「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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恋には、実は二種類の恋がある! RNTT(16)

2014年10月10日 | 23時の「リアル・ニュータイプ理論」入門


午後11時です。お疲れ様です。

いつものように「夜11時の「リアル・ニュータイプ理論」入門」として、ちょびっとずつ書いて行きましょう。


まずは平易にやさしくをモットーにしていきたいと思いますね。

さて、今日も早速、始めて行きますか!


我らがリアル・ニュータイプ・バー「レイちゃん」のママ、レイコママが今日も相手してくれます。

もちろん、ママの右腕、アヤカちゃん(22)も笑顔でカクテルを作ってくれます。

そして、もちろん、僕の隣でくだをまくのが若い池澤くん(24)と早稲田卒の薄木カナコ(24)ちゃんです。

もちろん、その横にサラリーマンの島田タモツさん(38)とパート主婦の千駄木キョウコさん(38)もいます。


「ねえ、ゆるちょさん、昨日の続き、お願いしますよ。まあ、アイドルの女性が「やさしくて、面白い男性が好き」と言うのは」

「自分のファンへのリップ・サービスだと言う事は理解しましたから・・・」

と、池澤くんが言葉にしています。

「まあ、それから、付け加えるとすれば、女性は一番大事な事は口しない癖がある。なぜなら、「女性はカッコいい男性が好き」と言う絶対の事実は」

「女性皆が当然知っている事だからね。だから、女性アイドル達にすれば、「(さらに付け加えるとすれば)やさしくて、面白い男性が好き」と」

「言う言い方をしてるとも取れるね・・・」

と、僕。

「なるほど・・・そういう考え方なんだ・・・勉強になりますよ、ゆるちょさん」

と、池澤くん。

「まあ、いい・・・じゃ、改めて「本当の恋」の話をしよう・・・この話出来るのは、日本でも、僕くらいのモノだと思うけどね・・・」

と、僕はアヤカちゃんが笑顔で作ってくれたマンハッタンを受け取ると、ゴクリと一口飲む、


「恋には「恋(仮)」と「恋(本当)」の二つの恋がある。どうも日本人はあまりこの事に気づいていないようだ」

「だから、知り合いのおばさんに聞いてご覧。「旦那さんと家に一緒にいたいですか?」とね」

「・・・と、キョウコさんがいるじゃん。キョウコさん、どうです、それ」

と、僕。

「冗談じゃないわ・・・旦那の顔なんて金輪際見たくない・・・旅行だって仲良しのおば様達と一緒に行くくらいだもの・・・」

と、キョウコさん。

「うちのも、いつもこんな事言ってるよ・・・」

と、タモツさんもウィスキーの水割りを飲みながら愚痴っています。

「ま、こういうわけさ・・・」

と、僕。

「どうして、日本人の夫婦って、そうなっちゃうんですか?」

と、カナコちゃんが本気で聞いている。

「簡単に言うと、「恋(仮)」から「恋(本当)」に成長させるのに、失敗しちゃうんだ。大抵の日本人の夫婦が、ね」

「僕はだいたい全体の8割の夫婦がそれに失敗していると見ている・・・かなり低い確率になるだろう、それを成功させる割合は・・・」

と、僕。

「それって、なんで失敗しちゃうんですか?日本人の夫婦の多くは・・・」

と、カナコちゃん。

「それは「恋(仮)」を本当の恋と勘違いしちゃうからだよ。まあ、いい、順を追って説明していこう」

と、僕はスツールに座り直す。

「カナコちゃんと池澤くんにまず、聞きたいんだけど、二人の初恋はそれぞれ、何歳の時だった?」

「もちろん、アイドルとかじゃなくて、生身の人間相手・・・それも同級生とか、先輩とか、そういう相手・・・」

と、僕。

「わたしは、小学3年生の頃・・・隣に住んでた幼なじみの3年先輩の男性かな・・・」

と、カナコちゃん。

「僕は・・・小6の頃、塾で一緒だった、1年下の女の子です」

と、池澤くん。

「ま、だーいたい、小学校高学年の頃から、恋って始まるよね・・・で、ちょっと前に僕は「恋は男性の外形に女性が落ちるモノだ」と言ったね」

「その恋こそ・・・小学校高学年から、始まる「恋(仮)」の恋の特徴なんだ!」

と、僕は結論を言い抜いた。


(つづく)

