大河ドラマ「八重の桜」感想 乙女通信
「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」
●大河ドラマは夏に最初のクライマックスがやってくる!忸怩たる思いが、やがて価値につながる!全否定も成功につなげろ!会津は今一つになる!ゆけ、スーパー八重さん!
おはようございます。
えー、「白虎隊出陣」の回の大河ドラマ・レビューの記事を書いて行きたいと思いますが、大河ドラマというのは、
まあ、4月に大きな成長を遂げた主人公を描く、というお約束と共に、7月8月は、大きなクライマックスを設定するのが、お約束になるわけです。
まあ、この「八重の桜」の場合は、会津戦争で、スーパースナイパーぶりを発揮する八重さんということで、
欧米の映画でも、ひとりのスーパースナイパーに部隊が全滅の憂き目を見る・・・で、捕まえてみると、それは女性だった・・・みたいな映画を作ってますね。
まあ、そういう女性が日本に実在したということで、このあたりは、是非、日本の女性には見て貰いたいものですねー。
視聴率、あまり良くないみたいですけどねー。
まあ、僕は視聴率なんてどうでもいい、と考えています。
いい作品を視聴し、それを今後の人生に活かしていければ、僕的には満足です。
たったひとりの女性のチカラが何千人もの本気の男たちを撃退する。気分いいじゃないですか。女性とすれば。
まあ、僕は女性化が激しいので、割りと嬉しかったりしますね。そういうあり方が。
しかし、八重さん・・・子役の頃から、見続けて・・・。
「鉄砲さ、やりてえんだ」
って言ってた、あの子役の頃から、もう6ヶ月見てきたわけですから、もう完全に「八重さん」という実在の女性が僕の中にはいますね。
それもこれも、今日の日の為・・・絶対にそうですよね?
この会津戦争の為に、八重さんは、がんばってきたわけだから、
「おらは、つええんだから」
って、自負は思い切り、そうですからね。
大河ドラマの醍醐味というのは、やはり、長い時間かけて、自分の中にそういう主人公への思いを作り上げていき、主人公に共感し、一緒に泣く、一緒に笑う、
・・・そこにあるわけですよ。
これは人生と一緒です。
気に入った誰かを探し出し、人生を一緒に歩き、一緒に笑い、一緒に泣く。
怒ったり、怒られたり、笑い合ったり、泣きあったりする。
そういう大事なパートナーを見つけるのが人生であるとすれば、大河ドラマの主人公は、バーチャルなそういう相手になるんですね。
今の若い日本人達は、恋が出来ない・・・恋人のいない若い人たちが多いのが現状なんだそうですね。
「傷つくのが怖い・・・だから、一方が踏み出せない・・・失敗を極度に恐れる・・・だから、安全な道しか歩かない」
これでは、恋は出来ない・・・。
恋ってのは、へたすりゃ、全否定くらいますからね。
昨日、フジテレビの三田アナウンサーが、
「好きなひとはすぐに出来るけど、自分から言い出せず、気がつくと、そういう男性に、すぐに恋人が出来ていた。だから、恋までいかないので、失恋もしなかった」
ということを言っていましたが、それが最近普通になっているんでしょうか。
失敗はしないけれども、成功には、さらに辿り着かない・・・悪循環ですね。これ。
人生は、失敗するからこそ、自分の悪い所に気づくわけです。
自分の悪い所に気づくから、そこを直そうと考えられる。
そこを直して、再度、恋にトライするから、さらに失敗しても、恋に到達する、言わば成功する確率はドンドン高くなっていくんですよ。
だから、女性にはガンガンフラれた方がいいわけです。
自分の悪い場所、至らない場所にシビアに気づけるんだから。
そこを直して直して直しまくって、再度挑戦したら、リベンジの可能性はあがるわけですよ。
僕はそうやって、恋を獲得してきました。
人生一事が万事です。
八重さんだって、自分の銃の技術が男社会の中では有用でないことは、わかっていたはずです。
内心忸怩たる思いだって、あったでしょう。
でも、それでも腕を磨いてきたから、今、脚光を浴びることになっている。
