「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

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「恋(仮)」は実は人間の恋ではない! RNTT(23)

2014年10月17日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「ねえ、ゆるちょさん、昨日の続き、お願いしますよ。失敗を積み重ね、それを成功へのエールと捉え、ネガティブをポジティブに変えていくからこそ」

「人間性もデカくなり、精神的にもタフなオトコマエの男女が出来上がる・・・ここは、僕にもわかりました!」

と、池澤くんが言葉にしています。

「だから、そういうオトコマエな男女で恋愛をすればいいんだよ。間違っても、人間性の小さい、精神的に弱い者同士で結婚したり、子供を作ったりしちゃあいけない」

「それが「恋(仮)」だったりしたら、余計ダメだ・・・うーん、今日は「「恋(仮)」とは実際には、何なのか?」と言う話をしよう・・・」

と、僕。

「いつものように、動物を例に取ろう。例えば、ネコだ・・・雌ネコは多い時は、年に4回も妊娠出来るそうなんだ」

「もちろん、相手のオスは全員違うオスだけどね・・・それがネコ及び動物の世界では一般的なお約束になる・・・」

「ライオンと同じネコ族は、ネコの雌が食事も用意し、子供達を育てていく・・・オスネコは子育てには、参加しないんだ・・・」

と、僕。

「人間とは、随分違う世界なんですね・・・」

と、カナコちゃん。

「そう思えるだろ?実は違うんだな・・・ここで考えたい点は、「ネコは年に4回も妊娠するとしたら、ある特定のオスに欲情するのはたった三ヶ月」と言う事実と」

「「子が生まれると、雌は父親であるオスの事を完全に忘れ去る」と言う事実だ・・・これ、どっかで似た風景を見なかったかな?」

と、僕。

「「「恋(仮)」は恋の復元力が低いから、子が出来ると、母親は、父親を忌避するホルモンによって、セックスレスになる」・・・と言う事実が」

「・・・このネコの例と同じように思えます」

と、アヤカちゃんがしれっと言葉にします。

「さすがだな・・・そうだよ、つまり、「恋(仮)」はズバリ「動物タイプの恋」なんだ」

「・・・子が出来ると母親は、父親を忌避すると言うより、欲情しない別のオスとして扱うようになると言う事だ」

と、僕。

「それが・・・お互いがお互いのストレスと化し・・・「家庭内別居」になる原因ですか?」

と、カナコちゃん。

「そういう事だ。子を抱える雌にとって、欲情相手ではない雄は、単なる敵でしかないからね・・・実情はそういうことなんだよ・・・」

と、僕。

「じゃあ、僕らは・・・どうしたら、いいんですか?子作りしても、セックスレスに陥らない方法ってあるんですか!」

と、池澤くんが叫ぶように言葉にする。

「もちろん、ある・・・「恋(仮)」は、動物時代の恋がその名残として、人間の中にも残っているに過ぎないからね・・・」

と、僕。

「人間は、動物ではない・・・その証拠として、人間の女性は繁殖期がフルタイム化した。いつでも、繁殖出来るように進歩したと言えるだろうね」

と、僕。

「確かにそれは進歩よね・・・いつどこで、魅力的な、メスが交尾したいオスと出会えるかわからないものね・・・」

と、レイコママが言葉にする。

「レイコママって、会社員時代のゆるちょさんと寝た事があるって、本当の話ですか?」

と、池澤くんが真面目な表情で質問している。

「本当よ・・・あの頃はもう少し違う雰囲気を持っていたけど・・・あの頃なりに魅力的だったもの、ゆるちょくん」

と、レイコママはしれっと答えている。

「大人のオトコは、大人のオンナにエッチをせがまれるくらいじゃないとダメよ、池澤くん」

と、レイコママは、笑顔で言った。


「話、戻すよ・・・」

と、僕は言葉にしている。

「簡単に言うと、人間は、動物的な恋の要素・・・繁殖期にしか、繁殖出来ない状況から・・・フルタイム繁殖期の状況へ進歩し」、

「さらに、もうひとつの動物的な恋の要素・・・メスが子供を産むと、自動的に欲情相手のオスを忘れる事・・・この状況も新たな状況へ進歩したんだな・・・」

と、僕。

「で、それって、どういう状況になったんですか!」

と、池澤くんが言葉にし、皆が僕の次のセリフを待っていた。


(つづく)


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本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