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本記事は土、日、休日も原則的にはアップします。

仕事でどうしても書く時間が取れない時は無理ですけど、可能な限りアップしていく所存です。だって言いたい事、たくさんあるから。

春はイケメンの季節です。これだから辞められないわ!うーん、じゅるる!「赤染衛門さん!」

2014年10月10日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「歌入門編」・・・お願いします。ええと、歌入門編の日は、割りと楽しくやっていこうということでしたよね?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「そうそう。日本においては「歌の前の平等」という事が言われているから、まずは入門して、あれこれ語りながら、理解を深める感じかな」

と、タケルは話します。

「ということなら、私も楽しく参加させて頂きますわ。じゃあ、ミルクティーなど飲みながら、のんびり始めていきましょう」

と、レイカはミルクティーを用意しています。

「ま、金曜日だし、のんびり行きたいね」

と、タケルは笑顔になりながら、言葉にするのでした。


今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「さて、前回はあの紫式部さんの娘「大弐三位」さんの歌を見たけど、今日もその続きから入っていこう」

と、タケルは言葉にする。

「なんとなく、涸れ枯れになる男性が多かった印象・・・逃げるオトコを追う印象のある大弐三位さんでしたね・・・」

と、レイカ。

「さ、今回はどうかな?」

と、タケルは言葉にした。


詞書「かたらひける人の久しくおとづれざりければ、つかはしける」


「うたがひし命ばかりはありながら契りし中のたえぬべきかな」

(このうえ生き長らえるかと疑った命は未だ残っているのに、約束し合った仲は絶えてしまったのですね)


「うーん、これも涸れ枯れになった男性に送った歌だね・・・女性としてどういう心境なんだろう・・・」

と、タケル。

「焼き木杭に火をつけたいイメージなんでしょうか。男性の方から切った恋愛は、復活しずらいイメージがありますけどね」

「女性としてのプライドとしては、好きな男性なら、ずっと追いかけるけど・・・中途半端な男性は追わないものですけどね・・・」

と、レイカ。

「なんだか、こういうパターンが多いところを見ると・・・女性としての魅力にちょっと欠けるところのある女性だったのかな?」

と、タケル。

「確かに・・・なんとなく、自分をうまく出せない女性のイメージがありますね。好きだけどそれを表情や態度に出せない・・・だから、飽きられる女性のイメージ」

と、レイカ。

「うーん、そういう女性だったようにも思えるね」

と、タケル。


詞書「堀川右大臣のもとにつかはしける」


「恋しさの憂きにまぎるる物ならばまたふたたびと君を見ましや」

(恋しさが、煩しい些事に気が散って紛れるものなら、もう二度とあなたにお逢いしましょうか。紛れなどしないから、またお逢いしたいのです)


「これは直接的なズバッとした物言いの告白だね・・・」

と、タケル。

「今まで中途半端なイメージとは違いますね。女性の側から、「逢いたい」と告白していますから・・・堀川の右大臣もちょっとびっくりしたのでは?」

と、レイカ。

「でも、多分、彼女の本命がこの右大臣だったんでしょうね。だから、ズバッと言い抜いた。ここまで言われたら男性冥利に尽きるでしょうね」

と、レイカ。

「ああ、そうだろうね。「んじゃ、ちょっと行ってくるか」とかいいながら、つい頬がゆるんじゃう、男性の姿が目に浮かぶよ・・・」

と、タケル。


詞書「秋の頃、をさなき子におくれたる人に」


「わかれけむなごりの露もかわかぬに置きやそふらむ秋の夕露」

(別れを悲しむ名残の涙もかわかないのに、あなたの袖にはさらに秋の夕露が置き添っているでしょうか)


「これは幼子を病気で亡くした女性に送った歌なんだね。袖に涙は付き物だから・・・それを秋の夕露といい表しているんだね」

と、タケル。

「この時代は、病気で亡くす幼子も多かったんでしょうね。大弐三位さんのやさしいこころが察せられます」

と、レイカ。


詞書「上東門院、世をそむき給ひにける春、庭の紅梅を見侍りて」


「梅の花なににほふらむ見る人の色をも香をも忘れぬる世に」

(梅の花よ、なぜそんなに美しく咲き匂っているのか。おまえを見て賞美すべき人が、すでに出家して、色も香も忘れてしまった世であるというのに)


