私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ソウルの思い出③

2010-09-30 21:27:48 | なんということはない日常
無敵者のエンディングには、Chemistryが韓国語で歌う@A Better Tomorrowが流れるのだが、エンディングの歌を聴き終わってから席を立つお客さんは残念ながらいない。
忘れ物がないか確認したり、食べかけのポップコーンを全部食べてから席を立とうとしているお客さん、この後どこで食事をするか相談しているカップルなどなど、流れで途中まで聴いているお客さんもいるが、自分の意思で最後までエンディングの歌を聴いてから席を立とうというお客さんはいない。
もし仮にそんなお客さんが居たとしたら、劇場の係員に早く席を立つように(というか、劇場から早く出るように)促されることになっている。
これは韓国だけでなく、香港でも同じだ。

残念だけれど、映画の余韻に浸るのは、劇場の外でどうぞというシステムらしい。

また独りで映画を見ている人というのも殆どいない。
若者は恋人とまたは友達と連れ立ってという人が殆どだし、年配の人でもご夫婦で席に座っている方が殆どだ。
韓国に行く度に、周りから見て怪しくない程度に劇場の中を見回して、独りのお客さんを探そうとするのだが、まだ決定的な瞬間に出合ったことはない。
逆に回りの人は、一人で映画を見に来ている私のことをどんな風に感じているのだろう。
実際、不思議そうに私のことを見るお客さんもいるが、さすがに「何で独りなんですか?」とストレートに聞いてくる人はいないので、どんな風に思っているのかは、確認のしようがない。

食事は、私が始めて韓国旅行をした2003年当時と比べると、独りで食べている人も随分増えたように実感するのだが、映画館はやっぱり独りの人は殆ど見かけない。






シラノ恋愛捜査団

2010-09-29 21:31:04 | 映画鑑賞
日本的にいうなら婚活エージェンシー会社だろうか。
以前劇団をやっていたメンバー達が、女性と仲良くなるためのきっかけづくりから、その後の展開を全部お膳立てして、男性の恋が成就するようにさまざまOJTを施してあげる会社を経営。脚本、演出はお手のものだ。さくさくと恋を演出するエージェント会社の社員たち。
そこに一人の男性がやってきたことから始まるラブコメ。
「僕はファンドマネージャーなんですよ。僕は仕事に専念し、恋愛は恋愛のプロにお願いした方がいいですよねそのほうが効率もいいし。。。。いやこれは冗談です。 本当は恋愛は全然だめで。。。」というチェ・ダニエル演じる男性。

婚活エージェンシー会社のピョンフン(オム・テウン)とミニョン(パク・シネ)はミッションを成功させるべく、様々作戦を練るが、作戦のターゲットの女性がヒジュン(イ・ミンジョン)だと知ると急に言動が怪しくなるピョンフン。
どれだけ世間は狭いんだろうか。ヒジョンはピョンフンの元彼女だったのだ。

彼女の行動を見ながら過去の自分たちの恋愛を思い出すピョンフン。
冷静になろうとしても慣れない自分にいら立ちつつ、それでもシラノに徹しなければならないところで苦しむピョンフン。

普通は過去の恋愛はだんだん時間が経つにつれて思い出に変わり、思い出すとしても自分に都合の良いことしか思い出さないものだけれども、このピョンフンは自分が思い出したくないことまでも思い出すことになるのだ。

思い出したくない過去と懐かしい過去の思い出の中で悩むピョンフンの気持ちもよく伝わってくるし、新しい恋に一喜一憂するファンドマネージャーの気持ちも伝わってくるので、見終わった後に寂しさとうれしさと両方味わえるというちょっと変わったラブコメになっている。

過去と現在、両方の恋の相手役になるイ・ミンジョンがとてもかわいらしく好感度大だ。

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腐った桃作戦・・・・秘策としてこんな作戦もあり。
どんな作戦なんだろうと是非想像してみて欲しい。

ソウルの思い出②

2010-09-28 22:10:18 | なんということはない日常
せっかく来たのだからCDを買って帰ろうと思い、なんとなく購入した1枚。
特に2AMに興味があったわけではないが、やっぱりこの曲はメロディラインが覚えやすい。

