「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

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「リアル・ニュータイプ理論」の真髄! RNTT(28)

2014年10月22日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「あーあ。アヤカちゃんを怒らせたら、店のママである、わたしだってどうにも出来ないわよ・・・ほら、タモツさん、あなたが悪いのよー」

と、レイコママが裏からバスタオルを持ってきて、タモツさんを拭きながら、言葉にしています。

「おい、タモツ。おめーまだ、やるべき事残ってっだろ。おい、それすら、わからねえか?精神的クソガキは情けねえな、頭も悪くて、よ」

と、アヤカちゃんは、まだ、怒り狂っています。

「タモツさん、オトコだったら、ここは土下座じゃないの?もちろん、ゆるちょさんによ・・・アヤカちゃんにじゃ、ないわよ」

と、レイコママは、タモツさんの身体を拭きながら巧みに言葉にしています。


「わ、わかったよ・・・わ、わるかったよ。俺がわるかった・・・この通りだ、許してくれ・・・」

と、タモツさんは、神妙な顔で僕の前で土下座した。

「いや、それでいいですよ。誤解されることはよくありますから・・・もう大丈夫」

と、僕は言葉にする。

「ったく、最近のガキは筋通せねえダメなクソガキが増えたぜ!」

と、どっかを蹴りながら、悪態を付いているアヤカちゃんなのでした。

「・・・と言う事で、今日は少し早いけど、もう店を閉めるわ・・・」

と、レイコママが言うと、それを合図にカナコちゃんとキョウコさん、しょんぼりしたタモツさんなどは帰っていった。


レイコママは店を閉め、外のシャッターを下ろすと、

「さ、4人で飲み直しましょう。まったく最近の客は礼儀も何もあったもんじゃないわねー」

と、レイコママは笑顔で僕にマンハッタンを作ってくれた。池澤くんも大好物のカルーアミルクを作ってもらっていた。


「池澤くんは知ってるかもしれないけど・・・このアヤカちゃん、紹介してくれたのは、ゆるちょさんのお知り合いのユミちゃんなのよ・・・」

と、レイコママ。

「え?ユミさんって、僕の大学の先輩の・・・芦川ユミさんの・・・元ヤンのユミさんの知り合いですか?」

と、池澤くん。

「そっか?池澤くんって、ユミちゃんの大学の後輩かあ・・・それは奇遇だね」

と、僕は笑顔で池澤くんに振る。

「いやあ、噂には聞いた事あったんです。「うちの大学に元東京都内を牛耳ってた元ヤンのオンナがいる」って・・・」

「それって正確には「東京を牛耳ってた伝説のヘッドの彼女をしてた、元ヤンの女性がいる」って事じゃないすか、ユミさんの場合」

と、池澤くん。

「ふーん、で、在学中にユミちゃんに会った事は?」

と、僕。

「それはありませんよ。どこの誰がそんなすごい女性かなんて、てんでわからなかったし」

「でも、ゆるちょさんと出会ってから、ユミさんとも顔見知りになれて、俺すげー感動して・・・だって伝説の人ですよ、ユミさんって」

と、池澤くんはちょっと興奮気味。

「そのユミちゃんを連れて、ゆるちょさんがうちの店に来た時に・・・いい子いない?なんて話になって・・・」

「そしたら、義理堅いユミちゃんが、ひと月もしない内にアヤカちゃんを連れてこの店に来てくれたの」

と、レイコママ。

