・その時、崇徳院が敵に回したのは、こともあろうに、美福門院だ」

「そこは絶対に重仁親王の後見人にしなければいけない人材だよ。多分、鳥羽上皇と崇徳院の和解がなったのは、美福門院の助言が大きかったと言えるんだ」

「やっぱり、オトコは寵愛している女に弱いからね・・・それなのに、その美福門院に後ろ足で砂をかけるような行為を崇徳院はしちゃったんだろう」

「だから、美福門院は、崇徳院の敵に回ったんだ・・・一番、日本人として、やっちゃいけない行為だねー」

と、タケル。

「さらに、藤原摂関家内で、悪左府藤原頼長と敵対していた・・・その兄の藤原忠通も敵にまわし、辣腕政治家、信西すら、敵に回してしまった・・・」、、

「それが、結局、重仁親王の即位を水疱に帰す結果になったんだ・・・つまり、その時点で政治的失敗をしていたのが、崇徳院自身だったと言うことなんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・権力者を後見人にするから、日本では政治がうまくいく・・・望みの現実がやってくると言うのに」

「崇徳院は、まるで逆の事・・・自分の為に一肌脱いでくれた美福門院に後ろ足で砂をかける行為をした・・・結果、後見人から、正面の敵になってしまった」

「これが日本で一番やっちゃいけないことなんですね・・・」

と、レイカ。

「崇徳院の美福門院に対する態度を見ていた、藤原忠通、信西らなど、能力の高い政治家は・・・崇徳院は、絶対に上皇にしては、この日本の為にならないと踏んだのさ」

と、タケル。

「もうひとつ崇徳院の失敗がある・・・悪左府藤原頼長と組んだ事だ・・・この悪左府・・・要は「知識者」の「俺偉い病」だったんだよ」

「だから、「知識」を鼻にかけて、個人的に「天誅」なんてのも、やってる・・・こういう自分勝手な人間を日本人は嫌う。なぜなら、それは個人で決めたルール」

「に則っているに過ぎないからだ・・・「和を以て貴しとなす」が最高正義のこの国では、自分勝手はどこまでも許されないんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・だから、藤原頼長は、悪左府と呼ばれているんですね。「日本一の大学生(だいがくしょう)」と呼ばれたことでもわかるように」

「その自身の知識におごり・・・他人まで、勝手に殺しちゃうとは・・・確かに日本人大失格ですね・・・」

と、レイカ。

「そう。つまり、崇徳院は、日本人のやっちゃいけない行為を犯しているし、悪左府は、悪左府だからね・・・日本文化としては、否定すべき二人が組んだのだから」

「そりゃあ、政治的に、絶対勝てるわけはないわけよ・・・」

と、タケル。

「「保元の乱」が起こった経緯はかなり象徴的なんだ・・・崇徳院の唯一の後見人の鳥羽上皇が生きている間は、その顔を潰すわけにいかないから」

「美福門院も、信西も、藤原忠通も動けなかった・・・しかし、鳥羽上皇が死ぬと「上皇左府同心して軍を発し、国家を傾け奉らんと欲す」という噂が京に流れ」

「藤原頼長は、勝手に軍兵を集めてはならない旨の後白河天皇からの綸旨が諸国に配られ・・・藤原頼長のいた、摂関家の邸宅が武家によって押収されている」

「つまり、信西、藤原忠通、美福門院は、もう既に、鳥羽上皇が死んでからのシナリオを練り込んでいて・・・鳥羽上皇の死のタイミングで」

「一気にそのシナリオを現実化させたんだ・・・」

と、タケル。

「後見人のいない、崇徳院・藤原頼長組は、なすがままな感じですね・・・」

と、レイカ。

「そういうことだ・・・そういう意味で言うと、崇徳院も、藤原頼長も、「俺偉い病」なんだよ・・・だから、政治も間違えるし、後見人も立ち去るんだ」

と、タケル。

「鳥羽上皇が死んだのが、保元元年、1156年の7月2日で・・・崇徳院が白河北殿に入ったのが7月9日、翌10日に藤原頼長が白河北殿に入り」

「・・・噂通りに結局なっちゃうわけで・・・こうなることは信西一派からすれば、シナリオどおりなわけよ。でも、もう、崇徳院にも、藤原頼長にも」

「そうするしか道はなかったんだね・・・」

と、タケル。

「そう見てくると、信西一派の現実を見通す、キレ具合の鋭さは、すごいですね」

と、レイカ。

「そういう事になるね。そして、崇徳院側に馳せ参じた武家は甚だ弱小で、もちろん、平清盛や源義朝も信西側についている」

「まあ、モノの見える武家は、政治の下手な側には、つかないよ・・・この一事からしても、崇徳院の政治力の無さは・・・頭の悪さは」

「当時の人間も理解していたと言うことさ・・・」

と、タケル。

「この時、兵力の少なさに危機感を覚えた武家達が敵側への夜襲を提案したんだが、藤原頼長が、「王者の戦いは陽のもとにて、やるもの」などと」

「アホな事言っていて採用しなかったんだよね・・・これ、同じ「俺偉い病」だった石田三成と言ってる事がおんなじだから、笑っちゃうよねー」

と、タケル。

「結果、その藤原頼長軍は、7月11日未明(7月10日夜)、信西軍の平清盛・源義朝連合軍の夜討に遭い・・・あえなく敗れて」

「・・・藤原頼長は殺され、崇徳院は讃岐へ配流になったんですね」

と、レイカ。

「つまり、こうやって見てくると、崇徳院は、最初の環境こそ、かわいそうだったけれど、大人になってからは、その政治性の無さが身の破滅を招いた」

「・・・そういうことになるわけ・・・つまり、政治力がありすぎて、周囲から危険視されて太宰府に左遷された菅公とは、全くの大違いなんだよね、あり方が・・・」

と、タケル。

「崇徳院は政治力も人を見る目もなかったから、味方にすべき人間をすべて敵にまわし、味方にしちゃいけない人間と手を組み・・・政治的に大失敗して」

「配流された・・・生きているだけでも、ありがたいと思へ・・・信西側はそう思ったでしょうね」

と、レイカ。

「そ。実際、天皇経験者が配流されたのは、奈良時代に配流された淳仁天皇以来だから・・・この時の天皇も、実は崇徳院と全く同じセリフを言うんだけど」

「それはまた別途触れよう・・・日本の歴史は面白いよ。だって、本当に歴史は繰り返すんだからね・・・と、より道はそこまで」

「つまり、崇徳院の罪は、この400年の中で最も重い罪だったんだよ・・・それくらいやってはいけない事をやった政治力の無いダメな人間だったと言うことさ」

と、タケル。

「なるほど・・・となると、崇徳院が流されたのは、ごく全うな対応だったと言うことになりますね・・・」

と、レイカ。

「だから・・・実は、血で書いた五部大乗経も・・・実は乱で死んだ人間達の鎮魂の為にちゃんと墨で書いたとされる書すらある」

「崇徳院が配流先で実際に詠んだ歌・・・「思ひやれ 都はるかに おきつ波 立ちへだてたる こころぼそさを」を鑑賞しても」

「・・・都に対する怨念などは感じられず、むしろ、気の弱さや都への懐かしい思いなどを感じられる・・・」

「だから、怨霊と化した崇徳院伝説は・・・後世の人の創造なのでは・・・と疑いたくなるね・・・その実像は、やらかしちゃった貴人程度だったんじゃないかな」

と、タケルは結論づける。

「・・・ただし、怨霊は誰が作るかと言えば・・・菅原道真の記事でも指摘した通り、その人間を左遷したり、配流したりした張本人の」

「「ちょっとあいつには悪いことしちゃったかな?」という自責の念から出るもので・・・これも日本文化そのものだよね」

「なぜなら・・・それが結局、他人に問題を押し付ける行為につながっちゃったから、なんだよね・・・」

と、タケル。

「状況的に言うと、1177年、鹿ヶ谷事件、安元の大火、延暦寺による強訴などが立て続けに起こり、崇徳院の怨霊に関する記事が公家の日記に登場しています」

「以降、1176年には、建春門院・高松院・六条院・九条院など、後白河や忠通に近い人々が相次いで死去しています。この頃から公家の間では」

「崇徳院及び、藤原頼長の怨霊の事が騒がれていたようで、結果、1184年8月3日、後白河法皇によって、崇徳院は元々讃岐院の院号だったのが廃止され、崇徳院とされ」

「藤原頼長には、正一位太政大臣の位が追贈されました」

と、レイカ。

「やはりな・・・崇徳院と藤原頼長を敵として討った・・・後白河法皇によって、怨霊の鎮魂が成されている・・・これが日本のお約束だよ・・・」

と、タケル。

「ま、明治天皇が即位前に、崇徳院の御霊を京に戻す手続きをしたのは、有名な話だけど・・・でも、こうして見てくると、菅原道真と違って」

「崇徳院は、自分でまずい政治をしたから、罰をくらっているんだから、怨霊などになるはずがない・・・って感じの感想を持ったけどね、今回」

と、タケル。

「そうですね。わたしも、ちょっと崇徳院のイメージが変わりました。今まではただの可哀想な人かと思っていたけど」

「そうじゃなかった。やってはいけないことをしたから、当然、配流されただけですものね・・・」

と、レイカ。

「それでも、後白河法皇は、自分の死が怖かった・・・自分の死=京から政権が鎌倉に持ち逃げされるから・・・」

「つまり、崇徳院が言葉にした「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」通りの世に実際になりそうだったからだよ」、

と、タケル。

「だから、後白河法皇は、崇徳院に恐怖し、鎮魂を図った・・・でも、結局、その死によって、源頼朝は征夷大将軍になり」

「政権は鎌倉に移った・・・まさに「皇を取って民となし、民を皇となさん」の国になったんですね・・・」

と、レイカは感激的に言葉にした。


「うん。今日もなかなか、劇的な話になったねー。さて、んじゃ、レイカちゃん、今日も飲みに行こうか」

と、タケルは言葉にする。

「はい、どこまでもお供します」

と、レイカは言うと、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


彼自身は、政治力も無かったし、人を見る目もなかったんですね、崇徳院さん。

でも、政治の状況如何で・・・彼は大魔縁になってしまった・・・。

それは時代と言うモノの怖さ・・・だと言えると思います。


ま、でも僕的な考察になったかなって感じです。

ありきたりの崇徳院考察にならなかったところが、僕的には満足ですね。


さ、仕事にも満足したし、さ、飲みに行きましょう!


ではでは。

7月30日 付き合うべき男性と付き合っちゃダメな男性の見極め方!(夏野菜はこの時期美味しい!)

2014年07月30日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

夏が進んでいきますねー。

この季節は日焼けもするし、汗もかくしで、なんか、少年の夏的な時期ですねー。

たくさん汗をかいて、シャワーを浴びて、冷たい生ビールをキュッとやって、キュウリの塩もみあたりで、晩酌なんてのが、いい感じですねー。

「とりあえず、冷奴で、ビールやってて・・・今、すぐ、なにか、作るから」

なんて、セリフを女性から聞くと、なんとなく、夏を感じますねー。


いやあ、いい季節です。はい。


さて、その話が出たのは、御島さん(31)、ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)と飲んでいる席上でした。

「ゆるちょさん・・・教えて欲しいんですけど、絶対に付き合っちゃダメな男性の典型例って、どんな風になります?」

と、ミユウちゃんが聞いてくる。

「うーん、見た目で言えば、簡単で・・・前から言ってるけど「死んだ魚の目」の男性は「本能からの恋」が出来ないから、辞めておいた方がいいね」

と、僕。

「「光るの君の目」を持った男性の方がそれはいいですよね?「本能からの恋」を楽しみたければ、お互いの「光るの目」を見つめ合い」

「毎秒、本能から気持ちよくならなければ、いけませんものね」

と、御島さん。

「それと・・・まあ、行動的な事で言えば・・・女性を誘えないような男性は辞めておくべきだな」

「・・・結局、そういう男性は自分に自信が無いから女性を誘えないんだよ・・・自分に自信のある男性は絶対に自分から動いてくるし、女性を誘うよ・・・」

と、僕。

「・・・・というか、順番が逆だな。恋とは男性がプレゼンし、女性が落ちるモノなんだから・・・自分に自信のある美しい大人の女性が」

「男性の「光るの君の目」効果で恋に落ち・・・その男性の視界に自分の全身が入るようにして、男性の本心を確かめに来る・・・」

と、僕。

「え?男性の本心を確かめる?・・・それ、どういうことですか?」

と、ミユウちゃん。

「好きな男性の前に立ち・・・男性の視界に自分の全身を入れて・・・その時、男性の目が笑うかどうか、確かめるってことよ」

と、御島さん。

「そういうこと・・・それで、その男性の目が笑えば・・・その男性は自分の恋を既に受け入れている・・・そう判断していいの」

「逆に視界を外されたり、目が怒ったり、しれっとしてたりしたら・・・脈なし、と判断して、その恋を諦めればいいの」

「その場合、言葉を交わしてないし・・・言葉で否定されることもないから・・・女性は傷つかないで済むでしょう?その方法なら」

と、ユキちゃん。

「へー、すごいんですね。そんな便利な知恵があったんですか・・・」

と、ミユウちゃんはびっくりしている。

「これもすべてゆるちょさんの教えてくれた知恵ですもんね・・・ゆるちょさんの知恵は相当深いのよ・・・」

と、御島さん。

「いやあ、それは、僕がサラリーマン時代に大人の既婚の女性に、実際された方法だから・・・僕も女性に教わったんだよ」

と、僕。

「女性は男性の大学なんだ・・・女性に愛された男性にとってね・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんは・・・会社員時代・・・同じ会社の既婚の女性に・・・たくさん恋されたんですよね?「大人の恋」を・・・」

