「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

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10代で異性に恋されないオトコ&オンナの本質! RNTT(21)

2014年10月15日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「ねえ、ゆるちょさん、昨日の続き、お願いしますよ。10代で恋されないオトコやオンナはどうすればいいんですか?」

と、池澤くんが言葉にしています。

「この世で恋される男性や女性には、2種類のタイプがあることを教えておこう」

「その前に確認だけど・・・以前にも話したけど、女性が恋に落ちるのはどんな男性だったっけ?カナコちゃん覚えてる?」

と、僕。

「えーと、女子が恋に落ちるのは、自分より人間性が少しでも大きい男性です。だから、女子は先輩のカッコいい男性を好きになります」

と、カナコちゃん。

「そ。この法則を「女子の恋愛基本法則①」としよう。これが今後、いろいろなところに出てくるはずだからね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・それは是非覚えておかなければいけない、恋愛に対する尊い知恵ですね・・・」

と、池澤くんはノートにメモしている。

「だから、この恋愛法則①を逆に考えると、女性に恋されない男性の本質も見えてくるんだ・・・池澤くん言葉にしてごらん?」

と、僕。

「えーと、この法則①を逆にすればいいんだから・・・女性に恋されない男性の本質は・・・その女性より、人間性が小さい男性・・・と言う事ですか?」

と、池澤くん。

「そういう事。もっとパーフェクトに言うとすれば」

「「女性に恋されない男性の本質は・・・その女性より、人間性が小さくて、かっこ良くない男性・・・と言う事になる」

「それが10代で女性に恋されない男性の本質だね・・・」

と、僕。

「10代で恋されない女性の方はどうなります?」

と、カナコちゃん。

「女性は恋されないんじゃない・・・女性は恋をするけど、男性に相手にされない・・・そういう状況になる」

「この場合、10代の男性だと、やっぱり80%外見なんだよね。あとの20%がやさしさとか性格の良さとかが勘案されるんだ」

「だから、言葉にすると残酷だけど」

「「美人でも可愛くもない&性格的に明るくない、他人にやさしく出来ない女性は男性に相手にされない」」

「・・・と言う事になる」

と、僕。

「なるほど・・・でも、それじゃあ、確かに男性に愛されないな・・・」

と、カナコちゃん。

「もっとも、そういう自分に自信の無い女性は、男性に恋しても・・・告白出来ないパターンが80%以上いるだろう」

と、僕。

「そうですね・・・そうやって二の足を踏んでるうちに30歳が来ちゃうパターンも多いって聞きます」

と、カナコちゃん。

「だから、基本10代から、大学生くらいまでは、カッコいい「先輩」男子が美人で明るくてやさしい後輩女子に告白するパターンが王道だろうね」

と、僕。

「ああ、それはそうだと思いますね・・・だとしたら、恋されない男子&女子はどうすればいいんですか?ゆるちょさん」

と、池澤くん。

「まあ、男子も女子も2種類の恋の仕方がある」

「10代で恋出来る男女と言うのは、有り体に言えば、両親が恋出来るDNAを完成させ、自分に贈ってくれた男女なんだよ」

「人間性の大きなオトコとか、美人なオンナは、親に似て人間性がデカイオトコ、あるいは親に似て美人なオンナって事なんだよ」

「つまり先天的に恋の出来るポテンシャルを持った男女と言うべきなんだね・・・」

と、僕。

「ああ、それわかります・・・美人な女の子のカーチャンってやっぱ、美人っすもんね・・・」

と、池澤くん。

「じゃあ、そういう先天的恋愛要素を持てなかった男女はどうすればいいんですか?」

と、カナコちゃん。

「それは簡単。後天的に身に付ければいい。修行だよ修行・・・現世で、かっこ良くて人間性の大きな賢い男性になればいいし」

「女性なら、美人で明るくて、可愛いところのある、やさしい、オトコマエな女性になればいい・・・」

と、僕。

「じゃあ、具体的にそうなる為にわたし達はどうすればいいんですか?」

と、カナコちゃんは、必死な口調で、僕に質問した。



(つづく)


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本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

珠は永遠の命を与えられた素敵な「知恵者」の女性だった!「細川ガラシャ」さん!

