「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

女性はコワイ!

2016年04月27日 | 初見の方、見て下さい!ブログ構成!
おはようございます。

もうすぐGW。今から楽しみですね。

今回は、何しようかなー。


さて、その時、僕らはランチを食べに、事務所の近所のお蕎麦屋さんに来ていました。

「しかし、お蕎麦が美味しいわ。野菜の天ぷらも美味しいし・・・いい季節よね・・・」

と、御島さん(31)は、もり蕎麦と天ぷらを食べながら、満足そうに言葉にしています。

「以前、博多に出張した時、皆、ごぼ天うどんを食べてましたけど・・・ごぼ天・単体でも美味しいですね」

と、池澤くん(24)。

「僕はやっぱり海老天かな。うん、やっぱり美味しい・・・」

と、貴島くん(29)。

「しかし、もり蕎麦、のどごし最高だね。いやあ、日本人に生まれて良かったって感じだよ・・・」

と、僕。

「冷たいお蕎麦が美味しく感じられる季節になったんですねー」

と、ユキちゃん(28)が嬉しそうに笑顔になる。


「御島さん。ちょっと池澤の愚痴聞いてやってくださいよ。こいつ朝から、高校時代の彼女の事を思い出して」

「「あの子、僕の事を覚えているんですかねー。貴島さん、どう思います?」って、うるさいんですよ・・・」

と、貴島くん。

「え?どういう事なの?池澤くん」

と、御島さん。

「いやあ、高校時代、つきあってた女の子が夢に出てきちゃって・・・それが、すごく生々しくて・・・」

「もしかして、彼女、今、僕の事を求めているんじゃないかと思ったら、急に気持ち的にドキドキしちゃって、それで・・・」

と、池澤くん。

「で、その女の子は夢の中でなんて言ってたの?」

と、御島さん。

「いや、言葉はしゃべってなかったんですけど、意味深な笑顔で」

「・・・もしかしたら、彼女、僕に助けを求めているんじゃないかと思って・・・」

と、池澤くん。

「うーん。そうね、安心しなさい、池澤くん。それって多分、池澤くんの妄想が夢になっただけだから。今、実際、彼女がいないから昔の彼女に逢いたくなった。そんな所よ」

と、御島さん。バッサリ斬り捨てる。

「だいたい、その彼女、高校時代の彼女なんでしょ。もう、6,7年前の話じゃない」

「その間、彼女は一切恋していないとでも思ったの?その彼女、魅力的なんでしょ?」

と、御島さん。

「はい。美人でやさしい女性でした。頭も聡明で、さらに決断力のある女性でしたから・・・」

と、池澤くん。

「だったら、尚更、この7年の間に自分の好きな彼氏くらいは見つけているわよ。あるいはその彼女を好きな男性だって」

「たくさんいるでしょう。だから、多分、その彼女は7年前の記憶など、もう飛んでいるわ」

「7年前のオトコに助けを求める事は十中八九無いわね・・・」

と、御島さん。

「いい。女性って言うのは、常に今の恋を楽しんでいる動物なの。結婚をしていていも・・・ううん、結婚をしていれば、なおさら」

「その女性は今、素敵な彼を見つけて、恋をしているわ」

と、御島さん。

「旦那さんの事を、ないがしろにしてですか?」

と、池澤くん。

「そうよ。一緒に住んでいれば旦那のあらもわかるわ。自分の理想の男性でない事も確実にわかる」

「だからこそ、今、この瞬間に素敵だなと思える男性を探すの。それが女性と言う生き物よ。女性は自分の感覚を重視するし、信じるの」

「もちろん、個人差はあって・・・感覚が磨かれていなくて、素敵だなと思える男性を探せない女性もいるけどね」

と、御島さん。

「そういうモノですか・・・女性って・・・」

と、池澤くん。

「別にそれを旦那さんに言う必要も無いでしょう」

「言わなければいいのよ。それで、旦那さんは納得する。それを女性は理解しているのよ」

「「沈黙は金」って言う言葉だって、あるじゃない。旦那さんの平和の為に、何も言わないの。他の楽しい事を話すの」

「それも、気遣いじゃない?」

と、御島さん。

「そ。そうですね」

と、池澤くん。

「よく女性が言うじゃない。「今、わたしが気になっている男性は、ね・・・」って。それは既婚の女性も未婚の女性も同じなの」

「女性は今、この瞬間の恋を楽しんでいるからこそ、そういう言い方になるの」

と、御島さん。

「だから、過去に恋したオトコなんか、すぐに忘れちゃっているのよ」

「恋した事実は覚えていても、恋する熱い気持ちはもう一切、無いって事なの」