と、ユキちゃん。

「お、おー・・・「大人の恋」ってのは、既婚の大人の女性が毎日やってる・・・究極のプラトニック・ラブの事だよ」

「既婚の女性は未婚の男性相手に「大人の恋」を仕掛けて・・・男性はその女性の「大人の恋」を黙って受け止めて・・・その受け止めに女性は満足する」

「・・・そういう構図だよ」

と、僕。

「だから、やれる事って少ないんですよね?朝のおしゃべりとか、ランチの時間にメールするくらい・・・でしたっけ?」

と、御島さん。

「そういうこと・・・ま、そのランチメールを毎日女性向けのネタで書いてたおかげで・・・今の仕事につながってるんだから、ありがたい事さ」

と、僕。

「ゆるちょさんは、これまで、たくさんの女性に恋されて・・・それにやさしく対応してきたゆるちょさんだから・・・今のように知恵の豊富な男性になったんですよね」

と、御島さん。

「考えてみると、そういうことになるよ・・・それこそ、たくさんの女性に恋されて・・・その時々で、僕も真面目に対応してきたから」

「知らず知らず、自分を成長させることが出来た・・・そういうことさ」

と、僕。

「だから、「光るの君の目」を持った男性って・・・そういう多くの女性に成長させられるから・・・知恵の深い男性になるのよね・・・」

「ゆるちょさんを見ていると、それがすごく理解出来るわ・・・」

と、ユキちゃん。

「だから、恋をするなら「光るの君の目」の男性って事になるんですか・・・」

と、ミユウちゃん。

「だって、逆を考えてみて・・・「死んだ魚の目」の男性は、女性は視界にすら、いれないじゃない・・・」

「となると、女性は、誰もその男性を相手にしないんだから・・・小さい人間のまんま、成長しない男性って事になるでしょ?」

と、ユキちゃん。

「そうですね・・・」

と、ミユウちゃん。

「そういう男性は大抵サラリーマンだから・・・日々、仕事で一杯一杯・・・女性を笑顔に出来るネタなんて、一切ないわ・・・」

「結局、職場の愚痴くらいしかしゃべれない・・・人間的に、一切成長していないから、人間性の小さい・・・女性に恋されない男性が出来上がるの」

「そんな男性が「死んだ魚の目」を持つ男性の正体になるのよ・・・」

と、御島さん。

「そういう男性は仕事の話しか出来ないし、そもそも女性を笑顔に出来る方法を知らないし、わかろうともしないわ」

「だいたい、女性にまともに相手にされないから、女性蔑視気味だしね」

と、ユキちゃん。

「つまり、そういう男性は女性の敵なの・・・絶対に相手にしちゃだめよ」

と、御島さん。

「それに、何より、夢が無いわ・・・夢と言えば、25年ローンを早く返して、小さいマンションを自分のモノにすることと」

「子供の将来くらい?定年後の悠々自適な生活?・・・ま、そういう男性はすでに奥さんに愛想を尽かされてるから、自宅に居場所が無いけどね」

と、ユキちゃん。

「でも、まだ、結婚が出来ているだけ、マシなのかもね、そういう男性・・・」

「だって、最近の若い子は、結婚を絶望視してるんでしょ?ミユウちゃん」

と、御島さん。

「そうみたいです。だって、自分に自信が無くて、女性を誘えないんですもん・・・」

「それってそのまま、成長しなかったら・・・絶対に結婚出来ませんよ・・・」

と、ミユウちゃん。

「だから、そういう男性は絶対に「死んだ魚の目」のまんまだから・・・そういう男性は絶対に相手にしちゃいけないの」

「だから、「光るの君の目」をしていて・・・たくさんの夢を持っている・・・って、結局、ゆるちょさんになっちゃうのよね・・・」

「ね、ゆるちょさん、夢たくさんありますよね?」

と、ユキちゃん。

「うん。今の僕の正面の夢は、11月には、「体脂肪率5%のさわやかくん」になっている事だね」

と、僕。

「ゆるちょさんって、いっつも何かを実現してますよね・・・サイクリストになるのも、10代の頃の夢だったんですよね?」

と、御島さん。

「そ。当時はNHKで「ツール・ド・フランス」のダイジェストを放送してたり、フジテレビで、「英雄たちの夏物語」っていうダイジェストをやっていたりして」

「10代の頃から、その大ファンでさ・・・「大人になったら、絶対にサイクリストになってやろう」って決めてたんだ」

「その夢を大人になって、実現した・・・そういう話だね、懐かしい話さ」

と、僕。

「だから、ゆるちょさんって、ほんとたくさんの経験があって・・・鬱病すら、経験しているから、人の痛みもわかるし・・・」

「だから、人って経験があるから、成長があるのよ・・・だから、人の痛みもわかるの」

「この逆を考えてみて・・・小さい頃から、夢も無く、サラリーマンになったものの毎日流されていたら・・・そもそも経験が無いから、成長も絶対しないでしょ?」

と、ユキちゃん。

「だから、話題も無い・・・好きなゲームや漫画、たまに見た映画の話があるくらい・・・それでいて、成長していないから、人間的に小さい」

「そんな男性だから、女性を誘えないのよ・・・自分に自信が無いから・・・そんな男性が「死んだ魚の目」をしている男性の正体なのよ・・・」

「ね?絶対に相手にしちゃダメでしょ?」

と、御島さん。

「まあ、自分の好きなアニメの話とか、鉄道の話とか・・・自分の趣味の話くらいしか出来ない男性はダメね」

「だって、一事が万事、自分の事しか考えていないもの」

と、ユキちゃん。

「そうね・・・ゆるちょさんみたいに、まず、わたし達の気持ちの事を第一に考えてくれる男性じゃないと・・・相手にしちゃダメね」

と、御島さん。

「・・・あのさ、僕、基本、しゃべらなくてもいい感じがするんだけど・・・」

と、僕。

「ああ、ごめんなさい・・・ミユウはゆるちょさんに質問したんでしたっけね」

と、ユキちゃん。

「いや、いいんだ・・・続けて。聞いているだけってのも、案外楽しいし、興味あるからさ」

と、僕。

「そういうことなら・・・わたし、ゆるちょさんと過ごしてて思うのは・・・男性は何を聞いても答えが返ってくるようなそういう経験豊富な男性でなければダメね」

と、御島さん。

「ゆるちょさんは、常にいろいろな事を考えていて・・・そこからいろいろ話してくれるからとっても為になるの・・・その話を聞くのは」

「でも、普通の男性は・・・言葉にすれば、10文字や20文字程度の事を考えているだけだわ・・・すごく浅いの」

「つまり、感想くらいしか言葉に出来ないの・・・「疲れた」「暑い」「眠い」「つらい」「きつい」「仕事辞めたい」「誰かとエッチしたい」」

「・・・その程度の事しか考えられないの、一般の人は・・・そんな程度の男性は相手にしちゃダメ」

「・・・こういう男性に限って自分は偉いと勘違いしていて女性に上から目線でしゃべってくるから・・・絶対相手にしてはダメよ」

と、御島さん。

「確かに・・・男性って案外浅いひと多いですよね・・・それに比べて、ゆるちょさんは、深いし、いろいろな事を同時に考えているから」

「言葉も多彩・・・それは感じます」

と、ミユウちゃん。

「結局、その男性とおしゃべりしてみれば、わかりますよね?いつもゆるちょさんと話している感じで、話してみれば」

「そこでトレーニングしてるから、いざ他の男性と話してみると・・・普段、何も考えていないことがすぐにわかりますもん・・・」

と、ユキちゃん。

「浅い男性って、話していてもつまらないのよね・・・」

と、御島さん。

「ほんと、そう・・・ゆるちょさんとのおしゃべりを一度経験してしまったら・・・その面白さから、抜けられないわ」

と、ユキちゃん。

「ほんと・・・ゆるちょさんは、危険な男性ですよ・・・女性を簡単に魅了してしまいますもの・・・」

と、御島さん。

「そうお?僕は極ふつーーーに話しているだけなんだけどね」

と、僕。

「ま、20歳にして、リアルお姫様をその話の虜にしたんだから・・・今すごいのは、推して知るべしですけどね」

と、ユキちゃん。

「え?そうなんですか?ゆるちょさん」

と、ミユウちゃん。

「外語大の英文科の才媛を、弱冠20歳にして、そのしゃべりで夢中にさせた・・・ですよね?しかも、相手は、千年の血筋を持つ、リアルお姫様・・・でしたよね?」

と、ユキちゃん。

「ユキちゃん、そのエピ、偉く気にいってるなあ・・・」

と、僕。

「だって、ゆるちょさんを表現するには、打ってつけのエピなんですもん・・・こんなエピを持つ男性って、そうそういませんよ」

と、ユキちゃん。

「だからね、ミユウ・・・こういう若い頃のエピを持った男性がいいのよ・・・」

と、ユキちゃんは笑う。

「はい。そうですよね・・・勉強になります・・・っていうか、そんなエピ持っている男性って、ゆるちょさんくらいじゃないですか?」

と、ミユウちゃんも笑う。

「わたしが知るかぎりでは、ゆるちょさんくらいね」

と、笑顔になりながらの、御島さん。

「若い頃にそういうエピを持っている男性こそ・・・付き合うに値する男性なんですね?よーくわかりました」

と、ミユウちゃんは笑顔で言う。

「もちろん、今現在、ゆるちょさんのように「光るの君の目」を持っている必要がありますけどね」

と、ミユウちゃん。

「これからは、男性に若い頃に自分を特徴づけるエピがあったかどうかを聞くことにします」

「それって、案外本質をついた質問のように感じるし」

と、ミユウちゃん。

「そうね。それはいい質問かもしれない」

と、ユキちゃん。

「いい武器が出来たじゃない・・・それって、男性を知るための物差しってところかしら」

と、御島さん。

「もちろん、現在「光るの君の目」を持っていること・・・そして、若い頃に特徴的なエピがあること・・・この2点こそ、男性を知る為の物差しになりますね!」

と、ミユウちゃんは結論的に笑顔で言葉にした。


「なんか、俺・・・ほとんど話さなくて済んだような気がする・・・」

と、僕は笑顔で3人を見つめていました。


(おしまい)


やっぱり、冷奴には、おかかに醤油ですかね。

岩手の「だし」なんてのも、乗せると美味しいですけどねー。

「茄子をひき肉と唐辛子で炒めたから・・・」

なんて感じで、その茄子をビールでやると・・・こーれが、美味しいんだな。


うわ、朝から、飲みたくなってきた。


美味しいつまみは、ビールを美味しくしますね。


さ、仕事、仕事、がんばるぞい!


ではでは。

日本文化「善意の隣人」問題!と「公共の敵は絶滅させろ」問題!

2014年07月29日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い、背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「対決、山本七平編」・・・お願いします。今日はどんな内容について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・」

と、タケルはテキストとしている「谷沢永一著 山本七平の知恵」という本をパラパラとめくります。

この本自体は、1996年12月に出版されています。

ただし、正しい「知恵」は時代を越えると僕は考えているので、その時代性の評価も一緒に話していくことになりそうです。

「んじゃ、この内容について話すか・・・「困りものの「善意の隣人」」だそうだ。ま、相変わらず笑かしてくれそうだ」

と、タケルは笑顔になりながら、話し始めます。


今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まずは、山本七平氏の主張するところを抜書きしてみようか。それが無いとちょっと説明が出来ないからね」