「ユミさんは、わたしにとっても、伝説の女性でしたから・・・現役でヤンキーやってた時に、その頃バイトしてた店によく顔出してくれたんすよ」

「・・・と、ヤンキーの頃に言葉遣いが戻っちまって・・・客商売だって言うのに、まずいですね」

と、アヤカちゃん。

「どんな店でバイトしてたの?その頃」

と、僕。

「しけたスナックで、ママもブサイクでやる気なくて・・・わたしも腐ってたけどカネの為には仕方ないって思っていて・・・」

「そしたら、ユミさんが来てくれるようになって「将来の夢は絶対に持て」って言ってくれて・・・それが直接今の道につながったようなもんだし」

「感謝しているんです、ユミさんには」

と、アヤカちゃん。

「しかし、さっきの啖呵、気持ちよかったわ。なんだか、我慢して我慢して、それでも我慢して、最後の最後、ブチ切れる高倉健の主演映画みたいだったわ」

「あの啖呵のタイミング」

と、レイコママが美味しそうにピニャ・コラーダを飲んでいる。

「すいません。つい、あのオトコが許せなくなって・・・」

「自分の価値を履き違えているオトコは許せねえ・・・ゆるちょさんと同席させて貰ってるだけで、いや、言葉を聞けるだけで有り難いと思わなきゃおかしいでしょう?」

「そういうのを一切わからねーのが、あーいうくだらねー、サラリーマンオヤジなんだよな・・・」

と、アヤカちゃん。まだ、怒りが残っているようだ。

「まあ、いいよ。今回、アヤカちゃんには、守って貰っちゃったから、もちろん、ユミちゃんにも、報告しておくよ」

「彼女も喜ぶ、きっと、ね・・・」

と、僕。

「あ、そうですか?ほんとに?」

と、アヤカちゃん。

「やったー。ふふん。わたし、マンハッタンのお代わり作りますねー」

と、アヤカちゃんは急に上機嫌になり、鼻歌まで歌い始めた。

「やっぱり、ゆるちょさんは、そういうところが上手いですよね」

と、池澤くん。

「ほーんと。でも、それがリアルニュータイプ理論の真髄じゃないの?怒った女性もちょっとした言葉で上機嫌に変えるオトコだわ、ゆるちょくんは」

「そして、ダメサラリーマンは、女性を激しく怒らせる・・・そこにすべてが出ているような気がするわね・・・」

と、レイコママは、ピニャ・コラーダを飲みながら言った。

「確かに、そういうことかもしれませんねー」

と、池澤くんも、言葉にしていた。

「はい、ゆるちょさん、マンハッタン!」

と、アヤカちゃんは目の笑ういい笑顔でマンハッタンを僕に差し出した。


(つづく)


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本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

第一回源氏物語鑑賞 「桐壷」

2014年10月22日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「源氏物語特別考察編」・・・お願いします。今日は54帖どのお話について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日はまずは第一帖「桐壺」から語っていこう」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「えーと、この「夜の日本学」はタブー無く、日本の文化を貪欲に摂取していこうと言うのが、基本的な目的になっています」