2014年10月15日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察(女性編)」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今日はひとりの女性として、この人はどうなのか・・・「細川ガラシャ」さんを見ていこう」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まあ、ある意味、悲劇的な女性として、扱われている・・・伝説の多い女性でもあるけれど」

「「果たして細川ガラシャさんを妻に持った細川忠興さんはしあわせだったのか?」と言う視点で、細川ガラシャさんの人生を見てみたいんだ」

と、タケルは言葉にする。

「女性の間では、細川ガラシャさんは、やはり人気ですよね・・・信仰を守り、信仰に死んだ、聖少女的なストーリーですからね・・・」

と、レイカ。

「まあ、もちろん、わたしは宗教を否定しています。昨日も言葉にしましたが、ニケーア公会議が開かられた時点で、唯一神ゴッドの存在は否定されています」

「神とキリストと精霊という三位一体のカタチで存在すると言うのも、後からとってつけた説明で・・・だから、わかりにくい」

「・・・と言うより、二律背反のストーリーは、世界を分裂主義者の世界へ導く、間違ったストーリーそのものです」

と、レイカ。

「その考えを前提にした時、ガラシャさん・・・もう少し言えば、ラテン語的発音で言えば、グラッツィアさん・・・グラッチェの元になる言葉ですけど」

「そのグラッチェさんは、強い女性と言われていますが、現世から逃げようとしていた女性とも言えるんですよね・・・」

と、レイカ。

「僕は彼女が洗礼を受けた時期を問題にしたいね・・・それは秀吉がバテレン追放令を発した直後なんだ・・・」

と、タケル。

「夫の細川忠興が豊臣政権下で、羽柴姓を受け、七将のひとりとまで言われているのに・・・その秀吉に背くカタチをグラッチェさんは取っている」

「この女性、旦那の事を全く考えていませんね・・・」

と、レイカ。

「そういう事なんだ。バテレン追放令と言うのは、秀吉がスペインのフィリピン植民地化のプロセスの戦術を詳細に知り・・・植民地化の先兵として」

「いわゆる植民地の民をキリスト教で洗脳する事が植民地化の初期段階と見抜いたからの日本防衛の為の高等政策なんだよ」

と、タケル。

「その事すら、理解せず、自己の救済のみを考えて洗礼を受けるなど・・・言語道断と言う事になりますね。グラッチェさんがキリスト教の洗礼を受けたのが」

「1587年、珠24歳、細川忠興24歳の時です。そして、その洗礼を受けた事を忠興に話すのが1595年・・・細川忠興が豊臣秀次に借金があり」

「秀吉に睨まれ、切腹さえ取り沙汰された年です・・・」

と、レイカ。

「8年も内緒にしていたと言う事か・・・それぞれ31歳・・・いい大人になった年だね・・・」

と、タケル。

「細川忠興と言う人は当時の武将の中でもとびきりの「超短期」と言われていた人ですけど、わたしはオトコを見る場合、「短期なオトコ」には2種類の人間が」

「いると思っているんです。一方を「けつの穴の小さい、勉強しか出来ないサラリーマンオヤジ型」としましょう。このオヤジは要は人間性が小さいから」

「ちょっとした事もストレスになって怒り出すタイプ。「専業主婦型俺偉い病」と同じ種類ですね」

「ま、こういう「サラリーマン型俺偉い病」の男性は・・・女性が絶対に愛しちゃいけないタイプの男性ですね」

と、レイカ。

「もっとも、そういう人間性の小さいオトコは、女性に蛇蝎の如く嫌われますけどね・・・もう一方が「人間性がデカイけど、美学の発達した信長タイプ」です」

