「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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荒々しく戦う戦闘僧「日蓮」の正体!(彼を変えたのは?)

2014年03月31日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日は鎌倉時代の僧「日蓮」をとりあげてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まあ、鎌倉時代、「地震、暴風雨、飢饉など相次ぐ災害が起こるのは「正法」である法華経を信じず他の邪教を信じる人間がいるからだ」と唱え「亡国の理由」を」

「説き、辻説法をし、幕府にもその書「立正安国論」を提出した僧なんだね。この日蓮さんは。ま、その正体を探っていこう。まずはレイカちゃん基本的な事を」

「説明してくれるかな」

と、タケルは言葉にする。

「はい。日蓮さんは、1222年3月の千葉生まれです。彼は法華経を信じ、彼は31歳の時、鎌倉で辻説法を始め法華経の正当性を強く説いたようです」

「1260年日蓮さん38歳の時に「立正安国論」を著し、時の権力者北条時頼に「立正安国論」を送るも40日後に他宗の僧侶4千人の襲撃に遭い」

「草庵が焼き討ちされるも身柄は無事だったようです。その後、伊豆へ流されたり、襲撃に会ったり、いろいろな困難を経験します」

「1868年蒙古から幕府へ国書が届くと、46歳の日蓮さんは他宗派との公開対決を迫りますが、他宗派から訴えられ、結局、佐渡へ流罪」

「どうもこの流罪の間に大きな出来事があったようで、その3年の後放免された以後は荒々しさが消え、人間的にもやさしくなったと言われています」

「以後、蒙古襲来を予測し的中させたり、いろいろありますが、1282年の10月に死去しています。享年60歳でした」

と、レイカは言葉にする。

「なるほど・・・彼の謎の佐渡時代・・・ここに日蓮を紐解くキーが隠されているようだね」

と、タケルはニヤリと笑う。


「日蓮さんは「念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」と絶叫し、他宗派を徹底攻撃する荒々しい辻説法をするので有名だった。ま、要は「知識者」の「俺偉い病」」

「だったわけで、この辻説法も一般人から見れば単なる「負のエネルギー」に過ぎなかったんだね」

と、タケル。

「だから、彼は自分でも言ってるが・・・「日蓮は日本一の似非者で、日蓮程、上一人から下万民に至るまで嫌われた」ということになるんだね」

「ま、「知識者」の「俺偉い病」だもの。そりゃあ、嫌われるのは、当たり前なわけよ。実際」

と、タケル。

「知った風な顔して「「法華経」だけが偉い。法華経以外はダメ宗教だ」と訴えれば、「じゃ、なぜ法華経だけが正しいんだよ。理由を言えよ、理由をよ」」

「と言うことになる。多分、それを具体的に説明出来なかったのが、日蓮さんなんだよ。で、具体的に説明出来ないもんだから」

「「いや、とにかく「法華経」だけが偉いんだ。正しいんだ」で押し通したから「こいつうぜえ」・・・となって、皆から嫌われたんだね」

と、タケル。

「確かに・・・「和を以て貴しとなす」が最高正義のこの国では、理由も無く他者を攻撃する人間は「和」に反しますから、蛇蝎のごとく嫌われますものね」

と、レイカ。

「多分、日蓮さんからすれば、自分の知識は正しいんだから、ただ言えば皆わかってくれると要は「俺偉い病」の「知識者」だから」

「そういう浅い考えで辻説法をするんだけど、「知識」の単なる押し付けは反感を買うという簡単な知恵すら、なかったのが、この日蓮さんなんだろうね」

と、タケル。

「「いや、俺は知ってるんだ。この「法華経」こそが唯一正しいことを。だから皆聞いてくれ」・・・この思いは方法論がまったく出来上がっていない」

「「俺偉い病」の「逃げ込み者」だから、誰にも伝わらなかったんだね。さらに悪いことに、日蓮さんは空気を読めないから」

「さらに反感を買うだけなんだな。日本人の・・・」

と、タケル。

「日本人としては、最悪ですね。それでは支持は集められませんよ」

と、レイカ。

「支持を集めるには、何より、その言葉が具体的でなければいけないし、民衆に愛されなければいけない。まあ、具体的に言えば民衆に注目されることで」

「備えることの出来る「光るの君の目」をまず、持たなければいけないが、多分、日蓮さんは、人に徹底して嫌われたから、注目も浴びず」

「結果「光るの君の目」も持てなかったんだろう。「死んだ魚の目」のままじゃ、注目を浴びるのもままならないし、やってる事が単なる「知識」の押し付けに」

「過ぎないんだから、反感を買うばかり・・・蛇蝎の如く嫌われただろうね」

と、タケルは言葉にする。

「でも、佐渡の3年の流罪の後、日蓮さんは、荒々しさが無くなり、やさしくなるというじゃないですか?その3年の間に何があったんでしょう?」

と、レイカが言葉にする。

「さて・・・その謎を教えてくれる鍵となる資料を見てみようか!」

と、タケルは言葉にする。


「日蓮恋しくおはせば、常に出づる日、夕べにいづる月ををがませ給。いつとなく日月にかげをうかぶる身なり」


「これは日蓮が佐渡流罪のはるか後年、身延山にて修行中の日蓮に、佐渡の国分尼が単衣一領を届けた事に対する感謝の書状なんだ」

と、タケル。


「佐渡にて苦闘中のわたしをあなたは助けてくれた。夜中に密かに食物を下され、国の責めにも動じなかった。佐渡はつらい国であったが、佐渡を離れる時は」

「剃った髪の毛が後ろへひかれ、進む足も帰る思いであった。そして今またあなたは夫を遣わし、単衣を届けてくれた。夢か幻か」

「あなたのお姿は見えませんが、こころはここにあるようです」


「という手紙の最後の部分が上の書なのね。つまり、この日蓮のひしゃげた戦闘的なこころを溶かしたのは、この佐渡の国分尼だったんだね・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・やはり、おんなですか。しかも、同じ仏教を信じる尼・・・だからこそ、日蓮の言っている事の意味を正しく知り、理解出来たんでしょうね」

と、レイカ。

「布教の難しさを知っている僧と尼だからこそ、理解しあえた・・・そう見ていいだろうね。とすれば国分尼にすれば、単衣はラブレターみたいなもんだったんだ」

と、タケル。

「そして、上の文章は、まさしく日蓮による国分尼へのラブレターですよ」

と、レイカ。

「ひとは恋する為に生まれてくる・・・日蓮も同じだったんですね」

と、レイカは少し頬を赤らめて言った。

「「俺偉い病」の「知識者」だった日蓮・・・だからこそ、彼は誰からも受け入れられなかった。しかし、恋を知った後は、その布教ぶりにもやさしさが加わり」

「笑顔も増え・・・理解者が増えていったんだろうね。人間丸くなるとは、愛されるということから来るからね」

「女性からの愛を知った日蓮は・・・だから、やさしくなれたんだ」

と、タケルは結論的に言った。

「そもそも日蓮だって・・・日本の為に「立正安国論」を書き、日本の為に邁進してきたんだから「和を以て貴しとなす」を実行しているようなもんだから」

「その真意さえ、周囲が理解すれば、受け入れる余地のある人間だったんだよ」

と、タケル。

「人は愛されてなんぼ・・・愛は人間を救う・・・いい例でしたね・・・」

と、レイカ。

「僕的には、日蓮さんもただの人間だったんだなって確信を得た感じかな」

と、タケルは笑った。


「さて、んじゃ、レイカちゃん、今日も飲みに行こうか」

と、タケルは言葉にする。

「はい、どこまでもお供します」

と、レイカは言うと、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


なるほどね。男が変わると女性のファッションも変わるように、日蓮さんも愛を得て、変わっていったんですね。

まあ、それまで理解されない不遇の時代が長く続いたからこそ、女性の愛が彼を一変させた・・・ここはそう見るべきでしょうね。

やっぱり、女性の愛は男性にとって、どこまでもありがたいものです。

そんなことを思いながら、今日も酒を楽しみましょう!


ではでは。

3月31日 男女の恋をしあわせに続ける方法!(本当に好きだから!)

