私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

セブンソードを見ながら

2005-09-29 23:00:02 | ソン・スンホン(宋承憲)
韓国でセブンソードが公開されるのを機に韓国を訪れたツイ・ハークが、私の名前はキム・サムソンのヒットで波に乗っているヒョンビンと食事をしたことが少し前韓国の芸能ニュースで話題になっていた。

去年の夏頃、ソン・スンホンとツイ・ハークが食事をした時も同じように芸能ニュースで取り上げられていたことをちょっと懐かしく思い出した。
秋から撮影するセブンソードへの出演を依頼したが、冬のドラマ(悲しき恋歌のことだ)の出演を決めてしまったから今回は映画出演を見送るというような内容で報道されていたはずだ。

セブンソードを見ながら、スンホンが出演していたらきっと上半身をみせるような場面があったに違いない。などと今更なことを考えてしまった。
何しろ2時間半を超える作品だったので、ちょっとそんなことを考える余裕もあったのだ。

セブンソード

2005-09-29 23:00:01 | 映画鑑賞
1600年代の中国、荒れた世を静めようと出された武術禁止を逆手にとって暗躍していく一団に立ち向かう七人の剣士。
ツイ・ハークが監督した武侠物らしく@HEROや@LOVERSのような華麗さを前面に打ち出す画面作りではなく、どこまでも地平線が続く中国の大地を生かした壮大な絵の作り方が印象的だった。剣の動きを前面に押し出し、ワイヤーワークを最小限にしたのも、同じ武侠物として話題を呼んだ2作とはちょっと違ったつくりになっている。
なんといってもツイ・ハークなのだ。そんな気取った画面作りよりも、やはり底辺に流れるのは戦隊ヒーロー物を思わせる悪に立ち向かっていく七人の剣士をどこまで面白く描いていくことの方が大事に決まっているのである。

久しぶりの武侠物故、あれも撮りたい、このエピソードも入れたい、とやりたいことがたくさんあったに違いない。
韓国から呼んだキム・ソヨンの場面はライティングの印象さえ他の場面とガラッと違えて綺麗に撮りたいと思ったに違いない。ちょっとほろっとさせる場面も撮りたいと子供とレオン・ライ演じる剣士の心の交流を描こうとしたり、戦うためには愛馬も見捨てなくてはいけない若者の心の葛藤を描いてみたり。
愛と剣についての対比も描きたいと、悪に身を委ねつつも、愛を探しあぐねどこか寂しさを隠し持つ男と、愛を知り戦うことの意味を再発見する男と戦わせて見たり。

編集を重ねつつ2時間半の作品に仕上げたのだと思う。誰にでもエピソードがあるという話を映画らしくまとめたかったのだと思う。そうしないと一つの悪を倒しても、次の敵はまた現れるというただの戦隊ヒーロー物になってしまう物語だからだ。しかし場面転換の度に映し出される馬で疾走する七人の剣士の姿を見ながら、ここで翌週へ続くというテロップが流れるのではないかとおもうようなつくりは、(連続テレビドラマだったら、20話は簡単に作れるだろう)やっぱり少し無理があるように思った。

ドニー・イェンのアクションはやはり素晴らしかった。本人は韓国語に苦労していたようだが、このアクションを披露するためには、すこしの苦労は仕方の無いことかもしれない。
レオン・ライファンとしては出演作に武侠物を選んだのはすこし不思議だったのだが、がんばっていたと思う。しかし剣を扱いながらも眼光鋭いドニー・イェンに比べレオン・ライはやはり印象が薄かった。広大な平野や風が舞う大地の中で、剣と剣がぶつかり合う力の場面の中で、埋もれてしまいがちな彼の存在感が、ファンとしてはやはり少し寂しかった。
キム・ソヨンはいい役だったと思う。捕らわれの身でありながら、アレだけ綺麗に撮ってもらえるとは女優冥利に尽きるだろう。


セブンソード ジャパンプレミア

2005-09-29 23:00:00 | 香港(香港映画&中華明星)
普段はくじ運など一つもないはずなのに、セブンソード・ジャパンプレミアのJ-WAVE招待枠に当たり、昨日今週末10月1日から公開のセブンソードを監督出演者の挨拶とともに見ることが出来た。(J-WAVEとジョン・カビラへの熱い思いをアンケートに書いたせいだろうか?)

