「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

blogram投票ボタン

ピンチこそ、チャンスと捉えて、動くが勝ち! RNTT(25)

2014年10月19日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「ねえ、ゆるちょさん、昨日の続き、お願いしますよ。「ハッピーエナジー」が体内から枯渇すると、一生、異性は視界にすら、いれてくれなくなる・・・」

「しかも、同時に外見が、劣化し、おばさんやおっさん化する・・・それは若くてもいつでも条件が揃えば始まってしまうと言う事でしょう?」

と、池澤くんが言葉にしています。

「そういうことだ。だから、要は異性が積極的に視界にいれてくれるような自分に成長していればいいって事さ」

と、僕。

「それが女性だったら、体脂肪率10%以下、男性だったら、体脂肪率7%以下って事なのね・・・」

と、レイコママ。

「とにかく、大事なのは、体内に大量の「ハッピーエナジー」を確保しておくことさ・・・それが大人のセクシーさにつながり、異性の恋を生んでくれる」

「それをどこまでも実現すればいいのさ」

と、僕は言葉にした。

「さて、そこでだ・・・話を元に戻そう」

と、僕。

「メスが子供を産むと、自動的に欲情相手のオスを忘れる事・・・この状況が新たな状況へ進歩したって言いましたよね?・・・その話ですね?」

と、池澤くん。

「この現象について、ネコ族の代表、雌ライオンの場合、意識が違うのかなと僕は思っているんだ・・・」

と、僕。

「どういう風に?」

と、レイコママ。

「雌ライオンにすれば、大事なのは、強い個体を生むことだと思っているんだろうって事。だから、強いオス・・・群れのボスを務められるオスなら」

「それが出来るわけだから、結婚における義務と言うのは、雌ライオンの場合、個を生み、子離れの時期まで育てあげることと、強いオスの個体とのみ」

「繁殖の機会を持つこと・・・だと考えられるわけ」

と、僕。

「・・・となると、オスは群れのボスを務められるくらい強いオスならよくて・・・子を育てる義務はないと考えているのね、ゆるちょくんは・・・」

と、レイコママ。

「そういう事・・・それが動物の繁殖のあり方だからこそ・・・メスが子供を産んだ瞬間、その子の父親のオスの事は完全に忘れ去っていい」

「・・・次の繁殖の時に、どのオスを選ぼうがその時点で最高に強いオスを選べばいいだけの話・・・なんだ・・・」

と、僕。

「つまり、ゆるちょさんの言おうとしているのは、その動物タイプの恋・・・「恋(仮)」をしている時に、母親が子を産んだ瞬間、父親を忘れるのは」

「当然の事・・・と言いたいんですね?」

と、アヤカちゃん。

「そういう事だ・・・さらに言えば、オスが父親の条件を満たしていない事が多い・・・群れのボスを務められるくらい強いオスならメスに不満はないが」

「・・・実際の現代の結婚事情を見ればいい・・・強いオスなんて、稀だ・・・まだ、社会に出て数年のひよっこなオトコと結婚する割合の方が高いだろ?」

と、僕。

「それは確かに・・・大学を卒業した何年後かに・・・大学時代の彼女と結婚するパターンが一番多いって聞きます・・・」

と、池澤くん。

「でも、それは昔のしあわせ法則・・・」

「「結婚して身を固めれば、社会から、一人前の大人として扱われる・・・信用も上がる・・・だから、オトコは早くに結婚すべきだ」と言う古い習慣から来ている」

と、僕。

「だが、今の弱っちくなった若い男性では・・・自分の未来の事を考えるので精一杯・・・結婚自体を諦めている男性が60%を越えているとも言われている・・・」

と、僕。

「だから、今の若い女性は2倍男子・・・40歳以上に自分と言う女性にお金をかけてくれる、素敵なオジ様に恋するようになっちゃったんですよ」

と、アヤカちゃんが本音を語る。

「だって、今の若い子なんて、自分の事で精一杯で、頼りがいが全然ない・・・だから、魅力の欠片も無いし、デートだってお互い自腹なんてデート」

「結構経験しましたよ、わたし・・・」

と、アヤカちゃんは口を尖らせて言う。

「でも、今は時代的に不況であることは確かなんだし・・・」

と、珍しくタモツさんが言葉にします。

「時代、時代って、結局、他人のせい・・・自己責任を限り無く取らないのが、現代の男性の病理だって、誰かが言ってましたよ」

と、アヤカちゃんはバッサリ。

「ま、だから、ピンチこそ、チャンスと捉えて動くのが今の時代はいいんだよ」

と、僕はニヤリと笑いながら言葉にした。


他の皆が、真面目な顔で僕を見つめていた・・・。



(つづく)


→次回へ

→前回へ

→初回へ


本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

第四十一回 軍配通信 「男達の覚悟」

2014年10月19日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!