2014年03月31日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

昨日は雨模様で・・・僕は結局、自宅で、のんびり一日を過ごしちゃいましたね。

ま、仕事をポツポツやりながら、まあ、そういう一日も悪くないです。

なんとなく、一日儲かった、そんな感じになりますからね。

ま、好きな仕事を職業にしていると、そういう楽しみ方もあるわけですねー。


さて、その時、僕は興味津々女王、立教大出身の芦川ユミちゃん(27)とサシ飲みしていました。

「ゆるちょさーん、わたし、考えていたんですけど、ゆるちょさんの理論で言うと・・・男女は楽しい恋を毎秒楽しむ為に生きているんですよね?」

と、ユミちゃんは聞いてきます。

「ああ。そういうことになるね。ごく普通に」

と、僕はマンハッタンをやりながら、ボケーッと言葉を返しています。

「となると、毎秒恋を楽しめていない女性がいる場合・・・それは相手の男性のやり方がダメってことになりません?」

と、ユミちゃんは言ってくる。

「だって、恋の本質は「男性がプレゼンし、女性が恋に落ちる」でしょ?つまり、男性のやり方に、女性が評価を加える・・・そういうカタチになるんですよね?」

と、ユミちゃん。

「ああ。そういうことだよ」

と、僕。

「ということは、女性が笑顔になるのも・・・女性が不快な顔を見せるのも、すべて男性のやリ方次第・・・そういう話になるじゃないですか!」

と、ユミちゃん。

「ま、そういうことになるね。だから、「釣った魚に餌はやらない」という不幸の呪文を唱える男性は、女性をしあわせにする仕事から逃げている「逃げ込み者」になって」

「人生ふしあわせスパイラル一直線。もちろん、家族も人生ふしあわせスパイラル一直線になるんだな。もっともそういう男性はかみさんや家族から嫌われている」

「寂しい男性の「言い訳」に過ぎないけどね。ま、強がりとも言うかな」

と、僕。

「女性はそういう男性を絶対に相手にしちゃダメじゃないですかー。そういう男性を結婚の相手に選んだら、人生ふしあわせスパイラル一直線ってことでしょー?」

と、ユミちゃん。

「まあ、当然、そういうことになるね」

と、僕。

「だったら、そういうことを言いそうな彼は切るべきなんですよね?自分のしあわせの為には・・・女性は」

と、ユミちゃん。

「ま、そういうことだね。そのあたりは、男性の見極めが大事になるかな」

と、僕。

「ねえ、ゆるちょさん・・・女性はどういう男性を選ぶべきなんですかね?逆に選んじゃいけない男性って、どういう男性なんです?それ聞きたいんです。女性としては」

と、ユミちゃんが甘えてくる。

「そうだねー。結局、女性をしあわせに出来る方法をちゃんと具体的に理解している男性を選ぶべき・・・そういうことになるかな」

「逆に言えば、女性の事を何も知らずに、しあわせにする方法すら知らなくて、自分の言い訳に逃げ込んじゃう「逃げ込み者」の男性は避けるべき」

「・・・そういうことになるかな」

と、僕。

「じゃあ、まず、ダメな男性の典型例って教えてください。どんな特徴があったら、相手にしてはいけない男性になるんですか?」

と、ユミちゃん。

「うーん、まあ、そうだな。まず、外見だね。「光るの君の目」を持っているか、否か・・・ここは大きいんじゃない?「光るの君の目」を持っているってことは」

「男性にも女性にも注目された証だし、その注目にも耐えられる強い男性ってことだから、それを持っている男性はイケてる。逆にそれを持っていないで」

「「めぢから」が無く、言わば「死んだ魚の目」になっている男性は相手にしちゃダメ・・・まず、そういう男は自分に自信が無いから、女性もしあわせにできないよ」

と、僕。

「そーか、目を見ればわかるんですね?」

と、ユミちゃん。

「さらに言えば、変に肥っていたり、変に痩せている男性も避けた方がいいね。結局、女性向けに自分を作る・・・ということが出来ていないばかりか」

「要は自分の人生もコントロール出来ていないから・・・変に肥ったり、痩せたりするわけだから・・・そういう男性は女性を本能から、楽しく出来るわけがない」

「そういう男性は生活習慣病になったりしているから、長生きも出来ないしね・・・物件としては相手にしちゃいけないタイプになるかな」

と、僕。

「結局、女性をしあわせに出来ない男性ってのは、まず、自分の人生もしあわせに出来ていない・・・」

「日々のライフスタイルが生活習慣病向けのスタイルになっているんだから、おのずと終りは見えているし、自分の人生で手一杯なんだから、女性や子供への」

「気遣いに割く余裕すらないってことになるからね」

と、僕。

「そっか・・・人生に余裕の無い男性って、いや・・・すっごくいや・・・そんな男性、彼氏にすら、したくなーい」

と、ユミちゃん。

「ま、女性はそう思うのが普通だろうね」

と、僕。

「まあ、でも、ユミちゃんだって、今まで何人も彼氏は作ってきたんだろ?」

と、僕。

「ええ。それは・・・3人くらいですけど・・・」

と、ユミちゃん。

「まあ、ユミちゃんは27歳だから・・・そんなもんだろうね・・・で、何故別れたの?そういう男性と」

と、僕。

「大学時代につきあっていた彼は・・・サラリーマンになって営業職になって・・・全然時間が取れないって言い訳を言い出して、逢えなくなったから別れました」

と、ユミちゃん。

「他も似たり寄ったり・・・結局「仕事が忙しくて時間作れないよ」っていう言い訳ばっかり言われた・・・結果別れた感じ?」

と、ユミちゃん。

「なるほどね・・・全員サラリーマンだったんだ」

と、僕。

「ええ・・・それが普通かと思っていましたけど・・・今、ゆるちょさんとこうやって話していると、それって最悪なチョイスだったんだって今気づきました」

と、ユミちゃん。

「だって、ゆるちょさんは、わたしが逢いたいって言うと、ちゃんと時間とってくれるし、いっつも楽しそうにしているし、人生に余裕が感じられるんですよね」

「だから、一緒にいて楽しいし、存分に甘えても、ゆるちょさんは、嫌な顔ひとつしないで、甘えさせてくれるし・・・そういう男性が最高なんだって」

「最近やっとわかったんです。それにゆるちょさんは、「求道者」で「一匹狼」だから、そういう人生に余裕を持てるのも、わかったし・・・」

と、ユミちゃん。

「わたし、ずっとサラリーマンの男性と結婚して、その男性を支えるのが、人生の花道だと思っていたんです。それが普通の行為だって。でも、それは違うって」

「最近、思うようになったんです。もちろん、ゆるちょさんに出会って、もう4年近くになるし、ゆるちょさんの良さは知っていたけれど・・・」

と、ユミちゃん。

「へー、最近、思うようになった理由って、あるの?」

と、僕。

「実はちょっと恋してた男性が社にいたんです。あこがれって言うか、理想かなって思う男性が・・・でも、その男性を詳しく知るようになるといろいろなあらが見えて」

と、ユミちゃん。

「ふーん、具体的に言うと?」

と、僕。

「会社では仕事の出来る人って感じだったけど・・・家庭はぐちゃぐちゃ・・・家に居場所が無いって、ある時、二人きりで、飲んだ時に言われて」

「・・・っていうか、あれ、ある意味、泣き落としみたいな、そんな感じで言われて」

「・・・そんな事をする人だと思っていなかったから、驚いたのと同時に呆れてしまって・・・男が女の前で愚痴言いながら、泣いちゃだめですよね」

と、ユミちゃん。

「へー・・・サシ飲みしたんだ?その男性と」

と、僕。

「そうです。ある意味、あこがれの時間だったのに・・・多分彼はわたしの淡い思いに気づいていたんでしょう。そこにすがろうとした・・・大の大人のオトコがですよ」

と、ユミちゃん。

「ふーん・・・その男、何歳くらいのオトコなの?」

と、僕。

「50歳くらい・・・仕事バリバリ出来るスポーツマンタイプの男性ですけど・・・なんだか、その事があってから、急に冷めちゃって」

と、ユミちゃん。

「そのオトコ、実際は、女性には余りモテない男性だったんだろうね。だから、ユミちゃんの淡い思いを奇貨として、すがろうとしたんだろうな」

と、僕。

「わたし、その時わかったんです。わたし、男性を見る時、知らず知らず、ゆるちょさんのあり方と比較しているんだって。っていうか、こうやってゆるちょさんとは」

「いつでも本音でしゃべれるし、ゆるちょさんは、わたしがゆるちょさんを好きで、こうやって飲んでるのも、織り込み済みで、わたしに笑顔をくれるじゃないですか」

と、ユミちゃん。

「ん?まあ、それはありがたいことだと僕は普通に思っているし、好きでいてくれる女性になら、サービスはしないといけないからね」

と、僕。

「なんて言うのかな・・・そこが大人なんですよ。ゆるちょさんは。わたしのそういう思いにすがるどころか、ちゃんとサービスしてくれる」

「それでいて、大人の余裕を見せて、目の笑う、気持ちのいい笑顔すら、くれる・・・人間性がデカイですよ。その事に改めて気づいて・・・」

と、ユミちゃん。

「ま、僕は女性からの「大人の恋」には慣れているんだよ。そりゃあ、経験が濃いから、そりゃあ、僕もデカくなるよ。僕の事を好きでいてくれる」

「人間性のデカイ・・・オトコマエの女性は、何人もいてくれるからね。それはありがたい・・・そういう女性達を僕は大好きでさ」

「本当に大好きなんだ・・・だって、皆、素敵な美しい大人の女性達だから・・・というか、そういう女性って、僕の前に来ると、単なる美しい一人の少女に」

「なっちゃうからね。「だって、わたし、ゆるちょさんが、大好きなんだもん。いいでしょ?」って感じ?そういう女性達を僕はこよなく愛している」

「もちろん、ユミちゃんも、そのひとりなんだ。それに僕は、一匹狼やってるから、サラリーマンと違って時間に余裕もあるし」

「・・・そのあたりが違うんじゃない?他の男性とは」

と、僕。

「そうですよね・・・やっぱり、恋の相手は「求道者」限定ですかねー」

と、ユミちゃんが言葉にする。

「っていうか、ゆるちょさんが多くの女性に愛されているのは、知っているから・・・それは大丈夫なんです。その中でもわたしを愛してくれるから、ゆるちょさんは」

と、ユミちゃん。

「やっぱり、ゆるちょさんのような「求道者」じゃないと、愛しちゃいけない気がします・・・」

と、ユミちゃん。

「ま、それはユミちゃんの自由さ・・・で、話が、途中になったから、話を戻そう・・・」

と、僕。

「はい」

と、ユミちゃん。

「結局、男女が恋を楽しむには、男性がそのやり方を具体的に熟知している必要があるね。それは経験がモノを言う・・・ま、女性は常に7歳の少女だと思って」

「その7歳の少女を育てている意識で毎日、一緒に生きていけばいいんだよね」

と、僕。

「7歳の少女?」

と、ユミちゃん。

「そ。まず、女性が朝して欲しいのはやはり恋人同士たったら、エッチだよね?男性に具体的に愛される行為だから、やっぱり、女性はエッチしてほしい」

と、僕。

「だから、フランス式に朝エッチをしてあげる事が有用だね。というか、女性というのは、毎日の恋を楽しむ為に生きているんだから、毎朝リセットされちゃうんだ」

「恋の相手が、ね。だから、そこに自分という恋の対象を女性に強烈に記憶させる為にも「朝のエッチ」はとても有効な手段になるんだね」

と、僕。

「朝から、恋人同士エッチ出来たら・・・女性はその日、一日、しあわせな気持ちで生活出来ますもん」

と、ユミちゃん。

「まあ、年齢を重ねてくると、毎日は無理だから、まあ、出来る範囲でエッチをすることは恋人同士にとって、ごく当然の朝の挨拶になるだろうね」

と、僕。

「で、次に、やはり、恋人同士だったら、相手を視界にいれて、笑顔になる・・・この瞬間を朝に持ちたいね。だから、僕は毎朝朝食は僕が作ってあげようと思う」

と、僕。

「朝弱い女性も多いし・・・僕は仕事柄、朝は早いし、余裕もあるから、かみさんが起きる時間に合わせて朝食を用意するのなんて、簡単だからね」

「だから、一緒に朝食を食べながら、笑顔でかみさんを視界にいれて、お互い笑顔になりながら、楽しくおしゃべりすることから、朝が始まるようにしたいね」

と、僕。

「とにかく、大事なことは女性の感情を常にいい状態にしておくことだ。まあ、「光るの君の目」と「体脂肪率16%のスタイリッシュなメリハリボディ」は」

「確保しているから、これの保持は必須。まあ、「八百比丘尼化」もしているから、「八百比丘尼化」した美人な細身のメリハリボディを持つかみさんなら」

「僕もごく当然のように本能から笑顔になれるから・・・そこは心配してはいないけどね」

と、僕。

「ゆるちょさんは、結婚相手の条件として、「光るの姫の目」と「体脂肪率20%以下のスタイリッシュなメリハリボディ」を保持した「八百比丘尼化」した」

「美人女性を考えているんですか?」

と、ユミちゃん。

「ま、外的条件としては、ね。内的条件としては、オトコマエ3要素「好奇心旺盛」「チャレンジングスピリッツ旺盛」「サービス精神旺盛」を持っていて」

「色白で、人間性がデカくて強くて、空気の読める、気の使える、頭の回転の速い、大人な女性・・・ということになるけどね」

と、僕。

「ハードル高い・・・」

と、ユミちゃん。

「ま、僕の女性版・・・と言ったところかな。それこそ、「究極婚」だと思うよ。お前は俺か的な女性であれば、僕は自分を評価出来るのと同じように女性も評価出来る」

と、僕。

「で、話を戻そう。とにかく、女性には毎日自分を意識させることが最重要事項になる。毎日出来るだけのべ時間を長く、相手の視界に入りながら、たくさんしゃべること」

と、僕。

「女性の視界に長い時間入り、長い時間たくさんおしゃべりをすること・・・ここがキモだ。これが出来なければ女性はすぐに相手の男性の事など忘れてしまう」

と、僕。

「しかも、女性は論理的に話すのはあまり得意じゃない。どちらかと言うとその時の感情で溜まったストレスを吐き出す為にしゃべりがちだ」

「だから、お話を聞いてあげる姿勢が大事だ。相手は7歳の少女だと思って「今日、何があったの?そう、スーパーに行ったんだ?へー、そしたら、レジが混んでたの?」」

「で、レジのお姉さんが冷たかったんだ・・・それは嫌な思いをしたねー。大丈夫だよ。君は相変わらず綺麗だから。きっとそのお姉さん機嫌が悪かっただけだよ」」

「なーんて感じで、とにかく、女性は守ってあげること。そして褒めるべき場所を見つけて、褒めること・・・これが重要だね」

と、僕。

「でも・・・褒められるのは嬉しいけど・・・男性ってたまに変な場所を褒めてきたりして・・・あれ、調子狂うし、なんかとってつけたようでいや・・・」

と、ユミちゃん。

「もちろん、褒め方にだって、「知恵」を使わなきゃダメだね。女性を褒める時に注意すべきは、「その女性が他人に自信を持ってプレゼンしている場所を褒めよ」これだ」

と、僕。

「自信をもってプレゼン?」

と、ユミちゃん。

「具体的に言えば・・・例えばデートする時必ず女性は男性の目を意識してファッションを選ぶし、アクセも選ぶだろ?靴だってその男性に喜んでもらいたいから」

「チョイスするわけだし・・・そういう気持ちの篭っているファッションは絶対に褒めるべし・・・ただし、そこで重要なのは、相手の意図を探れってことだね」

と、僕。

「相手の意図?」

と、ユミちゃん。

「例えば、春が近いこの時期・・・女性はパステルカラーのワンピースを着たがるでしょう?その方が自分のスタイリッシュなボディラインをプレゼン出来るからね」

「女性は細身のボディラインが男性を恋に落とす事を知ってる。であれば・・・そういうワンピースを着てきたら、「やっぱり春はワンピースだよね」」

「パステルカラーが春らしくっていいよ。というか、なにより、ユミちゃんのボディラインにぞくぞくしちゃうよ」くらいは言えないとね」

と、僕。

「なるほど・・・確かにその状況でそう言われたらわたし・・・すごく嬉しくなってゆるちょさんに抱きついちゃう・・・きっと・・・」

と、ユミちゃん。

「相手の意図を汲み取って、より具体的に褒めるんだ・・・これが出来て始めて女性を感激させることが出来る。褒めるとは相手を感激させてなんぼだからね」

と、僕。

「「あれ、痩せた?」っていっつも言ってくる馬鹿オトコがいますけどね。「それ誰にでも言ってるでしょ」って突っ込みたくなるくらい、不快」

と、ユミちゃん。

「そうなんだよね。そういう人間は定番フレースに逃げ込んだ「逃げ込み者」だから、人生ふしあわせスパイラル一直線・・・そういうことだね」

と、僕。

「というかさ・・・毎朝、その女性に声をかけたい・・・そういう素直な思いをカタチにすることかな。それは一緒に住んでればエッチや相手を視界にいれるカタチ」

「になるけど、遠く離れていたりしたら・・・例えばユミちゃんのようにね。そしたら、毎朝、メールを書いて、それを送る・・・なんてのも、ひとつの手だよね」

「「僕は毎朝、あなたの事を思っています。だって、大好きだから」・・・その思いを相手にわからしてあげる・・・それが大事なんだと思う」

「それこそ、相手と精神的につながる、愛のカタチだから。愛そのもさ。だって、大好きなんだから、そうなるのは、当然だよね」

と、僕は言い抜いた。

「よーくわかりました・・・恋を楽しむには・・・やっぱり、女性を喜ばす方法を具体的に知っている、素敵な大人の男性を確保しなければいけないんですね」

と、ユミちゃん。

「常に女性を研究している、ゆるちょさんのような男性こそ・・・女性が選ぶべき男性なんですね。女性がしあわせになるためには・・・」

と、ユミちゃん。

「いいです。わたし・・・当分はゆるちょさんと飲んで貰うことで、恋を楽しみますから。そうだわ。そう決めちゃおう」

と、ユミちゃん。

「いいでしょ?一緒にお酒を飲むくらい・・・そうしながら、いろいろな男性を眺めていこうと思います。まず、男性を見る目をさらに鍛えなくっちゃ」

と、ユミちゃん。

「ゆるちょさんのアドバイスを聞きながら・・・ねえ、いいでしょ?それで」

と、ユミちゃんは甘えてくる。

「ああ。他ならぬ、ユミちゃんの頼みならね。特に問題はない」

と、僕。

「ゆるちょさん、知ってると思うけど、わたし、今一番、ゆるちょさんがだーい好きですから。ゆるちょさん以外には、ちょっと男性考えられないですから」

と、ユミちゃんは言うと、

「抱いてくれてもいいんですよ、ゆるちょさん」

と、少し小さな声で言う、ユミちゃんでした。

「いつでも・・・今からでも」

と、言うユミちゃんは、目の笑う、いい笑顔なのでした。

「ま、それは今日のところは、遠慮しとくよ・・・」

と、僕は笑いながら、言葉にする。

「ま、ユミちゃんもまた、「光るの姫の目」を持った、細身のメリハリボディの女性だしさ。素敵な大人の女性だ」

と、僕は言うとマンハッタンをごくりと飲むのでした。


ユミちゃんは目の笑ういい笑顔で僕を見ていました。


(おしまい)


さて、今日からある意味、新年度な感じですね。

明日から、4月・・・少しピリッとして、生きていきますか。

あるいは、2013年度の最後の日として、のんびり生きるのも、ありなのかな。


楽しく、充実した一日を過ごしていきましょう!


ではでは。

第十二回 軍配通信 「人質松寿丸」

2014年03月30日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!


大河ドラマ「軍師官兵衛」感想  燃えよ戦国!軍配通信

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

●信忠降臨!いつの間にこんな大きな子が・・・。にしても、映像化は嬉しいです!松永久秀は大ファンなので、出てきて嬉しい。ま、ベタだったけれど、平蜘蛛も出てきて満足な爆死シーンでした!しかし、松寿丸凛々しいね!