と、タケルは笑うと彼の用意した紙の資料をレイカに渡す。

「えーと、これね。僕が相当意訳してるけど・・・」

と、タケルが説明すると、レイカはタケルの資料をゆっくり読み始める。


「ある大学教授が面白いエッセイを書いていた。その教授が大学時代下宿していた先の老人は大変親切な人物だった。ある冬の寒い日、その老人は「あまりに寒かろう」と」

「考えて、飼っていたヒヨコにお湯を飲ませた。もちろん、お湯を飲まされたヒヨコ達は全部死んでしまった。「君、笑ってはいけない。日本人の親切とはこういうものだ」」

「と、その大学教授はそうエッセイに書いていた」

「よく「善意が通らない」「善意が通らない社会は悪い」という言葉を聞くが、こういう善意が通ったら、それこそ命がいくつあっても足りない」

「「こんな善意は通らない方が良い」などと言うと、おそらくその反論は「お湯を飲ましても死なないヒヨコを作らない社会の方が悪い」と言われるのではないだろうか」

「じゃあ、この話の問題点は何か?要は日本人は感情移入を絶対化してしまう人達だから、と言えるのである」

「要はヒヨコに対して感情移入を絶対化してしまい、自分とヒヨコとの区別がつかず、「自分が気持ちよいことを相手にやってあげれば、相手は絶対に喜ぶはずだ」と」

「言う思いこみをしてしまうことにある。そして、日本人はそういう状態になることを望み、それを阻む障害やそれを阻む対象・・・別の日本人を」

「絶対悪として、排除する論理を持ってしまうのが日本人なのである」

「それをより具体的に言えば、ヒヨコにお湯を与えようとした時に手伝ってくれる妻は味方であり、それを阻止しようとする・・・自分の息子は絶対悪とみなされると」

「言うことなのだ」



「随分長く意訳しちゃったけど、具体例にしろ、何にしろ、いろいろ僕が文章を加えている。何しろ抽象的な言葉が多くて、理解しずらい文章だからね、元の文章は」

と、タケルは説明する。


「これね・・・ちょっとわかりづらい文章だから、解説の谷沢永一氏の文章も先に提示しちゃおう。その方が幾分わかりやすいだろうから」

と、タケルは言葉にした。


「日本人の人間関係論はすべてこれである。日本人にとって、一番困るのは、そういう善意に溢れる隣人を持つことである。それはいろいろしてくれる」

「一方、悪意の隣人は・・・これほどつきあいやすいものはない。これは遮断すればいいのだから。ところが善意の隣人がいたら・・・しかも、家庭内にそれがいたら」

「もう、最悪な事になるのだ」

「しかし、日本人の母親は未だにそれをやっている。わたしの家内は自分が寒がりなものだから、常にわたしに「寒くないか?」と問う始末で」

「常に厚着をさせようとするのだが、わたしは逆に暑がりなものだから、どうにも始末に終えない。日本人はどうして、他人も自分と同じだと考えがちなのだろうか」

「これが社会問題になると極端な反応になる。例えば原発の問題であれば、「原発の数を少なくする」、や「放射能が漏れないような絶対的システムを構築する」等と」

「言うような方法論は到底受け入れられず、「原発推進派は悪!」「原発はすべて廃炉、絶滅させろ!」というところまで行き着いてしまう」

「つまり、自分に害を与えるモノは、その存在があってはならないものなのである」

「この感情移入と言うのは、相手に対して存在権を認めない議論になる。「あなたもちょっと手控えてください。わたしもちょっと我慢しますから」という」

「両者痛み分け・・・言わば「三方一両損」みたいな議論は日本では実際には認められないのである。自分は絶対にあらゆる害を与えられてはいけない存在であり」

「その害を与えたモノは、絶対に絶滅されなければならないのである。まさに絶対悪は粉砕されるのである」


「まあ、これ、実際の文章は公害について例をあげたり、嫌煙権を例にあげたりしているんだけど、今日的に原発に例を変えてみたら、わかりやすくなったね」

と、タケル。

「確かに、嫌煙権の問題も・・・喫煙者は、子供のいるたばこを吸わない母親の間では、絶対悪と化していますね」

と、レイカ。

「これ、実は話としては、二つあるんだよね・・・「善意の隣人は何をしてもいいのか?」という問題と「言わば「公害」を起こす組織や人は絶対悪として扱われる」」

「という問題の二つ・・・まあ、これ、根っこは一緒なんだけどね」

と、タケル。

「山本七平氏と谷沢永一氏は、その原因は「感情移入の絶対化」だと言っていますけど・・・ちょっとそのあたり、どうもわかりづらいんですけど・・・」

と、レイカ。

「僕もそう思う・・・ま、とりあえず、ひとつひとつ、解きほぐしていこう。ま、いつものことだよ・・・抽象的表現で、わかりにくい文章なのは」

「ま、この二人、絶対的にアホだからね」

と、タケルは言い切った。


「まず、「善意の隣人」問題から、行こう・・・これはつまり、「自分はこう考えるから、相手もこう考えるだろう」と言う日本人の誤解をさしているんだね」

と、タケル。

「でも、それって・・・「おもてなしのこころ」に辿り着いている日本人だからこそ、相手の気持ちになって・・・サービスをしてあげるって事なんじゃないですか?」

と、レイカは言う。

「そう。そういう意味では、完全に日本文化なんだよ・・・だから、山本七平氏の文章の「親切なお爺さん」問題の場合は、これは簡単で・・・」

「その後を考えてみればいいんだよ。「このお爺さんは、ヒヨコにお湯を飲ませた後、死んだ結果について・・・自分がヒヨコを殺してしまった事に非常に後悔をし」」

「「その後、ヒヨコにお湯だけは絶対に飲ませず、ヒヨコ部屋にヒーターを設置しました。おしまい」という話になるんだよ、親切な日本人なら」

と、タケル。

「確かに、そうですね」

と、レイカ。

「つまりだ・・・例えば、谷沢永一氏の文章に出てくる家内の場合、谷沢永一氏が「俺は暑がりだから、何枚も服を着せないでくれ」と言えばいいだけだし」

「要はコミュニケーションを取れば、誰だっていつか、わかってくれるわけ。それだけの話でしょ?善意の隣人だったら、尚の事」

「「いやあ、人参たくさんもらっちゃったけど、僕、人参食べられないんで・・・別の食材だったら、すっげー、オーケーですけど」くらい言えば」

「善意の隣人は、もう人参だけはくれないで、他の食材をガンガンくれるようになる・・・それだけの話でしょ?」

「だから、「善意の隣人」とはコミュニケーションを密にする・・・それだけの話だよ。それに悪意の隣人なんて欲しくないよ。火をつけられたら、それこそ終りだもん」

と、タケル。

「なるほど・・・谷沢永一氏の説は木っ端微塵ですね」

と、レイカ。

「ま、こいつアホだからね・・・」

と、タケル。

「で、だ・・・じゃあ、日本人は何故、原発の絶滅を狙うか?と言えば・・・これはもう、日本の最高正義が「和を以て貴しとなす」だからであって」

「・・・原発は「日本人の和」を破壊する施設なわけだ・・・そう日本人誰もが、認定しているんだね・・・ただし、現実的に考えた場合」

「自然エネルギーだけで、原発が作り出してきた日本のエネルギー量を賄えないという現実もまたある・・・だから、今すぐに原発をすべて廃炉する」

「という手段は、これまた、日本人全体が困る・・・ということで現実的に今の原発問題の綱引きがされている、という現状だね」

と、タケル。

「子供のいる母親の多くが、原発の再稼働に反対なのも、頷けますね」

と、レイカ。

「まあ、日本人の母親が最も大切なのは、子供だからね・・・一番大事なモノは、自分が身代わりになっても守りたい・・・そこはサムライ精神が息づいているのが」

「日本の母親達だよ・・・」

と、タケル。

「・・・ということは、日本人がサムライ精神を持っているからこそ、大事なモノに害を与える可能性のあるモノは、自分が身代わりになっても大事なモノを守る為に」

「公共の敵として、雄々しく戦う・・・それが日本文化と言うことになるんですね?タケルさん」

と、レイカ。

「そういうことだ・・・すさまじいサムライ精神と言ってもいいだろうね・・・特に女性は事、子供の事になると・・・徹底して守るからね。自分の身など顧みないよ」

と、タケル。

「・・・というわけで、日本には何故、善意の隣人が存在するかと言えば・・・日本人の文化は、「おもてなしの心」に行き着いているから」

「「相手の身になって考える」が当然の日本人の意識になってるから、善意の隣人が生まれてくる」

「・・・と言うことで、その善意の隣人とは上手くコミュニケーションを取れば、これほど、素晴らしい存在はない・・・という結論がまずひとつ・・・」

と、タケル。

「そして、もうひとつの結論は、日本人は大事な存在を守るためには、自分の身など顧みず、「和を以て貴しとなす」を破壊する公共の敵を絶滅させるまで、行動する」

「・・・そういうことだね・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・やっぱり、タケルさんの解説があって、初めて理解出来ました・・・ほんと、山本七平も、谷沢永一も、何言ってるか、さっぱりわかりませんから」

と、レイカ。

「ま、だから、言ったじゃん。こいつら、舌っ足らずのアホだって・・・まったく、こんな奴ら・・・呆れてモノも言えないよ・・・」

と、タケル。


「しかし、まあ・・・どうして「知識者」って、こんなにアホなんだろうねー。軽く言い負かせちゃうじゃーん。っていうか、何もわかっていないよ、こいつら」

と、タケルは言う。

「ま、こんな感じで、今後もやっていこう。言ったろ、全勝で勝つって」

と、タケルは笑う。

「まあ、とにかく、頭の悪い、ださいオヤジは見たものの事しかしゃべれないけど、「知恵者」は現象の元になった「原因」をしっかりと説明出来るのさ」

と、タケルは笑った。

「さ、飲みにでも行こうや、レイカちゃん」

と、机の上を片付けだすタケルでした。


(おしまい)


という感じになりました。

山本七平氏も谷沢永一氏も、何もわかっていませんね。

これが日本学の祖?最強の評論家?

笑っちゃいますねー。


やはり、「知識者」は頭が悪くて、だっさいよねー。


それが結論です。


ではでは。

7月29日 女性を恋に落とす具体的な方法!(今の世代は!)

2014年07月29日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

えー、最近、僕は、意図的に、

「僕は今年度中に、体脂肪率を5%にして、「体脂肪率5%のさわやか笑顔くん」に就任します。がんばるから、よろしく!」

と、特に女友だちに言いまくってます。


まあ、もちろん、これは外部記憶装置にその宣言を記憶させまくって、自分を追い込んでいるわけです。


「やっぱ、ダメだったー」


なんてかっちょ悪くて、特に女性には絶対に言えませんからね・・・。


つったって・・・体重にすれば、あと6キロ落とすだけなんですね。

6キロなんて・・・割りと緩めに体脂肪を燃やすスケジュールである、

「一ヶ月2キロ減」

をやったところで・・・たった3ヶ月で、到達しちゃいますから、

11月の頭くらいには、

「体脂肪率5%のニュー・ゆるちょ」完成!

ということになるわけです。


いやあ、それ人生で一回やっちゃえば・・・あとは維持・管理だけですから、人生楽っすよ・・・僕的には、それでビジュアルが完成って事になりますからね。


今まで、僕が・・・それこそ体重と悪戦苦闘してきた歴史から考えれば・・・体脂肪との戦いも、グランド・フィナーレがそろそろ見えてきた、と言うことでしょうね。


人生やったもん勝ち!です!


さ、今日も朝トレだ!気持ちよく有酸素運動を楽しみましょう!


