「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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「弱虫やくざと、家出少女の物語」(11)

2010年08月31日 | 過去の物語
「いやあ、都合のいいところに、自転車が、捨ててありましたねえ」

と、邦衛は、学生用のスポーツ車と覚しき自転車をこぎながら、はしゃいでいます。

「邦衛、自転車は、大丈夫なの?ちゃんと乗れるの?」

と、邦衛につかまりながら、自転車の荷台に、乗っている由美ちゃんです。

「へへ。これでも、子供の頃は、韋駄天の邦衛と呼ばれたもんですぜい。自転車くれえ、どってことないっす」

と、うれしそうに、自慢する邦衛です。邦衛の言うとおり、自転車は、速度をあげて走っています。

緑の丘のような場所を走る、自転車です。

空は、少しずつ、開け始め、少しずつ、明るくなってきています。

邦衛は、うれしそうに、走ります。由美ちゃんのために、自分が役に立っていることに、喜びを感じているようです。

「なんだか、こうやって、走っていると、恋人同士みたいね、わたしたち」

と、うれしそうな邦衛を見ながら、邦衛の腰に手をまわす、由美ちゃんは、ポロッと話します。

「お嬢ちゃん、何を言ってるんでえ。あっしは、お嬢ちゃんのナイトのつもりですぜい」

と、邦衛は、由美の言葉に、少し照れながら、それでも、自分を主張しています。

「お嬢ちゃんは、美しいお姫さん。そして、俺は、それを命がけで守る騎士でさ。それが、一番しっくりくる」

と、邦衛は、そう言って、納得しています。

「お嬢ちゃんと、恋人同士なんて、そんな、恐れ多いすよ」

と、邦衛は、小さくつぶやきます。その言葉は、由美には、聞こえていないようです。

「ナイトの背中はたくましいわね。奥さんは、いるの、邦衛?」

と、由美は、興味深く、邦衛の背中を見ながら、そう話しかけます。

「ええ。華子って、いうんですけどね。元看護婦のかみさんが、ひとりいます」

と、邦衛は、急に、奥さんのことを思い出します。

「へえー。邦衛のことだから、美人の奥さんでしょう?」

と、由美ちゃんは、断定口調で、決めつけます。

「え、そりゃ、ま、あのー、ええ」

と、突然、取り乱す、邦衛ですが、

「まあ、俺が言うのも、何ですが、すっごい美人です」

と、素直に白状する邦衛です。

「やっぱりねー。あなた、女性に愛されるところを、たくさん、持っているもの・・・」

と、由美は、邦衛の背中をみながら、素直に話しています。

「そ、そうですかい?ど、どこに、そんなものが・・・」

と、邦衛は、はじめて言われた言葉に、どきどきしてしまいます。

「あら、あなた、そういうこと、周りの女性に、言われたこと無いの?」

と、由美はさも当然のこと、という風に、話します。


そのとき、邦衛の脳裏に、いろいろな、シーンが浮かびます。

「あなたは、女性に、モテるから、心配しちゃうわ」

と華子さんが、言っています。

「もう、邦衛ったら、ほんとに、あなたは、かわいいわね」

と、組長の奥さん、神山ひろこさんが、話しています。

「もう、邦衛さんったら、すぐに、女性のこころを、くすぐるんだから」

と、どこかのバーの女の子が、しなだれかかります。

「邦衛さん、だーい好き」

と、どこかの娘さんが、言っています。

「わたしに、嫉妬させないでね。愛しているわ、あなた」

と、華子さんが、目で笑いながら、キスしてくれます。


「あ、俺、けっこう、そういうこと、言われてきた、みたいす・・・」

と、邦衛は、記憶を思い出しながら、カーッと赤くなっています。

「ふふふ。そういうところが、邦衛のかわいいところ、なのかもね」

と、そういう邦衛の表情を、笑いながら、見ている由美です。

「い、いやあ、俺って、てっきり、女性には、モテない人間だと、思ってやしたんで・・・」

と、邦衛は、新しい事実に直面して、ちょっとドキドキしています。

「それは、単なる思い込みよ。あなたは、十分に、男性として、魅力があるし、愛される価値をもつ人間よ」

と、由美は、素直に思っていることを、邦衛に、言います。

「いやあ、こんなきれいな、お嬢ちゃんに、そんなこと、言われると、照れるじゃねーですかい」

と、邦衛は、顔を真赤にしています。

「あなたみたいなひとに、愛されて、奥さんもしあわせね」

と、由美は、さらりと言います。

「いやあ、迷惑ばっか、かけてますよ。俺っち、いまいち、人生をうまく生きられねえんで・・・」

と、これまでの人生をふりかえる邦衛です。

「人生、どこで、間違っちまったのか・・・しがないヤクザですからね・・・それで、華子も、苦労してるすよ」

と、しんみりする邦衛です。

「何を言っているのよ・・・、あなたは、わたしを守るナイトでしょ?それをしっかり努めあげてるじゃない!あなたには、しあわせが、きちんとくるはずよ!」

と、邦衛の態度に、それは違うとばかりに、意見する由美です。

「しあわせは、誰にだってやってくるわ。ちゃんと自分を信じていれば、最後には、ひとは、絶対に、しあわせになれるの」

と、由美は自分の信念を話しています。

「わたしだって、たくさん、失敗してきた。でも、その瞬間、その瞬間は、しあわせだったし、これからも、しあわせに、なるつもりよ!」

と、由美は、自分の経験から来る話をしています。

「大丈夫なんだから!とにかく、邦衛は、このミッションを成功させて、華子さんに、胸をはって、自慢できるように、がんばるの。それが、しあわせへの第一歩だからね!」

と、由美は、邦衛のしあわせのための、目標設定まで、してあげています。

「いいわね、邦衛!」

と、由美が、まじめな顔で、言うと、その目を見る邦衛です。

「わかりやした、お姫さん。俺は、姫を守る騎士ですから、命令は、絶対に聞きますぜい」

と、邦衛は、ニヤリとすると、前を向いて、全力で、自転車を漕ぎ出します。

「お姫さんと、華子のために、俺は、絶対に、がんばりやーす!」

二人の乗る自転車は、見る見る、小さくなっていくのでした。


黄色いシビックが、長万部駅、近くのコンビニ前に止まっていました。

「しっかし夜は、まだまだ、寒いすねえ、北海道って、ところは」

と、トミーは、買ってもらった、チーズ肉まんをほおばりながら、のんきなことを、言っています。

「しかし、もう、スワンは、行っちまったんでしょう?なぜ、おいら達、ここで、待ち伏せなんて、するんです?」

と、素直に疑問を呈するのは、トミーです。

「実は、奴らは、警察をまいたらしいんだ。今の電話で、組長がそう言っていた・・」

と、マツは、タバコをふかしながら、前を向いています。

「ってことは、さっきの、非常線、奴らを捜すためのものですか?国道という国道に、非常線って、警察もやるときは、やりますねー」

と、トミーは、途中で出会った警察の非常線に、驚きの声をあげています。

「警察も、奴らをみつけるのに、必死だって、ことだ」

と、マツは、静かに、話します。

「まあ、いちかばちか、俺の勘だが・・・」

と、マツは、真面目な顔になりながら、

「5時によ、ここを出発する一番電車が、あるんだよ。それに、乗るんじゃねえかな、あの二人・・・」

と、マツは、独特の勘で、二人の行き先を感じているようです。

「そうですか。アニキがそう言うんなら、間違いねえ」

と、トミーは、マツを完全に、信じ込んでいるようです。

「ま、これは、完全な俺の勘だ。だから、間違ってるかもしれねえ。とにかく、俺は、その一番電車を確認してみたいんだ」

と、マツは、自分の思いを素直に、吐いています。

「いいっすよ。今まで、ずっと、アニキを信頼してきたんだ。それで、間違ったことは、一度もねえし・・・」

と、トミーは、言います。

「そう言われると、うれしいな。まだ、時間がある、トミー、少し眠っとけ」

と、マツも静かに、そう言います。

「じゃあ、4:40まで、寝かしてもらいやすよ・・・」

と、トミーは、キャップのつばを下げると、眠りに入ります。それが、いつもの、彼のスタイルです。

「ああ、ちょっとしか、時間はねえが、そうしてくれ」

と、マツは、前を向いたまま、そう口にします。

「いつも、すまねえな。トミーよ」

と、マツは、小さな声で、つぶやきます。

トミーは、すっかり寝込んでいて、そのつぶやきは、聞こえなかったようです。

マツは、そんなトミーの寝顔を見ると、ホッとしたのか、次のたばこに、火をつけ、深く吸い込みます。

そして、静かに煙を吐き出すと、満足そうにしながら、駅のほうをじっと見つめるのでした。


ここは、東京某所の黒鮫組、若山組長の大邸宅です。

その前に、黒塗りの車が、数台、止まります。

その中でも、一番大きな車から、カタギリと呼ばれる男が、黒いサングラスをかけたまま、でてきます。

「ご苦労様です」「ご苦労様です」「ご苦労様です」

と、周りを囲む部下に言われながら、肩で風をきるように、歩くカタギリは、

部下に案内されるように、若山組長宅に、入っていきます。

その様子を、向かいのアパートの部屋の中から、確認している二人組がいます。

「おやっさん、どうやら、カタギリ、入ったようですぜ」

と、若い刑事が、先輩格の刑事に話しています。

「ああ。ボスに連絡だ」

と、先輩格の刑事は、黒電話(!)をかけています。

「ええ。奴が今、入りました。ええ。我々の推理が、確かなら、ええ」

と、先輩格の刑事は、報告にやっきになっています。

パンパンパン!

何かの、音が、大きく、響きます。

「おやっさん!銃声が!」

若い刑事は、その状況に、驚くばかりです!

「なんだと、やっぱり、そうなりやがったか!」

と、電話をしている刑事は、電話を切ると、すかさず、部屋を出て行くのでした。


「ねえ。警察も、わたしたちが、また、長万部駅に、現れるなんて、想像もしないわよね?」

と、由美ちゃんは、荷台の上から、邦衛に聞いています。

「まあ、そう思いますねえ。二人で考えた作戦ですからね。だーれもわかりゃあ、しませんよ!」

と、うれしそうにする邦衛です。

二人の自転車は、しらじらと開ける日のもと、長万部駅へと走っていくのでした。


(つづく)



「薩長同盟ぜよ」が、ああなったのは、女性の本質に特化したから!(「龍馬伝」の意味!)

2010年08月31日 | お昼間カフェ
どうも!ゆるちょです!

いやあ、昨日は、ドラゴン通信、たくさんの方に読んで頂いたみたいで、

ほんとうに、ありがとうございました!

やっぱりね、書いているからには、読んでもらいたいし、

やっぱり、たくさんのひとに、読んでもらえると、素直に、うれしくなりますね!


と、言っても、もう、最近、ほんと、愚痴だもんね!

まあ、最初の方から、ああいうフォーマットなんですよ。「今週の愚痴」ですからね(笑)。

もう、「龍馬伝」の第一回から、

「あ、これだめだ。女向け大河だ・・・しかも、歴史書く気は、ないな。人気者をつくって、それを龍馬だ!と言いはる気だ・・・」

と、気づいてしまったので・・・あの時、

「はあ・・・これから11ヶ月、それかよ」

と、愚痴を吐きましたが、ほんと、そのまんまだから、笑います。

なにしろ、「龍馬伝」のクライマックスたる「薩長同盟ぜよ」の回で、

「龍馬の意味がわからない」

とか、書いちゃうわけですから・・・ま、「天地人」よりは、はるかにマシだけどね(笑)。


さて、昨日のドラゴン通信を眠い目で、読んでいて、ふと、気がついたことがあるんで、

そのあたり、書いちゃおうかな、というところです。


しかしさー、金曜日に、

「不本意だけど、馬鹿首相の支持率は一時的にあがるでしょう」

的に書いたら、当たっちゃったじゃん(笑)。

もう、おもっそ、不本意だよ!

これはね、小沢効果!というもんだから、別に民衆が馬鹿首相を認めているんじゃなくて、

手腕も、能力も低くて、馬鹿だけど、小沢よりマシ!っていうことだから、勘違いしないでよ!

しかし、例のとりあたまを、僕は批判しましたけど、一般の方も、かなり、あのとりあたまに、相当、怒ってんのね。

だいたいさ、次の首相を決める理由が、

「オザワくんはぁー、政権交代させてくれたし・・・、僕を首相にしてくれたし・・・」

とか、言ってるんだぜ。日本の首相を決めるのに、そういうお手盛り人事で、いいのかよ!

自民が、かつて、大臣に対して、そういう人事やったときに、厳しく追求したのは、おめえじゃねーのかよ?

大臣でさえ、批判があったのに、それを首相に対してやろうってんだから、このとりあたまは、ほんとに、ゲロ脳だよねー。


それとさ、今日、朝起きてみたら、馬鹿首相は、小沢復権を、約束したらしいじゃん。

あのさ、バカ首相の社会的役割って、脱小沢のみ、なんだよ?

一時的に支持率があがったのは、脱小沢が評価されたからなんだよ。それをやめたら、もう、使えない人間って評価になるじゃん。

一発屋の芸人と同じ末路だろ。脱小沢と同じくらいの社会的役割を果たせなければ、

「こいつ使えねえ!」

と、日本人に評価され、顔さえ見たくない・・・ということで、馬鹿首相の支持率は、劇下がりになるんじゃねーの?

ほんと、馬鹿はバカだから、しょうがねーよねー!