メロディラインは印象的だが同じ兄弟グループに2PMというグループもあり、グループ名は私には紛らわしい。
勿論メンバーの区別は私には非常に高度な問題だ。






日本語字幕付き。
操り人形みたいな踊りが話題だったらしい。


私の彼女は九尾狐 第13,14話

2010-09-28 21:59:04 | 韓国ドラマ は行
テウンのために死を覚悟したミホ。
残りの50日を思い出深いものにするためにけなげに頑張る彼女。
何も知らないテウンは「2人で過ごす最初のクリスマス、2人で過ごす最初のスキー等等」彼女に乞われるまま、未来の思い出を楽しそうに話すのだ。

自分はいなくなってもテウンが時々自分を思い出してくれれば、その思い出の中に自分が居ればいいと思うミホ。
しかし、テウンは何もしならないのだ。自分とのやり取りを覚えていないことに苛立つ彼女を訝しがるテウン。
しかしそんなテウンも彼女が動物園に行きたいといえば、手作りのお弁当を作り彼女の望みを叶えてあげようとするのだ。
「両親と動物園に行く時に事故にあって自分だけ助かったせいで、テウンは子どもの頃から動物園に行きたがらなかったんだ。ミホと動物園に行ったっていうことは、その傷を克服したんだね~」というおじいさんの言葉に、自分を気遣うテウンの優しさを感じるミホ。
しかしそんなミホに「本当に君が思う位、テウンも君の事を思っているだろうか?」という獣医ドンジュの言葉が重くのしかかるのだ。
(悪魔のささやきともいえる)
さらに獣医ドンジュは、テウンの先輩の新人女優にあっさり「100日経った時点でテウンが玉を返せばテウンが死ぬ」と説明してしまうのだ。
ミホが自分の元を去ろうとしているのは、そのせいだと知ったテウン。
勿論ドンジュが準備したパスポートで日本に旅立とうとしているミホを追いかけるに決まっている。

テウンとミホがキスしたことで、テウンが持っていた玉がミホに戻ることに。。。。
(玉がテウンからミホに戻ったことで、二人の運命を暗示する砂時計が倒れ、砂が落ちなくなってしまった。バランスが取れたままこのまま二人とも死なないということなんだろうか?)
それが今後どうなることなのかも分からないのに、急にテウンが倒れてしまい病院に行くことになった二人。
しかしおじいさんが二人の会話を聞き、玉(クスリ)というのをおなかの中の赤ちゃんの呼び名だと勘違い。
「そんなめでたいことを黙っているとは!!」と手放しで喜ぶおじいさんにウソとも言えず、おじいさんの家で同居することになる二人。
しかし玉が戻ったことでどうも様子がおかしいミホ。
急に肉をほしがったり、無くなったしっぽを恋しがったり、さらには目がブルーになるという狐になる時間が突然やって来るように。

しかし戻ったことでミホがどうなるのかは獣医のドンジュにも分からないのだ。
「玉を持ったまま全部しっぽがなくなることは、ミホにとって死を意味すること。人間になりたいと強く思わなければ、しっぽが5本のまま、このままクミホで居続けることも可能だろう。そうすればミホは死なずに済む。ただ、君の横にいればミホは強く人間になりたいと思うだろう。君がミホの隣にいる限りミホは絶対死ぬことになるんだよ。」そんなドンジュの言葉を聞き、「もうこのままでいいじゃないか。。無理に人間になることはない」とミホを説得しようとするテウンだが、「あきらめたくないの!!」というミホ。
そしてとうとうミホのしっぽがまた一本無くなり。。。。

このままではミホが死んでしまうと、彼女をドンジュのもとに預けるテウン。
「もう嫌なんだ。我慢できない。君のことが怪物に見えるんだよ!!」とミホが一番傷つく言葉を投げかけ、無理やり別れを演出するのだ。

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異文化恋愛 最大の危機。
現世で幸せがあるんだろうか。それとも永遠の幸せとか、異文化恋愛らしい結末なんだろうか。異文化故、どんな結末でもありのような気がする。


「クミホ(九ミホ)じゃなくてオミホ(五ミホ)」
九をクと呼ぶことと、五をオと呼ぶことからの言葉遊び。
「私は今クミホじゃなくて、オミホよ!!」なんてセリフがあり、狐と人間の恋愛とは思えない楽しさだ。