「今までいろいろな展開をしてきたのですが、やはり、日本文化と言えばこの「源氏物語」を美学の中心に置いている表現も多々あるので」

「早めに摂取したいと考えていたのですが、ようやく、その時間に入ってきたようなので、今回より、この枠で・・・源氏物語をエピ単位に見ていこうと思います」

と、タケルは言葉にする。

「やはり、この枠は女性向けと捉えて、女性読者と共に「源氏物語」を摂取していこうとそういうお考えなんですね?ゆるちょさんは」

と、レイカ。

「まあね・・・ここは以前「建礼門院右京大夫集」の鑑賞もやっているから、この枠が一番いいと思ったかな」

と、タケル。

「ま、レイカちゃんは、源氏物語には詳しいらしいから、とりあえずこの枠ではレイカ先生と言う事で、僕は弟子と言う立場でがんばりたいので」

「・・・よろしくお願いします」

と、タケル。

「じゃ、一緒にがんばっていきましょう、ゆるちょさん」

と、レイカは目の笑ういい笑顔で言葉にした。


「えー、今日は第一帖「桐壷」と言う事で、あらすじを資料にしてきました」

と、レイカは資料をタケルに手渡した。


「さて、ある時、帝の寵愛を一身に受ける美しい更衣がいました。彼女の名こそ、桐壷更衣・・・身分も無く、すでに後ろ盾も失っていたので」

「帝の寵愛だけが便りの心細い身なれど、それでも彼女の輝く美しさは宮中一の呼び声も高く、桐壷更衣は帝の寵愛に身を委ねていました」

「そんな中、彼女は美しいオトコの子を生みました。とても美しい子でしたが、その子の誕生が桐壷更衣の運命を変えました。帝の長男を生んでいた」

「弘徽殿女御(こきでんのにょうご)がその子が東宮になってしまうのではと嫉妬し出したからです。それを境に他の女性達も桐壷更衣に嫉妬するようになり」

「・・・あはれ、体調を崩した桐壷更衣はあっという間に亡くなってしまいました。あとには美しいオトコの赤ちゃんが残され・・・」

「それが後の光源氏だったのです」


「まあ、これは、「桐壷」の巻の前半ですけど、どうでしょう?ゆるちょさん」

と、レイカ先生。

「そうですね。宮中は嫉妬地獄だったんですね・・・桐壷更衣さんは、産後の肥立ちも、悪かったんでしょうね。つーか、怖いところだな」

と、タケル。

「当時の宮中はいろいろな思惑の人間達の欲望の巣みたいな場所でしたから、それこそ、性格の強い女性達の神経戦の場所でもあったんです」

と、レイカ。

「まあ、でも、物語の冒頭と言う事もあり、わかりやすい配置説明かと思いますよ。主人公光源氏の悲劇的過去と敵役としての弘徽殿女御の登場」

「父、桐壷帝のまあ、コンプレックスの提示もありますし、人間の運命や業など、仏教的思想すら表現されていますから、かなり、文化的に深い作品になっています」

と、レイカ。

「オトコにとって、母が死んでいると言うコンプレックスは相当な心の傷になるからね・・・それがその後の光源氏の異常とも言えるオンナ漁りの物語の」

「原動力にしているんだね。つまり、ストーリーとしての源氏のオンナ漁りは紫式部としては、すでに着想していただろうから・・・それを実現するために」

「この様な悲劇的な設定が作られた・・・と言う事になるんだね?」

と、タケル。

「読者、もちろん、女性が光源氏の行動に納得出来るように源氏廻りに悲劇を出来るだけ集めるんですね・・・」

と、レイカ。

「では、「桐壷」後半、行ってみましょうか」

と、レイカは資料を差し出す。


「桐壺帝は翌年、弘徽殿女御の子を東宮としました。この事もあって、桐壷更衣の若君の将来を案じた桐壺帝は若君をある人相見に見せた所」

「・・・「彼は天子になる相を持っておいでですが、そうなると国が乱れます。彼は地上にて、国家の柱石として政治の補佐をする事こそ肝要」・・・と言われます」