「梅の花は、賞美すべき人がいてこその梅の花・・・そういう思いなんだね、大弐三位さんの思いは・・・」

と、タケル。

「上東門院さんが出家したことが、それだけ寂しいと言う事なんでしょうね、大弐三位さんにとって・・・」

と、レイカ。


「うーん、大弐三位さんは、なんとなく普通の女性に感じたかな・・・情熱的と言うより、あまり恋が上手じゃないような」

「・・・ズバッと告白するのも一瞬情熱的にも思えたけど、人間性の大きくない女性が思い余って言ってしまったように思えたね・・・」

と、タケル。

「確かに人間性はあまり大きくないかもしれませんね・・・オトコマエな女性の代表、小野小町さんの歌と比べても、歌がどれも小粒だし」

「あまり、いいエピに囲まれていません。どちらかと言うと中途半端な感じの女性と言う印象がありますね・・・」

と、レイカ。

「じゃ、次、赤染衛門さん、行こうか・・・」

と、タケルは言葉にする。


「消えはてぬ雪かとぞみる谷川の岩間をわくる水の白浪」

(消えきらずに残っている雪かと見える――谷川の岩の間を分けてゆく水流の白波)


「春の情景を詠み込んだ歌だね・・・水の流れと雪・・・いい取り合わせだね。美しい情景が目に浮かぶよ」

と、タケル。

「美しい風景を切り取るのが上手い女性ですね」

と、レイカ。


詞書「鷹司殿の七十賀の月次(つきなみ)の屏風に、臨時客のところをよめる」


「紫の袖をつらねてきたるかな春立つことはこれぞうれしき」

(公卿の皆さんが紫の袖を列ねてやって来ましたねえ。春になることはこれだから嬉しいのです)


「なかなか、心情が伝わって面白いよね。ま、赤染衛門さんにすれば、公家のイケメンが打ち揃って登場したから、ちょーっと嬉しくなっちゃったって感じ?」

と、タケル。

「ほんと、生唾ゴクリな感じの赤染衛門さんの表情まで見えるようですね。余程のイケメン好きだったんでしょう、赤染衛門さんは・・・」

と、レイカ。


「かへる雁雲ゐはるかになりぬなりまた来む秋も遠しと思ふに」

(北へ帰って行く雁たちよ――その声からすると、遥か雲の彼方に去ってしまったようだ。再びやって来る秋は遠いと思うのに)


「急に叙情的な歌になったけど・・・次の秋はまだまだ遠いと言う意味もかかっているんだね」

と、タケル。

「なんとなく風景が目に浮かぶようで・・・この赤染衛門さんは風景を切り取るのが上手いですね」

と、レイカ。


「踏めば惜し踏まではゆかむ方もなし心づくしの山桜かな」

(踏んでは勿体ない。踏まなければ行きようもない。心をすり減らせる山桜の散り花であるよ)


「その気持ちよくわかるね。赤染衛門さんも美しいモノの好きな素敵な女性だったんだろうね。散ったサクラのピンクの絨毯を踏みしめるのが勿体ない気持ちなんだね」

と、タケル。

「美しいモノが朽ちていく姿も見たくない心地だったんでしょうね。赤染衛門さんの繊細さを感じさせる歌です」

と、レイカ。


詞書「ひさしくわづらひけるころ、雁の鳴きけるを聞きてよめる」


「起きもゐぬ我がとこよこそ悲しけれ春かへりにし雁も鳴くなり」

(雁の帰るところは常世と聞くが、ずっと起きもせずにいる私の寝床――その「とこ」世こそ悲しいことだ)

(春に帰ってしまった雁が、秋になって帰って来て、啼いてている。それを私は相変わらず寝床にいて聞くのだ)


「これは前に掲げた雁の歌を意識して詠んだ歌なんだね。次の秋は遠いと詠んだのに、その秋まで患ってしまった。それが悲しい・・・と情感がこもるね」

と、タケル。

「この時代、雁は季節を呼ぶ存在だったんですね。そして、そんな遠いと感じた秋にまで患った自分・・・ちょっと自分に自信を無くしている感じですね」

と、レイカ。


詞書「上東門院にまゐりて侍りけるに、一条院の御事など思し出でたる御気色なりけるあしたに、たてまつりける」


「つねよりもまたぬれそひし袂かな昔をかけておちし涙に」

(常にもまして濡れまさった袂ですことよ。ご存命中の昔に思いをかけて溢れ落ちました涙に)


