本当は、津村記久子さんの
「カソウスキの行方」という本について書くつもりでした。
なかなか面白かったのですが
タイミングが悪すぎました。
井上ワールド全開の今、若い女性の本は
きっとどれも受け入れ不能なのでは、と
思います。
で、「夜を着る」ですが、
これはそれぞれの8篇の短編から成ります。
それぞれ独立した短編なのでつながりはありません。
井上さんご自身のあとがきによれば
共通するのは‘旅’だそうです。
この短編集は、これまでの物と
ちょっと違うような気がするのです。
夫婦、恋人、不倫といった関係性は変わらないのですが
もう少し刹那的な何かが加わったような。
旅には、二度とめぐり会う事のない
通り過ぎていく感じがあります。
この、過ぎ行くものを見せてくれているように思いました。
「切羽へ」一つ前の出版本になるのかな。
たどるべくしてたどり着いた、切羽。
読むほどに感慨深い井上荒野さんです。。
「カソウスキの行方」という本について書くつもりでした。
なかなか面白かったのですが
タイミングが悪すぎました。
井上ワールド全開の今、若い女性の本は
きっとどれも受け入れ不能なのでは、と
思います。
で、「夜を着る」ですが、
これはそれぞれの8篇の短編から成ります。
それぞれ独立した短編なのでつながりはありません。
井上さんご自身のあとがきによれば
共通するのは‘旅’だそうです。
この短編集は、これまでの物と
ちょっと違うような気がするのです。
夫婦、恋人、不倫といった関係性は変わらないのですが
もう少し刹那的な何かが加わったような。
旅には、二度とめぐり会う事のない
通り過ぎていく感じがあります。
この、過ぎ行くものを見せてくれているように思いました。
「切羽へ」一つ前の出版本になるのかな。
たどるべくしてたどり着いた、切羽。
読むほどに感慨深い井上荒野さんです。。