彼女だって、失敗の連続だったんですよ。
それでも、彼女は自分を作り上げてきた。
スーパースナイパーとしての、自分を。
そして、彼女は、幕末、超男社会の中で、燦然と光り輝く。
彼女は失敗に失敗を重ねてきたからこそ、成長し、今、輝きを放とうとしているんですね。
これは日本の全女性に見て貰いたいですよね。
誰よりも先頭に立ち、すべてを理解しながら、会津を蹂躙しようとしている薩長を一気につぶしにかかる。
「その意気やよし」
ですよ。ほんとに。
女性も男性も、人間性の強さにこそ、価値がある。
相手を飲んでかかる気合。
自分の実力を知っているから、こそ、八重さんは、自信を持って、先頭に立てるんですねー。
さて、で、今回ですけどねー。
白虎隊出陣というわけですが、容保が決断したんですね。
それくらい兵力がやばくなっていた・・・しかし、押しくら饅頭しているような、ほんと年端のいかない子どもたちですよ。
「敵は射程の長いゲベールだから、まともに撃ちあうな。ひきつけてから、撃て」
っていう八重さんの必死のアドバイス・・・なんか、涙が出そうになりました。
っていうか、最後八重さんが、
「おらが、会津を守る!」
って、言い切った時、ほんとに涙が出ました。
いやあ、ほんと、最近、涙腺がゆるゆるです。
もう、女性に泣かされてばっかりです。
っていうか、これまで、ずっと見てきたもん。
八重さんの奮闘ぶり、理解されない悔しさ、弟の死、兄との別れ・・・特に八重さんの忸怩たる思いは、僕もそういう思いがあるだけに、
ほんとに共感するし、八重さんにがんばって欲しいと思う気持ちは、自分の忸怩たる思いから来る、やってやりたいと思う気持ちと同化しているんだと思います。
その八重さんが、本気になった。
本気になって、会津を守ると、宣言した。
その瞬間に涙が出ました。
彼女の忸怩たる思いが晴らされる・・・それがうれしかったのかもしれないし、彼女の鬱回が晴れるのうれしいのかもしれません。
自分の忸怩たる思いが、そう思わせている・・・そう思いますね。
僕は強くて元気な女性が大好きなんです。
自分に自信があって、いい笑顔をする女性が大好きなんですね。
色白で顎のラインの美しい、素敵な女性が大好きなんですねー。
だから、八重さんには、がんばってほしい・・・そう思ったんでしょうね。
なんか、そういう女性に泣かされてばかりです。最近は。
まあ、それはいいとして、薩長はドンドン会津に攻め寄せてきているわけで、
もう、やばいわけですよ。
容保も前線に出るわけですけど、
「土佐!」
って言いたくなりましたね。僕も。
っていうか、やっぱり、重々しさがちゃんとあって、容保公はほんとにいい。
やっぱり、情があるからこそ、すぐに前線に出たがるし、情を知る人間なんですよね。容保公は。
僕はいろいろな人間を見て来ましたが、情のない人間は、結果、不幸になりますね。この日本では。
情のある人間が、愛されるんですよ。
情のない人間は、結果、嫌われるんです。
で、情とは、周囲の人間を愛しているからこそ、持てるモノであって、周囲の人間を愛せず、俺は偉いと思っている「俺偉い病」の人間は、情がないから、
結果、他人に見透かされ、相手にされず、孤立し、不幸になっていくんですね。
まあ、やっぱり容保公のような人間だったら、情を知る人間だからこそ、愛しちゃうし、
「この人の為なら」
と思って、死に物狂いで戦いますよねー。
それが上に頂くべき人間の器ですよ。
けつの穴の小さい、自分のことしか考えられないような、器の小さい人間は、誰も相手にしませんから。
器は大きくないと、いけないんですねー。
だから、稲森いずみさんも殿のことを愛している。
「塩がちゃんと備蓄してあるか、調べよ」
って、言ってましたが、戦争には塩ですからね。
しかし、白虎隊がかわいくてねー。なんか、今日の大河ドラマを見るのが辛い感じがします。
でも、人生というのは、出会いと別れですからね。
僕も多くの別れを経験してきました。
母も亡くしたし、多くの女性とも別れてきました。
でもね。別れこそが、自分を強くするんです。
