「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

オンナとオトコがモテる理由、モテない理由!

2016年01月28日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

昨日は、のんびりと暖かな日でしたね。

そういう日がどんどん増えていくと嬉しいんですけどねー。


さて、その時、僕はいつものように事務所の大部屋でノートパソコンをパタパタ叩いてお仕事をしていました。

いつもより少しだけ暖かい、冬の日の午後でした。

「実は先日、結婚して、妊娠した大学時代の友人と会ってきて」

「すごーくしあわせそうに話をしていて・・・「ああこういうシンプルなしあわせも近くにあったんだな」って」

「素直に思えて・・・ちょっといい機嫌になれたんですよね」

と、辛辣姫ユキちゃん(28)が嬉しそうに話してくれる。

ちょうどさっき、二人での仕事の打ち合わせが満足行く出来で終了したばかりだった。

「で、彼女は・・・まあ、同い年のヨシコって言うんですけど、「妊娠したら、同居しているお義母さんが気を使ってくれて」」

「「まあ、彼女も嫁として家に同居した女性だから、わたしの気持ちをわかってくれて・・・すごくやさしくしてくれるの」」

「って、もう、満足気で・・・「お義母さんとの同居もいいもんなんだな」ってわたし、素直に思っちゃったんですよね」

と、ユキちゃん。

「ユキちゃんは、旦那さんのお義母さんとの同居に懐疑派なの?それとも賛成派?」

「ちなみに母を亡くしている僕と結婚する場合は、同居は無いけどね」

と、僕。

「じゃあ、ゆるちょさんにしておきます!・・・って言うと怒られそうですから」

「わたしの考えをいいますけど・・・わたしは「何でもやってみなくちゃわからない派」ですね」

「ただ、わたしは年上の女性に結構愛されるタイプなんで、それも有りかなって思ってますけど」

「どちらかと言えば、たくさんの人と同じ家に住みたいタイプなんで・・・」

と、ユキちゃん。

「そうだね。ユキちゃんって、根が素直で、やさしい子だから、先輩受けがいい感じがするな」

「それは御島さんのユキちゃんへの対応を見ていればわかる気がする」

と、僕。

・・・と、そこへ噂をすれば影・・・の御島さんが外回りから帰ってくる。

「なあに、わたしの噂してたの?今日はおみやげなしだけど・・・せっかくだから、一緒にお茶飲もうかしら」

と、黒のトレンチコートの御島さん(31)だ。

「いやあ、ユキちゃんなら、結婚して、姑さんと同居になっても、やさしく愛されるって話をしていたんですよ」

「年上の先輩受けが良さそうだって話で・・・」

と、僕。

「そうね。・・・結局、日本の社会で、先輩に愛される男女って、ちゃんと世間の空気が読める男女なのよね」

と、御島さん。

「例えば、ここに貴島くんや池澤くんの男性陣が一緒にいたとして・・・誰が先に話を始めるか・・・誰が妥当かと」

「言う事を理解しているのが、「場の空気を読める」って事なのよね」

と、御島さん。

「そうですね。そうなると・・・ビジネスの場だったら、御島さんの言葉を待ちますけど・・・飲み会の場だったら」

「まず、ゆるちょさんの発言を待つことになるでしょうね」

と、辛辣姫。

「そう。そうなのよ。それが正解なの。まあ、池澤くんが質問をしたくて・・・そこから飲み会の場が始まる」

「・・・なんて事もあるけど・・・その場合も、順番を変える理由があるわ」

「そういう意味で言うと、日本社会って、経験至上主義にして、知恵至上主義なのよ」

と、御島さん。

「知恵至上主義!」

と、ユキちゃん。

「「その出来事に対して、最も経験があり、知恵を持っていると思われる人間こそが、その場をリード出来る」・・・」

「日本人のしゃべりの場には、そういう暗黙のルールがあるわ。ただし、それは場をリードするチカラを持った人間でなければ」

「ならない・・・しばしば、女性は「姐さん」、男性は「アニキ」と言う名で表現されるけど・・・」

「要は経験が豊富で、人間性が大きくて、精神的にも強い、「サル山のボス力」の強い、皆の姐さんやアニキこそが」

「その場を取り仕切れるのよ」

と、御島さん。