「その言葉の後押しもあり、桐壺帝は、確かな後ろ盾も無い若君に源氏の名を与え、臣籍降下することにしました」

「さて、桐壺帝は、それでも亡き桐壷更衣を忘れられず、彼女に面影が似ていると言う藤壺の宮を後宮に迎えていました」

「もちろん桐壺帝は、桐壷更衣の忘れ形見、源氏の若君を手元から離しませんでしたから、藤壺の宮と若君は自然と仲良くなっていきました」

「若君も「あの方は、あなたの母親君と面差しが似ていますよ」などといわれていましたから」

「「ふーん、そうなんだ。母さまはこのようにお美しい方だったんだ。ふーん・・・」などとつぶやきながら・・・彼女をつぶらな瞳で見ていると」

「彼女もかわいい源氏の様子につい笑顔になり・・・お互い目と目を合わせ、時の流れるのを忘れる、いつの間にか、そんな、しあわせな時間を楽しんでいたのでした」

「この頃、源氏の若君は大層美しかった為に宮中では「光るの君」と呼ばれ、藤壺の宮もまた、その美しさから「輝く日の宮」と呼ばれていました」

「そんな甘い二人の時間も長くは続かず・・・源氏12歳の時、源氏は元服し、4歳上の正妻葵の上と結婚します。もちろん、元服した源氏を」

「藤壺の宮もまた、一人前のオトコとして扱いますから・・・源氏は藤壺の宮の美しい笑顔が見れなくなって・・・目と目を合わせる機会が持てなくなり」

「少々不満を抱いていました・・・」


「なるほど・・・源氏は「光るの君の目」と「光るの姫の目」で持って目と目を合わせる恍惚な時間をすでに知ってしまっていたんだ」

「・・・これは、ほんと、最高な時間だよ。もう、女性とか、恍惚としちゃうくらい本能から、気持ちのいい時間だからね・・・経験した事の無い人間にはわからない」

と、タケル。

「確かにそうですね。あの気持ちよさは・・・ちょっと言葉に出来ないくらい・・・なんて言うのかな、お互いがお互いを受け入れて」

「信じあっている事になるんですよね、お互いの気持ちを・・・」

と、レイカ。

「そう。それでいて、本能的な気持ちよさを感じているわけだから・・・代え難い気持ちよさだからね・・・まあ、もちろん、そこの細かい描写はないから」

「・・・紫式部がそれを経験上知っていたかどうかわからないけどね・・・」

と、タケル。

「でも、源氏を「光るの君」と書いているのは全女性納得ですよ?」

と、レイカ。

「そりゃそうだよ。女性は男性の「光るの君の目」こそが女性を恋に落とす事を経験上知ってるもの・・・女性がキラキラを好きな理由もそこにあるし」

「自分の目を少しでも大きくしたい理由の第一は、自分の目を「光るの姫の目」にしたいからでしょ?それはさすがに紫式部だって理解してたんじゃない?」

と、タケル。

「むしろ、男性の方が理解出来ていないと思うよ。だから大人の男性の8割が「死んだ魚の目」と言う現実になるんだろ?女性に比べ男性の認識不足は」

「どんだけ現実が理解出来ていないんだって話になるけどね・・・」

と、タケル。

「わたしは恋についての認識不足は男性の方が恐ろしい程だと思っていますよ」

「だいたい「源氏物語」を読んだ事のある男性だって・・・全体の20%も居ないんじゃないかしら・・・」

と、レイカ。

「悲しい現実だね」

と、タケル。

「でもさ・・・この「桐壷」の最後の所を読むとさ・・・最初に誘ったのは、藤壺の宮なんだぜ・・・それ男性にとっては、とっても大事なところだよ」

と、タケル。

「え?ただ、目を合わせてあげただけで?」

と、レイカ。

「だって、目を合わせると言う事は・・・藤壺と目を合わせたい源氏の意思に同意した、受け入れたって事になるじゃん」

と、タケル。

「それは、そうですが・・・」