大河ドラマ「軍師官兵衛」感想  燃えよ戦国!軍配通信

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

さわやかな日曜日の午前中、9時過ぎには都内某所にあるカフェには恋人達が楽しい日曜日を過ごそうと大挙、集まってきます。


その中に、芦川ユミちゃんの事務所の先輩編集者の美人3人娘、日本女子大出身の美咲マキちゃん(30)と、白石アミちゃん(29)、

東洋英和女学院大学出身の東堂アイリちゃん(28)が3人で楽しそうにおしゃべりしながら、ノートパソコンで記事を作っています。

「御免御免・・・皆早いんだなあ」

と、そこへ僕が入っていきます。


「いい秋の日なのよね・・・」「で、今日は誰とデートするの?ゆるちょさんは」「え?ユキちゃんと銀座デート?今度、わたし達もデート誘ってくださいよ」

と、3人娘は楽しそうにおしゃべりしている。


「で、どれどれ・・・ゆるちょさん、下書きは書いてきたんでしょう」「どういう風に仕上げようか」「わたし的にはー」

と、楽しい日曜日は早速始まった・・・。


●豊臣政権は、次々と貴重な政治家を失っていく!大和大納言の次は千利休まで!侘茶の精神こそ、政治家の真髄!その侘茶を嫌う秀吉の正体は!官兵衛はさらに苦闘の歴史に踏み出す事に!