「そして、そういう女性や男性に見込まれるのが若い女性や男性で・・・ムードメーカーと呼ばれる女性や男性達なの」

「結局、豊富な経験から人を納得させる知恵を提示出来て・・・場をリードする人間たちになれるのが、そういうムードメーカーな」

「女性や男性達って事になるのよね」

と、御島さん。

「だから、場って言うのは、2つに分けられて・・・場をリードする側の女性や男性、及び、ムードメーカー」

「それに対して、空気を読む側・・・ムードメーカーの話に乗りながら、実際に話を展開していく側・・・とに分けられるのよね」

と、御島さん。

「・・・ほう、なかなか、面白そうな話しているじゃないですか!」

と、そこへ貴島(29)・池澤(24)の師弟コンビの登場です。

「銀座のクライアント回りしていたら、思った以上に時間がかかってしまって・・・」

「で、帰ってきたら、この話に出くわしたと言う事で・・・日本の会話文化は知っておくべき内容ですからね」

と、貴島くん。

「そうなのよ。この話、カン違いしている女性や男性が割りと多く感じるから」

「言葉にしておくべきと思ったのよね・・・」

と、御島さん。

「日本では、場の話の展開は・・・ムードメーカーとその後見人の空気を作る側と・・・空気を読む側の」

「・・・実際に話を展開していく側に分かれるんでしたね。ま、それで皆が納得するから」

「場は納まるんでしょうけれど・・・」

と、貴島くん。

「そ。日本文化で最も大事なのは、場の皆を納得させる・・・本能的能力が必要って事なの」

「もちろん、それは「サル山のボス力」そのもの・・・皆を本能的に威嚇出来るチカラがあるからこそ」

「皆、本能的に納得するのよ。その意見に従うの」

と、御島さん。

「これが最近の男性のように、「サル山のボス力」皆無の男性だったら、どう?」

「誰もその意見に納得しないどころか、その主張に従わない事を明確にする為に、反対意見を主張し出すわ」

と、御島さん。

「つまり、納得の裏側には、ボスの本能的威嚇があると?」

と、貴島くん。

「そうよ。日本の会話は理論的な討論じゃないもの。それは誰の意見に従うかを探る行為に過ぎないの」

「そして、本能的に威嚇する能力が最も高い個体に、無条件に従うの・・・だから、会議でボスが「1+1=100」と言い出したら」

「それが正義になるのよ」

と、御島さん。

「なるほど・・・確かにそれは理論的な討論じゃあ、ないね」

と、僕。

「だから、日本の社会で生きていく為には、この「本能的威嚇能力=サル山のボス力」が最も大事なの。それが男性を従えるし、女性を恋に落とすの」

「だけど、この日本でその能力を整備する方法論が最もおざなりにされているのよ。文部省のお役人なんて、「サル山のボス力」なんて知りもしないでしょうからね」

「ま、東大卒の糞役人は、何の役にも立たないわ。単に知識があるだけのロボットだもん。会話を交わす価値の無いロボットよ。人間ですらないわ」

と、御島さん。

「ま、話を元に戻すけど、男性にとって、この「本能的威嚇能力=サル山のボス力」こそ、最も大事なチカラだし、女性を魅了する魅力そのものになるの」

「だから、この魅力の無い男性は、女性に恋されないのよ。だから、恋の出来ない男性が今の若い子に増えているの。魅力の無いダメな男性が、ね」

と、御島さん。

「それって・・・じゃあ、逆に女性の魅力に当たるものは、何ですか?」

と、池澤くん。

「わたしは「サル山のおっかさん力」と言ってるけど、「人間性の大きさ」から来る、相手を包む愛情ね。よく「男は度胸女は愛嬌」って言うけど、どちらも」

「「人間性の大きさ」から起因して備わるモノでしょう?男性は「サル山のボス力=本能的威嚇能力」、女性は「サル山のおっかさん力=本能的抱擁力」こそが」

「男女の魅力になるのよ。だから、人間的に小さかったり、精神的に弱い個体はダメね。「魅力がサッパリ備わっていない」って事になるわね」

と、御島さん。

「だから、女性で言えば、「サル山のおっかさん力=本能的抱擁力」こそが女性の最も大事なチカラだし、男性を魅了する魅力そのものになるの」

「もちろん、同じ女性を従えて、男性を恋に落とすチカラになるのね。これが無いから、女性は恋の対象にならないのよ・・・」

と、御島さん。

「それって、すごくわかりやすいね。確かに街コンにも、お見合い番組にも、「サル山のおっかさん力」を持った女性は見当たらないね」