「この赤染衛門さんもまた、紫式部が「源氏物語」を与えた彰子のサロンの女性だから、もちろん、上東門院=彰子さんで、一乗院はその夫の一条天皇の事なんだね」

「一条天皇は譲位直後に亡くなっているから、その事を話していて悲しくなったんだろうね」

と、タケル。

「袂を涙で濡らす・・・彰子さんは余程、一条天皇の事を愛していたんでしょうね・・・」

と、レイカ。


「しかし、彰子さんのサロンには文芸に秀でた女性が多数いたんですね。大弐三位さんより、赤染衛門さんの方が歌は上手いように感じられますね」

「それとイケメン好きを公言していて・・・オトコマエな女性の匂いがぷんぷんしています。好感が持てますね」

と、レイカ。

「うん。ここのサロンは歌が上手い女性が揃っているから・・・歌の勉強にはちょうどいいね。藤原道長さんがもちろん集めたんだろうから」

「時代を越えて、藤原道長さんに歌の勉強をさせて貰っているような感じで、ちょっと歴史好きには、楽しい事だよ」

と、タケル。


「ま、勉強は始まったばかり・・・焦らずのんびり、言葉にしていこう」

と、タケルは言うと、

「さ、レイカちゃん、飲みに行こうか」

と、タケルは机の上を片付け始める。

「はい。お伴します」

と、レイカはメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


金曜日の夜・・・まあ、こういう日は楽しく飲むに限りますね。

焼き肉なんかやりながら、ビール。

ま、レイカちゃんと楽しく飲んじゃお!ってなところで、

週末に繰り込んでいく感じですかねー。


ではでは。

10月10日 女性を絶対にしあわせに出来るオトコのシンプルな基本条件(1)(女性が決める!)

2014年10月10日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

なんとなく、秋ゆく街と言う感じで、のんびりとした日が続きますね。

さて、「昨日のマッサン」の記事ですが、

まあ、朝ドラと言うのは、毎週、攻略すべきボスがひとり現れて、週の途中で、「感情爆発」が起こり、

それがきっかけとなり「雨降って地固まる」となり、土曜日、スカッと気持ちよく仲直りして、次週につながる!と言う構造を持っています。

まあ、今週はマッサンが月火で大阪に戻り、登場人物の紹介があったので、水曜日になんとなく問題が露呈し、

木曜日に感情爆発!と言う感じでしたから、金曜日、土曜日で、

「雨降って地固まる」処理がなされて、今は怒っている優子さんが二人の大親友となり、後見人にすら、なる方向・・・なんだと思いますけど、

まあ、含みを残したり・・・そういう事もあるんでしょうね。ま、そのあたりは、相変わらずわかりません。


とりあえず、土曜日には一件落着となることだけ、見えていますねー。


しかし、まあ、今回の優子さんの怒りは、少々理不尽・・・ま、どう処理されるのか、楽しみですねー。、


さて、その時、僕と御島社長(31)と、辛辣姫ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)、イケメン貴島くん(29)と若い池澤くん(24)とで飲んでいました。