さて、その時、僕は珍しくイケメン貴島くん(29)と、サシ飲みをしていました。

「ゆるちょさん、この週末、葉山に行ってきたんですって?今日、取材に出る前にわざわざ多岐川が僕のところに来て、相当自慢して行きましたから」

「かなり、楽しい思いをしたんでしょうね、多岐川・・・」

と、苦笑している貴島くん。

「それって、ユキちゃんらしい・・・貴島くんもいろいろな後輩を持って、大変だね」

と、僕。

「まあ、正確にはもう多岐川は後輩じゃない・・・脱サラしちゃいましたからね。今はゆるちょさんの事務所の後輩ですよ、多岐川は」

と、貴島くん。

「そっか・・・まあ、ユキちゃんは話す甲斐があるから、いいよ。彼女の理解力は高いから」

と、僕。

「あいつは、ゆるちょさんのその強力な「光るの君の目」を愛していますからね・・・」

と、涼しい顔して、ブラッディ・マリーを飲む貴島くん。


「ゆるちょさん・・・僕、前から、聞きたかったんですけど、女性を恋に落とす方法を、理論的に語るとしたら、どんな感じになります?」

と、貴島くん。

「え、理論的に・・・学校の先生みたいに語れってこと?」

と、僕。

「ええ・・・どんな風になるのか、興味があったので・・・」

と、貴島くん。

「なるほどね・・・まあ、ちょっとやってみようか、ここで・・・」

と、僕。


「まず、恋と言うモノは・・・本質的に、男性がプレゼンし、女性が落ちるモノだ・・・つまり、決定権はどこまでも、女性にあると言うことだね・・・」

と、僕。

「まあ、これは自然界に具体例を見つけるとすれば・・・孔雀がいい例になるだろう・・・オスの孔雀のあの美しい羽」

「・・・特に目を擬似化した羽全体に広がるキラキラ光る擬似的な目の数に注目してもらいたい」

「・・・あのキラキラの○が多ければ多いほど、孔雀のメスはオスに恋に落ちやすい・・・と言われてるんだ」

と、僕。

「なるほど・・・それって、人間にも共通する感じですね」

と、貴島くん。

「そ。女性を恋に落とす方法は簡単だ・・・つまり、男性も孔雀と同じように「光るの君の目」を獲得すればいい」

「・・・これがメスを恋に落とす唯一のマジックアイテムになっているんだからね・・・僕がこの「光るの君の目」を獲得したのは30歳前後だった」

「だからこそ、そこから、多くの女性に恋される時代に突入したんだね・・・」

と、僕。

「ゆるちょさん・・・孔雀の羽のキラキラな擬似目と・・・ゆるちょさんの持つ「光るの君の目」のキラキラ」

「・・・これはメスを恋に落とす同じ装置と考えてもいいんでしょうか」

と、貴島くん。

「うん・・・これね、要はメスを本能的に高揚させる効果があるんだな、このキラキラには」

と、僕。

「女性はどういうオスの個体に恋に落ちるかと言うと・・・強い個体・・・」

「つまり、サル山のボスのように、群れを本能的に統率出来る程の「本能力」を持った個体に恋に落ちるんだ」

と、僕。

「「光るの君の目」はそういう超強い「本能力」を持った個体のみが、装備することが出来るんだね・・・つまり、それを僕は「サル山のボス力」と呼んでいるけど」

「・・・だから、「光るの君の目」はそういう「サル山のボス力」を装備した強い個体のイコンになるんだ・・・いわゆる印になるんだな」

と、僕。

「だから、メスは「光るの君の目」を持った「サル山のボス力」を装備した個体に恋に落ちる・・・そのDNAが欲しいからだよ」

「だって、メスは自分の子供にどこまでも強いDNAを欲するからね・・・結局、恋とは、欲しいDNAを持っている個体と交尾したいと言うメスの気持ちそのものだ」

「だから・・・「光るの君の目」に出会うと女性は恋に落ちるんだ」

と、僕。

「それが恋の理論のすべて・・・要はメスは強い個体のオスのDNAを欲しがる・・・それだけの話なのさ。言葉にしちゃうと、簡単だろ」

と、僕。

「ええ、そうですね・・・そうなると、孔雀の羽根のキラキラお目目も・・・「サル山のボス力」を持つ強いオスの個体のイコンになるのかもしれませんね」

と、貴島くん。

「うん、そうかもしれないね・・・」

と、僕は頷いた。


「ゆるちょさんは、その「光るの君の目」はどのような経緯で獲得したんですか?僕は割りと子供の頃から女性に見られる機会が多かったので」

「自然と目が成長して「光るの君の目」を獲得出来ましたけど・・・」

と、貴島くん。

「そっか、「光るの君の目」への成長についても、語った方がいいね。僕の場合は、30歳でサイクリストになって、毎週末、湘南中をヘルメットにサイクルウェア姿」

「で走りまくったり、デパ地下に出現していたおかげで、女性の注目度が上がり・・・たくさんの女性に僕の目を見られて・・・で、「光るの君の目」を装備出来たんだね」

と、僕。

「このことから・・・要はそれって、多くの女性から「ハッピーエナジー」の直接照射を受けたって事なんだよ。そのエネルギーを僕は目で受けた」

「つまり、まず、僕の目は、「ハッピーエナジー」を吸い込む穴が開いたわけさ・・・で、さらに多くの「ハッピーエナジー」の直接照射を受けた僕は」

「「こころのポッケ」に「ハッピーエナジー」がたくさん溜まり・・・それ以上の「ハッピーエナジー」を今度は目から照射出来るようになった、と言うわけ」

「これが「キラキラ」の正体・・・つまり、それは「ハッピーエナジー」の直接照射そのもの・・・というわけなんだな」

と、僕。

「なるほど・・・エネルギーのやりあいが出来るように目に穴が開いた状態なのが「光るの君の目」ということになるんですね?」

と、貴島くん。

「そういうこと・・・この機能が無いと、異性と「ハッピーエナジー」のやりあいが出来ないから、異性を恋に落とすことは出来ない・・・そういう話なんだよ」

と、僕。

「で、もちろん、異性の目をしっかりと見れるくらい、人間性も強くなるし、オスとして自信を持つから・・・メスを恋に落とせると言うわけ」

「要は個体として、強い精神力を獲得したから・・・その強さにメスが恋に落ちてくるカタチなんだね」

と、僕。

「なるほど・・・逆に経験も何も無いオスの個体は・・・目が「死んだ魚の目」の状態・・・有り体に言えば目に穴が開いていないから」

「異性が視界にすら、いれず・・・絶対に恋が出来ない・・・そういう話になるんですね」

と、貴島くん。

「ま、有り体に言えば・・・そういうことだね。女性は「死んだ魚の目」のオスは相手にしないばかりか、視界にすら、いれないよ」

「つまり、彼女達からすれば、その個体はそこに存在すら、しないことになる・・・怖いね、女性の世界は」

と、僕。

「ま、これが恋の具体的理論だ・・・」

と、僕。


「で・・・ちょっと寄り道になるけど、キラキラの正体について、もう少し言葉にしておこう」

と、僕は言葉にする。

「キラキラ・・・これはさっきも言った通り、人間の場合、「ハッピーエナジー」だ。孔雀の場合は太陽の照り返しだと思うんだけどね・・・」

「実際、僕は普段、「光るの姫の目」を持った女性と普通に目と目を合わせている・・・まあ、ユキちゃんも御島さんも、ミユウちゃんもその「光るの姫の目」を」

「持っているからね・・・」

と、僕。

「ええ。それは僕も承知しています」

と、貴島くん。

「で、貴島くんもこの感覚はわかってくれているだろうと思うけど・・・要は「光るの君の目」で「光るの姫の目」と目を合わせると、すごく気持ちいいんだ、本能的に」

「だから、ついつい目を合わせたくなる・・・この背後には、お互いの目から「ハッピーエナジー」が照射されているから、それが自分の「こころのポッケ」に溜まり」

「本能的に超気持ちよくなる・・・そういう効果があるんだね」

と、僕。

「ええ、その感覚、僕も体験的にわかります。・・・というか、体験しないとわからないでしょうね、この気持ちのいい感覚は」

と、貴島くん。


・・・と、そこへ取材に出ていたユキちゃんが登場!

「やっぱり、ここでしたか・・・ゆるちょさんは、今日あたり、この週末の話を貴島さんに話すだろうと思ってたから・・・」

と、ユキちゃんは超笑顔。

「何の話してるんです?ゆるちょさん」

と、ユキちゃんは既に生ビールを注文済みだ。

「いや、僕とユキちゃんって、「光るの君の目」と「光るの姫の目」を合わせると、本能的に気持ちよく感じるよね?それ経験的にわかるでしょ?その話」

と、僕。

「ああ・・・その話ですか。ゆるちょさんの「光るの君の目」は特に超強力で、とっても気持ちいいんですよねー」

と、ユキちゃんは笑顔。

「でさ・・・その気持ち良さって、経験者にしかわからないって僕は思っているんだよね」

と、貴島くん。

「なるほど・・・それはそうでしょうね」

と、ユキちゃん。

「つまり、僕が思うのは、「光るの君の目」を獲得出来ていない・・・言わば「死んだ魚の目」をした人間は、この気持ちのいい感覚は一生わからないし」

「その気持ちよくする「光るの君の目」「光るの姫の目」のチカラが女性を恋に落とすし、男性も恋に落とす・・・その構図を一生理解出来ずに」

「死んでいくんだと思うんです」

と、貴島くん。

「多分、彼らは・・・恋とは、自分に一生関係の無いモノ・・・みたいな浅い捉え方しかせずに・・・恋の出来ている人間は、まるで不正を働いているかとのように」

「感じて、どこまでも自分アゲしか出来ずに・・・自分が恋出来ない言い訳ばかり挙げて・・・時代が悪かったとか、自分以外のせいでそうなっている」

「・・・そういう言い訳への「逃げ込み者」が増えるだけ・・・と、僕にはそう思えるんです」

と、貴島くん。

「ん?貴島くん・・・この週末の間に何かあった?・・・水本くん絡みかな、それは」

と、僕。

「ええ、さすがゆるちょさん、よくわかりますね・・・水本とこの週末、実は、よく話し合ったんですよ・・・金曜日に、あいつの悪い所が明確になっちゃったから」

「あの性格のいい、水島ミユウにまで、否定されて・・・ちょっと一緒に飲んで、探ってみたんです、この週末」

と、貴島くん。

「なるほど・・・確かに、水本くん、ちょっと馬脚を現した感じだったもんね・・・でも、ミユウちゃんは、そんなに怒っていなかったよ」

「かわいい後輩だからこそ、辛辣に言った・・・的な事言ってたし」

と、僕。

「うーん、それはどうかなあ・・・女性は男性の前では本音を隠しますよ」

と、ユキちゃん。

「そうお?でも、あのミユウちゃんだぜ・・・」

と、僕。

「うーん、それはわかるんですけど、あの性格のいい水島が「場所変えたい」って、あの時、平然と水本を否定したでしょ・・・口ではゆるちょさんを安心させるために」

「そう言ったとは思うんですけど、本心では、あの瞬間、水本を切ったような感じに思えて・・・」

と、貴島くん。

「わたしもそれは、感じたな」

と、ユキちゃん。

「なるほど・・・となると、今日、ミユウちゃんと水本くんの様子はどうだった?二人、接触はあったんでしょ?」

と、僕。

「水本は自信を失って・・・ちょっとオドオドしているし、水島は・・・しれっと接触してたけど、いつもの笑顔がなかった感じでしたね」

と、貴島くん。

「それはわたしも感じました」

と、ユキちゃん。

「なるほど・・・ミユウちゃんの言葉は、僕を安心させる為の言葉だったか・・・二人の間で何かが壊れた・・・そう見た方が正確かもしれないな・・・」

と、僕。

「ま、だから・・・水本、水島に否定されて以来、少しひねくれたと言うか・・・どうも話を聞いていると、あいつの学生時代の恋は」

「「理性からの恋」だったようなんですよ・・・いわゆる勘違いの恋・・・つまり、あいつ、「本能からの恋」を経験したことないんです」

と、貴島くん。

「そうなんだ・・・」

と、僕。

「だから、あいつ・・・未だに「死んだ魚の目」じゃないですか・・・今のままじゃ、あいつそこから抜け出せない・・・」

と、貴島くんは断定的に言う。


「ゆるちょさんが、その「光るの君の目」を獲得して以来・・・多くの大人の女性を恋に落とした事は理解出来ます。僕は、22歳の頃にこの「光るの君の目」を獲得して」

「それ以来・・・割りと多くの女性を恋に落としてきた過去があるから・・・その入れ食い感は、僕もよくわかるんです」

と、貴島くん。

「でも、水本は、そういう経験が一切無い・・・だから、頭では理論的にわかっていても、感情的に納得していないようなところがあるんですよね」

「要は僕らの言っている事が妄想のように思えるらしいんですよ・・・つまり、それの出来ていない自分を否定したくないから、どうしても、僕らを否定したい」

「・・・となると、僕らが妄想を言ってると仮定しないと自分を正当化出来ない・・・そういうロジックです」

と、貴島くん。

「まあ、僕らが妄想を言ってるとすれば・・・水本くんは肯定されるわけか・・・で、そこに何の意味があるわけ?」

「そうまでして、自分を肯定して、あとに何が残るんだ?・・・結果、誰からも恋されないし、女性に否定され続ける水本くんが残るだけじゃないの?」

と、僕。

「そうなんですよ・・・あいつが女性から否定される理由は・・・常に自分を肯定しようとモノを考える癖が小さい頃からあるらしい・・・どうもそこのようなんです」

と、貴島くん。

「あいつの世代は・・・結局、自分以外がすべて悪いという価値観で育ってきてしまった・・・だから、常に自分を肯定する癖がついてしまっている」

「自分が羨ましい状況があると、「すべて妄想だ!」という結論で片付け・・・決して自分は否定しない」

「・・・そういうロジックをあいつは創りあげてしまっているんです、自分の中に・・・」

と、貴島くん。

「なんか・・・人間的にちいさーい。そういう男性を女性は嫌いますよ、普通に」

と、ユキちゃん。

「うーん、その状況はわかった・・・でも、それって単なる、言い訳への「逃げ込み者」と化しているに過ぎないから・・・人生ふしあわせスパイラルにいるだけだよ」

「このまま、その状況で推移したら・・・水本くんは、女性に嫌われ続けて・・・誰からも相手にされなくなるよ?それでも彼はいいの?」

と、僕。

「それについては、僕も言ったんですけどね・・・」

と、貴島くん。

「あいつ、男性の前ではええかっこしいで、自分を好きにならない女性の前では・・・しれっと女性蔑視やってるんですよ・・・」

と、貴島くん。

「うん、それ、わたしもたまに感じる・・・」

と、ユキちゃん。

「うーん、でも、貴島くんの職場は女性の多い職場でしょ・・・そんなことしてたら、業務に差し障りがあるんじゃない?」

と、僕。

「ええ・・・思い切り差し障りがあります。それは僕もあいつに言ったんですけどね・・・要は奴は理性的にはわかっているんですけど、本能的な部分で」

「それを治すことを拒否しているらしいんですよ・・・」

と、貴島くん。

「やっかいだな・・・それは・・・」

と、僕。

「結局、奴らの世代の弱さって・・・そこなんですよ。能力が無い分、これまで、周囲から否定されてきた過去があった・・・だからこそ、自分くらいは評価してあげたい」

「その思いが強くあるから・・・周囲の言葉を信用せず、自分しか信じられなくなった・・・それが彼らの世代の正体です」

と、貴島くん。

「だから、彼らは女性から、恋されない・・・そういう現状を生んでいるんですよ」

と、貴島くん。

「うーん・・・これは時間に頼るしかないらしいね・・・今すぐどうこう出来る問題じゃないな・・・」

と、僕。

「僕も、そう思います・・・」

と、貴島くん。

「うーん、二人共やさしすぎません?確かに水本くんは後輩だけど・・・そこまで面倒見る必要ってありますか?」

「女性からすれば・・・そういう男性は放っておくに限るって感じですけどね」

と、ユキちゃん。

「だって、生き方は自由に選べるんですよ・・・自分で。それを水本くんはやってるに過ぎないんじゃありません?」

「それで、彼が女性に嫌われても、貴島さんにも、ゆるちょさんにも、何の責任もありませんよ・・・」

と、ユキちゃん。

「まあ、それは多岐川の言う通りではあるんだけどね・・・」

と、貴島くん。


「うーん、話を戻すと・・・つまり、女性を否定することでしか、自分の存在を確立出来ないから・・・永久に恋を諦めているのが、今の若い世代と言うことか・・・」

「それじゃあ、永久に「死んだ魚の目」のままだな・・・「光るの君の目」を獲得して、大人の女性を恋に落とすなんて、夢のまた夢だ・・・」

と、僕。

「結局、彼らがリスクを取りたがらないのも・・・正社員という既得権益に逃げ込みたがるのも・・・自分アゲしたいから・・・それだけなんです」

と、貴島くん。

「ゆるちょさん・・・はっきり言ってください・・・この世代、将来どうなります?」

と、貴島くん。

「さっきも言ったけど・・・言い訳への「逃げ込み者」は人生不幸スパイラルへ一直線だ」

「・・・周囲も巻き込むから、その対応策は関係性を一切切るのがベターと、言うことになるよ・・・冷たいようだけど」

と、僕。

「やっぱり、そうですよね・・・もう少しだけ・・・もう少しだけ、がんばってみますよ、僕・・・」

と、貴島くん。

「どこかに突破口があるかもしれない・・・それを探して、やれるだけの事はやってみます」

と、貴島くん。

「さすがの貴島くんだな・・・しかし、ひとつ言うとすれば・・・女性の洞察力は、一般の男性よりはるかに高い・・・それだけは言っておくよ」

と、僕。

「水本くんが職場の女性に嫌われている事実が・・・その話を十分物語っていると思いますけどね」

「彼・・・周囲を騙せると勘違いしているみたいだし・・・女性はそんなに甘くないですけどね」

と、ユキちゃん。

「だ・・・そうだ。貴島くん、どうする?」

と、僕。

「ええ・・・それは十分理解した上で・・・状況の推移を見ながら、打つ手を考える事にします」

と、貴島くんは言葉にした。

彼は、少し長い溜息をついた。


(おしまい)


さ、今日は火曜日。気合入れて仕事をする日ですね。

夏も盛り上がっている今日、気合入れましょう!

そして、夕方には、美味しいお酒を!

そのためにも、いい仕事しましょう。

気合、気合です(笑)!


ではでは。

崇徳院は全然可哀想じゃなかった!(怨霊化、ほんとにしたの?)