涙したり、おしゃべり好きだったり、割りと普通な親切な女性歌人!「赤染衛門さん!」

2014年10月17日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「歌入門編」・・・お願いします。ええと、歌入門編の日は、割りと楽しくやっていこうということでしたよね?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「そうそう。日本においては「歌の前の平等」という事が言われているから、まずは入門して、あれこれ語りながら、理解を深める感じかな」

と、タケルは話します。

「ということなら、私も楽しく参加させて頂きますわ。じゃあ、ミルクティーなど飲みながら、のんびり始めていきましょう」

と、レイカはミルクティーを用意しています。

「ま、金曜日だし、のんびり行きたいね」

と、タケルは笑顔になりながら、言葉にするのでした。


今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「さて、早速、赤染衛門さんの歌を鑑賞していこうか」

と、タケルは言葉にする。

「はい。女性の歌はやっぱりいいですね・・・」

と、レイカ。


詞書「梅の花もさきにけり、桜の花みなさくけしきになりにたりと人のいふをききて」


「君とこそ春来ることも待たれしか梅も桜もたれとかは見む」

(あなたと一緒だからこそ春の訪れも待たれたのだ。梅も桜も、誰と共に見ればよいのか)


「えーと、これは赤染衛門さんの旦那さんが亡くなった次の年の春に詠まれた歌なんだそうだ」

と、タケル。

「なるほど・・・赤染衛門さんのこころの震えが伝わりますね・・・」

と、レイカ。


詞書「さみだれ空晴れて月あかく侍りけるに」


「五月雨の空だにすめる月影に涙の雨ははるるまもなし」

(五月雨の降り続いていた空に、珍しく顔を出し澄み渡る月――その光のもとでさえ、私の涙の雨は晴れる間もない)


「日本人の女性は特に月を見て涙しますね。あまりの美しさに亡き人の面影を思い出すのでしょうね」

と、レイカ。

「毎日、泣きながら暮らしているんだろうね。それだけ深く愛していたんだろうね、旦那さんを・・・」

と、タケル。


「やすらはで寝なましものをさ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな」

(迷ったりせず、さっさと寝てしまえばよかったものを、あなたが来るかも知れないからと、夜が更けて沈もうとするまで、月を見ていました)


「同じ女性としてわかります、この気持ち・・・好きな人が来るかもしれない・・・そう思えば、寝てなんていられませんからね・・・」

と、レイカ。

「女性は月を見ながら・・・美しいものを眺めながら、自身に素敵なストーリーがやってくるのを待っているんだね・・・」

と、タケル。

「夜は・・・そして、月は女性をロマンティックに誘うモノですから・・・」

と、レイカ。

「そして、オトコも夜には、ロマンティックを夢見るからね・・・」

と、タケル。

「はい・・・」

と、レイカ。


「恨むとも今は見えじと思ふこそせめて辛さのあまりなりけれ」

(恨んでいると今は見られたくないのです――そう思うのは、あなたの態度がひどくつれなかったからだわ・・・あなたのせいなの・・・)


「こころとは裏腹の態度に出ちゃうのも、弱い存在の女性だから・・・そういう歌みたいだね・・・ちょっとかわいいな」

と、タケル。

「同じ女性として、よくわかる感情です。ほんとは好きなのに・・・あまりにつれない態度だから、思わず、そんな態度をとってしまったの・・・そんな感情なんでしょうね」

と、レイカ。

「じゃあ、実際は、恨んでいるって事?相手の男性を・・・」

と、タケル。

「恨んでいると言うより、好きなんでしょうね、その相手の男性が・・・とても愛おしい存在・・・だからこそ、言い訳もしたくなる・・・」

と、レイカ。

「なるほどね・・・奥が深いや・・・」

と、タケル。


「いかに寝て見えしなるらむうたたねの夢より後は物をこそ思へ」

(どんな寝方をして、あの人が夢に見えたのだろうか。うたたねの夢から覚めたあとは、物思いばかりしているのだ)


「好きなオトコの事を思うと夢で逢える・・・と、よく小野小町さんが歌っていたけど・・・文脈的には、そういう歌だね」

と、タケル。

「また、逢いたいから、どんな寝方をしていたか、考えている・・・そういう歌ですね・・・」

と、レイカ。

「なんでも、枕の置き方などで、夢をコントロール出来ると言う話が広がっていたみたいだ。この時代」

と、タケル。

「それだけ、相手のオトコに逢いたいと言う事でしょうね」

と、レイカ。


「越えはてば都も遠くなりぬべし関の夕風しばしすずまむ」

(ここをすっかり越えたら、都も遠くなってしまうに違いない。関山に吹く夕風にしばらく涼んでゆこう)