「今日は、女性が3人揃っているから、ちょっと聞きたいんだけど、現代的な「女性の勝ち組、負け組」ってどういうことになるかなー」

「3人ともいろいろな経験をしている方たちばかりだから、それを今回言葉にして欲しいだよね。もちろん、僕のブログのネタにするために、ね・・・」

と、僕は笑顔で言葉にしている。

「そのネタって、10年くらい前にも流行ったわよね、確か酒井順子さんが「負け犬」がどうしたこうしたって本を書いてなかった」

「もっとも、あの本読んだ時「何か違う!」って反感を持った覚えがあるけど・・・。ま、わたし、まだ、学生時代でもあったし・・・」

と、御島さん。

「池澤くん、その酒井順子さんの本、このノートパソコンで情報、検索しておいて・・・ここの場で出た結論と比較してみよう。それも面白いから」

と、僕。

「ゆるちょさんは、編集者としても才能溢れてますよ。絶対そのネタ、女性が食いつきますから・・・」

と、貴島くん。

「じゃあ・・・最初にわたしの体験話から、入っていいですか?」

と、ミユウちゃんが言葉にする。

「わたし、前にもこの場で話したと思うんですけど、大学を卒業する時にサークルの友人の女性が社会に出ないで、すぐに家事手伝いになって」

「その年の夏に結婚した女性がいるんです。相手は有名商社のやり手のバイヤーで・・・サークルの先輩だったんです、その男性」

と、ミユウちゃん。

「えーと、テニスサークルだったっけ?ミユウちゃんのいたサークル」

と、僕。

「ええ。男性はいろいろな大学の人がいて・・・医科歯科大とか東大とか・・・」

と、ミユウちゃん。

「そっか、水島はお茶女だったな。それでそういう男性の構成になるんだ」

と、貴島くん。

「へー、じゃあ、その結婚相手の男性は東大卒?」

と、辛辣姫。

「ええ。2歳年上の男性でしたけどね。まあ、美男美女のカップルで、当時は、わたしも羨ましかった事を覚えています」

「でも、この春に彼女達のマンションに行ったら・・・ちょっと不幸な香りがしていて・・・」

と、ミユウちゃん。

「ふーん、どんな感じだったの?そのマンション・・・」

と、僕。

「結構瀟洒なマンションで、多分会社が借り上げて、社宅的な扱いになってるんでしょうけど、結構、紀尾井町に近いところにあったから」

「絶対億ションだと思うんですよねー」

と、ミユウちゃん。

「ふえええ・・・バブル期なら、いざしらず・・・この時期にそれかよ・・・商社って儲けてるんだなー」

と、僕。

「確かにマンションの調度品もいいモノばかりだったし、高級感はすごく感じる場所でしたけど」

「・・・なんかそれって人にしあわせにやってるように、見せるために、精一杯がんばってるってイメージだったんですよ・・・」

と、ミユウちゃん。

「そっか。自分たちはこんなにもしあわせですーって勝ち組に見えるようなプレゼン!って事、それ?」

と、辛辣姫。

「ええ・・・そういうイメージありましたね・・・」

と、ミユウちゃん。

「で、その女性の話はどうだったの?」

と、御島さん。

「彼女、「なんでわたし、こんな場所で孤独に生きなきゃならいんだろう」って、毎日泣いているんですって・・・」

と、ミユウちゃん。

「朝はパワーブレックファーストだから、旦那さんは早起きして、朝5時半過ぎに起きて6時には出て行くんだそうで」

「その間にシャワーを浴びる事と野菜ジュースを飲む事だけが彼のやる事だから・・・ミホのやることって、その野菜ジュースを用意する事だけなんですって・・・」

と、ミユウちゃん。

「ミホちゃんって言うんだ。その子・・・」

と、僕。

「はい。それで服だってもちろん、自分で着れるから、バタバタと用意して、6時前には出社してしまう。「そこからポツーンとした一日が始まるの」って」

「ミホは言ってて・・・掃除して、洗濯して、でも、旦那のスーツもワイシャツも白いTシャツやソックスに至るまでクリーニングに出すのが決まりだから」

「彼女は旦那のトランクスを洗濯機で洗うだけで・・・あとはシーツもパリパリのシーツじゃなきゃ旦那が寝れないから、クリーニングだし」

「それこそ、あとはバスタオルを毎日洗うくらい・・・だから、時間がすごく余っててって・・・お昼は自分で作って、食べるけど簡単なモノで済ましちゃうし」

「夜は夜で、旦那はつきあいと称して、外で済ましてくるし、酒飲んで午前様で帰ってくるとすぐにベッドに入って眠り込んじゃう・・・」

「それだけの生活らしいです・・・」

と、ミユウちゃん。

「生活と言うモノじゃないわね、それ。潤いと言うモノが一切無いじゃない・・・」