「えー、では、大河ドラマ「軍師官兵衛」レビュー、第四十一回軍配通信「男達の覚悟」となります。どうぞ、よろしくお願い致します」

「と、ファンの方にまず挨拶するところから、始めよう・・・」

と、僕。

「今回の大河ドラマの総体としてのメッセージと言えば」

「「人は時に間違える動物である。だから、使った茶器のように汚れる事もあるのだから、常に洗って綺麗にしておく事が大事」」

「「間違ったら、改めてやり直す心が肝心」・・・と言う、千利休さんのセリフから示唆を受けたわ・・・」

と、マキちゃん。

「・・・今回、わたしは、このセリフに注目したの・・・」

と、アミちゃん。

「これも千利休のセリフになるけど・・・「天下の為の豊臣家でなければ・・・豊臣家の為の天下であってはいけないのです・・・」というセリフ」

「石田三成がつくろうとしている天下が豊臣家の為の天下そのものになっている事に警鐘を鳴らしているのね・・・」

と、アミちゃん。

「僕は一応意見表明しておくけど、豊臣秀吉による「唐入り」構想は悪人政策だとは思わない。アレキサンダー大王の東方遠征以来、古今の英雄による外征は」

「珍しい事でもないし、悪人政策でもない・・・ただ日本人的に問題なのは失敗したと言う事実だけだ・・・」

と、僕。

「それってすごく日本人的だと思うんだけど・・・外征失敗と言う汚名を着たくないから、そもそも外征を発想・指導した豊臣秀吉が悪い・・・と言う論理のすり替えが」

「巧妙に行われているのね・・・悪い結果を見たくない日本人がよく使う手だわ・・・」

と、マキちゃん。

「まず、問題なのは、外征で最も大事な兵站・・・これを軽視したことね・・・なぜ、信長の創始した鉄張り軍船による護衛部隊を別に用意しなかったのか?」

「ま、どうせ石田三成あたりが少しでも経費削減をしようと手を抜いたのね・・・ほんと石田三成って、浅慮なのよね、どこにおいても・・・」

と、アミちゃん。

「戦は敵の最も弱いところを突け・・・特に兵站を破壊するのは、兵の常道ですよね・・・それを理解していれば、兵站こそ、十分に防備すべき点であるのに」

「・・・そういう本質を理解出来ない石田三成の甘さが露呈していますね」

と、アイリちゃん。

「結局、三成は現場レベルで指導出来る人間ではないのよ・・・会議室で発想するタイプよね・・・現場も見ずに・・・」

と、マキちゃん。

「わたしから言わせれば石田三成は、朝鮮と戦してるんじゃなくて、常に秀吉相手に戦しているから・・・発想も秀吉相手だから」

「秀吉が喜ぶことを最上の策とするのよ・・・だから、兵站に使う船を安くあげようとしたりするのよ・・・そもそもの発想相手が間違ってるの!」

と、アミちゃん。

「石田三成は、結局は官僚に過ぎないのよ・・・しかも、木を見て森を見ずタイプの・・・「知識者」の「俺偉い病」だから、思い上がっているし」

「「思考停止者」だから「絶対の因果関係」を使う事が出来ないわ・・・「絶対の因果関係」を使えるのは「純思考者」である「知恵者」のみだから」

と、マキちゃん。

「にしても、この外征は、現場レベルにおける「知恵者」の欠落が指摘されていいと思う。例えば今回、小西行長が出てきたけど・・・」

「何あのやっつけ仕事・・・結局、トップに情報が上がらなくなっている構造に変わってしまった事が外征失敗の主な原因になると思うね」

と、僕。

「秀吉と言う、かつての「絶対の知恵者」がツンボ桟敷に置かれた事が、外征失敗につながっていったんですね」

と、アイリちゃん。

「結局、秀吉の手足が小西行長や石田三成クラスの小物・・・官僚タイプのその場だけ繕う事しか出来ない、劣化した武将によって遂行された作戦だったから」

「最初から失敗は目に見えていたのよ・・・」

と、アミちゃん。

「現場の状況が中央に情報として上がらなくなった瞬間、その作戦は絶対に失敗する・・・まさに、「事件は現場で起こってるんだ」って話ね、これ・・・」

と、マキちゃん。

「まだ、「唐入り」本番の前のこの時点で、秀吉に情報が上がっていない・・・そりゃ、絶対に勝てない戦になるよねー」

と、僕。

「ひとつには、秀吉の自意識の肥大化が、あげられるわね。三成の讒言に乗って、千利休を殺してしまうなんて、まさに天に唾する行為そのものだわ」

と、アミちゃん。

「自分を諌めてくれる存在は、リスクを取りながらも、自分に対し、いい方向へ持って行こうと、諫め役を買って出ている人ですもんね・・・」

「その千利休を殺してしまっては・・・自ら自身の政権の今後を危うくしているに過ぎないわ・・・」

と、マキちゃん。

「今回、千利休の待庵が紹介されていたけど、たった二畳の空間なんだよね・・・」

「「茶人とは一切の虚飾を排し、肝胆相照らす仲として、対座出来る、人間的にも大きく、精神的に強い人間」と考察出来たけど」