「このタイプの男性は「美学」が発達しているから、許せない事は絶対に許せないタイプ・・・そのようにわたしは分けて考えています」

と、レイカ。

「そういう目でこの細川忠興を評価した場合・・・わたしは細川忠興が「戦上手」にして「政治的に立ち回りが上手い」と言う事」

「・・・利休七哲の一人でもあり、利休居士に非常に愛されていたこと・・・つまり、文化人として特に優れていたため、多くの文化人や大名、公家との」

「交流が盛んだった事・・・そして、徳川時代、土井利勝や春日局から多くの情報を得ていた事・・・なにより、細川忠興が生涯2000通以上の文を書いていた事」

「などから・・・彼がまさしく「人間性がデカイけど、美学の発達した信長タイプ」の短気と見ます」

と、レイカ。

「珠と細川忠興は、織田信長の推挙によって、結婚しているんだよね。織田信長と言えば、女性の中身も男性の中身も見ぬく、言わば「人見のオトコ」だ」

「だから、まず、珠の性格を勘案しただろうね。彼女は当時の修道士に「これ程、明晰かつ果断な女性は見たことがない」と言われているから・・・」

と、タケル。

「明晰かつ果断と言うことは、多くの経験をしてきた上での「経験知」をその女性が持っていると言う事になります。その経験知があるからこそ」

「果断に物事を判断出来る・・・つまり経験知が多いと言う事は人間的にも大きな女性だったと言う事でしょう。しかも、明晰であると言う事は」

「新規な物事に対する理解力が高いと言う事になりますから、それも、これまで、多くの新規な事に出会い、理解する訓練がされている証左にもなりますから」

「好奇心旺盛な女性だった事がわかります・・・」

と、レイカ。

「なるほど・・・となると珠ちゃんは、人間性も大きく、経験知も豊富な果断な女性であり、好奇心旺盛で明晰な女性だった・・・と言うことになるね」

と、タケル。

「その彼女が洗礼した時に修道士に告げた内容こそ「細川忠興と離婚したい」と言うものだったんです」

と、レイカ。

「珠は、1578年15歳の時に細川忠興と同い年で結婚している。彼女が洗礼を受けたのが24歳だから、その間に忠興との間に決定的な何かがあったと言う事になるね」

と、タケル。

「まずは、細川忠興の偏愛と言うことが基本的にあったでしょうね。唐入りの最中、細川忠興が珠に当てた手紙に「秀吉の誘惑に乗るな」と言う文章がありますから」

と、レイカ。

「当初は頭の回転の早い、美学の発達した細川忠興を珠は愛していただろうね。だからこそ、珠の美女ぶりも他人以上に理解出来る細川忠興だったから」

「彼自身も、自身を美しく保つ努力はしていただろう。彼は武具も工夫を取り入れていたから、珠の美女ぶりに似合う自分を作り上げる事にも長けていただろう」

と、タケル。

「外見的には問題ない・・・とすれば、細川忠興の内面的なモノに珠は嫌気が差した?」

と、レイカ。

「そう考えるのが自然だろうね。・・・もちろん、珠の15歳から、24歳の間にあった最大の出来事と言えば、本能寺の変後の父の敗死だろうね」

と、タケル。

「この時、珠は隔離され、幽閉されますが・・・これは政治上、ぜひ必要な処置ですから、聡明な珠はそれは理解出来たと思うし」

「受け入れたはずですけど・・・それでも、彼女のプライドは大きく傷ついたでしょうね。自分を愛している細川忠興が自分を裏切ったと感じられたでしょうから」

と、レイカ。

「・・・それは珠本人が、深く細川忠興を愛していたから?」

と、タケル。

「そうですよ・・・多分、彼女の方が細川忠興よりも、深く深く、細川忠興を愛していたんですよ。子供だって、3男2女も生まれていますから」

「珠は深く細川忠興を愛していたからこそ、その裏切り行為に深く傷ついたんです」

と、レイカ。

「愛すればこそ、憎しみも深く刻まれた・・・そういう事か・・・」