と、御島さん。

「以前はそれでも、ランチにカフェとか行ったりしてたみたいだけど・・・なんとなく、女性の友人もいなさそうなんです。だから、いつも孤独だって」

「素敵で綺麗な高級マンションだけど、すごく孤独だって・・・」

と、ミユウちゃん。

「それって、その状況を旦那に訴えたりしてないの?そのミホちゃん」

と、ユキちゃん。

「何度も訴えたらしいですよ・・・でも、東大出の彼は「僕が死ぬ気で働かなければ今の生活は維持出来ない」」

「「もちろん、この生活を壊す気はさらさらないし、それは僕は嫌だ」」

「「僕も頑張って働いているんだから、君も死ぬ気で僕を支えてくれ。それが結婚する時、お互い決めた約束だったろ?収入的に満足出来る額を与えているはずだ」」

「「その為には少しの犠牲はやむを得んだろう・・・これでも、日本の職の現場としては最高な場所にいるんだ、僕は。その恩恵は君も受けているはずだ・・・」」

「って言われるらしいです。毎回判で押したように、そう言われるんですって」

と、ミユウちゃん。

「出た・・・東大卒の勘違いオトコ・・・」

と、ユキちゃん。

「その男性の言う事も一理あるわ。それは認めましょう。でも、それって昭和30年代のしあわせ神話に拠っているだけよ」

「つまり、時代遅れの考え方と言う事になるわね・・・」

と、御島さん。

「まず、その論理の元になるしあわせ理論は「人間、良い高校、良い大学を卒業して、一流の企業に入って、一生懸命真面目にがんばれば」」

「「いつか、しあわせになれる」・・・と言う論理・・・昭和30年代なら、そうだったかもしれないけれど、今では通用しないわ。そんな古い論理は・・・」

と、御島さん。

「ところで、その旦那さんの月収っていくらくらいなの?水島」

と、貴島くん。

「毎月100万円に届くか届かないか・・・だそうです」

と、ミユウちゃん。

「ヒュー。そういうレベルの方の話ね・・・サラリーマンにしてはナカナカだ・・・」

と、貴島くん。

「でも、彼女泣いてましたよ・・・まるで牢獄で暮らしているみたいだって・・・すべてがつまらないし、楽しくないって」

「確かに彼女の使えるお金も結構な額なんですよ。最初はそれで綺麗な服を買ったり、いいパンプス買ったり、クリスチャンルブタンを何足も揃えたり」

「それこそシャネルのスーツを何着も買ったりしてて・・・満足してたらしいんですけど・・・ある日気づいたらしいんです」

「それを着ていく場所もなければ、おしゃれした自分を見せたいオトコがいない事に・・・」

と、ミユウちゃん。

「わたし、その話を聞いて何も言えなくて・・・シンデレラのガラスの靴を見つけた彼女がお城に入ってみたら・・・そこは物質的には恵まれていても」

「ただ孤独なだけの人生がそこにはあるだけで・・・実はシンデレラって、そういう話だったんじゃないかなって・・・ワタシ思ったりもして・・・」

と、ミユウちゃん。

「うーん、じゃあ、経験の深い御島さんにここで敢えて聞こう。女性にとってのしあわせな結婚の条件・・・今の御島さんなら、それ具体的に挙げられるでしょ!」

と、僕。

「結婚は、何より心よ。心の繋がりよ。ううん、その表現じゃ、誤解を受けるわ」

「女性にとって結婚とは、ズバリ「毎秒、自分を嬉しがらせる事」。これが最も大事な基本中の基本の条件になるわ・・・」

と、御島さんは結論を言い抜く。

「それで大事なのは、まず、女性のその「毎秒、自分を嬉しがらせる事」って言う条件を相手のオトコがクリア出来る事」

「・・・これをまず第一に考えて、結婚の条件を作っていくのよ」

「いい?そこで一番大事なのは、ちょっと前にゆるちょさんのブログで・・・えーと、マキちゃんだわ、マキちゃんが言ってたでしょ・・・」

「「サラリーマンと言う職業は、オトコが95%会社の事を考えて、3%子供の頃を考えて、2%自分の事しか考えない」」

「「「釣った魚に餌はやらない」主義のオトコ達の群れだから・・・女性との結婚には、10000%向かない」って」

と、御島さん。

「ああ、言ってたね・・・数日前の記事に書いた記憶がある」

と、僕。

「だから、サラリーマンは、女性の結婚相手としては考えるのを辞めるの。だって・・・その悲劇がミユウちゃんの友人の・・・」

と、御島さん。

「ミホです」

と、ミユウちゃん。

「そうそう。ミホちゃんのパターンでしょう?そんな生活、いくら金回りがよくたって、女性の人生をスポイルするだけの「負け組」生活よ・・・」

と、御島さん。