「これは夫の任地、尾張の国に下向途中に逢坂の関で詠んだ歌だそうだ。逢坂の関は、よく歌の世界に出てくる場所だしね・・・」

と、タケル。

「女性にとっては、都がやはり、好きな場所なんですね・・・」

と、レイカ。

「もっとも、最初に夫を亡くして泣いてる歌があったから・・・その夫との二人での旅行も実は楽しかったんじゃないのかな、彼女にとっては・・・」

と、タケル。

「そうですね・・・夫婦水入らずですものね・・・」

と、レイカ。


「思ふことなくてぞ見まし与謝(よさ)の海の天の橋だて都なりせば」

(物思いもなくて、存分に眺めを楽しんだろうに――与謝の海の天橋立よ、ここが遠い異国でなく都であったなら)


「今度も旦那に従って、丹後の国に行った時に詠んだ歌だね。天の橋立も都には敵わないと言うところかな」

と、タケル。

「都での恋物語がやっぱり、女性には一番だと言う事でしょうね。そのことにかなり固執してそうな赤染衛門さんです・・・」

と、レイカ。

「ま、宮中にいた方が楽しそうだしね。才能綺羅びやかな歌人の女性も何人もいることだし、自分と話の合う女性も多かっただろう」

と、タケル。

「そうですね。やっぱり、女性同士のおしゃべりは、女性の大好物ですもの・・・」

と、レイカ。


「神な月ありあけの空のしぐるるをまた我ならぬ人や見るらむ」

(神無月、有明の空に時雨が降るのを、私以外の人もまた寝られずに見ているのだろうか)


「また、誰かオトコの人を思い出している・・・そういう歌だね」

と、タケル。

「同じ月をあのひともみてるのかしら・・・そうあって欲しい・・・そういう歌ですね。ある意味、ロマンティック」

と、レイカ。


詞書「和泉式部、道貞に忘られて後、ほどなく敦道親王にかよふと聞きて、つかはしける」


「うつろはでしばし信太(しのだ)の森を見よかへりもぞする葛のうら風」

(心移りせずに、しばらく和泉国の信田の森を見守りなさい。葛に吹く風で葉がひるがえるように、あの人がひょっとしたきっかけで帰って来ることもあるのですよ)


「出ました!恋にオトコマエな女性、和泉式部さん・・・友人の彼女に贈った歌なんだね。その和泉式部さんを振るオトコもいるとは思わなかったけど」

「傷心の和泉式部さんを慰める歌なんだね、これ・・・」

と、タケル。


返し。


「秋風はすごく吹くとも葛の葉のうらみがほには見えじとぞ思ふ」


「和泉式部さんは、恨んでは、いないと返しているんですね・・・でも、女心は複雑・・・やっぱり、こころを残しているんでしょうね」

と、レイカ。


「やへむぐらたえぬる道と見えしかど忘れぬ人は猶たづねけり」

(和歌の道は葎(むぐら)が幾重にも繁茂して途絶えてしまった道と見えましたけれど、忘れない人はやはり訪ねてくれたのですね)


「これはあるオトコが赤染衛門さんの家を訪ねた事に対する「ありがとう」の気持ちの歌なんだね・・・忘れない人もまた、いてくれる事に感謝って感じかな」

と、タケル。

「平安時代も離合集散の時代だったんでしょうね。特に女性からすれば、訪ねてくれる男性がいるだけでもありがたい・・・そういう気持ちが伝わりますね」

と、レイカ。


「今日は坦々と赤染衛門さんの歌を鑑賞したけど・・・人のこころは移ろいやすく、また、忘れない人もいてくれる・・・そんな事を思ったね・・・」

と、タケル。

「情熱の歌人と言う感じではないですけれど・・・和泉式部さんに歌を贈ったり、割りと親切な女性のイメージがありますね、赤染衛門さんは・・・」

と、レイカ。

「でも、やっぱり、都が好き。宮中のサロンが好き・・・そういう女性なんだろうね」

と、タケル。

「女性はどの時代でも、同じ女性とのおしゃべりを楽しむ存在ですからね・・・その気持ちはわかります」

と、レイカも言葉にした。


「ま、勉強は始まったばかり・・・焦らずのんびり、言葉にしていこう」

と、タケルは言うと、

「さ、レイカちゃん、飲みに行こうか」

と、タケルは机の上を片付け始める。

「はい。お伴します」

と、レイカはメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


金曜日の夜・・・まあ、こういう日は楽しく飲むに限りますね。

焼き肉なんかやりながら、ビール。

ま、レイカちゃんと楽しく飲んじゃお!ってなところで、

週末に繰り込んでいく感じですかねー。


ではでは。

10月17日 本物の大人のオトコの条件!(場の構成員も大事!)