と、御島さん。

「どうして女性はそういう熱い気持ちを忘れられるんですか?男性は・・・変わらず好きな気持ちを思い出す事が出来ますよ」

と、池澤くん。

「うーん、そうね。女性は過去の恋なんて、意味の無い事はすぐ忘れる動物なのよ。それより、今、この瞬間の恋に熱中する事が」

「女性のしあわせだってわかっているのよ。だって、過去の恋に浸った所で、何の意味も無いでしょ?」

「そういう所が「女性は冷たい現実主義者だ」って言われる所以でしょうけどね」

「でも、そうね。男性はロマンチストだって言われるけど、過去の恋に妄想を加える事がロマンチックだと言うなら、そこに何の意味があるのかしら?」

「勝手に作った妄想なんて言う、本当に下らない事を追いかける男がいるとしたら、正直、下らない存在としか思えないわ。女性としてね」

と、御島さん。さらに、バッサリ。

「それに女性の恋って、自分が自分にかける恋の魔法の場合と、相手の男性にかけられる恋の魔法の2種類の魔法があるのよ」

と、御島さん。

「恋の魔法?」

と、池澤くん。

「そ。女性の恋はすべて恋の魔法よ。しかもその対象は限定一名・・・だから、他の男性に目が移った瞬間、それまでかかっていた恋の魔法は解けてしまうの」

「だから、過去の男性なんて、女性的には、忘れているのよ。その熱い思いも、ね・・・」

と、御島さん。

「じゃあ、例えば、僕が高校生の頃につきあっていた女の子は、僕・・・と言うより、自分で自分に恋の魔法をかけて僕に恋に落ちていたって事ですか?」

「僕には、女性を恋の魔法に落とすチカラなんて、その頃なかったし・・・」

と、池澤くん。

「そうね。その彼女は、余程、恋に恋する女性だったのね。それでシチュエーション的に、自分に恋の魔法をかけて」

「池澤くんに夢中になって・・・でも、池澤くんと別れた後で、自然と恋の魔法は解けるから・・・もう、池澤くんの事さえ」

「頭に登らなくなっていると思うわ。女性は男性に言わせると「冷たい」と言われるけど、女性ってそういう生き物だから。今を楽しむのが女性なの」

「自分が生きるのに必要の無くなった男性は、記憶から消してしまうのよ。熱い思いも同時に、ね・・・」

と、御島さん。

「恋に恋する女性の場合、自分で自分に魔法をかけているから、解けるのも速いんですよね。相手とちょっと会えないだけで」

「すぐに魔法は解けちゃう。これが逆に相手の男性に恋の魔法をかけられていたら・・・会ったり、メールをくれたりするだけで」

「その恋は持続していくし、なかなか恋の魔法は解けない・・・でも、解けちゃう時は必ず来る・・・」

「恋とは、そういうもんですよね・・・」

と、辛辣姫。

「そうね。でも、ホント、恋の魔法が解けた時って、ホント笑っちゃうわよ。それまで特定の男子を視界に入れると」

「うっとりしていたのに、ある日突然、恋の魔法が解けた瞬間・・・「わたし、何故、こんな男子を視界に入れたがったんだろう」って」

「普通に思うからね・・・」

と、御島さん。

「恋をしている時は、相手の笑顔を貰うと、心から楽しくて、本能から笑顔になれる瞬間だったのに」

「恋の魔法が解けた瞬間、なんとも思わなくなるし、嬉しくも無くなる・・・むしろ、相手の笑顔が、不快になったりしますよね」

と、辛辣姫。

「そうなのよ。だから、自分で恋の魔法をかけちゃう場合はしょうがないけど・・・危険なのは、恋の魔法を女性にかける能力の」

「あるオトコなのよ。もっとも自分が本当に好きなオトコが相手の場合、自分で恋の魔法をかけちゃうけれど」

「その上に相手のオトコが恋の魔法をかけてきたら・・・女性はメロメロになっちゃうの・・・」

と、御島さん。

「その恋の魔法のアイテムが、相手を射抜く強いキラキラした目・・・「ヒカルの君の目」「ヒカルの姫の目」よね・・・」

「男性なら、俳優さん・・・綾野剛さんや山田孝之さんの強い目を見ればわかる事だわ。女性なら、綾瀬はるかさんや波留さんの目を見れば」

「キラキラヒカル美しい、強い意思を表した目の表現だから、わかりやすいわ・・・」

と、御島さん。

「波留さんのあのキラキラした目に見つめられたら・・・オトコ達は一瞬で恋に落とされますよ・・・」

と、池澤くん。

「あれこそ、目で殺すって奴でしょうね」

と、貴島くん。

「だからね。ああいうキラキラした目を持つ女性にしろ、男性にしろ・・・相手を不用意に恋に落とさないように気をつけているはずよ」

「ちょっと目を合わせただけで相手を恋に落としてしまうんですもの。ある意味、普段の生活が厄介かもね・・・」