一見、ネガティブなことが・・・自分を強くしていく。
だから、女性にフラれても・・・それが自分を強くしていくんです。
人間は成長する為に生きていくんです。
若いうちはガンガンフラレればいいんです。
自分の悪いところを見つけ出し、ガンガン直していけば、いいんですよ。
そうすれば、いつか、人は成長し、素敵な大人になれる。
一番やっちゃけないことは、自分を甘やかすことです。
現実逃避して、逃げこんじゃうことです。
そしたら、一切成長しないから、いくつになっても、誰にも相手にされないことになる。
全否定ガンガンくらって、ください。
それが自分を成長させるんだ。
今会津は、日本中から、全否定をくらっている状況だ。
朝敵だし、ね。
でも、彼らは、自らの手で、その状況を打開しようとしている。
強い気持ちで。強い精神で。誰も泣き言なんて言ってはない。
死は永遠の別れだし、母親とすれば、悲しい出来事です。
でも、秋吉久美子さんが言っていましたね。
「死を恐れて、遅れを取るな」
と。
もちろん、母親だから、悲しい気持ちはある。
死んで欲しくない気持ちだって、たくさんあるはずだ。
でも、それをおくびにも出さずに、がんばれと言ってくれた。
あれね。息子としては、嬉しいと思いますよ。
強い会津の女・・・でも、彼女はこころで泣いているんです。
強く生きていこうじゃありませんか。
こころで泣けばいいんだ。泣く時は・・・ま、僕はビービー泣きますけどね。涙をたくさん流して。
ま、男達だけでなく、女性達も、お城にあがることになり・・・全藩で戦うことになった会津・・・。
とうとう、八重さんの活躍の時です。
僕らはこの時を待っていた・・・今、その活躍を目にしましょう。
この大河ドラマの初回、八重さんが、
「ならぬことは、ならぬのです」
と言いながら、スナイパーをしていた、あの時に、戻るのです。
今、会津がひとつになる・・・まさに今がその時です。
素晴らしいストーリーを堪能しましょう。日本人の作ってきた、素晴らしいストーリーを。
そのストーリーに力を貰い、僕らも素敵に生きていけばいいんです。
さあ、その時が来たんです。
●覚馬も、やっとこれで、牢屋から抜けだせた!ナギナタで薩長は倒せん!「おらが会津で一番つええ」そうです。八重さん、あなたの出番です!
というわけで、八重さんまわり、覚馬まわりの話に戻りましょう。歴史の話は終りました。
まあ、八重さんも従軍を願いでるわけです。松重さんにおねだりしちゃうわけですが、相変わらず、
「なんねえ」
と言われてしまう八重さんです。
昔を思い出しますね。八重さんが子役の頃を・・・あの頃八重さんの書いた絵を松重さんが大事そうに懐にいれていましたが、
あの頃から見ているんだもんねー。
あの頃も鉄砲ならっちゃダメって、死ぬほど言われていましたが・・・その時の再現のようでした。
でも、現実は、八重さんを必要としている。
戦火は城下に殺到し、八重さん達も入場することになり、んで、八重さんがスナイパーになっちゃうってことなんですね。
八重さんがナギナタ隊への入隊を打診された時、
「ナギナタじゃあ、薩長を倒せねえ」
って言ってましたけど、一番状況分析が出来ているのが八重さんだったりするんですねー。
まあ、今回は、戦火の前日ということで、なんとなく、いろいろあったけど、なにか、準備の時って感じでしたね。
しかし、あの八重さんの服装・・・あれ、三郎さんの遺品だったんですね。軍服・・・。
「おらは今日から三郎になっから」
っていうあの格好、ちょっとかっこよすぎて、しびれちゃいました。
やっぱ、美人が怒ってると、かっこいいんだよねー。
いや、僕はあまり、美人は怒らしたくないですよ。結果、怒らせたりしますけどね。
で、僕が泣く結果になるんですけど、まあ、それはいいとして、怒りの八重さん、かっこいいよねー。
まあ、中野さん達は、ひどいことになるんですが・・・ナギナタの稽古もずっと見てきたので、やっぱり、寂しいものがあります。
人生は出会いと別れの連続ですけど・・・別れもたくさん経験してきましたけど、
本格的な別れが近づいていますね。