と、ちょっと愚痴。

どうも、愚痴が多いな。ま、それは、おいておいて、龍馬伝のこと・・・ね。


この「薩長同盟」の回で、全然、説得されなかった・・・と僕は、書いたわけですけど、これね、当たり前だってことに、気がついたんですよ。


つまり、そこには、女性と男性の求めるものの、差というものが、あったことに、気がついたわけです。



女性っていうのは、「見たもの」に最大の説得を受ける動物なんですね。

例えば、ある夫婦が、いて、その夫が、若い女性と浮気したとします。

その場合、女性は、男性に向かって、

「浮気をしたとしても、絶対に、「していない」と嘘をつき続けて。わたしの見ていないところで、浮気はやって」

ということを、言うひとが、いるわけです。

これは、女性が、「見たもの」だけを、信じる動物だ、ということを、証明しているんですね。

つまり、女性にとって、「見えていないもの」は、何の意味もない、ということなんです。だから、旦那には、嘘を付き続けてほしいし、

見えないところで、浮気するなら、いい、なんて、男性には、理解し難い、言葉が出たりするんです。


それに対して、男性は、「見たもの」以上に「見えないもの」が、気になる動物です。

男性が、ある女性とつきあい始めた時、最初に気になるのは、

「この子、処女かな?以前は、誰かとつきあっていたのかな?そいつ、どういう顔しているのかな?」

だと思います。若い子なんか、そうでしょうね。ま、僕は、もう、そういう取越苦労は、しませんけどね。

まあ、男性っていうのは、女性をリードするために、生まれてきたわけですから、すべてのことを把握しておきたい、という欲求があるんですね。

それに対して、女性というのは、リードしてくれる、男性だけを見て、最大の幸福を味わえるように、できているわけです。

だから、「もう、好きな男性のことしか、考えられない」的な感じになるわけですよ、女性は。

でも、それで、いいんです。女性は。だから、「見えるものだけ、信じる」ということになるわけです。


その女性の本能を考えれば、「龍馬伝」のあり方というのは、納得出来るあり方なんですよ。

つまり、女性からすれば、ストーリーによる、説得なんて、二の次、三の次なんです。

「龍馬」が、なにかを、成し遂げられた、その姿さえ、映していれば、それでいいんです。

「龍馬」が、薩長同盟に、関わり、その薩長同盟のために、案をだして、それが元になって、薩長同盟が成し遂げられる。

西郷も、木戸さんも、龍馬の案に、納得する。三吉慎蔵が、喜ぶ。そういうシーンさえ、映してあれば、いいんです。

それで、多くの女性は、納得するんです。


つまり、女性を説得するものは、映像だけ、なんです。細かい話は、いいんです。

ほら、女性って、基本、話を聞いてもらいたい、ひと達でしょ?

説得とか、意味ないんです。そんなの、すぐ忘れて、自分にいいように、振舞うだけ。


だから、女性向けのストーリーは、映像で、説得し、セリフは、ただの言い訳が、できていればいい程度でいいんです。


それに対して、男性は、セリフで、説得されたい。いや、男性というのは、周りの社会を説得するために、生きている。


これが、正しい、こういう考え方のはずだ、こうだ、と主張し、周りを説得するのが、男性なんです。


だから、説得されないと、納得しない。映像だけでは、納得できない動物なんです。


だから、多くの男性は、僕も含めて、「薩長同盟ぜよ」の回に、批判的な意見を述べているはずなんです。




女性と話をするとき、若い時なんか、よく間違えませんでしたか?世の男性諸君!

女性は、話を聞いてほしいだけなんですよね。

それに対して、意見とか、「こうしたほうがいいよ」なんてのは、はっきりいって、女性から、すりゃ、邪魔なんですよね。


「あなたの意見なんて、聞きたいわけじゃない。私の話を聞いてほしいだけ」


これが、女性の本音なんですよね。これが、若い時はわからなくて、よーく、女性に不快な思いをさせてましたねー、僕は。



だから、女性っていうのは、「見たもの」に対しては、シビアに反応します。



だから、簡単に、恋に落ちたりするわけですよ。


というより、恋に簡単に落ちるために、そういう風になっているんだな。


自分のDNAに合う男を見たら、すぐに、恋におちる。


もちろん、外見は、カッコ良くなければ、だめ。カッコいい男は、優秀なDNAを持っている、と女性は、感覚的にわかっていますからね。


ま、モテの構造って、そういうところに、あると僕は思っていますが、話を「龍馬伝」に戻しましょう(笑)。



だから、そういう映像に反応しやすい女性でありながら、ストーリーも楽しめる、ちゃずさんや、庵主殿のような、賢い女性っていうのは、

抜きん出た存在!ということになるわけですよ。

女性的能力も持ちながら、男性的能力ももっているわけですから、ある意味、スーパーな存在なんですよね。


まあ、僕も、男性的能力ばかりでなく、女性的能力・・・映像で、その人間の中身を推し量る・・・というあたり、シビアに鍛えなきゃね。

まあ、このあたり、演技力を理解することも、そういう能力を鍛えることに、つながるから、まあ、「龍馬伝」見ながら、それをやっているわけですけどね。


まあ、とにかく、そういう女性の特性に、特化したからこそ、ああいう「薩長同盟ぜよ」の回になったわけで、



男性から、したら、失笑ものの、「薩長同盟ぜよ」だった、というのは、当然なんですよ!

そう感じて、当たり前なんですよ!だって、セリフの説得力を、重視してないもん。


だから、ああいうドラゴン通信になった、そういわけなんですねー!


いやー、「龍馬伝」を通して、いろいろなことが、わかるねー。

まあ、ドラゴン通信を書いてきた、かい、があるというものです。



女性は、「見たもの」重視、男性は、「見えないものまで、知りたい」から、セリフの説得力を重視、

この差ですね。




それが、今日の結論かな。


ま、結論も出たようですし、今日は、この辺で。


ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう!



ではでは。



西南戦争は、日本の大きな価値転換の場だった!

2010年08月31日 | 先人の分析
おはようございます!

とうとう、八月も、その最後の日を迎えてしまいましたね!

いやあ、今年の夏は、いろいろあったなあ・・・。

とか、思いながら、でも、暑い日が、まだまだ、続く!という、

もう、地球温暖化も、どうにかしてほしいですね。

明らかに夏が、熱帯化しているよねー!

もしかして、夏休み、もう少し必要なんじゃないの?

と、素直に思う、今日この頃でした!


さて、火曜日の「翔ぶが如く」シリーズですが、

前回、

「彼らは報酬のために、勝つために戦っていたのではない。戦うこと、そのものに意義を感じていたんだ」

「それは、武士道における代償を求めない戦い、だ!」

ということを論考しました。

司馬氏は、「勝つという報酬」を考えない戦いは、馬鹿だ、とする立場で、

その立場が、武士道さえ、理解していない、いかに浅い考え方か、ということが、だだわかりになりました。

日本人というものが、全くわかっていない。

これが、国民的作家ですか?

これが、この人間の正体なんですよ。


さて、いきなり厳しい指摘から、入ってしまいましたが、まあ、ゆるりと論考していきましょうかね!

今日は、麦茶をぐびびと飲んで、この季節も、もう終わりそうですね。


さて、前回、熊本共同隊とは、違う、学校党と呼ばれる熊本隊の紹介をしたところで、終りましたが、

この池辺吉十郎に率いられる熊本隊の一番小隊長、佐々友房が、池辺を尋ねるところから、話が、はじまります。

このとき、佐々は、池辺に、次のように言うわけです。

「自分は三個小隊を率いて高瀬に進みたい。薩軍の新方針は、兵力を損ずることを恐れて城を長期に攻囲するそうである。そのように虚しく日を過ごせば」

「戦わずして兵気のほうがくじけることを自分は憂える。それに加え、政府軍の後発の新手がようやく至ろうとしている」

「実に危険な状況と言うべきである」

これは、薩軍のやり方を否定しているわけです。戦で、大切なのは、兵の士気であり、兵気がくじけることは、最もやってはいけないことだ、

と、この佐々は、主張しているわけです。まあ、これ、西郷の手ですから、当たり前に、薩軍がぼろぼろになっていくわけですけど、

まあ、この佐々あたりでも、当然、こういう主張ができるわけですよ。

このあたり、薩軍の中でも、自分なりの目があり、西郷びいきでもない、野村忍介あたりは、どう考えていたのかなあ、と至極興味深いですね。

で、熊本隊とすれば、「すわ!第二の維新!」と勢いこんでいるわけですから、

自分なりに最上の手を打とうというわけですね。


池辺は佐々を許し、兵300をつけて、高瀬からは、菊池川の対岸となる伊倉村というところに、進出するわけです。

これが、二十四日の朝です。一応、薩摩の連携部隊も、このあたりにあり、政府軍攻撃の準備は、少しずつ出来ていくわけです。

そして、熊本隊は、二十四日、昼すぎに、探索のため、高瀬に入ります。

そこで見たのは、遺棄された大量の銃器、弾薬、酒の類でした。まあ、乃木軍が、それらをおいて、逃げちゃったわけですからね。

装備が貧弱だった熊本隊は、これを喜び、分捕ったわけです。そして、酒まで飲んじゃった。

これについて、司馬氏は、

「こういうあたりは、正規軍の雰囲気ではなく、壮士のあつまりといってよい」

としています。まあ、日本の正規軍は、このときの政府軍くらいですから、熊本隊は、壮士のあつまり、そのものなんですよ。

それに、戦争に酒というものは、つきものですからね。まあ、恐怖感を紛らわすにも、酒は有効ですから、

当然、飲んじゃう選択になるわけです。

彼らは、高瀬に残ったわけでなく、分捕り品を持って、伊倉村に戻り、そこに本営を置いたんですね。

だから、酒も飲めた、ということで、まあ、当たり前っちゃー、当たり前なわけです。


しかし、彼らが伊倉村で、酔っ払っている、まさに、その時、高瀬に、政府軍が入ってくるんですねー。

もちろん、この高瀬を放棄して、逃げた乃木軍が、汚名挽回のために、その一部を前衛部隊として、

この高瀬に向かわせたわけです。

もちろん、乃木軍側も、高瀬には、敵がいる、と思って覚悟して入ってきたわけです。しかし、敵はいない。

どうも、索敵してみると、敵は、対岸の伊倉村に、いることが、わかる。

そこで、乃木軍は、敵の渡河に備えて、陣地をつくって、対抗したわけです。


当然、その報は、伊倉村の熊本隊にも、伝わるわけです。

このとき、佐々は、

「いっそ、こちらから、押しかけてやれ」

とし、衆議一決したそうです。

索敵もせずに、やっちゃえやっちゃえ、ですからね。

このあたりが、壮士っぽい!と言えるでしょうね。

ま、酒も入っているわけだしね(笑)。



熊本隊からは、近くにいる薩軍の連携部隊へも連絡がいき、ここに、高瀬の戦いがはじまるわけです。

これね、西南の役の、関ヶ原の戦いなんだってーーーー。



まあ、この熊本隊、学校党と呼ばれているって、言いましたが、このひと達は、藩のお偉いさん達の子弟ですから、

藩校「時習館」の出なので、学校党と呼ばれるわけです。だから、思想は、一緒、武家社会こそ、秩序であり、価値なんですね。

それを破壊し、文明開化を牽引する、当時の日本政府を蛇蝎のごとく嫌っているわけです。

まあ、僕が、今の日本政府を、蛇蝎のごとく嫌っているのと、雰囲気は同じわけですよ。

今の政府与党のおっさん達が若い頃、学生運動をやって、日本政府を嫌い抜いたように、ね。

まあ、時代は、繰り返すということでしょうか。

そういう意味では、この学校党の人々も、遠い時代の人間というより、僕らと同じ日本人なんですよ。



だから、彼らは、自分たちの意見を主張するために、立ち上がり、戦っているんですね。

「今の時代は、間違っている。我々の主張こそ、正しいのだ!」

彼らは、そう主張して、戦っているわけです。


ここに、池辺が書いた決起に際しての檄文が、あります。ちょっと書いてみましょうか。

「文明開化に仮り、以て廉恥を破り、磊落不羈を取って以て礼儀を破り、慧智円通に託して以て義烈を損なう」

まあ、これ、司馬氏が、解説していますが、要は、

「文明開化だと言って、武士道における恥という倫理を、破り、いかにも豪傑ぶって枝葉にこだわらぬ態度で、日本国の秩序を支えていた礼儀を壊し」

「諸事、旧弊にこだわらずに、融通のきく聡明さをもたねばならぬところにかこつけて、義烈という日本固有の精神をくらましてしまった」

ということだ、そうです。まあ、日本政府が、文明開化という言葉を魔法の言葉にして、いろいろ、やっちゃっている、ということでしょうか。

そりゃ、そういう秩序の好きなひとだったら、怒りますよね。

自分の人生をかけて、討ち果たそう!とするよね。

もし、勝てる可能性が、少なくても、このまま、つらい世の中を感じながら、何もせず、朽ち果てるより、立ち上がる方を選ぶよね。

それが、武士でしょう!


やはり、この背後にあったのは、武士道なんですよ。

武士道的な人生の選択、という奴なんですよね。


なんで、こんなことが、わからないんだ、司馬氏は?


そっちのほうが、疑問です。


司馬氏は、この学校党について、次のように書いています。

「要するに、熊本隊は、もとの士農工商の世に戻せ、という主張者の群れだった」

これ、どう読んでも、尊敬とか、そういうものは、全くないですよね。時代遅れの人物の集まり、という外から見た、浅いレッテルなんですよね。


確かに、彼らは、そういう主張だったかもしれないけれど、その精神は、違うわけですよ。

「今の時代でも、必要なものはあるだろう」

という立場に立っている。

「確かに、文明開化は、必要だ。しかし、だからといって、すべてを破壊する必要があるだろうか」

「武家社会の世の中に、あって、今でも、変わらない、優れた価値のものがあるでは、ないか」

僕は、こういう主張だと、思います。あの檄文を読めば、それくらい簡単にわかるじゃないですか。

だから、司馬氏のような、

「元の士農工商の世に戻せ、という主張者の群れ」

という説明は、浅すぎるし、何も見えていない。ただの馬鹿の見方ですよ、これは。

げろ脳だなあ、こんなことを言う奴は。

ほんと、浅い人物だ。脳はゲロだし。



熊本隊の若い幹部、高橋長秋という人間がいるのですが、彼が自宅に書き送った手紙があるんですね。それを書いてみましょう。

「この度のことは、人をもともとのように引き返し、申すべく御座候。一身を捨てて働き申すべき存念に御座候」

この人物、まだ、十九歳なんですね。ちょっと、物事を簡単にとらえすぎています。

ただ、この文章を読むと、司馬氏が、この文章を読んで、

「元の士農工商の世に戻せ、という主張者の群れ」

と、断定したことが、だだわかりになります。


あのさ、あの檄文と、この文章の差を考えれば、そこに、隊の代表になった、池辺と、この年若い幹部の間に、年齢という大きな差があることに勘付くでしょう、ふつう?

