私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

全米女子オープンの天才少女たち

2005-06-26 13:47:13 | なんということはない日常
昨日寝たのは遅かったはずなのに、週日の習慣のせいだろうか朝7時に眼が覚めたので、朝食を取りながら全米女子オープン選手権の放送を観た。前日宮里藍が1ストローク足りず、予選落ちしたとのことだったが、上下ブルーのウェアに髪にはピンクのリボンのポーラ・クリーマー(18歳)、ピンクのウエアに長いピアスが風になびくのが印象的なモーガン・プレッセル(17歳)そして一時は単独首位だった180センチを超える長身のミッシェル・ウー(15歳)の三人の十代の選手たちの活躍で、グリーン上が華やかなことこのうえなかった。

全米女子オープン選手権(6月23~26日 コロラド州・チェリーヒルズCC) のはずなのに、10代全米オープン選手権かというようなにぎやかさなのだ。

10代の天才少女の成功の裏側には、どれだけ大きなの大人の力添えがあるか想像も出来ないが、それでもグリーンの上では僅かなキャディとのやり取りだけで、あとは自分の冷静さを信じプレーするしかないのだから、その精神力の強さには恐れ入る。

以前会社の上司にどんなに悪天候でもゴルフコンペが開催されることを不思議に思い、何故雨天中止しないのか尋ねたところ「ゴルフは紳士のスポーツだから、約束したことは絶対守るんだよ。悪天候でコンディションの悪いことより、相手とゴルフをやると約束したことを守るほうが重要と考えられるんだ」と説明を受けたことがある。
そんな説明を受けながらも、あんな小さいボールの行き先に大の大人が一喜一憂するのはちょっと納得できなかったのだが、悪天候の中、相手との懇親を目的にしつつ、更に小さいボールを半日以上も打ち続けるとはかなりの忍耐力が必要スポーツだなと思ったことはよく覚えている。
今日の華やかなグリーンを見た限りでは、紳士のスポーツの面影は一つもないが、忍耐力が必要なスポーツだというのは改めて感じてしまった。
しかも少女と呼ぶのも憚られるほど立派な振る舞いの彼女たちは、忍耐力などという重い単語を連想させることなく、淡々とゴルフを楽しんでいるように見えるのだから、更に凄い。

今更天才にもなれないし、勿論少女にも戻れないが、努力を感じさせず物事を淡々とこなしていく彼女たちの精神力の強さをちょっとだけ、ほんのちょっとだけでいいから見習いたいと思う。