と、レイカ。

「オトコはいつも自分の意思を受け入れてくれる女性の存在を見つけようとしているものさ・・・それは男性にとってしあわせの始まりでもあるからね」

と、タケル。

「それを最初にしてしまった藤壺の宮・・・これは源氏からすれば「したいのなら・・・いいわよ」って言われたに近いアピールだと僕は思うね」

と、タケル。

「女性はそこまでは・・・多分、藤壺の宮もまだ、若かっただろうし」

と、レイカ。

「藤壺の宮はこの時、何歳?」

と、タケル。

「光源氏12歳の時、藤壺の宮17歳です」

と、レイカ。

「17歳か・・・確かにまだ、幼いな・・・精神的には・・・」

と、タケル。

「だけど源氏にはそのメッセージが届いているはずだし、なによりも源氏は桐壺帝の子なんだ。桐壺帝の愛するモノ美しいと感じるモノは」

「もちろん、源氏も美しいと感じるんだ・・・だから、その思いは一層・・・桐壺帝の血にその容姿の似ている桐壷更衣の血すらブレンドされてるんだから」

「自分を好きになるのは、女性として当たり前・・・そんな思いも血に絡み・・・源氏の思いはより一層燃え上がるんだよ・・・」

と、タケル

「女性も本能の生き物だけど、少年も本能の生き物なんだ。愛に生き、愛の為に行動するのが、少年なのさ」

と、タケルは言葉にした。

「それが今回の結論になりますね・・・ゆるちょさん」

と、レイカは言った。


「ま、とにかく、どうなるかわからなかったけれど・・・第一回目、なんとなく、出来たね」

と、タケル。

「本稿では、源氏物語の「夜の日本学)的解釈と現代語訳が売りになっていきますかね。この感じだと・・・」

と、レイカ。

「いずれにしろ、他の作品と同じように、生で鑑賞していこう・・・鑑賞して初めていろいろな思いが出来る。言葉も出てくる」

「あれこれ言うより、鑑賞して考察だ・・・その姿勢はどこまで行っても変わらないよ」

と、タケル。

「そうですね。とにかく、当たって考えろ・・・そんな感じですね、ゆるちょさん!」

と、レイカは言葉にした。


「さ、仕事はこれくらいにして、飲み行こうか、「知恵者」のレイカちゃん」

と、笑顔で立ち上がるタケルでした。

「はい。もちろん、お供しますわ」

とレイカは立ち上がり、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


さて、とうとう源氏物語にも手を出してしまいました。

まあ、毎日勉強勉強ですよ。

とにかく、ガンガンに日本文化を咀嚼し、再解釈し、摂取していきましょう。

また、新たな考えが浮かぶやもしれません。


さ、楽しい水曜日、飲み行っちゃいますか!


ではでは。

10月22日 人間がしあわせになれる最低限のルールとは!(黒いヒール!)

2014年10月22日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

昨日は雨・・・と言う事で、秋の長雨なんていいますが、そんな季節になってきたんですかねー。

気温もドンドン下がり、最近は厚着が普通になってきて、コートの季節ですね。

ま、秋はおしゃれの秋でもあって・・・女性のおしゃれが楽しくなる季節ですよね。


僕は女性のブーツ姿が好きで・・・その点では、いい季節になってきましたね。

ブーツの女性と行く店は、絶対にブーツを脱がせる店をチョイスしてはいけません。

なにより、女性が嫌がりますからね。・・・なんて事も思い出しておかなければ・・・。


さて、その時、社長の御島さん(31)、辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)、立教大出身のユミちゃん(27)、