いくら、若くても幹部だったから、と言って、この考え方が、すべての熊本隊の人間の考えていることを代表できるわけないだろうに。

普通だったら、熊本隊の人間が、代表として、推した人間である、池辺の檄文の方から、熊本隊の思想を推し量るのが筋だろうに。

それを、こんなガキの手紙を知ったからって、あっさり飛びつくなぞ、まともな大人がやることじゃないね。

ほんとに、ゲロ脳だなあ。この馬鹿。



さて、戦闘の方は、と、言うと、

熊本隊のいる伊倉村から、約6キロ南の小天というところに、岩切喜次郎率いる三個小隊六百人が連携部隊として、あった。

熊本隊から、連携して、高瀬を叩こうと連絡を受けると、岩切は、二つ返事で、了解し、程なく、高瀬に向かった。

「戦闘は、午後四時から」

と示し合わせ、まず、前哨戦程度で、戦おうというわけです。

ま、すぐ暗くなっちゃうから、あまり戦闘する時間もないわけですからね。


高瀬にある政府軍は、千二百、というわけで、熊本隊三百、薩軍六百なら、

薩軍の強さを考慮すると、ほぼ互角か、薩軍側が有利と言えるでしょう。

なにしろ、政府軍には、各所で、敗退した部隊も加わっているし、

前回、薩軍対政府軍で、薩軍の死者3人に対して、政府軍は、41名の死者を出したわけですから、

薩軍は、政府軍のほぼ、10倍の力を持っているとも、いえますからね。

それを考えたら、政府軍、全然やばいじゃん、ってことになりますがねー。



さて、政府軍は、高瀬大橋という橋のたもとを中心に塁を築いて、スナイドル銃という新式の銃を、その銃口から、のぞかせているわけです。

そして、この大橋を渡ってくる敵を追い落とそう、ということですが、

なんと、その大橋を、岩切隊は、渡ってきたんです。

もちろん、政府軍は、一斉に射撃するわけです。

しかし、薩兵達は、銃を背負い、白刃をかざしながら、口々に叫びながら、橋を渡ってくる。


そりゃ、こわいっしょ!


熊本隊も、川下を渡し船で、渡河し、殺到してくるわけです。

そりゃ、誰だって、ビビリますよね。

政府軍は、せっかく作った射撃陣地も放棄し、まーた、逃げちゃうんですねー。


いやー、なんつーか、これまで、見てくると、逃げてばかりの政府軍って、感じですね。

まあ、薩兵にとって、戦こそが、祭りであり、自分を働かせる場ですから、自然、気分も高揚するし、やる気十分なわけですよ。

対する政府軍は、やらされている感もあるだろうし、なにより、農家の次男、三男なんてのが、多いわけですから、

自然、サムライに対する、意識の差があるわけです。

そりゃ、勝てませんよ。そんな簡単には。


つまり、これ、サムライ対農家の次男、三男の戦いなんですよ。

今まで、俺達の方にこそ、価値がある!と思っていた、サムライと、

農家の次男坊、三男坊が、戦って、勝っちゃった戦に、なるんですよ。


ここで、大きな価値転換が、起こるんですね。


必ずしもサムライだけに、価値があるわけでない。


これは、もう、10年前に、高杉晋作が、奇兵隊で、証明している事実なんですよ。


それが、今、薩摩隼人を相手に、日本一の強兵、と言われたサムライが、地方の農家の息子達に敗亡していくストーリーとして、綴られるわけですからね。


日本の歴史にとっても、大きな価値転換のできごとなんですね。この西南の役とは。



いやー、少しずつ盛り上がってきましたね。


まあ、今日は、その辺りで、終りにしておきましょうかね。


しかし、ここで、大きな価値転換があったんだねー、日本の歴史としては。


ま、読んでいく価値がありますね。よかった、よかった。


今日も長くなりました。


ここまで読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。


また、次回、お会いしましょう!


ではでは。






第三十五回 ドラゴン通信 「薩長同盟ぜよ」

2010年08月30日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!
<戦場認定記事(炎上事前想定)>「ここは、斬り合いの場です!さあ、素直に斬り合いましょう!」

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

今週の一言:もはや、龍馬である意味すら、わからない、説得されない、どうしよう!

●あのー、あなたが必要な意味が、やっぱりよくわからないんです。どうして、いるの?お見合いにしゃしゃりでる、やり手ばばあのようだよ!龍馬さん!
えー、まー、小学生にもわかるように書いているという情報を聞いたので、まあ、そういう目で見りゃ、おもしろいかなあ、とは思いますね。
よくできているのかなあ、と思います。でも、小学生向けとしたら、ということですよ。
で、まあ、今回が、一応、龍馬的は、クライマックスだったわけですよね?
あのー、なぜ、あの場に、龍馬がいる必要性があるの?って、普通に思っちゃったわけですけど。っていうか、ここが、一番、表現しておかないと
いけないんところなんじゃないですかね?僕は小学生の頃、この一点が、どーも、納得できなかった記憶があるんです。
なんか、こう、木戸さんに、立会人が必要だ、みたいなことを言わせていたし、それが龍馬じゃないとだめだ、龍馬が来なきゃ、話も始まらんと
やらせていましたけど、木戸さんって、長い間、この「龍馬伝」に出ているんですけど、龍馬と木戸って、本当の意味で、打ち解けたことってあった?
まあ、一応、武器弾薬を薩摩通して買わせたりしたけど、なんかこー、木戸と龍馬が、それだけ心を通わせているシーンを覚えていないんだよね。
この木戸だったら、龍馬を絶対に立会人にするだろう的な感じが、説得力が感じられなくて、まず、この二つの国の秘密交渉に、なぜ、第三者が
必要なのかも、あんまり説得されなかったですね。いや、そこが、一番大事だと思うんだよね。それが、説得されて、さらにそれが、龍馬じゃならない!って
あたりが、説明されると、説得されると、こう、密約が成って、よかった!という感情が生まれると思うんですが、どーも、そこらへんが納得行かないので、
感情が動かないこと、おびただしい(笑)。ほんと、24時間テレビであれだけ、動いたのに、どうしたの?って感じでしたねー。
いやー、というのも、西郷と龍馬の関係性が、いまひとつ、よくないでしょ?史実じゃあ、薩摩側にほとんどべったりで、それで、長州側とも、厚情があるから、
龍馬がぜひにあの場に必要だったわけでさ。まあ、長州との厚情は、描かれた・・・みたいだけど、どうも、なんか、木戸さんは、藩のことが優先で、
龍馬とそれほど、感情的には、仲が良かったように、思えないんだよね、これ。だから、違和感があるし、さらに、西郷も、
「坂本龍馬????」
状態でしょ。だったら、龍馬の必要性がある?っていうか、木戸さんがごねたから、仕方なく第三者の立会いを受け入れ、まあ、木戸さん指定だから、
いやいや、龍馬を待っていた感じだったじゃん。西郷は
「龍馬なんて、いらねー、だいたい、なんだいあいつ」
みたいな感じだったじゃん!まあ、一応、あの場では、龍馬さん、来てくれてよかったみたいなことを言っていたけど、本心は、
「ったく、遅くなりやがって!」
って感じだったじゃん。それにさ、第三者として、龍馬って、要請されてたの?あの場合?
なんつーか、なんで、龍馬があそこに行くのかが、よくわからないんだよね。
いや、二つの国を結びつけたい!それで、幕府に戦争をやらせない!と龍馬が主張してたのは、まあ、わかるよ。
でも、お膳立てすりゃ、あとは、当人同士なんじゃないの?
「あとは、お若いお二人で!」
みたいな、お約束なんじゃないの?
あの龍馬じゃ、まるで、こうお見合いで、やり手ばばあが、二人の時間まで、くっついてくるみたいな感じじゃん。
そういう風に思えちゃうから、第三者の必要性と、それが龍馬である必要性を、もう少しうまく表現してほしかったんだよねー。
しかもさ、あの六条目、龍馬が、偉そうに、
「僕、思いついたもんねー」
的なドヤ顔でさ、最後につけくわえたのが、さ、あっさーい精神論でさ、
「これで、対等でしょ?」
って、どこが、対等なの?
木戸が言いたかったのは、そういうことだったの?って、これまた、疑問でしたねー。
だいたいさー、薩摩藩邸を幕府側が見張っているとしたら、あのタイミングだったら、お龍のあと、つけられて、龍馬のところに、
追っ手が来ちゃうじゃん?
まあ、それが、来週の寺田屋騒動になるんだろうけどさ、だいたい、会津中将がさ、手足として信頼した近藤配下の新選組を、信用していない感じ?
なにあれ?まあ、見回り組は、龍馬殺しの犯人だけど、まあ、お得意の悪者的描写。ま、それは、いいけど、
なーんか、いちゃもんつけたくなる、感じだねー。
ところで、さ、なんか、今回、周りの人間にアゲまくられた龍馬だったけど、
「実際、小松邸に行っただけじゃん?」
って感じに思えちゃうんだよねー。
こう寺田屋のお母さんが突然泣き出したり、三吉が「おめでとうございます!」的におおげさになるのも、
なんか、こー、
「小松邸に行っただけじゃん」
的な意識なんで、どーも、おおげさすぎる感じになっちゃって、説得力がまた、ガタ落ちするわけでねー。
なーんか、全然、盛り上がらなかったなー。
と、まあ、龍馬の意味、龍馬の必要性に、疑問を感じた、クライマックスでした。
それ、やばいじゃんね。だって、それ、龍馬の存在の意味の本質でしょ?まあ、これまで、ずーっと信頼性が破壊され続けたから、その影響でしょうね。
あー、そういえば、紀行で出てた龍馬の裏書き、本物を見たけど、あれね、もんのすごく、龍馬の執念と迫力が、その裏書きの文字に、出てましたよ。
それが、感じられた。すごかったですよ、あれは。
だからね、僕は、あれを見たから、その龍馬の迫力を見せてほしかったんだろうね。うん、あれと、比較しちゃったから、さらに、疑問を感じた、ということでしょうね。うん。
あ、でも、やっと、幕末の龍馬をとりまく危険な感じが、出てきて、それは、よかったかな。っていうか、今まで、それが、なさすぎだった、ということでしょうか。
せっかく、ほめようと思ったんだけど、結局、だめだこりゃ!

●もう、なんか壊れてきたっていうか、まともな扱いうけていないよ、弥太郎くん!
狂言回し役の弥太郎です。まあ、とりかご売りのかっこで、薩摩藩邸の近くにいたんじゃ、そりゃ、捕まるわな・・・というところで、
なんか、こー、だんだん、ひどくなるね、この「龍馬伝」ってさー。
だって、龍馬の名前を一気に広めて、龍馬まわりを危うくして、寺田屋騒動につなぐための、弥太郎でしょ?
いや、まあ、いいけどさ、やっと、幕末的な緊迫感が、結果として出たからさ。
でも、本来、もう少し早くから、こう、新選組が出だした辺りから、描いておけば、もっと、いろいろなセリフの説得力があがったのにね。
もう、単なる、連絡役なんだよねー。坂本龍馬という名前の。もう、ペラペラしゃべっちゃう辺りも、もう、強引っつーか、
まあ、お笑いのシーンなんだけど、なんか、いつもこういう役だから、正直あきてるね。
だって、不自然さが、あまりに、ありすぎて、ねえ。と、言葉もない、感じです。はい。

●さすがの筧さん!そのあり方に、立っているだけで、説得される、すげえ役者だ!三吉慎蔵さんです!
三吉慎蔵、良かったじゃないですか。まあ、実際メインイベントは、次回ですけど、やはり、このひとが、役者として、
いろいろなシーンで使われている理由が、今回、よくわかったような気がします。
ちょっとした表情に、三吉慎蔵のおかれている立場、というものが、表される。
目と頬のラインで、そのひとの心情を表現できるひとですね、このひとは。
まあ、普段の元気よさも、いいギャップになっているのかもしれませんが、非常にいい感じの三吉慎蔵になっていましたね。
それにこのひと、あの寺田屋で、窓際にただ立っているだけで、絵になっていましたよー。
すごいよね。もう、幕末です!龍馬を守ります!三吉慎蔵です!って、立ち姿だけで、表現しちゃうんだから、
あのこう、刀の差し方だったり、胸から足へのラインだったり、そんなあたりで、「ザ・幕末・ボディガード!」を表現しちゃうんですから、
「すげえ役者だなあ」
と思いましたよ。ビジュアルも相当作りこんでいるしね。
いやあ、こういうゲストが輝いてくれると、うれしいですね。
まあ、龍馬さんと二人のシーンは、ちょっと龍馬さんが、かわいそうだった、という表現にしておきましょうかね。

●なぜか、急にあたふた!もう来週の準備ですか?泣くわ、喚くわ、プロポーズまでしちゃう、お登勢&お龍さんです!
まあ、今回は、なぜか、突然、「龍馬は、もう、帰ってこない」というメッセージを聞いてしまったのか、
寺田屋龍馬サポートチームは、もう、思いつめちゃうわ、お登勢さんは、
「わたしは、あなたの母のつもり」
とか言って突然泣き出すし、お龍さんは、お龍さんで、なんと薩摩藩邸まで行っちゃう。
「なぜ?」
と、思ったんですけど・・・だって、これから、龍馬が、薩摩藩邸に行くってところだったわけでしょう?
護衛でも、出してもらおうと思ったとか?いや、それじゃ、返って目立つでしょ?
と、非常に謎なお龍さんなんですけど、
「わたし、ずっと、龍馬さんの役に立ちたい!」
と、なんと、プロポーズまで、かましちゃいますからね!
いやあ、
「本気で、龍馬さんのこと、好きだったの?」
と、素直に思っちゃいましたけどね。まあ、このひとの場合、全然嫉妬しないで、済むんで、
「はい。どんどん、やってください!」
と思えちゃうから、おもしろいですね。しかし、まあ、急に緊迫しちゃったんで、
いろいろ、不思議な寺田屋サポートチームでした。ま、不自然だった、ということです。はい。