2014年07月28日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・ま、夏と言うこともあるし、日本最強の大魔縁「崇徳院」をとりあげてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「ま、この崇徳院さんの有名な言葉に「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」と言葉にしているんだよね」

と、タケルは言葉にする。

「崇徳院さんが日本一の大魔縁と呼ばれるのは・・・この言葉があるからなんですね」

と、レイカは言葉にする。

「そうだね。まあ、これは彼が保元の乱に負け、その責任を取って配流された讃岐の地で、五部の「大乗経典」をその自らの血で書写したモノを」

「京のどこかの寺にでも納めて欲しいと願ったのを信西や後白河天皇が「呪詛では?」と疑って、その望みを拒絶したことが直接の原因となって」

「崇徳院は、上記の言葉を吐いた・・・という事になっているんだ。ま、どこまで本当かどうかわからないけどね・・・」

と、タケル。

「通説では、そうなっていますね」

と、レイカ。

「まあ、この件については、彼の環境が悪かった、かわいそう・・・と言った話に落ち着くのが定例なんだけど・・・僕的にはこのエピを日本文化的な」

「見方で、読み解いていきたいと思う・・・ま、僕らはその日本文化を利用して、どう生きていけばいいか・・・そのあたりの答えが出ればいいんだ、僕的には・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・現代のわたしたちの生きる糧になればいい・・・そういう意見ですね」

と、レイカ。

「そういうこと」

と、タケルは言葉にした。


「僕はこの崇徳院のエピを見ると・・・日本とはいかに後見人の存在が重要か・・・そういう日本文化を感じるんだね」

と、タケルは言葉にする。

「後見人?・・・崇徳院の場合、父、鳥羽天皇が、それに当たりますか?でも、鳥羽天皇は、崇徳院がその父、白河法皇と鳥羽天皇の妻、待賢門院藤原璋子」

「との子と信じて・・・崇徳院を「おじご」と呼んで忌避した・・・事が崇徳院のすべての災難の大元のエピソードになりませんか?」

と、レイカ。

「うん、確かにそうなんだけど・・・崇徳院が保元の乱に突っ走るきっかけになったのは、鳥羽法皇が亡くなった事なんだ」

「つまり、鳥羽法皇が生きている間は、その面子を潰すわけにいかないから、崇徳院を排除したい勢力は動けなかったと考えられるんだね」

と、タケル。

「なるほど・・・鳥羽法皇は、崇徳院自身について忌避はするけれど、同じ血筋を引く人間としては、保護していた・・・そういうことですか?」

と、レイカ。

「うん。だって・・・よく考えてごらんよ、崇徳院自身は何も悪くないんだ・・・確かに彼はその父、鳥羽天皇の譲位により、天皇になったものの」

「鳥羽上皇は自分の確実な血筋である近衛天皇を天皇にするために、崇徳天皇に譲位を迫り、譲位させている・・・でも、これは親として、ごく当然の処置だろう」

と、タケル。

「近衛天皇は若くして亡くなるけど・・・この時、崇徳院はその子、重仁親王の即位を熱望するも、崇徳院の弟・・・鳥羽上皇の差配によって、後白河天皇の即位」

「・・・と表向きはそうだけど、実際は、この近衛天皇の死こそ、崇徳院に近い、悪左府藤原頼長の呪詛によるものと公家達は見ていたんだ」

「だから、崇徳院の子、重仁親王の即位が成立するはずはなかったんだ・・・結局、崇徳院もその子の即位を熱望し、自分がその父として、権力を握る日を夢見ていた」

「・・・だから、やってることは、皆同じで・・・鳥羽上皇も、崇徳院も五十歩百歩なんだよね、よく背景を見てみると・・・」

と、タケル。

「一番悪いのは、息子の嫁に、自分の妾をくっつけて・・・くっつけるだけじゃなく、その関係を、息子夫婦が成立した後も続けた、白河法皇と言うことですか?」

と、レイカ。

「ま、そういうことになるけど、あの時代、特に白河法皇は、権力絶大だったし、社会的通念として、姦通罪的な意識も無い時代だったから」

「・・・ま、性におおらかな時代だったと考えた方がいいかもしれないね・・・」

と、タケル。

「だから、一方的に崇徳院が可哀想と言う見方は成り立たないと僕は思う。むしろ、彼は政治的敗者に過ぎないんだ」

「彼は後見人である鳥羽上皇と上手く行きかけてた時代はあったんだ。崇徳院の子の重仁親王は・・・当時、鳥羽上皇が寵愛していた美福門院の養子に迎えているんだ」

「つまり、鳥羽上皇が即位をこだわった近衛天皇に子が生まれないまま、死んだ場合・・・重仁親王が自動的に即位することになっていたんだからね」

「つまり、鳥羽上皇は、それは許したんだ・・・つまり、鳥羽上皇と崇徳院は、和解した状態にあった・・・と見るべきなんだね、この時代は」

と、タケル。

「でも、実際に近衛天皇が崩御すると・・・重仁親王は即位出来なかった・・・」

と、レイカ。

「そこさ・・・問題は。つまり、崇徳院自身が、公家を敵にまわしてしまったと言うことさ・・・その時、崇徳院が敵に回したのは、こともあろうに、美福門院だ」

「そこは絶対に重仁親王の後見人にしなければいけない人材だよ。多分、鳥羽上皇と崇徳院の和解がなったのは、美福門院の助言が大きかったと言えるんだ」

「やっぱり、オトコは寵愛している女に弱いからね・・・それなのに、その美福門院に後ろ足で砂をかけるような行為を崇徳院はしちゃったんだろう」

「だから、美福門院は、崇徳院の敵に回ったんだ・・・一番、日本人として、やっちゃいけない行為だねー」

と、タケル。

「さらに、藤原摂関家内で、悪左府藤原頼長と敵対していた・・・その兄の藤原忠通も敵にまわし、辣腕政治家、信西すら、敵に回してしまった・・・」、、

「それが、結局、重仁親王の即位を水疱に帰す結果になったんだ・・・つまり、その時点で政治的失敗をしていたのが、崇徳院自身だったと言うことなんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・権力者を後見人にするから、日本では政治がうまくいく・・・望みの現実がやってくると言うのに」

「崇徳院は、まるで逆の事・・・自分の為に一肌脱いでくれた美福門院に後ろ足で砂をかける行為をした・・・結果、後見人から、正面の敵になってしまった」

「これが日本で一番やっちゃいけないことなんですね・・・」

と、レイカ。

「崇徳院の美福門院に対する態度を見ていた、藤原忠通、信西らなど、能力の高い政治家は・・・崇徳院は、絶対に上皇にしては、この日本の為にならないと踏んだのさ」

と、タケル。

「もうひとつ崇徳院の失敗がある・・・悪左府藤原頼長と組んだ事だ・・・この悪左府・・・要は「知識者」の「俺偉い病」だったんだよ」

「だから、「知識」を鼻にかけて、個人的に「天誅」なんてのも、やってる・・・こういう自分勝手な人間を日本人は嫌う。なぜなら、それは個人で決めたルール」

「に則っているに過ぎないからだ・・・「和を以て貴しとなす」が最高正義のこの国では、自分勝手はどこまでも許されないんだ」

と、タケル。

「なるほど・・・だから、藤原頼長は、悪左府と呼ばれているんですね。「日本一の大学生(だいがくしょう)」と呼ばれたことでもわかるように」

「その自身の知識におごり・・・他人まで、勝手に殺しちゃうとは・・・確かに日本人大失格ですね・・・」

と、レイカ。

「そう。つまり、崇徳院は、日本人のやっちゃいけない行為を犯しているし、悪左府は、悪左府だからね・・・日本文化としては、否定すべき二人が組んだのだから」

「そりゃあ、政治的に、絶対勝てるわけはないわけよ・・・」

と、タケル。

「「保元の乱」が起こった経緯はかなり象徴的なんだ・・・崇徳院の唯一の後見人の鳥羽上皇が生きている間は、その顔を潰すわけにいかないから」

「美福門院も、信西も、藤原忠通も動けなかった・・・しかし、鳥羽上皇が死ぬと「上皇左府同心して軍を発し、国家を傾け奉らんと欲す」という噂が京に流れ」

「藤原頼長は、勝手に軍兵を集めてはならない旨の後白河天皇からの綸旨が諸国に配られ・・・藤原頼長のいた、摂関家の邸宅が武家によって押収されている」

「つまり、信西、藤原忠通、美福門院は、もう既に、鳥羽上皇が死んでからのシナリオを練り込んでいて・・・鳥羽上皇の死のタイミングで」

「一気にそのシナリオを現実化させたんだ・・・」

と、タケル。

「後見人のいない、崇徳院・藤原頼長組は、なすがままな感じですね・・・」

と、レイカ。

「そういうことだ・・・そういう意味で言うと、崇徳院も、藤原頼長も、「俺偉い病」なんだよ・・・だから、政治も間違えるし、後見人も立ち去るんだ」

と、タケル。

「鳥羽上皇が死んだのが、保元元年、1156年の7月2日で・・・崇徳院が白河北殿に入ったのが7月9日、翌10日に藤原頼長が白河北殿に入り」

「・・・噂通りに結局なっちゃうわけで・・・こうなることは信西一派からすれば、シナリオどおりなわけよ。でも、もう、崇徳院にも、藤原頼長にも」

「そうするしか道はなかったんだね・・・」

と、タケル。

「そう見てくると、信西一派の現実を見通す、キレ具合の鋭さは、すごいですね」

と、レイカ。

「そういう事になるね。そして、崇徳院側に馳せ参じた武家は甚だ弱小で、もちろん、平清盛や源義朝も信西側についている」

「まあ、モノの見える武家は、政治の下手な側には、つかないよ・・・この一事からしても、崇徳院の政治力の無さは・・・頭の悪さは」

「当時の人間も理解していたと言うことさ・・・」

と、タケル。

「この時、兵力の少なさに危機感を覚えた武家達が敵側への夜襲を提案したんだが、藤原頼長が、「王者の戦いは陽のもとにて、やるもの」などと」

「アホな事言っていて採用しなかったんだよね・・・これ、同じ「俺偉い病」だった石田三成と言ってる事がおんなじだから、笑っちゃうよねー」

と、タケル。

「結果、その藤原頼長軍は、7月11日未明(7月10日夜)、信西軍の平清盛・源義朝連合軍の夜討に遭い・・・あえなく敗れて」

「・・・藤原頼長は殺され、崇徳院は讃岐へ配流になったんですね」

と、レイカ。

「つまり、こうやって見てくると、崇徳院は、最初の環境こそ、かわいそうだったけれど、大人になってからは、その政治性の無さが身の破滅を招いた」

「・・・そういうことになるわけ・・・つまり、政治力がありすぎて、周囲から危険視されて太宰府に左遷された菅公とは、全くの大違いなんだよね、あり方が・・・」

と、タケル。

「崇徳院は政治力も人を見る目もなかったから、味方にすべき人間をすべて敵にまわし、味方にしちゃいけない人間と手を組み・・・政治的に大失敗して」

「配流された・・・生きているだけでも、ありがたいと思へ・・・信西側はそう思ったでしょうね」

と、レイカ。

「そ。実際、天皇経験者が配流されたのは、奈良時代に配流された淳仁天皇以来だから・・・この時の天皇も、実は崇徳院と全く同じセリフを言うんだけど」

「それはまた別途触れよう・・・日本の歴史は面白いよ。だって、本当に歴史は繰り返すんだからね・・・と、より道はそこまで」

「つまり、崇徳院の罪は、この400年の中で最も重い罪だったんだよ・・・それくらいやってはいけない事をやった政治力の無いダメな人間だったと言うことさ」

と、タケル。

「なるほど・・・となると、崇徳院が流されたのは、ごく全うな対応だったと言うことになりますね・・・」

と、レイカ。

「だから・・・実は、血で書いた五部大乗経も・・・実は乱で死んだ人間達の鎮魂の為にちゃんと墨で書いたとされる書すらある」

「崇徳院が配流先で実際に詠んだ歌・・・「思ひやれ 都はるかに おきつ波 立ちへだてたる こころぼそさを」を鑑賞しても」

「・・・都に対する怨念などは感じられず、むしろ、気の弱さや都への懐かしい思いなどを感じられる・・・」

「だから、怨霊と化した崇徳院伝説は・・・後世の人の創造なのでは・・・と疑いたくなるね・・・その実像は、やらかしちゃった貴人程度だったんじゃないかな」

と、タケルは結論づける。

「・・・ただし、怨霊は誰が作るかと言えば・・・菅原道真の記事でも指摘した通り、その人間を左遷したり、配流したりした張本人の」

「「ちょっとあいつには悪いことしちゃったかな?」という自責の念から出るもので・・・これも日本文化そのものだよね」

「なぜなら・・・それが結局、他人に問題を押し付ける行為につながっちゃったから、なんだよね・・・」

と、タケル。

「状況的に言うと、1177年、鹿ヶ谷事件、安元の大火、延暦寺による強訴などが立て続けに起こり、崇徳院の怨霊に関する記事が公家の日記に登場しています」

「以降、1176年には、建春門院・高松院・六条院・九条院など、後白河や忠通に近い人々が相次いで死去しています。この頃から公家の間では」

「崇徳院及び、藤原頼長の怨霊の事が騒がれていたようで、結果、1184年8月3日、後白河法皇によって、崇徳院は元々讃岐院の院号だったのが廃止され、崇徳院とされ」

「藤原頼長には、正一位太政大臣の位が追贈されました」

と、レイカ。

「やはりな・・・崇徳院と藤原頼長を敵として討った・・・後白河法皇によって、怨霊の鎮魂が成されている・・・これが日本のお約束だよ・・・」

と、タケル。

「ま、明治天皇が即位前に、崇徳院の御霊を京に戻す手続きをしたのは、有名な話だけど・・・でも、こうして見てくると、菅原道真と違って」

「崇徳院は、自分でまずい政治をしたから、罰をくらっているんだから、怨霊などになるはずがない・・・って感じの感想を持ったけどね、今回」

と、タケル。

「そうですね。わたしも、ちょっと崇徳院のイメージが変わりました。今まではただの可哀想な人かと思っていたけど」

「そうじゃなかった。やってはいけないことをしたから、当然、配流されただけですものね・・・」

と、レイカ。

「それでも、後白河法皇は、自分の死が怖かった・・・自分の死=京から政権が鎌倉に持ち逃げされるから・・・」

「つまり、崇徳院が言葉にした「其の力を以って、日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」通りの世に実際になりそうだったからだよ」、

と、タケル。

「だから、後白河法皇は、崇徳院に恐怖し、鎮魂を図った・・・でも、結局、その死によって、源頼朝は征夷大将軍になり」

「政権は鎌倉に移った・・・まさに「皇を取って民となし、民を皇となさん」の国になったんですね・・・」

と、レイカは感激的に言葉にした。


「うん。今日もなかなか、劇的な話になったねー。さて、んじゃ、レイカちゃん、今日も飲みに行こうか」

と、タケルは言葉にする。

「はい、どこまでもお供します」

と、レイカは言うと、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


彼自身は、政治力も無かったし、人を見る目もなかったんですね、崇徳院さん。

でも、政治の状況如何で・・・彼は大魔縁になってしまった・・・。

それは時代と言うモノの怖さ・・・だと言えると思います。


ま、でも僕的な考察になったかなって感じです。

ありきたりの崇徳院考察にならなかったところが、僕的には満足ですね。


さ、仕事にも満足したし、さ、飲みに行きましょう!