と、御島さん。

「で・・・話を戻すけど・・・だから、女性は今の恋に生きているの。だから、過去の恋人への思いなんか、これっぽっちも覚えていない・・・そういう結論になるのよ」

と、御島さん。

「そして、恋の魔法をかけられる男性こそが大事。それに従って、自分に恋の魔法をかけちゃう女性も大事。そういう事ですか?」

と、辛辣姫。

「ま、そういう事ね。山田孝之さんみたに、恋の魔法をかけられる男性って、どれくらい、いるのかしら?きっと少数派よね。女性は、そういう男性に出会う事がまず大事ね」

と、御島さんは言葉にした。


「男性ってそういう所、変ですよね。「俺は過去、こんなに女性にモテたんだ」みたいな事をお酒の場で、酔った勢いで、言って来る人がいますけど」

「まず、女性とすれば、興味の無い男性の過去の恋なんて端から興味ないし、もっと言えば、その男性がモテるかどうかなんて、女性にすれば、すぐにわかります」

「そういう男性って、何でも言葉にすれば信じて貰えると勘違いしているみたいですけど、言い切ろうが何しようが、パッと見ただけで、その男性が女性に恋された経験が乏しいと」

「言う事は言われなくたってすぐわかるんですよね。なんだろう、ああいうオトコって口だけオトコなんですよね。自分が言えば、皆信じてくれると勝手に勘違いしている」

「そういう男性には、一切興味がありませんね」

と、ミユウちゃん(25)。親子丼を冷静に食べている。

「それは男性からすれば、「モテた事がある」って言う事によって、女性達に自分をよくアピールしようとしているんですよ」

「「モテた事がある」って言えば、少しは自分を見る目が違ってくるかなって考えて・・・」

と、池澤くん。

「そういう男性って底が浅いのよね。経験豊富な女性は、男性を一度見ただけで、魅力のあるなしを瞬間的に見抜きますよ」

「「真面目」と言う事が唯一の価値と考えている・・・何の冒険もしたことが無い、気弱で人間的に小さいオトコ・・・そんなオトコ、周囲の経験豊富な男性や女性から」

「一切相手にされる事はありませんよ。だから「モテる」・・・なんて金輪際ありませんよ。男性としての魅力が一切無いんだから。そういうのって、すぐにわかるんですよ、女性は」

と、ミユウちゃん。

「女性にも男性にも相手にされていない事を完全に見抜かれているのに、お酒に酔っ払った時だけ「俺はモテた」みたいな作り話を」

「これまた文句を言いそうにない気弱系の女性にプレゼンして、それだけで「俺、今日、若い子と話しちゃった・・・」みたいに満足して、周囲に自慢しているだけのオトコでしょ?」

「呆れてものが言えないわ。そんなオトコ、少なくとも経験豊富な、魅力のある本物の女性は一切相手にしないでしょう?」

と、ミユウちゃん。過去にそういう経験があって、余程憤慨したのだろう。

「ですよね?サラリーマンの男性って、そういう男性が多いって気がしませんか?」

「経験が乏しくて、経験豊富な男女から、見透かされているのに、「俺はいい大学出ているから」みたいな浅い根拠で、「俺は実はモテる」みたいな事を言い張るバカ」

と、ミユウちゃん。

「そうね。いい大学を出て、「真面目だけが取り柄」なんて、男性・・・一切興味が無いわね。そういうオトコは」

「だいたい、そういう男、男としての魅力が一切無いもの・・・」

と、御島さん。

「あと、わたしムカつくのは・・・男性って、何故、女性に対して「自分は他人と違って頭がいいんだ。仕事が他人より出来るんだ」アピールばかりしてくるんですか?」

と、ミユウちゃん。

「そうね。そういうアピールをしてくる男性に限って、ダサいスーツきて、顔もおっさん顔で、皆に嫌われているか、相手にされていない・・・そういうオトコね」

「っていうか、ミユウちゃん、サラリーマンの「おっさん嫌い」なんだ」

と、御島さん。

「そうなんですよ。あいつら卑劣っていうか、頭悪いんですよね。すぐに価値観ハラスメントはしてくるし、自分の価値観を適当に押し付けてきて」

「「ここはこうするんだよ。俺、頭いいだろ。仕事出来るんだよ」みたいなドヤ顔をするから、すっごくムカつくんですよね」

「「わざわざ、そういう古いやり方を押し付けるな」って言いたいですよ」

と、ミユウちゃん。

「「ただ単に知識がある事だけが、頭がいいと言う事ではない」と言う価値観に未だに辿り着いていない。むしろ、「多くの経験から知恵を作り上げ、誰でも使える便利なカタチにして」」

