私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

聖地には蜘蛛が巣を張る

2023-04-30 19:29:00 | 映画鑑賞

テレビニュースが、9.11アメリカ同時多発テロ事件を伝えている頃、イランのシーア派の聖地マシュハドでは暗い街の路地に立つことを生業にしている女性たちが殺される事件が頻発する。

そんな事件を追いかけるジャーナリストの女性が取材の為現地入りするも、その際、保護者(肉親の男性を指すのだろう)の同伴なく宿泊する事さえも苦労する。何人もの女性が殺害されていても捜査は遅々として進まず、被害者が街角に立つ女性であることから一般市民の同情は感じらず、逆に殺害は「街の浄化」であるとさえ目されるのだ。

犯人は街で家族とともに暮らす男性だ。家族が留守の日にバイクで夜の街に繰り出す。貧しさから来る生活苦で夜の街に立ち、厳しい生活環境から来る疲れを取るために麻薬にも手を出す女性を、自宅に連れ込み女性を殺害し街角に放置する。

それ以外はいたって普通の生活なのだ。何か大層な使命感に溢れているわけでもない。ただ、男性は自分がしている事が悪い事だとは思っておらず、それ故犯行も大胆だ。

歪んだ正義のエネルギーは、人々から一旦立ち止まって考える力を奪うようだ。犯人が捕まった後も世の中には彼の行動を肯定するかのような雰囲気が溢れ、息子も父親の行動をカメラの前で誇らしげに語る。

男性たちがそんな風に犯人の男性を英雄視する中、犯人の妻は「世の中はすぐに彼を英雄視したことを忘れてしまうだろう」と嘆く。歪んだ正義は移ろいやすく、その内容も検証されぬまま漂い、またどこかで同じような事が起こるのではないかと思わせる怖さがある。

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監督はイラン出身でデンマークで活動するアリ・アッバシ。事件を追うジャーナリスト役はザーラ・アミール・エブラヒミ。

 


劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室

2023-04-29 21:01:50 | 映画鑑賞

鈴木亮平演じる救命救急医の喜多見が率いるMER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)チームの物語の劇場版。

鈴木亮平の座長感がドラマの時以上に熱く燃え上がっているのが分かる。患者への声掛けは優しく、しかしメスを持つ手には一つの狂いもなく、手術中の医療用語の一つに一つにも感情が入りこみ・・・とにかくどの場面からも熱くメラメラとした情熱が伝わってくるのだ。

都知事肝いりの最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両で事故現場に駆け付けるプロフェッショナルチームの成功を見た厚生労働大臣は、手柄の横取りを狙って「危険を冒しては、救えない命がある」と、TOKYO MERにはない冷静さで勝負するYOKOHAMA MERを立ち上げる。

非常に安易で姑息な「二匹目のどじょう作戦」。あまりにもわかりやすい展開にちょっと驚く。

しかしこの映画を観る多くの人は、「死者は... ゼロです!」という最後の言葉に予定調和を感じながらも、鈴木亮平演じる救命救急医の喜多見が率いるMERの良心と信念を見せるドラマにエンタメとしての楽しさを見出していたはず。この位の予定調和は織り込み済みのはずだ。勿論、ビルの火災シーンは映画館のスクリーンで見るに値するか?などと突っ込みを入れる必要はない。ビルの火よりも熱いMERの良心と信念の炎を信じて楽しく見る映画だから・・・


AED(自動体外式除細動器)

2023-04-28 22:19:03 | 日の目を見ない会社員のブログ

勤務先が入居しているビルにAED(自動体外式除細動器)が設置されたため、訓練と説明会が実施された。他のフロアに入っている会社の人達との合同説明会に勤務先から一人参加。

倒れている人の周りの安全確認を行い(危なかったら躊躇せずに動かしていいとの事)、両肩をたたいて反応が無い事を確認し、周囲に119番通報とAEDを持ってきてもらう事を依頼、呼吸が無い事を確認したら胸骨圧迫を開始するのだと説明を受ける。

AEDが届いたら胸骨圧迫をやりながらAEDを設置する。
ビルに設置されるAEDは最新式ということで、蓋を開けると電源がオンするタイプらしく、自動音声に従って使い捨てパッドを右胸と左わき腹に装着し、自動電気ショックを待つということだったが、シートを貼っている間も胸骨圧迫は続けた方がいいということだった。