えー、新撰組の斎藤さんが、
「愚直なまでにまっすぐな会津人に惚れた・・・」
って、言ってましたが、僕も惚れている感じがありますね。
容保公以下・・・会津の人たちに・・・。
時は近い・・・そんな感じがします。
えーと、覚馬さんですが、牢屋から抜けられそうで、何よりです。
まあ、西郷さんに目をかけられれば、ねえ。
こっちもどんなことになっていくのか、興味津々なところですが、とにかく、会津戦争が始まっちまいますから、まずはこっちでしょう。
佐川官兵衛は、相変わらず、「漢」って感じで、かっこいいですねー。
漢が漢に惚れるって奴ですねー。
ま、何を置いても、八重さんですね。
薩長をひるませた、幕末のジャンヌ・ダルクの戦いぶり。とくと堪能しちゃいましょう。
今週の喜び
えー、今回は戦争前夜という感じで描かれていましたが、なんか、いろいろな準備をしている感じがしましたね。
人生は出会いと別れですが、
別れが近づいている、と言った感じでしたかね。
今回、一番印象的だったのは、西田敏行さん演じる西郷頼母夫婦の別れで・・・とちらも何も言わない・・・表情だけの演技で、
これこそ、俳優さんの力量勝負ということで、もう、西郷頼母の奥さん千恵さん役の宮崎美子さんが、いい表情をするわけで、
もう、泣きそうでしたね。その心情がよく伝わって・・・。
ああ言う時って、何も言えないかもしれないですねー。
永遠の別れが来ることはわかっている。
「夫婦というのは、幾多の戦いを一緒にくぐり抜けてきた、一種の盟友みたいなモノだ」
と、僕はとある人に言われたことがあるんですが、
だからこそ、言葉にしなくても、お互いの胸中は、分かり合えるんでしょうね。
まあ、僕もいろいろな別れを経験してきました。
突然の死、理不尽な死にもたくさん接して来ました。
生きている人間は、泣くことしか、できませんよね。
でも、彼らは雄々しく戦おうとしている。
生を雄々しく燃焼させて、目に物見せてやる!・・・その気概にあふれている。
運命に抗い、違った結果を導き出そうとしている。
それこそ真のサムライの姿だ。
そのサムライの姿を見て、今日も元気を貰いましょう。
さ、がんばるか、今日も。
ではでは。
今週のあれ、どうなん?
剛力彩芽ちゃんとも、お別れが近いですねー。厳しい時間が近づいております。はい。
「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」
●大河ドラマは夏に最初のクライマックスがやってくる!忸怩たる思いが、やがて価値につながる!全否定も成功につなげろ!会津は今一つになる!ゆけ、スーパー八重さん!
おはようございます。
えー、「白虎隊出陣」の回の大河ドラマ・レビューの記事を書いて行きたいと思いますが、大河ドラマというのは、
まあ、4月に大きな成長を遂げた主人公を描く、というお約束と共に、7月8月は、大きなクライマックスを設定するのが、お約束になるわけです。
まあ、この「八重の桜」の場合は、会津戦争で、スーパースナイパーぶりを発揮する八重さんということで、
欧米の映画でも、ひとりのスーパースナイパーに部隊が全滅の憂き目を見る・・・で、捕まえてみると、それは女性だった・・・みたいな映画を作ってますね。
まあ、そういう女性が日本に実在したということで、このあたりは、是非、日本の女性には見て貰いたいものですねー。
視聴率、あまり良くないみたいですけどねー。
まあ、僕は視聴率なんてどうでもいい、と考えています。
いい作品を視聴し、それを今後の人生に活かしていければ、僕的には満足です。
たったひとりの女性のチカラが何千人もの本気の男たちを撃退する。気分いいじゃないですか。女性とすれば。
まあ、僕は女性化が激しいので、割りと嬉しかったりしますね。そういうあり方が。
しかし、八重さん・・・子役の頃から、見続けて・・・。
「鉄砲さ、やりてえんだ」
って言ってた、あの子役の頃から、もう6ヶ月見てきたわけですから、もう完全に「八重さん」という実在の女性が僕の中にはいますね。
それもこれも、今日の日の為・・・絶対にそうですよね?