「「周囲に発散させる事」と言う事に価値がある・・・と言う事がわからない。一番大事な知恵は自分だけの物にすると言う、古い日本の価値観の中にまだいる、おっさんがいる」

「結局、そういうオヤジって、相変わらず既得権益にすがりついているオヤジの発想なんですよね。現代の大事なテーマである「共存共栄」が出来ない孤独な人間達なんですよ」

「結局、今の時代、そんな事ばかりやってたら、周囲から孤立し、孤独死が待っているだけなのに・・・」

と、ミユウちゃん。

「あるいは、「俺は、他人よりも断然仕事が出来る」と言う事をしきりにプレゼンしようとするオトコって、「仕事ってひとりで出来るモノじゃない」」

「「たくさんの人間を上手く使いながら、やる気を出させながら、ひとつのカタチとして集約していくものだ」と言う事がわかっていない。いい年齢になっても、未だに発想が」

「担当レベル。「総体として、どんな価値を生み出せるか」こそ、大事なのに・・・」

と、ミユウちゃん。

「だいたいそういう事を言ってるオトコって、総じて仕事が出来ないわよね。コミュニケーション能力が低くて、協力してチカラを倍化する事すら出来ない」

「自分の能力に鼻高々な奴。周囲から嫌われて、一切使えない奴。そういう人間は一切視界に入れないけどね」

「もちろん、うちの事務所にも入れるはずもないわ・・・」

と、御島さん。

「なんかね。わたしが思うのは、仕事が出来ないオトコは大抵そうだけど、相手の中身が何を考えているかを想像しながら、話す事の出来ないオトコ達なのよね、そういうオトコって」

「特に女性が何を考えているか、想像しながら、相手を感情的に楽しませる方向でしゃべる・・・と言う基本が出来ていない・・・それが「使えないオトコ」の特徴って感じがするわ」

と、御島さん。

「多くの男性が女性の中身を見抜けない・・・だから、女性の考えてる事が、わからない・・・と言う事実はあるでしょうね。実際」

「・・・っていうか、自分に自信が無いから、自信を持って、女性と話せない。目を合わす事すら、出来ない・・・だから、そもそも女性がわからない」

「・・・そんな男が多いような気がします。ま、やってる事が女性から相手にされてない、少年レベルですけどね。」

と、貴島くん。

「そういう男は論外ね。学生レベルの男性じゃない。社会に甘えている男はいらないわ。それは日本社会の結論だもの」

と、御島さん。厳しい。

「女性の今、この瞬間のの気持ちがわからないオトコ・・・そういう「使えないオトコ達」って女性が怖くて、事実の報告しか出来ないのよ」

「だから、ドンドン家庭内での男女の会話が減っていくのよね。事実の報告なんて、砂噛んでる感じだもの。いらないわ」

と、御島さん。

「でも、一度、そういうベクトルが生まれちゃったら、もう家庭内別居まで行くしか無いんじゃないかしら。結局、女性って、自分の中身を見守っていてくれる父親のような存在が」

「必要なのよ。それなのに、奥さんの事を全く無理解な人間が旦那だったら・・・がっかりして、一切言葉を交わさなくなるでしょう?」

と、御島さん。

「実際、奥さんの中身を見抜ける旦那って、全体の3%もいないって統計さえあるみたいですよ。男性はそもそも女性に妄想する動物ですから」

「自分のいいように勝手に妄想して、現実とのギャップにため息をつくんだそうです。冗談じゃない。勝手に妄想するくらいなら、他人の中身をちゃんと見抜く」

「トレーニングをしろって言いたいくらいです」

と、辛辣姫。

「で、だいたいオトコは「オンナが悪い」って言うんですよね。自分の非力さを相手になすりつける。それがオトコって生き物ですよ。普段頭を使わないから」

「新たな経験を怖がるし、「長い物には巻かれろ」主義。新聞を読む事くらいでしか情報を取り入れないから、考えが画一的。だから、発想も貧弱」

「だから、言葉も出てこないから・・・女性の中身なんて一切わからないんですよ」

と、ミユウちゃん。

「わたしは、夫婦の不幸ってそこから始まると思うの。女性の中身を見抜けないオトコ。女性は一般に相手を見抜く能力が高いから、旦那が考えている事なんて、すぐにわかるのよ」