ユミちゃんの事務所の先輩クリエイター3人娘、マキちゃん(30)、アミちゃん(29)、アイリちゃん(28)は、

御島さんの声掛けにより、都内のイタリアンレストラン「グラッチェ・グラッチェ」に集合していた。

「どうも、今日はお集り頂きありがとうございます。・・・って他人行儀は辞めましょう、皆、見知った仲間だしね・・・」

と、御島さんは砕けた様子で話し始めます。

「この所、大きく時代が変わったと思うの。例えば、サラリーマンの世界では、65歳定年制が多くの会社で導入されたわ」

「それに合わせるようにして、わたし達はゆるちょさんに出会い、その口から「リアルニュータイプ理論」を知り」

「「八百比丘尼化」して「リアル・ニュータイプ」になってしまえば、外見も脳もその時点で固定化する事が出来・・・いつまでも若い外見、若い脳で過ごせると言う」

「夢のような話を聞いたわ・・・その話を聞いた時・・・そして、生前の森光子さんを始めとして、今の吉永小百合さん、岸恵子さん、寿美花代さんなんて」

「完全に「八百比丘尼化」しているわ・・・つまり、わたし達も、今までの女性の生き方では生きてはいけない」

「・・・新たな時代に相応しい生き方をわたし達自ら、模索していくべきだとわたしは今回思ったの・・・」

と、御島さんは言葉にします。

「わたしはこの7名に「ゆるちょず・セブン!」と名前をつけたわ。といってメンバーはこの7人に固定されるわけではなく、たったひとりで必要十分条件を満たせる場合」

「もあるだろうし、60億人にしても、満たせないかもしれない。そこは常に融通無碍に自由にカタチを変えられる・・・それが「ゆるちょず・セブン」なの」

「もちろん、私達で今の時代に相応しい女性の生き方のカタチを作り出し、それをゆるちょさんにぶつけてみるの。それがゆるちょさんの「リアル・ニュータイプ理論」の」

「何かに反応して、お互いが進化出来れば、言うことはない・・・そう思っているの」

と、御島さん。

「その文脈で言うと・・・御島さんはかつての平塚らいてう女史の「原始、女性は太陽だった」と言う宣言に近い宣言を成された・・・そういう話になりますか?」

と、ユミちゃん。

「そうね。そういうことになると思うわ。ただ、わたしは過去の女性達のように男性を敵視し、男性と戦う気はないの。そんなやり方は古いし、建設的ではないから」

「わたしは、カタチとしては、男性が一歩引くカタチで、女性を太陽のように君臨させる事で、コミュニティを常に活性化させる、「女性太陽論」で行こうと思ってる」

「それについて、皆で議論をして、詰めたカタチを作ってから、ゆるちょさんを始めとした男性側に叩きつけてみたい・・・そういう欲求があるの・・・」

と、御島さんは、ニヤリと笑った。

「なるほど・・・その点はよーくわかりました。女性を取り巻く課題はいろいろ山積していますけど、まず、何から手始めに?」

と、マキちゃん。

「女性と言えば、何と言っても結婚じゃない?しあわせになれる正しい結婚までへの歩き方と結婚後の歩き方・・・その考えの最新版を作りましょうよ」

と、御島さん。

「そうね・・・それが基本になるでしょうから・・・ね・・・って、わたし達、今は誰も結婚してないけど・・・」

と、マキちゃん。

「それについては、いろいろなわたしの知り合いもこの場に呼ぼうと思っているわ。いろいろな先輩に話を聞くのはそれこそ有用だと思うし・・・」

と、御島さん。

「ただし、わたしが皆と確認しておきたいことがひとつ・・・皆もゆるちょさんと話してて気づいていると思うけど、ゆるちょさんの思想では」

「「結婚は、人間性が大きく、精神的にタフになった、オトコマエの本物の大人の男女がしてこそ、本当にしあわせになれる」と言う知恵に到達していて・・・」

「それをわたし達も前提にして、話を進めたいんだけど、それは承認して貰えるかしら?」

と、御島さん。

・・・と皆、一様にコクリと頷く。

「修行が中途半端な、人間性も中途半端、精神的にも中途半端に弱い男女は相手を許容出来なくて、逆に相手を傷つけるばかりだから」

「それこそ「ヤマアラシのジレンマ」状態に陥り、不幸になるばかりですからね。人間性、精神的にも大きく、強くが必須になりますね・・・」

と、辛辣姫。

「もっとも「ヤマアラシのジレンマ」は人間関係には最適の距離があると言う話だから・・・男女関係に使うのは適さないかもしれないけど・・・」

と、ユキちゃん。

「もっとも「ヤマアラシのジレンマ」状態を経験するからこそ、自分の痛みを知り、相手の痛みも想像出来るようになるから、精神的にタフになっていくのだから」

「人生上、その経験は欠くべからざる経験になるんだけど・・・お互い痛みを知るからこそ、適正なお互いの距離を知るわけだし、あるいは精神的にタフになって」

「その距離を縮めていけるのに・・・それを避けて通ろうとするから、今の子達は絶対にしあわせになれないのよ・・・」

と、ユミちゃん。

「若い子って、賢い生き方をやってるって自分に言い聞かせたいんじゃない?そういう賢い自分を誇ろうとしているっていうか・・・」