舞台上にツイ・ハーク監督、主演のドニー・イェン、レオン・ライ、音楽の川井憲次が並び挨拶をしたのだが、インタビューを聞きつつも、レオン・ライファンの友人と二人で彼の一挙手一投足を見逃すまいとしていたので、大変忙しかった。
そんな私達の気持ちを知ってか知らずか、、「レオン・ライです」と簡単に名前を名乗るとさっさと隣に立っている音楽の川井氏にマイクを渡してしまい、非常にあっさりしたものだった。
フォトセッションの際も、目線を送る先を中国語で指示を受けているにも関わらず、一人違う方向を向いてみたり、どうしても皆より一拍行動が遅れてしまうようである。それがおっとりしているからという理由でなく、どう見ても人の話を聞いていないからとしか思えなかったので、友人と苦笑してしまった。
更に舞台挨拶が終了すると誰よりも早く非常にキビキビとした動作で舞台上から去っていったので、もうびっくりしてしまった。
非常にマイペースな人なのである。

レオン・ライのあまりにもマイペースな行動の数々に心を奪われてしまったせいだろうか。ドニー・イェンが「乗馬や韓国語が大変だったが、情熱的なラブシーンもあるので是非楽しんで欲しい」と言っていたのは覚えているのに、思ったより日焼けした面持ちのレオン・ライがスカイブルーの明るいシャツに紺色のパンツとジャケットを着ていたのは覚えているのに、何を喋ったかは全然覚えていないのである。

ラブレター15話

2005-09-28 13:28:28 | 韓国字幕つきドラマ感想
すべてを一度リセットしようと神父の服を脱ぎ、逃亡(!)するアンドレアのことをシスターエステルから聞き、後を追うウナ。
追いかけてきたウナを抱きしめ手を握り「君を守るって言ったのに、両親にも友達にもなるっていったのに・・・約束も守れず、君を傷つけてしまった・・・」と
神父の服を脱いでしまったことで、今まで我慢していたものがいっぺんに噴出したかのようなアンドレアの言動。
神父の服を脱いだ途端に突然積極的になるアンドレアの行動にうれしさを感じつつも、もっと早くに言ってもらえていたらと・・・・とちょっとさびしそうな笑顔で答えるウナ。

民泊し(部屋はやっぱり別らしい)ウナの普段着を選んであげ、市場を散策し、そして日が落ちた後花火に興じる二人。
アンドレアももっと早くにこんな幸せをウナにあげなくてはいけなかったのに・・・本当に気がつくのが遅いのだ。
そしてアンドレアにとってはこの幸せは永遠に続くものと思っているが、病気のウナには時間がないのだ。
(幸せを感じるアンドレアとは反対に、病気のことを知ったウジンはウナの病気を治すべく奔走しようとするが、治療を拒むウナ。)
そしてそんなウナの心の葛藤など知らずに、神父になるまでのわずかの間に、二人だけで会おうと提案するウナに「結婚しよう」と告げるアンドレア。

アンドレア 積極的になるのはいいけれど、なぜもっと早く行動しなかったのだ・・・・もう手遅れ?うれしさと悲しさが入り混じったウナの顔を見ていると、自分がウナになったような気分になってくる。「神様のものを取ろうとしたから、罰を受ける」なんて言っているのを聞くと本当に泣けてくる。
アンドレア いい人なのに、なんでこんなにタイミングが悪いのだ。(そして私服のセンスの無さもちょっと悲しかったりする。もうすこしおしゃれなものを着てもいいのに・・・)

このドラマとは全然関係ないが、民泊している二人を見ながら@秋の童話で駆け落ちしたジュンソとウンソを思い出す。
このドラマが気に入ったのは、やっぱり雰囲気があの@秋の童話に似ているせいだろうか?