「だからこそ、千利休は、自身の大事にする正義に殉じ・・・秀吉に諫言する道を選び、その時、初めて現場の情報が秀吉に渡るんだよね・・・」

「その千利休を殺してしまっては・・・もはや、現場の本当の情報が秀吉に上がる事は無い・・・その状況を自ら潰したのが、秀吉だ・・・と言えるだろうね」

と、僕。

「ほんと、そうね・・・現場の情報を秀吉に伝えてくれた千利休は殺し、現場の嘘の情報を秀吉にあげた小西行長を重用し」

「多分、石田三成も、現場の嘘の情報を秀吉に上げるでしょうから・・・そういう政治システムは、この日本では、古来、壊滅してきたわ・・・」

「その文脈上に秀吉もいるのよ・・・」

と、アミちゃん。

「第二次大戦時の大本営発表ね、まるで・・・いい情報ばかり誇大に宣伝し、悪い情報は握りつぶす・・・そうなった段階であの戦いも日本は負けていたのよ・・・」

と、マキちゃん。

「そういう意味で言えば、日本の歴史における類似なシーンと言えば、後鳥羽上皇が指導した「承久の乱」も同じ構図でしょうね」

と、アミちゃん。

「「北条義時、追討の命令を院が出せば東国の武家はすべて従う」みたいな・・・希望的観測と思い込みだけの情報が後鳥羽上皇の元にあげられていた・・・そういう構図ね」

と、マキちゃん。

「いずれにしても、秀吉は自ら、現場のナマの情報の受け取りを拒否した・・・そういう構図になった事が、まず、この外征の大失敗の主要因になっていくんだねー」

と、僕。

「秀吉は、千利休の「侘茶」を否定しているんですけど、これはどういう理由が考えられますか?」

と、アイリちゃん。

「千利休の侘茶の精神は一切の虚飾を捨て、個として、相手と対峙するところにその本質がある。たった二畳の待庵にてお茶を喫すれば」

「相手の人間性の大きさ小ささ、精神力の強さ、弱さが忽ちにしてお互いわかってしまう・・・だから、戦国の武将程、茶室を怖がったんだ・・・」

と、僕。

「どんなに怖い顔をしても・・・人間性の大小、精神力の強さ弱さがすぐにわかってしまうのだとしたら・・・それは戦国武将達は怖がったでしょうね」

と、マキちゃん。

「でも、それこそが、日本人としての政治の本質であり、そこは「人間力」の場と言ってもいいだろうね・・・」

と、僕。

「では、その侘茶を嫌った秀吉・・・何故です?」

と、アイリちゃん。

「千利休が諫言するシーンの冒頭、秀吉によって鼻を削がれ、耳を削がれて死んだ山上宗二のエピが紹介されてたろ?」

「あそこにヒントがあるんだ・・・」

と、僕。

「どういうことかしら?」

と、笑顔のアミちゃん。

「アミちゃんだったら、気づいているだろうに・・・まあいい・・・」

と、僕はホットを飲みながら、少しくつろぐ。

「要は気が短くなっている秀吉・・・と言う表現だったんだよ・・・それは何を意味するかな?アイリちゃん」

と、僕。

「短気・・・要は人間性が小さくなってるって事ですか?秀吉の・・・」

と、アイリちゃん。

「なるほど・・・人間性が小さくなってる事を千利休に見ぬかれたくないから、侘茶とは真逆の・・・虚飾の中に逃げ込みたい秀吉なんだ・・・」

と、マキちゃん。

「黒い茶碗でお茶を出すのも、小田原の竹やぶで見つけた、いい竹を使っただけの一見質素な花入れにこそ、すべての虚飾を捨て」

「一対一で対座する「侘茶」の精神につながっているってことね・・・」

と、アミちゃん。

「それに対して、秀吉は虚飾・・・金の茶室もそうだけど・・・そういう意味で言えば、彼はやたらと金の衣服を身につけているわ・・・」

と、マキちゃん。

「それこそが、秀吉の人間性の小ささ、弱さが露呈し始めた証拠・・・ということは「唐入り」も?」

と、アイリちゃん。

「豊臣家以外の武家に対する示威行動・・・この場合、そう取った方がしっくり行くだろうね・・・だとすれば、秀吉の意識は」

「豊臣政権の示威行動のみに限定されているんだから・・・現場の情報が上がらなくても・・・「唐入り」が成功しなくても、全然いいと言う事になるね・・・」

と、僕。

「司令官がそんな意識じゃ・・・最初から「唐入り」は成功しない事が約束されたようなもんだったんだわ・・・」

と、アミちゃん。

「すべては、秀吉と言う人間の劣化・・・人間性が小さく、精神的にも弱くなり・・・なにより、「絶対の知恵者」を引退してしまった・・・」

「中央の司令官が「絶対の知恵者」を引退してしまったら、「絶対の知恵者」インフレが起こり、それ程価値の無いモノでも価格が上がってしまう」

「つまり、石田三成や小西行長クラスのモノの見えないわからない駄目官僚が現場の最前線で価値を持ち、働く事になるので」

「結果、大失敗となると言う、「絶対の知恵者」インフレのいい例になるね、この「唐入り」は・・・」

と、僕。

「それって信長暗殺後の世界でも起きましたよね、「絶対の知恵者」インフレ・・・その時は明智光秀や柴田勝家のモノの見えない駄目官僚が現場の最前線で価値を」