「じゃあ、サラリーマンの男性を結婚相手とした瞬間に負け組?」

と、貴島くん。

「そういう事ね。次、行きましょ」

と、御島さん。

「「毎秒、自分を嬉しがらせる事」って言えば、今はいいドラマがあるわ。もちろん、朝ドラ「マッサン」よ。あのエリーが「毎秒、自分を嬉しがらせる事」状態じゃない」

と、御島さん。

「「マッサン」は今はサラリーマンだけど、ゆくゆくは独立して経営者になっていくんでしょ?それはわたしが歩いてきたあり方とほぼ一緒」

「つまり、出発はサラリーマンでもいいのよ。そーか・・・だから、さっきの定義は撤回するわ」

「「大きな目的を実現する目標を持つ男性なら、最初はサラリーマンでもいい」・・・こう、しましょう」

と、御島さん。

「なるほど・・・男性の生きるスタイルこそ、女性の一生のストーリーにとって、最も大事・・・と言う事だね?」

と、僕。

「そう。それで・・・わたし、あの中でのマキちゃんの発言で「これが至言だ」と思ったすごい言葉があるの・・・」

と、御島さん。

「へー、それはどういう言葉?」

と、僕。

「「今の時代、女性に我慢させるオトコは、女性をしあわせに出来ない最悪のオトコ。そんなオトコはこの日本にはいらない」って、確かそんなような言葉」

「わたし、ハッキリ言って感動したの。その場にわたしがいたら、絶対、マキちゃんとハグしあってる・・・」

と、御島さんは熱っぽく語る。

「ああ、それはわたしも至言だと思う」「わたしも・・・」

と、ユキちゃんも、ミユウちゃんも頷いている。

「我慢するかどうかは女性が選ぶべきもののはずだわ・・・だから、話を「マッサン」のエリーに戻すけど、エリーはマッサンが日本に戻り、自らの手で」

「日本製のウィスキーを日本で初めて作るって言う夢を目標に生きる事に決めたから・・・」

「「マッサンならその夢を実現するチカラがある・・・わたしもそのマッサンの夢を応援するわ。だってそんな生活、毎日ワクワクだもの・・・」」

「「毎日ワクワクしながら、マッサンと一緒にその夢に一歩一歩近づくの、それがわたしの喜びであり、マッサンの喜ぶ姿もわたしを喜ばすから」」

「「・・・だから、わたし、マッサンと一緒に困難にも立ち向かうと決めたの・・・」ってなるはずでしょ?」

と、御島さん。

「確かに・・・エリーは最後に自分で困難に立ち向かうと決めてる・・・我慢するかどうかは、女性が主体的に決めるモノですものね・・・」

と、ユキちゃんが頷いている。

「そういう男性こそ、女性が結婚するに値する男性なのよ・・・それ以外はダメ、女性との結婚に向いてないの・・・」

と、御島さん。

「なるほど・・・女性との結婚に値する男性を絞りこんでいくんですね、御島さんの手法・・・」

と、ミユウちゃんが言葉にしている。

「そ。だって、恋だって、男性がプレゼンし、女性が相手を主体的に選ぶモノでしょう?結婚相手の男性の条件だって、女性が選ぶに決っているじゃない・・・」

と、御島さん。

「・・・で、そういう夢の実現力のあるオトコは、必ず周囲の男女を納得させるオトコじゃないといけないの」

「だってこの日本は納得しないと男性も女性も動いてくれないでしょう?」

と、御島さん。

「うん。それはこの日本で最も大事な事だと思う。日本においては「納得」こそ周囲の最高の信頼のカタチだからね・・・」

と、僕。

「でしょう?・・・そして、さらに大事なのは、大きな夢を実現出来るオトコは必ず周囲の男女に愛されているって事なの!」

と、御島さん。

「なるほど・・・それは一番大事かもしれないな」

と、貴島くん。

「それでね。この日本において、男性が最も獲得しなければいけない能力は、「ムードメーカーな司会役が出来る事」なの・・・」

と、御島さん。

「なるほど・・・それはそうでしょうね。御島さんが人生を賭けて守っている、ゆるちょさんこそ、そういう人間ですからね」

と、貴島くん。

「わたしは男性の価値をずーーーーーっと見てきたわ。その中で最高のオトコこそ、ムードメーカーな司会役が出来るオトコよ」

「場の空気を自らコントロールし、皆の気持ちを自らに引き寄せ、楽しませる事が出来る、巨大な人間性と強い人間性を持ち、誰にどんな話を振れば」

「場が楽しく転がっていくかを瞬時に理解し、話を振っていく能力こそ・・・この日本においては、最も必要とされるオトコの能力になるの・・・」

と、御島さん。

「そのためにはその男性が「光るの君の目」を持ち、その「めぢから」で「サル山のボス力」を発揮し、皆を本能から安心させる事が必要だわ」