無敵者とおじさん

2010-09-27 19:01:33 | 韓国ドラマ・映画
今回の旅ではスンホンが出演している「無敵者」とウォンビンが出演している「おじさん」を見た。



おじさんは観客数が500万を超える大ヒット作となっており、私が見た金曜日の夕方の回も結構な人の入りだった。
スンホンが出演している無敵者も観客数100万を超え、ヒット作と呼べるようになったと思うのだが、正直500万まではムリだろうというのが、2本を見た私自身の正直な感想だ。
勿論韓国人の好みなどもあるので、まったく違う結果が出るかもしれないが、あれだけの暴力シーンがありながらも隣の女の子を案じる男の思いが伝わってくる映画になっているおじさんは、やっぱり勢いがあると思う。

その暴力的なシーンから、韓国の映画雑誌では「香港ノワールだ!!」と絶賛している映画評もあったりした「おじさん」。
韓国の「男たちの挽歌」を作ろうとしている「無敵者」はやっぱりどうやっても原作にとらわれるところがあると思う。しかし「おじさん」にはそんなことはない。
オリジナルの香港ノワールを作るんだ。という意気込み見たいなものが感じられたと思う。
オリジナルのとらわれない自由さが、いい方に働いていたと思う。



スンホンはかなり立派にオリジナルではチョウ・ユンファが演じた役を演じていたと思う。
勿論オリジナルのファンには色々思うところがあるだろうが、それは仕方ないこと。
前作の宿命を見た時のような残念な気持ちを抱くことなく、またドラマのエデンの東で感じたキャラクターの中途半端さにイライラすることもなく、今回は見終わった後、非常にすっきりした感じで劇場を後にすることができた。

一スンホンファンとしては、とってもよかったと思っている。

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香港ノワール好きとしては、どちらも韓国映画の香りが満載の映画だったのだが、それは韓国では全然関係ないことだろう。


ソウルの思い出①

2010-09-27 18:15:14 | なんということはない日常
自分でエアとホテルを予約しての旅。
羽田を夜の7時半過ぎに出る便なので、金浦に着き、市内行きのバスに乗るのはどんなに急いでも10時半になってしまう。
市内行きのバスの最終に間に合いそうな時間だったのだが、近づいてきたタクシー運転手の「貿易センタービルのそばのホテル?ホテルまで歩いて15分位?もう真っ暗だし、タクシーの方がいいと思うよ。ホテルまで行くから」というささやきに負け、結局タクシーでホテルに向かうことに。
しかし結果オーライだった。
大通りを1本奥に入り、更に路地を入るという非常に分かりづらい場所にあるホテルだったのだ。
到着後、6000番のバスに乗ればバス停から歩いて2,3分でホテル着ということが分ったのだが、暗い中ではその短い距離も迷っていたことだろう。
これもホテル代を節約しようとしたせいなのだが、○○ホテルのそば(隣!)にありながらも、そのホテル自体は非常にコンパクトな作りだった。
日本人の観光客も沢山止まっているホテルのようなので、夜道にさえ迷わなければ治安の問題はないと思う。

バスだと1時間近くかかるところを30分ほどでホテルにチェックインできてよかったのだが、簡単に部屋まで行くことができず。
「予約ね~入ってないですよ。」あっさりと否定の言葉から入るフロントの男性に、個人で予約したこと、だからバウチャーにガイドの名前が入っていないこと、部屋がないと困るから部屋を用意してくれと説明。

するとフロントの男性は「韓国語上手ですね~」一応私の韓国語を誉めてくれる。
この場合、誉められてもうれしくない。
とにかく部屋を準備してもらわなければならないのだ。
「3泊4日で予約した」と更に詳細を説明すると、「ああ3泊ですね~ボク2泊の方を見ていました」と言うではないか。
全然緊張感のないフロントの男性に脱力しつつ、短い旅行は始まった。。。。

****
「わぁ タクシーで来なければ、道に迷ってしまうところでした」と運転手さんに言うと、「そうでしょ。それでチップはどうですか?」と前回同様チップを請求されることに。
韓国ではもともとこういう場合チップなどを払う必要はないので、一応拒否しては見たものの、「チップだめですか。」とソフトにしかしチップを払うまでは降ろしてもらえない雰囲気だった。全部払うのはしゃくだが、ここで交渉を続ける根気もなく、チップを半分にして払うことに。次回は、空港で乗車する際に「チップは払わない」と意思表示をしてから乗りたいと思う。