「持ったけど・・・「絶対の知恵者」秀吉が勝ち抜いた事になった・・・」

と、アミちゃん。

「そ。本来、「絶対の知恵者」インフレが起こったら、日本においては、次の「絶対の知恵者」が出てきて天下を治めることになるんだ」

「それはその時に現場に出てくる有象無象が駄目官僚だからだよ・・・「知識者」の「俺偉い病」と言った方がいいね、具体的になるから」

と、僕。

「まさに、秀吉没後・・・「絶対の知恵者」インフレの局面、関ヶ原にて、「知識者」の「俺偉い病」の駄目官僚、石田三成と小西行長は、敗北し」

「次の「絶対の知恵者」徳川家康が勝ちますね」

と、アイリちゃん。

「そういう意味では、今回、もうひとりの「絶対の知恵者」豊臣政権を支えた千利休を秀吉が殺した事は・・・豊臣政権にとって致命的だったと言えるだろうね」

と、僕。

「「唐入り」の本質が部下達への示威行動に過ぎないとしたら・・・敗軍は必死ですものね・・・それは厭戦気分を呼び、豊臣政権のさらなるふしあわせスパイラルへ」

「完全につながっていきますものね・・・」

と、マキちゃん。

「一番怖いのは、石田三成や小西行長が出した「負のエネルギー」が結果として、豊臣家へ戻っていく「エネルギー保存の法則」があるってことね」

と、アミちゃん。

「政権ってダメな部下クラスによって壊されていくものなんですね・・・」

と、アイリちゃん。

「だからこそ、人事が大事なのよ・・・秀吉はこの時代、人を見る目がもうないわ・・・自分の出世の為に、秀吉の「虎の威を借る狐」に就任しちゃってる」

「石田三成の言葉に従っちゃってるんですもの・・・完全な「思考停止者」よ・・・」

と、マキちゃん。

「それに関して言えば・・・冒頭、関東への移封に戸惑う徳川家へ官兵衛が訪ね・・・国の為の徳川家でいてください的なセリフを言うよね?」

と、僕。

「ええ・・・あそこは、やっぱり、秀吉亡き後の話の振りって考えればいいのかしら?」

と、マキちゃん。

「僕は、そう見るね・・・彼は天下の為に働いているんであって、豊臣家のみの事を考えて動いているのではない・・・と言う事をプレゼンしたかったんだろうし」

と、僕。

「豊臣家のみの事を考えて動いている石田三成とは異なる存在だとプレゼンしたかった?それが脚本の意図?」

と、アミちゃん。

「わたしもそう見るな・・・」

と、アイリちゃん。

「結局、秀吉はどこで間違っちゃったのかしら?」

と、マキちゃん。

「わたし、思うんだけど、織田信長だったら、「天下布武」を実現したら、「和を以て貴しとなす」の完全実施の国にすべく」

「国内統治政策にチカラを尽くしたと思うの。彼は基本的に他人の為に働くオトコだから・・・サービス精神旺盛なオトコだから、天下布武なんて」

「頼まれもしない事をやってるわけだし・・・」

と、アミちゃん。

「それで、平清盛のコアなファンである彼の事だから、絶対に重商政策になったと思うわ。明との交易や欧州との交易にチカラを尽くして」

「案外、信忠あたりを将軍にして幕府を開いていたかも・・・とにかく、シビアに目標は達成するオトコだから・・・信長さんは」

と、アミちゃん。

「貿易の旨味をよく知っていた信長だからね・・・事の善悪より、ペイするか否かを考える信長なら、そういうあり方になっただろうね」

と、僕。

「それと比較すると・・・秀吉は天下平定後は、豊臣家の為の政治に移行しちゃうのよ・・・そこで根本から間違ったとわたしは思うわ」

と、アミちゃん。

「その尖兵だったのが、石田三成や小西行長などの、バカ官僚ってわけ?」

と、マキちゃん。

「確かに家康や・・・北条氏政クラスに比べても、小粒に感じる人物ですね、石田三成って」

と、アイリちゃん。

「結局、政治って、人間力がモノを言うのよ・・・石田三成や小西行長のあのけつの穴の小ささは何?ちょっと異常」

と、マキちゃん。

「ついでに言うと、今の豊臣秀吉も、けつの穴が超小さい・・・そんな人間が司令官役だから、皆怖がって現場の情報が一切上がらず、ツンボ桟敷になるのよ・・・」

と、アミちゃん。

「その瞬間、この政権も長くはない・・・と、徳川家康あたりは如実に感じられただろうね・・・人間力では他を圧する程の家康だからね・・・」

と、僕。

「その思いを官兵衛も家康も共有していたから、冒頭のシーンになったんですね?きっと」

と、アイリちゃん。

「そうかもしれないね・・・」

と、僕は笑顔で言った。


「さて、名護屋城はどんな感じで描かれるのか?官兵衛は秀吉をどう支えていくのか?秀吉はさらに壊れていくのか?石田三成の策謀はどう描かれるのか?」

「話題は尽きない感じだけど、ま、そのあたり楽しみに、今週も大河ドラマ楽しんでいきましょう!ではでは」

と、僕。

「あら、もう終わり?」「はやー」「ほんと、ね」

と、マキちゃんとアミちゃんとアイリちゃんが言葉にした。


(おしまい)

