私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ももこの21世紀日記 (N’05)

2006-02-28 21:46:19 | たまに読んだ本
心待ちにしている本ではないが、本屋で見るとついつい手にとってしまう。非常に暢気な話が多いので好きだ。(勿論心に残るとかそういう類ではなし。そうそういつも大感動ばかりしていられないのだ)

しかしこの本は、短く30分もあれば全部読めてしまう。あまりに手軽故読み返すことも殆どない。そう考えると1冊1100円のこの本。お手頃価格とは言いかねるのか。

****
高校生の頃、一目ぼれをした男子の顔を思い出そうとするとヨン様系の面影が浮上して脱力する話が載っていたが、この話を読んだ時「勝った」と思った。
私も20年以上前の話なので、面影はうろ覚えだが、少なくともヨン様系の顔でなかったことは断言できる。何に対して勝ったと思ったかは非常に微妙だが、少なくともヨン様系の面影ではなかったことに、ほっとする。
ももこの21世紀日記 (N’05)

幻冬舎

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アジアの美女100人

2006-02-27 20:52:51 | なんということはない日常
PLAYBOYの4月号の特集@最もセクシーなアジアの美女100人を読んでみようと、初めてPLAYBOYを買ってみる。
(プレイメイトが表紙だったら私も購入するのをためらったのだが、チャン・ツィイーが表紙だったので、レジに持って行くハードルが低かったのだ。)
今年はインド美女が注目とのことで、インド美人が何人か選ばれていたのが目新しかったが、それ以外の人選は妥当なのだろ。
日本人女優として木村多江が入っていたのが個人的にはちょっと意外だった。
最近良く名前を聞くとは思っていたが、彼女の出演しているドラマ@大奥@白い巨塔@功名が辻どれも観ていないので、彼女の人気の程を知らなかったのだ。
(韓国ドラマばかり見ているのでこんなことになる・・・)
PLAYBOYの読者層には人気なのだろうか?この雑誌のターゲットが誰なのかわからないので、確認することは出来ないのが残念だ。
100人も女性が並ぶとやはり迫力がある。各国の女優さんを選んでおきながら、100人目がインリン・オブ・ジョイトイのM字なのは、PLAYBOY的予定調和か。

勝負師16話

2006-02-26 15:05:57 | 韓国ドラマ さ行
釣りが趣味のウギル商事の金庫番に近づくソジュ。「7歳の頃、父と一緒に釣りに行ったんです。父を思い出すと一人で釣りに来るんです。おじさん 私の父にそっくりです。」と調子よく、そしてかなりわざとらしく近づくソジュ。ソンシグ、ミンスの心配をよそに帳簿を隠しているカンナムのナイトクラブにまで入り込むことに成功。勿論一度は失敗しそうになるも、そこにミンスとソンシグで「検察です」と踏み込み、体よく裏帳簿を全部押収するのだ。(検察がたった二人で踏み込みなんて、そんな訳ないと思うのだが、ドラマはどんどん進む)押収した帳簿の一部をウギル商事へ送り返し(多分脅しだろう)、1冊をパク弁護士に差し出すミンス。(何でパク弁護士には1冊なのかは詳細不明)
帳簿が送り返され、№2に対して「友達でもなく、兄弟でもなく、俺の分身だと思っていたのに・・・」と№1は激怒。№2もショックを受けているかと思いきや、どうもこれも裏がありそうだ。ボディガードに「初めて会った時の事を思い出すな~」などど言い、夜中ミンスたちのカフェへ乗り込んでいくのだ。
一番の悪は№1ではなかったのか?一番の悪は№2なのか?そしてボディガードは№2派だったのか?

№2だけでなく、№1にもどんどん気に入られていくヒジョン。ウギル商事に寝返ったかのように思えたヒジョンだが、どうやらそんなことはなかったらしく、ナイトクラブへの踏み込みもキチンのミンスに教えてあげたりしている。勿論№1に怪文書を送ることも忘れていない。更に「誤解していたの。ごめんなさい。ミンスさんに会うのは難しいわよね?」なんてメッセージまでミンスに残している。何時ミンスに対する誤解が解けたんだ?まぁ彼女の活躍で帳簿も手に入ったので細かい追求は止めよう。

デッドエンド 暗戦リターンズ (暗戦2)