2014年10月17日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

10月も後半戦に入り・・・なんか、あっという間に11月になりそうな勢いですねー。

秋もドンドン深まって・・・すっかり、涼しくなって、暖かいものが恋しい季節になりました。


こういう季節、お茶にお饅頭が美味しいんだよね。つぶあんの饅頭がお茶に合う季節です・・・。


さて、その時、僕はイケメン貴島くん(29)、社長の御島さん(31、)辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)、

そして、若い池澤くん(24)とお酒を飲んでいました。

「ゆるちょさん、本当の大人の条件について、教えて欲しいんです。わたし、人を見る時、もう実年齢で見るのは辞めようって思っていて」

「例えば、恋をする時、こういう事の出来る男性が大人で、こういう男性は大人じゃない・・・みたいなそういう明快な違いを押して欲しいんです」

「それがわかれば・・・例えば、今後視界にいれていい男性はどういう男性か、わたしにもわかるし・・・」

と、ミユウちゃんが聞いてくる。

「なるほど・・・その事で言えば、基本的な事をまず、話しておこう・・・大人の男性、女性と言うのは、皆共通した特徴がある」

「つまり、皆、オトコマエ3要素「好奇心旺盛」「チャレンジングスピリッツ旺盛」「サービス精神旺盛」を人生の主力エンジンとしてこの社会を渡ってきた人間で」

「当然、人間性が大きく、精神的にもタフで強い男女と言う事が出来る」

と、僕が言葉にする。

「じゃあ、逆に、子供の男女と言うのは、けつの穴の小さい、精神的にも弱い、男女と言う事になりますか?」

と、ユキちゃん。

「そういう事になるね・・・「一歩踏み出す勇気の無い男女」とも言える」

「・・・そういう男女は将来的にも進化・成長が見込まれないから女性は永久に視界にいれない方がいいね」

と、僕。

「それって、恋愛行為に特定した場合、どんな感じになります?具体的に言うと・・・」

と、貴島くん。

「そうだな・・・例えば大人の男性だったら、人間性もデカイし、精神的にもタフだから、相手の女性の今して欲しい事をまず読むだろうね」

「それはもちろん、いろいろな質問などをしながら・・・「このまま、カフェでお茶飲んでるだけで満足するのか?あるいはお酒を飲みに行きたいのか?」」

「「それとも、焼き肉にでも行きたいのか?あるいは酒飲んでからのエッチを望んでいるのか?」なんて、次の手を常に5,6策考えているものさ」

と、僕。

「それにゆるちょさんだったら、淀みなくおしゃべりをしてくれますよね・・・要は情報発信者って事になるかな」

と、ユキちゃん。

「そっか、ゆるちょさんの普段を考えればいいのか・・・だったら、簡単ですよね。まず、ゆるちょさんは、その愛の発生アイテム「光るの君の目」で」

「わたしを見つめて・・・わたしを本能的に笑顔にするところから始めてくれますものね。そして、もちろん、言葉は淀みなく、最新の知恵を教えてくれたり」

「時にわたしが言いたそうな事を質問のカタチで言わせてくれたり・・・会話を楽しませてくれる・・・」

と、ミユウちゃん。

「結局、大人のオトコって、場のムードメーカーな司会役の出来るオトコなのよね・・・誰にどんな話を振れば場が盛り上がるか、きっちり理解している」

「例えば、この場だったら、ミユウちゃんと池澤くんには素直な疑問を聞く事が多いでしょう?ユキちゃんには、ゆるちょさんの見解に対する辛辣な意見を出させて」

「・・・もっともだいたい肯定的な意見ばかりだけど、それは折込済み。女性問題だったら、ユキちゃんか、わたしに大人の見解を聞きたがるし」

「若い子については同世代としての意見を、ミユウちゃんに聞くし、年上の辛辣な女性として、ユキちゃんに話を敢えて振る事も多い」

「わたしに振る時は大抵結論をゆるちょさんが欲しい場合・・・だから、場の構成メンバーの役割を熟知しているのが司会役なのよね・・・」

と、御島さん。

「もちろん、場の司会役は、その場の構成者、全員から愛されている必要がありますよね。だから、人間性が果てしなく大きくて、精神的に強い、ゆるちょさんだからこそ」

「大人の女性にも愛され、受け入れられるから、質問を振る事が出来る」

