「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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スキマスイッチの「全力少年」!(月曜日の歌詞論考!:日本人的美学からの論考)

2010年06月28日 | 日本人の秘密
おはようございます!

さて、今日は月曜日の歌詞論考!ということで、僕なりに、

この曲は、名曲だなあ、という曲を選んで、論考しているわけですけど、

まあ、たくさん、ありますね!

まあ、つきることもないので、安心して、ネタにしていきたいですけど、

今日は、スキマスイッチなど、とりあげてみたいと思います。

もう、けっこう昔の曲になっちゃいましたが、流行っている当時は、

けっこう、楽しく聞いていましたね。

「全力少年」

いってみましょうか!


さて、この曲を聞いていた頃、僕は、ある大きな決断が必要な時期で、

ちょうど、なんか、意識がこの曲の歌っている内容にリンクしたことを思い出します。

結局、人間というのは、経験しないと、ある境地に至らないし、

そういう境地に至らないと理解できない、ということが、たくさんあります。

まあ、人間は、経験によってのみ、成長できると僕はしていますから、

経験至上主義なんですね。まあ、だから、常にいろいろな経験を希求しているわけですけど、

そういう経験しないと、わからなかった、この曲!という思いもありますね。


つまづいて、転んでたら、置いてかれんだ

泥水の中を今日もよろめきながら、進む


これは、生き方としての、とらえ方ということなんでしょうね。

毎日、生きているけど、まるで、泥水の中を、よろめきながら、進む感じ。

そして、つまづいたら、終わりだ、という意識。

毎日を、切羽詰まった意識で、必死に生きている、ということなんでしょうね。


汚れちまった僕のセカイ、浮いた話などない

染み付いた孤独論理、拭えなくなっている


僕のセカイが、汚れてしまったために、浮いた話もない、

ということなんでしょうね。何によって、汚れたのか、わかりませんが、

浮いた話が、ないことの理由づけをして、自分を慰めている、ということでしょうか。

孤独であることの、理由として、孤独論理が、染み付いて、拭えないんだ、

と、これもまた、自分を慰める言葉です。

これは、つまり、名曲によくある、

「だめ状態から、入る」

というお約束でしょうか?

ま、そこらへん、見ていきましょう。


試されてまでも、ここにいることを決めたのに、

呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた


やはり、お約束のようですね。

ここでも、仕方ない、という言葉を吐くような、だめ状況が設定されています。

ただし、その言葉の中に、

「試されてまでも、ここにいることを決めた」

という言葉があります。これは

「歌をつくって、歌う」

という彼らの状況を端的に顕しています。

つまり、これは、スキマスイッチの世界を現しているわけですね。


さて、ここで、この歌の一番主張したいところ、サビになります。


積み上げたものぶっこわして、身につけたものをとっぱらって

止め処ない血と汗で、乾いた脳を潤せ

あの頃の僕らはきっと全力で少年だった


このサビ好きですね。

ともすると、大人というのは、積み上げたものを大事にするあまり、自由に動けなくなったり、

自由な発想ができなくなるものです。ま、僕は一番そういうものを嫌いますが(笑)。

ってことは、なに、俺も全力少年ってこと?(笑)

まあ、それは、おいておいて。

その大人へのアンチテーゼとしての、このサビなんですね。


積み上げたものは、容赦なく、ぶっこわす。

身につけたものなど、とっぱらってしまう。


非常に気持ちのいい歌詞です。大人になど、なりたくない、いや、体は大人でも、経験的におとなでも、

少年のように、自由な発想、自由なかたちで、いたい!

そういう気持ちが、表現されていますね。


そして、止めどない血と汗で、乾いた脳を潤す

と、まあ、すごいことを言っているんですが、それくらいの気持ちで、

自由に発想できるようにしろ、そういう発想で、曲をつくりあげるんだ!

というスキマスイッチの心意気を表現しているわけです。

非常に共感したことを思い出しますね。というか、今でも好きな一曲です。


そして、あの頃の僕らは、全力で、少年だった、とすることで、

今の自分達ではなく、かつての、自分達は、そうだった、としているんですね。

つまり、今の自分達はあの頃のような自由な発想をしているのか、

自由でいるのか?という疑問を投げかけているんですね。


そして、サビの最後に、一番いいたいことが、残されています。


セカイを開くのは、誰だ


これ、誰だ?と聞きながら、実は、俺たちだ、と言っているんですね。


セカイを開いてやろう、それをできるのは、俺たちなんだ!