今週の喜び

ここは一人称で書きましょうか。


主戦派、石田三成らの指導で、唐入りは始まりそうですが、官兵衛はどう描かれていくんですかねー。

今回、千利休が死んだと言う事は・・・石田三成の政治に踊らされている秀吉と言う感じで、なんか、痛々しく感じますね。秀吉も石田三成も・・・。

ま、ペイするならまだしも・・・今、すでにダメダメ感が匂ってきていて・・・小西行長のあのあり方が今後をすべて予見しているような感がしましたねー。


大和大納言も、千利休も、死に・・・豊臣政権は、有力な政治家をドンドン失っているカタチで、

これを石田三成の一人勝ちと捉えたら、危険ですよねー。


所詮、石田三成は、秀吉の虎の威を借る狐に過ぎませんから・・・秀吉がこの世から消滅した瞬間に価値が大暴落するんですよね・・・。


そうか。官兵衛からすれば、そんな秀吉を支え続けた半生だったからこそ、関ヶ原前後での動きにつながってくるんだな。重石はとれたわけだから・・・。


何か、感想的には、どう?アミちゃん。


石田三成もそうだけど、茶々も、とっても狭い場所で政治しているイメージがあるわね・・・官兵衛が大向こう相手に政治しているのに対して、ね・・・。

ねえ、マキはどう?


それはわたしもそう思う。でも、女性の戦いって、そういうモノじゃない?

周囲の女性との関係性こそ、大事って言うか・・・。


アイリはどう?


ねねさんの忠告も官兵衛の忠告も千利休の忠告すら聞かなくなった秀吉って・・・もう、暴走状態って事なんですよね?

ゆるちょさん、どう思います?


カタチとしては、暴走列車かもね・・・ま、それでも、今後を楽しもう。



ま、とにかく、好きな相手の活躍が見れる大河ドラマ・・・その演技合戦も含めて、皆で楽しんでいきましょう。


ではでは。

今週のあれ、どうなん?
もう、中谷美紀さんなんて、数シーンしか出て来なかったよ、今回・・・ま、そういう時代だけどさ・・・。

10月19日 この日本において「個の確立」とは!(おしゃれが大事!)