大河ドラマ「軍師官兵衛」レビュー、第十二回軍配通信「人質松寿丸」となります。どうぞ、よろしくお願い致します。


そういえば、松寿丸は官兵衛の息子・・・本来小寺家から人質は出されるべきものだと言うことをすっかり忘れていましたねー。

で、まあ、信長も粋ですよね。官兵衛の息子を秀吉の元にやり、おねに育てさせれば・・・危険な信長の元にいるのではなく、

秀吉の元におけば・・・秀吉と官兵衛の絆も深まると言うもの・・・やはり、絶対の「知恵者」は道具を上手く使います。


秀吉と官兵衛が最も仕事のしやすい環境を提供しているのが織田信長さんなんですね。やっぱり・・・「絶対の知恵者」はさすがです。はい。


それに勘付いた時・・・改めて思ったのが、関ヶ原の意味で・・・要はあれは秀吉閥の大喧嘩だったんですね。

なかでも黒田長政は、東軍恩顧の武将を多くその仲を取り持ったと言われ・・・それはあんな小さい頃から、福島正則や加藤清正なんかと一緒に飲み食いしていたのなら、

黒田官兵衛の血を引く長政なら、上手くやるでしょうね。そして、石田三成はその頃から、武闘派の皆に嫌われていた事は察しがつきます。

ま、完全に「俺偉い病」の石田三成ですからね。まあ、大谷刑部が最後まで石田三成に「徳川家康に弓を引くな」と説得したらしいですけどね。


つーか、「俺偉い病」の石田三成じゃあ、日本人なら、誰も動きたがりませんよ。目のある人間なら、最初から徳川家康側の勝利は疑いないところでしょう。


豊臣秀頼は、豊臣秀吉が死んだ瞬間から、徳川家康の傀儡化したんだから・・・それにこれは信長死後、信長の孫、三法師を傀儡にした秀吉とやってる事は、

同じですからね。まあ、とにかく、織田信長が「知の王国」織田家を作って以来、その当主は「絶対の知恵者」がなること・・・というのは暗黙の了解だったんですね。


徳川家康は遅れて来た「絶対の知恵者」ですからねー。「絶対の知恵者」VS「俺偉い病」の「知識者」では、戦いにすら、なりませんよ。


「俺偉い病」の「知識者」は自分の事しか考えていませんから、他人は、彼に付き従う気持ちなど、ほとんどありません。

実際、島津は兵を動かさなかったし、長宗我部も動かしていない。

西軍の名目上の盟主だった毛利家に至っては家中が分裂していて、まとめきれず・・・事実上兵を動かしていません。


ま、この兵を動かさない理由の最大の原因こそ、実際の盟主、石田三成が「俺偉い病」の「知識者」だったことそのものになるんですから、

まあ、石田三成はアホだと言うことになりますね。


というか・・・敗けることはわかっていても、三成に付き従った大谷刑部はやはり、サムライ・・・死の美学、滅びの美学に魅せられてしまったと言っても過言では、

ありませんね・・・。


ま、面白いのはそうやって奮戦する黒田長政なんですけど、一方で黒田官兵衛は、その長政を見捨てて、九州一円の切り取りを敢行し、その兵で持って中央を駆け上り、

足利尊氏のように中央の兵を粉砕し、戦国の覇者になることを夢見るんですね。


まあ、でも、やってることがちょっとみみっちい・・・まさに覇道ですから・・・やはり王者のカリスマ性がこのひとには欠けていると見てもいいかもしれませんね。


ま、そんな先の事はまだまだ、先でレビューすることにして、今回のレビューに戻りましょうか。


まあ、小寺の殿が・・・なんだかこの人物も腹がすわっていない、どうも信用出来ない人物で、今回、てるさんが思い切り、

「小寺の殿が信用出来ないから」

というような事を言い抜いちゃったいましたねー。


実際先も見通せない「知恵」の無い人物だから、物事をいちいち判断出来ないんですね。

だから、腹もくくれない・・・とにかく将来にわたって見据えて行動しているわけではないから、今を乗り切ることしか考えられないから、「知恵」もわかないという、

非常に不幸スパイラルを地で行っているような小人物なんですね。


ネガティブを越える経験をあまり持っていないから、その術すら、知らないんだから、この戦国時代・・・よく今まで生き残れたなって感じの殿ですね。

まあ、支える家臣達によって支えられてきた・・・それが小寺家の実際だったんでしょうね。


実際、今の小寺家は官兵衛がいなければ、毛利になびいていたでしょうし、官兵衛以外は知恵者はいないようですから・・・。


さて、というわけで、今回のテーマとして、親子の絆という事が描かれていましたねー。まあ、ミッキー・カーチスさんがわかりやすい松永久秀さんを演じていましたが、

僕はこの歴史上の悪人、松永久秀さんが大好きで・・・この人はよく女性とまぐわっているところを部下に見せたがるという話が伝わっていますね。

まあ、それだけ女性を落とすのが上手かったんでしょう。というか、この松永久秀さんも「知恵者」ですからね。

「知恵者」ってのは、女性がどうやったら、相手を好きになるか、知り抜いているので、うまーく女性を言いくるめて恋人にしちゃっていたんでしょう。

僕は好きですね。そういう松永久秀さんのあり方が・・・まあ、女性は男性を視界にいれた時、本能的に気持ちよくなれれば恋に落ちますからね。

それを知り抜いていた松永久秀さんということでしょうねー。


そして、爆死・・・彼はどうしても越えられない壁・・・「絶対の知恵者」信長さんに従うことに飽々したんでしょう。

彼は「知恵者」ですから、籠城したら、後は死ぬしかないこともわかっていたはずです。それで籠城したのなら、これはもう覚悟の自殺と見ていいんじゃないでしょうか。

そして息子達の死も覚悟していた・・・彼にしてみれば「一緒に冥界に行けるんだから、いいじゃん」的な気持ちもあったかもしれませんね。


人生を楽しむだけ楽しんだのだから、もう行ってもいいだろう・・・くらいの気持ちに辿り着いていたのかもしれませんね。


そして、その松永久秀を討伐したのが、織田信忠・・・いやあ、久しぶりに映像で織田信忠さんを見ましたね。あまり映像化されることの少ない人物で、

今回、なかなか、いい感じの信忠さん・・・しかし、父親があの信長さんじゃあ、ストレス溜めまくりじゃないですか?


「親子などの縁にすがるようじゃ、ダメだぜー」


的に父親から普段からプレッシャーかけられていたら・・・しかも、めぢから超強い、あの迫力オヤジ・・・いやあ、ストレス太りとかしてしまいそうですよ。

めぢから強い人はただでさえ、迫力あるんだから、普段は笑顔でいなきゃ・・・って僕は思いますけどね。同じように「光るの君の目」は持っていますから。


まあ、しかし、松永久秀さんの爆死を映像化していたのは、楽しかったですね。

まあ、平蜘蛛も出てきたし、僕的には満足出来ましたねー。


で、その松永久秀さんの子供たちの処刑シーンの話を生々しく聞いた後に、松寿丸を織田信長への人質に出すと聞けば・・・あの聡明なてるさんでも怒り狂っちゃうわけで、

確かに小寺家のガンは、小寺の殿の腹が座っていない・・・その小物臭にあるということなんですね。


実際、今回てるさんに言葉にされて・・・「小寺の殿は信用おけない」・・・というのは誰もが認めるところなんですね。

お紺さんにも、それとなく、腹くくれ的に言われていましたが・・・言われれば言われるほど混乱するのが殿・・・そんな風に見えますね。


まあ、この人は典型的な「傍観者」タイプの人間なんですね。だから、わっかりやすい小者で、人間性が小さく、先を見通す知恵も無いから腹がくくれない。

その場しのぎの典型的なダメ父タイプ・・・だから、子供への愛情が優先してしまう・・・政治が二の次という・・・まあ、城主失格もいいところですよね。


だって家の存続が第一なのに、我が子かわいさで、人質に出せないという・・・人生甘く考えている所がありますね。


結果的に松寿丸が人質になるんですが、この時、秀吉配下の若手武将と顔なじみになり、一緒の釜の飯を食べられた事が黒田長政の出世にどれほどいい影響を与えたか、

を考えれば、黒田官兵衛の判断は的確だったと言えると思いますね。


逆に小寺的に言えば・・・要はただの「逃げ込み者」になっただけですから「傍観者型逃げ込み者」には、人生ふしあわせスパイラル一直線が待ってるだけなので、

小寺政職の将来は暗い・・・そういう話になるんですねー。


結局、「運命」というのは、どういう人間とどういう風に出会っていくか・・・その判断をどうやってしていくかに掛かっているわけですから、

「知恵者」による判断が大事になっていくんですね。


というか、元々黒田官兵衛が「知恵者」であって、それを上手くプレゼンしていくから、そのプレゼンで官兵衛の「知恵者」ぶりに感嘆した人物達によって、

官兵衛はドンドン出世の階段を上ることになるんです。そのおこぼれを頂いているのが、今の黒田長政・・・ということになるので、

まあ、運命というのは、どこまでも「知恵者」の自分が切り開いていくもの・・・そういう風に言えると思いますね。


しかし・・・官兵衛が小便タレ・・・のエピ・・・1月一発目ですよ。もう懐かしい感じがしますねー。

「黒田の家は小さい。だから、皆で支え合わなければ」

こういう言葉って子供に効きそうですね。僕も子供が出来たら言おう(笑)。


それを聞いて感動した松寿丸は、自ら人質となることを望んだんですね。


まあ、子供から大人への過渡期って、

「僕にも価値があるんだ。家を手伝うことが出来るんだ」

と気づいた時、嬉しくて、ついついそういう行動に出がちですよね。


まあ、自分の成長が嬉しい訳で・・・自分を試したくなるのもこの頃・・・広い世界にあこがれるのも、この頃・・・そして子供だった自分はいつの間にか、

広い世界で自分を試す結果になり、美しい女性に恋されて驚いたり、自分の価値に気づいたりしていく・・・まあ、10代から20代へ向かう時に、

ひとはそういう自分に気づいていくんですね。やっぱり。僕もそうでしたねー。


だから、松寿丸にとって、この秀吉配下への転出は実際、いいタイミングだったかもしれませんね。

一番きつい職場での仕事の意味を学べるんだから・・・実際、その経験が関ヶ原近辺で花を咲かせることになるわけだから・・・。


そうやって人は「運命」をたぐり寄せていくんですねー。


「出る杭は打たれるからこそ、強く育つ」そういうことだと思いますね。


さて、そうなってくると・・・いよいよ、小寺家のクオリティーというのが、これから問われてきますよね。

なんだか、官兵衛ひとりが織田家のクオリティーをクリアしているようで、その他の小寺家のメンバーって全然そのクオリティーにないでしょう?


しかも、そのうち、荒木村重による、官兵衛抑留事件が起こってしまう・・・1年も官兵衛が抑留されたら・・・小寺家は持たないでしょう。

結局、戦国の世は、先の見える「知恵者」と先がまったく見えず五里霧中状態の「非知恵者」の戦い・・・もちろん、「非知恵者」はすぐに消えるのが戦国の掟。


だから、小寺家も消えちゃうんでしょうね。


ま、だから、「知恵者」になっておかなければ・・・というのが、結論になりますかねー。


今週の喜び

茶道具好きの信長さんが今回表現されていましたが・・・そろそろ千利休さんとか、出てきてもいいんだけどなー。

やっぱり、人間も一種の道具・・・そんな風に見ていたように思えますね。

「使えなくなった道具は捨てるのみ」

と、松永久秀さんを評して言っていましたからね。


しかし、平蜘蛛を渡すくらいなら、死んでやる・・・というところに松永久秀さんのお茶目な真意が透けていていいですね。

「やーい、信長・・・すべてがおまえの自由になるわけじゃないんだぞー。くそ、悔しいけど俺の負けだ。それは認める」

「だが平蜘蛛は俺の物だ。俺が冥界に持って行くんだ・・・」

って言葉が聞こえてきそうです。だから、あてつけの自殺ですよ。負けを認める代わりに平蜘蛛を持っていった「負け惜しみ」くんなのが、松永久秀ですね。


そして、信長も使える松永久秀・・・という道具を愛していた・・・だから、言わば、松永久秀にすれば、究極の愛情表現なのかもしれません。爆死が。

似たもの同士だったからこそ、松永久秀は織田信長に屈することを良しとしなくて、最後は自由に爆死した・・・そう見るべきなのかなと思いますね。


さて、それに比べて・・・小物化が急速に進んでいるのが小寺の殿ですね。

なにしろ、子供のしあわせ優先で政治が二の次になっちゃってる・・・小寺家滅亡が一気に近づいた感があります。


小寺家と官兵衛の距離が急速に広がっているような・・・そんな風にも思えます。特にてるさんが小寺家のタブーを明確に口にしてしまいましたからね。

それを契機に小寺家と黒田家の距離がひろがっていくようなそんな風にも感じました。


どうも今後が楽しみになってきましたね。ま、善助にも子が出来たようだし、ま、お約束ですけどね・・・。

ま、今後も楽しんでいきましょう。日曜日の夜を。


ではでは。

今週のあれ、どうなん?
いや、信忠の映像化はうれしかったですね。案外表現されない事が多い人物なので・・・なんか、ちょっと人間の小ささ、短気さが表現されているようにも感じたけど。

3月30日 朝ドラ「ごちそうさん」を終えて!(勉強出来た!)

