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映画「英国王のスピーチ」

2011年03月08日 | 映画
第83回アカデミー賞授賞式で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞と
最多主要4部門を受賞した、
話題の作品「英国王のスピーチ」観てきましたよ~♪



とてもいい映画でした。
やはり、主演のコリン・ファースがいいです。

英国王ジョージ5世の次男という生い立ちや、
王族として特殊な生活環境の中での複雑な胸の内、
表情や視線や声というもので、充分表現していたと思います。

人間としてなんら特別な事無く、
ましてや特殊な環境であるからこその哀しみが
胸に沁みてきて応援したくなりました。

その哀しみを引き出す重要な役割が、
ジェフリー・ラッシュ演じる、スピーチ矯正の専門家・ライオネルです。
人を動かすのは人の強い気持ちなのだと
教えてくれます。



そして、ジョージの妻のエリザベス役のヘレナ・ボナム=カーターもステキです。
吃音症に悩む夫を、心から支える姿に完治の光を感じるのです。

広い世界の中に、特別な人間などいないのですね。
誰かに気持ちを話したり、感情を高ぶらせたり、
自分自身の中の様々な気持ちの‘仕分け’をするのが重要なのだと
そこに、肩書きなどは必要無いのだということを
教えてもらった気がしています。

おすすめしま~す。。