と自信を持って歌い上げている。それは、全力で少年だったからこそ、可能なんだ、と。


そして、全力で少年のように、自由な発想ができなければ、セカイは開けないのだ、ということも

同時に言っているんですね。



ん?じゃ、なに、俺、セカイ開けちゃうじゃん(笑)。

ま、それは、おいておいて(笑)。



遊ぶこと忘れてたら、老いて枯れんだ

ここんとこは仕事オンリー、笑えなくなってる



で、これ、また、最初のだめ設定なんですけど、

これ、大人否定でも、あるんですよね。

遊ぶことを忘れている忙しいばかりの大人じゃ、だめなんだよ。老いて、枯れるばかりなんだよ、と。


老いて枯れるが、一番の歌詞にかかっていて、おもしろいですね。同じ、おいてかれる。

そして、自分たちもそういう状況に陥っていると言っている。

仕事オンリーで、笑えない状況、ということで、だめ状況なわけです。


ガラクタの中に、輝いていたものが、一杯あったろう?

”大切なもの”全て埋もれてしまう前に


これ、一番の歌詞では、汚れちまった、という表現だったのですが、それに対になるように、

輝いていた、という言葉が使われているんですね。ガラクタの中にこそ、輝いているものが、たくさんある、

ということで、可能性、ということについて、話しているんですね。

そして、はやくそういうものをみつけないと、大人になっていくことで、埋もれてしまう

としています。つまり、自分の可能性や、輝きを、退屈な大人になるまえに、探しだせ!

ということを言っているわけですね。


そして、2番のサビとなるわけです。


さえぎるものは、ぶっ飛ばして、まとわりつくもの、かわして

止め処ない血と汗で、渇いた心臓潤せ

あの頃の僕らは全力で少年だった



というわけで、これも、少年のように、

さえぎるものをぶっとばせ、まとわりつくも、は、かわせ、

と、言っているわけです。退屈な大人になるな!と言っているわけです。


止め処ない血と汗で、渇いた心臓を潤せ、


と、自由なハートを持て!と言っているわけですね。


そして、あの頃の僕らは全力で、少年だった、と振り返っているわけです。


怯えてたら何も生まれない


そして、怯えてたら、何も生まれない、と、一歩踏み出せ、

踏み出すことこそ、何かを生み出すことなんだ!

と、強く主張しているんですね。



澱んだ景色に答えを見つけ出すのは、もうやめだ

濁った水も新しい希望(ひかり)ですぐに澄み渡っていく


と、淀んだ現実から、答えをさがすのではなく、

自分たちがつくりだす、新しい希望(ひかり)で、澄み渡らせていこう!


そう考えているわけです。

自分たちが、現実を変革していこう!そうするんだ!という、強い気持ちが表現されています!


積み上げたモノぶっこわして、身につけたモノとっぱらって、

幾重に重なりあう描いた夢への放物線

紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ



というわけで、最後のサビ、もちろん、大人へのアンチテーゼがあるわけですけど、

ここで、夢を語るわけです。

幾重にも重なりあう描いた夢への放物線


どこまでいけるかわからないけど、夢への放物線の中に僕らはいるんだ、

ということが、語られています。

そして、今まで、あの頃は僕らは少年だったと過去形だったのに、対して


紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ


と、今こそ、僕らは、少年だ、


と言い切っているわけなんですね。

そして、


セカイを開くのは、僕だ



ということで、セカイを開いてやるぜ!

という自信がここに覗いているわけですね。



視界はもう澄み切っている


ということで、自分たちで、創りだしたもので、

視界は澄み切った、

そして、もう、レディトゥーゴーだ、と言い切っているわけです。


セカイを開く準備は、万端ということなんですね!



つまりこの曲は、セカイを変えるのは、僕らだ!

と言い切った、自信満々の曲だ、

といえるわけです。


だから、聞いていて、変革期の自分が、共感した曲だったんですね。

自分を大きく変える決断が、必要な時の自分に、共感を抱かせた、ということなんですね。


まあ、彼らはセカイを変えてやる!と言っているわけですが、

まあ、自分を変えるのも、大変なのに、セカイですか・・・

という感じですが、少年らしくて、いいですよね!



少年の素直な気概の曲で、アンチ大人な、というより、アンチ退屈なおとな、という歌なんですね。

まあ、僕も、退屈なおとなって、大嫌いですからね。

そういう意味では、僕がこの曲を好きになるのも、当然、ということが、言えるでしょう。


積み上げたモノを守るばかり、身につけたモノを守るばかり、

そして、セカイに怯えている、


そんな大人には、なりたくありませんね!

いつでも、自由に、ぶっこわして、とっぱらって、前に進みましょう!


そんなつまらない、大人には、なってはいけませんよ!


自由な気持ちで、いつでも、全力少年で、いましょう!


大きな夢を持って、その実現のために、歩いていくんです!


そういう、全力少年な、人生。


それこそ、楽しい人生ですね!



と、今日も長々と書いてきました。

ここまで、読んで頂いたみなさん、どうもありがとうございました!

また、次回、翔ぶが如くシリーズで、お会いしましょう!


ではでは。

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1 コメント

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2014-02-07 17:47:19
スキマ・スイッチ素晴らしいです。最高です。
彼等は言葉のひとつひとつを大切にして、納得ゆくまで悩んで仕上げる詞なので一曲一曲に心がこもっている。
二人とも痩せるほど 笑

全力少年でいたいですね、いつまでも。

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