2014年03月30日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

今日は雨なんだそうで・・・まあ、しゃあないかなーって感じですね。

本来、今日から、チーム練習が始まる予定だったんですが・・・ちょっと微妙ですね。

まあ、でも、サイクルロードレースもシーズンインということで、今月、せこせこと少しずつシーズンインに向けて、

自転車乗り始めていて・・・なんだか、やっぱり、身体が喜ぶのがわかりますね。

もうね。細胞一つ一つが、ピチピチして、喜んでいるのがわかるんですね。

身体がサイクリストハイを喜んでいるので・・・身体が気持ちいいことを覚えているんですね。


やっぱ、好きなスポーツに没頭出来るって、しあわせな事ですね。春だなあ。


さて、先日、僕のいとこ夫婦、カズシ(29)と、ユカちゃん(30)が食材とワインを持って遊びに来てくれました。

「今日はわたしが酒の肴をつくりますから、ダイニングで、くつろいでいてください。ゆるちょさんも、カズシも・・・白ワインでも飲みながら」

と、キッチンで料理を創りだす、ユカちゃんです。


で、テキパキと料理を用意してくれた、ユカちゃんは料理と共に二人に合流します。

「しかし、ゆるちょさん・・・今日で「ごちそうさん」終わっちゃいましたねー」

と、カズシが言う。

「まあ、そうだね。割りと最後はあっさり終わって・・・ま、竹元教授も謎の男と出てきておもしろかった。彼、途中で一回だけ突然出てきてたんだよね」

と、僕。

「覚えていますよ。まだ、悠太郎さんが地下鉄工事やってる頃でしたよね。「とい」がどうだとかこうだとか・・・の頃、「女もいいが、男もいい」と竹元さんが言ってて」

と、カズシ。

「あー・・・ありましたねー。なんだか、懐かしいな・・・でも、やっぱり竹元教授が一番好きでした、わたし・・・なんか終始カレーにこだわってましたね。彼」

と、ユカちゃん。

「まあ、しかし、今回の朝ドラは「物書き」として随分勉強になったよ。日本の最高正義は「和を以て貴しとなす」だから、日本の良質なドラマはすべて」

「「雨降って地固まる」ストーリーになることも理解出来た。だから、朝ドラの最終回は大団円になることも・・・だって、毎週「雨降って地固まる」だから」

「確実に知り合いが増えていって・・・ヒロインはたくさんの人の信頼を受けて・・・最後はその知り合いすべてが集まって、ヒロインの事を思う・・・」

「今回もそうなっていたしね」

と、僕。

「なにより、日本の物語はすべて「雨降って地固まる」ストーリーだと気づけたことは大きかった。月曜日には土曜日に解決すべき課題が示されて」

「水曜か木曜あたりで、感情大爆発があって・・・泣いたり怒ったりわめいたり、決定的な別れがあったり・・・でも、そこから和解の土曜日に向かう」

「そして、土曜日には、ヒロインが常に満塁逆転サヨナラホームランをかっ飛ばし、気持ちよくなって感動したりするんだよね」

「泣いて笑って感動して、また、泣いて・・・感情大爆発がデカければデカイ程、土曜日のホームランが気持ちよく感じる・・・それこそが朝ドラの法則だったんだね」

と、僕。

「ゆるちょさん、途中まで、ブログにレビュー書いてましたもんね。あれは、やっぱり、勉強の為だったんですね」

と、カズシ。

「そうさ。まあ、「あまちゃん」は完全にいち視聴者の気持ちで見てたけど「ごちそうさん」はクリエーターとしての勉強の気持ちで見ていたから」

「とても、勉強になったし、創作の参考になったよ。キャラ作りの参考にもなったしね。例えばムロイさんという作家の先生キャラは作者が」

「言わせたいことをなんでも言わせることの出来るオールマイティーカードだったし、その為に好奇心旺盛キャラにして、まったくの非常識人として」

「設定している事もわかった。建築家竹元教授は完全なるツンデレ・・・すぐ怒るし、口ではひどい言葉を並べるが、性格はやさしくて人情家の常識人」

「・・・いわゆるギャップ萌えさせる気満々のキャラとして作られていた・・・そういうあたり、全部がそれこそ創作の参考になったよ」

と、僕。

「とにかく、物書きは日々勉強の日々だ。常に見たものから、インスパイヤされ、それを経験として、そこから「知恵」を作っていかなければ」

「毎秒の成長はない・・・だが、「ごちそうさん」は極めて上質な作品として、僕を楽しませてくれたし、ストーリー作り、キャラ作りの勉強の」

「材料としても、非常に優秀な素材になってくれたよ・・・」

と、僕。

「わたしは、関西料理の勉強になったかな。わたし、大阪って、行ったことないんで、こんぶだしがベースになっているとか、知らなかったし」

と、ユカちゃん。

「僕的には、カレー最強説が補強された感じですね。僕も疲れるとカレー食べたくなるんで、みんな、一緒なんだってホッとしました」

と、カズシ。

「ゆるちょさん的には誰が好きでしたか?」

と、ユカちゃんが聞いてくれる。

「そうだね。僕的には、和枝姉さんかな。このキャラもツンデレでさ、基本、イケズなんだけど、その心の底には相手の事を考えているやさしさがあるんだよね」

「だけど、そういう事は一切自分では認めない・・・非常に徹底したキャラだった。・・・それとやっぱりお父さんかな。近藤正臣さん演じる正蔵さん」

「主人公杏ちゃん演じる、めいちゃんの義理の妹になる希子ちゃんによると、「普段すごいエロいんです。でも、そこがよくて、それでよく甘えてくるんですが」

「この人なら、全然ええわ。むしろ、甘えて・・・ってなるんです」って言ってたからね。男はそうあらねば・・・って思ったよー。勉強になるなる」

と、僕。

「え?ゆるちょさん、普段、充分エロいじゃないですか?それに僕が見てても、女性に対して甘え上手な気がしますけど・・・」

と、カズシ。

「そうですよ。わたし、そういう甘え上手なゆるちょさんだから、普段、笑顔になっちゃうんじゃないですか」

と、ユカちゃん。

「え?あ、そう?俺、そんなだったかなー。自分じゃ、気がつかないもんだよねー」

と、僕。

「ゆるちょさんはたくさんの女性に見守られているし、見守っているんでしょ?だから、自然、甘え上手になっているんじゃないですか?」

と、ユカちゃんが指摘する。

「そうかもしれないね・・・僕、女性に甘えるの好きだし・・・実際」

と、僕。

「というか、ねー。好きな女性に甘えるのが、好きなの・・・好きな女性だからこそ、甘えられるんだと思うかな」

と、僕。

「それはわかるような気がするな・・・僕もユカには甘えるけど・・・それ以外の女性に甘えようとは思わないし・・・そのあたり、多くの女性に甘えられる」

「ゆるちょさんは、人間性がデカイから、そういう風にやれるんだと僕は思いますよ」

と、カズシ。

「ゆるちょさん、女性を気持ちよくさせるの上手いですもん。しれっと好きだっていってみたり・・・。ゆるちょさんに好きだなんんて言われたら」

「普通の女性はメロメロになりますよ」

と、ユカちゃん。

「ゆるちょさんのブログ読んでる女性で・・・メロメロになっている女性多いと思いますよ。だって、あれ読んでる女性・・・ゆるちょさんの「知恵」の深さに」

「メロメロになっている女性ばかりだと思うし・・・」

と、ユカちゃん。

「まあ、僕的には「知恵」の追求こそが今最高に面白いエンターテイメントになっちゃっているから、そこに特化しちゃっているだけなんだけどね」

と、僕。

「「ごちそうさん」を見ていたのだって、毎年クリスマス・シーズンに送る女性向けのラブ・ストーリーを創作する手がかりとして見始めたところもあるからね」

と、僕。

「要は、ラブ・ストーリーで女性を喜ばせるには、どういう手法が必要か・・・それを求めて・・・それは「雨降って地固まる」ストーリーだということに気づけたのも」

「この「ごちそうさん」のおかげだったし・・・だから、クリスマス・シーズンにアップした「月夜野純愛物語」は、むちゃくちゃ試練背負っているヒロインを」

「創作したわけだし・・・まあ、女性に好評だったから、それはよかったし・・・そういう「知恵」を追求しながら、「ごちそうさん」は見ていた」

と、僕。

「だから、西門悠太郎が現れるのは最終日・・・それもわかっていた・・・伏線は最大限長くして回収することが感動を呼ぶ・・・朝ドラの法則もわかっていたからね」

と、僕。

「じゃあ、多くの物語の創作の「知恵」を「ごちそうさん」に貰ったカタチなんですね?ゆるちょさん」

と、カズシ。

「そういうことになる。忘れられない朝ドラになったよ。最も、それは勉強の材料としてだけで、終わってしまえば、あとはすっかり忘れちゃうだろうけどね」

と、僕。

「「あまロス」みたいな事には、なりませんか?」

と、ユカちゃんが聞いてくれる。

「ああ。「あまロス」になる人は「リアルライフ」に一切楽しいことが無くてバーチャルに依存しちゃう人間を言うんだよ。ま、はっきり言えば「リアルライフ力」」

「が無いから、バーチャルな事に依存しちゃって、戻ってこれなくなる・・・そういう人が「あまロス症候群」の人達なんだよ。僕は「リアルライフ力」半端ないから」

「バーチャルには一切依存しない・・・「あまちゃん」も「ごちそうさん」も単なる作り物だからね。無くなっても一切困らない。あっさりしたもんだよ」

と、僕。

「それに食文化の大切さも知ったよ・・・僕の場合、サイクリストだから、体脂肪率を16%でキープすることが日々の最大目標としているから」

「その僕の食文化を大切にしようと思ったね。だから、カレーも、そんなに食べたりしないんだ。カレーうどんにご飯を最後ちょこっと入れて食べるくらい」

「それで僕的には大満足なんだ。だから、意図的に胃も小さくしている。だから、晩酌なんて、すぐにお腹一杯になって、眠っちゃう」

「だから、外で飲む時は酒の肴はとことん控えるんだ。食べるとすぐお腹一杯になって、眠くなるから・・・その僕の食文化こそ大事だと僕は改めて思ったね」

と、僕。

「ゆるちょさんがいつか言ってくれた話で、「人間、リアルライフの物語こそ、大事だ。食や酒に依存すべきじゃない。それは脇役にすぎない」」

「大事なのは、リアルライフで、自分の事を愛しているのは誰で、自分が愛している人物が誰か・・・その2点だけだ」って言葉、大事にしているんです」

と、ユカちゃん。

「だから、わたしはカズシを一番に愛しているけど、同じくらい、ゆるちょさんを愛していますから・・・そして、カズシもわたしを愛してくれてるから大満足で」

「もちろん、ゆるちょさんもわたしの事、愛して見守ってくれている・・・そこが大事かなって、わたしは思っています」

と、ユカちゃん。

「結局、人間、ひとなんですね。リアルライフで、愛している人間、愛してくれる人間・・・人間同士こそが、ラブ・ストーリーを楽しめるんですからね」

と、カズシも言葉にする。

「杏ちゃんが最も大事にしていたのは悠太郎さんですからね・・・そういうことなんだなって、改めて思いました」

と、ユカちゃん。

「ま、そういうことさ。リアルライフで愛してくれる人、愛している人・・・それこそが最も大事だよ・・・」

と、僕も納得して言葉にしている。

「あ、そうだ。鉄板焼き器、わざわざ車に積んできたんだ。忘れてたね」

と、カズシ。

「ほんと・・・焼きそばとか、肉焼いて楽しみましょう。ゆるちょさん」

と、ユカちゃん。

「いいねえ。順番が逆になってるけど、やっぱりそこは冷たいビールだな」

と、僕は冷えているビールを冷蔵庫から出した。


(おしまい)


春はいいですね。

桜も咲きそうになってきて・・・見ていて微笑ましいですね。

ひとが笑顔なのが嬉しい・・・自然と笑顔になりますよね。この季節。

今日もいい一日にしましょう。春の日を楽しみましょう。


いい時間を過ごしていきましょう!


ではでは。


うーん、「朝まで生さだ」で、深夜3時に、ももいろクローバーZと一緒に「ラジオ体操第一」をやる、

このシュールさは、どうよ!(笑)。でも、「ラジオ体操第一」。身体が覚えてるよね(笑)。

3月29日 日本社会は実際、怖いところ!(辛辣姫は大怒り!)