胸骨圧迫はかなりな力が必要ということで、人形を倒れた人に見立てた練習では、人形の胸がパカパカと大きな音を立てる必要があるということだった。
が、これが相当の力が必要だった。

若い男性や壮年の男性はパカパカと押していることがはっきりと分かる音がしていた。
二十代、三十代の女性も全身の力を入れて押せる人はキチンとパカパカとはっきりを押せている事が分かった。
ただ、私は人形の胸が沈む事もなく、パカパカとした音も立てる事が出来なかった。自分の年齢を感じる瞬間だった・・・

説明してくれる人も音がキチンと立てられる人には、「そうです。その調子!」と激励し、「もう少し力を入れて」等とアドバイスをされていたが、私には「力が必要ですよね」と音がしない私を励ますような声かけをしてくれた。

一通り人形相手の胸骨圧迫の練習が終わった後、質疑応答タイムになる。

倒れている人を動かすのは・・・と躊躇するという質問には、
「人が倒れている場合に動かしてはいけない場合は1%にも満たないと言われているので、危ない場所で蘇生するのではなく、安全な場所に移してから胸骨圧迫を始めてください」と説明を受ける。さらに「専門家でも動かしていいかどうか判断するのはとても難しいそうです。皆さんの場合は、まず胸骨圧迫をすることで、救急車が来るまでの時間なんとか血液の循環を促して酸素不足にならないようにする事が一番大事だと考えてください」との事だった。

男性からの、女性の衣服を脱がして胸骨圧迫をするのは・・・というやはり躊躇の感じられる質問には、「助ける事が大前提なので」という事で気にせずに胸骨圧迫をしてほしいという説明とともに、「周りの人をぜひ巻き込んでください。胸骨圧迫は男性でも1分間やり続けるのは大変です。なるべくたくさんの人に手伝っていただく必要があるし、沢山の人が周りにいらっしゃれば、気恥ずかしい思いをすることも少なくなると思います。特に男性の方が一人で助けようとした時に勘違いされることを心配されるケースもあると思います。そういう時はやはり他の方に大きな声で助けを求めることも大事ですし、回りに人がいないケースでもなるべく大声で人が倒れているから助けて欲しいと、緊急事態であることを周りにアピールする事がとても大事になってきます。」との事だった。

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力もなく胸骨圧迫では役に立てないかもしれないが、声を出してほかの人に助けを求める事なら出来そうだ。


スンホン ネイバー記事検索 (キム・ウビンVSソン・スンホン 強力な姿 破壊されたソウル、観た事のない世界)

2023-04-27 21:18:45 | ソン・スンホン(宋承憲)

配達人~終末の救世主~のメインの予告編が公開されたという記事

40年前砂漠化し、1%しか生き残らなかったソウルが舞台のドラマの予告編は砂嵐が吹き荒れ、瑞々しい感じは一つもなし。

キム・ウビンが演じる宅配ドライバーは人々が生きる為の命綱を配達しているものの、街を制圧しているらしい軍からは、その自由な行動が逆に混乱を引き起こすと指摘されており、財閥の後継者であるスンホン演じるリュ・ソクは、その持てる権力を使って荒廃したソウルの中に新しい都市を作ろうとしているのだ。

リュ・ソクが作る新しい都市とは、それなりの犠牲を払って成り立つ街で、それを受け入れる世の中を作ろうとするリュ・ソクと当然のように対立する宅配ドライバーの5-8・・・

マスクの着用が個人判断になった今、大気汚染の為マスクが手放せないドラマとは・・・マスクと縁が切れるのはまだまだ先の事らしい・・・

 

택배기사 | 공식 예고편 | 넷플릭스


ウェスト ジャバ プリアンガン

2023-04-26 21:12:22 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

すっきりした味わいのコーヒーというのが一口飲んだ時の感想だ。

ウェスト ジャバ プリアンガンという名前の通り、インドネシアのジャワ島、西ジャワ州からやってきたコーヒーは、少し甘い感じが口の中にふわっと残る。

コーヒーカードに書かれたキーワードは、バニラビーンズとグリーンプラムを思わせる風味となっていたが、私は先日友人から貰って飲んだフレーバーコーヒーのヘーゼルナッツバニラ味を思い出す。

フレーバーコーヒーは、香料などで甘い香りがプラスされたものだけれど、このウェスト ジャバ プリアンガンは自然でほのかなバニラの香りが少しだけ口の中に残る。

フレーバーコーヒーを飲んだ事で、逆に自然なバニラの香りに気づく事が出来たということだろうか。

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コーヒーを受け取るカウンターには、グリーンエプロンをつけたスヌーピーとウッドストックの人形が飾られていた。

