このところ井上荒野さんの
「もう切るわ」「夜を着る」と続けて読み
すっかり浸ってしまい
他の人の本になかなか入り込めなかったのですが
さすが、楊さんです。
とても短い小説なのですが
なんとも味わい深い、独特の世界があります。
この作品も日本と中国を行き来する
中国人の女性が主人公です。
こんなに近い国のことなのに
まったく知らない生活なのだな、と思います。
それはきっと中国の人たちも同じことで
互いに国を行き来したり
住んでみたり
留学してみたり
恋愛してみたり
そういった日常生活の違いや戸惑いから
さまざまなドラマが生まれるのですね。
でもそれは、きっと特別なことではなく
自分自身を見つめる一つの
つまりは‘いい機会’なのかもしれません。
外国へ行く、という行為はやはり日常ではありませんから。
どの登場人物にも
楊さんのエッセンスにあふれていて
興味深いです。
どの人が、楊さんの部分かな、などど
読むたび探してしまいます。
表紙がとても美しいです。
写真家の蜷川実花さんによる
金魚の写真です。
主人公の赤いハーフコートを
思わず思い出す装丁だと思いました。。
「もう切るわ」「夜を着る」と続けて読み
すっかり浸ってしまい
他の人の本になかなか入り込めなかったのですが
さすが、楊さんです。
とても短い小説なのですが
なんとも味わい深い、独特の世界があります。
この作品も日本と中国を行き来する
中国人の女性が主人公です。
こんなに近い国のことなのに
まったく知らない生活なのだな、と思います。
それはきっと中国の人たちも同じことで
互いに国を行き来したり
住んでみたり
留学してみたり
恋愛してみたり
そういった日常生活の違いや戸惑いから
さまざまなドラマが生まれるのですね。
でもそれは、きっと特別なことではなく
自分自身を見つめる一つの
つまりは‘いい機会’なのかもしれません。
外国へ行く、という行為はやはり日常ではありませんから。
どの登場人物にも
楊さんのエッセンスにあふれていて
興味深いです。
どの人が、楊さんの部分かな、などど
読むたび探してしまいます。
表紙がとても美しいです。
写真家の蜷川実花さんによる
金魚の写真です。
主人公の赤いハーフコートを
思わず思い出す装丁だと思いました。。