2014年03月29日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

昨日は、本当に春まっさかりな感じの陽気で・・・僕ものんびりと都内を歩いていました。

桜はまだまだ、だったけれど、いろいろな花が咲いていて・・・すっかり春を感じさせてくれましたね。

いやあ、いい陽気ですよ。


なんだか、楽しくなってきましたねー。


さて、先日、辛辣姫ユキちゃんとサシ飲みしてきました。

最近、よくあるのが、ユキちゃんが男性に対して怒っている愚痴を僕が素直に聞く・・・という風景。

繊細でありながら、辛辣姫なユキちゃんの愚痴はある意味、男性にとって、勉強になるような感じさえ、ありますね(笑)。


「で、今日はユキちゃんは何に怒っているのかな?」

と、僕はマンハッタンをやりながら、のんびり質問しています。

「わたし、サラリーマンのオヤジが基本、大っ嫌いなんですよ。ほんとに。ほんと頭きちゃう」

と、辛辣姫はご立腹の様子です。

「うーんと、それはどういう理由から、なのかな?」

と、僕。

「なんか、サラリーマンのオヤジって、女性に理性を求めてくるんですよね。なんか、こういうお約束なんだから、これやれよ的な?」

と、ユキちゃん。

「うーんと、具体的な例を出してくれると、少しわかりやすくなるかな?僕的にも」

と、僕。

「例えば、一番いやなのが、同じ職場なんだから、しゃべってもいいだろう、組織として、コミュニケーションは大事なんだから的な空気を出されて話しかけられること?」

と、ユキちゃん。

「あー・・・そういう話ね」

と、僕。

「なんて言うのかな・・・女性って好きな男性は視界にいれて、話しかけたいんですよ。それは自分の意思だから。でも、たまたま、職場が同じになったり」

「学生時代で言えば、学校が同じになるのは、別にその男性と一緒にいたいから、その場にいるんじゃないのに、それだけの関係性で話しかけてくる」

「自分を客観視出来ていない男性が嫌なんです」

と、ユキちゃん。

「自分を客観視出来ていない男性?」

と、僕。

「そうです。自分を客観視出来ていれば、女性に声をかけていい自分かどうか、わかるはずでしょ?」

と、ユキちゃん。

「ほー、それは女性に声をかけるべきでない男性こそが、女性に声をかけてくる、ということ?」

と、僕。

「そうなんですよ。結局、外で女性に声をかけたりする勇気すらないから、自分のチカラの出せる場所?つまり、そういう偶然性で一緒になったに過ぎないそういう場で」

「そういう関係性を使って声をかけてきたりするんですよ。そういう弱い男は。自分に自信が無いから余計、そういう関係性に依存してくる・・・それがすごい不快」

と、ユキちゃん。

「それって例の転職くんの話かな?」

と、僕。

「そうです。前回、飲みの途中で帰ってきて、こっちの意向がわかっただろうと思ったのに、「この間は話が途中になっちゃったから、また飲もうよ」とか言ってくるの」

「あれ、鈍感を通り越して・・・というか、こっちの意向なんて完全に無視して、自分の意見を押し付けてきてるんです。もう、男性として最低」

と、ユキちゃん。

「そうか、気にいられちゃったんだ。その転職くんに。ユキちゃん」

と、僕。

「わたし、そういうこと多いんですよ。何事も辛辣に本音を言っちゃう性格だからか、そういうダメ男にモテちゃうところがあって・・・もう、いらないそういう男達は」

と、ユキちゃん。

「まあ、ユキちゃんはその本音を辛辣に話せるところが強いところだし、魅力でもあるからね。弱い男はそういう魅力に弱いんだろうね」

と、僕。

「辛辣さで言ったら、わたしよりゆるちょさんの方が上じゃないですか。最もゆるちょさんは、やさしい表現で言うからトゲトゲしく感じないけど」

と、ユキちゃん。

「ま、そのあたりは、ね。でも、辛辣に相手の弱点を見抜くことは得意ワザだけどね」

と、僕。

「でも、それって、大人になるには基本になるというか、他人の弱点が見極められない人って、わたし的には未熟評価なんです」

と、ユキちゃん。

「そうやって相手の弱点見抜いて、「人の振り見て我が振り直せ」をシビアに自分に実行するから、人はシビアに毎秒成長できると思うし」

「素敵な大人の男になれると思うし・・・それが出来ない男って、結局、弱いだけの男だとわたしは思います」

と、言い抜くユキちゃん。

「うん。それはその通りだと思うよ。僕もそういう思いは持っている。だから辛辣姫ユキちゃんと話しているのが、楽しいんじゃん」

と、僕。

「しかし、その転職くん・・・一切空気を読まない人間なんだね。日本人失格かな」

と、僕。

「そうなんです。実は・・・うちの職場的に・・・彼と一緒に仕事をしたくない女性ばかりになってしまって・・・組織として上司が問題視しはじめていて・・・」

と、ユキちゃん。

「へー、そうなの?」

と、僕。

「彼、男性からも否定されているみたいで・・・貴島さんに聞いたら「あ、あのアホね。自慢ばかりで中身が伴わないし、空気読めない時点で終りだよ」って言ってました」

と、ユキちゃん。

「ほう。貴島くんにそう判断されたのなら、その転職くん、ユキちゃんの職場から消えるのも、そう遠くないんじゃない?」

と、僕。

「それが日本社会の怖いところだからね・・・「空気」ってのは、要は人の今の感情だ。サラリーマン社会というのは時として人を誤解させる。つまり、サラリーマン社会は」

「一見、理性だけで仕事をしなきゃいけない場に見える。頭の悪い人間は理性的にすべてを処理すればいいと勘違いしている。しかし、だ、それは全くの間違いだ」

「特に女性と子供は感情で日々を生きている。男性だって、実は同じだ。お互いが感情を良くしながら、でないとサラリーマンとしてマックスの能力が引き出せない」

「だから、管理職の上司はその配下の組織において、感情を害する因子を出来るだけ取り除くことが主な仕事になるんだ・・・配下の組織にマックスの能力を出させる為にね」

と、僕。

「そして、もちろん、感情を害する因子とは、周囲の感情を害する人間ということになる。つまり、貴島くんが指摘したように、中身の無い能力の無い人間や」

「他人の感情を害する人間だ。まあ、まだ若くて能力が低いのなら「育てていけばいい」という感情にもなるが、その転職くんは34歳だろ?」

「そういう人間は自己プロデュースに失敗していると評価され、今後の「のびしろ」も少ないと判断されるから、育てるなんて感情には一切ならない」

「となれば・・・さらに周囲の人間の感情を害するんじゃ、ただの処理対象になるしかないね。つまりは、待ってるのは、クビだ」

と、僕。

「やっぱり・・・そうですよね?だって、周囲の女性を敵にまわすような言動ばかりするんです。あれ、どうしてなんだろ?」

と、ユキちゃん。

「例えば、どんな事を言うの?その転職くん」

と、僕。

「貴島さんに聞いたんですけど、同じ男性には「やっぱり、自分の故郷の会社を出て男性はなんぼだよ。故郷の会社にいたらいつまでも守られてしまって人間強くなれない」」

「「ま、アメリカでは転職の回数が勲章の数になるからね。外に出れば打たれ強くなれるんだよ」と言ったりしていて、転職していない男性を馬鹿にする言動が」

「あるみたいですよ」

と、ユキちゃん。

「ふーん、まあ、それはおおまか、正当な言動ではあるけれど・・・で、その転職くんは外資系の会社への転職実績はあるわけ?」

と、僕。

「いえ、ないみたいです」

と、ユキちゃん。

「なに、それ・・・ま、口先だけの男は外資じゃ、まずやっていられないからね」

と、僕。

「で、女性にはどうなの?その男」

と、僕。

「とにかく、偉そうにするんですよ。上から目線で、変なアドバイスしたり・・・ここをこうするともっと良くなるとか、アドバイスはするんですけど、本質的でない」

「どこかポイントのずれたアドバイスをしてくるので・・・それも上から目線で・・・だから、女性は皆、奴の事嫌っているんですよ」

と、ユキちゃん。

「ふーん、それって、普通に仕事の出来ない男じゃん。ユキちゃんだって、普通にそう思うんだろ?」

と、僕。

「ええ。奴は、口ばっかりで、仕事の出来ない男なんだなって、すぐに見切りました。うちの会社の女性達はそこは早いですから」

と、ユキちゃん。

「仕事出来ない上に、女性に声をかけてくるか・・・その男、まったく自分を客観視出来ていない上に「自分逃げ込み者」だから、ナルシストにしてマザコンだっけ?」

と、僕。

「そうなんですよ。もう、不快で、不快で・・・もう、視界に入るだけで、不快を感じて・・・今じゃ、吐き気すら感じますよ。奴が近くにいるだけで」

と、ユキちゃん。

「男性も女性も子供も・・・毎日最高な感情のまま、生きていきたいと言うのに・・・その男は相手の感情のことなどお構いなしに自分の感情を良くすることだけ考えてる」

と、僕。

「空気も読めない、仕事も出来ないでは、この日本社会では絶対的にやっていけないよ・・・しかも34歳だろ・・・いい大人なのにね・・・」

と、僕。

「そーか。わかりました。奴が転職を繰り返す理由が・・・」

と、ユキちゃん。

「多分、奴・・・前の職場でも蛇蝎の如く嫌われて・・・転職せざるを得なかったんですよ。きっと・・・」

と、ユキちゃんは解答を見つける。

「ほう、なるほど・・・それならば、腑に落ちるね」

と、僕。

「だから、転職を繰り返している・・・そして、相手の理性を求めるばかりで、理性的に事を進めれば女性ががんじがらめになる事を知っていて、その関係性を」

「使ってくる卑劣な男・・・すっごいムカつく」

と、ユキちゃんは本気で怒っています。

「まあ、それしか、女性と話す手はないことをそいつも知ってるんだよ。女性から蛇蝎の如く嫌われていることにも気づけない。ダメなオヤジさ、そいつは、ね」

と、僕。

「大学では勉強がすごく出来て女性にモテてたとか、酔っ払って言ってましたよ。奴」

と、ユキちゃん。

「なるほど・・・そんな過去の栄光にすがるしか無いんだよ。人生は常に今がしあわせかどうかだ。今が一番大事なのに、不幸な男だ」

と、僕。

「それに、勉強が出来るから、モテるなんてことは、実際あり得ない。女性はそんな男性を愛することは一切ない。ま、そんなのモノのわからない女性くらいのもんさ」

と、僕。

「だって、ユキちゃん、実際そうだろ?」

と、僕。

「そうですね。やっぱり、視界にいれて、自分が本能から笑顔になれる男性でないと・・・そういう男性が勉強も出来ていたら、「XXくん、勉強も出来てすごい」」

「って、言うことはあるでしょうけどね」

と、ユキちゃん。

「ま、そんなところだろうね」

と、僕。

「わたし、外見に気を使えない「おっさん」は大嫌いですし、「俺偉い病」の人間も嫌いです。ましてや、マザコン・ナルシストなんて、視界にすらいれたくない」

と、ユキちゃん。

「ま、その転職くん・・・近いうちにユキちゃんの周囲からいなくなるよ。そんな男が生きられるほど、この日本社会は甘くないから」

と、僕。

「さ、気分を変えて飲み直そう。ユキちゃん、何飲む?」

と、僕が聞くと、

「ゆるちょさん、やさしー。だから、大好きなの」

と、言って、いきなり僕を抱きしめて、左頬にキスしてくるユキちゃんなのでした。

僕はいささか苦笑しながら、マンハッタンをやるのでした。


(おしまい)


静かな春の日・・・女性と飲んでいると、なんだか、やさしい気持ちになりますね。

皆、いろいろ言いたい事があって・・・それを聞いてあげるだけでも、

なにかが済むなら、それはしてあげても、いいんじゃないか・・・そんな気がしています。


なんとなく、のんびりと春が来るのを待っている。


そんな雰囲気ですね。ま、やっぱり、女性はいいですよ。

ゆっくりと静かに待っている・・・そういうのがいい感じだなあ。


さ、土曜日。一日を楽しく過ごしていきましょう!


ではでは。

「恋をしようよ!」(春は恋する季節です!)

2014年03月28日 | 夜の日本学
一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「歌入門編」・・・お願いします。ええと、歌入門編の日は、割りと楽しくやっていこうということでしたよね?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「そうそう。日本においては「歌の前の平等」という事が言われているから、まずは入門して、あれこれ語りながら、理解を深める感じかな」

と、タケルは話します。

「ということなら、私も楽しく参加させて頂きますわ。じゃあ、ミルクティーなど飲みながら、のんびり始めていきましょう」

と、レイカはミルクティーを用意しています。

「ま、金曜日だし、のんびり行きたいね」

と、タケルは笑顔になりながら、言葉にするのでした。


今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まあ、とりあえず、歌を実際に鑑賞していこう・・・それが一番楽しいからね」

と、タケルが言葉にします。

「そうですね。わたし的には恋の歌を楽しく鑑賞したい気持ちです」

と、レイカが言葉にする。

「そうだね。そういう歌を見つけていこう」

と、タケルは笑顔で言った。


「あひ見ぬも 憂きも我が身の 唐衣 思ひ知らずも とくる紐かな」

(逢えないのも、辛い気持ちでいるのも、みんなわが身からしたことなのに、それも知らずに勝手に解ける紐であることか)


「これは、因幡さんという女性の歌なんだね。まあ、紐が解けるということは、好きな男性と、近々逢えるいい兆候・・・という話がベースになっていて」

「まあ、男性がエッチしたくてつい女性の紐を解く・・・そんなところから来ている話なんだろうけど、ちょっとエロチックな想像など出来て楽しい歌だね」

と、タケルは笑顔で言う。

「それだけ、女性は本気でその男性を愛していた・・・抱いて欲しいという気持ちも顕になるくらい・・・乙女心そのものですよ。わかるな、その気持ち・・・」

と、レイカ。

「なんだろう。女性を抱くということは、お互いがお互いのすべてを受け入れることだからね。それがお互いを認め合っているということだから、嬉しいことなんだね」

と、タケル。

「女性にとっては・・・最高なエンターテイメントな時間ということになりますね」

と、レイカは言葉にする。


「えーと、次の歌は、これは寵(うつく)さんという女性の歌なんだね。ちょっと面白い」


「朝なけに 見べき君とし たのまねば 思ひたちぬる 草枕なり」

(常に逢うことができないあなたなので、頼みにできず、もう思い立って旅に出てしまうことにしました)


「この歌の詞書は「 ひたちへまかりける時に、藤原のきみとしによみてつかはしける」ということで、常陸の国に行った時に、最愛の藤原のきみとしさんに贈ったわけ」

「で、面白いのは、「見べき君とし」で「きみとし」さんの名前が読み込まれ、「思ひたち」に常陸の国の名前が読み込まれてるんだね。そのあたり、言葉遊びが面白い」

と、タケルは言葉にする。

「なんだか、女性らしい、潔さというか・・・逢えないのなら、いっそ旅に出ちゃおう的な・・・割りとオトコマエな女性だったように感じられますね」

と、レイカ。

「言葉を読み込んでいる・・・そういうサービス精神も感じられるね・・・やはり、オトコマエな女性だったんだよ、きっと」

と、タケル。

「わたしもそう思います」

と、レイカ。


「さて、次も寵さんの歌だよ」

と、タケル。


「 しののめの 別れを惜しみ 我ぞまづ 鳥より先に なきはじめつる」

(明け方の別れが惜しいので、鳥が鳴くよりも早く、まず自分が泣けてきたことです)


「この女性も男性に愛された女性だったんだね。後朝の別れが寂しくて・・・鳥達よりも早く鳴く・・・泣くにかけているわけだ。うーん、なんかいい風景だ」

と、タケル。

「やっぱり、好きな男性とは、いつまでも一緒にいたいもの・・・ずっと視界にいれておきたいですからね。それは女性の方も泣きたくもなりますよ。普通に」

と、レイカ。

「やはり恋はいいね。今はまさに季節は春だし・・・恋する季節だなあ」

と、タケル。

「そうですねー。恋の季節ですねー」

と、レイカ。


「山がつの かきほにはへる あをつづら 人はくれども ことづてもなし」

(別件であの人はくるけれども、私への言づてはない)


「「やまがつ」とは山賊という意味もあるらしいし、使いの人と見ることも出来るらしい・・・いずれにせよ、来るのはあの人でなくて、寂しい、みたいな意味だね」

と、タケル。

「なるほど・・・余程、その男性が恋しい女性なんですね。だから、つい愚痴も出る」

と、レイカ。

「寵さんも結構な恋の「知恵者」だったみたいだね」

と、タケル。

「わたしもそう思いますねー」

と、レイカは静かに言った。


「山かくす 春の霞ぞ うらめしき いづれみやこの さかひなるらむ」

( 山を隠す春の霞がうらめしい、どこが都の境だろうか)


「えー、これは「乙」(おと)さんの歌なんだけれど詞書が「東の方より京へまうでくとて、道にてよめる」ということなので」

「「ねえ、もう京についてるのわたしたち?」みたいな、わくわくした感じの歌なんだろうね。ちょっと子供のワクワク感が感じられるね」

と、タケル。

「そうですね。それだけ・・・京の街は、乙女たちにとって、素敵な輝かしい場所だったんでしょうね」

と、レイカ。


「えーと、これは「閑院」(かんいん)さんの歌になるね」

と、タケル。


「あふ坂の ゆふつけ鳥に あらばこそ 君がゆききを なくなくも見め」

(もし私が逢坂の関のニワトリであったとしたら、あなたの行き来する姿を鳴きながら(=泣きながら)でも見ようと思うのですが)


「逢坂の関は京のある山城の国と近江の国の間にある関なんだよね。この歌を見ると、清少納言さんの有名な歌を思い出すね」

と、タケル。


「夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ」


「これは鶏が朝を告げると、逢坂の関が開く故事から・・・でも、わたしとあなたの間には、関があって、通すことは出来ません・・・そういう意味でしたね」

「清少納言が当意即妙で、たわむれにしゃれのつもりで、男性とやりあった歌として有名ですね」

と、レイカ。

「その歌も知っていて、この歌を歌ったのかどうかはわからないけれど・・・遠くなる彼氏を見て、泣いている・・・寂しい・・・そういう歌だね」

と、タケル。

「あるいは、行き来・・・としていますから、帰ってくるまで、逢坂の関で泣きながら待っています・・・そういう意味もあるのかもしれませんね」

と、レイカ。

「確かに・・・女性は待つよね・・・」

と、タケル。

「待ちます・・・その髪の毛に霜の降るまで・・・」

と、レイカはニヤリとしながら言葉にした。

「ふ。さだまさしの「まほろば」か」

と、タケルもニヤリとした。


「先立たぬ くいのやちたび かなしきは 流るる水の かへり来ぬなり」

(先にあの世に行かなかった私の悔いとして、何度繰り返しても悲しく思われることは、流れる水が帰ってこないようにあの人が帰ってこないということです)


「想い人が先に死んでしまった・・・ということのようだね。なにやら、先ほどの歌の続きのような気もするけど・・・」

と、タケル。

「ほんと、そうとも読めますね・・・いずれにしろ、あの人はもう帰ってこない・・・その哀しみにこころが千切れそうな私・・・そういうことでしょうね」

と、レイカ。

「人間は結局のところ、ひとり・・・だけども、しあわせを周囲に届ける人間になれば、ひとは集まってくる・・・人生の終りにどっちになっているかが重要だね」

と、タケル。

「確かに・・・わたしも好きな人と、そして、それを取り囲むハッピーな人々とで、楽しく過ごして行きたいものですわ」

と、レイカ。

「なんとなく、そんなことを感じさせる・・・今日の歌達だった・・・やはり、恋をしようよ」

と、タケル。

「そうですね。春は恋の季節ですもの」

と、笑顔のレイカ。

「それが今日の結論だな」

と、タケルが笑顔になると、コクリと頷いて笑顔になるレイカでした。


「ま、勉強は始まったばかり・・・焦らずのんびり、言葉にしていこう」

と、タケルは言うと、

「さ、レイカちゃん、飲みに行こうか」

と、タケルは机の上を片付け始める。

「はい。お伴します」

と、レイカはメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


金曜日の夜・・・まあ、こういう日は楽しく飲むに限りますね。

焼き肉なんかやりながら、ビール。

ま、レイカちゃんと楽しく飲んじゃお!ってなところで、

週末に繰り込んでいく感じですかねー。


ではでは。

3月28日 結婚の具体的成功パターンと失敗パターン!(そこに「恋」はあるか?)