「自分の旦那が、周囲からどう思われているか、仕事がそれほど出来ずに、でも頑固で、周囲からよく思われていない事も重々承知しているのよ」

「だから、がっくり来ているの。こんなオトコ、若気の至りで、選んじゃったけど、そんな自分にも、がっくり来ていて・・・洞察力の高い女性のやるせなさって感じよね」

と、御島さん。

「だって、女性は自分の中身を見抜いて、やさしく見守ってくれる男性が欲しいんですもの」

と、御島さん。

「そして、時にやさしくアドバイスしてくれる・・・森羅万象すべてに対して、考えた経験を持つ、そういう素敵な男性。何に対しても、自分オリジナルな知恵を持つ男性こそ」

「女性は、探しだして、結婚相手にすべきなのよ。信頼出来る、頼りがいのある、強い目をした、本物のオトコこそ、結婚相手にすべきなの」

「弱い目をした、つまらない男性に引っかかっちゃいけないの。目で見極めるの。金輪際「死んだ魚の目」をしたオトコは相手にしちゃいけないの」

と、御島さん。

「じゃあ、御島さん・・・素敵な男性を探し出す時に・・・相手にひとつだけ質問していいとしたら・・・どんな質問をします?」

「そして、どんな答えだったら、結婚に対して、有望な男性と評価しますか」

と、辛辣姫。

「そうね。「女性にとって、父親とはどうあるべきですか?」って聞くわね」

と、御島さん。

「で、どういう答えが理想ですか?」

と、辛辣姫。

「そうね。「父親は、僕らの娘の恋人として、評価出来るオトコ以上の存在にならなければ、いけないね。まず、女性が目の笑う笑顔で抱きついちゃうようなオトコじゃないと」」

「「もちろん、その為に、女性の中身は常にちゃんと見抜いていて、その女性の状態も常に把握していて、いつでも目の笑う笑顔に出来るように、準備出来ているオトコじゃないかな」」

「「相手が最も上機嫌で笑う、その女性なりのツボをちゃんと見つけていて・・・家族だけがわかる「この子の超上機嫌の時の笑い」をいつでも引き出してやれる、そういうオトコ」」

「・・・くらいの事が言えたら、いいんじゃない?」

と、御島さん。

「女性は恋人を探す時、父親以上のオトコを探す・・・そこから考えているって事ですか?」

と、貴島くん。

「そ。それくらい未来すら考えに入れている、スケール感の大きいオトコじゃないとね・・・」

と、御島さん。

「「だって、そもそも女性を上機嫌に出来なければ・・・そういう男性と結婚しちゃいけないでしょう?常に女性を上機嫌に出来る・・・そういうオトコじゃないと」」

「「まず、結婚はありえないよ・・・」くらいの事も言えないとね」

と、御島さん。

「確かに・・・超上機嫌の時にだけ見せる、目の笑う笑顔と笑い方って、女性ってそれぞれありますよね。「もう、この人の為なら何でも許しちゃう」って言う笑い」

「それを知っている男性も少数派だと思いますけど・・・それを知っている男性だって事が、もうすでに、その女性に認められているって事になりますもんね」

と、辛辣姫。

「女性は本当に上機嫌じゃないと見せない笑いってあるのよね。ある時、自然にそういう笑いになってる自分を発見して」

「「この目の前のオトコだけが、私のこの笑いを引き出してくれるんだ」と思ってね。それって大事な事だと気づいたの。ゆるちょくんがよく言うけど、ほんと、経験は宝よね」

「いろいろな事を気づかせてくれるわ」

と、御島さん。

「で、そのオトコって、誰なんです?」

と、池澤くん。


口をへの字に曲げた御島さんは、変顔をしながら、僕を見つめた。


「は、はい?なんすか?」

と、僕はわかりやすく怯えた。

「いやあ、なんか、今、背筋にゾクッと・・・」

と、僕。

「いやあね。ゆるちょくんは感覚重視で生きているから」

と、御島さんは、笑う。

「いやあ、女性はコワイっすからね」

と、僕は苦笑しながら、笑顔で言った。


(おしまい)


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