ヨンアの行きつけソウルガイド (キャンキャンオッジムック)
ヨンア
小学館

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おじさん

2010-09-26 18:52:26 | 映画鑑賞
質屋を営む男。質屋を営むにはやや若すぎるその姿も長く伸ばした髪のせいでよく分らない。
髪を長く伸ばし、何かから隠れているかのような彼の元にやってくるのは、一人の近所の少女。

一緒に食事をし、窓際のサボテンに水をやる二人はまるでどこか別の映画を思い出させるが、そんなことはあっという間に忘れるような出来事が起こる。
少女の母が犯罪に巻き込まれ、少女も連れ去られ、そして質屋を営むこの男もその騒ぎに巻き込まれることになるのだ。

ネールアートをするのが好きなちょっと利発そうな女の子だった。
自分は笑顔を見せなかったのに、彼女のことを助けようとしなかったのに、自分の事を慕ってくれたそんな「隣の女の子」を助けるために、ただの隣のおじさんだった彼はこれ以上ない暴力と銃弾の中に独り乗り込んでいくのだ。

ただの隣のおじさんのはずなのに、ありったけの銃をバックに詰めて、女の子を助けに行くおじさん。子どもを犯罪の手先に使う、暴力をなんとも思わない男たちに「隣の女の子を助けに来た隣のおじさんだ」と名乗り一人立ち向かうウォンビン。

何故彼がただの隣の女の子を助けようとするのかは、見ていくうちにだんだんと分ってくるのだが、そんな彼の暖かい気持ちと反比例し、女の子に近づくためには、これでもかという位に続く銃弾と火薬の中に飛び込んでいかなければならないのだ。

子ども達の目の前でも容赦なしに飛び交う銃弾、絶えることのない銃声。
目を覆いたくなる暴力が後半ずっと続くのだが、それもこれも全て隣の女の子を助けるためなのだ。
その思いがずっと感じられるので、沢山の暴力シーンが続いても、皆ウォンビン演じるおじさんを応援し、女の子が助かるということを信じ、スクリーンから目が離せない。


トニー・モリー

2010-09-26 07:49:54 | なんということはない日常
スキン・フード、イッツ・スキン、フェイス・ショップ。。。。
どこでも店員さんの「いかがですか?これは~肌~に凄くいいで~す」というセールストークに意味もなく笑ってやり過ごすようにしているのだが、この店は違った。わたしが桃の形をした容器に入ったクリームに興味を示しても知らんぷりだった。お蔭でゆっくりテスターを試す事が出来た。
桃の香りが強いクリームだが、それがなんとも言えない感じだ。

皮膚管理

2010-09-25 19:34:37 | なんということはない日常
今回の旅で道を聞かれたのは2回。いつもより少な目だ。その代わりに、皮膚管理のアンケートに答えてください。というお姉さんに捕まりそうになる。丁重に困った顔で拒否したのだが、私では役に立たないのだから仕方ない。でも日本ならスキンケアと言う所を、韓国では皮膚管理だ。奥さんのことをワイフと呼んだりするのに、皮膚管理とは不思議な感じだ。
外来語の使い方は難しい。
コーヒーショップでも注文前に、この店ではなんという商品名なのか確認して一旦小さい声で練習してから注文しないとレジでまごまごする事になる。

無敵者

2010-09-24 20:31:10 | ソン・スンホン(宋承憲)
気持ちいい位、男性しか出てこない、男たちの挽歌の韓国版。
タイトルは無敵者だが、兄弟の挽歌であり、友の挽歌であり、俺の裏切りの挽歌だ。
スンホンは兄の10年来の友人。兄弟の絆に縛られないので自由だ。なんのためらいもなく男の義理を貫く事が出来る。これはチョ・ハンソンが演じる役がどこまでも裏切りと欲望に邁進出来るのと一緒だ。
兄さんの顔をちゃんと見ろ!と弟を怒り、兄に向かってゴミと言う弟に、世界に一人だけの兄さんなんだ!と意見するいい奴を演じたスンホン。キャラクターにうじうじした所が
ないので見ていて非常にすっきりする。
銃弾の数も半端でなく、こちらもすっきりする。