●敵役なら、俺に任せろ!龍馬といえば見回り組!会津中将も、サービスで出しちゃおう!不思議感満載です!
まあ、一応、龍馬の敵役、ということで、会津中将やら、見廻組が、登場してきましたけど・・・。
まあ、敵役だから、わかりやすーい、悪者表現でしたねー。
まあ、仲は悪かったでしょうね。それに、まあ、新選組を見る目は、あんな感じだったかもしれませんね。
もっとも、実際は、へっぽこ人間の集まりだったらしくて、新選組を恐れていたなんて、話もありますけどね。
まあ、そこらへんは、わかりやすく、描けていた、と思いますね。
ただ、坂本龍馬を知っているらしい、近藤の機動力抜群実力抜群実績抜群の新選組を使わずに、
へっぽこ軍団を使うあたりが、
「なぜ?」
と、素直に不思議に思いました。ほんと、このドラマ「不思議ちゃん」や「不思議なこと」が、多いよね。
もう、隠密、使い放題だもんねー。
もう、隠密!って唱えれば、もう、薩摩藩邸や、あまつさえ、小松帯刀邸で起こっていることをすべてわかっちゃう!
もう、なんでもありの、自由ドラマになってきましたね、最近!ま、小学生向けだしね。

●龍馬くんが来ないと、なーんもしないもん!待ってるよ、龍馬くん!と頑固な小学生役?木戸さん!
「なぜ、あなたは、そこまで、龍馬を必要としているの?」
と、素直に聞きたくなった、木戸さんです。
もう少しうまく騙して欲しかったねー。
なんか、いろいろやり方はあったと思うんですけど、どーも、今回のやり方は、疑問だらけ、不思議だらけの木戸さんでした。
だいたい、西郷さんに会ったら、まず、銃と船を、買ってもらったお礼を言うんじゃないの?
それが素直な長州藩の責任者の気持ちなんじゃない?
それで、お礼を言うところで、龍馬のやり方が正しかったということが、はじめてわかるわけで、
なんというか、このドラマって、
「こうだから、こうなのだ」
っていうのが頭でわかるだけで、なんていうの、こう形で見せるとかないよね。
ここでさ、木戸さんがお礼を言って、西郷さんあたりが、
「坂本さんの言う通りじゃったのう」
くらい言わせれば、龍馬の手が、素直に薩摩と長州が手を結ぼうとする気持ちのサポートになったことが、
わかるわけでさ。そういうのを見て、ひとって、わかっていくんじゃないの?
長州は薩摩を通して、武器を買った。それで、薩摩と長州は、つながる!って知識としては、
わかっても、感情でわからないじゃん。そこを、そういう芝居を見せることによって、感情でもわかるようになるんじゃない?
そういう感情を動かす!という機能が、このドラマには、抜けているんだよね。
だから、感情は動かないし、おもしろく感じないんだよね。
やっぱり、紙芝居なんだよなー。
ま、木戸さんが、龍馬を第三者として必要としたから・・・で、もう、いいけどさ。

●坂本龍馬って、誰すかね?くらい言いそうな、龍馬がいちいち嫌いそうな、いつも困っている、中小企業社長・西郷さんです!
坂本龍馬という人間をほとんど買っていない、西郷どんです。
なんというか、克実さんは、西郷さんの中小企業の社長的態度を表現するために、いるんですねー。
まー、そういうのは、得意な克実さんですから、もう、そこらへん、うまいですねー。
しかし、史実じゃ、どっちかっていうと、薩摩べったりだった龍馬なのに、この描写はなんなんでしょうね?
もしかして、龍馬暗殺の黒幕に、薩摩藩あり説をやる気?
しかし、今の幕府びびりの薩摩藩からは、武力倒幕だ!いけ!いけ!な薩摩藩になるとは、とても思えないから、
笑っちゃいますね。
しかし、龍馬暗殺を指導するということになると、まあ、それ以前に武力討幕派に変換するのが、
どうやるんだ?って感じですよね。まあ、とにかく、今回の描かれ方は、薩摩がかなり長州に有利な形で、
同盟を結んだことになりますから、長州は薩摩の意向に逆らえないってことになるんだよねー。
となると、西郷の意向が、強くなるわけで・・・そのあたり、龍馬の暗殺に使われそうな気もしますね、まあ、よくわからんです(笑)。

今週の愚痴
一応、今回が、この「龍馬伝」のクライマックス・・・なの?
なんか、薩摩藩邸に行くだけなのに・・・お登勢さんは泣くわ、お龍さんは、その薩摩藩邸に行っちゃうわ、
都合よく、小松帯刀邸への変更が伝わるわ・・・まあ、都合のよい、お話でしたね。
さらに、そもそも、なぜ、龍馬が、薩摩と長州の縁談話に、出席する必要があるの?というあたり、
なんだか、浅い説明で、
「むむむむ・・・」
と、思っちゃいました。ま、小学生向きじゃあ、仕方ないかね。
でもさー、そこなんだよね。一番大切なのはさー。
龍馬の意味って、何だったの?っていう大きなこの「龍馬伝」に対する質問の答えだったりするわけでしょ?それ。
そこは、やっぱり、しっかり描いてほしかったよね。
なんか、わかりやすければ、なんでも、いいんだ、みたいな
つまり、ドラマがつまらなくなっちゃってんだよね。
龍馬である意味が、さっぱりわからなかったなー。
っていうか、もう、あれ、龍馬じゃないし。
福山さんでしょ?福山さんが、コスプレして脚本覚えて、しゃべっているだけでしょ?
他のひとも、みんなそうじゃん。
あーつまんね。
馬鹿おんなガキ向けのゲロ脚本なんて、見ていて丸損したよね。
ったく、書いているうちにずんどこ腹が立ってくるんだよねー。
まあ、全部不思議ちゃんってことで、気持ち的には、処理するか。
にしても、薩摩が、龍馬にあれだけ冷たいのは、なぜなの?
だいたい、亀山社中だって、最初金だしてたのは、薩摩でしょ?
それが、この冷たさ。やっぱり、龍馬暗殺しちゃうの、あの西郷なんじゃないのー?
龍馬の居場所の情報を見廻組に流すとかさ、そういう手で、さ。
実行犯は、見廻組だけど、情報流したのは、薩摩とか、さ。
なんか、そんな気がするけどね。
そういえば、中岡出なくなっちゃったけど、中岡出すと龍馬が目立たなくなるから、そのための施策なの?
あれ以来、薩長同盟まわりの話に、全く出なくなっちゃったよ・・・どういうこと?
それにしても、薩摩藩の船に隠密が登場して以来、ドラマのレベルが爆下げしているよね。
もう、今回なんて、薩摩藩邸で起こっていることも、小松帯刀邸で起こっていることさえ、
隠密が探知しちゃうんだから、もう、隠密とかじゃなくて、エスパー的な人間だしちゃってもいいんじゃないの?
あ、それ、後藤象二郎さんか!
まあ、一応、次回、寺田屋騒動だから、その準備もやりました!ってところですか。
お登勢泣くし、お龍は、もうよくわからないし、プロポーズしちゃうし、ねー。
しかし、今回、良かったのは、三吉慎蔵ですかね。
あのあり方だけで、演じてしまうすごさ。やっぱりベテラン俳優は、違いますね。
いやあ、ザ・幕末ですよ。まあ、今回くらいから、やっと、緊迫感も、出てきたので、
次回の寺田屋騒動は、見ものですね。まあ、ある意味男の子からすれば、龍馬伝のクライマックスと
言えるでしょうからね。ま、それを楽しみに、今日はこれくらいにしましょう!

今週の評価ポイント
筧さんの三吉慎蔵です。頬のラインで、演技するとは!立っているだけで、絵になるとは!
すごいぞ、筧さん!


夏の終りの小さな旅!(おいしいもの、と、美しいものに触れる!)

2010年08月30日 | お昼間カフェ
どうも!ゆるちょです!

えー、8月も、もう終り、ということで、

昨日は、そんな夏の終りの東京で、遊んできました。

っても、あんまり時間がなかったんで、ちょろっとだけ、でしたけどね(笑)。


まあ、ちょっといろいろ片付けなきゃいけないこともあったんでねー、

出るの遅くなっちゃいました。

というわけで、もう、昼飯をまず、食おう!ということで、


昨日は、もう、勝手知ったる日本橋の「たいめいけん」に行きました。


えー「たいめいけん」は、池波正太郎大先生、ごひいきのお店!ということで、

なんとなく、恐れ多い感じですけど、案外、リーゾナブルですしね。

まあ、子供の頃に、親に連れられて行って以来、もう、数え切れない程、

行かせてもらってますねー。お店も、そーんな広いわけでもなく、

ちょうどいい感じの、広さですねー。

まあ、ここの「ハンバーグステーキ」が大好きで、よく食べるんですけど、

その味をたまーに思い出して、食べたくなる、という感じですねー。


昨日は、11:15過ぎでしたかね、店についたのは。


もう、満席に近い!ということで、一応、席がありましたけど、

オーダーが入りまくり、ということで、品物が出るまで、時間をください!と

あらかじめ言われました。

「んじゃ、ワインください!」

ということで、まあ、だいたい、いつもこうなんですけど、

ワインをやりながら、文庫本を読んで待ってました。

昨日は、「サクリファイス」というロードレースの世界を題材にした、

大藪春彦賞をとった、疑惑もの・・・ということで、まだ、全部読んでないんですけど、

まあ、日曜日の11時、ワインと文庫本、そして、「たいめいけん」

ということで、とても、気分が良かったですねー。


まあ、ハンバーグステーキも、15分くらいで、出てきましたし、

まあ、いつもより、早いくらいでしたねー。

まあ、それをやりながら、ワインを飲んで・・・という感じで、

まあ、昼から酔っ払ってました(笑)。


こう「たいめいけん」のハンバーグステーキは、ほんと、正当な洋食って感じで、

赤ワインをベースにしたソースも美味しいし、ハンバーグ自体も、食べ応えのある食感で、

満足感があるんですね。こう、やわらかいタイプのハンバーグとは、違う食べ応えで、

納得感がありますね。それにつけあわせが、おいしいですね、ここは。

にんじんのグラッセとか、おいしかったですね。こう、程良い甘さ、というのかな。

それが、こう、ハンバーグのどっしり感をさらに強調する感じでしたね。


まあ、「たいめいけん」と言うと、まあ、有名店なんですけど、

客層は、いろいろですかねー。家族連れやおじいちゃんが、おばあちゃん連れて、とか、

でも、やっぱりカップルが多かったですかね。こうちょっとだけ、上品な感じの方が、多かったかなあ。

まあ、話とかは、聞こえてこなかったけど、なんとなく、楽しいデートを楽しんでいる、といった方が多そうな、

楽しい場所でしたねー。


ま、そんなお昼を楽しんで、店を出てくると、まあ、11:55くらいだったんですけど、

もう、行列ですよ。なんとなーく、地方から、来たのかな、っていう感じで、みなさん、ルンルン!状態で、

行列並んでましたけど、相当長い行列でしたよ!まあ、店内もそんなにひと、入れないから、1時間待ちとか、ざらなんでしょうね。

もうね、「たいめいけん」は、11時過ぎに入らないと、大変なことになりますからね。昼に行ってもだめですね。

まあ、そういうわけで、久しぶりの「たいめいけん」でしたー!


で、銀座で、ぶらぶらしましたけど、昨日は、それがメインじゃなかったんでねー。

まあ、いつものように、いろいろな店をチェックして、顔出して、店員さんと話してきましたけど、

まあ、暑かった、という感想ですかね。それでも、銀座は、ひとが多かったですね。

で、まあ、そこは、あっさり、撤退して、六本木に移動!というわけで、

昨日は、国立新美術館に行きたかったんですねー。

「マン・レイ展」

これに行ってきたわけです。


なかなか、よかったですね。

えー、このひとは、いろいろ有名ですけど、

リトグラフが、有名ですかね。

まあ、一連のポートレート系も、ちゃんと出品されていて、時代を切り取った彼のセンスや、

その時代を彩った多くの有名人の写真が、顔が、いろいろ物語っていましたねー。

この「マン・レイ展」。まあ、マン・レイの人となりから、一生に渡って創りだしてきた作品群の多くが出展されていて、

「ザ・マン・レイ」という感じの、見ごたえたっぷりな展覧会でしたね。


このひとは、画家というより、まず、職業写真家として、成功したひとなんですね。

「ヴォーグ」誌やら、そういう系の雑誌で写真を撮っているわけで、

まあ、花形写真家になるわけですよ。

でも、自分では、画家として、成功したいわけです。

だから、生きるために、職業写真家は続けるわけですけれど、

自分の作品も作り続けるわけです。

それが、まあ、だんだん認められていくわけですね。

僕は、この青いハートマークの作品をよく覚えていました。

それも出品してあったんですが、彼が職業写真家として、たくさん撮った時代を彩った人間達の写真が、一番、おもしろかったですね。

やはり、顔にストーリーがあるんですね。

なにがしか、成功したひと、の写真なんですけど、眼力が強いし、その表情に味があるんですね。

何か、語りだしそうな、それでいて、そこにいるだけで、味がある。

こうなるには、いろいろな経験をされたんだろうなあ、と思わせる写真が、たくさんありましたね。

正直、彼の作品の中では、リトグラフ系とこのポートレート系が、一番おもしろかったですね。

まあ、いろいろなモチーフを使って、いろいろな表現をしたひとですから、

それが、若い頃、脂の乗り切った頃、晩年と、同じモチーフなのに、違う表現になっていて、それもおもしろかったですね。

まあ、美というものは、いろいろな表現があるし、チープでも、凝っていても、いろいろな形があるなあ、と考えさせられましたね。


まあ、でも、美術館というのは、ほんとうに、楽しいです。


美を考えることに、没頭できますからね。

「これは、何を訴えたいんだろう」

と、自然と考えますからね。


まあ、一時間ちょいかかりましたが、存分に楽しめましたね。まあ、おもしろかったです。


あとね、僕はこの国立新美術館、という場所が、大好きなんですよね。


まあ、つくりもいいし、途中、休憩所があるんですが、空をみながら、ぼーっとできる椅子がおいてあったり、いーんですよね。

もちろん、10分ばかり、ぼーーーーーーーとしてきましたけどね(笑)。

それに、こういうセンスのいい展覧会は、センスのいい人間が集まります。

もう、服装だったり、雰囲気だったり、センスのいい女性が多いわけです。

だから、こう、そういう方達を見るのも、楽しいわけですよ。

美しい方が、たくさん、集まっていましたねー。

ま、その雰囲気に中に、自分がいるのも、楽しいわけです。


それに、美しいものがわかる目を磨いておかなければ、いけない。


人間にとって、美しいものこそ、至上の価値だったりするわけです。

まあ、僕はハンバーグステーキのほうが、至上の価値になるときが、よく、ありますけどね(笑)。

まあ、そういうものを感じるこころも、磨いておくべきだなあ、と、まあ、思うわけですね。


展覧会を出たあと、こう、美術館のグッズ売り場で、買い物をするのも、これが、また、楽しいわけですよ!