と、僕。

「でしょう?だから、本能的な恋が生まれないのよ・・・ま、男性にも「サル山のボス力」を持った男性は見当たらないけどね」

と、御島さんは、言葉にした。

「「サル山のボス力」を持った男性も、「サル山のおっかさん力」を持った女性も、普通に巷で恋出来るから・・・そういう場所に行く必要がないのね」

と、御島さん。

「さて、場をコントロール出来るムードメーカー側の人間が、「サル山のボス力=本能的威嚇力」を持ったで・・・だから、場はこのムードメーカーに本能的に支配されている」

「事が説明出来た所で・・・そのボスに場のマドンナ・・・「サル山のおっかさん力=本能的抱擁力」を持った女性が恋に落ちる事で、完全な場の支配者が確立する事も」

「言葉にしておくわね・・・」

と、御島さん。

「・・・となると、うちの場合、ゆるちょさんが「サル山のボス」で、御島さんが「サル山のおっかさん」の役割で」

「空気を作る側なのに対して・・・多岐川や僕、池澤が空気を読む側・・・特に池澤は、質問をする側でもありますから」

「話を展開する側と言う事になりそうですね・・・」

と、貴島くん。

「そうなのよね。要はそれって、知恵を探求していく話なの。ひとつの知恵が提示されたら、その知恵の先を追っていくって言うか」

「・・・だから、要は知恵の深い人間が先頭に立って、知恵の探求をしていく・・・そういうカタチになるのね」

と、御島さん。

「でも、日本の話のカタチはそれだけじゃない・・・むしろ、同性同士だと愚痴のカタチもある・・・そういう話ですか?」

と、辛辣姫。

「そうなの。最初の話の①「知恵追求型」の話が建設的である話なのに対して・・・②「愚痴」は結局、自分を誇り、仲間との」

「傷の舐め合いに過ぎないから、成長が無いのよね。すごく不毛。だから、①のおしゃべりで自分をどんどん成長させる人間が」

「いるのと同時に、②しか出来ない・・・成長の無い人間も出て来る。この①と②のおしゃべりを等価だと思っていたり」

「むしろ、②しか出来ないのに、自分はおしゃべりが上手いと感じている人間もいるのよね」

と、御島さん。

「会社と言う所はよろしく無い所で、ビジネス的にその人間と会話しなければならない場合があるの」

「その人間と話したいと感じていないのに、その人間との会話が生まれてしまうから、カン違いしてしまう場合が多いの」

「「俺はエライ人間だから、皆から会話を要求されているんだ」的に、ね・・・」

「そういうカン違い野郎が「俺エライ病」に陥って・・・でも、プライベートでは全く話しかけられない・・・そういう女性や男性が」

「生まれるのよね・・・」

と、御島さん。

「そうですね。会社員時代、そういう男性と話さなきゃいけないのが苦痛だったな」

と、辛辣姫。

「そうですね。僕は未だに会社員だから・・・そういう人間、会社にわんさかいますよ」

「そういう人間っておっさんだし、必ず外見がダサい・・・そもそもプライベートが無いか、人生つまらなそうなんだよな」

と、池澤くん。

「ねえ、ゆるちょくん。人生で楽しい事って何?」

と、御島さん。

「え?そうですね。人間的に大きくて、精神的に強い、素敵な女性達と楽しくおしゃべり出来る事かな」

「特に男女の恋の話とかしている時は、面白くって、楽しいですね」

と、僕。

「でも、その楽しい空間を作り上げているのは、女性だって、わかっているでしょう?」

と、御島さん。

「ええ。具体的に言えば、御島さんや・・・このユキちゃんが笑顔で僕を視界に入れてくれるから、成り立っているわけで」

「それに関して言えば、有難いなって思っていますよ」

と、僕。

「そうなのよね。結局、この世の審判者は、女性なのよね。しかも、人間性が大きく、精神的に強い女性の個体・・・」

「そういう女性に認められた男性だけが、この世のしあわせの恩恵を受ける事が出来る・・・それを理解出来ていない男性が」

「あまりにも多すぎない?」

と、御島さん。

「それを理解出来ていない男性が・・・ダサい格好をして、人生つまらなそうにしているって事ですか?」

と、池澤くん。

「そういう事よ。そういう男性は大抵、仕事さえしていれば、女性にモテると勘違いしている」

「そんな事、実際には、絶対にあり得ないのに・・・」

