百田尚樹さんの新刊、読みました~
本の帯には、こんな文字が・・・。
‘この男、いったい、何者か。
錨を上げよ――疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。’
疾風怒濤??2400枚?
内容は全く知らずに手に取りました。
上下巻ともに厚く、ずっしり重いのです。
この長い小説は、一人の破天荒な男の疾風怒濤な生き様が語られます。
主人公は、作田又三。
昭和30年に大阪の下町で生まれます。
4人の兄弟の長男坊ですが、悪ガキぶりから物語は始まるのです。
そこから、えんえんと波乱万丈ぶりは続きます。
読みながら、幾度となく主人公作田と著者の姿がダブってしまいました。
おそらく、この本に登場するエピソードの幾つかは
著者ご本人の実際の経験や見聞によるものではないかと思うほど
文章に説得力があり、激情がほとばしっています。
こういった小説は、きっと主人公にどれくらい共感するか、
のめり込めるかで、感想が大きく分かれると思います。
読みながら何度もその事を思いました。
そして、自分は作田又三に共鳴するか??
この男を魅力的に思っているか??
答えは、否、です。
ですが、この小説は‘圧巻’です。
ここまで描ききった作者に、拍手です。
共感はしませんが、誰の胸のうちにも似たような思いはあるよな、と思います。
魅力的だとは思いませんが、正直な生き様にエールを送りたいです。
人間誰しも上手くは生きられません。
迷いながら、後ろ向きながら、責めながら、失敗に倒れながら
生きていく道を探していくのだと思います。
その姿は、誰しも変わりはないのだと、
何をしてきたかではなく、どのように生きていくか
その不器用な生き様を、描いて見せてくれた作者に、拍手したいです。。
本の帯には、こんな文字が・・・。
‘この男、いったい、何者か。
錨を上げよ――疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。’
疾風怒濤??2400枚?
内容は全く知らずに手に取りました。
上下巻ともに厚く、ずっしり重いのです。
この長い小説は、一人の破天荒な男の疾風怒濤な生き様が語られます。
主人公は、作田又三。
昭和30年に大阪の下町で生まれます。
4人の兄弟の長男坊ですが、悪ガキぶりから物語は始まるのです。
そこから、えんえんと波乱万丈ぶりは続きます。
読みながら、幾度となく主人公作田と著者の姿がダブってしまいました。
おそらく、この本に登場するエピソードの幾つかは
著者ご本人の実際の経験や見聞によるものではないかと思うほど
文章に説得力があり、激情がほとばしっています。
こういった小説は、きっと主人公にどれくらい共感するか、
のめり込めるかで、感想が大きく分かれると思います。
読みながら何度もその事を思いました。
そして、自分は作田又三に共鳴するか??
この男を魅力的に思っているか??
答えは、否、です。
ですが、この小説は‘圧巻’です。
ここまで描ききった作者に、拍手です。
共感はしませんが、誰の胸のうちにも似たような思いはあるよな、と思います。
魅力的だとは思いませんが、正直な生き様にエールを送りたいです。
人間誰しも上手くは生きられません。
迷いながら、後ろ向きながら、責めながら、失敗に倒れながら
生きていく道を探していくのだと思います。
その姿は、誰しも変わりはないのだと、
何をしてきたかではなく、どのように生きていくか
その不器用な生き様を、描いて見せてくれた作者に、拍手したいです。。