もう、いいセンスのカードとか、リフィルとか、いろいろあって、もう、目移りしちゃうわけです。

やっぱり、センスが、そこには、ありますからね。

もう、至福の時でしたね。まあ、カードと、リフィルを買って帰ってきましたけど、

割とあの美術館のグッズ売り場は、センスいい商品がそろっていて、狙い目ですねー。


僕は、若い頃は、そういう場所で、いろいろ買って、女の子にさりげなく、プレゼントしていましたね。

まあ、喜ばれるし、センスいいわね、みたいになるし、なかなか、贈り物として、喜ばれましたね。

ま、なんか、そういうことを、ちょこちょこ、やってましたねー(笑)。


しかし、こー、久しぶりに六本木界隈を歩きましたが、ふと目のあうひとが、多かったですね。

あれは、僕を見ている、ということなんでしょうか。それとも、僕がおねーちゃん、見過ぎなのかな(笑)。

まあ、でも、六本木は、楽しいですね。

帰りがてら、ちょこっとミッドタウンに寄ったんですけど、ステージで、きれいなおねーちゃん達が、

(というか、育ちの良さそうな、女性達(笑))が、フラの発表会みたいのをやっていて、気分が良かったですね。

なんとなく、ワイハーな感じで、ロハスな感じがしましたねー。


ま、そんなのも楽しんで、帰ってきましたー。

まー、たくさんの美しい女性を見た、そして、たくさんの美しい作品を見ることの出来た、一日になりましたねー。

やっぱり、美しいものに、触れたり、囲まれる瞬間をもたないと、だめですね。

なんて、書いていると、現状だめみたいですけど、まあ、そんなことは、ないわけですが、

あーゆう、美に特化したものに、触れるのは、やはり、大事、ということでしょうかねー。


帰りの電車、僕の前に立っていた、15歳くらいの少女が、しきりに、ため息をついていました。

隣に立っている、女の子の友達に、

「夏が、終わっちゃう。今年も何もなかった・・・」

なーんて、言ってるわけです。まあ、恋愛のこと、なんでしょうけど、

15歳の夏なんて・・・僕も何もなかったですねー。

思春期の子供達にとって、夏の終りって、ほんとに、淋しいもの、なんでしょうねー。


ま、そんなこんな、いろいろなことを感じられた、夏の終りのちいさな旅、というところでしょうか。

なんだか、いろいろ楽しかったなー。


というわけで、今日はこの位に。

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう!


ではでは。



小田和正さんの「夏の終り」!(月曜日の歌詞論考!)

2010年08月30日 | 日本人の秘密
おはようございます!

8月も最後の週末が、終わって、もう、終りですね。

なんだか、昨日は、いろいろなことが、終わっていったような気がします。

まあ、夏の終り、そんな季節でしょうかね。

というわけで、今日は、月曜日だし、やっぱり、歌詞論考が、したくなっちゃった、

ということで、季節的に、まあ、古い歌ですけど、

「夏の終り」オフコース

という、この曲を、歌詞論考したい!と思います。


えー、まあ、古い曲ですね。

僕が、高校生の頃、ライブでやろうと思って練習していた曲ですからね。

まあ、結局、ライブには、使いませんでしたけど、

ちょっと、高音がね・・・。

にしても、

「きれいな曲だなあ」

というのが、第一印象でしたね。これ。

そして、

「ああ、僕も同じことを思っていたなあ」

という共感を覚えた曲でもあります。

まあ、そのあたりの印象を感じながら、歌詞論考!行ってみましょう!


今日は、冷たい麦茶など、ぐびびと飲みましょう!



さて、はじめて、いきましょうか。まず、こんな歌詞から、この歌は、はじまります!



夏は冬にあこがれて 冬は夏に帰りたい

あの頃のこと、今では、素敵に見える



まず、この印象的なサビから入る、この曲なんですが、

このフレーズを聞いて、

「そうだな、確かに、夏になると、冬がよかったなあ、なんて、思うよね」

と、思っていたのが、まあ、あんぽんたんな高校生の僕でした。

これ、お互いが、お互いの存在を強調している、いい例なんですよね。

冬があるから、夏が、楽しかったり、

夏があるから、冬の良さを、感じたり、

そんな強調関係を、歌った歌、ということになりますね、この曲は。


そして、この歌詞の一番、いいたいことは、

「あの頃のこと、今では、素敵に見える」

なんですね。冬も、夏も、なく、過ぎ去った日々のできごとが、

なんとなく、素敵に見えてしまう。

ということで、過去の肯定フレーズなんですね。


そして、物語が、始まるわけです。



誰よりもなつかしいひとは

この丘の空が好きだった

あきらめないで、歌うことだけは

誰にでも、朝は、訪れるから



というわけで、小田さん、横浜の出身なんですが、

あの辺りは、ほんとに、丘が多いんですよ。

僕もまあ、足を伸ばして、あのあたり、自転車で、走りまわったりするんですが、

丘が、多くて、練習には、うってつけ(笑)。

まあ、そういう目でみるのも、あれですが、

小田さんの楽曲には、丘に立つ、美しい女性、というストーリーが多いのも、事実です。


そして、好き、という言葉は、使わず


誰よりもなつかしいひと


という言い方をするわけです。これ、単純な「好き」とは違って、なんだか、物語を盛り上げる感じですね。


その女性は、この丘の空が、好きだった、


というわけです。そして、その女性から言われたんでしょうね。

「あきらめないで、歌うことだけは、誰にでも、朝は、訪れるから」


口語体の文章で、生々しさが感じられるんですね。

こう、女性に言われた、そのままの、言葉って感じ。

さらに、小田さんって、女性声なんで、こう、

歌を聞くと、女性がそのまま、話しているような感じもあるんですよね。

まあ、だから、男性が、聞いていても心地良い、ということになるわけです。


やっぱり、女性は、男性の声を聞くのが、心地良いし、

男性は、女性の声を聞くのが、心地よーく出来てますからね。本能的に。


だから、女性は、よく、

「男性の太い声が、魅力的!」

みたいなことを、いいますね。

僕らは、女性の高目の声や、やわらやかい声を好みますから

「へー」

って感じですけど、まあ、本能的にそうなっているわけですねー。



なので、小田さんの楽曲は、男性が聞いていても心地いいし、女性が聞いていても心地いい!

という、非常に珍しい形なんですよね。


そして、この言葉、小田さんが、言われたんだろうなあ、


という生々しさを、感じるんですね。


まあ、オフコースは、最初、売れないグループでしたからね。


そういう厳しい時期に、女性に言われたんだろうなあ、という思いを持たせることで、


小田さん自身が、この物語の主人公になるわけで、うまく楽曲にアゲてもらっている。


そういう物語を持つ、小田さんにあこがれをもつように、うまーくできているわけです。


ま、僕も、小田さんには、高校生のころから、だいぶ、あこがれた、もんです。はい。


しかし、この


「誰にでも、朝は、訪れるから」


という言葉は、センスを感じますね。まあ、今では、よく使われる言葉ですけど、


この時代は、この歌くらいだったような、気がします。


そして、この言葉選びのセンスのよさが、楽曲の中の女性のセンスのよさを感じさせる、うまい構造になっているわけですよ。



やさしかった恋人よ、その後、何をいいかけたの

僕の言葉が、あなたを、さえぎるように

こぼれた、あの時


非常に映像的な詩ですよね。

なんとなく、恋人達の一シーンを切り取ったようなビビッとな感じがある。

先程の女性は、やはり恋人だったんですね。


「やさしかった・・・」


としている、ということは、今はもう、やさしくないんですね。

つまり、今はもう、別れてしまった・・・ということを暗示している。

そして、彼女は、そのあとに、何かを、いいかけた・・・けれど、

自分が言葉を吐いてしまったから、聞くことはできなかった・・・。


あの言葉は、何だったの?


と、問いかけているんですね。

そして、こぼれた・・・という言葉で、何かの終りを、暗示しているんですね。

うまく、いかずに・・・それが、だめになる、理由だったのかもしれない。

そんなイメージをうまく、もたせているわけですね。


駆け抜けていく、夏の終りは

薄れていく、あなたの匂い


そして、時期が語られるわけです、思いのほか、早く過ぎ去っていく、夏の終り、ということで。

そして、同時に、あなたの匂いも、薄れていく、ということで、会わなくなっている状態を示しているんですね。


匂いって、五感なんですよね。


それに直接的な関わりがある、というか、女性の匂いって、独特なものがありますね。

まあ、男性にも、そういうのは、あるでしょうが、男性から、すると、こう、

普段無いものだけに、女性の匂いが、あるってことが、ちょっと、非日常だったりするわけです。

こういう世代ではね。だから、それが薄れていくっていうのは、非常にわかりやすい、というか、

経験者は、うなづける、みたいな、かゆいところに手が届く表現というか、そういう生々しさが、ありますね。

なんていうのかな、エッチしたあとに、手に残る匂い的な、川端康成の「雪国」には、

「中指だけが、彼女を覚えている」

的な表現が、ありましたね。そういう、生々しさの要素が、実は、この歌にあるんですね。


今日はあなたの声も聞かないで

ここから、このまま、帰るつもり


これね。小田さんの書いた楽曲だから、小田さんの思いとして、こう、男性主人公で、

聞いていたりするわけですけど、実は女性主人公としても、聞けるんですよね。

この、帰るつもりなのは、男性でもあるし、女性でもあったりするわけで・・・

男性が、聞いていると、これは、小田さんの物語、って聞けるし、

女性が聞いている場合、これは、女性の物語、としても聞ける、そういう構造になっているんですね。


まあ、それだけ、共感を得やすい構造になっている、ということですね。


そして、少しずつ、別れに、向かっているということが、語られています。


多分、彼女に会おうとすれば会える場所に来たのに、会わないで、帰ってしまう。


こういうのって、別れの近くになると、ありますね。


なんだろう。会わなくても、いい、むしろ、会わないことで、ホッとしたりするわけですよ。


そういう感情が動き出しているわけですね。別れが近い、そんなことを、思わせるわけです。



そっとそこに、そのままで、かすかに、輝くべきもの

決しても一度、この手で触れてはいけないもの



かけがえのないモノという表現なんですね。かすかに輝くべきものであり、触れてはいけないもの。


それは、彼女だったり、愛だったり、するんでしょうね。

中学生とか、高校生の頃って、こういう純粋なものを愛しますよね。

純粋なことに、価値を見出す、というか。

まあ、自分が純粋だから、そういうものに、価値を見ようとする、いわゆる自分アゲの一種なんですけど、

まあ、そういうと、ちょっとあれなんですが、まあ、純粋というのは、いいものです。

それが、愛だと、言っているわけですね。


僕は高校生の頃、この歌詞が、とっても好きでしたね。そうか、あれは、自分アゲだったのか・・・(笑)。



でも、あなたが、わたしを愛したように、

だれかが、あなたを、愛しているとしたら、

ああ時は、さらさら、流れているよ


えー、この歌詞なんですけど、僕は高校生の頃から、よくわからないんですよねー。

要は、恋人が、誰かに愛されている、としたら・・・という疑問、自問自答なわけですけど、

その答えが、

「ああ時は、さらさら、流れているよ」

ですからね。

?????という感じで、頭の中が、真っ白というか、よくわからないんですよね。

まあ、むりくりに言うと、

「それだけ、時が、流れたということだよ」

という、無常観に、辿り着いちゃうわけですねー。


どうも、ここが、よくわからない。ニヒリストなんですかねー。


まあ、恋愛にそれほど、嫉妬とか、もちこまない、あっさりとした、

「次の恋愛にも、すぐいけるから」

的な、感じなんでしょうかね。

でも、あえて、感情を書かないことで、強調しているんですね。

つまり、何かを言いたいけれど、言わない、

そこに、意味がある、ということでしょうかね。



夏は冬にあこがれて、冬は夏に帰りたい

あの頃のこと、今では、素敵に見える


そっとそこに、そのままで、かすかに輝くべきもの

決しても一度、その手で、触れてはいけないもの



とうわけで、失った過去の恋愛は、素敵に見える、と言っているわけです。

過去の自分や、恋愛の肯定、ということですね。

そして、その思い出は、そのままで、かすかに輝いてほしい、もう、触れてはいけないものだ、

と言っているわけですね。


そして、同時に、愛とは、輝くべきものであって、純粋なものだ、


ということも、言っているわけです。


これね、女性は、好きになりますよねー。そりゃ。


それで、いて、小田さんのあの声で、まあ、ヴィジュアルも、良かったですからねー。


そりゃ、モテまくりでしょう!


ねー。


こういう、こう、純粋な恋愛、という表現は、オフコースのテーマだったような気もしますね。

その中でも、この「夏の終り」は、せつない、純粋な愛を歌った、名曲とも言える感じですからね。


夏の終りだから、こそ、感じる、夏の良さ、や、冬の良さ。


終わったこと、終わった愛の、良さを、感じているわけです。


そして、その愛や、思い出は、純粋で、誰にも触れられないもの、大切なものだ、と歌い上げているんですね。



終わった恋愛の素晴らしさと、女性の素晴らしさ、



これ、要は、女性アゲの歌でもあるんだなー。だから、女性が聞いていると、小田さんと恋愛したような気持ちにもなるし、


自分がアゲられている気持ちにもなる、という構造なんですね。


だから、気持ちがいいわけです。


だから、みんな、聞いちゃう。名曲に感じる、ということで、男性にも、女性にも、いい曲だ、ということがわかりましたね。


そして、恋愛とは、純粋なものだと、歌い上げている。


そりゃ、誰でも、好きになりますよね、この楽曲。だって、人間は、恋愛するために、生まれてきたんだもんねー(笑)。


「愛の歌」って、人類共通の共感道具ですからね。だから、愛されるわけですよ。


なるほどねー、よーく、わかりました。


愛って、純粋であれば、純粋であるほど、価値をもちますからね。


そういう意味では、愛を褒め上げた、純粋さを、歌い上げた、一曲、と言えることが、できると思いますね。


なるほどー、だから、名曲なんですね。



えー、結論が、出たようです。なるほどねー、名曲には、名曲たる所以があるんですね。


はい。よーくわかりました。




今回も長くなりました。


ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。


また、次回、お会いしましょう!