ではでは。

7月28日 女性をしあわせに出来る本当のオトコを見極めろ!(恋のマジックアイテムを持て!)

2014年07月28日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

楽しい夏が始まりましたねー。

にしても、結局、自分が誰と生きているか・・・それが一番大事になってくるんですね。

誰が自分といてくれるのか・・・そこを大事に出来ているかどうか・・・そこが重要になってきますねー。


ま、夏です!楽しみましょう!


さて、その時、僕は御島さん(31)、ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)と、お酒を飲んでいました。

「いやあ、花火大会綺麗だったね・・・海から早めに返って来て、浴衣に着替えて最集合と言うのは、なかなかよかった」

と、僕。

「わたしは、ユキさんのマンションに浴衣を置いておいて貰っていたので、そこで着替えられてよかったです」

と、ミユウちゃん。

「ま、うちのマンションには、ゆるちょさんの浴衣も置いてあったから・・・全然構わなかったの」

と、ユキちゃん。

「ゆるちょさんの浴衣いいですね。ちょっと麻っぽい風合いもありながら・・・これー、さやま縮(ちぢみ)の浴衣?ユキちゃん」

と、御島さんは僕の浴衣をチェック。

「ええ・・・お店の人に男性はこれがいいだろうって薦めてもらって・・・かすれ十字の柄も、ゆるちょさんにお似合いだし・・・」

「角帯もこの濃い藍色の感じがゆるちょさん気に入ったみたいで・・・」

と、ユキちゃん。

「前に、ゆるちょさんがユキちゃんと銀座のお店に浴衣を見に行ったって聞いて・・・わたしも以前、ユキちゃんに紹介を受けた店だったから」

と、御島さん。

「やっぱり、和物は、いいモノを身につけないといけないってわたし思うから・・・ゆるちょさんにも、そうであって欲しいから・・・」

と、ユキちゃん。

「もう、ユキちゃんにいろいろ教わるまで、恥ずかしながら、浴衣や帯の知識、皆無だったから・・・いやあ、ユキちゃんには勉強になるよ、いつもいつも」

と、僕。

「御島さんの浴衣も、大人っぽくて、色っぽいですね。やっぱり、大人の女性は着付けからして違う感じです」

と、ミユウちゃん。

「わたしのは、綿縮(めんちぢみ)の浴衣なの。昼着用の絹紅梅の浴衣も持っているんだけど、花火はちょっとラフに行きたかったから」

と、御島さん。

「御島さんの若草色の帯が大人っぽい色気を放っていますよね・・・まだ、わたしには、手を出せない帯の色です」

と、ユキちゃん。

「ユキちゃんだって、その朱鷺色の帯が相当似合っているわよ。帯留めの赤いアイテムもかわいいし、若さの特権ね、その大胆な色使いは・・・」

と、御島さん。

「いえいえ・・・それに、その御島さんの松葉柄は、やっぱり、大人の女性じゃないと着こなせませんよ」

と、ユキちゃん。

「あら、ユキちゃんだって、赤い金魚柄は、若くてかわいい女性だからこその柄だわ」

と、御島さん。

「はい、はい・・・ユキちゃんと御島さんは・・・ファッションの褒め合いモードに入るとなかなか帰ってこなくなるから・・・それくらいにしておいて」

「俺達完全に取り残されたよね、ミユウちゃん」

と、僕。

「そうですね・・・でも、それくらい、おしゃれの感覚がそっくりなんでしょうね、お二人は」

と、ミユウちゃんは笑っている。

「でも、ゆるちょさん、雪駄姿もお似合いですよ。っていうか、今年の最初の頃に比べると・・・また、痩せてますよね・・・なんか、顔の当たりも以前よりすっきりされて」

と、ミユウちゃん。

「いやあ、もう、体脂肪率は今年度中に5%まで落とすと決めちゃったんだよ・・・」

と、僕。

「具体的にはどういうやり方で、体脂肪率を下げているんですか?朝のウォーキングでしたっけ?」

と、ユキちゃん。

「いや、ウォーキングは辞めた・・・あれだと、負荷が低すぎてね・・・だから、今は超朝で、エアロバイクトレーニングを進めている」

「あれだと、消費カロリーがシビアに表示されるから、計算しやすいんだ」

と、僕。

「それと、タニタの体重計で、毎日、体脂肪率とBMIを確認しながら、体脂肪率を落としているから・・・ま、今後の予測もしやすい」

「もちろん、結果は、毎日エクセル表で管理しているから、ある意味、レコーディング・ダイエットにもなっているから、失敗はしないよね・・・」

と、僕。

「今年度中に5%ですか・・・やりますね、ゆるちょさんは・・・いつも、やるからには、徹底的ですものね」

と、御島さん。

「ま、そんなの、人生で一度やっちゃえば、あとは、維持・管理するだけだから、楽だからね・・・僕と体脂肪との戦いも、ラストラウンドに入ったと言うわけさ」

と、僕。

「ゆるちょさんは、常に目標を持って・・・それを実現していく人生にしていますよね・・・すごいなあ、もう」

と、ユキちゃん。

「ま、来年のシーズンインの頃には、体脂肪率5%で、シーズンイン出来るわけだから・・・すっげー楽!って話さ」

と、僕は笑顔で言った・・・。


「でも、花火キレイでしたね・・・隅田川花火大会は、いつも来てたので・・・今日はゆるちょさんを始め、皆さんと来れて、とても楽しかったです」

と、ミユウちゃん。

「ミユウは、昨年は誰と来てたの?もちろん、オトコの人と一緒でしょ?ミユウは女性のわたしが言うのも、変だけど、かなり綺麗だから」

と、ユキちゃん。

「昨年は、その頃、ちょっといいなって思う男性に誘われて・・・でも、二人きりになると・・・あまり、自分に自信の無い男性だって事がわかっちゃって・・・」

「それで幻滅して・・・その花火大会を境に、こころが離れちゃった・・・って、感じでした・・・」

と、ミユウちゃんは、舌を出す。

「でも、お仕事でゆるちょさんと出会って・・・こうやって普段も一緒にいさせて貰えるようになって・・・なんか、男性にわたしが持っているイメージって」

「間違っていなかったんだなって、思えるようになって・・・正直ありがたいんですよね、ゆるちょさんの存在って・・・」

と、ミユウちゃん。

「ミユウちゃんが男性に持っているイメージって、具体的に言うと、どんななの?」

と、僕。

「強くて逞しくて、自分に自信があって・・・俺について来いって、言える男性・・・それは恋にも仕事にも、自信があるってイメージです」

と、ミユウちゃん。

「そういう男性って、最近、いないわよね・・・ゆるちょさん以外には・・・」

と、御島さん。

「同感・・・だから、わたしや御島さんは、こうして、ゆるちょさんべったりになっちゃうのよね・・・」

と、ユキちゃん。

「なんか、全体的に男性が弱くなっている感じがするわ・・・そう思わない?ミユウちゃん?」

と、御島さん。

「はい・・・っていうか、わたしの世代以下の男性は話になりませんよ・・・だって、デートだって、自分の食事は自費でって・・・わたしずーっと言われてきたから」

と、ミユウちゃん。

「え?それマジ?」

と、僕。

「ええ・・・デートって、わたし達世代の男性にすると・・・お互い自腹で食事して・・・ただ一緒に過ごす事、ですから」

と、ミユウちゃん。

「だから、わたし、ゆるちょさんに食事おごられて、最初びっくりしたんです・・・そういうデートって本当にあるんだって・・・」

と、ミユウちゃん。

「え?俺、ミユウちゃんとデートしたことあったっけ?」

と、僕。

「いつだったか、仕事の合間にお昼、ごちそうしてくれたじゃないですか!それもステーキ!」

と、ミユウちゃん。

「ああ・・・あれは僕がタンパク質が取りたくて・・・肉食いたかったから・・・仕事の合間だったから、ミユウちゃんと一緒に行って食事をおごっただけじゃん」

と、僕。

「ゆるちょさんがそういう意識でも・・・わたしにとってはデート初のおごりだったから・・・びっくりしちゃったんです」

と、ミユウちゃん。

「うわーん、なんか、この子、不憫だよー」

と、ユキちゃんは、ミユウちゃんの頭を撫でています。

「世代間で、デート意識のギャップがあるようね・・・今の若い子は、そういう価値観なんだ・・・」

と、御島さん。

「だいたい、わたし達以下のオトコの子達は・・・まず、女性をデートに誘えませんから・・・」

と、ミユウちゃん。

「それでいて「リア充」な男性を恨む始末ですから・・・自分たちに何の能力も無い癖に・・・他人は羨むんですよ」

「・・・笑っちゃうでしょう・・・それが私達の世代のオトコ達」

と、ミユウちゃん。

「自分に自信を持って、女性を誘えないなんてダメなオトコ達ね・・・そんな世代なの、ミユウ達の世代って」

と、ユキちゃん。

「ええ・・・今まではそういう男性達とばかり、デートしてきたから・・・なんか自信の無いオトコ達で・・・正直やだったな・・・」

と、ミユウちゃん。

「やっぱり、不憫だわ、ミユウは・・・」

と、ユキちゃんは、ミユウちゃんの頭を再度撫でている。

「でも、確かに・・・最近の若い世代の男性って・・・まず、女性を恋に落とす為の大事な恋のマジックアイテム「光るの君の目」を持っている男性が」

「圧倒的に少ないものね・・・代わりに「死んだ魚の目」を持っている男性ばかり・・・それでは女性を恋に落とす事は出来ないわ・・・」

と、御島さん。

「結局、「死んだ魚の目」のオトコ達に、しあわせは永久にやってこない・・・その事にも、気づいていないんじゃないかしら」

と、御島さん。

「えー、多分、そうだと思います・・・ただ、わたし達の世代の男性達って・・・そんなにしあわせになれないって思い込んでいるみたいだし」

「収入が少ないから、結婚も諦めている男性だって、いる始末ですよ・・・」

と、ミユウちゃん。

「うーん、よく言うと悟っているっていうか・・・悪く言うと、目的意識が無さ過ぎる・・・しあわせになりたいって、思わないのかしら・・・」

と、ユキちゃん。

「その点、ゆるちょさんは、常に目標を持って・・・それを達成する人生を楽しんでいるじゃないですか・・・今だって、体脂肪率を5%にする目標を持って」

「毎日それを達成すべく生きている・・・それを楽しんですらいるみたいだから・・・全然違うありかたなんだなって・・・わたし、嬉しくなっちゃって・・・」

と、ミユウちゃん。

「それにわたし気づいたんです。これからは、何も自分の世代の男性を相手にすることないんだって」

と、ミユウちゃん。

「自分に自信のある、上の世代の素敵なオトナの男性を相手にすればいいんだって気づいて、それでなんか、目の前がパーッと明るくなった感じがしているんです」

と、ミユウちゃん。

「御島さん、ユキさん・・・わたしもこのコミュニティに長くいていいですか?わたし、ゆるちょさんをもっと見ていたい」

「そして、いつか・・・素敵なオトナの男性に出会えるように・・・自分も磨いていきたいんです・・・いいですか?このコミュニティに長くいて」

と、ミユウちゃん。

「それはいいんじゃない?わたしだって、ゆるちょさんの人生に関わりたいから、事務所立ち上げてマネージメントしているんだし」

と、御島さん。

「同感・・・わたしも、ゆるちょさんに関わりたいから、毎日のように一緒にいるんだし、仕事だって、一緒にしているんだから・・・」

「ミユウもそうすれば、いいだけの事よ・・・ねえ、ゆるちょさん」

と、ユキちゃん。

「え?ああ・・・それは問題ないんじゃない?僕も胸のカタチの美しい、素敵な女性は大好きだからね・・・」

と、僕。

「どこまでも、おっぱい星人押し・・・そういうところが憎めないんです、ゆるちょさん」

と、ミユウちゃんが笑顔で言った。


「ま、でも、女性はどこまでも、パートナーの男性如何で、自分のしあわせが決まっちゃうからね・・・男性選びがしっかり出来るように、いろいろなオトコを」

「見ておくことは重要だと思うね・・・」

と、僕は少しまともな事を言った。

「そうですね・・・ま、ゆるちょさんを凌ぐようなオトコはそうそういないと思いますけど・・・ゆるちょさんの「光るの君の目」は超強力だし」

「・・・だから、多くの女性を恋に落としている結果につながる・・・今の若い子には、そんな理屈さえ、知らない男性が多いでしょうからね・・・」

と、御島さん。

「そうね。そういう大事な理屈すら、知らなくては・・・大人の女性の相手には、ならないわ・・・」

と、ユキちゃん。

「ま、ミユウは、ゆるちょさんを物差しにして・・・いろいろなオトコを見て、まずは比較していけばいいのよ・・・ま、そのうち、ゆるちょさんが」

「他には絶対にいない・・・特別な存在だって、わかるけどね・・・強いし人間性デカイし、知恵が深いし、面白くって憎めない、本当の大人の男性だもの・・・」

と、ユキちゃん。

「女性として、一番大事な事は、ゆるちょさんのように超強力な「光るの君の目」を持つ男性に恋に落とされなさい!って事よ」

「そして、「死んだ魚の目」を持っている男性は、絶対に相手にしちゃダメって事・・・それが本当の男性の見極め方だわ」

と、ユキちゃん。

「はい・・・わたしもそれが実感出来るよう・・・がんばります」

と、ミユウちゃんは宣言した。


「・・・だ、そうですよ。ゆるちょさん、どうします?」

と、ユキちゃんは笑顔で言ってくる。

「ゆるちょさんの周り・・・女性、ドンドン増えちゃうんじゃないですか?しかも、美人ばかり・・・」

と、ユキちゃん。少々酔っている。

「ゆるちょさんにすれば・・・願ったり叶ったりのシチュエーションでしょうけどね」

と、御島さん。

「ま、いいんじゃない?美しい女性に囲まれるのは、男性として、普通に嬉しいもん・・・」

と、僕は笑顔で言った。

御島さんとユキちゃんは、その一言に、満足そうな笑顔になった。

「ま、ゆるちょさんは、その強力な「光るの君の目」を持った瞬間、多くの女性を恋に落とす大人のオトコになれたってことですね」

「これも、運命ですよ」

と、ユキちゃんが言葉にしてくれた。

その風景をミユウちゃんは笑顔で見ていた。


(おしまい)


ふと、街ナカで見つけたかき氷屋さんで、美味しいかき氷を食べれば、夏を感じられますねー。

キンキンな氷がまた、美味しいですねー。

いやあ、夏の風情ですねー。


季節ごとの美味しい思い、していきましょう!