カウンターの上に居るスヌーピーは私の視線からは僅かに上。下からでは目が全く見えない…背が低く残念と思う事は殆ど無いのだが、出来れば目が見える位置から写真が撮れたら良かったのにと思う。


いなげや

2023-04-25 21:33:19 | なんということはない日常

イオン、いなげや子会社化 首都圏強化、PB拡大

多摩地区に住んでいる私には一番身近なスーパーだし、実際に自宅から歩いて5分程の所にあるので、週末には必ず立ち寄って買い物をしているお店だ。

歩いて10分、歩いて15分という所にも別のスーパーはあるが、歩いて5分、隣に同系列のドラックストアのウェルパークもある。凄く安いわけではないし、凄く高級志向でもないが、お菓子やお酒もちょっとだけ色々な商品があって、買い物の楽しみもそこそこ感じられる。お総菜も充実していて野菜や魚も満足できる品揃えのいなげやは、私個人としてはとても便利で有難く思っている。

私の住んでいる地域は、昭和40年代後半に畑から宅地になった地域なので、私の親世代である80歳代の人が沢山住んでいる。そんな人達がスーパーの前で、小さなエコバックに入れたお総菜や野菜を手にして「私たちはここが無くなったら、気軽に歩いて買い物に行ける場所が無くなってしまうから困る。」と話しているのを聞いたのも一度や二度ではない。

その言葉を耳にして、私もちょっと安いからと自宅から遠いスーパーに車で買い出しに行くのでなく、近所のスーパーを大事にしないとな・・・と思っていたところだった。

品揃え云々もそうだが、お店が続いてくれるのかどうかもちょっと心配になってしまう。

 

 

 


スンホン ネイバー記事検索 (ブラックナイトになったキム・ウビン 冷たい視線のスンホン)

2023-04-24 21:00:45 | ソン・スンホン(宋承憲)

5月12日の配信を控えて、さらなるスチール写真が公開された配達人~終末の救世主~を取り上げた記事

昼は酸素の配達人として、夜は黒騎士(仕える王のいない傭兵だろうか)として二重生活を送るキム・ウビン演じる5-8と、「大きな目標の為には小さな犠牲はやむを得ない」と何かを計画している風の財閥の後継者リュソクを演じるスンホン。


安心してください はいてますよ!Don’t worry I’m wearing

2023-04-23 19:19:54 | なんということはない日常

帰宅時、電車の中で時々YouTubeに上がっているオーディション番組のゴット・タレントを見ている。短く編集されているものも多いので、電車の中でちょっと楽しむのに丁度いいのだ。感動の嵐になる時もあるのだが、辛口審査員のサイモンの言葉に挑戦者と一緒にがっかりすることも多い。

どうしてもサイモンの辛口コメントの印象の強い番組で、こんな風に「安心してください はいてますよ」を、イギリスならではの「合いの手入り」で楽しく見られるとは思いもしなかった。

最後に息を切らせながらもスパイスガールズのワナビーを安村バージョンでやり遂げるあたり、シンプルなリズムネタの力を感じる。

日曜日の夜は、明日の月曜日の事を考えて心が重くなりがちだが、今日はこのYouTubeでがっつり笑わせてもらった。明日も明るく頑張ろう。

 

UNBELIEVABLE! Tonikaku BARES ALL with hilarious poses | Auditions | BGT 2023


東急歌舞伎町タワー

2023-04-22 20:38:22 | なんということはない日常

昨日の仕事帰り、先日開業したばかりの「東急歌舞伎町タワー」の外観をちょっとだけ確認しに立ち寄る。

 

首都圏の国際競争力の強化や多くの訪日外国人旅行者の受入れ等のため、羽田空港の新飛行経路の運用が開始されたとの事で、新宿の空の上を飛行機が飛んでいるのを見るながら、新しく出来た「東急歌舞伎町タワー」を見るのは本当に不思議な感じだった。

私にとってはこの場所は映画を楽しむ場所だった。

新宿ミラノ座、名画座ミラノ、シネマスクエアとうきゅう、新宿東急の東急系列の映画館だけでなく、新宿グランドオデヲン座や新宿オデヲン座、新宿プラザ劇場・・・

シネコンで映画を観る事が多くなり、映画鑑賞の記憶と映画館の記憶が繋がらない事が殆どになってしまったが、今は無くなってしまったこれらの映画館で観た映画の想い出は、映画館の想い出と一緒に残っている。