2014年10月19日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

いい秋の日が続いていますねー。

なんとなく、のんびりとした秋の週末、楽しく過ごしていますねー。


さて、その時、僕はユキちゃん(28)と二人、土曜日の銀座を歩いていました。

ユキちゃんは白いブラウスに黒のボウタイを合わせ、赤のタータンチェック柄のスカートに黒タイツ、ココアブラウン・カラーのミドルブーツをチョイスしています。

トップスはカーキ色のショートコート。ちょっとトレンチコートのテイストの入ったショートコートは、女性を可愛く見せますね。

「ゆるちょさんは秋のこの時期、定番のバーバリーのカーキ色のトレンチコート姿だから、それを意識して・・・こんな感じです」

と、ユキちゃん。

「ゆるちょさんは、いっつも白シャツに赤系の様々なネクタイで差し色を演出しているから・・・わたしはシックに黒のボウタイで・・・」

「それにゆるちょさんは白デニム+白のデッキシューズだから、わたしは足元はブラウン系にしたんです・・・」

と、ユキちゃん。アクセはティファニーで統一しているようだ。

「パートナーの男性がおしゃれをちゃんと意識している男性だと、女性もいろいろ考えておしゃれが出来るから、楽しいんです」

「例えば、ボウタイなんて、わたし普段絶対に使わない女性でしたけど・・・どちらかと言うと、フェミニン一色のおしゃれが好きだったから・・・」

と、ユキちゃん。

「でも、たまにマニッシュなテイストも入れていいんだって、思って。だって、ゆるちょさんの赤ネクタイって、男性だからのあえてのフェミニン・テイストって」

「そういう意味ですもんね?」

と、ユキちゃん。

「そっか、言葉で言われると、そういう事になるんだ。僕的には赤は強い色だから、小さな面積でプレゼンしてこそ、周囲が引き締まる」

「・・・そういう効果を狙っているだけだったけど、男性にフェミニン、女性にマニッシュってのは、ギャップ効果でお互いを強調するから」

「・・・いいんじゃない?って感じだけどね・・・」

と、僕。

「それと、わたしの中では、秋ってカーキ色のトップスに赤のタータンチェックスカートってイメージが強くて・・・」

「もちろん、その日の雰囲気や印象に合わせておしゃれは考えますけど、やっぱり、この時期、赤のタータンチェックスカートは、定番になりますね・・・」

と、ユキちゃん。、

「なんか、赤のタータンチェックスカートって、暖かそうでいいよね」

「なんとなく、女性って温かさの中に包まれているとしあわせそうなイメージがあるな」

と、僕。

「うーん、それはそうかもしれない・・・女性にとって寒さは大敵だし、温かさこそ、笑顔の元ですよ」

と、ユキちゃん。

「ゆるちょさんは、普段から、おしゃれについての意識が高いですよね・・・あえて、キャラを演出する感じと言うか・・・」

「例えば、春夏期は、ゆるちょさんは平日はいろいろな色のポロシャツを選択してる・・・でも、例えば、日差しの強い日はオレンジ色のポロシャツだったり」

「曇の日は、緑のポロシャツだったり、さわやか系の日は、ピンクのポロシャツだったり・・・やはり、おしゃれに意味性を持たせているし」

「週末は逆に襟なしのボーダーシャツとか、着ている。やっぱり、ハレの日は、マリーンな気分で、ケの日は、襟がなければ失礼にあたる的な」

「意識なんですか?」

と、ユキちゃん。

「それはそうだね・・・やっぱり普段は仕事しているし、そこは他の人に仕事のオファーを貰えるからこそ、仕事が出来るのであって」

「そこは、襟なしはみっともないっしょ?ってそういうイメージかな。周囲の人の事も考えないと、ね、いけない・・・」

と、僕。

「まあ、でも、完全にキャラ化していると言うか・・・ゆるちょさんって、ひと目で着ているモノでわかるし」

「秋冬はトレンチコートですもんね。秋はカーキ色、冬は黒・・・」

と、ユキちゃん。

「ま、おしゃれは楽しいよ。僕も若い頃は太っていたから、おしゃれが楽しめなくて・・・こう、体型を隠すおしゃれしか出来なくて、すっごく不満だったから」

「それに比べたら、今は天国だよ。おしゃれすることがとても楽しい・・・と、この天ぷら屋入ろう。土曜日、銀座、コース料理・・・と言ったら天ぷらに酒となるねー」

と、僕はユキちゃんをエスコートして、老舗の天ぷら屋に入っていく。

「お、ゆるちょさん・・・今日もいつものあれ、行っておきます?準備してありますよ」

と、大将が笑顔で言う。

「よろしく・・・やっぱ、その組み合わせは黄金だわ」

と、僕。

「なんです?黄金の組み合わせって?」

と、ユキちゃん。

「天ぷらのコースにシャブリを合わせるって、それだけの事なんだけど・・・ここで出すシャブリがまた、天ぷらに合うんだよねー。ね、大将」

と、僕。

「あたぼうよ・・・こちとら、100種類以上のシャブリから、うちのコースに合う奴を厳選に厳選を重ねて見つけた奴だからね」

「そこは自信あるよ・・・」

と、大将。

「ま、そういう事だから・・・しかし、コートを脱ぐと・・・白のブラウスに、そのボウタイの感じ、ユキちゃん、ちょっと清楚」

と、僕。

「ありがとうございます。ゆるちょさんもその赤ネクタイ・・・今日はレジメンタルスタイルなんですね」

と、ユキちゃん。

「ああ、最近、赤ネクタイ探しが趣味みたいになっちゃっててね。今日も後で三越あたり、顔出さない?ユキちゃんに選んでもらう赤ネクタイってのも」

「乙な感じがするな・・・」