追記
ウナがアンドレアに向かって何度も「ナップンノム」という場面がある。
字幕では「最低」となっていたが、直訳だと「悪い奴」ということ。
でも凄く愛がある深い意味をもって語られる「ナップンノム」・・・良くない言葉のはずなのに・・・言葉って生きているんだな~としみじみ感動してしまった。

カラー(ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて)

2005-09-27 20:47:23 | ソン・スンホン(宋承憲)
親睦会の会費で今日のお昼はかなり豪華な食事を取る。
白い内装の個室で、洒落た和食の料理が盛られてくる器を愛で、薄味で素材の味を生かした料理の数々に舌鼓を打ち頂くという、普段の食生活とはかなりかけ離れた1時間を過ごす。

テーブルの上には小さいピンクのカラーの花が飾られていた。
勿論自分の心の中でだけで小さくカラーのテーマソングが流れたのは当然だ。
これには訳があり、ソン・スンホン(宋承憲)の映画初主演作品のタイトルがカラーというのだ。
普通のサラリーマンが見ず知らずの女性から毎朝カラーを送られ、とってもロマンティックに恋に落ちるというトレンディードラマを思い出させる感じの作品だ。

カラーにはワイシャツのカラーの部分に似ているからとか、形状がワイシャツのカラーの部分に似ているからとか修道女の襟(カラー)を連想させるからとか色々名前の由来はあるようだが、シンプルな色と形が白い個室に似合っていた。


カラーの花を見たら見たくなるスンホン主演の映画とは・・・

(オリジナルタイトル  カラー)
DVDのタイトルはホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて
このタイトルだと一体どんな映画なのかと思うが、
恋するソン・スンホン(宋承憲)が愛する女性を救うため、時空を翔るという恋するソン・スンホン(宋承憲)全開の作品だ。
映画は小品ではあるが、電話から流れてくる音楽にうっとりと耳を傾けるソン・スンホン(宋承憲)の微笑みは、ファンとしてはやっぱり必見の価値あり。と勝手に思っている。

ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて に対する辛口感想はこちら

ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る

個人情報保護法

2005-09-26 20:33:24 | なんということはない日常
仕事中「じゃぁ この件は後でメールで連絡させて頂くので、折り返し返事を頂ければ」と銀行の方との打ち合わせで最後の確認をしようとすると「実はメールの受信は出来るのですが、送信することが出来なくて」と申し訳なさそうに謝られた。私の怪訝そうな顔を確認すると更に申し訳なさそうに「実は個人情報の保護の関係で、メールは総て支店長の確認を受けてからでないと駄目なんです。」というではないか。「送ることも出来ない訳ではないんですが、総て支店長経由で送信しないといけないので。」要するに送ってもいいが、支店長の仕事が増えるからなるべく送信するなということらしい。来るほうは拒めないが、送信は社内努力で減らそうということなのだろう。

余りの馬鹿馬鹿しさに、申し訳ないと思いながらちょっと笑ってしまうと、「そうですよね。笑っちゃいますよね。でもどこの銀行でも同じようなことをやっています。全部疑ってかかるということです。」とちょっと力なく教えてくれた。

企業内部から情報が漏れるというのは確かに大打撃だが、悪意を持った人はどんな手を使ってでも情報を手に入れようとするだろう。更に退社時は机に鍵をかけて会社を出る話という話を聞き(誰かが侵入して個人情報を盗まないようにするためなのか?)なんだか切ない話だと思いながらも、沢山の銀行で書類をファクシミリでやり取りする姿を思い浮かべて、ちょっと笑ってしまった。

