2025年1-3月インバウンド消費2.27兆円 中国が最多、2期連続2兆円超え
ニュース番組で、小さい事から大きな事までインバンド消費という言葉を耳にしない日が無い位だ。
私が時々お昼を食べる会社そばの立ち食いソバ屋さんにも海外の観光客の人が目立つようになってきた。
立ち食いソバ屋さんなので、店頭にある券売機で商品を選び、精算は現金かPASMO等の電子マネーで決済するようになっているのだが、メニューは日本語仕様のみ。海外の観光客の人にはハードルが高く、しばらく前までは見かけなかったのだが、今年に入ってから時々目にする機会が増えて来た。
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先日、私の隣に座った観光客の人はカウンターでお蕎麦が出てくるのを待つのではなく、席についてゆっくりお蕎麦が出てくるのを待っているようだった。「券売機で購入せずに、座ってオーダーを取りに来るのを待っているのでは?」と気になり、チケットを購入するようにアドバイスしようと思ったのだが、そうではなかった。どうやら席で待つようにお店の人に言われたようで、しばらくしてお店の人が運んできたお蕎麦とかつ丼のセットを割り箸で美味しそうに食していた。
その後、周りの様子を見ていて分かった。いわゆるインバウンドの人達が券売機の前で悩んでいると、スタッフの人が外国人観光客用のメニューを奥から持って来て「この中から食べたい物が決まったら、券売機で食券で購入するのを手伝ってあげる」と誘導。その後、無事注文が済むと、席に座ってもらい、カウンターでそばを受け取る事が出来ない彼らの替わりに席までもっていってあげるというシステムになっていたのだ。
やや手間はかかるが、確かに券売機に英語表記を追加するよりもずっと簡単だ。来店頻度と対費用効果を考えたら当然だ。
ちなみにクレジット決済は出来ないので、ポケットに直にいれた千円札やお財布替わりの小さなポシェットから見慣れない日本円を出し、カウンターに並べ、これで足りるか?等と精算もやや大変な様子。
そんな状況に何度も遭遇したが、外国人観光客の人に人気なのは、かつ丼とそばのセット、上天丼とそばのセットが人気のようだ。やっぱりボリュームが大事らしい。