2014年03月28日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

昨日は普通に寒かったですね。

まあ、寒の戻り、という奴でしょうか。

すっかり冬装備で一日過ごしてしまいましたねー。


さて、その時、僕は好奇心大王、立教大出身の芦川ユミちゃん(27)とサシ飲みしていました。

「ちょっと聞きたいんですけど、ゆるちょさん的には結婚の成功判定と失敗判定ってどんな感じになるんですか?」

と、話を振るのが上手いユミちゃんが相変わらず話を振ってきます。

「うーん、とまあ、僕も遠からず結婚するんだろうから、その知恵も作っておこうかー」

と、僕はマンハッタンを飲みながら、少し考え込みます。


「結婚というのは、前にも指摘した通り、「本能的側面」と「理性的側面」があるんだ。要は「恋」と「生活」だね、それは・・・」

と、僕。

「「恋」というのは、これまでも指摘してきた通り、男性がプレゼンし、女性が恋に落ちる・・・それが恋の本質だ」

「だから、有り体に言えば、男性のプレゼンをどこまでも評価していくのが女性の立場ということになるんだね」

と、僕は説明する。

「さて、そういう意味では「結婚」というのは、お互いの本能から癒される「本能婚」の状態で開始されるのが、普通なんだね。ま、お互い「恋」をして結婚に至った場合だ」

「この場合、男女双方ともお互いを視界に入れることで、本能から、癒され、気持ちよくなり、楽しくなる・・・それこそが「恋」だからね。甘酸っぱい気持ちになるんだ」

と、僕は説明する。

「はい。恋はいいものですからね」

と、ユミちゃん。

「わたしだって、この瞬間、ゆるちょさんに恋に落ちてますから・・・ゆるちょさんを視界にいれて、お酒を飲みながらおしゃべりするのは」

「わたしにとって、最高のエンターテイメントですし」

と、ユミちゃんは目の笑う、最高の笑顔。

「うん。それはまあ、わかった・・・それで、だ。そこからの時間の推移があって、ふしあわせのディレクションになってしまうのが、「結婚」=「恋」+「生活」なのに」

「「恋」が終了してしまうことなんだ」

と、僕

「まあ、さんまさんを始めとして多くの大人が「結婚なんてしあわせを感じるは最初のうちだけや」と言うね。でも、それは新婚でしあわせそうにしているペアに対する」

「やっかみだ。気にすることはないんだ。むしろ、結婚の失敗判定は、「結婚」=「生活」になってしまうことなんだね。「恋」が終わると失敗判定なんだ」

と、僕。

「「恋」が終わるとはどういうことか?・・・端的に言えば、女性の側が男性のプレゼンに満足せず、最終的には毎日の恋を他の男性で済ませるようになり」

「「旦那を視界にいれるのさえ、不快」という感情にまで行き着くことなんだ。これが言わば「亭主元気で留守がいい」状態だね」

と、僕。

「この現象はサラリーマン家庭に多い。拘束時間の長いサラリーマンの旦那は、平日ほとんどかみさんをかまってやる暇も無いし、子供と遊んであげる暇もない」

「しかも、毎日会社からストレスを受けるから,酒食に走り、体型を崩しておっさん化する例がほとんどだ・・・これが「恋」を無くす銃爪になるんだね」

と、僕。

「僕は以前にも、話していたけど、若い頃、週末、イケメンの男性の会社の友人と飲むことを最高のエンターティメントにしていた。ま、同性への疑似恋愛をしていたんだな」

「でも、実際、その友人と飲む週末は楽しかった・・・月日が流れて、その友人が鬱病にかかって、1年会社を休職してしまったんだね。僕は彼の会社復帰後」

「待っていたように連絡を取り、いつものように週末飲みを楽しもうとした。とある駅で待ち合わせした僕の前に現れた彼は・・・ただのデップリ肥ったおっさんだったんだね」

「考えてみれば、僕はそのおっさんの彼を見た瞬間、恋の魔法が解けたんだ。だから、その彼といくら飲んでも楽しくならないばかりか不快感ばかり感じて」

「結局、短い時間でその飲みは終わらし・・・それ以後、二度とその彼と飲むことはなかったんだね・・・」

と、僕。

「その時、僕は体験的に理解したんだ。「「恋」は外見によってしかけられる魔法なんだ」と・・・」

「だから、「光る君の目」や「光る姫の目」と、「細身のメリハリボディ」の組み合わせこそが異性を恋に落とすマジックアイテムとして成り立っていたんだ」

「それを僕は体験的に理解した。なにしろ、恋の魔法は相手の本能を気持ちよくする特別な魔法なんだからね」

と、僕。

「つまり、「恋」を消すのは、デップリ肥ったり、変に痩せたりした外見と「光るの君の目」「光るの姫の目」に行き着いていない目なんだよ」

「いわゆる「死んだ魚の目」という奴さ。簡単に言えば、「めぢから」の無い目・・・光の無い目だね・・・これでは女性に恋を作れないんだ」

「こういう人は実は非常に多い・・・そういう男性は恋を作れない。つまり結婚の形態も理性で考えて「この人なら、しあわせにしてくれるんじゃないかしら」と女性が」

「理性で考える「理性婚」なんだよ。だから、最初から「恋」の無い結婚なんだな。これはやばい。だいたい「恋」があって結婚する「本能婚」のまま」

「長く推移するから、しあわせはやってくるのに、最初から「恋」の無い状態では・・・先は長く続かないのは、道理だよね」

「だって、「恋」が無いんだから、そこには「生活」しかない。さらにかみさんからすれば、旦那に「恋」がなくなったから」

「もはや「視界」にすら、いれたくなくなる。そうなると旦那の価値はサラリーマンの場合「給料配達人」としての価値しかなくなるんだ」

と、僕。

「妻は旦那に価値を感じないばかりか、視界にすら、いれなくなる。一緒にいるのが、本能的苦痛になってしまうんだ。そうなると確実に旦那の居場所は」

「自宅には無くなる。子供達もそのお母さんの価値観を敏感に感じるから・・・ふしあわせスパイラル一直線ということになるんだね」

と、僕。

「さらに言えば、こういう夫婦は二人共、「光るの君の目」「光るの姫の目」を持っていないから・・・「リアル・ニュータイプ」にはなれず」

「オールドタイプのままだ・・・つまり、もう恋は出来ないから、外見メンテナンス電源が切られて・・・外見の劣化がまず始まり」

「老化が一気に進み、白髪化や薄毛化が進み、肌が艶を失い、魅力というモノがドンドン失われていく・・・目のひかりは消え、やがて落ち窪んでいく」

「そうやって、老化が加速化するのが、オールドタイプなんだね。怖い怖い」

と、僕。

「それが結婚の失敗例ですか・・・いやですね。そうはなりたくない・・・というか、すべて旦那が悪いことになりません?それ」

と、ユミちゃん。

「そういうことになるね。家族のしあわせ、ふしあわせストーリーのシナリオを書くのはすべて旦那だからね。家庭がふしあわせになったら」

「それはすべて父親の責任ということになる」

と、僕。

「そうなると父親は週末の趣味に逃げ込むことになる。釣りやゴルフなど、同じ趣味の男性達の仲間の中に逃げ込む以外にないからね。「逃げ込み者」の出来上がり」

「もちろん、「逃げ込み者」はふしあわせスパイラル一直線だから、その家族も同様にふしあわせスパイラル一直線になっちゃうね」

と、僕。

「怖いですね。というか、旦那のセンスが悪いと、家族全員がふしあわせになっちゃうんですね」

と、ユミちゃん。

「ま、そういうことになるだろうね」

と、僕。

「じゃあ、「結婚」の成功判定はどうやれば判定されるんですか?」

と、ユミちゃん。

「いい質問だ。そのからくりはこうだ・・・」

と、僕。


「「結婚」はもちろん、恋しあっている「本能婚」から始まる。これは同じだ。「結婚」=「恋」+「生活」なんだけど、しあわせのディレクションの場合は」

「この「恋」の部分が進化するんだね」

と、僕。

「僕は「恋」については、「子供の「奪い合う恋」、大人の「与える愛」」という言葉を作っている。だから、結婚したての恋は「奪い合う恋」の場合が多い」

「まあ、「求め合う恋」と言ってもいいかな。要はまだまだお互いが未熟だから、相手に期待しすぎて、でも、期待に添えなかったりして」

「がっかりさせてしまったりするんだ。これが「恋」を無くす原因にもなりかねないから、注意が必要なんだね」

「でも、だ。男女お互いが成長して「求め合う恋、奪い合う恋」から、「見返りを求めない、大人の「与える愛」」に成長出来れば」

「・・・成功判定の「結婚」=「与える愛」+「生活」のカタチに持っていけるんだね」

と、僕。

「「結婚」=「与える愛」+「生活」に持っていければ、子供達も愛しあう両親を絶対的に愛するし、家庭には「ハッピーエナジー」があふれるから」

「皆、毎日笑顔があふれることになる。それが成功判定の「結婚」のカタチになるんだね」

と、僕。

「そういう場合の旦那さんは大抵「求道者」で「独立者」だ。そして奥さんはその旦那の価値を熟知しているし、その旦那の夢実現を応援する応援者になれている」

「二人三脚で、旦那の夢実現をサポートしている奥さんになるんだね。つまり、夫婦にとって、一番大事なことはお互い同じ方向を向いている、ということだ」

「同じ方向を向いて、同じ夢実現の為に意識も同じでいられる。だから、旦那の喜びを奥さんも自分の喜びとして分かち合えることが出来るから、一体感があるんだね」

「そういう夫婦は二人三脚で、どんなネガティブも乗り越えてきているから絆も強い」

「そういう両親は毎日笑顔だし、「与える愛」が出来るから、周囲も笑顔に出来る。もちろん、お互い「光るの君の目」「光るの姫の目」を持ち」

「スタイリッシュなメリハリボディを持ち「八百比丘尼化」も実行出来ている「リアル・ニュータイプ」だから、夫婦お互いがお互いを視界にいれて」

「素直に嬉しさを感じられるから、本能から、癒される関係にいつまでもいるんだね。それが結婚の成功判定パターンだよ」

と、僕。

「もちろん、そういう夫婦はオトコマエ3要素「好奇心旺盛」「チャレンジングスピリッツ旺盛」「サービス精神旺盛」であり、人間性もデカくて強くて」

「キャパシティも広い、人間性のデカイ、強い人間になれている。しかも、お互い周囲に愛される、愛され体質の性格のいい男女になれている」

「そういう夫婦は皆に愛され・・・そのコミュニティはそういう人間を惹きつけるから、ドンドンそのコミュニティは広がっていくんだね」

と、僕。

「もちろん、そういう男女は「八百比丘尼化」して「リアル・ニュータイプ」になれているから、いつまでも肌のハリは失われないし、目は生き生きと美しくなるばかり」

「外見は変わらないから、「いつまでも若い」なんて周囲から言われるし、ま、高橋恵子さんのようにいつまでも美しい女性でいられるのが」

「具体例になるかな。かみさんが高橋恵子さんなら、いつまでだって抱けるだろ?そういうことさ、具体的に言葉にするとね」

と、僕。

「それこそが、結婚の成功パターンの具体例・・・そこに行き着くように自分を持っていくことが大事なんだね。男性も女性も・・・」

と、僕は言葉にした。

「結局・・・人間として生きてきて「夫婦」として、生きてきて・・・多くの友人が自分たち夫婦の廻りにいる状態こそ・・・結婚の成功パターンってことですね」

「逆に、友人は同性の友人がちょっといるだけ・・・どちらかというと、あまり、友人もいなくて、普段寂しい・・・そうなるのが、結婚の失敗パターン」

「そういうことになりますか?」

と、ユミちゃんが聞く。

「そうだね。端的に言えば、自分の周囲に異性の友人も同性の友人もたくさん居てくれて・・・「求められる人」になれていれば、成功パターン」

「普段、ちょっとの同性の友人しか言葉をかけてくれなければ・・・「どうでもいい人」という判定になって、失敗パターンになるね」

「そこはシビアだよ。こっちが話しかけなければ女性が話しかけてくれない、なんてパターンになったら、それは最悪パターンということだろうね。男性は」

と、僕は説明する。

「日本って、シビアな社会なんですね」

と、ユミちゃんが言う。

「でも・・・わたしは、ゆるちょさんに、どこまでも、話を聞いていきますから・・・そこは安心してくださいね」

と、ユミちゃん。

「ありがとう。君がいるおかげで、僕は最悪パターンには、はまらなくて、済みそうだ」

と、僕が言うと、ユミちゃんは嬉しそうにミントジュレップを飲み干すのでした。


都会の夜は更に更けるのでした。


(おしまい)


結局、「求められる人」になるのか「どうでもいい人」になるのか・・・そこが結果として出ちゃうんですね。

ま、どこまでも、「求められる人」でありたいと思いますね。

まあ、そのあたり、日本の女性はシビアですからね。


楽しく生きていきましょう!


ではでは。

「天主」になった信長さんの自負!(すべては俺が成し遂げる!)

2014年03月27日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「戦国武将考察編」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日も前回の続きと行こう・・・「織田信長さん」を続けて見ていこうよ」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「織田信長さんは、「天」という言葉が実に好きなんだよねー」