情報保護は大事だが、何だか一昔前に戻ったような話を聞きながら、守るべき情報って一体何から何を守るのだろうと、ちょっと考えてしまった。

知っていれば

2005-09-25 12:13:10 | 韓国ドラマ・映画
掃除をしながらlalaテレビで放送されていた夏の香りの最終回を見る。
自分でも何度見れば気が済むのかと思うが、茶髪のソン・スンホン(宋承憲)はなかなか男前故、何度見ても見飽きるものでもない。

この最終回にチョンアの結婚相手として、僅か10秒ほどだが出演している茶髪の若い男性が、最近韓国で流行っているドラマ@頑張れクムスンでのハン・ヘジンちゃんの相手役カン・ジファンっしだそうだ。
7月に韓国に行った際、この頑張れクムスンをリアルタイムで見たのだが、ドラマがヒットしていることも知らなかったので、全然印象に残っていないのだ。大変残念なことをした。

若手俳優の中でも有望株だというカン・ジファンっしを応援しているemiちゃんのブログ(イチニチイッポ)は好きだから色々知りたいという好奇心がとても新鮮に感じられるブログ故、私は彼の事は全然知らないのだが、時々立ち寄り楽しく読ませてもらっている。

私もソン・スンホン(宋承憲)を始めて知った時はこんな感じだったなと懐かしく思ったり、私はソン・スンホン(宋承憲)のインタビュー記事に全然興味を持っていなかった事などに今更のように気づかされたりした。ソン・スンホン(宋承憲)の生の言葉より、ドラマの中のソン・スンホン(宋承憲)に夢中になったのが、先だったせいもあるかも知れない。

でもこんな風に熱く色々語れるのは、やっぱり興味を持ち始めた頃の一番の楽しみでもある。「大変だとは思うがこれからも熱い気持ちを、ゆっくり語って」と影ながら応援したい。


イル・ディーヴォ

2005-09-24 17:01:21 | なんということはない日常
クラシックと聞くと、子どもの頃音楽室に飾ってあった作曲家の肖像画を思い出すのが先で、有名な曲の旋律さえも思い出せない。どうも音より姿形の方が気になるのは、子どもの頃からの性分だったようだ。

このCDを視聴コーナーで聴いて見る気になったのも、ポスターがファッション誌の広告と見紛う位お洒落だったからという理由だけだったのだが、四人の声がムスクの香りが漂ってきそうなほど色っぽいのにびっくりしてしまった。

音楽でなく姿形に心引かれて手にしてしまったCDだが、たまには普段聞くことのない、イタリア語の甘い音の響きを耳にするのも悪くないかも知れない。

注)勿論この四人は歌も大変上手い。ただ素人の私はどんな言葉で形容していいか分からず、結局甘いだの色っぽいだのしか思いつかなかったのだ。
見かけだけを語るなら、デイヴィット・ミラーは鼻のあたりがケビン・ベーコンを思わせ、カルロス・マリンはおでこから眉にかけてのラインがちょっと特徴的だ。長髪のウルス・ブーラーは典型的なファッションモデル風、独学で歌を習得したというセバスチャン・イザンパールは正統派美男子といったところだ。歌が本業なのに、こんな風に見かけでしか四人を賞賛できない自分の至らなさがかなり恥かしい。

Il Divo
Il Divo
S

このアイテムの詳細を見る

韓流の意味するもの

2005-09-23 18:25:36 | 韓国ドラマ・映画
今年の夏に公開されたチョ・スンウ主演の@マラソンを「韓流なんていう言葉では語って欲しくないいい映画です」と絶賛していたおすぎが、四月の雪の事を「韓流なんて浮かれて、こんな映画を見ている場合ではない」という主旨で酷評していると聞いた。
酷評の内容を直接読んだり聞いたりした訳ではないので、それについては語れないのが残念だが、まぁ酷評したと聞き、当然だろうと思う。(逆に誉めたりしていたら「ああ誉め殺し」と思っただろう。)

