趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

恋と死

2009年02月24日 | つぶやき
たいそうなお題をつけてしまいました。
なぜかといえば
このところ読み続けている本が
このどちらか
いえ、両方を題材にしているものばかりだったからです。
すっかり囚われ人になってしまいました。
そして、ずっと考えています。

恋をする、というのはとても微妙なものですね。
それ自体はイイモノとして認知されていますよね~
恋を知らないなんて不幸だ、とか。
初恋の思い出、とか。

でも、ひとたび婚姻関係を結ぶと
突然、ワルモノに変わります。
不倫なんて言葉で反社会的なものとして
糾弾されてしまいます。
友人の不倫には鷹揚でも
自分の家族や、まして連れ合いなどでは
誰もがとても平静ではいられないでしょう。

でも、です。
恋をする気持ちを止めることができるのでしょうか。
人により人生のどのタイミングで
恋に落ちてしまうか
分からないではありませんか。

こんな単純な話を今更のように考えているのは
別に私が恋に落ちたからという訳ではありません。
ずっと、自分が不倫というものを認めていなかったからなのです。
本を読み続けることで
心を揺さぶられたからなのです。

人はやはり恋をするものだと思います。
そしてできればその人と
一緒になれれば一番幸せなことでしょう。
相手が果たして同じように恋に落ちるかどうか・・・。
それがかなわないから
物語が始まるのですね、きっと。
そして、その思いは心の奥底に眠らせて
青い炎を燃やし続けるのだと
利休さんは教えてくれました。

4人の子の母となった友人が
ダブル不倫に揺れています。
彼女いわく
「私はあなたと違って、恋をして結婚したんじゃないから」