楽しい月曜日を!


ではでは。

7月27日 夏の葉山は素敵な場所!(今、14%)

2014年07月27日 | 毎日のしあわせの為の知恵


急な仕事が入った為、今日の大河レビュー記事はお休みとします。どうもすいません・・・。


おはようございます。

連日、暑いですねー。

まあ、僕的には、夏!ということで、楽しんでいますが、

ま、昼間からの、冷たい生ビールの美味しい季節ですねー(笑)。


さて、その時、僕と御島さん(31)、ユキちゃん(28)、ミユウちゃん(25)は、葉山は一色海岸で、

御島さんの用意してくれたビーチベッドに寝そべりながら、ペットボトルの冷たい水を飲みながら、海を見ていました。

「しかし、御島さん、用意いいよね・・・このビーチベッド、軽いし、よく出来ている。寝心地もいいよ・・・」

と、僕は言葉にしている。

「わたしの友達にキャンプにはまってた友人がいて・・・若い頃は、その子達とよくキャンプとかしてたから、いつの間にか、ビーチベッドサプライヤーになってたの」

「最近使ってなかったから・・・ちょっと懐かしい感じね」

と、御島さん。

「しかし、眼福だよねー。ミユウちゃんは、黒のビキニでシックに決めてて、ユキちゃんは流行りの黄色のボタニカル柄ビキニでビシッと決めてるし」

「御島さんは、大人美人の王道、白のビキニで、大人の余裕さえある感じで・・・3人とも細身でメリハリボディだから・・・なんとも楽しいよ、今日は」

と、僕。

「ゆるちょさんは、おしゃれに精通していますからね。そりゃあ、一生懸命、ビキニも選びましたよ」

と、ユキちゃん。

「わたし、黒だったら、先輩方とかぶらないかなーって、ちょっと消極的な選択理由でしたけど・・・今年は柄物大流行だから」

と、ミユウちゃん。

「ま、わたし的にはゆるちょさんの前では、王道は外せないでしょうって感じですね」

と、御島さん。

「いやあ、3人共、攻めのビキニだよね・・・僕はちょっと守りかなあ」

と、僕。

「そんなことないですよ。オーシャンブルーのボーダー柄のハーフパンツは、今年の流行りですから・・・いい感じじゃないですか?」

と、ミユウちゃんが言葉にしてくれる。

「いやあ、男性は女子に比べると華やかさに欠ける感があるからなあ・・・ま、いっか、いずれにしても、眼福なシチュエーションだね、これは」

と、僕。

「それに3人さんとも、胸のカタチが綺麗ってのがいいね。BカップにはBカップの、CカップにはCカップの美しさがある」

「ま、元美術部の僕としては、女性の美しさの半分以上は胸にあると見ているけどね。裸婦クロッキーもたくさんしてきた結論として、そう思うね」

と、僕。

「ゆるちょさんは、わかりやすいおっぱい星人ですからね・・・でも、ゆるちょさんらしい褒め方で、ちょっと嬉しいな」

と、ユキちゃん。

「そうですね。やっぱり、女性は胸のカタチを褒められると嬉しいですよ・・・そういう言葉にして褒めてくれる男性って、なかなかいないから」

と、御島さん。

「ゆるちょさんって、元美術部だったんですね。だから、美しいモノが好き・・・そういうことですか!」

と、ミユウちゃん。

「そういうことだね・・・今の僕の視界には、美しいモノしかない・・・夏の海と夏の海岸と、美しい女神たちが3人も・・・最高な夏だわ、これは・・・」

と、僕のテンションはほぼマックスだ。


「でも、やっぱり、海はいいですね。葉山の海って、わたし、初めて来ました」

と、ミユウちゃん。

「ゆるちょさんと葉山の海に来るの・・・結構来てますよね、わたしたち」

と、ユキちゃん。

「そうだねー、去年も来たし、一昨年も来たし・・・」

と、僕。

「葉山の海は、ゆるちょさんの元地元・・・自転車でよく来てたんですよね?サラリーマン時代」

と、御島さん。

「そ。このあたりは懐かしいと言うより、帰ってきた感があるよ・・・僕は週末になると、よくこの辺を走っていたからね」

と、僕。

「裕次郎灯台・・・今日も見て帰ります?」

と、ユキちゃん。

「うーん、でも、あの道は今日はちょっと渋滞しそうだから、辞めた方がいいと思うな」

と、僕。

「だったら、帰りはさくっと東京に帰って・・・このメンバーで、どこかで飲みましょう」

と、御島さん。

「それがいいと思います!わたし、絶対今日飲みたくなるもん」

と、ミユウちゃん。

「しかし、こうやって話していると、御島さんが長女で、ユキちゃんが次女で、ミユウちゃんが末っ子って感じで」

「いつもしっかりしているミユウちゃんが、弱冠あまえんぼ入ってる気がするなあ」

と、僕。

「へへー、わかります?このメンバーだと、わたしすごくリラックス出来ちゃうから」

と、ミユウちゃん。

「ま、元々、ミユウってそういう性格なんですよ。ゆるちょさんの前では、少し緊張した感じでいますけど」

と、ユキちゃん。

「実際、ミユウちゃんは、末っ子だもんね?」

と、御島さん。

「はい。三姉妹の末っ子ですから・・・だから、この方が、やりやすいのかも」

と、ミユウちゃん。

「なるほど、普段の素が出せるってことね」

と、僕。

「はい、そういうことです」

と、ミユウちゃんは上機嫌で笑った。


「しかし、生ビールが美味いなあ・・・4人で海の中ではしゃいだから、少し疲れたかな」

と、僕。

「ビーチボール、持ってきてよかったです。結構、ボールひとつで、皆で、はしゃげますから」

と、御島さん。

「御島さんって、アウトドア派だったんですね。あまり、想像したことなかったです」

と、ミユウちゃん。

「色白いもんね・・・御島さん、3分に一回、日焼け止め塗る感じなんですよね?」

と、ユキちゃん。

「そうね。アウトドア・スポーツをやる時の鉄則よね。日焼け止めは3分置き・・・は、ね」

と、御島さん。

「女性は大変だ・・・しかし、このテイクアウトのしらす丼が美味い・・・いやあ、生しらす食べると湘南に戻ってきた感じがするよー」

と、僕。

「そうですね。東京では、生しらす丼は、まず食べられませんからね」

と、御島さん。

「わたしのさざえカレーも美味しいですよ。磯の香り満点」

と、ユキちゃん。

「わたしの佐島の地ダコ丼もなかなかですよ・・・佐島って、漁港のある場所なんですよね?」

と、ミユウちゃん。

「そ。漁港があって・・・日曜日の朝は、朝市もあったりして、新鮮な魚介丼が食える場所なんだよな・・・よく行ったよ・・・」

「それに佐島マリーナもあるし、ブリキのおもちゃ博物館の北原館長の素敵な家もあるんだよねー」

と、僕。

「あ、それ、テレビの番組で見たことがあります。確か、船で海に出入り出来る素敵な洋館ですよね?」

と、御島さん。

「わたしも見たことあります・・・あんな素敵な洋館に住んでみたいなー」

と、ミユウちゃん。

「わたし、ゆるちょさんをドライブに誘った時に・・・近くで見た・・・あの洋館ですよね?」

と、ユキちゃん。

「そ。ユキちゃんのルノー・メガーヌでドライブした時・・・もう、何年も前だけど、行ったね、そう言えば」

と、僕。

「ゆるちょさんって、ほんと、湘南に詳しいんですね。余程、いろいろなところを回ってたんですねー」

と、ミユウちゃんが言葉にする。

「そうだね。週末毎に、レーサータイプの自転車のトレーニングで、湘南のいろいろなところを回ったからね・・・早く復帰したいもんだよ」

と、僕は言葉にした。


「しかしさー、御島さんの赤いボルボV40は、僕も好きな車だけど・・・御島さんって、ドライブマニアだったっけ?」

と、僕。

「ドライブマニアって程でも無いですけど、わたし、毎週末、車を運転したい人間なんです。平日だって、考え事を整理するために」

「首都高に乗っちゃう人間ですから」

と、御島さん。

「いやあ、その話は聞いていたけど・・・あまりに今日、御島さん、ルンルンな感じで、運転してたからさ」

と、僕。

「それは、ゆるちょさんが助手席にいたからじゃないですか?ねえ、御島社長」

と、ユキちゃん。

「そうね。それが、図星かしら。運転するのは大好きだけど、ゆるちょさんを助手席にして、ドライブ出来るのがとても楽しかったから」

と、御島さん。

「でも、なんか、この4人でドライブするのって、とってもワクワクしますよね。わたしも今回誘って貰って・・・朝からとってもルンルンしちゃいました」

と、ミユウちゃん。

「また、この4人でどこかドライブしましょうよ。今度は伊豆あたりで美味しいモノでも食べて・・・日帰り温泉とか、いろいろオプションを考えればいいし」

と、ユキちゃん。

「ね、いいでしょ、御島社長ー」

と、ユキちゃん。

「もちろん、いいわよ・・・この4人なら、どこへ行くにも無敵な感じがするから」

と、御島さん。

「当然、いいですよね?ゆるちょさんも」

と、ユキちゃん。

「はい。仰せのままに・・・」

と、僕は3人の女性のルンルンな眼差しに、既に白旗をあげていた。


「しかし、夏はいいねえ・・・ビキニもいいし、なにより、美しい大人の女性と、一緒に笑顔でいられるのが楽しい」

と、僕。

「特に・・・3人共満足そうな目の笑ういい笑顔だからね・・・」

と、僕。

「それはゆるちょさんが・・・セクシーな身体をしているからですよ・・・今、体脂肪率はどこまで下げたんですか?」

と、ユキちゃん。

「14%台・・・ちょっと気合いれて、今年中に一桁まで、落とそうと毎日がんばっているからね・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんって、身体がコンパクトサイズってのもあるんですけど、そうやってパーカーとか着ていると、雰囲気、少年ですよね」

「肌も綺麗だし・・・」

と、ミユウちゃん。

「まあ、小学生の頃より、体脂肪率は落ちているからね・・・自然外見的には、そんな風に見えるのかなー」

と、僕。

「腹筋が6つに割れるのも、もうすぐですね、ゆるちょさん」

と、御島さん。

「そうなったら・・・温泉行きましょうよ・・・わたし、ゆるちょさんのSix-packを見てみたーい。I love it」

と、ミユウちゃん。

「げ。ミユウちゃんって、帰国子女?」

と、僕。

「Yes, of course. But, recently, it has come to forget English・・・だから、たまに話したくなっちゃって」

と、ミユウちゃん。

「御島さんも英語は得意だし、ユキちゃんは留学経験があるし、さらにミユウちゃんは帰国子女・・・やっぱ、高学歴な女性達はすごいんだねー」

「僕は英語はさっぱりだから・・・」

と、僕。

「いいじゃないですか。わたし達がこれからのゆるちょさんを支えますから・・・ゆるちょさんは、いつもどおり発想を無限大にして」

「いろいろ考えていてくれれば・・・語学なんて、わたし達がサポートすればいいだけ、です」

と、御島さん。

「そうですね。ゆるちょさんの価値はその独自な発想力ですもの」

と、ユキちゃんが言ってくれる。

「わたしもそう思います。だって英語なんて・・・外国に行けば3歳のお子さんから話している・・・割りと簡単な技術ですから、ゆるちょさんには、いりませんよ」

と、ミユウちゃんが言ってくれた。

「ま、そういうことなら・・・僕は恵まれた人生を送っているようだ」

と、僕はひとりごちた。

その様子を3人は、目の笑う素敵な笑顔で見ていた。


(おしまい)


さてさて、今日も週末ということで、

のーんびり、過ごしていきますか!

今日も昼間から、生ビールなんか、いっちゃって、

キューっと気持ちよくなっちゃいますかね!


それが夏の週末の醍醐味ですねー!


楽しみましょう、夏を!


ではでは。

7月26日 会社に入るとなぜ男性はモテなくなるのか!(新しい水着!)

2014年07月26日 | 夜の日本学


おはようございます。

夏休みの週末ですねー。

なんとなく、のんびりな夏の時間になりますねー。

こういう日は、気持ちよく過ごさないといけませんね。


夏!楽しまないと!