別におすぎの批評はどうでもよく、ここで考えたのは@韓流という言葉の持つ意味についてだった。
@冬のソナタが日本で放送される前は、アン・ジェウク主演の@星に願いをやソン・スンホン(宋承憲)・ウォンビン主演の秋の童話等の韓国ドラマが@藍色生死恋という題名で香港、台湾、中国で話題となっているということ。こんな風に韓国のドラマが他のアジアの国で人気を呼んでいる現象を表わす言葉として@韓流という言葉が紹介されていたはずだ。

冬のソナタが日本で放送され、二次的効果としてビデオや、CDの売り上げが上がってきた頃から、微妙に言葉の意味に変化が出てきたように思う。
韓国のドラマや俳優を好きなファンが使うお金が、大きな経済効果を生んでいることを総称して@韓流というように変わっていったのではないだろうか。
「ロケ地見学ツアー」「映画の興行成績」「DVDの売り上げ」ニュースで取り上げられる内容はどうしてもお金の流れに関係したものが多くなるから、そんな風になることはある意味当然のことだともいえる。
ここで韓流経済効果とせずに、韓流ブームという言葉が多用されるようになったのも見逃せないと思う。ブームという言葉で動くお金の流れをなんとなくオブラートに包むような効果があったのかもしれない。

冬ソナをきっかけに韓国ドラマや韓国俳優に親しみを感じた人たちは、そんなお金の香りに、無意識ながら拒否感を持つ人が多かったに違いない。「たまたまドラマが面白かったから」「好きになった俳優さんがたまたま韓国人だったからい」と好きという感情を前面に出す人が多かったのもそのせいだろう。実際お金の流れになど興味を持つ人がいなかったということもあるだろう。しかし興味はなくても確実にお金の流れは出てきているのだから仕方ない。

恐らく韓国ドラマや俳優に興味を持っていない人は、そのお金の流れに懐疑的な立場から意見を述べる人が多いような気がするし、逆に興味を持っている人はその辺のことをタブー視する人も多いから、なかなか話がかみ合わない場面も多いのではないかと思う。

何かを表わしたりする際に、分類をしそれに名前をつけるのは必要なことだろう。知らない人にとっては分かりやすい記号ともいえるし、そういう点から考えるなら、韓流という言葉は非常に分かりやすい言葉だろう。又今回のように韓国のドラマや俳優を好きということだけなく、意味が広がり、韓国ドラマ、映画、俳優、はては俳優を好きな普通のファン、そしてそれにまつわるお金の流れ等全部をまとめて韓流という言葉で表現することも、言葉を生き物と考えるなら、ちょっと乱暴ではあるが仕方のないことと言えるだろう。

韓流という言葉を、単純に韓国映画やドラマのことを指して使っているのか、それにまつわるお金の流れまで含め批判的な意味合いもこめて使っているのか、場面場面でキチンと見分ける必要があるなと思う。見分ければ相手の言いたいことも少しは分かってくるのではないかと思う。

さておすぎはどんな意味で韓流という言葉を使っていたのだろうか?韓国製の映画という意味で使っているのかと思いきや、そうではないらしい。おすぎの場合は、常々好きという感情ですべてを語ろうとする人にちょっと懐疑的な意見を述べているようだから、この韓流という言葉にはそういう人たちへの批判も入っているのだろう。

こんな風に長々書いてはみたものの、一体何を書きたかったのか、自分でも良く分からなくなってきた。一つ分かることは「言葉って本当に難しい」ということだけだ。


ひとまず走れ!