と、僕。

「いいですよ、わたしなんかでよかったら・・・でも、一緒におしゃれの話が出来る男性って、いいなって思います」

「そういう男性って、圧倒的に少ないじゃないですか・・・例えば、週末に安手のサラリーマン・スーツを着ているオジさんとかいるでしょう?」

「あれ、おしゃれになってると思っているのかな?あんなダサいスーツ・・・スーツ着ていればおしゃれしていると勘違いしているんですよね・・・世の男性は」

と、辛辣姫。

「だいたい、色使いとか、なんですか?あれ・・・結局、他人に溶け込む事を目的にサラリーマンのスーツってデザインされているんですよ。色も同じでしょう」

「無個性化・・・社会の部品ですよね、あれって・・・工場の歯車そのもの・・・その思想は「長いものには巻かれろ」・・・おしゃれとは無縁の発想ですよ・・・」

と、ユキちゃん。

「おしゃれと言うのは、その個人の「知恵」による自己演出そのものです。自身を他から際立たせてこそ、おしゃれって言えるんです」

「あんなダサいサラリーマン・スーツ着て、ダサい老けた顔して、街をへーきで歩ける、その気持ちが全く理解出来ない」

と、ユキちゃん。

「それにだいたい、そういう男性って一人行動なんですよね・・・奥さんは傍らに絶対にいない・・・結局、家族から疎まれているから」

「週末、家にいることが出来ないもんだから、週末、やることもなく、街を徘徊しているだけ・・・徘徊老人予備軍そのものですよ・・・」

と、ユキちゃん。

「結局、徘徊する人って、誰にも興味持たれなくなって・・・それで徘徊するって事かな?」

と、僕。

「それって、ズバリ本質だと思いますよ、徘徊の・・・男性はどこまでも、女性につながりたいと思われて、なんぼです」

「そういう男性は必ず、素敵な知恵で持って、自身を美しく着飾って、自己主張や自己演出が素敵に出来ています・・・」

と、ユキちゃん。

「なんか、二極化しているんですよ・・・素敵なおしゃれが出来る男性は、女性を本能から笑顔に出来るから、女性につながることを求められる男性になるのに対し」

「サラリーマン・スーツで週末を街の徘徊で過ごしているようなオヤジは、無個性化し、誰からも求められていない・・・むしろ、周囲から、強く拒否されている」

「そういう二極化・・・なんか、言葉にするのも、嫌ですけど・・・」

と、ユキちゃん。

「おしゃれひとつ取っても、この日本じゃあ、二極化か・・・まあ、いいじゃん、そういう輩の事は忘れて、僕らは楽しくおしゃれを楽しめばいいんだし・・・」

「天ぷらとシャブリも・・・」

と、僕らがしゃべっている所へ、その「天ぷらとシャブリ」が運ばれてくる・・・。

「これこれ・・・まず、乾杯と」「かんぱーい」

と、二人は笑顔。

「・・・で、アオリイカの天ぷら・・・くー、美味しい・・・これがまた合うんだ・・・」

と、僕。

「銀杏の天ぷらも美味しいです・・・うーん、確かにシャブリに合いますね・・・もう、口の中は秋ですよー」

と、ユキちゃん。

「やっぱ、この季節は牡蠣の天ぷらでしょう。うん、旨い・・・口の中で蕩けるわ・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんは、今まで牡蠣に3回も当たっているのに、全然嫌いにならないんですよね?それくらい牡蠣が好きなんですね」

と、ユキちゃん。

「僕は元々貝類が好きなんだよ。その中でも牡蠣は別格って感じだよ。ねえ、ユキちゃん、今度、広島の番屋に行こう、いつかそういうタイミングが出来たら」

と、僕。

「いいですよ。ゆるちょさんが望むのなら、地球の真裏にだって、一緒についていきます。本当にどこまでも・・・」

と、ユキちゃんは目の笑ういい表情で言葉にする。

「結局、この日本では、個を確立出来ない男性が女性から相手にされなくなるって現実ですかね・・・なんとなく今日の話って・・・」

と、ユキちゃん。

「要は個の確立ってのは、経験知を知恵に出来て、人間的にも、人間性を大きく出来て、精神的にもタフな男性がその知恵を使って、楽しくおしゃべり出来るからこそ」

「女性を本能から笑顔に出来て・・・それが女性に求められる結果になるって事だよね?・・・それは意図して、毎日を生きる人間である必要があるじゃない?」

と、僕。

「経験知に関して言えば、経験をしているだけでは、経験知は作れないんだよ。「これって、そういう事だったのか!」と言う気付きが無いと・・・」

と、僕。

「そうですね・・・それって要は目標を持って、毎日、経験知を言葉にしている男性と」

「日々、ただ流されているうちに定年を迎えてしまうような・・・そういうオヤジ達との厳密な違いって事でしょうね」

と、ユキちゃん。

「ただ流されているうちに定年を迎えてしまうようなオヤジは、人間性も小さいままだし、精神的にも経験が身になってないから、弱いでしょうしね・・・」

と、ユキちゃん。

「この日本において、おしゃれ一つ出来ないでは・・・個の確立すら、無理だって事だよ・・・そんな簡単な事すら、出来ないでは、ね・・・」

と、僕は言いながら、あけびの天ぷらを口にいれた。

「この皮のところのほろ苦さが・・・やっぱ、秋だわ」

と、僕が言うと、ユキちゃんは、目の笑ういい笑顔でコクリと頷いた。


(おしまい)


今日も少し風邪気味、コンコンと咳が出て、

ちょっと体調不良気味。

こういう時に限って、外へ出る約束しちゃいますからね・・・。

今日は何か美味しいものを食べて、のんびりしたいですねー。


秋の週末だし・・・ね。


ではでは。