「さらにいろいろな知識に精通し、どの話をどんな落ちに持って行ったら場が盛り上がるか瞬時に理解出来る必要がある」

「世界の歴史に通じ、日本の偉人の知恵にも通じ、毎日、その日本文化に対する造詣は深まっていく」

「芭蕉の知恵を出してきたと思ったら、源氏物語を語り、十返舎一九を語ったかと思えば、西行を語り、天武天皇さえ、語れる・・・」

「そんなネタの宝庫みたいなオトコは、そうそういないわ・・・知識をうまく知恵に昇華し、それを場の笑いに換えていける・・・そういう能力のあるオトコ」

「・・・それがゆるちょさんだもの・・・そういうオトコこそ、女性が納得して、一緒に夢の実現を手伝いたくなるオトコなのよ・・・」

と、御島さん。

「それを一般化すると、性格的には、オトコマエ3要素「好奇心旺盛」「チャレンジング・スピリッツ旺盛」「サービス精神旺盛」の人間性巨大化エンジンで」

「多くのネガティブをポジティブに変換してきた経験を持つ、巨大な人間性、強い人間性に辿り着いたオトコにして、世界一、宇宙一を目指して」

「日々精進する、高い目標実現力のある、日々笑顔のフリーのクリエイター・オトコ及び職人オトコこそ、女性との結婚に向いている・・・ってなりますか?」

と、ミユウちゃん。

「そうね。それと・・・」

と、御島さん。

「もちろん、女性の世界や女性の意識にも精通していて、だからこそ、毎秒女性を笑顔に出来る・・・女性に人気のある・・・多くの女性に恋されるオトコ」

「・・・という条件も必要ですよね?」

と、辛辣姫。

「そ。まあ、ゆるちょさんのあり方を一般化すればいいんだから、簡単な事なんだけどね。けつの穴の小さい男性は女性に蛇蝎の如く嫌われるし」

「あと外見的な事・・・10代で外見を劣化させた「外見劣化オトコ」=「とっちゃん坊や」は絶対に視界にいれてはダメ」

「「光るの君の目」のキラキラ輝いている・・・体脂肪率7%以下を実現している、「八百比丘尼化」した、素敵なスポーツマンでなければならないわ・・・」

と、御島さん。

「もちろん、女性も体脂肪率10%以下にして、キラキラお目目の「光るの姫の目」を確保して「八百比丘尼化」することが必須だけどね」

「もちろん、そういう男性に愛される人間性の大きくて、強い、オトコマエな女性でないといけないけどね」

「そういう男性を獲得するために女性はがんばればいいのよ・・・そういう目的があれば、女性は頑張れるわ・・・」

と、御島さん。

「そういう目的が無いと女性は頑張れませんからね・・・」

と、ミユウちゃん。

「この男女のペアこそ、結婚して、エリーのようにしあわせになれる女性になれる条件よ。もちろん、エリーは、「毎秒、自分を嬉しがらせる事」に成功しているでしょ」

「とにかく、「毎秒、自分を嬉しがらせる事」・・・これが出来るオトコこそ、女性をしあわせに出来る結婚相手へのシンプルな基本条件になるわ・・・」

と、御島さん。

「なるほど・・・この御島さんの発想のすごいところは、女性をしあわせに出来る、結婚相手のオトコへの条件を「毎秒、自分を嬉しがらせる事」としたところだ」

「男性に媚びるどころか・・・自分の価値を誇っている。素敵な女性はそうでなくっちゃね・・・そういう自分へのプライドや自信がある女性にこそ」

「しあわせはやってくると言う事の証左だね・・・」

と、僕。

「もちろん、男女のしあわせになれる結婚の絶対的条件は、バランスだもの」

「・・・わたしはこれだけ高度なオンナになれているんだから、あなたも男性なら、これくらいの事が出来ないと困るわ・・・と言う発想ね」

「でも、大人のオンナなら、そういう心境にたどり着くはずよ・・・毎日自分を成長させて生きてきた本当の大人のオンナならね・・・」

と、御島さん。

「かっくいー、御島さんは、本当の大人のオンナだ」

と、僕は笑顔。

「さ、結論が出たところで・・・池澤くん、例の酒井順子さんの・・・女性が勝ち組になる条件・・・御島さんの話と比べてみよう・・・どういう意識の違いがあるかな?」

と、僕。

「えーと・・・酒井順子さんの条件・・・10コありますけど・・・」

と、池澤くん。

「わかりました、ゆるちょさん・・・このネタは明日にしましょう。そうすれば、ネタ的に引っ張れるし・・・」

と、貴島くんが僕を制した。


(つづく)


さて、今日は金曜日、のんびりと過ごしたい一日ですね。

仕事もちゃんと終わらし、夕方から、ゆっくりとお酒を楽しみながら、笑い合う・・・そんな一日にしましょう。

さあ、今週も成果出しましょう!

それから、気持ちよく、飲み!だねー。


ではでは。