2005-09-22 21:28:09 | ソン・スンホン(宋承憲)
連休前という気安さから、会社帰りに街をぶらぶらしたのがいけなかった。立ち寄ったCDショップに明日発売のはずの@ひとまず走れ!のDVDを見つけてしまい反射的に手にしてレジへ持っていってしまった。今年の春公開された時に何度も映画館に足を運んだのに、そして家にはVCDまであるのにである。こんなことばかりしているから、蓄財という言葉とは無縁の生活が続いてしまうのだ。


********
「イルタンティオ」
飛ぶ、跳ぶ、走る とりあえず着地の場所は考えず・・・・・

クイーンの「Don't Stop me now」をバックにかなり暢気に楽しく進んでいくコメディだ。
ソン・スンホン(宋承憲)、クォン・サンウ、キム・ヨンジュン演じる3人の高校生 始終タバコを吸い、車を乗り回しているとはいえかなり子どもっぽい。(その子どもっぽさがこのコメディをテンポのあるものにしているのだが)思わぬことから転がり込んできたw21,370,000,000-を、喜んでいるかと思いきや、洋服を買ったり、同級生にピザを振る舞ったり、スーパーでジャンクフードを買い込む位でかなり使い方がこじんまりしている。(笑)ある意味かなり単純である。
何故上から男の死体とお金が落ちてきたか特に追及せず、お金を探しているものが居るなど一つも考えない暢気さ。
「跳ぶ、飛ぶそしてとりあえず走る、先のことは考えず、着地のことは考えず」
私も暢気なコメディが好きなので、この単純さを2時間ゆっくりと楽しんだ。

ソン・スンホン(宋承憲)ファンとしては、ソン・スンホン(宋承憲)のやりたい放題しほうだいのコメディぶりも楽しかった。相手役の女性が出演しなくても、色男ぶりが推測されるのがこの映画のソン・スンホン(宋承憲)のいいところか。若い時にしか出来ないタイプのコメディ映画だからこそ見せる悪戯の数々も、単純ではあるが、この映画にぴったりの暢気さである。一緒に観た友人は「もっと弾けてもよかったのでは?」といっていたが、ファンとしてはあのくらいの弾け方くらいで充分だと思う。

全体に流れる単純さがこのコメディを若くて暢気な香りがある映画にしているのだが、裏を返せば、若さゆえの焦燥感などかけらもないのだ。そんなこと一つも想像させる場面はなく、映画は最後まで着地の場所も考えず飛んでいってしまう。これが26歳という若い監督の映画である所以か。

イ・ボムス
3人の高校生を追う刑事をイ・ボムスが演じているのだが、先日観た@夢精期とは全然違い走る姿もなかなかだったし、それなりにかっこよく撮られていたことにびっくりする。やっぱり上手な役者さんなのだ。

********

@ひとまず走れは本当に暢気な映画である。初めて見た時の感想を自分のサイトこんな風に書いてはいるが、本当は「いや~本当にソン・スンホン(宋承憲)色男だ」とそんなことしか考えていなかったはずだ。

ひとまず走れ!

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

ラブレター14話

2005-09-21 20:00:00 | 韓国字幕つきドラマ感想
ウナとアンドレアの中が信者の中で話題になり、教会から出て行くことを余儀なくされるウナ。
教会での最後の夜、二人の思い出のネックレスをお互いに交換し「もう会うのはやめましょう」と言い残し教会を立ち去るウナを言葉無く見送るアンドレア。
更に引越しをしたウナはウジンに別れを告げるも、どこまでも押しの一手のウジンは彼女の夢をかなえるべく彼女にウェディングドレスを試着させるのだ。
ウジン どこまでも押しの一手だ。やっぱり引くことを知らないらしい。「もう会うのはやめましょう」といわれても、ウナに会いにいかずにはいられないアンドレアは、そんな二人のやり取りを遠くから見つめるだけだ。
ウジンのように押しの一手で、ウナと歩む道を選べないのか。
そしてそんな中でも進んでいっていると思われるウナの病状。