「そもそも、そういう愛されている男性じゃないと、場の構成がそもそも出来ないでしょうね」

「・・・これがけつの穴の小さい男性だったら、そもそも質問を振られるのも、不快だろ、特に多岐川なんかは」

と、貴島くんが振る。

「それはもちろんですよ。まず、返事もしないでしょうね、わたしだったら」

と、辛辣姫。

「それって、ゆるちょさんは、質問を振る時、すでに相手がどんな反応をするか、理解して振ってるって事ですか?」

と、池澤くん。

「うん。それが一番大事。だから、僕の中では、質問文が出来た時に瞬時に「この質問、誰に振ったら一番喜んでくれるかな?」と考えてから」

「例えばユキちゃんなら、辛辣に反応することをある種好んでいるから・・・辛辣な答えが予想される質問をユキちゃんに振る事になる」

と、僕。

「それを一瞬で見抜いて質問を繰り出しているんですか・・・それって、余程訓練が出来ていないと出来ない芸当ですよ・・・僕には無理っす」

と、池澤くん。

「だって、ゆるちょさんは、それを20歳の頃から、得意としてきたんだもの・・・余程最初から、人間性が大きかったんですね」

と、ユキちゃん。

「ま、あの頃は酒を飲むと、地が素直に出せたって話だよ。ま、でも、今は普段から、その人間性の大きさを素直に出せるようになったから」

「楽だけどねー」

と、僕。

「でもその構図を理解すると、サラリーマン時代、よく会議が停滞してた理由がわかってくるわ・・・ね、ユキちゃん」

と、御島さん。

「はい。要は会社の上役は、ゆるちょさんのように皆に愛される人間性の大きな、精神的にもタフな人間はむしろ稀で・・・」

「・・・学生時代、勉強しか出来ない、社会に出たら仕事しか出来ない、そういうけつの穴の小さい、上司の顔色ばかり気にしている、精神的にも弱いオヤジが」

「会議の主になったりするから・・・皆思考するのも億劫になるし、発言も停滞する・・・そういう事でしょうね」

と、ユキちゃん。

「場を活性化する知恵も手腕もないのよ・・・「新しいアイデアを出せ!しかも画期的な奴を!」って繰り返すだけじゃ」

「場は停滞するばかりよね・・・」

と、御島さん。

「しかも、それがけつの穴の小さい上司に多い、「思考停止者」の「知識者」の「俺偉い病」だったら、余計停滞するでしょ?」

「だって、基本、皆、そいつが嫌いなんだから・・・非生産的の極致よね」

と、辛辣姫。

「コミュニティを生かすも殺すも、司会役次第なんですね・・・」

と、池澤くん。

「だから、会社は人事で決まるのよ。司会役に適した人間性の大きい、精神的にもタフな人間が課長や部長をやっていないと」

「そのコミュニティはマックスで回っていないって事になるんだから・・・時間の浪費と言う事になるのよ・・・」

と、御島さん。

「だから、ゆるちょさんがもし、最初から、サラリーマンとして大成すると決めてサラリーマンをやっていたら、絶対に出世していたわ」

「「ゆるちょさんの為なら、一肌脱ごう」って誰もが思ってくれるもの・・・最も、ゆるちょさんは、今の道が最も適しているとわたしは思うけどね」

と、御島さん。

「こういう才能って稀有な才能なんですよね?多くの女性にも愛される程の人間性の大きさや精神的強さって・・・」

と、ミユウちゃんが言葉にする。

「ゆるちょさんって、大人の女性にばかり愛されているイメージがあるけど、年上のおっさんにも愛されているんですよね?」

と、ユキちゃん。

「ああ、そうだね。三菱電機時代は、毎日のように定時近くになるとおっさんが大挙押し寄せてきて」

「「仕事なんか明日でいいから、もう飲みに行こうよー」ってよく誘われたよ・・・」

と、僕。

「ゆるちょさん、今でもそうじゃないですか。僕がいた会社に来るとおっさん連中によく飲みに誘われてた・・・それ、今でも現役でしょ?」

と、貴島くん。

「そういえば、そうだね・・・ま、おっさん連中と飲みながら、大人の女性も連れて行くのが楽しいのよ・・・」

と、笑顔の僕。

「本当の大人の男性って、大人の男性も大人の女性にも愛されて・・・場のムードメーカーが出来て、司会役すら出来て」

「場を最高度に活性化出来るオトコなんですね・・・そういう本当のオトコって、すっごい少ないような気がする」

と、ミユウちゃん。