ではでは。


「剣三郎物語-星の未来の物語-」(10)

2010年08月29日 | 過去の物語
「幕閣の頂点???」

と剣三郎は、よくわからない頭で、よくわかっていません。

「まあ、いいわ。それは、わからなくても。とにかく、うちの父は、幕府のお偉いさんって、わけ」

と、さらりと笑顔になる少女は、剣三郎を助け起こし、歩きだします。

「ねえ、あなたのおうちは、どこなの。とりあえず、そこまでは、連れて行ってあげるわ」

と、笑う少女は、歳の頃なら、十七、八、といったところでしょうか。

十四歳の剣三郎には、十分、大人のような感じがします。

「僕は、無音屋という料亭旅籠に、居候しているんだ・・・」

と、剣三郎は、少しはにかみながら、正直に話します。

「無音屋って、わたし知っているわ。父に何度か連れていってもらったことがあるもの・・・」

と、千夏は、素直な反応です。

「それにしても、なぜ、あんなくのいちなんかに、命をねらわれているの?」

と、千夏は、好奇心旺盛に、剣三郎に、質問しています。

「僕は、父の仇をとるために、ある男を追って、江戸へ来たんだ。あのくのいちは、多分、その男側の人間だね」

と、剣三郎も、さらりと自分の状況を説明します。

千夏は、まだ、年若い剣三郎の風貌を見ながら、その状況に少し驚いています。

「そうなの・・・父上の仇を・・・」

と、千夏は、つぶやくと、何かを考え込むようです。

「それにしても、あの、くのいち、案外、手練だったわよ」

と、千夏は、剣三郎に、言います。

剣三郎は、記憶を探るように、思い出しますが、突然、赤くなります。

「あなた、女性の裸に、弱いみたいね」

と、赤くなった剣三郎を見て、その時の状況を思い出したのか、千夏は、無邪気に話します。

「ところで、あなた、いくつなの?」

と、千夏は、さらに好奇心旺盛に、質問します。

「十四歳です」

と、剣三郎は、そこは、素直に話します。

「若いわね・・・それじゃあ、大人の女性の裸に弱いのも、当然よね」

と、千夏は、素直に、ほほえみます。

「僕・・・はじめてだったんだ・・・大人の女性の裸・・・」

と、剣三郎は、顔を真っ赤にさせながら、話します。

「まあ、それなら、仕方ないわね・・・。でも、剣士なら、それくらい、慣れておかないと・・・また、くのいちに、いいように、やられちゃうわよ!」

と、千夏は、なんとなく、うれしそうに、突っ込みます。

「そんなこと、言ったって・・・、女性のお風呂をのぞき見するわけにも、いかないし・・・」

と、剣三郎は、さらに、顔を真赤にしながら、話します。

「そうね。確かに、それは、そうだわ。でも、一度見れば、少しは、免疫がついたんじゃない?」

と、千夏は、どうも、その話題が楽しくて、しょうがないらしいです。

「よくわからないよ。そんなもの・・・それに、次は、目をつぶる。目をつぶっても、他人のいる場所くらい、気の動きで、わかるし・・・」

と、剣三郎は、自分なりの解決方法を考えています。

「あなた、目をつむって、試合をしたことがあるの?」

と、今度は、千夏が、驚く番です。

「うん。僕が学んだ流儀では、目はさして重要じゃないんだ。気の流れを読むことに、奥義があるんだ」

と、すごいことを、さらりと言いのける剣三郎です。

「ほんと、それ・・・。わたしもそういう流儀があることは、聞いていたけど・・・、あなた、それを学んだの?」

と、興味深く剣三郎を、見つめる千夏です。

「うん。僕は、その流儀を、継ぐ人間でもあるんだ」

と、少し誇る風の剣三郎です。

「そうなの・・・、ねえ、あなた、わたしと、勝負してみない?」

と、千夏は、いつものように、自分の腕を試したくなったようです。

「え、お姉さんと?それは、いいけど・・・今日は、ちょっと疲れちゃったから・・・」

と、剣三郎は、くのいちと真剣勝負をしたばかりだけに、体の消耗が激しいようです。

「わかったわ、それもそうね・・・じゃあ、また、別の日に、あなたを試させて!」

と、千夏は、新しいおもちゃをみつけたかのように、うれしそうな笑顔で、そう宣言するのでした。

「うん。それは、いいよ。その代わり、場所だけ用意してよ。僕、江戸を全然知らないから」

と、剣三郎は、素直に、答えます。

「うん。わかったわ。それは、こちらで用意するわ・・・なんだか、今から、楽しみだわ」

と、千夏は、うれしそうに、剣三郎に、言います。

「でも・・・お姉さん、強そうだね」

と、剣三郎は、改めて、千夏を見て、素直に感想を述べます。

「まあ、ちょっとや、そっとじゃ、負けないわよ。なにしろ、わたしは、天才剣士だから!」

と、千夏は、少しだけ肩をそびやかして、うれしそうに、話します。

「へー、でも、それを言うなら、僕も、天才剣士だよ!」

と、剣三郎も、肩をそびやかして、うれしそうに、話します。

「どっちが、ほんとうの天才剣士か、わかるってわけね。楽しみだわ。それに、あなたにも、期待してるからね!」

と、千夏は、お姉さんぶって、話します。

「そうね。もし、あなたが、わたしに勝つようなことがあったら・・・そうね、じゃあ、わたし、あなたと一緒にお風呂に入ってあげるわ」

と、千夏は、剣三郎の弱いところを挑発します。

「そ、そんなの、必要ないよ・・・でも、僕は、お姉さんに、勝ちたいな・・・」

と、剣三郎は、赤くなると、ただの少年に戻ってしまいます。

「ふふふ。赤くなった。赤くなった!」

と、笑顔になる千夏です。

「もう・・やめてよ・・」

と、さらに赤くなる剣三郎です。

千夏は、いつまでも、この弟のような、少年を、かまってやるのでした。

剣三郎も、どこか、姉のような香りを、この千夏に感じているのでした。



「鄙にも稀な美人よ、のう」

と、姫井は、つぶやくと、樹一郎も、うなづいています。

「わかりやすい、な。幕府も」

と、樹一郎が、つぶやくと、姫井も、ほほえみながら、うなづきます。

「ねえ、さっきから、何を言っているの?二人とも?」

と、わけがわからない剣三郎は、二人に説明を求めます。

「ああ、若。すいませんな。まあ、我々の独自の考えで」

と、姫井は、鷹揚に説明をはじめます。

「あのおんな、少し美しすぎますな?まあ、このあたりには、めったにいないおんな、ですわ」

と、姫井は、言うと、

「あれほどのおんなは、多分、何かの目的があって、どこからか、遣わされた、人間と見るのが妥当でしょう」

と、樹一郎も説明します。

「つまり、幕府から差し向けられた間者、と、見るのが、妥当かな、と、我らは、そう見立てたわけですよ、若」

と、姫井が結論づけます。

「あのおんなのひとは、幕府の間者?」

と、剣三郎が、言うと、

「しっ。これは、我々だけの秘密です。まあ、そう見えると、言うだけですけどね」

と、姫井が、言います。

「まあ、それとなく、監視しておきましょう。向こうも、こちらを、探るでしょうしね」

と、樹一郎が、涼しそうな顔で、そう言います。

「しかし、幕府の間者なら、我々の味方になり得る。どこかで、わたりをつける必要がありますな」

と、姫井も、真剣な顔で、話します。

「僕は、どうすればいい?」

と、剣三郎が、二人に聞きます。

「今は、時を待ちましょう。ま、とにかく、夜を待ちますか」

と、樹一郎が、姫井に確認すると、

「そうじゃの。ま、ゆっくりと、時を待つのが、上策でござる」

と、三人は、話が、まとまると、自室へ、戻ります。

階下では、美しいおんなが、皆の介抱を受けていました。


その夜。時刻は、丑三つ時。

先程のおんなが、静かに眠る部屋に、足音が、近づきます。

ひとりの男が、部屋の入口の戸を静かに開けます。

中では、先程の、美しい女性が、布団の中で、静かに寝入っています。

男は、その寝顔を見ると、静かに、笑みを浮かべます。

そして、着ているものをすべて脱ぎ捨てると、

その布団の中に、入り込んでいきます。

この男。先程、この女を介抱していた、村の男のひとりです。

「ふぇふぇふぇ、こんなおいしそうなおんな、ひとりにしておくのは、もったいないわ!」

と、おとこが、そのおんなのからだに、むしゃぶりついた、その途端!

「ぐぇっ!」

というおとこの声がすると、その男は、気絶してしまいます。

女性は、素早い身のこなしで、立ち上がると、暗闇にギラリと光る目をします。

女性は、来ていた衣服を脱ぎ捨てると、すぐに、動きやすい装束に着替えます。

そして、もう一度、目をギラリとさせると、闇の中に、消えていきます。

あとには、彼女の着せられていた浴衣だけが、残っています。

「やはりな・・・」

部屋の陰から、姫井は、出てくると、そうつぶやきます。

「あとは、樹一郎に、まかせるか・・・」

と、鷹揚に部屋に戻っていく、姫井なのでした。


半刻ほど、後。

剣三郎達のいる部屋の中央に、さきほどの女が、気を失った状態で、寝かされています。

「どうだったかね?」

と、その女性を見下ろしながら、姫井は、樹一郎に、聞きます。

「ま、軽い当身だ。当人は、気絶したことも、わからないだろう」

と、樹一郎は、涼しい顔で、枝をいじっています。

「若。若は、婦女子の裸というものを、見たことがありますか?」

と、姫井は、別の何かに思い当たったかのように、剣三郎に質問します。

「な、何を馬鹿なことを・・・。それより、早く、こ、事を進めろ!」

と、剣三郎は、戸惑いながらも、きちんと、命令しています。

「はははは。いやいや、これは、冗談!どうも、そういう癖がありましてな」

と、姫井は、笑いながら、おんなの意識を戻すべく、気を入れようとするのでした。


夏の闇夜が、少しだけ薄らいだようでした。


(つづく)


夏の終わりに、銀座でも、行ってみる?

2010年08月29日 | アホな自分
どうも!ゆるちょです!

いやあ、朝一から、かなり、小っ恥ずかしい話を、アップしていますけど、

まあ、昨日、晩酌してましたからねー、そりゃ、感情が、動く動く(笑)。


僕は、どうも、こー、24時間テレビとか、仮装大賞!とか、だめですね。

なんだか、小っ恥ずかしいでしょ、あれ(笑)。

まあ、ね、そういうところは、まーだ、ガキなんですね、ほんとに(笑)。


えー、先程、ブエルタも終りまして、えー、チームHTCコロンビアが優勝しました。

セビリアの街で、夜の9時から、レース開始ということで、夜景がきれいでした。

セビリアって、古い街みたいですし、こう王宮なんかが、ライトアップされている感じとか、ね。

ほんと、雰囲気が、ありましたねー。

スペインは、こう、夜、遅いんですよね。

ちょっと、沖縄的なところがあるというか、深夜というか、朝の3時あたりが、ハイタイムらしいですからね。

まあ、夜の9時、10時なんて、昼間みたいな感覚なんでしょうね。


まあ、今日はチームタイムトライアル、ということで、非常に機能美という感じで、非常に美しい感じでしたね。

こう、チーム全員が同じウェアでそろえて、シンクロするわけで、非常にカッコいいーわけです。

まあ、やる方は、一番苦しいらしいですけどね。

あのー、自分のペースでなくて、他人のペースに合わせないといけないんで、まあ、きついわけですよ、普通に。

ゆっくりになるなら、いいけど、速くなるわけですから、もう、脚も痛いらしいですよ。あーゆう一流選手がね。

まあ、超一流選手に、合わせないといけないわけですから、そりゃ、大変ですよね。

でも、見てる分には、一番カッコ良く見えますね。


ま、それに、今回は、夜!ということもあって、街灯とかに照らし出されるウェアが美しく感じましたね。

ああいう、夜のシーンもいいですね。案外。

F1なんかも、夜のレースとかありますけど、街灯に照らし出されるマシンって、ピカピカして、カッコいいし、

同じような効果が、今回もあった感じですねー。


で、そういうシーンを見ると、また、自分でも乗りたくなるわけです。

えー、ちょっと今回、サイクルコンピューターが、壊れちゃったんで、

新しいのをゲットしました。キャットアイのV3です。

これで、スピード、ケイデンス(脚の回転数)、心拍が測れますんで、さらにトレーニングの方法をいろいろ導入できますからね。

で、それを装備して、走っちゃおう!というところですが、今日は、家の仕事を終わらせたら、無理言って、ちょっと東京へ、行ってきます!

ま、たまには、ひとりで、東京もね。

っていうか、男の銀座シリーズを、最近、やっていないんで、そろそろ、やろうかなあ、というところです。

あとね、銀座の日産あたり、見てこようかなあ、とか、まあ、ぷらぷらしてこようか、と(笑)。

そういう時間も、たまには、必要ですよね。

ま、そんな風に、勝手に、動いちゃうんですけどね。

しょーがないよね、ほんと、迷惑かけてます!(笑)。


夏の終りのストーリー、そんなものを、感じたい、

今は、そんな感じですかね。

さて、そのためにも、お仕事、お仕事!


みなさんも、よい週末を!