****

みなが勢ぞろいして二人のうわさをしている中に、具合が悪いウナを背負ったアンドレアがやってくるのだ。更にそこに「ウナの婚約者です」とウジンがやってくるのだから、修羅場以外のなにものでもないのだが、このドラマ、こんな場面でも切なく描いているのだ。
お気楽シスターがウナの気持ちをやっと察して、抱きしめる場面も切ないし、ドレスを着たウナが「別の人との夢だった」とウジンに告げる場面も切ない。
そこまでやっても、ウナの気持ちが自分に向かないことを受け入れられないウジンも切ないし、そんなウジンに「アンドレアのことが好きな私を好きなんでしょ?」と叫ぶウナも切ないし、「自分は愛せないけれど、ウナには愛して欲しいんだろ?」とウジンに詰め寄られるアンドレアも切ないし。
このドラマを見ていると「愛するって、なんてわがままだけれど切ないんだろう?」としみじみしてしまう。三人とも愛する気持ちを忘れようとしても忘れられず、行きつ戻りつするドラマ。普通だったら「何時までも同じことの繰り返しだ。」といいたくなるところだが、そんな突っ込みを許さない、畳み掛けるような切ない場面の数々。

切ないと言えばこのドラマ主題歌も切ないのだ。アンドレアの心の叫びのような歌詞なのだが、題名も@天国の別れという位だだから、どれ程切ないかは想像に難くない。

さびの部分は多分こんな感じだ。

セサンイ モルゲ ハル ト ハルル
マジマッチョロム サランハン クデ
You're my life Feel my love
イジェン ギョッテ オプソド クデ マウンマヌン カンジッカゴ サルケヨ

世間には秘密にして1日又1日
終わりのように愛した君
もうそばにはいないけど、君の心だけ持って生きていくよ

こんな辛い思いをしてウナのことを愛するなら、やっぱり神父になるのは諦めるべきだと思うのだが・・・
しかしこのせつなさと、アンドレアの神父服姿にだまされ、来週もまた見てしまいそうだ。



とりあえずブームに乗って稼ぐ

2005-09-20 20:01:32 | なんということはない日常
「電車の中刷り広告でクォン・サンウが表紙の雑誌を見たんですけれど、読みましたか?」と同僚が聞いてきた。ブームに乗って同じような雑誌が何冊も発売されていること、どの雑誌もポスターと新作DVDのプロモーションを兼ねたオマケDVDが付いていること、vol.となってはいるが、並べてみても連続性なんて分からないこと、更に値段が1200円から1500円前後のものが多いこと、クォン・サンウが表紙の雑誌など山ほどあることを簡単に伝えると「ハードカバーの小説を買ったほうがいいですね」というもっともな答えが返ってきた。

私も本屋の平台に溢れんばかりに並んでいるものを、立ち読みするだけなので、中身について語る資格はないかもしれないが、確かに映画の新作のあらすじをチェックしたり、連続ドラマの登場人物を確認するだけなら、立ち読みで十分だと思う。

そんな荒れた市場に、IMXがブロコリマガジンという雑誌を発売して参入したらしい。購入した知人に中を見せてもらったのだが、(セブンイレブンでの店頭発売があるらしいが、ビニール包装で立ち読みは不可だ)韓国の高級住宅街を指す固有名詞「ソンプクドンの秘密」、ドラマの中でこれでもかと涙を流す男たちについて語っている「泣く男達」というコラムが面白かった
ただ正直に言うと、雑誌として世の中に出すのだったら、このくらいの記事はどの雑誌の中にもあって当然だと思う。
しかし妙に大きい文字だったり、あらすじを更に簡単にまとめたような記事を載せた雑誌が多いから、こんなちょっとしたコラムでも、読み応えがあるように感じてしまうのかもしれない。