以前新宿プラザ劇場があった場所を背にして新宿ミラノ座があった方向を眺めると、確かに同じ場所で道も同じ場所にあるのに、まったく違う建物が立っているのがなんとも不思議な感じだ。

西武新宿駅に通じる道もすっかり綺麗になっていた。

映画の帰りによく立ち寄った中国菜館があった場所は生花店になっていた。

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東急歌舞伎町タワー内にある映画館の料金は4,500円からとの事。

映画好きとしては一度は行ってみようと思う。

 


オオカミ狩り

2023-04-21 18:31:00 | 映画鑑賞
複数の凶悪犯達をマニラから釜山に向けてコンテナ船で移送する韓国警察の威信をかけたプロジェクトのはずだったのだが、映画は始まってすぐに阿鼻叫喚の渦に飲み込まれる。
移送される凶悪犯達は船を乗っ取る気満々で、警護の為に応援部隊として乗り込んだ面々もそんな凶悪犯達の息がかかった者達が複数紛れ込んでいるのだ。
外部と遮断されたコンテナ船の中だ。悪意を持った者達の方が何倍も有利に決まっている。

この映画の前に韓国映画のリメイクの「最後まで行く」の予告編を見たのだが、この映画もまさしく、最初から出し惜しみせずに、最後まで行ってやるというやる気満々の映画だった。
文字通り@出血大サービスの場面が途切れる事無く続く。ここまで血が出ているので、後はご想像にお任せしますという事は無く、もう最後の最後まで見せてくれるのだ。韓国映画の執拗さが遺憾なく発揮されている。
演じる俳優達も基本的に屈折した感情云々というのは無く、やらなければやられると船の中で銃を構えナイフを振り上げるのだ。
最高のB級アクション大作だ。ソ・イングクもソン・ドンイルも非常に楽しそうに演じている。

ルッキズム 、反ルッキズム

2023-04-20 21:06:46 | なんということはない日常

「反ルッキズム」の流れは本当に広がっている? 7割が「見た目による差別はなくなっていない」

ある日曜の午前中、割と空いている電車に乗り込もうとすると、ドアのそばに仁王立ちし、乗ってくる人々をじっくりと吟味している女性がいた。
その女性は、電車に乗り込もうとする私を見るや否や「チビ、デブ、ブス 真っ黒黒の出っ歯眼鏡!」と空いている車両に響き渡るような声で私の見た目そのままを、大きな声で値踏みした。

車内の人達は、その審判を聞いて凍り付いているのが分かったが、言われた私は正直ちょっと感心してしまった。
「1秒にも満たない短い時間で、私の見た目の特徴をリズムよく言い切った」と思った。とにかくその瞬発力に驚いたのだ

150センチにも足りない身長、小柄ではあるが痩せっぽちとは言えない体型、残念な事にかなり上を向いている鼻の穴、髪の毛も黒く、洋服もカバンも靴も全て黒。さらにダメ出しの黒縁の眼鏡。そして子どもの頃は「スイカを食べるのに便利な歯並びだな」と思った口元。

どの特徴も子どもの頃から聞きなれたものだった。見た目そのままを大きな声で言われただけなので、反論のしようもない。ただ、言われた私よりも、偶然居合わせた周りの人の方がいたたまれない一瞬だったと思う。「私が偶然電車に乗り込んだ為にこんな空気を作ってしまいました・・・ごめんなさい」と謝りたい気持ちになるが、それもおかしな話だ。
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ただ、一瞬すれ違っただけの私になぜそんな審判が下されたのかは分からない。もしかしたらよっぽどイライラすることがあったのかもしれない。

電車は残念な事に各駅停車で、その後もドアのそばに立っていた女性は次々と乗り込んでくる人を凝視していたが、私に下した審判のような一言はそれ以降発せられる事はなかった。

なんで私にだけと思ったが、多分私の見た目がその人の何かに触れたのだろう。私の問題でなくその人の問題なのだ。
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人は感情の生き物だ。思わぬ形で自分の好みを口にしてしまうこともあるだろう。でも限りなくそれを理性と想像力でコントロールして欲しいと思う。