ではでは。


「お助け人物語」(11)

2010年08月28日 | 過去の物語
「お頭、なんですか、突然、あっしらを呼び出すなんて!」

黒門の佐平と呼ばれる、闇の世界では、その名の知れた闇働きの男が、鬼島の彌兵衛親分のところに、顔を出しています。

「いや、おめえらに来てもらったのは、他でもねえ。急に、急ぎ働きの依頼が入っちまってよ」

と、五十代中ばに見える彌兵衛親分は、子分たちを見回すと、ずけりと口を開きます。

ここは、彌兵衛親分が、江戸の市中に持つ、いくつもの屋敷の一角、ひなびた茶室の地下にある

働き者専用の会合場です。

彌兵衛親分は、表向き江戸に何軒もの料理茶屋を構える大店の大旦那ですが、

裏へ回れば、暗黒街の大立て者のひとり、闇の世界で、その名を知らない者は、いないと、言われる程の実力者です。

「しかし、大丈夫なんですかい?急ぎ働きは、いいとして、やはり周到な準備が必要ですぜ。今からでも、相当な時間がかかる」

と、いつも段取りを任されている牛縄の六兵衛が、不安を口にします。

「こいつは、さるお方からの依頼なんだが・・・まあ、派手に、やってくれってことで、まあ、今回は、口なし働きだ」

と、彌兵衛親分は、さらりと言います。

「口なし働きって、皆殺しって、ことですかい!」

黒門の佐平は、彌兵衛親分に聞き返します。

「そういうこった」

と、彌兵衛親分は幾分苦い顔で、返事をします。

「親方、そりゃあ、俺達のやり方と違うんじゃねえですかい?俺たちは、できるだけ、人を殺さず、金だけ頂戴する、それを売りにしてきたんじゃ、ねえですかい?」

と、こちらは、頑固者で通る、朽縄の鉄が、反論します。

「別に俺たちが、やった風に見えなきゃいいんだよ。今回は、ちょっとお義理のある方からの依頼なんだ。おめえらの気持ちは、わかるが、そこを堪えてやってくれい」

と、説明する彌兵衛親分と、朽縄の鉄の目と目が、あいます。

お互い、一歩も引かずに、見つめ合います。

じりじりとした時間だけが、過ぎていきます。

皆、その気合の入った勝負に、肌がひりひりします。

皆の額に汗が浮かびます。

額から顎に流れた汗が、ぽたりと床に落ちます。

その時、朽縄の鉄は、視線を、親分から、外し、身をひきます。

「わかりやした。親分が、そこまで、言うのなら・・・そこまで、強いお気持ちなら・・・あっしらも、日頃のご恩に報いやしょう」

と、鉄が言うと、皆、ほっとしたように、彌兵衛親分をみつめます。

「悪いな。この落とし前は、必ずつける。だから、今回だけは、目をつむってくれい」

弥兵衛親分は、皆に向かって、一礼すると、部下達は、日頃あまり見ない親分の行為にざわつきを見せます。

「よっしゃ、親分がここまで、思いつめているんだ。俺たちは、全力で、この仕事にあたるぞ!」

と、黒門の佐平が、子分達を引き締めます。

「おう!」

と、配下の盗賊達が、声を合わせます。

筋金入りの盗賊達が、ひとつになって、ことを起こそうと言うのです。

「よし、まず、段取りからだ。六兵衛、おめえから、話をしろ!」

黒門の佐平が、命じると、めいめい、いつものように、動き出すのでした。


「なにか、変だわ・・・この頃・・・様子が、どうもおかしいのよね・・・」

と、ひとり事を口にしながら、街中を、歩いているのは、かわら版屋のお弓さんです。

「何が、おかしいんだい?お弓ちゃん!」

と、その背中にツッコミをいれるのは、いつも通り、平賀源内から三代目、平賀源大さんです。

「あら、源ちゃん、こんなところで、何をしているの?」

と、お弓さんは、素直に、驚いています。

ここは、和泉町、源大さんの住む場所からは、相当離れているからです。

「もちろん、殺しがあったっていうから、こうして、現場回りしているに、決まっているじゃねえか」

と、源大さんは、さも、当然そうに、言います。しかし、お弓さんは、

「源ちゃん、本職は、機械師でしょう?まあ、耳が早いのは確かだけど、私の仕事とかぶるのよね!」

と、少しむくれ気味のお弓さんです。

「まあ、いいじゃねえか。今は、急ぎの仕事もねえしよ。こうやって、頭使っていないといざって時に、頭が回らなくなっちまうんでよ」

と、源大さんは、自分の頭の鍛錬のために、動いているようです。

「それに、お弓ちゃんの報告を信じねえわけじゃねえけど、独自に考えてみたくてよ」

と、源大さんが、言うと、お弓さんは、

「まあ、それは、わかるけど・・・それより、どうだった、この殺し?」

と、お弓さんは、機嫌を直して、源大さんと、手をとりあって、推理を進めようとしています。

「むしろの下に、全裸死体だからなあ。何の手がかりもなし。それに、顔も潰されている。つまり、誰が殺されたかわからないようにしているってことだ」

と、源大さんは、すでに、死体を見てきたようです。

「もう、かわら版屋より、耳が、早いんだから、どういう情報源を持っているのよ、源ちゃんは・・・」

と、あきれるお弓さんです。

「それより、死体のあごのあたりに、こう、古傷があったのよ。こう、二つばかりよ。この情報をよ、鼎のところに、あげようか、と思ってんだ」

と、源大さんは、重大な情報を話しています。

「紫ノ宮藩の動きが、最近、おかしいって、鼎が言ってたじゃねえか。隠密が殺されたってよ。もしかすると、それに連動した他の藩の動きのひとつなんじゃねえか、と」

と、話の途中で、突然、身を翻らせ、その場から離れる源大さんです。

もちろん、その手の中には、お弓さんの体が、あります。

「ど、どうしたの、現ちゃん!」

と、お弓さんも、突然の源大さんの行動に、驚いています。

「いや、突然、殺気のようなものを、感じたんだ。すごい殺気だった・・・なんだ、ありゃあ?」

と、源大さんも、自分で驚いています。

「こんな、真昼間に、まさか、敵方の隠密が、動くわけでもあるまいに・・・」

と、源大さんは、言いかけますが、

「源ちゃん、それ、図星かもよ。ほら、源ちゃんが、紫ノ宮藩に連動した、他の藩の動きって、言った時でしょ、その殺気を感じたのは!」

と、お弓さんが、鋭い指摘をしています。

「それを聞いた、何者かが・・・ううん、私たちをあらかじめ、見張っている人間が、いたのよ。きっと!」

と、お弓さんは、言いながら、周りを見回しています。

「敵方は、すでに、俺たちに、的を絞って監視してた、ってことか!」

と、源大さんも、周りを見回しながら、うなずいています。

「そうでなければ、話の筋が、通らないわ!」

と、お弓さんが、言い終わらないうちに、飛苦無が、数本、ごく近くに、打ち込まれます。

「きゃ!」

と、お弓さんは、逃げ、源大さんも、走ります。

「思ったより、事態は、切迫しているぜ!」

と、源大さんは、お弓さんと共に、走りながら、つぶやきます。

「そうね。なぜ、わたしたちの正体が、ばれているのかしら」

と、お弓さんは、重大な点を、ついています。

「どの敵が、どこまで、こちらの情報をつかんでいるのか・・・それが、わからないと、この戦い、厳しいぜ!」

源大さんと、お弓さんは、見えない敵を、まくように、走りながら、自分たちのおかれている状況が、切迫していることを、感じ取るのでした。


その夕刻、千代田剣之助は、他流への出稽古から、帰る途中、斉明町にある、任国寺にお参りをしていました。

この任国寺は、蒼龍思念流開祖、三島宗念の菩提寺であり、蒼龍思念流にとっては、大事な場所でもあるのでした。

「・・・」

剣之助は、静かに瞑目すると、開祖への感謝の気持ちを捧げるのでした。

と、そのとき、

「むん!」

と、剣之助の体は、跳躍し、すでに剣を抜き、構えています。

「何奴!わしを、蒼龍思念流岩下道場、塾頭、千代田剣之助と知っての狼藉か!」

と、剣之助が、言葉を吐くと、いつの間にか、夕刻の暗闇の中に、蠢く人数は、十人は、越えているようです。

「死ね、幕府の犬!」

という言葉が、ひとりの影から、放たれると、影達は、一斉に、剣を抜き、剣之助に、斬りかかってきます。

剣之助は、墓の石段を跳躍しながら、広い場所へと、影達を誘い入れます。

影達は、そんな剣之助を追い、墓地の裏手の広場へと、足を踏み入れます。

剣之助は、広場の中央へ歩み寄ると、影達へ、向き直ります。

影達は、剣之助のまわりをとりかこみ、剣之助は、絶対絶命の状態です。


「いくら、剣の達人であろうと、我らも手練れ。この人数では、もはや、勝負は決まったな!」

と、影のひとりが、言葉を放つと、

「どうかな?」

と剣之助は、鷹揚に答えます。

「ところで、お主達は、どなたかな?幕府を嫌うということは・・・」

と、剣之助が、口にすると、影の一人が、いきなり斬りかかってきます。

それと同時に他の影も一斉に、剣之助に斬りかかります。

「死ね!幕府の犬!」

その絶叫が、終わるか、終わらないうちに、それを吐いた影は、遠く後ろに吹き飛ばされ、内蔵を散らして見るも無残な死体になっています。

「な、なに!」

影達が、剣之助を見ると、剣之助は、静かにこちらを見回しながら、すでに剣を構えています。

「は、速い!」

影達は、つばを飲み込みます。

「奴の突きだ・・・」

影のだれかが、つぶやきます。

影達は、剣之助のあまりの技のすごさに、息を呑みます。

「いや、一斉に斬りかかれば、こちらの勝ちよ!」

と、影達の首領格の人間が、言葉を吐くと、

影達は、一斉に、斬りかかってきます。


剣之助は、ギロリとその人数をみやると、静かに、気合を入れ、

「むん!」

と、力をいれます。

すると、一気に、剣之助の気が、周りに向かって、怒涛の如く、放出されます。

「くわっ」

と、その衝撃に、影達は、ひるみます。

そのひるんだ、影に、素早く近寄った剣之助は、衝撃の大きい自慢の突きで、一人二人と、打ち倒していきます。

「うぎゃあああ」

剣之助の突きは、鼎に敗れて以来、さらに研ぎ澄まされていたのです。

後方に遠くとばされ、内蔵を、散乱させる、剣之助の突きは、影達をさらにひるませます。

剣之助は、一気に、三人、四人と、打ち倒し、さらに、気をいれます。

「むん!」

と、気を放つと、弱った影達は、さらに、動けなくなります。

そこを、剣之助は、無理なく、斬りさばいていきます。

ひとり、また、ひとりと、あっけなくやられる仲間に、影達はおびえをみせ、とうとう、四散します。

「この千代田剣之助を、甘くみるからだ・・・」

剣之助は、汗も見せず、冷静な表情で、打ち倒した影達に、近寄ります。

皆、黒頭巾をして、顔を見せないようにしていたようです。

そんな、内蔵を散乱させた、ひとりの影の近くに、剣之助は、座り込みます。

そして、おもむろに、黒頭巾をはぎとります。

「こ、これは・・・!」

剣之助は、目をむき、天を仰ぎます。

「そういうことだったのか!」

剣之助は、そうつぶやき、その後は、言葉を失うのでした。


静かな夏の夜、川原では、蛍が舞っているのでした。

(つづく)



ちゃずさんとの、楽しいおしゃべり!(龍馬伝は、小学生向けとは!)

2010年08月28日 | お昼間カフェ
どうも!ゆるちょです!

いやー、週末の朝は、ほんとに、気持ちがいいですね!

しかも、晴れていると、最高です!

いやー、今日も、もう、走ってきちゃいましたからね。

朝食も、おいしかったし、あー、最高な気分ですね!


さて、こういう気持ちのいい朝は、これあたり、聞きながら、いきましょうかね!


というわけで、今日は、ドラゴン通信に届いたちゃずさんのコメントに

コメ返し、いきますかね!


ちゃずさん、いつも、コメントありがとうございます!


>こんにちわ。
>今回も楽しく読ませていただきました。

いやあ、そういう風に言ってもらえると、ほんとにうれしいですね。

いやあ、今回は、愚痴ばかりになっちゃいましたけどねー(笑)。


>今回も、鋭いご指摘満載で。

いやいやー、もう、感情的になって、書いているんで、

こうーいろいろ、出ちゃうというか。

こー、今日辺りになって、自分のドラゴン通信を読み返したりすると、

「よくも、まあ、こんだけ、いろいろ、言えるもんだな」

と、自分で、読んでいて苦笑しちゃいますからね。


>>つまり、今回の話を見て、楽しんでいるひとは、浅いストーリーが好きで、
>>つまならい、おもしろくなかった!と感じたひとは、高いストーリー性が、好きなひと、と色分けできるってことじゃん。
>>そいう意味では、リトマス試験紙大河、とでも、呼ばせてもらおうかな。

>この当たりのご指摘を読んで、ちゃずさん、ドキリとしちゃいました(^^)
>私、案外今回のものすご~~~~~~くわかりやすい内容で楽しめちゃってて。
>お恥ずかしい限りです。

いやいや、まあ、こう、言い過ぎてる部分もありますかねー。

まあ、楽しめる分には、いいじゃないですか(笑)。

まあ、このあたり、残念感があまりに、ありすぎて、つい口が悪くなるというか、

アドレナリンがすぐ出ちゃうもんで、アドレナリンが、悪いんです(笑)。


>と、言うのも、自分とこのどなたかのお返事かなんかにも書いたんですが、武市半平太と山内容堂の描写(このドラマにおける)って、
>さらっと見ているライト層(私もライト層ではありますが。)には、難しい設定かもしれないなぁと。

確かに、そうかもしれませんね。特に容堂は、わかりづらいと思いますね。あれじゃ、単なるアル中のイッちゃってる親爺だし(笑)。


>切腹は罪を犯した罪人がすべく行為ではないって大河ファンや歴史にお詳しい人なら誰もが考えることも無いような「常識」の部分。
>でも、このホンを書いている方は、なぜか「小学生にもわかるストーリー」を前提に書いているそうで。
>でもでも。
>そうなると、5年生のレベルだとすると、あの牢でのシーンは本当に理解できることなのでしょうか・・・。

ええええええええ?!

そうなんですか?小学生にもわかるストーリー?

僕は、よく、

「こんなの、小学生向け歴史解説ドラマのほうが、できがよい!」

と、書きましたが、そのつもりで、書いてたわけ?