と、御島さん。

「どうして、男性は、そういうカン違いを起こしがちなんですか」

と、池澤くん。

「それは前にも話し合った事だけど、世の中の女性を母親と同じモノだとカン違いしているのよ」

「大抵のサラリーマンは、学生時代、テストでいい成績を取ると母親に褒められた経験を持っているわ」

「つまり、仕事でいい評価を得れば、自分も女性に優しくされる・・・女性を笑顔に出来る存在になれて、女性にモテるようになる」

「・・・そういうバカなカン違い・・・それを今でも一生懸命、信じているのよ」

と、御島さん。

「女性経験があまりないから、そういうカン違いを起こすんでしょうね。そういう人達は」

と、貴島くん。

「女性が積極的に好きになるのは、人間性が大きくて、精神的に強くて、サル山のボス力の強い・・・ある意味、ヤンキーのボス」

「みたいな男性だから・・・勉強や仕事しか出来ない男性には、真似出来ないのよね・・・」

と、御島さん。

「勉強や仕事しか出来ない男性は、ある意味、真面目な男性と言うけれど・・・わたし、真面目って言う概念こそ」

「日本人をダメにしている糞概念だと思っているんですよね」

と、辛辣姫。

「糞概念とは、大きく出たね・・・その具体的理由は?」

と、僕。

「結局、真面目って概念は、人間的に小さく性格的にも弱い、教師達が自分たちを守る為に勝手に作った糞概念じゃないですか」

「自分たちだけの為なんだから、オナニー概念と言ってもいい。「勉強が出来る真面目な問題を起こさない生徒」・・・」

「これが自分の出世の為に必要な学生だったから・・・それを指導して作り上げたに過ぎない・・・違います?」

と、辛辣姫。

「それは確かに、指摘通りだね」

と、僕。

「結局、その糞指導者達に作られた「真面目」って言う糞概念は、日本人に逃げ込み先を用意して、「逃げ込み者」になる事を奨励した日本人そのものを」

「確実にふしあわせにしているんですよ。実際、真面目なだけで、勉強しか出来ない成れの果ての男性って・・・糞つまらない人間じゃないですか」

と、辛辣姫。

「女性からすれば、ハッキリ言って、糞つまらない人間は、この世にいりませんから」

「着ているスーツからしてダサいじゃないですか。自分以外の事を全く考えていない人間性の小さい・・・ただのオナニー野郎ですから」

「女性としては、金輪際、視界にすら、入れる事はありません」

と、辛辣姫。

「何かあった?ユキちゃん。相当お怒りのようだけど・・・」

と、僕。

「いえ。わたし、糞つまらない人間が大嫌いなだけですから・・・」

と、辛辣姫。だいぶお怒りのようだ。

「ねえ。だとしたら、糞つまらない人間の定義を言葉にしてくれない?ユキちゃん」

と、御島さん。

「人間性が小さくて、精神的に弱いから、相手の事をまず、考えられない。逃げてばかりで成長が一切無いから」

「自分の世界の話しか出来ない。もっとも、他人と行動するのが不快だから、常に個人で行動し、酒もタバコもやらず」

「朝、新聞を読む事と週末、テレビを見るか、パチンコをするくらいが関の山。会話のネタも無いし、そもそも女性と話した事が」

「無いから、それさえ、何をしたらいいかわからず、不快そうに黙るだけのオトコ・・・そんな感じですか」

と、辛辣姫。

「結局、中身が無いんですよ。ただ真面目と言う絶対の価値観に逃げ込んで、楽ばかりしてきた人間だから、一切成長も無いし」

「そもそも相手の立場に立って会話する事が出来ない。経験も無いから、主張も少ない。テレビの話題くらいしかついていけない」

「そんな人間、会話する意味、あります?」

と、ユキちゃん。

「そういう人間って、会社でも孤独なんだよな。仕事上で、ちょっと確認するくらいが関の山でさ」

「まあ、会社だから、会話が生まれるんだろうけど、プライベートじゃあ、会話生まれないだろうな」

と、貴島くん。

「結局、日本人って、社会が鏡なのよ。社会的に孤立していれば、それだけの人間って事になるし」

「社会的に、多くの女性や男性に求められて、たくさんの仕事をこなしていれば・・・求められる人間って事になるしね」

と、御島さん。

「うん。そこはちょっと落とし穴の感じがするな。会社員で、仕事が集中する人間は単にその仕事が出来るから、出来る奴に仕事は集中するけど」