と、タケル。

「珠のキリシタン入信だって、どう考えたって秀吉への背信でしょう?つまり、珠は細川忠興に甘えているんです。父が信長を殺した時・・・これも背信ですよね」

「その時、細川忠興は、珠を裏切った。「じゃあ、今度はどう出る?あなた」と珠は細川忠興に迫ったんですよ」

と、レイカ。

「最初は珠は細川忠興にプライドを傷つけられ、でも子どもたちの母親でもあるから、母として生きていたんでしょう」

「それでも愛情は深かったと思いますよ。そうでなければ、唐入りの時に細川忠興が「秀吉の誘惑に乗るな」とは書き送らないでしょう」

「政治の上手かった細川忠興は、珠の心を読めたと思いますから・・・」

と、レイカ。

「でも、キリシタン入信は気づかなかった細川忠興・・・ここはどう見る?」

と、タケル。

「同じ女性として考えれば、簡単です。彼女は夫に秘密を持つ事でそのプライドを満足させていたんですよ。現代の主婦だって同じでしょう」

「へそくりの額が大きくなればなるほど、主婦はニンマリとします・・・この意識と珠の意識は同じです」

「しかも、政治を得意中の得意としていて情報戦に長けていると自認すらしている、政治の天才、細川忠興を騙しているんですよ?こんなに笑顔になれる事」

「珠にとっては、他にはありませんよ・・・」

と、レイカ。

「それに秀吉はバテレン追放令は出したけど、個人的な入信は禁じていません。つまり、ギリギリのところで、背信行為にはなっていないんです」

と、レイカ。

「なるほど、聡明な珠のしそうな事だね・・・」

と、タケル。

「それに珠は離婚が出来ないキリスト教の教義すら、知っていたでしょう」

「であれば、「離婚したい」と言う珠の表明は本意ではなく、洗礼までの手順をスムーズにする為の策・・・細川忠興並の政治手腕を珠もまた持っていた証左です」

と、レイカ。

「なるほど・・・珠の本質がようやくわかってきたようだね。珠はそれこそ、強烈に細川忠興を愛していたからこそ、一連の行動になったんだね」

と、タケル。

「ええ。人間は言葉の裏にある本意を見なければいけません。でないと、勘違いに終わってしまいますからね」

「日本人は嘘をも、結果を導く為にうまく使う民族ですから・・・」

と、レイカ。

「・・・となると、彼女の壮烈な最後は、細川忠興を愛しているが故、敵の手に落ちるのを強烈に拒んだ珠の強い意思と見ればいいんだね」

「最後の瞬間、彼女の心の中にはキリストの姿は無く、夫、細川忠興の笑顔があった・・・そういう事になるんだね?レイカちゃん」

と、タケル。

「ええ・・・彼女は殉教したんじゃない・・・夫、細川忠興だけの珠でいたいから、夫の身と夫の将来を守る為に死んだのです」

と、レイカは結論を言い抜いた。

「彼女の辞世の句に「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」と言う歌があるけど・・・この人も人なれ・・・の相手こそ、細川忠興だったんだね」

と、タケル。

「ええ。だって、珠にすれば、やはり得難い夫だったと思いますよ。政治の得意なオトコは、女性を愛するのも上手いですから」

「彼女の心根をいちいち見抜いて、なにくれとなく、よくしてくれたのが、細川忠興だったでしょうからね」

と、レイカ。

「珠は自分の死こそ、徳川家康率いる東軍への最大のエールになることをわかり抜いていました」

「そして自分の死こそ、夫細川忠興を評判を東軍内で最大に高める効果があることも・・・だからこそ、珠は愛する夫の為に死んだのです」

「その証拠に辞世の句にあるじゃないですか・・・「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ」・・・彼女の死こそ、自分を花にする」