そりゃあ、浅いドラマに、なるわな。

っつーか、はっきり言って、だめだめ思想だよね。

つまりさー、もう、低いほうへ、低いほうへ、流れているわけ。

おバカな方にあわせるから、最低なドラマになるわけでさー。

なーにが、小学生にわかるだよ。

ほーんと、ダサいドラマ。ゲロだな!

あー、瞬間沸騰してしまいました。すいません。


結局、ちゃずさんの指摘のとおり、牢でのシーンなんて、小学生に、理解できないと思うしね。

結局、そういう中途半端なことになるわけで、歴史だって改変しているし、小学生が、勘違いしちゃうよね。

もー、誰得なわけでさー。

確かに、僕が小学生の頃、大河ドラマって、よくわからなかったよ。

でもさー、それだけ、難しいことをやっているんだ!と思って、はやく理解できるようになろう!と

歴史の勉強とか、楽しんだりしたわけよ。

そういう目標だったのが、大河だったりするわけ。


それが、なによ。

小学生向けだ、歴史はむちゃくちゃにするわ、うそつくわ、最低だろ、日本放送協会さんよ!

ゲロドラマなんか、つくるなゲロ!

あー、また、沸騰してしまった。ごめんなさい。


>牢でのシーンでなくても、半平太の行為や、収二郎切腹までの一連の流れ。
>これ、ホントに主役の「キモチ」的な部分を強調する感じで脚本が書かれてるので、「攘夷」とか「倒幕」と「討幕」の意味の違いなんか絶対わからないと思うんです。

そうだと、思いますね。

あのー、結局、中途半端な感じで、何を表現したいのか、よくわからない部分が多いんですよね、このドラマは。

確かに、気持ちは、わかる。

でも、どうしてそういう気持ちになるのか、という部分の説得力がないし、うまく説明できてないんですよね。

まあ、女子供向けだ!と言ったのは、正しかったわけですね。ほんと、しょーもないね。

攘夷も、あんな感じで、表現されてたし・・・なんか、だめ新興宗教みたいだったでしょ?

なぜ、半平太や土佐勤王党が、いろいろがんばったのか、わからなかったと思いますよ。

だって、攘夷実行がされなかった。終り!

でしょ。あれじゃあ、なんだか、わかりませんよ。

ところで、ちゃずさん、バカな僕に確認させて、ほしいんですが、

「倒幕」は、徳川家から天皇への権力移譲のことで、「討幕」は、武力による徳川家征討のことで、いいのかな?


>それが今回は、史実抜きにして、長次郎を絶対に「私利私欲の男ではない」とか「志高き青年」と描いてきた経緯がこの2回でキレイにまとめてきたなぁと。

僕も、ドラゴン通信の最初のところで、

>>印象的には、きれいに、終わらせたなあ、という感想です。

と、書いてますけど、きれいにまとめた、とは、思うんですよ。

でも、その事実は事実として、長次郎のドラマに、感情が動かなかったんですよ。それが、頭にキタんですね。

何をやっているんだ!と。

ここは、綺麗にまとめるのではなく、他の表現、つまり、長次郎の無念さをもっと、浮かび上がらせてドラマとして盛り上げるべきだったのでは?

という想いが強烈にわいてきたんですね。

まあ、ドラゴン通信は、僕の感情をそのまま書いているので、書きながらさらに、感情が、燃えてくるんで、あんな風になるんですけど、

やっぱり、あれじゃあ、長次郎の話を描いてきた、かい、がないなあ、と思いますね。


それにね、前回のドラゴン通信でも、書いてますけど、私利私欲と、志高いとは、別に反対の概念ではないんですよ。

志というのは、それこそ、私利私欲から、できるものでしょ?

「日本は、こういう形にするべきだ」

という、いわば私欲が、あって、そういう日本になれば、自分の利になるから、という考え方になるわけで、

完全に私利私欲なんですよ。でも、小学生向けだから、私利私欲がない人間は、高潔みたいな、浅い道徳話に堕しているんですよね。

まったく、最低だ。教育テレビで、「龍馬伝」やれよ!って感じです。

ま、そこまで、からくりが、わかったら、もーーーーーー何にも、期待しないですけどね。


>だって、どう見ても、武市さんの方が「私利私欲」「志って?」って感じじゃないですかぁ。
>有能さなんてどこへやら・・・。

まあ、そうなんですよね。ダメサラリーマン的な描き方ですから。

でも、あの武市さんの描き方にこそ、志と私利私欲の関係性が、素直に表されていると思いますよ。

ただ、あの描き方は、どうも、いやですけど。

>南朋さんが演じたことで、所作はお見事でしたが。(これがなかったら、ホント、上川さん演じる中岡に尊敬される人には見えませんから。。。)

そうなんですよね。彼だったから、まだ、見れた。感動できた。それは、ほんとうに、今でもそう思っています。


>武市さんも、第6話でしたっけ?
>あの「青い、道場のシーン」です。
>・・・・・・・。思い出したくも無い。。。
>あんな誰の目にも留まるような強烈なシーンを見せ付けて。。。
>あれで、志の為に、自らが掲げた「正義」のための暗殺とは到底思えない。

ああ、なつかしい。あの武市さんが、ダークサイドに落ちたシーンですね。

青い道場・・・なつかしいですね。

しかし、思い出すと武市さんの目も、印象的な演技をたくさんしていましたね。

おっと、それでなくて、

あの暗殺、武市さん達のそれこそ、私利私欲ですからね。でも、政治なんて、結局それですからね。

だから、綺麗な政治活動(龍馬)、汚い政治活動(武市)って、区別されているのが、どうにも、浅くて、いやですね。

勧善懲悪ですもの、完全に!浅いはずですよ。

大河ドラマも、堕ちたものです。もう、小学生向けの嘘ドラマですからね。


>ならば、史実で言われてるように、反東洋派の上士からの執拗なまでに言い寄られ・・・。
>自らの信じた道に「暗殺」という行為が近道であると・・・みたいな感じでも良かったんですが。。。

まあ、そうですね。でも、このドラマでは、武市一派は、汚い政治活動ですからね・・・。

そんな色分けできるわけでもないのに・・・もう、小学生向けアニメですよ、このドラマは。


>そして、権力を手にした半平太さんを脚本家さんはしっかり利用して。。。
>長次郎に「饅頭屋の分際で」って言わせましたもんね。

そうなんですよ。そこに、意味があったはずなんです。

単に武市さんを悪者にするためだけでなく、長次郎の発奮のストーリーの開始だったはずなんですよ。

そして、

「そんな俺でも、日本を守ることができるんだ!」

となって、龍馬と行動を共にしていくストーリーになっていくわけですから、

その意味を、どうして、最後に、表現しなかったのか!に、頭にキタわけです。

長次郎の志を、最後に、どうして、表現してやらなかったのか、浅い「自己責任をとりました」ストーリーで終わらせたのでは、

片手落ちというか、意味がないだろう、と思えたんです。はい。


>そういった意味では、社中のメンバーよりも先に「偽サムライ」扱いは受けていて。。。

まあ、そうなんですけど、浮いてましたよね、その表現。

なんつーか、上士と下士という大きな対立軸があるのに、それに下士は、上士の、そういう差別意識を嫌うはずなのに、

自分達も、「偽サムライ」という差別意識を持つのは、おかしいだろ、となっちゃうわけですよ。

上士に差別されるから、その腹いせに、偽サムライを、差別する、なら、わかるけど、なんかそこらへん、微妙でしたね。


>そういった過去の描写からいっても、全くブレれいないし、この最後ありきのこれまでの描写だったんだなぁと。

僕は、最初から、この最後を見越し過ぎに感じました。上にも書いたように、長次郎の偽サムライ差別だけが、妙に最初から浮いてたし、

「ああこれは、あの最後につなげる気?そんな最初から、そんなのわからせるような、キーワードを使いすぎだよ!」

と、思って、

「もっと、うまくやれよ」

という感慨が、大きかったんで、そのまんま、その通りになったので、呆れてモノが言えなかった・・・というより、怒りに変わったわけですけどね。


>で、切腹に至っては、収二郎、半平太のように、下士の中でも抜きん出る能力を持っていた2人とは対比させるかのような演出と演技。
>(切腹に至っては、このドラマでは半平太さん以上のものはありえませんね。。。大友さんが許さないでしょう(笑))

僕は、対比させる必要を感じなかったんですよね。

つまり、長次郎は、武市さんとやりあうほど、成長していたわけですよ。あの時点で。

そして、ある意味、武市さんの志である、日本を守るを、武市さんにバカにされたあの時点から、ぶれずに成長してきた人間なんですよ。

ある意味、武市さんの分身でもある。

だからこその長次郎なんですよ。

それを、あんな、あっさりと、という意識が強かったですね。

まあ、作劇的に言えば、ちゃずさんのおっしゃる通りだと思います。ま、僕は、感情的に、長次郎を見ていて、感じたことを書いているので・・・。


>ってことで、ゆるちょさんの厳しいご指摘も、また違った角度からで(私的にはですよ。)面白かったです。

いやあ、ちゃずさんの指摘、勉強になりますよ。どーも、僕は、感情的に見すぎているような気がするなあ。

なるほど、でも、ちゃずさんと話していると、自分が、なぜ、あんな風に書いたのか、少しずつ、整理できますし、

言いたいこともいえるいい機会になるので、ほんとうに、いいですねー。



>私、ゆるちょさんの意見に同意するところもあって。
>あの切腹。
>理由としてはキレイ過ぎますよね。
>史実のように、社中法度を破り、責められその場で・・・みたいな最後でも良かったような。
>その方が、龍馬の嘆きにも説得力があるような。

そうですよね。それは、ほんとに、そう思います。

いやあ、ちゃずさんは、大人ですね。ちゃんと、相手を受け入れる度量がある。

もう、僕なんて、けつの穴の小さい、ガキンチョです(笑)。


>あんな手紙を龍馬に残して切腹なんて、キレイすぎる。
>幕末の志士は、舵取りをひとつ違えば、運命が取り返しの付かない方向に向いてしまう。
>そこにキレイも汚いもないような。
>予想だにしない展開でも最後まで乱れることの無かった史実の武市さんのように、長次郎も切腹にあたって、無念さみたいなものを描いても良かったんじゃないでしょうか。

ほんと、ちゃずさんのおっしゃる通りだと思います。

なんかね、武市さんのすごさを改めて感じるからこそ、長次郎もね・・・という感じだったんです。はい。

いやあ、まあ、単なるドラマなんですけど、どうも、歴史物って、熱くなりますね(苦笑)。


>半平太の死にしても、長次郎の死にしても、本人から龍馬へ「志」を託しすぎなんじゃないかな・・・と。

あー、それも言えますね。

僕は、長次郎が、龍馬になにか、想いがあるなんて、思えないんですよ。

だって、長次郎は、何もかも捨てて、密航しようとしたわけだし・・・。ねえ。


>半平太や長次郎の死に際して、実際には、その地にはいなかった龍馬。
>遠く離れた場所から仲間の死を偲び、そこであらたに想いを胸に、国の為に動き出す。
>一度だって振り返らずに・・・って主人公の方がやっぱり見たかったなぁと。

そうですね。なんか、甘ちゃんな龍馬になっている。

もっと、壮絶で、厳しい現実を、必死になって、事実をたぐり寄せていった龍馬のすごみが、まったく感じられませんね。

なんか、ただの気のいい兄ちゃんって、感じなんですよ。ただ、勘違いしているだけの、ね。


たぶん、これ、「龍馬伝」展を見ちゃったからだろうなあ・・・と思います。

あそこにあった、たくさんの手紙やその文字にのる、本物の龍馬の気持ち、をこの目で感じてきてしまったから、

「龍馬伝」が、浅い小学生向けのつくりものに、見えてしまう・・・って、これ事実か・・・ため息がでますね。


>あと、余談ですが、

>女優さんが出ない回っておもしろくないですか???(爆)

>これ、怒られちゃいますよね・・・。
>でも、私の中での事実なんです。


ああ。それは、厳然たる事実です。

おんな、出てこないほうが、おもしろいです。

だって、おんなが出てくると、ほぼ、龍馬の恋愛パート系ですからね。

あの「寺田屋の母」でしたっけ、あれも、もう、気持ち悪かったですしね。

そう。なんか、龍馬が気持ちわるくなるんですよ。こう、おんなが、出てくると(笑)。


>*半平太さんにとってもお富さんは例外として。
>(彼女の演じたお富さんは凄かった。。。史実のお富さんが本当にスバラシイ方だったんでしょうね。)

はいはい。それだけは、例外です。

僕が唯一、ほめた回ですからね。あの富さんと武市さんの回。

ああいう、夫婦は、いいですねえ。なんか、龍馬伝で、唯一、納得した作劇だったような気がします。


>次回は、薩長同盟ですね。

>あのタイトル

>「ぜよ」って。。。


もーね。ほんと、センス疑いますよね。

でも、小学生向けでしょ?そんなもんですよ(笑)。


>あっ、この記事の後に、長次郎さんがどうのってのもありましたよね。
>あれ、途中まで読んだんですが、あえてやめました(笑)
>なんか、この記事へのコメント書いてからにしようかな~って思って。

>ここへのコメント書いたので、さっそくそちらも読ませていただきます。

なるほど。ちゃずさんらしい、こだわりですね(笑)。

だんだん、ちゃずさんの性格というか、キャラが、わかってくるようで、おもしろいですね。


ちゃずさん、コメントありがとうございました!


いやあ、ちゃずさんとの会話は、勉強になるし、楽しいです。新しい情報も、・・・そうか・・・小学生向けに書いていたのか・・・

もう、すっかり落胆!って感じですね。

いやいや、でも、負けませんよ!最後まで、がんばります。


しかし、「薩長同盟ぜよ」・・・このセンス、ほんと、わるいよなあ・・・。


いやあ、しかし、本気で書くなあ、俺も・・・(笑)。

もう、ほんと、感情的になってるもんね。

いやいや、ちゃずさんとの会話は、知らず知らず、それだけ、真剣になっちゃうってことですよ。


今日も長くなりました。

ここまで、読んでくれたみなさん、ありがとうございました!

また、次回、お会いしましょう!


ではでは。