2006-02-25 17:41:57 | 香港(香港映画&中華明星)
クリスマス時期の香港。犯行を予告する犯人(演 イーキン・チェン)とそれに振り回される刑事。(演 ラウ・チンワン)
犯人の意図も、対する刑事の私生活も、更には賭博で首が回らないと思われる交渉人の悩みもどれもキチンと語られることはなし。ただ90分観終わった後には、犯人はちょっと気取ったインテリだ。(綱渡りで犯行現場(?)にやってくるなど、遊びで犯罪に手をつけているとしか思えないではないか?)刑事の私生活は破綻しているであろう(恋人にも多分愛想をつかされているに違いない)、と簡単に想像することが出来るのだ。伝えたいことを何でも盛り込めばいいというものではない。90分でさっくり終わる香港映画らしい潔さだと思う。それでも十二分に主演二人(更に交渉人 林雪の良さも)の良さは伝わってくるのだ。
@美しき野獣の監督には、このあたりの手際の良さを見習って欲しかったと思う。

犯人が何で予告しつつ犯行を犯すのか、最後までわからないのがこの映画の一番の謎だろうが、そんなこと関係なく最後まで面白い。

デッドエンド 暗戦リターンズ

ビデオメーカー

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天士夢

2006-02-25 17:03:07 | 韓国ドラマ・映画
レオン・ライ(黎明)が2001年に韓国で主演するも、不評で1週間で打ち切りという逸話を持つ怪作。

毎晩夢に見る見知らぬ女性を助けるために時空を旅する男性をレオン・ライ(黎明)が演じているのだが、タイムマシンに乗って女性(パク・ウネ あのチャングムのヨンセンだ!)を助けに行く時点でちょっと笑ってしまう。
韓国古典小説九雲夢がもとになっているという由緒正しき物語らしいのだが、どう考えても円谷プロの特撮物を思い出すお話だ。

更に前世ではパク・ウネがお姫様でレオン・ライ(黎明)は格下の兵士。勿論二人はそんな事にめげずに恋仲なのだ。

レオン・ライ(黎明)は言葉の問題もあり、非常に台詞が少ない。(韓国公開時は吹き替えになったらしいが、私が観たVCDは彼の生声だった。十年来のファンなのだ。声を聞き違える訳はないと思う。)自分が姫をどんなに助けたいのか、熱く語る場面がなくてよかったのだが、台詞もなくどちらかというと無表情な場面が多いため、何を考えているか分からないような役にしか思えず。逆に相手役のパク・ウネは大きな目をくりくりさせて、熱演している。そのギャップがなんともいえない。

イ・ナヨンも女戦士として出演している。いつも不思議ちゃんな彼女だが、この映画そのものが不思議なため、その不思議さも気にならず。
1週間で打ち切りというのも納得出来るが、レオン・ライ(黎明)ファンとしてはまあ、観てよかったという1本。

*****
レオン・ライ(黎明)の韓国語が流暢だというのは知っていたが、この映画を観て納得する。私が言うのもなんだが、チョナンカンより韓国語が上手なような気がする。(注 あくまでもファンの贔屓目故、あまり信用しないで頂きたいと思う。)

ディバージェンス

2006-02-25 16:18:44 | 香港(香港映画&中華明星)
刑事(アーロン・クォック)、弁護士(イーキン・チェン)、殺し屋(ダニエル・ウー)という三人の男。

いなくなった恋人の写真をいつまでも車の中に飾って置く刑事。彼女に似た人を見つけ、こっそりと跡をつけ、彼女の家の前で張り込みの真似事までするのだ。張り込みをする車の中でハンバーガーを口にしつつ、ちょっと涙をにじませたりする。普通だったら情けないよなと思う。でもそれがちっとも情けなくなく、かえって哀しく見えるのだ。
刑事だけでなく、弁護士も殺し屋も皆どこか哀しい。哀しい男三重唱だ。
落ち着いた緑色を基調にした画面も哀しい男達にぴったりだ。
(多謝 chikoさん)

ポカリスエットPart2

2006-02-25 15:58:09 | なんということはない日常
火曜日(21日)の午後からの腹痛はなかなか治らず、結局熱もないのに水曜日、木曜日、金曜日と3日間も会社を休むことになってしまった。なんとかと思ったら今日は土曜日。結局週末も入れて5日も休むことになってしまった。
「昼食に毎日キムチを食べたりしているから、辛い物で胃が疲れているのよ」「ポテトチップ4枚でビール1本は飲める!なんて調子に乗っているからいけない」両親に普段の食生活の乱れを次々と指摘されるが、食事を取っていないせいで、元気がなく言い返す気力もなく、非常に情けなかった。
ポカリスエットだけで3日ほど過ごしたので痩せたかと思ったが、ポカリスエットは思いのほか栄養があるらしく、体重計の針は以前と同じところを指したままだ。こちらも非常に情けない。
不幸中の幸いだったのは、今週末に予定していた韓国一人旅を諸事情により直前に中止していたことだろう。極寒で激辛の国に腹痛の身で旅することになったら、どんなに情けないことになっていただろう。これだけは不幸中の幸いだったかもしれない。