ですねー。


さて、その時、僕はイケメン貴島くん(29)、辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)、若い水本くん(24)とお酒を飲んでいました。

「ゆるちょさん、僕有り体に言って、変わりたいんです。今の自分から・・・そのためには、どうしたら、いいんですかね?」

と、水本くんは少し酔っ払った風情で僕に質問してきました。

「変わりたい・・・今の自分の何がどう嫌で、自分をどう変えたいと思っているわけ?水本くんは」

と、僕。

「そうですね・・・とにかく、僕、大学を卒業してから・・・大学時代の彼女にフラレて以来・・・女性にさっぱり、モテなくて・・・」

「そんな自分がまず嫌いだし・・・たまに女性と二人きりになっても、何を話していいか、さっぱりわからないし・・・」

「とにかく、女性が僕といっしょにいるとつまらなそうな顔をするんです。そんな自分がすごく嫌い・・・」

と、水本くん。

「なるほど・・・で、どう自分を変えたいの?」

と、僕。

「貴島さんやゆるちょさんみたいに・・・いるだけで、女性が笑顔になるような・・・そんな男になりたいんです」

と、水本くん。

「なるほどね・・・そういう状況があって、水本くんなりの希望があると言うことか・・・ユキちゃん、どう思う?」

と、僕。

「うーん、言ってる事はわかりますけど・・・調子がいい希望って言うか」

「・・・ただ、こうなりたいって事を言葉にしても、特にゆるちょさんレベルになるのは、そうそう簡単な事じゃないと思いますけど・・・」

と、ユキちゃん。

「まあ、とりあえず、真面目に考えるなら・・・まず、どうして、そういう現状なんだろう?水本くんは心当たりある?女性にモテない現状になっている理由?」

と、僕。

「うーん、それがさっぱり、わからないんですよ」

「・・・これでも大学時代は割りと女性の友達も多かったし、その気になれば、彼女を作ることだって、そんなに難しくなかったし・・・」

と、水本くん。

「なるほど・・・大学時代とは環境が変わった・・・そういうことですよね?ゆるちょさん」

と、貴島くん。

「うん、そういうことだ・・・ま、大学に入って、大学時代の彼女にフラれたり、女性にモテなくなるなんてことは・・・実はよくあることなんだ」

と、僕。

「実際、僕もその時代、同じような状況を経験している・・・」

と、僕。

「僕もですよ・・・大学時代は一緒にいる時間が多かった彼女にすれば・・・急に遠い存在になって、自分を構ってくれなくなったオトコより」

「身近にいて、マメに構ってくれる男に情が移るパターンですよね、それ」

と、貴島くん。

「そういうこと・・・女性は毎朝恋をリセットするからね・・・しかも、本能の世界の生き物だから・・・毎日視界に入る、マメな男の方が勝つ公算が圧倒的に高いのさ」

と、僕。

「それはわかるけど・・・何故、今の水本くんは、女性にモテなくなったのかしら?」

と、辛辣姫。

「うーん、それが一番わかりそうなのは・・・ミユウちゃん、わかる?水本くんとは、普段から、しゃべる間柄でしょ?」

と、僕。

「え?言っていいんですか・・・?」

と、ミユウちゃん。

「言ってください・・・僕、傷つきませんから」

と、水本くん。

「水本くんって・・・人の話を聞くばかりで・・・あるいは質問するばかりで・・・自分の話が無いからじゃないですか?」

と、ミユウちゃん。ズキュン!と言い抜いた。

「それは・・・確かに・・・」

と、水本くん。二の句が継げない。

「ゆるちょさんや、貴島さんと話していて面白いのは、お二人共自分なりの論理と言うか、経験からの知恵をたくさん持っていらっしゃるし」

「それを話して頂けるから・・・楽しい時間が過ごせるのかなと思っているんです、わたし」

と、ミユウちゃん。

「だから、わたし、ゆるちょさんと一緒に話していると楽しいし、いつもいろいろな知恵を教えて貰えるので、とても楽しいんです」

「ゆるちょさんって、とても賢いし、独自な知恵や発想がほんとに面白いし、一緒にいて、いっつも楽しいから」

と、ミユウちゃん。

「だから、ゆるちょさんが見えるとテンション上がるし、普通に一緒にいるだけで、しあわせな気持ちになるんです」

と、ミユウちゃん。


「でも・・・水本くんと二人だと・・・水本くん、何の話題も無いから・・・わたしが話題を提供するしかなくて・・・でも、水本くん、頷くだけだから」

「なんだか・・・話していて張り合いが無いんですよね」

と、ミユウちゃん。

「え?そうなんですか?女性と話す時は、女性の話をただ頷きながら、聞けばいいって、物の本に書いてあったから・・・」

と、水本くん。

「それは水本に話を聞いてもらいたい女性の場合の対処法だよ・・・水島はそういう意識じゃないだろ?なあ、水島」

と、貴島くん。

「ええ・・・どちらかと言えば、水本くんの意見が聞きたいから話しているんですけど、その意見が返ってこないから・・・話す意味すら、疑問を感じてて」

と、ミユウちゃん。

「水本くん・・・今のミユウの反応は、かなりやばいわよ」

と、辛辣姫。

「え?そうなんですか?」

と、水本くん。

「だって、話す意味にすら、疑問を感じるってことは、要は、二人きりになっても、話す意味が無いなら、話さないって事よ」

と、ユキちゃん。

「え、それは困ります・・・」

と、水本くん。

「でも、女性は比較する動物です。水本くんに話しても、何も返ってこない・・・それに対して、貴島さんやゆるちょさんに話せば、いろいろな意見を返してくれるし」

「ある意味、ゆるちょさんとのこの場って、わたしのワンダーランドなんですよ。いろいろな意見がドンドン出てくるし、素敵な知恵に昇華されているから」

「とても、楽しいの・・・」

と、ミユウちゃん。

「だから、自然、ゆるちょさんと貴島さんのいるこの場で、ゆるちょさんに話してみよう、聞いてみようって思いになるし・・・」

「それまでは、自分の意見は言わないでおこうって、自然になるから・・・」

と、ミユウちゃん。

「水本くんとは、話さないでおこう・・・と、そういう意識になる、か・・・」

と、貴島くん。

「水本くんが、今、女性にモテない理由・・・それ、そのものじゃない!」

と、ユキちゃん。

「水本と話しても、何の意見も返ってこないばかりか・・・ただ頷くだけじゃ・・・それは女性にとって、無意味な時間だものな」

と、貴島くんは辛辣に言葉にする。

「でも、そんな事言ったって・・・まだ、僕、なんの経験も無いし・・・ゆるちょさんや貴島さんのような言葉が吐けるわけでもないし・・・」

と、水本くんは困惑気味に言う。

「わたし、水本くんに話すのは、同世代の同じ、経験の少ない人間同士で、会話を交わしてみたいから、話をしているの」

「・・・最初からゆるちょさんみたいな言葉を期待しているわけじゃないの・・・だって、そんな事出来るわけないと思うから」

と、ミユウちゃん。

「共感って言うのかな・・・そういう言葉が貰えるかと思って、話してるのに・・・そういう言葉さえ返ってこないから・・・ある意味、呆れているの」

と、ミユウちゃん。

「例えば、前にも話した事あるけど、先輩達はサラリーマンを辞めて脱サラしていく、強い人達だわ・・・でも、それがわたしに出来るかって言うと」

「まだ、そこまで自信がない・・・そういう話をした時も、何も返ってこなかった・・・水本くんからは」

と、ミユウちゃん。

「水本は、その水島の意見に対して、実際、どう思っているんだ?」

と、貴島くん。

「え?それは、当然の話じゃないかなーと・・・僕らまだ、経験が無いんだし、未来なんて未知数だし」

と、水本くん。

「その言葉・・・なぜ、ミユウに言ってあげなかったの?」

と、ユキちゃん。

「え?だって・・・当然、水島さんもそう思っていると思うから、わざわざ僕が言葉にするまでも無いかなって思って」

と、水本くん。

「それだな・・・お前さ、どっか自分は偉いから、話は聞くだけでいい・・・みたいな思いこみしていない?自分が言葉にするのは、先輩の前だけ、みたいな思いこみ」

と、貴島くんが言葉にする。

「え?・・・そうかもしれない・・・っていうか、自分としては、自分の時間は大事に使おうと思っていただけで・・・別に他意はないんですよ」

と、水本くん。

「他意がなくても・・・女性は「俺偉い病」の人間に超敏感よ・・・水本くんは自分でも知らず知らず、女性に対して「俺偉い病」になっていたようね・・・」

「男性がよくかかる病気・・・水本くんは心のどこかで、女性蔑視してるんだわ」

と、辛辣姫。

「だって、おかしいでしょう?ミユウはあなたの先輩なのよ?その先輩がわざわざあなたが暇だろうと思って、エンターテイメントを提供しているのに」

「自分がわざわざしゃべる必要がないなんて・・・そんな判断、普通しないわ・・・普通の後輩だったらね」

と、ユキちゃん。

「あなたが女性にモテなくなったのは、その女性蔑視の「俺偉い病」を女性が敏感に嗅ぎつけているからよ・・・だから、女性はあなたを嫌うんだわ」

と、辛辣姫は言い抜いた。

「結論が出ちゃったようだな・・・水本・・・俺やゆるちょさんのようになる・・・なんて10年以上早いってことになるぜ・・・その結論だとさ」

と、貴島くん。

「そうね・・・まずは、水本くんは、その女性蔑視な考えを改めなければ・・・ミユウからも切られるわよ・・・ねえ、ミユウ?」

と、ユキちゃん。

「そうですね・・・そういう話で、わたしの言葉を聞いていて・・・何も返して来ないのなら・・・これ以上、二人きりで話す意味はないですからね」

と、ミユウちゃん。

「まあ、まあ、ミユウちゃんもユキちゃんも・・・そこは、かわいい後輩なんだから、そこはちょっとフォローしてあげてよ・・・ねえ」

と、僕。

「水本くん・・・女性蔑視の「俺偉い病」って、女性は超敏感なんだよ。すぐにわかる・・・だから、女性はしれっと水本くんの相手をしなくなる」

「・・・そういう状況が水面下で、続いていた・・・それが真相なんだろう・・・どう貴島くん、何か思い当たる節はある?」

と、僕。

「確かに、水本って、女性に人気無いんですよね・・・水本より、年上の男性の先輩なんかには、結構、いい評価を貰っているのに、女性には、さっぱりだ」

「なるほど・・・その理由がこれだったんですね」

と、貴島くん。

「これって、男性の多い職場には、多いパターンなんだけど、結局、サラリーマンって、仕事がめちゃくちゃ忙しいから、いろいろなモノを犠牲にして生きているじゃん」

「睡眠時間を犠牲にしていたり、家族サービスを犠牲にしていたり、夏休み、せっかく楽しみにしていた旅行も、突然仕事の予定が入って、おじゃんなんて、よくある話」

「だから、サラリーマンの男性って、「俺偉い病」になりがちなんだよ・・・しかも、女性蔑視の「俺偉い病」に、ね・・・」

と、僕。

「例えば、サラリーマンの男性って、仕事の話しか出来ないから・・・女性と話が出来なくなっちゃうんだ・・・女性を笑顔にするために何を話したらいいかすら」

「わからなくなってしまう・・・あげくの果てには、自分の娘が何を考えているかすら、わからない父親なんて、ざらだぜ・・・」

「それはすべて、嫁さんや、娘さんとの会話の時間すら、取れない程に忙しくしているのが、サラリーマンだからだよ・・・」

と、僕。

「確かに・・・そうなったら、お嫁さんや、娘さんが、何を考えているか、皆目、見当がつかないでしょうね」

と、ユキちゃん。

「そういう状況の中でサラリーマンの男性は日々激闘していると言うのに・・・嫁さんや娘さんには、その激闘を理解してもらえない現状がある」

「結果・・・サラリーマンの男性は、女性を蔑視することにより、今の自分の現状を支えようとするんだ・・・」

と、僕。

「それが、サラリーマン型「俺偉い病」の成り立ちストーリーだ」

「・・・水本くんがサラリーマン型「俺偉い病」になったプロセスも、このストーリーのどこかに類似しているはずだ」

と、僕。

「多分、水本の場合・・・仕事が忙しくて、自分を成長させる事のみに考えがいって・・・その為には、先輩の男性に言葉をもらうのが一番」

「・・・女性は二の次みたいな考えになって・・・それが女性蔑視につなったんでしょう・・・」

と、貴島くんが分析する。

「そうなの?水本くん」

と、辛辣姫。

「たぶん・・・そういうことだと・・・思います」

と、水本くん。青白い表情だ。

「ま、原因がわかったんなら・・・とにかく、今はその女性蔑視の「俺偉い病」を治すことだな・・・そのままだと、ミユウちゃんもユキちゃんも相手にしてくれないぜ」

と、僕。

「は、はい・・・僕、事の重大さに気づいていませんでした・・・水島さん、多岐川さん、すいませんでした」

と、水本くんは素直に謝る。

「ま、それはこれからの水本くんの態度次第だけどね。日本社会は謝って済む程、簡単なところじゃないから」

と、ユキちゃんが言葉にした。

「そう思うでしょ?ミユウも」

と、辛辣姫。

「はい・・・水本くんの今後の対応次第でしょうね・・・それより・・・ゆるちょさん、二次会行きましょうよ、わたし、場所変えたくなりました」

と、ミユウちゃんが明るく言葉にした。


「貴島さん、やさしいですね。水本くんを連れて、二人きりで、どこかへ飲みに行くなんて」

と、ミユウちゃんが言葉にしている。

「ま、男気のある先輩としては、当然のところだろう・・・ミユウちゃんの言葉は、水本くんを今日はもう見たくないって意味だったからね」

「・・・貴島くんにしても、水本くん、結構、やばいと思ったんだろう」

と、僕。

「でも、ミユウちゃんもやさしいんだね。普通の女性なら、何も言わず、水本くんを切っているところなのに」

と、僕。

「ま、一応、かわいい後輩ですから」

と、笑顔のミユウちゃん。

「ユキちゃんもやさしいね。その辛辣さは、やさしさの裏返しだもんね」

と、僕。

「ゆるちょさんなら、ちゃんとわかってくれると思って・・・辛辣さを怖さと理解している向きもいますから」

と、ユキちゃん。

「ま、間違いは誰でも犯すものさ・・・問題は、その間違いに早く気付き、対処出来るか、どうかだ・・・」

と、僕は言葉にする。

「ね、ゆるちょさん、そんな話より、今度、湘南の海にわたし達を連れていってくれません?わたし、今シーズンの新しい水着買ったんです」

と、ミユウちゃん。

「あ、その話、わたしも乗るー。わたしも新しい水着買ったもーん」

と、ユキちゃん。

「それって、この3人で行くって話かな、やっぱり」

と、僕。

「もちろんですよ・・・せっかく3人きりになれたんだし、その流れで、行きましょうよ、海!」

と、ミユウちゃんがおねだりモード。

僕は困惑しながら、ユキちゃんと顔を見合わせるのでした。


(おしまい)


さて、夏の週末は、楽しく、身体使って遊びましょうか!

そして、昼間から、楽しくお酒なぞ!

いーーんです。そのために平日、一生懸命働いているんですから。


気持ちのいい時間を楽しみましょうよ!ね!


楽しい週末を!


ではでは。