と、タケルは言葉にする。

「信長さんは自分を「知恵者」として、絶対的に意識していた。「知恵」を創りだすことがこの世で勝利していくことだと彼は絶対的に理解していたし」

「大義として「「和を以て貴しとなす」を実現出来る平和な国を取り戻す為の「日本平定」こそ、この世の絶対的正義」として「天下布武」を掲げていた」

「わけだから、やはり彼は「絶対の知恵者」だったんだよね」

と、タケルは言葉にする。

「だからこそ、彼は「「知恵者」こそ天下一の資格がある。天に認められる徳のある人間=中国の皇帝になれる資格こそ、「絶対の知恵者」なのでは?」という」

「そういう仮定に彼は辿り着いていたと見るのが、自然だろうと思うね」

と、タケルは言葉にする。

「その証拠みたいなモノはあるんですか?信長の生涯について」

と、レイカが聞く。

「信長さんって、危険な場所に率先して出て行ったのね。それは、彼が「この「日本平定」を遂げようとがんばっている間は俺は死なん。なぜなら天は」

「必要な人間は殺さないはずだからだ。天が皇帝を自ら選ぶのであれば「絶対の知恵者」であり、今時代が必要としている「日本平定」を率先して行っている」

「俺を殺すはずがなかろう。もちろん、もし、「天」という俺以上の「知恵者」が、本当に存在するのであれば、の話だがな」と思っていたからななんだよ」

と、タケルは説明する。

「彼はだから、自分以上の知恵者として「天」を意識していた・・・しかし、途中から、彼は自分こそ「天」ではないかと言う発想に進んでいくんだね」

と、タケルは言葉にする。

「絶対の知恵者である「自分」こそ・・・「天」そのものなのではないか・・・中国文化が言う「天」など実際は存在せず、「絶対の知恵者」である自分こそ」

「「天」そのものなのではないか・・・その発想に辿り着いちゃってたのが、実は信長さんなんだよね。だから、彼の創世した元号は「天正」になるわけよ」

と、タケルは言う。

「「天正」・・・この言葉に信長さんの意識が丸見えじゃない。「天」は俺が正す。今まで間違っていたすべての出来事を「絶対の知恵者」である自分こそが」

「正しくしてやる・・・信長さんには、「天」の正しい姿が見えていたんだね。だからこそ、「正す」という言葉が使えたんだよ」

と、タケルは言葉にする。

「そういう絶対の自信が信長さんにはあった・・・だから、比叡山焼き討ちも出来たし、毛利水軍も鉄甲船で破る事もできたし、一向一揆の「根切り」も」

「指令出来た・・・彼は大きな時代の流れを引っ張りながら、「天」を「正す」意識で絶対の自信を持ちながら、それを実行していったんだね」

と、タケルは言葉にする。

「信長さんは、自分こそ、「天」そのもの・・・その意識に辿り着いていたんですか・・・すごいですね。その自意識・・・」

と、レイカ。

「実際、彼に比肩し得る「知恵者」は少し落ちるところで「秀吉」しかいなかったからね。「秀吉」には信長程の絶対のカリスマ性はなかった」

「まあ、後年、その実力で持って、カリスマ性は生まれるけれど、信長さんの前では、4つも5つも落ちる感じだったのは、否めないだろう」

と、タケル。

「だから、彼は全国制覇の拠点を「安土」と定めるんだね。「天」の治めるのは「国土」だから、「日本平定」すなわち「国土を安んじる」の意識から」

「「安土」・・・「天」に対する言葉として「土」を安んじる意識があったと見るのが自然だよね。だから「安土城」という言葉に結実するんだね」

「ま、すべては俺が成し遂げる・・・国土も俺が安んじる・・・そういう意気込みというか、絶対の自負が信長さんにはあったんだねー」

と、タケル。

「そして、信長そのひとは、「天主閣」に住み、彼自身「天主」になった・・・もう、その思い、だだわかりじゃない。彼は「天主」・・・いわゆる「天」そのもの」

「になった意識だったんだよ。だからこそ、「天主閣」に住み「天主」として振る舞った・・・それは「天」そのものになったと自負する信長さんから」

「すれば、ごく当たり前の行動になるんだね」

と、タケル。

「でも、彼以後の城は「天守閣」と呼ばれ・・・「天主閣」という呼称は絶対に使われなかった。何故です?」

と、レイカ。

「まあ、当時の武将達は・・・信長さんは天罰によって死んだ・・・そう見たんだろう。「天主」をきどったから、本物の「天」から罰を受けた・・・そう感じたんだろうね」

と、タケル。

「だから、「天守閣」は作るものの・・・そこに住むこともしなかった・・・信長さんみたいにだけはなりたくなかったんだろう。あるいは信長さんは」

「あまりにすごすぎるから、その存在を敬い・・・モノマネはしちゃいけないと悟った人間達が多かった・・・そういうことだろうね」

と、タケル。

「野球の永久欠番みたいなものですか?」

と、レイカ。

「まあ、そうだろうね。実際、本物の信長さんとしゃべったことのある人間なら、「絶対の知恵者」である信長さんのすごさ怖さ恐ろしさは理解していただろうからね」

と、タケル。

「当然・・・崇拝する人間が多かった・・・そう見るべきだろうね」

と、タケル。

「信長さんは・・・安土城下で、相撲の開催をしきりにしていて・・・「天下一」の称号をあげているわけよ。ま、信長さんが「天主」なんだから」

「「天下一」の称号を与えるのも、当たり前なんだけどね」

と、タケル。

「そして、信長さんは、「総見寺」という信長さんがご本尊となる・・・言わば信長さんこそが「神」となる神社を創建するんだね。これもわかりやすい」

「意識の流れと言えるだろうね。だって彼はすでに「天主」なんだから・・・」

と、タケル。

「「総見寺」・・・この言葉も示唆があるね・・・すべてを見てきた人間・・・すべてを経験してきた人間・・・だからこそ体験から「知恵」を作り得る」

「だからこそ、神になれる・・・そういう発想だろうね」

と、タケル。


「信長さんの神の定義って・・・どうなっていたんでしょうね?」

と、レイカ。

「彼は非常に合理的と言える神の定義をしている。「仏僧達がやたらと来世利益を説いて民衆たちをたぶらかしているが、その来世利益を保証するのが仏や神ならば」

「家族を一つところに住まわせ、税金も安くし、民衆にしあわせを与えている、現世利益を保証する俺は神以上の存在だろう。だったら、俺の方が」

「神と呼ばれるに相応しい存在なんじゃね?」というのが、信長の神の論理なんだよね」

と、タケル。

「確かに、そう言われれば・・・信長さんの論理の方が正しいですね」

と、レイカ。

「そ。あくまでも、どこまでも、論理的なのが、信長さんなんだよね・・・もっとも合理的で、プレゼン好きな信長さんだからこその大失敗が彼を殺してしまうわけ」

と、タケルは言う。

「・・・と言うと?」

と、レイカ。

「「天主」となり、「神」となった、信長は、そうなった事を民衆に知らしめるべく・・・大極殿と同じ建物を安土城下に建てた・・・」

「そして、天皇をその大極殿に行幸させようと考えた・・・信長さんからすれば、「天主」になり「神」にもなったんだから、今の俺は実は「天皇」より上の存在」

「という意識になっているのは、当然・・・それを民衆にもプレゼンし、納得させよう・・・そう考えたんだね」

と、タケル。

「だけど・・・あれほどの「絶対の知恵者」信長さんでも、日本最大のタブーには気づけていなかった・・・日本最大のタブー・・・」

「それは「天皇の血筋には絶対に触れてはいけないこと」・・・「触れたら即死」というこの一条に気づけなかったんだよね」

と、タケル。

「で、結果、天皇を足蹴にし、自分を天皇以上の位置にいることを明確にプレゼンしてしまった信長さんに対して、激怒した明智光秀が」

「「天皇をないがしろにするものは生かしておけぬ。我、大楠公たらんと欲す」と決め、自らの滅亡も知りながら「本能寺の変」を起こすんだね」

と、タケル。

「ま、信長さんにすれば「ち、やっぱり「天」などこの世になかったか。やっぱ、俺がこの世で一番頭がよかったんじゃーん。それが証明出来たんじゃん」」

「「しかし、この俺を殺そうとするとは、明智光秀も、やっぱりアホだぜ。だって、あいつもすぐ死ぬのに」と思っただろうね」

「でも、信長さんは、死ぬ時でも「ま、やるだけやったし、後は秀吉あたりが、俺の素志を継いでくれるだろう。ま、楽しかったぜ、俺の人生」」

「「わが人生に一片の悔いなし」と拳を突き上げて死んでいったと思うね。実際」

と、タケル。

「そうですね。信長さんだからこそ、ここまでの事が出来た・・・空前絶後・・・信長さんの前には平清盛さんしかいないし・・・信長さんの後には秀吉、家康」

「そういう知恵者の系譜になるんですね」

と、レイカ。

「ああ・・・この日本は「知の王国」だからね。「知恵者」こそがその成功の果実を味わうことが出来るのがこの日本さ・・・」

と、タケル。

「信長さんって、やっぱり、すごいんですね。だって「天主」ですもの・・・」

と、レイカ。

「ま、僕もそれくらいの「絶対の知恵者」にはなりたいね」

と、タケルは言う。

「それが今日の結論ですか?タケルさんなりの」

と、レイカ。

「ま、そういうことになるかな」

と、タケルは言う。


「ま、結論も出た事だし・・・しかし、「絶対の知恵者」信長さんは、女性にモテただろうなあ。うらやましいなあ」

と、タケルは言葉にする。

「わかりました。タケルさん・・・その続きは、お酒を飲みながらにしませんか?わたしにモテるのも、わるくないんじゃないですか?タケルさん?」

と、レイカは言うと、赤縁のメガネを外し、髪を解いた。

「ふ。レイカちゃん、本気だね。じゃ、気合いれて飲もうか!」

と、笑顔のタケルは机を片付けだすのでした。


(おしまい)


信長さんの意識はそこまで高まっていた・・・そういう話になりますが、絶対の自信という自負があるからこそ、

「天主」になり得たんでしょうね。

ま、こういう「絶対の知恵者」は勉強になりますよ。

ほんと、その知恵は全部パクって、僕も楽しく生きていくことにしましょう。


さあ、楽しく飲みましょう!