「少なくともサラリーマンの中には、希少なんじゃない?だって、そういう人間こそ、独立すべきって自分でわかるはずだもの・・・」

と、ユキちゃん。

「そっかー。だから、サラリーマンの会議って不毛なんだ・・・」

と、ミユウちゃん。

「多分、そういう上司って場をまとめる能力が無いのよ。人間性も中途半端で、精神的にも決してタフでない」

「だから、会社が課長だって言ってるから、課長やってるだけで・・・その課のメンバーは理性ではわかっていても、本能的にその課長を上司として」

「認めていないのよ・・・だから、会議が上手く機能しない・・・そういう現象になるのね・・・」

と、御島さん。

「だって、サラリーマンの風景で、課長が課員全員から愛されているって構図考えられる?」

「むしろ、?心では上司を嫌っている人間の方が多いんじゃないかしら・・・」

と、御島さん。

「だったら、そのコミュニティは、最初から、機能しない場と言う事になるね・・・」

「絶対に結果を出せない不毛なコミュニティだよ・・・それ・・・」

と、僕。

「でも・・・コミュニティの司会役が出来るオトコが本物の大人の男性の条件と言う事になると・・・サラリーマンに大人はいないって事になりません?」

「まあ、課長とか部長とかやってそのコミュニティが上手く機能する人間だけが「本物の大人のオトコ」と言う事になるんですから」

と、ミユウちゃん。

「・・・となると、カテゴリー的に分けると「本物の大人のオトコ」「大人未満のオトコ」「子供のオトコ」って事にならない?」

と、ユキちゃん。

「「「子供のオトコ」は・・・自分の事しか考えられない、人間性の小さい、精神的に弱いオトコにして、会議では空気を読む側」」

「「「大人未満のオトコ」は・・・自分本位で相手の事はちょっとだけ考える、人間性も精神的にも、中途半端なオトコにして、会議では空気を読む側」」

「「「本物の大人のオトコ」は・・・コミュニティすべての気持ちを手に取るように理解し、場を上手くコントロールし、瞬時に話を振れる」」

「「場の流れを作るムードメーカーにして、司会役。もちろん、人間性が超デカく、精神的にも強いから、コミュニティ・メンバー皆に笑顔で愛されている」」

「「男性も女性も本能から笑顔に出来る、つよーいオトコ」って事になるね、まとめると」

と、貴島くん。

「そういう本物のオトコって、本当に少ないと思うわ・・・わたしはゆるちょさんくらいしか、知らないもの・・・」

と、御島さん。

「それが出来ている上に「イケメン体脂肪率=7%」をこの春までに実現しちゃう・・・と、なんか、日本的にすごい事になるんじゃないっすか?ゆるちょさん」

と、池澤くん。

「ほら、やっぱり映像の世界に進出よ、ゆるちょさん・・・」

と、御島さん。

「でも、改めて言葉にすると、本物の大人のオトコって・・・サラリーマンの世界には、いないんですね。当たり前か・・・自分自身脱サラを指向してるんだし」

と、ミユウちゃん。

「なにより、適切な能力を持った司会役がいないとコミュニティのコントロールが出来なくて、その会議の時間が無駄になる・・・と言う事実にはちょっとびっくりしました」

「自分自身がアイデアを出せないで不甲斐ないのかと思い込んでいましたから・・・」

と、池澤くん。

「司会役がヒントを出し、そのヒントと親和性の高いメンバーに振れば・・・思考は必ず活性化するものさ・・・」

「それが上手く出来ていないんだよ、そういう不毛な会議は・・・」

と、僕。

「パスをセンターフォワードの前に的確に出せないミッドフィールダーみたいな感じですね、それ・・・」

と、貴島くん。

「なかなか、的確な表現だね、さすが貴島くんだ」

と、僕。

「つまり、場の構成員も、そういう才能が必要だと・・・そういう事にもなりますね」

と、貴島くん。

「うん、それは確かだ・・・そういう意味では、このコミュニティの構成員は僕が厳選してるから、このコミュニティは最高な思考コミュニティになり得ているんだ」

と、僕が言うと、皆笑顔になった。


(おしまい)


人生出世出来る人間と出世出来ない人間が明確にわかりましたね。

問題解決能力の無い男性は出世出来ない・・・それは自明の理か。

にしても、秋・・・週末はどっかデートかなー。


それが似合う季節になってきました・・・。


ではでは。