ポカリスエット

2006-02-22 18:41:26 | なんということはない日常
昨日の夕方からお腹が痛かったので、夕食も食べずに早めに床についたのだが、寝る→トイレ→寝る→トイレの繰り返しで結局殆ど寝ることが出来ず・・・非常に情けないことになってしまった。
結局仕事を休み、午後病院へ行く。熱は無いとの自己申告を「37.4度ありますね」と否定され、「一番の治療は絶食することです」と寂しいことを言われる。
(今年の風邪はお腹に来るらしい)

水分が足りなくなるので、ポカリスエットを飲むように言われる。
去年貰った@ヨン様マークのイオンエイトを飲む機会がやっと訪れた・・・・こんな時ばかりは、ヨン様パワーでお腹の痛みを消し去って欲しいと思う。

お題「ソン・スンホン(宋承憲)」

2006-02-21 20:21:38 | ソン・スンホン(宋承憲)
お題は「ソン・スンホン」

1.PCもしくは本棚に入っている「ソン・スンホン」

本棚には@秋の童話のノベライズ本。(今だったら絶対に買わないと思うが、購入した2002年の10月頃はこういう本でも買ってしまう位好きだったらしい・・・)さらにインターネット小説として人気だった@あいつは格好よかったのハングル本。
(こちらは舞台挨拶を見た2004年の夏、帰国する時インチョン空港の本屋で購入。勿論同じインターネット小説の@オオカミの誘惑と一緒に、平台に山積みされていた)
高校生の恋愛物語@あいつは格好よかったは、少女漫画チックなイラストが表紙なので、非常に恥ずかしい。
ハングルの勉強にと思ってソウルで買ってきたものの、スラングが多過ぎで勉強には使えず・・・・「馬鹿」だの「間抜け」だの「くそー」だのそんな言葉がオンパレードらしい・・・
日本向けの写真集@約束も一応飾ってある。お天気が今ひとつのチェジュ島ロケ故、ワンパターンな設定なのが玉に瑕・・・

2.今妄想している「ソン・スンホン」

除隊のときの笑顔(妄想できなかったので、想像してみた・・・)

3.最初に出会った「ソン・スンホン」

東京MXテレビで2002年5月から放送が始まった@オータム・イン・マイハート(懐かしいタイトルだ・・・今は全部@秋の童話で統一されていると思う)で見たのが最初。(勿論吹き替えで副音声もなしだが、一言も韓国語が分からなかったあの頃は別にそんな事気にもならなかった。)
ウォンビンが主役のドラマだと思っていたので、「えっ?ウォンビンが主役じゃなくて、この眉毛の人が主役?」と思ったことは忘れられず。
更に「悲恋物なのになんでこの人眉毛を描いているんだろう?」と真剣に思った。
同じ2002年の5月に香港へ行った際、クローサー(夕陽天使)の予告編も見たので、スクリーンでスンホンを見たのは、その予告編が最初のはず。
(でもこちらは記憶にない・・・)

4.特別な思い入れのある「ソン・スンホン」

2004年の夏休み、ソウルで見た舞台挨拶の際のスンホン。
映画が始まったにもかかわらず、いきなり照明がつき、10分ほどの舞台挨拶が始まったのにびっくりする。
(「なんてアバウトな韓国スタイル・・・」とある意味カルチャーショック)
簡単な舞台挨拶だったけれど、まぁ自分でソウルへ行き、映画も見てと、忘れられない夏の思い出。

*****
ソン・スンホンを別の言葉に置き換えても簡単に出来るので、是非・・・


威風堂々な彼女

2006-02-20 20:55:42 | 韓国ドラマ・映画
以前観たにもかかわらず、週末思わず見直してしまう。

ペ・ドゥナ演じる主人公は、父親を火事で亡くし、今は病気がちの母と歳の離れた双子の弟と一緒に暮らしているが、自分自身も未婚の母で無職。田舎では暮らしていけないと、家族で大都市ソウルに出てくるも、ヤクルトの配達中に当て逃げされ、やっぱり無職と不幸てんこ盛りの人生なのだ。
更に出生の秘密が加わってお決まりの展開なのだが、これに男優長髪対決が加わることがこのドラマのポイントか。