この会津戦争の為に、八重さんは、がんばってきたわけだから、
「おらは、つええんだから」
って、自負は思い切り、そうですからね。
大河ドラマの醍醐味というのは、やはり、長い時間かけて、自分の中にそういう主人公への思いを作り上げていき、主人公に共感し、一緒に泣く、一緒に笑う、
・・・そこにあるわけですよ。
これは人生と一緒です。
気に入った誰かを探し出し、人生を一緒に歩き、一緒に笑い、一緒に泣く。
怒ったり、怒られたり、笑い合ったり、泣きあったりする。
そういう大事なパートナーを見つけるのが人生であるとすれば、大河ドラマの主人公は、バーチャルなそういう相手になるんですね。
今の若い日本人達は、恋が出来ない・・・恋人のいない若い人たちが多いのが現状なんだそうですね。
「傷つくのが怖い・・・だから、一方が踏み出せない・・・失敗を極度に恐れる・・・だから、安全な道しか歩かない」
これでは、恋は出来ない・・・。
恋ってのは、へたすりゃ、全否定くらいますからね。
昨日、フジテレビの三田アナウンサーが、
「好きなひとはすぐに出来るけど、自分から言い出せず、気がつくと、そういう男性に、すぐに恋人が出来ていた。だから、恋までいかないので、失恋もしなかった」
ということを言っていましたが、それが最近普通になっているんでしょうか。
失敗はしないけれども、成功には、さらに辿り着かない・・・悪循環ですね。これ。
人生は、失敗するからこそ、自分の悪い所に気づくわけです。
自分の悪い所に気づくから、そこを直そうと考えられる。
そこを直して、再度、恋にトライするから、さらに失敗しても、恋に到達する、言わば成功する確率はドンドン高くなっていくんですよ。
だから、女性にはガンガンフラれた方がいいわけです。
自分の悪い場所、至らない場所にシビアに気づけるんだから。
そこを直して直して直しまくって、再度挑戦したら、リベンジの可能性はあがるわけですよ。
僕はそうやって、恋を獲得してきました。
人生一事が万事です。
八重さんだって、自分の銃の技術が男社会の中では有用でないことは、わかっていたはずです。
内心忸怩たる思いだって、あったでしょう。
でも、それでも腕を磨いてきたから、今、脚光を浴びることになっている。
彼女だって、失敗の連続だったんですよ。
それでも、彼女は自分を作り上げてきた。
スーパースナイパーとしての、自分を。
そして、彼女は、幕末、超男社会の中で、燦然と光り輝く。
彼女は失敗に失敗を重ねてきたからこそ、成長し、今、輝きを放とうとしているんですね。
これは日本の全女性に見て貰いたいですよね。
誰よりも先頭に立ち、すべてを理解しながら、会津を蹂躙しようとしている薩長を一気につぶしにかかる。
「その意気やよし」
ですよ。ほんとに。
女性も男性も、人間性の強さにこそ、価値がある。
相手を飲んでかかる気合。
自分の実力を知っているから、こそ、八重さんは、自信を持って、先頭に立てるんですねー。
さて、で、今回ですけどねー。
白虎隊出陣というわけですが、容保が決断したんですね。
それくらい兵力がやばくなっていた・・・しかし、押しくら饅頭しているような、ほんと年端のいかない子どもたちですよ。
「敵は射程の長いゲベールだから、まともに撃ちあうな。ひきつけてから、撃て」
っていう八重さんの必死のアドバイス・・・なんか、涙が出そうになりました。
っていうか、最後八重さんが、
「おらが、会津を守る!」
って、言い切った時、ほんとに涙が出ました。
いやあ、ほんと、最近、涙腺がゆるゆるです。
もう、女性に泣かされてばっかりです。
っていうか、これまで、ずっと見てきたもん。
八重さんの奮闘ぶり、理解されない悔しさ、弟の死、兄との別れ・・・特に八重さんの忸怩たる思いは、僕もそういう思いがあるだけに、
ほんとに共感するし、八重さんにがんばって欲しいと思う気持ちは、自分の忸怩たる思いから来る、やってやりたいと思う気持ちと同化しているんだと思います。
その八重さんが、本気になった。
本気になって、会津を守ると、宣言した。
その瞬間に涙が出ました。
彼女の忸怩たる思いが晴らされる・・・それがうれしかったのかもしれないし、彼女の鬱回が晴れるのうれしいのかもしれません。
自分の忸怩たる思いが、そう思わせている・・・そう思いますね。