「・・・後の世にすら、喧伝される美談になることを彼女は知っていたんです。彼女は永遠の命をそこで貰ったんです・・・」

と、レイカ。

「・・・とすれば、彼女は笑顔で死んでいったろうね」

と、タケル。

「ええ、そうなんです。彼女は永遠の命を約束された自分の今後に思いを馳せながら、笑顔で死んでいったんです」

と、レイカ。

「って事は夫婦の鏡だったって事だ。この二人は・・・」

と、タケル。

「それが結論です。珠もまた「知恵者」の女性だったし、細川忠興も、また「知恵者」のオトコだったんです・・・」

と、レイカは言い抜いた。


「さ、結論も出たし、仕事はこれくらいにして、飲み行こうか、「知恵者」のレイカちゃん」

と、笑顔で立ち上がるタケルでした。

「はい。もちろん、お供しますわ」

とレイカは立ち上がり、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)

結局、「知恵者」の男女が夫婦になると夫婦の鏡になるんですよねー。

ま、そういう女性を見つけて、夫婦の鏡になっていきたいもんです。

やはり偉人を勉強すると、いろいろ教えられますね。


ではでは。

10月15日 「正夢」の原理!(将来、誰を笑顔にしたい?)

2014年10月15日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

えー、昨日は、台風一過の暖かい日でしたね。

半袖のポロシャツ着るのも、今年は今日が最後かな・・・などと思っていました。

もう、10月も15日ですからね。秋は深まっていきます。


さ、話、初めていきましょう。


気がつくと・・・そこは、十数年後の未来だった。


「総帥、資料出来ました。いつものミーティングを始めましょう」

と、ユキちゃんが言葉にしている。

そこには、御島さん、貴島くん、ユキちゃん、ミユウちゃん、池澤くん、芦川ユミちゃん、マキちゃん、アミちゃん、アイリちゃんが並んでいる。

「現在、我が(株)人間進化研究所をシンクタンクとした(株)しあわせソムリエ研究所は、日本全国に200箇所以上の拠点を構え」

「世界には50箇所以上の拠点を構え、これも日々増加の一途を辿り・・・日々、地球人強化の作業を敢行しています」

と、ユキちゃんは資料を説明していく。

「収入、営業利益、純利益ともに右肩上がりで、総収入としても40兆円規模を軽く突破する勢いを見せています」

と、ユキちゃん。

「えー、それに今回、総帥の「ノーベル特別2000年賞」獲得によって、今後も世界的な「しあわせソムリエ」人気は続く・・・」

「と言うより、さらに爆発的な人気につながっていくとわたしは確信しています」

と、ユキちゃん。

「人類史上初の不老長寿理論を中心とした、総帥の「リアル・ニュータイプ理論」・・・そりゃ、世界の医療・生活・文化、すべての価値が一変しましたからね」

「ゆるちょさんが、ノーベル財団から2000年に一人の「知恵者」として認定されるのも、むべなるかなですよ・・・」

と、貴島くんが言葉にする。

「あの時、もう相当前の話ですけど・・・ゆるちょさんが皆との飲みの場で」

「「世界は「和を以て貴しと為す」を最高正義とする、骨の髄からの平和民族の「和」大好き日本人の「和」ベクトルと」」