カン・ドンウォン演じる初恋相手の医学生はさらさらヘア。母親の主治医にもなってくれて、主人公を応援してくれ、髪型同様態度もどこまでもさわやかだ。もう一人の長髪、食品工場の社長は愛想もなく主人公に冷たく当たる。こちらは陰険な性格同様、髪型も風になびきそうなワイルドタイプだ。
男優二人の長髪対決の影響か、他のドラマと比べてもより一層少女マンガ風の展開なのだが、ペ・ドゥナの明るい感じと、カン・ドンウォンの王子様風の雰囲気(王子様なのに、バリバリの訛りだ!)更に疫病神な社長シン・ソンウとペ・ドゥナのコンビもミスマッチかと思いきやなかなか面白い。

昼間職場でいやなことがあり、眉間のしわが取れない夜に、ちょっとだけ元気をもらえるドラマだったことを思い出した。

韓ドラっ子画報で紹介されているイラストも可愛い。このドラマの雰囲気が良く分かる。


腕時計の問題

2006-02-19 18:03:22 | 韓国語レッスン(面白い話)
友達が「左利きか右利きか分からない人がいるんだけれど・・・」というので「時計をどちら側にしているか見てみたら?」と言いました。
でも良く考えたらそれでは分からない場合もあると思いました。

実はソン・スンホン(宋承憲)は右利きなのに、何故か時計をいつも右手にしています。ファンの間ではそれはずっと気になることでした。
ある時、雑誌のインタビュアーの人がソン・スンホン(宋承憲)に「何故時計を右手にはめているのですか?」という良い質問をしてくれました。そんなにいい質問だったのに、ソン・スンホン(宋承憲)の答えは「子どもの頃からずっと右手なので何も疑問に感じなかった」という普通の答えでした。
皆から注目されるスターなら「実はこれには秘密があります」などという洒落た答えをしてくれないと、面白くないと思いませんか?結局右利きなのに、右手に時計をはめるのには、たいした理由はないようです。

Yさん いつもソン・スンホン(宋承憲)の話ばかりで申し訳ありません・・・・

*****

今日は掃除をしたり、洗濯をしたり、確定申告の書類を書いたりと一日なんということはなく過ごす。
今度の宿題にしようと日本語で考えてみたが、これを韓国語に直せるかはちょっと自信が無い・・・

クラッシュ

2006-02-18 18:46:49 | 映画鑑賞
ロサンゼルスの1日。
何人もの人の重なりあう日常。忘れられない1日もあれば、すれ違ったことさえ気づかず通り過ぎる出来事。

人に優しくなれるためには、相手の心を思いやるには、その何倍も痛みを感じ、その何倍も人を憎む必要があるのかもしれない。優しさを感じることを拒み、心では寂しさを感じ、そして憎みながらもある時突然人に優しくなれる瞬間が訪れる。
勿論優しさは常に一定ではなく、ある人にとっては悪でもあるのだ。

人としては当然のことでも、愛する人を守ることを考えたら最低と思われる態度。正しいと思った行為が一瞬の疑いで一変する瞬間。

夜景は遠くからみたり上から眺めると綺麗だが、その美しさのそばに行こうとするとどんどん遠ざかってしまう。そんなロサンゼルスの1日を舞台にしたこの映画はとても大人っぽい。

TVディレクターを演じるテレンス・ハワード、人種差別主義者の巡査を演じるマット・ディロンの演技が印象深い。特にマット・ディロンは彼がアイドルだった頃をリアルタイムで知っているだけに、白人ゆえの苛立ちをみせる彼の演技を観ながら色々考えさせられた。

ローズマリー

2006-02-17 22:57:26 | 韓国ドラマ・映画
ゲームソフト会社の企画室長をやっている夫と、小学校低学年の女の子と幼稚園へ通う男の子のがいるごく普通の主婦。
「夫の健康と子どもたちがすくすくと育つことが私のすべて」と疑わない彼女が、胃がんに侵され、
そんな小さな夢さえもかなわない。自分が居なくてはなにも出来ない夫と子どもの姿を見、そして自分の今までの生き方から家族を除いたら、なにも残らないことにおののく彼女。
(名前を聞かれても「シネ(娘の名)のお母さんです。マル(息子の名)のお母さんです」と名乗り、自分の名前を名乗ることはないのだ。)