「プライベートで人気があるからじゃあない。むしろ、そういう人間こそカン違いして「俺エライ病」になるから、女性から嫌われている事の方が多いよ」

と、僕。

「じゃあ、どう言い直したらいい?」

と、御島さん。

「やっぱり、フリーで仕事をしていて、多くの女性や男性のクライアントにオファーを貰って仕事をしている場合が、社会から求められている人間って評価に」

「なるんじゃないかな。サラリーマンは、仕事オリエンテッドだから、誰がその仕事を担当するかは、会社側の判断になるけど」

「フリーの仕事の場合、担当者オリエンテッドだから、その仕事をその個人に担当させたい・・・と言う思いが最初からクライアントにあるからね」

「そこが会社とフリーの仕事の大きな違いになるよ」

と、僕。

「なるほど・・・確かにその指摘が必要だったわね。ありがとう、ゆるちょくん」

と、御島さん。

「で・・・話を戻すけど、もちろん、社会の多くの女性や男性に個人的に、求められている人間こそが、しあわせな人間って事になるんだけど・・・」

「そう・・・真面目って概念は、糞だったんだ・・・」

と、御島さん。

「もちろん、第三者の客観評価が、その人間の適正な評価になるこの日本では、真面目と言う事は社会で暮らす上での」

「絶対のパスポートになります。なりますけど・・・そこに逃げ込んでいる人間はダメだって事を言ってるんです」

「結局、一歩踏み出して傷つくのが怖い、弱い人間がふしあわせになるんですよ。それは男性だけじゃなく」

「女性もそうじゃないですか」

と、辛辣姫。

「わたし、頼りがいのない人間が嫌いなんです。まだ、10代、20代の子だったら、ともかく」

「20代も後半になったら、頼りがいの無い人間って、あり得ないじゃないですか」

「そういう人間って、要は早い時期から、自分の事だけ考えて、「逃げ込み者」あるいは「俺エライ病」になって」

「成長出来ずに、頼りがいを作れなかった人達なんですよね」

と、ユキちゃん。

「だから、そういう弱い人達の主張なんて、わたし聞かないし、そもそも世の中での経験の浅い人の主張なんて」

「説得力が無いから、聞く意味が無いし・・・」

と、辛辣姫。

「なるほど・・・ユキちゃんが何を指していっているかは、わかってきたような気がしたよ」

「いずれにしろ、説得力の問題だね。日本人はそもそも説得されず、納得出来なかったら、その主張を信用しないからね」

と、僕。

「そうなんですよ。それを一部の人はカン違いしていて、声を挙げさえすれば、その主張がすんなり通るモノだと思っている」

「結局、マスコミがそのカン違いを生んでいるんですけどね。マスコミも自分は神か何かとカン違いしている」

「「俺エライ病」そのものですからね。ま、利用はするけど、信じ込みはしない・・・その対応が重要だと思いますね」

と、辛辣姫。

「大切なのは、人と人が目と目を見つめ合って、納得するまで、話し合い・・・意見を常にアップデートしておく事ですよ」

「その為にこそ、経験が豊富で、知恵が最新の人間と話し合って行くべきなんだとわたしは思います」

「それこそが、人生を豊かにしていく事だし、本当のしあわせを獲得していける生き方だと思います」

と、ユキちゃん。

「こう聞いていると、日本って、カン違いしている女性や男性が多いのね」

「その多くが「俺エライ病」と「逃げ込み者」・・・人間性が小さくて、精神的に弱い、頼りがいの無い人達・・・」

「真面目と言う言葉に逃げ込む人達・・・中身の無い人達・・・でも、結局、そういう人達は、既に社会的制裁を受けているんじゃない?」

「つまり、孤独と言う事よ・・・そういう人達は」

と、御島さん。

「それって、社会から話す価値の無い男性や女性だって、判定されているから、そういう事になるんでしょうね」

と、池澤くん。

「そうね。確かにそうだわ。鋭いなあ、池澤くん」

と、御島さん。

「ま、日本社会は、サボったら、そのつけが自分に回ってくる・・・そういう怖い社会だと言う事ね」

「それは肝に銘じて置いて・・・皆」

と、御島さん。

「さあ・・・時間もいい時間だし、今日は中華で飲もうか!」

と、御島さんは嬉しそうに言った。


一瞬にして、場が盛り上がった。


(おしまい)

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