趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

2009年02月13日 | 映画
11日の休日に久しぶりに映画館へ行きました。
この映画を観ようと決めたのは
主演のブラピとケイト・ブランシェットのファン、というのもありますが
何より原作が‘スコット・フィッツジェラルド’だったからです。

老人として生まれ、
歳をとるごとに若返っていくという不思議な人生の
ドキュメントを見るような映画です。
167分と、長い映画なのですが
その長さを感じさせない見ごたえがありました。

時計を逆回転させても
過ぎてしまった時は戻らない。
死にゆく人とは永遠の別れが。

‘永遠などない’と虚無にとりつかれそうになりながら
‘でも・・・’と問いかける。

人は死ぬ準備、というものを
どこかでせねばならないのですね。
それは、財産分与とか
お墓は、とか
葬式は、とかいう生きていく人のためのものではなく
死にゆく、自分自身のために。
そうすることで
かけがいのない時間を
大切に、いとおしいく生きていけるのだと思います。

歳をとったメイクのブラピの顔が
ロバート・レッドフォードに似ていて
同じ原作の
「華麗なるギャツビー」を思い出してしまいました。。