僕は強くて元気な女性が大好きなんです。
自分に自信があって、いい笑顔をする女性が大好きなんですね。
色白で顎のラインの美しい、素敵な女性が大好きなんですねー。
だから、八重さんには、がんばってほしい・・・そう思ったんでしょうね。
なんか、そういう女性に泣かされてばかりです。最近は。
まあ、それはいいとして、薩長はドンドン会津に攻め寄せてきているわけで、
もう、やばいわけですよ。
容保も前線に出るわけですけど、
「土佐!」
って言いたくなりましたね。僕も。
っていうか、やっぱり、重々しさがちゃんとあって、容保公はほんとにいい。
やっぱり、情があるからこそ、すぐに前線に出たがるし、情を知る人間なんですよね。容保公は。
僕はいろいろな人間を見て来ましたが、情のない人間は、結果、不幸になりますね。この日本では。
情のある人間が、愛されるんですよ。
情のない人間は、結果、嫌われるんです。
で、情とは、周囲の人間を愛しているからこそ、持てるモノであって、周囲の人間を愛せず、俺は偉いと思っている「俺偉い病」の人間は、情がないから、
結果、他人に見透かされ、相手にされず、孤立し、不幸になっていくんですね。
まあ、やっぱり容保公のような人間だったら、情を知る人間だからこそ、愛しちゃうし、
「この人の為なら」
と思って、死に物狂いで戦いますよねー。
それが上に頂くべき人間の器ですよ。
けつの穴の小さい、自分のことしか考えられないような、器の小さい人間は、誰も相手にしませんから。
器は大きくないと、いけないんですねー。
だから、稲森いずみさんも殿のことを愛している。
「塩がちゃんと備蓄してあるか、調べよ」
って、言ってましたが、戦争には塩ですからね。
しかし、白虎隊がかわいくてねー。なんか、今日の大河ドラマを見るのが辛い感じがします。
でも、人生というのは、出会いと別れですからね。
僕も多くの別れを経験してきました。
母も亡くしたし、多くの女性とも別れてきました。
でもね。別れこそが、自分を強くするんです。
一見、ネガティブなことが・・・自分を強くしていく。
だから、女性にフラれても・・・それが自分を強くしていくんです。
人間は成長する為に生きていくんです。
若いうちはガンガンフラレればいいんです。
自分の悪いところを見つけ出し、ガンガン直していけば、いいんですよ。
そうすれば、いつか、人は成長し、素敵な大人になれる。
一番やっちゃけないことは、自分を甘やかすことです。
現実逃避して、逃げこんじゃうことです。
そしたら、一切成長しないから、いくつになっても、誰にも相手にされないことになる。
全否定ガンガンくらって、ください。
それが自分を成長させるんだ。
今会津は、日本中から、全否定をくらっている状況だ。
朝敵だし、ね。
でも、彼らは、自らの手で、その状況を打開しようとしている。
強い気持ちで。強い精神で。誰も泣き言なんて言ってはない。
死は永遠の別れだし、母親とすれば、悲しい出来事です。
でも、秋吉久美子さんが言っていましたね。
「死を恐れて、遅れを取るな」
と。
もちろん、母親だから、悲しい気持ちはある。
死んで欲しくない気持ちだって、たくさんあるはずだ。
でも、それをおくびにも出さずに、がんばれと言ってくれた。
あれね。息子としては、嬉しいと思いますよ。
強い会津の女・・・でも、彼女はこころで泣いているんです。
強く生きていこうじゃありませんか。
こころで泣けばいいんだ。泣く時は・・・ま、僕はビービー泣きますけどね。涙をたくさん流して。
ま、男達だけでなく、女性達も、お城にあがることになり・・・全藩で戦うことになった会津・・・。
とうとう、八重さんの活躍の時です。
僕らはこの時を待っていた・・・今、その活躍を目にしましょう。
この大河ドラマの初回、八重さんが、
「ならぬことは、ならぬのです」
と言いながら、スナイパーをしていた、あの時に、戻るのです。
今、会津がひとつになる・・・まさに今がその時です。
素晴らしいストーリーを堪能しましょう。日本人の作ってきた、素晴らしいストーリーを。
そのストーリーに力を貰い、僕らも素敵に生きていけばいいんです。
さあ、その時が来たんです。
●覚馬も、やっとこれで、牢屋から抜けだせた!ナギナタで薩長は倒せん!「おらが会津で一番つええ」そうです。八重さん、あなたの出番です!
