趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

お見舞いに

2009年10月08日 | 日々のこと
私が参加しているテニスの同好会は
市内の県立高校の先生が社会人向けに
初級テニスを教えてくれる講座がきっかけで
有志が集まりできたものです。

その講座は毎年一回9月に開講します。
全8回の受講が終わっても
もちろんテニスを続けたい輩ばかりなので
そのまま高校のテニスコートをお借りして続けています。

今年も講座が始まっています。
私達夫婦は6年目の参加となります。
申込者の半分以上が顔見知り、
つまりずっと続けている人たちです。

この講座に申し込んでいるのに
9月からずっと来ていないメンバーがいました。
彼女は娘さんと共に参加していたのですが
先週日曜日、久しぶりに娘さんだけ姿を見せたのです。

「お母さん、今日はどうした~?」
いつもファッショナブルで
テニス以外の趣味も多い人なので
きっと他の遊びに忙しいのだと思って気軽に聞きました。

「入院してる~もう少しで一ヶ月になる~」
との返事。
びっくりしてしまいました。

聞かれるままに気軽に答える様子とは裏腹に
原因不明で状況はけして良くない事
退屈してるので見に来てくれるとうれしい、
ということがわかったのです。

それで、早速仲間と声をかけてお見舞いに行ってきました。
退屈してるなら、テニス雑誌も持って行こうか、なんて
あれこれ考えて出向いたのですが
病室を訪ね、驚いてしまいました。
しゃべることもままならないくらいに
衰弱しているのです。
付き添っていた彼女のお母様と
話もそこそこに帰ってきましたが
皆一様に呆然としてしまいました。

「戻ってくるの、待ってるからね!」
ベットに横たわる彼女にそう声をかけるのが
精一杯でした。。