ではでは。

3月27日 僕の人生を中2で決めた本!曽野綾子大先生の「太郎物語(大学編)」。

2014年03月27日 | 毎日のしあわせの為の知恵


僕は独立を指向し戦っている台湾のサムライ達にエールを送ります。

同時にダメ報道を繰り返している、日本のマスコミに遺憾の意を表します。以上。


おはようございます。

昨日は少し夕方、雨模様。

三寒四温の今のモードでは、一雨ごとの暖かさのようで、

春に向かって爆走モードの今ですねー。


さて、その時は、イケメン貴島くん(29)と既婚の御島さん(31)と飲んでいました。

「しかし、さ・・・少し時事ネタしゃべるけど、理研ってどういう組織なんだろうね。まあ、当人は問題外として、なんか共同研究者のひと事のようなしゃべりも不快」

と、僕。

「多分、研究者の多くが「俺偉い病」なんでしょうね。何をやっても、何をしても、何を言っても、自分だけは許されるみたいな間違った思い込みをしている気がします」

と、貴島くん。

「だろうね。ということは、理研は「俺偉い病」の巣窟か・・・仕事環境としては、最悪の組織じゃん。早く解体しちゃえばいいのに」

「だいたい日本文化は「俺偉い病」に超冷たいからね。それが顕になった段階で関係性は周囲から、ガンガンに切られる」

と、僕。

「あのリケジョの女性も、わかりやすい「俺偉い病」の馬鹿おんなですよね。日本文化においては「和を以て貴しとなす」が達成出来る場合にのみ嘘は「方便」として」

「許されるというのに、彼女は「和を以て貴しとなす」を破壊する方向でガンガン嘘をついている。というか、自分の為だけに嘘をつく馬鹿おんなですからね」

「廻りに多大な迷惑をかける結果になることくらい予見できそうなモノなのに、それでも、自分の為だけに嘘をつき続ける。浅い脳みその馬鹿おんな、そのものです」

「彼女は「天網恢恢疎にして漏らさず」ということわざを知らないのでしょうか?ほんと、同じ女として恥ずかしいです。その存在が」

と、けっこう辛辣に怒っている御島さん。まあ、同じ女性だから、怒りも大きいのでしょう。

「ま、そういうことだろう。「光るの姫の目」を持っていたから、自分の外見には自信があるのだろうし、それで天狗になっていたんだよ。「俺偉い病」そのものだよ」

と、僕。

「もう、今回、共同研究者に渡したマウスが「STAP細胞」のマウスでないことが明るみに出たので、これはもう意図的にあのリケジョの馬鹿おんなが」

「嘘をついていたことが証明されてしまいましたからね。チェックメイトですよ。もう、彼女は日本国民を意図的に騙していた馬鹿おんなということが」

「確定してしまったので・・・研究者としての将来は無くなりましたね。だって、彼女の説明はもう誰も一切信用しませんから」

と、貴島くん。

「僕は科学者を一切信用出来なくなったよ・・・ま、相手が人間的に「俺偉い病」か「逃げ込み者」か「傍観者」なのか、疑ってかかる必要が出来ちゃったね」

と、僕。

「結局、そうなんですよね。「自分の価値を毎秒真摯に追求する「求道者」と言う名の「知恵者」」であれば「絶対しあわせ者」になれますけど」

「それ以外は一切ダメですからね。日本人として」

と、御島さん。

「例のリケジョのおんなは「俺偉い病」のずさんな・・・いや、もはや人間じゃないね。ただの「狐狸の類」だ。「嘘つき馬鹿おんな」なんだから・・・」

と、僕。

「ま、言って見れば、胡散臭い「女狐」ってところでしょ。金輪際、一切信用しないに限りますね。視界にすら、いれたくないや」

と、貴島くん。

「それが結論でしょうね。ま、もう、一切相手にしないのが賢明でしょう。同じ女性としても吐き気がするくらい、嫌いな「リアル馬鹿おんな」です」

と、御島さんが結論づけた。

「さ、そんな話、忘れて楽しい話をしましょう」

と、御島さんが笑顔で言った。


「ゆるちょさんって、子供の頃から本の虫だったって言ってましたよね?」

と、御島さんが聞いてくる。

「うん。それって多分、僕が一人っ子だったから、母親が寂しくないか心配して、本を買い与えてくれたのがきっかけだったと思うよ」

と、僕。

「とにかく、たくさんの本を買ってくれた・・・まあ、母親も本を読むのが好きな人だったし、その遺伝もあるのかもね」

と、僕。

「僕が風邪を引いて寝込んだりすると・・・本を買ってきてくれたり・・・とにかく本を買うことには鷹揚だったね。母親は・・・」

と、僕。

「なるほど・・・お母さんの愛だったんですね。その本達は・・・亡くなられたんですよね。ゆるちょさんのお母さん」

と、御島さん。

「もう、10年近くになるよ。でも、亡くなった気はしない。多分、長い外国旅行に出ている・・・そんな気分でいる感じかな。僕自身は」

と、僕。

「母親が亡くなるなんて、想像出来ませんからね。男性は。絶対に・・・」

と、貴島くんが言ってくれる。

「ゆるちょさん・・・いろいろなネガティブに出会われたんですね・・・」

と、御島さんは、僕を見つめながら、しれっと、僕の手を握る。

「大丈夫。僕も大人の男だから・・・」

と、僕は糞真面目な表情で、御島さんを見る。


「でも・・・本をたくさん読んでたんですか。子供の頃から・・・なんだか、ゆるちょさんらしいですよ」

と、貴島くんが言ってくれる。

「そうだね。それがやがて本中毒と言われる程、毎日のように読書するようになり・・・小学生の頃は学校の図書室の本をすべて読みそうな勢いだったね」

と、僕。

「本当に本が好きだったんですね」

と、御島さん。

「まあ、本って要は大人の言葉だからね。大人の「知恵」とも言えるし・・・そういう「大人の知恵」が僕は好きだったのさ」

と、僕。

「そういう中、僕は中2の時にある本と運命的出会いをするんだな。その本は、曽野綾子大先生の書いた「太郎物語(大学編)」という本なんだ」

と、僕。

「へー、それはどういう本なんですか?」

と、御島さん。

「曽野綾子さんには、実際、太郎くんという息子さんがおられて・・・名古屋にある南山大学の文化人類学部にいたのね。それをモチーフにした作品なんだ」

と、僕。

「青春小説ですか、それ」

と、貴島くん。

「そ。太郎くんという主人公の個性的なキャンパスライフが描かれていた。僕はその太郎くんに非常に魅せられて「僕は太郎くんになる。よし大学へ行こう」」

「と、その時に決めちゃうんだね。何を勉強するかなんて二の次・・・とにかく、僕の人生の中で、太郎くんになる為に大学生活を送るのは必須と考えたんだね」

と、僕。

「まあ、今から考えれば、太郎くんはたくさんの「プロだけが知る「大人の知恵」」を持っていたんだ。それが子供の僕には、粋に見えたんだね」

「だから、僕はそういう「プロだけが知る「大人の知恵」」をたくさん持つ大人のオトコになりたかったんだ。その頃から」

と、僕。

「なるほど・・・今のゆるちょさん、そのものじゃないですか、そのあり方」

と、御島さんが言ってくれる。

「まあ、そうなんだよね。今の僕には「しあわせになる為の知恵」が溢れまくっている・・・要は自分のなりたい大人になれている・・・そういう現実なんだね」

と、僕。

「だから、僕はそこは満足して生きているし、それが自分の人生の自信になっている・・・そう言う生き方こそ「大器晩成」の正体だったんだね」

と、僕。

「まあ、話を戻そう。要はその「太郎物語」を通して、曽野綾子さんのプレゼンしてくれた「大人の価値観」という奴が僕を開花させてくれたと僕は今感謝してるんだね」

と、僕。

「ゆるちょさんを開花させた・・・そのお話にはどんなエピが載ってるんですか?」

と、貴島くん。

「様々なエピが僕を刺激した・・・もう、そういうエピが満載だったのが、「太郎物語」だったけどね・・・」

と、僕。

「例えば、仕事について・・・そこには太郎くんの知り合いの27、8歳のサラリーマンの仮名佐藤くんが登場してくる。その彼は彼女に捨てられた話をするんだね」

と、僕。

「佐藤くんは彼女の仮名池田さんにそれはそれは具体的に結婚した後の自分たちの生活について話していたんだそうだ。ローンは30歳になってから、25年組むとかね」

と、僕。

「それはそれは具体的に佐藤くんは話していたんだけど、ある時、池田さんはキレた。「あなたには夢がない。そんな人とは結婚出来ない」と銀行員の池田さんは言うの」

と、僕。

「なるほど・・・確かにそうですね。わたしもそういう男性はちょっと・・・ダメですね」

と、御島さん。

「佐藤くんからすれば、それは全然受け入れられない・・・っていうか、そういう池田さんを理解出来ないのが佐藤くんなんだね。「どこが悪いのそれの」的な反応」

と、僕。

「曽野綾子さんは、そういう男性が嫌いなんですね。そのエピを聞くと・・・それがわかりますね」

と、貴島くん。

「まあ、そういうことなんだろうね。でも、僕はそのエピに中2で出会ってたから・・・深層心理にその価値観が埋め込まれたのかもしれない。その時に」

と、僕。

「その佐藤くんの失恋を癒やすために太郎くんは、三浦半島にある彼の家の別荘に連れて行くの。夏にね・・・といったって平屋で4畳半と6畳の2間だけの家だけどね」

「でも、台所も風呂もついているから、まあ、若者の合宿所にはちょうどいいわけ」

と、僕。

「そういうのって楽しいですよね。夜、酒なんか飲んじゃって、わいわい騒ぎたい気分ですよ」

と、貴島くん。

「うん。僕もそう思うね。というか、学生の頃、似たような事をしていたよ。美術部の合宿とか、似たような感じだったし」

と、僕。

「で、そこで太郎くんがその別荘の裏にある魚屋の暮らしが素敵だって話をするわけよ」

と、僕。

「へー、魚屋さんの素敵な生活ですか・・・ちょっと興味深いですね。なにかのヒントになるかもしれない」

と、御島さん。

「朝、少し早く起きて漁をして、市場に行って出荷し、魚屋として売るものを買い揃えて・・・昼から魚屋として店を開けるわけ。もちろん、お客さんは古くからの顔なじみ」

と、僕。

「だから、毎日誰が買いにくるか、わかっているわけ。なじみの客用の魚も取り揃えているし、結構な数の客がいるから、結構儲かるしね」

と、僕。

「元々魚が好きだから漁師をやっているわけだから、毎日が楽しいわけ。それで顔なじみとも毎日おしゃべり出来るし、おまけなんかもするから、客受けもいい」

と、僕。

「それで夕方は好きな相撲を横目で見ながら、うわの空で魚を売って、7時には店じまいなわけ。好きなことをやってるから、疲れもしないわけよ」

と、僕。

「それはいいですよね。好きなことを仕事にするって、それはストレスもないし、なにより、自由に全部自分で決められるのがいいですね。魚屋さん」

と、貴島くん。

「そうなんだよね。で、夜は若い美人な奥さんと差し向かいで、美味しい料理をたべ、酒を飲む。僕はこの「若い美人な奥さん」ってところに食いついてさ」

「中2で、「おし、僕は若い美人な奥さんを貰えるようになってから、結婚するぞー」と決めてたからね。逆に言うと美人な奥さんが出来るまで」

「結婚しないと決めてたんだ。中2で・・・だから、この本は僕の人生を絶対的に決めた本でもあるんだよねー」

と、僕。

「で、夕飯はすごいの。なにしろ、目利きの魚屋さんだから、一番美味しいものは売らないで自分たちで食べるわけ。お味噌汁なんて、身の反り返ったアジなんかで」

「ダシを取って、その身は捨てちゃって、別の美味そうなアジを入れて、美味しい味噌汁作ったり、刺し身も一番いい魚を毎日食べてるから、高級な生活だよねー」

と、僕。

「確かに、毎日、いいモノ食べられそうですね。その生活」

と、御島さん。

「朝が早いから9時前には寝ちゃうんだけど、電気を消すと月明かりが胸の辺りに差してきて、浜からは海の音が静かに聞こえてきて・・・そういう中で眠りにつく生活」

「「どうだい?サラリーマンなんてやって窮屈な生活するより、全然しあわせな生活をしていると思わない?佐藤さん」と太郎くんが言うわけよ・・・」

と、僕。

「確かに・・・太郎くんの言うとおりですねー。僕もその太郎くんの思いに賛成ですねー」

と、貴島くん。

「なるほど、ゆるちょさんは、中2で、その価値観に辿りついていたんですね。だから・・・脱サラして、今の「求道者」の生活に入った・・・そこにつながりますね」

と、御島さん。

「そうなんだよ・・・この本との出会いが決定的に僕の人生を作ったと言っても過言じゃないでしょ?」

と、僕。

「そうですね。それってしあわせな出会いだったんですね」

と、御島さんは言ってくれる。


「まあ、もうひとつ仕事についての曽野綾子さんの価値観がプレゼンされているエピがあるんだ・・・それはあるお医者さんとの出会いエピにあるんだけどね」

と、僕。

「とある友人の女性・・・仮名武井さんとしようか。その武井さんのお父さんが「人を殺したくなかったから皮膚科の医者になった」と豪語する個性的なお医者さんなのね」

と、僕。

「イメージ的には40代中盤のその男性がまた個性的で面白いわけ。開業医なんだけど、12時に昼飯食ったら、午後3時まで、毎日昼寝するのが日課なのさ」

と、僕。

「僕もその頃は中2だったから「なんだか、ぐうたらだなあ」と思ってたりしたけど、最近、僕も家にいて仕事している時は12時から1時過ぎまで、とっぷり昼寝してる」

と、僕。

「それが気持ちよくてねー・・・自然に眠くなってきて、ぐっすりと昼寝する。そして身体が充分と感じたら、自然と目が覚める。僕はこれについて最近思っているのは」

「「身体が求めることを最大限与えてあげられる生活って、なんて健康的で、なんて贅沢なんだ」っていう考えなんだよね。それって素敵なことだと思うね。僕は」

と、僕。

「つまり、素敵な人生に対するそういう価値観が散りばめられているのが、この「太郎物語」だったんだ。僕はこの本にたくさん示唆されて」

「それを素敵だと実感はしていたんだけど、こうやって今まで実際生きてきたから、それが、より具体的な素敵な示唆だということがやっとわかったわけ」

と、僕。

「だから、僕の今のライフスタイルは、曽野綾子大先生がもう何十年も前に提供してくれた示唆に答えているカタチになっているんだね」

「朝は寝たいだけ寝て「もう充分」と感じて起きたその時から始まるし、それは深夜12時とか1時過ぎであってくれるし、仕事も好きなことを存分に追求する仕事だし」

「食事のカロリーは気を使っているけど、それなりに好きなモノを食べてるから満足だし、昼は好きなだけ昼寝してるし、夜は都内で飲むか、自宅で晩酌だし」

「それになにより大きいのは、若くて美人なかみさんが持てそうだ・・・という実感。僕の人生は「太郎物語」で提案された、しあわせ生活そのものになりつつある」

と、僕。

「そうやって聞いてくると・・・確かに、曽野綾子さんの提案にゆるちょさんが乗って、ひとつひとつ具体的に実現してきた感じなんですね」

と、御島さん。

「そうですね。なんだろう、本当に素敵な人間らしい生活がそこにはありますね。曽野綾子さんは、それに気づいていたから「太郎物語」にそれを託したんですね」

と、貴島くん。

「わたしも早くフリーになろう。ゆるちょさんに話を聞く度に、そう思いますね。・・・というか、ゆるちょさんこそ、素敵な生活プレゼンターなんですよ。わたしにとって」

と、御島さん。

「確かに、それはそうだな。ゆるちょさんがいつも平和な笑顔でたくさんの「知恵」をプレゼンしてくれるから・・・僕も早くフリーになります」

と、貴島くんは言った。


「人生を決める一冊って、本当にあるんですね」

と、御島さんは笑顔で僕の手を再度、握る。

「ああ。出会えてよかったよ」

と、僕は笑顔で言葉にする。

「僕らも、ゆるちょさんに出会えてよかったです」

と、貴島くんは見て見ぬふりをしながら、ブラッディ・マリーを飲み干した。


(おしまい)


「素敵な生活」・・・僕は中2の頃から、それを一心に求めて来たのかもしれません。

でも、それがリアル化して・・・日々しあわせを感じながら生きています。

こうやって、真っ暗なうちから仕事をしているのも、好きな音楽を聞きながら、一心不乱に言葉を出しているのも、

僕的には素敵な生活ですね。


さあ、春の一日、また、楽しんで行きましょう!


ではでは。

「その人生に夢はあるのか?」人生やおい女「更級日記」の藤原孝標女さん!

2014年03月26日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察(女性編)」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今回は「更級日記」の作者「藤原孝標女」さんにしてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まあ、この藤原孝標女さんは、母の姉が「かげろふ日記」の作者の藤原道綱母さんなんだよね。まあ、それに影響を受けてこの「更級日記」を書いた」

「と思われるんだけど、内容的には正反対な感じなんだよね・・・」

と、タケルは言葉にする。

「と、言うと?」

と、レイカ。

「「かげろう日記」が美しくて気も回る「知恵者」の女性のジャーナリスティックな視点による、おもしろエピ満載の成功物語であるのに対して」

「「更級日記」は、ただただ日々に流されて、やまなし、オチなし、意味なし、な人生を歩んだ、特に美しくもない、平凡な女性の平凡日記なんだよね」

と、タケル。

「なるほど・・・確かに正反対ですね」

と、レイカ。

「だから、なぜ「更級日記」なんかが、この世に残っているのか、不思議に思ったんだけど・・・要はこの世とは藤原道綱母さんのような女性は稀で」

「普通に生きる女性の大半は、藤原孝標女さんのように、毎日にただただ流されて、やまなく、オチなく、意味なく、中途半端に生きてるから」

「「わたしと同じだわ、この女性・・・」という共感を得たんだと・・・やっとわかることが出来たよ」

と、タケル。

「特にこの藤原孝標女さんの子供の頃の描写・・・源氏物語の全巻を貰った時の嬉しさとか・・・これって現代の少女がお気に入りの少女漫画を」

「全巻贈られた時の嬉しさとまったく同じなのね。要は藤原孝標女さんって、少女漫画の世界に逃げ込んで、現実逃避しか出来なくなった」

「「逃げ込み者」の女性で、リアルライフの充実化がまったく出来ない・・・現代のアニメオタクな女性やコスプレイヤーの女性とほぼ変わらないわけよ」

と、タケル。

「なるほど・・・リアルライフでは特に目標も無いから、流されるだけで、特に面白いエピもない・・・そういう女性ですか」

と、レイカ。

「まあ、子供の頃に光源氏や薫や匂宮なんか、イケメン貴族ばかりとの恋愛世界に逃げこんでたから・・・現実の世界では「リアルライフ力」がまったくなくて」

「・・・まあ、「光るの姫の目」を確保出来なかったんだろうね。結果、パッとしないオジさんと結婚するはめになり、流されるままの「やおい」な人生」

「という結果にむずびついちゃうのね・・・」

と、タケル。

「結局、目標も無くただただ毎日に流される生活をしていたから・・・この人宮中に出仕しても、やる気ないから、いつもお客さん扱いだし」

「まず、自分の人生を作っていこうという意識が無い・・・だから、ただ流されて「やおい」な人生を送る羽目になるわけよ」

と、タケル。

「わたしはそういう人生嫌ですね。確かに巷には、そういう専業主婦の女性は非常に多いですよ。でも、やっぱり人生目標を持って、熱く生きていきたいし」

「素敵な恋をするために、毎日の自分磨きは大切だし、そのためにも、こうやってタケルさんに古今東西の知恵者の言葉を勉強させてもらってるんだし」

と、レイカ。

「ま、だから、この藤原孝標女さんの場合は「人の振り見て我が振り直せ」にすればいいんだよ。こういう女性にわたしは絶対にならない!ってね」

と、タケル。

「そうですね。そういう意味ではあまり頭の良くない女性なんでしょうね。この女性は」

と、レイカ。

「まあ、人間、過ごしてきた人生がすべてを語るよね・・・とにかく、どこにも人生の山がない・・・旦那もポックリ死んじゃうし、かなり後年になってから」

「「ああ、若い頃から、仏道に熱心に励んでいたら、よかったかしら」的な愚痴も出てくるし・・・終わったことを後悔する程、意味の無い行為もないのにねー」

「後悔するくらいだったら、早く始めておけばいいし・・・「知恵者」は人生後悔しないように、先手先手を打っていく生き方をしてるもんだしねー」

と、タケル。

「ほんと、こういう後悔をするような生き方をわたしは絶対にしたくないわ・・・」

と、レイカ。

「結局、高い目標を若いうちから持ち・・・それを目標にして夢実現の為に毎秒自分を成長させていく生き方しか、ドラマチックな生き方にはならないんだよね」

と、タケル。

「それを何の目標もなく、ただ日々に流されて生きていけば・・・後悔ばかりの日々になっちゃうのは自明の理だよねー」

と、タケル。

「人生ふしあわせスパイラルそのもの・・・それを言葉にした感じで・・・ほんと、絶対にこうはなりたくない、わたし・・・」

と、レイカ。

「それに結局、廻りから人がいなくなって・・・寂しがる結果につながるんですよね・・・それって「逃げ込み者」の典型的ふしあわせ結果ですからね・・・怖いねー」

と、タケル。

「人生生きていくうちにドンドン周囲に人が増えて「しあわせコミュニティ」を運営していくようになるべきなんですけどね」

と、レイカ。

「まあ、この藤原孝標女さんは、人生の生き方のセンスがなかった・・・すべて中途半端に済ましてきた結果が、それ・・・ということだろうね」

「ま、人生「傍観者」のままでいると、結果こうなる・・・その典型例なお話だね、これは」

と、タケル。


「そういえば、上でタケルさん、コスプレイヤーも、ふしあわせスパイラル一直線みたいな事を言ってましたが、その理由を教えてください」

と、レイカ。

「ああ。それは簡単・・・例えば、僕が「ワンピース」の「黒足のサンジ」のコスプレイヤーになるとするじゃん?」

と、タケル。

「確かにタケルさん、料理上手いし、細身でスタイリッシュだし、おしゃれだし、髪の毛ボリューミーで長いし、女性に人気があるから・・・サンジライクかも」

と、レイカ。

「まあ、それはいいんだけど、要はコスプレイヤーって、漫画の世界の登場人物になりきることで人気を勝ち取ろうとするのよ。だけど、それは」

「その個人に価値があるわけでなく、例えば、「黒足のサンジ」だったら、サンジに人気があるから、価値になるわけだけど、本人自体に価値があるわけじゃないのよ」

と、タケルは指摘する。

「だから、自分に価値を感じない人間程、コスプレイヤーになる、ということになって・・・要は「リア充」出来てない人間程、コスプレイヤーになることになって」

「そういう人間は、ふしあわせスパイラル一直線・・・要は、漫画の世界に入り込んで帰ってこれなくなった・・・そういう二次コンな人間としては」

「コスプレイヤーも、この藤原孝標女さんも、まったく同じ構図になり、人生、山なし、オチなし、意味なしの「人生やおい女」ってことになるね」

と、タケルは説明する。

「人生やおい女・・・絶対になりたくありません。そんな女性に・・・」

と、レイカ。

「だから、夢を持つことは大切だ、と・・・そして、毎秒、その夢の実現を目標にしながら、毎秒自分の価値を高めていくことこそ、大事になるんだね」

と、タケルは言葉にした。

「なるほど・・・藤原孝標女さんみたいな「人生やおい女」になりたくなければ・・・夢の追求って大切なんですね」

「でも・・・サラリーマンの男女を見ていると、人生に夢なんて、無くて・・・ただただ毎日に流されているように見えます。わたし」

と、レイカ。

「だから、要は、僕は夢を追っている人間こそ、「青春」状態だと思うんだ。そういう人生はもちろん、山もあれば、オチもあるし、意味もある・・・そういう人生だ」

「しかし、人生から、夢というモノが消えた瞬間・・・「青春」時代は終り、人生やおい人間になって」

「一気に、人生ふしあわせスパイラル一直線・・・そういう風に言えると思うね」

と、タケルは言葉にした。

「なるほど・・・夢のあるなしが・・・その人の人生の意味を決めてしまうんですね。意味のある人生と、意味の無い人生と、を・・・」

と、レイカ。

「そういうことになるね。その人生に「夢」があるか?・・・そういう目で他人の人生を見ていこう。これからは」

と、タケル。

「それが今回の結論ですね」

と、レイカ。

「そういうことになるね・・・」

と、タケルはのんびりと言った。


「さ、結論も出たようだし、仕事はこれくらいにして、飲み行こうか、「知恵者」のレイカちゃん」

と、笑顔で立ち上がるタケルでした。

「はい。もちろん、お供しますわ」

とレイカは立ち上がり、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


巷にも「知識者」の女性、「知恵者」の女性がいろいろいますよね。

「知恵者」の女性って、頭の回転が速くて常にコロコロ笑っているから、僕も大好きですね。

人生大切なことは、どこまでも「知恵者」であることです。

そういう女性達と楽しく生きていきたいですね。


ではでは。