「「「二律背反」を是とする分裂主義者との「分裂」ベクトルの二つのベクトルに分けられた。スコットランドの例を引くまでもなく」

「「分裂主義者の今後の動向はわかると言うものだ・・・」」

「「今後、世界の行く先をどちらのベクトルとするか?」」

「「それは当然「和」ベクトルでなければならない。僕らはもう行動に出るべきだ。「和」を目的とする日本文化で世界を塗り上げてしまうんだ」」

「「その為にこそ、僕のリアルニュータイプ理論は存在する。この「不老長寿理論・・・「八百比丘尼化理論」」を世界に広げると共に」

「「和を以て貴しと為す日本文化も、同時に世界に広め・・・世界を「和」の方向へ進化させるんだ」

「「そのためにこそ「人間進化研究所」を設立し「しあわせソムリエ研究所」を組織し、世界にヨコ展開するんだ!!」」

「と宣言された・・・それが今の総帥のあり方につながっているんですね」

と、池澤くん。

「総帥は、いまや、その「和」ベクトル派の筆頭ですからね。織田信長が野望を持って一時代を築いたように、総帥も「和」ベクトル派をぐいぐい引っ張って」

「今や、地球の主人公の位置にいる。世界で最も有名な日本人、いや、もうそういうくくりも関係ないですね」

「世界で最も輝いている人物になっていますよ、ゆるちょさんは」

と、御島さんが嬉しそうに言ってくれる。


「総帥は、8歳からの「知恵者」養成プログラムを作り、我が「しあわせソムリエ」の小学部で実践されていますから」

「・・・それまで日本の教育の重点が「知識者」作成に置かれていた事実を早くから指摘し、「知識」獲得後すぐその知識からの」

「・・・「死んでる「知識」から、生きた「知恵」を作る」をモットーに「知識」獲得と「知恵」生成をセットにしたところが総帥のオリジナルな知恵ですから」

「今や、総帥の方式が日本の教育の王道となりましたから・・・日本人も「知識者中心」から「知恵者中心」へとドンドン進化していますよ」

と、人間進化研究所の戦略部長のユキちゃんが笑顔で語る。

「ゆるちょさんは、仕事の効率の高い時間が、起きた直後の朝2時~6時と言う事を指摘し、最も仕事の効率の悪い時間帯を夜6時から朝の2時と言う事も指摘し」

「我が「人間進化研究所」及び「しあわせソムリエ」のメンバーにも、それに適した時間の使い方を徹底されているので、非常に仕事の成果が出やすいし」

「残業の概念がそもそもないし、収入はおかげさまで高収入だし・・・従業員皆も毎日笑顔になれていますよ・・・」

と、事務総長の御島さんが語る。

「人生の時間は決まっているからね。仕事の効率のいい時間帯に徹底して作業をやるのは、道理だよ」

と、僕。

「総帥は、幼稚部から、小学部、中学部、高校部、大学部までの学生部において、朝2時からの勉強及び、朝5時からの朝のトレーニングを課していて」

「しあわせソムリエでの授業こそ、朝8時からですが・・・午前に短期集中して知識獲得と知恵づくりの時間を取り、午後は、スポーツトレーニングの時間にあて」

「午後2時にはすべて終了と言う、超朝型の学生部運営をされていて・・・勉強の成果出しや知恵作りに非常に効率のいい運営をされていますね・・・」

と、学生部長のマキちゃん。

「とにかく、朝2時から6時は、最も頭が効率よく動作する時間帯なんだから、学生時代こそ、この時間を重点的に使いたいからね・・・」