ストーリーだけをなぞると、本当に普通の催涙ドラマのように思えるのだが、これが全然違うのだ。
結局彼女は帰らぬ人となるのだけれど(ネタバレか?いや このドラマは家族が先に旅立つ彼女をどのように見送るのか?そして旅立つ彼女はどんな風に家族に思いを託していくのかが重要なドラマなのだ。)そこに至るまでの過程が泣かせるドラマなのだ。

ペ・ドゥナ演じるギョンスの存在がこのドラマをちょっと違う雰囲気のドラマにしている。
彼女には友達以上恋人未満の幼馴染がいるのだけれど(演ヨン・ジョンフン)
上司の室長を慕っている。それも病気の妻を愛しぬこうという彼の男らしさに惚れ、そして病気の妻を自分の姉のように慕うのだ。
こんな風に書きながら、自分でも嘘っぽいストーリー(こんなこと普通に考えたら有り得ない)と思うのだが、ドラマは人の優しさを信じたくなるドラマになっているのだ。
主演のユ・ホジョンもペ・ドゥナもセクシーを売り物にしている女優さんではないからだろう。どこかに嫉妬の炎が見えてしまったら一気に辛くなるのだが、最後までそんなことを感じることはない。

妻だけを愛するキム・スンウも適役だ。確かに彼なら奥さんだけを愛し続けるだろうな~と思わせる雰囲気があり、説得力がある。

このドラマは出演者にギラギラした感じがない。それがこのドラマの余韻を作っているのだろう。

特にヨン・ジョンフンは@悲しき恋歌の時よりも何倍も好印象だ。やはり彼にはこういう雰囲気があっているのだろう。


沖で待つ

2006-02-16 20:56:08 | たまに読んだ本
芥川賞受賞作の@沖で待つを読みたくて、文藝春秋を初めて購入する。
(いつもは週刊文春を立ち読みするだけだ。それもいつも読み終わった後に、「電車の中刷り以上の事が載っていない」と激しく後悔するばかり・・しかし文藝春秋はそれなりに読み応えあり)

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普通の会社員生活の中で、女性総合職の私と同期入社の@太ちゃんとの同期づきあいが、時に太く、時に細く続いていくのが淡々と語られていく。

バブリーな時代から、売り上げ確保が難しい時代になり、そしてそんな時間の流れの中で会社の中堅になっていく二人。
人事異動をはさみながらのこの付き合いの濃淡がとても自然だ。
相手の懐に飛び込み、すべてさらけ出すような人間関係でもなく、かといって挨拶を交わすだけのビジネスライクな付き合いでもなく、勿論男女の関係でもない。
声高に友情を叫ぶわけでもなく、世界の中心で愛を叫ぶわけでもなく、ひっそりと約束を守ろうとする私の行動に、落ち着いた品の良さを感じる。
薄くもなく、かといって濃くもない関係が、こんな風に少し優しく書かれているのを読むと、とても落ち着いた気持ちになる。

約束を守ろうとする私の行動は、とても律儀だ。その律儀さの中に、女性総合職として苦労してきたであろう彼女の姿を感じてしまった。
決して大きな声では語られることのない、ごく普通の二人の会社員の話だが、プロジェクトXよりもずっと身近に感じることができる。

沖で待つ

文藝春秋

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百万長者の初恋

2006-02-15 13:57:11 | 韓国ドラマ・映画
韓国の映画専門サイトnikonoを見てみる。(感謝!chikoさん)
どのページも凄く凝っていて、さすがネチズンの国だと関心することしきり。
「バレンタインだし、恋人がいる人は恋人同士で見てください」と新作@百万長者の初恋の宣伝をしているヒョンビンの動画などを見て楽しむ。

興行成績のページを見てみる。どの程度で興行的に合格になるのかわからないが、先週公開されたヒョンビンの@百万長者の初恋は6位とやや微妙と思われる順位だ。(特に同じ日に公開初日を迎えた@キム・スロ主演の映画が1位だから余計に微妙な感じだ・・・。私もかわいいアイドルラブコメディよりは、笑えるコメディを選んでしまいそうだし、なんともいえない)
オリンピックだったら6位は入賞だから、一応合格点か?(オリンピックと比べることがそもそも間違い?)
ひそかなMyビンウォッチャーとしてはちょっと気になる。