「それが自分の脚を引っ張っているってことに気づいていないんだから、ある意味、皮肉よね、人生って・・・」

と、アミちゃん。

「アミはどちらかって言うと、「人生何でもやってみないとわからない派」だもんね・・・若い頃から「火遊びだって、真面目にやってみる派」だったから」

と、マキちゃん。

「あーら、でも、そういうもんじゃない?火遊びを否定するのは簡単だけど、相手の身になれないとしたら、その言葉に信頼性が確保出来ないじゃない!」

と、アミちゃん。

「わたしは教養主義的な押し付け人間が大嫌いなの。そういう「人間、教科書こそすべて」みたいな言い方をされると超ムカつくの」

「特に教師みたいな人生一度も遊んだ事のないようなオンナに上から目線で、何か言われるのが、この世で一番キライだし」

「教師なんてわたしの天敵みたいなモノだもの・・・規則さえ守っていれば人生しあわせになれるみたいなむちゃくちゃな思想を持っているオンナでしょう。大嫌い、わたし」

と、アミちゃん。

「アミ先輩・・・わたし、アミ先輩のそういうところがゾクゾクする程、似たモノを感じると言うか・・・ほんとそういうオンナって嫌いっすよねー」

と、ユミちゃん。ある意味、ヤンキー時代に戻っている。

「ほんと、そーっすよね。規則規則規則・・・規則なんて守ってたってぜーったい、しあわせになんかなれませんよ」

「規則ってのは、あれはセンコー達が自分の生活を守る為に考えたモノで、生徒たちの為のモノでは全然ないっすから」

「そんなモノに毒されて不幸になっていった女性達をどれほど見てきたか・・・センコー達はそれすら見てみない振りをするんすから・・・」

と、ユミちゃん。

「わたしも教師って、やだなー。なんか、真摯さが無いっていうか・・・わたしは女性が生きていく時に一番大事な物は毎秒の真摯さだと思うの」

「それを無くしたら、女性は女性でなくなってしまうような気がするもの・・・そういう意味では、教師って、すでにその時点で女性ではないわ。オンナ捨ててるモノ・・・」

と、アイリちゃん。

「わたしもその意見わかるような気がします。職業の前に一個の女性で居続ける事・・・これがわたしは、その仕事を女性がやる意味だと思います」

「女性は女性の良さ・・・ううん、わたしだったら、わたしの良さを仕事に加味することで、自分にしか出来ない仕事が出来るわけだから・・・」

「そういう意識が必須だし、欠けたら、自分である意味すら、無くしてしまうような気がします」

と、ミユウちゃんも言葉にしている。

「うんうん・・・いいわよ。皆、それぞれに意見があるからこそ・・・いいのよ。話し合いになるし、意見を作り上げたり、その意見をブラッシュアップする」

「そういう思考回路的コミュニティーになり得るのよ・・・」

と、御島さんは皆を笑顔で見回しながら、思わず言葉にしていた・・・。


「それが第一回会合?ゆるちょずセブンの・・・?」

と、僕は夜のバーで、御島さんとさし飲みしていた。

「皆、それぞれに意見を持ってるから・・・まずはいろいろ意見を出してもらいながら、様子見の感じだったわ」

と、御島さんが微笑みながら、ニコラシカを飲んでいる。

「ねえ、ひとつ教えて欲しいんだけど・・・」

と、御島さんが、腰にカーマインカラーのカーディガンを巻きつけてドレープ感を出した、黒のマキシのワンピース姿で言葉にしている。

そのファッションに合わせた黒のヒールが大人の女性を演出している。もちろん、両肩は露出して、デート感満載だ。

「その場合の男性の最低条件だけ教えて欲しいの。女性がしあわせに結婚出来る男性の・・・」

と、御島さんは言葉にする。

「ベビーピンクカラーのステンカラーコートの下は、そんなに色っぽい服装だったとはね・・・さすが御島さんは大人の女性だよ」

「コートを脱いだ時のギャップ感を計算したね。それに、御島さんは、どんなファッションが大人の男性を本能から喜ばせるかわかってる・・・」

と、僕はマンハッタンをやりながら言葉にしている。

「・・・となるとやはり、男性は修行を終えている男性だろう。人間性が大きく、精神的にタフで、相手の女性の気持ちをまず考えられる」

「体脂肪率7%以下の精神的にも肉体的にもオトコマエの男性・・・そういうことになるだろうね。それが最低ラインだ・・・」

と、僕は御島さんを眩しそうにみながら、言葉にしている。

「修行を完成させたって事は、唯一、DNAを次世代に送ってもいいって許可が出たって事でもあるからね・・・」

と、僕はしれっと言った。

「この世はDNAを次世代に送れる人間だけがしあわせになれる・・・それが最低限のルールだから」

と、僕は言うと、ゴクリと喉を鳴らし、マンハッタンを飲み干した。


(おしまい)


今日は水曜日。週の真ん中ですね。

気合入れて、仕事にかかりっきりになる日でもあります。

ま、予定上、そういうわけにも、いかないんだけど・・・(笑)。


ま、いい一日を過ごしましょう。


ではでは。