「それに、スポーツはストレス解消にもなるし、心身の鍛錬になる」

「それが知恵作りの時間につながることもあるからね・・・身体を動かすと同時に脳にも知恵が行くからこそ、モノを考える時間には、うってつけなんだ」

「哲学者の道があることがその証左だよ」

と、僕。

「総帥は、幼稚園部からの、体脂肪率管理も指導されていますよね・・・幼稚園部での体脂肪率は15%以下、小学部では13%以下」

「中学部で女子は10%、男子は7%にすることが義務付けられています。おかげで、スポーツを子供の頃から楽しむ子の割合が増え、子供達の体力増強策も」

「図られ・・・体力的にも好ましい状況にあります」

と、体育部長のユキちゃんが報告している。

「でも、なんといっても、うちの教育組織のキモは、「知恵者」養成機関と言うところですよ。自分で知恵を作り出せる人材を送り出している」

「しかも、しあわせとは「玉藻成す」が出来る男女と言う知恵を元に、大人の素敵な女性に恋される素敵なオトナのオトコマエの男性」

「及び大人の素敵な男性に恋される、大人の素敵なオトコマエの女性を養成している・・・うちの組織を卒業した男女は皆、素敵な出会いを自分で見つけ」

「「玉藻成す」を実際に実現出来るオンナとオトコ達ばかりですから・・・日本人のいや、日本人だけでなく、世界の人間達のしあわせに大きく寄与している」

「すてきな組織になっていると思いますねー」

と、統括部長の貴島くんが言葉にしている。

「なんていったって、世界で初めて、恋愛成就及び成功の理論を作り上げていたゆるちょさんですからね」

「その理論化が出来ていたからこそ・・・実際に「玉藻成す」を成功させる方法を教える事が出来るわけで」

「僕が直接「23時のリアルニュータイプ理論入門」で聞いてたから・・・あの時の感動はまだ、忘れていませんよ、実際」

と、営業部長の池澤くんが言葉にしている。

「でも、それもゆるちょさんだから、出来たわけで・・・やっぱり、ゆるちょさんはすごいです」

と、海外戦略部長のミユウちゃんが言葉にしている。

「「ゆるちょさんの夢を叶える組織を作ろう」が皆の合言葉だったものね・・・それが実現して・・・最初は東京の渋谷にクラスを設立したのが最初・・・」

「それが瞬く間に、新宿にもう一クラス、世田谷にもう一クラス・・・と言う風に増えていって・・・それが全国規模になったと思ったら、瞬く間に学校規模になり」

「全国に展開・・・そして、世界へ・・・ゆるちょさんは、完全に時代の潮流を自身でコントロールしていたし、時代を自ら作り上げていた・・・」

と、御島さん。

「そりゃあ、当たり前さ。僕の人間性は果てしなくデカイし、周囲の男女を笑顔にし、コミュニティのムードメーカーにして、司会役の出来る」

「この僕の「将軍の性格ポテンシャル」と「将軍の判断力ポテンシャル」と、外見的に女性にも男性にも慕われる体脂肪率7%の「美人の外見ポテンシャル」を」

「同時に兼ね備えたんだから・・・時代を楽しむオトコになれるよ、それは・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんは、平時の足利義満、乱世の織田信長たらんとしたんですね。それ正解ですよ、総帥」