持って生まれた物が平等でないことは勿論キチンを受け止めなければならないとは思うが、公平を求める精神も忘れたくはない。

かなり特異なケースかもしれないが「チビ、デブ、ブス 真っ黒黒の出っ歯眼鏡!」を聞きながら、私が考えた事だ。


追記

この話はコロナ禍前の話だ。マスクをしていたなら、出っ歯と認定される事も無かっただろうに…


ソン・スンホンファンとして、過去への旅④

2023-04-19 21:12:45 | ソン・スンホン(宋承憲)

ファンクラブのメンバーシップカードの話もこれで最後だ。

2007年のカードの写真は、白黒の写真を使った落ち着いたものだ。2006年のカードとはかなり趣の違う仕上がりになっている。

韓国の公式ファンクラブ「ホニラン」が発行した私の手元にあるファンクラブカードはこれが最後だ。2006年11月の除隊を前に日本でも公式のファンクラブが発足して、活動等は自動的に日本側の公式ファンクラブに集約されるような流れになっていったように記憶している。

当初、ファンクラブに加入してみたのは「少しでも色々情報が知れたらいいな」という思いだったのだが、韓国語で直接ネットの記事等も読めるようになると、時間がある時にネットの芸能ニュウースを気ままにチェックするだけでもいいかという気持ちになった。一俳優ファンとしては、活動の様子を映像媒体で見るのが一番の楽しみであり、ファンクラブに加入していなくとも、ファンである事に変わりないし・・・という思いに行きついた。

2007年のファンクラブカードの会員番号は5800番台だ。


暗行御史(アメンオサ) 朝鮮秘密捜査団

2023-04-18 21:05:20 | 韓国ドラマ・映画

のらりくらりとしていた役人イギョム(演:キム・ミョンス)が、大抜擢(?)を受けて役人を罰する暗行御史(アメンオサ)となり、大活躍するという痛快時代劇。どこの国にも、悪徳商人と手を組んで私腹を肥やす悪徳代官がいるのだ。当然征伐対象ということで、そこで出動するのがこの暗行御史(アメンオサ)。


自分の身の回りの世話をしてくれるチュンサム(イ・インギョン)や、自分の右腕となって働いてくれるダイン(クォン・ナラ)とともに、役人が民衆から甘い蜜を吸おうとしているのを阻止するのだが、役人側も罰されないように必死。一つ問題を解決すれば、また別の地方で問題ありと、身分を隠しながら各地を旅して役人の悪巧みを解決していくという旅物語的な要素もあるストーリー。
イギョムには弟との仲違いによる心の傷もあり、ダインには裏切り者として亡くなった父の死の謎を解明したいという思いもある。
更にこの暗行御史(アメンオサ)という任務は、王直轄の任務でありながらも地方を回りながらの激務でもあり、余りありがたく思われていない様子。
奴婢を人とも思わない取引対象にする人身売買もあれば、ケシから薬を作るという麻薬捜査官的な話もある。(このあたりには、時代劇でありながらも、現代にも通じるような味付けがされて再現されている。)

イギョムとチュンサムはぼやきながらも真面目に取り組み、更に時々二人に檄を飛ばすダインの凛々しさも加わって激務を乗り越える三人。深刻な問題も多々あれど、適度にまじめに、適度にユーモアを交えて役人の小賢しい行いを成敗していく楽しい旅行記になっているのだ。

男性二人と女性一人という3人組の定番の組み合わせ。特にクォン・ナラ演じるダインのいわゆるじゃじゃ馬ぶりは、今まで彼女が演じた役柄とはまたちょっと違った感じだが、キャラクター設定がきっちりしているので、女性らしい容姿の彼女が演じても違和感がない。更に時にぶつかり合うイギョムとダインの間に入るチュンサムの適度に力の抜けたキャラクターが、程よいのんびりさを生み出している。

キャラクターが活き活きするとこんな風にドラマも楽しくなるのだ。

 


奉納相撲

2023-04-17 21:25:28 | なんということはない日常

市ヶ谷駅構内に4月17日に行われる「奉納相撲」の看板が設置されてから、ずっと気になっていた。

職場から靖国神社までは2,3分の距離だ。「見に行ってみたい」と思いながらも、職場を抜け出して見に行くわけにもいかない。

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朝、7時半過ぎ、職場に向かう途中でお相撲さんを何人か見かける。お相撲ファンと思われる若い女性は一緒に写真を撮るのをお願いしているようだった・・・

8時半過ぎ、靖国神社の方角から何か音が聞こえてこないだろうか?と、静かな事務所の中で耳を澄ませてみたものの、何も聞こえず。