趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

脚本家・渡辺あやさん

2012年04月04日 | テレビ
今日の朝日新聞朝刊17面の、オピニオン‘インタビュー’は
脚本家の渡辺あやさんでした。

渡辺さんは、先日終了したNHK朝ドラ「カーネーション」の脚本を書かれた方です。
写真に写る素顔が、お若いのでびっくりしました。
インタビューは、好評のうちに終了したドラマについて
一つ一つ丁寧に答えていらっしゃいました。

そこで語られた言葉に惹かれて、記事を繰り返し読んでしまったのです。

一番印象に残ったのが、色々な思いを込めて書かれているのだと
分かった事です。
何気なくやり過ごして見てきた場面の中にも、ああ、そんな思いがあったのだと、
言われて気が付いたことです。
ドラマを作り上げていくってスゴイ事なんだと、すこ~しばかり気付きました。

そして、本当にいろいろな事柄を深く掘り下げて、
考えて考えて、言葉に紡いでらしたのだと知りました。

そうして生まれたヒロイン・小原糸子という人物が、
演じた女優さんたちによって血が通い、熱を帯びて躍動していったのです。

ドラマが面白かったわけだと、この記事を読んで思いました。

 「小さく地味なこと積み重ねながら、死や老いを見つめる」という
渡辺さんの言葉、印象的ですね~

私も心がけて生きて行きたいと、思いました。。

『民王』 池井戸 潤

2012年04月03日 | 
話題の新刊本を図書館で予約して読む、というスタイルで
ここ数年読書が続いていたのです。
そうして予約した本が、うまい具合に順番通り手元に来るはずも無く
続けて何冊も来たりして、しばしば追い立てられるような読書になっていました。

おまけにせっかく苦労して読んでも、なかなか心にヒットしないものも少なくなくて、
ちょっとトーンダウンしています。

今年は、少し読み方を変えようと思っています。
昔読んだ本を読み返したいものもたくさん有るし、
何より書棚に並んだ本を手に取り、選ぶ楽しみは読書の醍醐味でもあるのです。

そうして選んできた、池井戸潤さんの『民王』です。


主人公の、首相・武藤泰山は、
ある日突然大学生のドラ息子・翔と中身が入れ替わってしまう…。
と、中身が入れ替わる設定の物語多いですよね~
でも、この本はこの‘入れ替わる’というのがキーワード。
しかも、読んでいると痛快ギャグ小説のようなのです。
池井戸潤さん、こういうものもお書きになるんだ~と
ちょっとびっくりしました。

でも、私は面白く読みました。
何と言っても肩がこらずすいすい読めちゃうのです。
ですから、読書の苦手な人にも大丈夫な感じで、朝読書にオススメかも。

ちなみに、こんな政治家たちが登場するのだけれど、
いずれもどこかで聞いたことのある、記憶に新しいスキャンダル?を思い出させます。

 就任後すぐ、投げ出すように辞任してしまった首相
 愛人とのスキャンダルを報じられた官房長官
 酒を飲んで国際会議に出席してしまった経済産業大臣
 売春クラブの利用が発覚した議員
 用意された原稿の漢字が読めない首相

読みながら、池井戸さんがこの小説書かれた訳が、
なんとなく分かる気がします。
こんな風にお書きになるのが、一番いいようにも感じました。


~本物の大人とは何か、国を動かす政治とは何か。~
さて、若者達に正しく説明できるかどうか、甚だ自信がありません。。

門出に

2012年04月02日 | 子育て
息子は今日が入社式、社会人としてスタートしました。
ニュースで入社式の映像を観ると、こんな風かなと想像してみたり。
ああ、もう社会人なのだなぁ・・・。

少しずつ少しずつ手を離れ、子育て終了です。
目の前にいたとしても、もう世話を焼く言葉は飲み込まなくちゃです。

本社での研修用に大きな荷物担いでいく息子の後姿、見送りました。

今ハハは、どんな気持ちでいるのだろう・・・??
自分の胸の内、知りたくなりました。
寂しい??
ほっとしている??
うれしがっている??
う~ん・・・・・・・・・・??

とにかく元気で、自分の思うとおりに生きていって欲しいです。
自分の心持を大切に、頑張って欲しいです。

ポストをのぞいたら、白い封筒が・・・。

息子からです。

「育ててくれて、ありがとう」

父、ハハ号泣。。