と、貴島くん。

「とにかく、あの時代、日本人のしあわせ獲得能力が著しく低くなっていた・・・となれば、そのしあわせ獲得能力をシビアに鍛えてくれる養成機関を提示出来れば」

「好奇心旺盛な日本人はすぐに食いつくと判断出来ていたからね・・・それがズバリ当たったと言う事さ。市場が求めている商品さえ提示出来れば」

「この好奇心旺盛な人間性を誇る日本人は、いいお客さんになってくれると言うことさ」

と、僕。

「一旦火がついたら、ほんとに速かったですね。ブームというより、それが日本人の基本みたいな感じで受け入れられて・・・」

と、ユキちゃん。

「ちょうどあの時代、日本人の体力的な能力も最低レベルにおちこんでましたから・・・日本人のスポーツ能力を高く戻したかったワタシとしても」

「願ったり叶ったりの職場になりました・・・ゆるちょさん」

と、ユミちゃん。

「わたし達はやっぱり、日本人のカップルがしあわせな時間を過ごせるようにしたかったから・・・それも願ったり叶ったりだったわよね」

と、マキちゃんが言うと、アミちゃん、アイリちゃんが頷いている。

「結局、皆の願いをゆるちょさんが率いるこのコミュニティで実現したってことになるのかしらね・・・それはしあわせな事だわ、わたしにとっても」

と、御島さんが言葉にする。

「いずれにしろ、まだまだ、ガンガン行くよ・・・」

と、僕が言うと・・・。

「総帥、首相の代理の方から電話入っています」

と、女性秘書のユキノさんが伝えてくれる。

「はいはい・・・あ、首相、どうもどうも。はあ。まあ、僕なんかでよければ、首相補佐官のお仕事・・・はい、もちろん、僕も仕事忙しい人間なんで」

「専従ってわけにはいきませんけど、問題点をリストにして頂ければ、戦略はバッチリ立てられると思うので・・・」

「ええ、要は日本人をアイドルにしちゃえばいいんですよ。世界の人間が日本人を愛するようにしちゃって、日本文化を広めちゃって」

「・・・ええ、世界は、愛された者勝ちですから・・・」

と、僕。

「総帥・・・首相と世界戦略、話してますよ・・・」

と、池澤くん。

「俺らの総帥は、もう、そういう事を考えるべき人になったと言う事さ・・・」

と、貴島くん。

「いやあ、ゆるちょくんは、この間のノーベル特別賞の授賞式の時のスピーチが世界中で絶賛されているからな・・・」

「そういう意味じゃ、今、世界的に「日本人は来てる!」って言う認識だろう。まあ、とにかく、いろいろ頼みますよ」

「アインシュタインの上を行くとノーベル財団の方々に評価された、生きる偉人、ゆるちょさん・・・」

と、首相は上機嫌で、言葉にして、電話を切った。


「・・・という夢を見てね・・・我ながら、恥ずかしい夢だとは思ったけど、皆におしゃべりする格好のネタが出来たとも思ってね・・・」

と、僕はイケメン貴島くん(29)、社長の御島さん、辛辣姫ユキちゃん(28)と一緒に飲んでる場で、言葉にした。

「ゆるちょさん、わかりましたよ、何でこの世に「正夢」と言う現象があるのか・・・それ絶対に「正夢」になりますよ」

と、貴島くんが少し興奮気味に語る。

「ん?それってどういうこと?」

と、僕。

「日本人の男性は二種類しかいないと言う事です。「絶対の因果関係」を使って日々、次々と目標を実現していくオトコは、常にビジョンを具体的にしながら」

「その実現に邁進している・・・そういう人間は寝てる間も、「絶対の因果関係」を使ってビジョンを追ってるから、それが夢に現れ」

「それが「正夢」になるんですよ」

と、貴島くん。

「逆に、日々、流されているだけのオトコは、「こうなったら、いいけど、絶対に実現しないよな」って言う事が夢になる」

「だから、絶対にその夢は実現出来ないんです・・・その違いが「正夢」と「ただの夢」の違いです」

と、貴島くん。

「今のゆるちょさんの夢は、完全に「正夢」ね・・・でも、その夢で一番気に入った所は、わたしが事務総長として、ゆるちょさんの夢実現のお手伝いを」

「未来永劫出来ているって事かしら・・・」

と、御島さんは笑顔。

「それなら、わたしもそうだわ・・・人間進化研究所の戦略部長・・・なんだか、わたしに合ってる職業みたい・・・」

と、ユキちゃん。

「僕は統括部長ですか、悪くないですよねー」

と、貴島くん。

「いずれにしろ、ゆるちょさんの周囲の男女がゆるちょさんの夢実現の為に動く・・・と言うのは、当然の結果だと思うわ」

「皆、そういう思いが強いもの・・・」

と、御島さんが言葉にした。

「人の未来って、そういう事なんでしょうね、結局」

と、貴島くんが結論的に言葉にした。

「だって、好きな人の為に、したい事が出来るのなら・・・協力するのがオンナの努めだもん・・・ね、御島さん」

と、ユキちゃん。

「そういう事」

と、御島さんも笑顔で、ニコラシカをクイっと飲んだ。


(おしまい)


さて、今日は水曜日。

気合入りまくりな一日になりそうですね。

仕事も充実化させ・・・って、今日は区民プールの日だ。

さ、楽しい時間を楽しみますか。


スポーツは、いい時間をくれます。


ではでは。