というわけで、八重さんまわり、覚馬まわりの話に戻りましょう。歴史の話は終りました。
まあ、八重さんも従軍を願いでるわけです。松重さんにおねだりしちゃうわけですが、相変わらず、
「なんねえ」
と言われてしまう八重さんです。
昔を思い出しますね。八重さんが子役の頃を・・・あの頃八重さんの書いた絵を松重さんが大事そうに懐にいれていましたが、
あの頃から見ているんだもんねー。
あの頃も鉄砲ならっちゃダメって、死ぬほど言われていましたが・・・その時の再現のようでした。
でも、現実は、八重さんを必要としている。
戦火は城下に殺到し、八重さん達も入場することになり、んで、八重さんがスナイパーになっちゃうってことなんですね。
八重さんがナギナタ隊への入隊を打診された時、
「ナギナタじゃあ、薩長を倒せねえ」
って言ってましたけど、一番状況分析が出来ているのが八重さんだったりするんですねー。
まあ、今回は、戦火の前日ということで、なんとなく、いろいろあったけど、なにか、準備の時って感じでしたね。
しかし、あの八重さんの服装・・・あれ、三郎さんの遺品だったんですね。軍服・・・。
「おらは今日から三郎になっから」
っていうあの格好、ちょっとかっこよすぎて、しびれちゃいました。
やっぱ、美人が怒ってると、かっこいいんだよねー。
いや、僕はあまり、美人は怒らしたくないですよ。結果、怒らせたりしますけどね。
で、僕が泣く結果になるんですけど、まあ、それはいいとして、怒りの八重さん、かっこいいよねー。
まあ、中野さん達は、ひどいことになるんですが・・・ナギナタの稽古もずっと見てきたので、やっぱり、寂しいものがあります。
人生は出会いと別れの連続ですけど・・・別れもたくさん経験してきましたけど、
本格的な別れが近づいていますね。
えー、新撰組の斎藤さんが、
「愚直なまでにまっすぐな会津人に惚れた・・・」
って、言ってましたが、僕も惚れている感じがありますね。
容保公以下・・・会津の人たちに・・・。
時は近い・・・そんな感じがします。
えーと、覚馬さんですが、牢屋から抜けられそうで、何よりです。
まあ、西郷さんに目をかけられれば、ねえ。
こっちもどんなことになっていくのか、興味津々なところですが、とにかく、会津戦争が始まっちまいますから、まずはこっちでしょう。
佐川官兵衛は、相変わらず、「漢」って感じで、かっこいいですねー。
漢が漢に惚れるって奴ですねー。
ま、何を置いても、八重さんですね。
薩長をひるませた、幕末のジャンヌ・ダルクの戦いぶり。とくと堪能しちゃいましょう。
今週の喜び
えー、今回は戦争前夜という感じで描かれていましたが、なんか、いろいろな準備をしている感じがしましたね。
人生は出会いと別れですが、
別れが近づいている、と言った感じでしたかね。
今回、一番印象的だったのは、西田敏行さん演じる西郷頼母夫婦の別れで・・・とちらも何も言わない・・・表情だけの演技で、
これこそ、俳優さんの力量勝負ということで、もう、西郷頼母の奥さん千恵さん役の宮崎美子さんが、いい表情をするわけで、
もう、泣きそうでしたね。その心情がよく伝わって・・・。
ああ言う時って、何も言えないかもしれないですねー。
永遠の別れが来ることはわかっている。
「夫婦というのは、幾多の戦いを一緒にくぐり抜けてきた、一種の盟友みたいなモノだ」
と、僕はとある人に言われたことがあるんですが、
だからこそ、言葉にしなくても、お互いの胸中は、分かり合えるんでしょうね。
まあ、僕もいろいろな別れを経験してきました。
突然の死、理不尽な死にもたくさん接して来ました。
生きている人間は、泣くことしか、できませんよね。
でも、彼らは雄々しく戦おうとしている。
生を雄々しく燃焼させて、目に物見せてやる!・・・その気概にあふれている。
運命に抗い、違った結果を導き出そうとしている。
それこそ真のサムライの姿だ。
そのサムライの姿を見て、今日も元気を貰いましょう。
さ、がんばるか、今日も。
ではでは。
今週のあれ、どうなん?
剛力彩芽ちゃんとも、お別れが近いですねー。厳しい時間が近づいております。はい。