勿論このブロコリマガジンの目玉は、ビジネスパートナーである@ペ・ヨンジュン氏のインタビュー記事なのだが(勿論新作四月の雪についてのコメントがあるのだろうがそれには目を通さずに知人に返してしまったので)内容は未確認だ。
次号以降もヨン様関連の記事が目玉なのだろうが、それでは他の雑誌となんら代わりが無いだろう。(購入してもいないのにこんなことを言うのは気が引けるが)数が少なくても読み応えのあるちょっとしたコラムが続くこと・・・

貰って戸惑ったもの

2005-09-19 07:28:56 | なんということはない日常
昨日デパートの前を歩いていたら、おそろいのジャンバーを来た男性が道行く人に景品を配っていた。ティッシュ配りの人や、コンタクトのチラシを配る人は道行く人と呼吸を合わせる感じがあるので、断る時も断りやすいのだが、店の宣伝グッズを配るような雰囲気でなく、道行く人に無理やり押し付ける感じだったので、断ることも出来なかった。(多分配っている方にとっても断られるなどというのは想定外なのだろう)

平成17年10月1日 国勢調査と書いたチラシと一緒に買い物バックが袋の中に入っていた。
チラシだけでいいのにと思う。袋までとは非常に勿体無い。
(デパートの前ではその後ダニエル・カールが総合司会、ゲストにあの眞鍋かをりを迎えて国勢調査啓蒙活動のイベントがあったらしい)

土曜日に観た映画では、入り口で「初日プレゼントです」といって映画@アバウト・ラブ主演のチェン・ポーリンの写真を貰った。映画は面白かったのだが、この写真どうしたらいいだろう。

四月の雪

2005-09-17 19:46:17 | 映画鑑賞
出張に出かけたと思っていた妻が不倫相手と交通事故を起こしたと知った男と、その男の妻。
男ペ・ヨンジュンと女ソン・イェジンの物語は、街に雪が残る三月に始まり、そしてなごり雪が降る四月へと続いていく。
お互いの伴侶と同じような道を進んでいく二人を、非常に淡々と追い続ける映画で、観終わった後でも答えはない映画なのだが、結構面白く観られたので自分で驚く。ペ・ヨンジュンのファンでなく(勿論この映画を観終わった後でもファンではない)更に終わり方も非常にあっけない。それでも時間を返せと思わなかったし、嫌な気分にもならなかったのは、説明口調でない物語の語り口が自分の波長にあったのかもしれない。

事故のせいでお互いの伴侶の裏切りを知り、意識の戻らない二人を病院で見守りつつ、段々と近づいていく二人が、お互いに弱みを見せ、その後あまりにもあっけなく身体の関係を持つようになる。同じ裏切り行為に傷ついたはずなのになどという葛藤は殆ど見せず、お互いが抱く不安も必要以上にしつこく描かず、ただこうならずには収まりがつかなかったのだろうという淡々とした描き方。
ソン・イェジンが鏡に映った自分の下着姿を見つめる場面、そしてペ・ヨンジュンと寝た後に「私どうかしちゃったみたい」とつぶやかせるあたりに、女性を美化せずあるがままを描こうとする監督のスタイルが見えるような気がする。

私は面白く観たが、「だからなんなんだ?」と退屈に思う人もいるはずだ。特に男性は「何がヨン様だ。悩んだふりをして自分も結局同じことをしやがって。」と思う人も多いだろうし、ヨン様ファンの女性も、台詞の少ないヨン様の姿に、女性に対する熱い思いを口にしないヨン様の姿に、不完全燃焼の思いを抱くかもしれない。

私もなんでこんなに淡々とした映画を面白く感じたのか不思議なのだが、逆にヨン様に熱い思いを抱かず、ソン・イェジン演じる人妻の目線で、そして世の中なんて案外こんなものだよな~と醒めた目線で観たほうが楽しめる映画なのかもしれない。しかしこの映画を人に薦めるにはちょっと勇気が必要だ。「こんな淡々とした面白くない映画薦めるなんて。時間を返して欲しい」そんな批判を受ける可能性も非常に高いからだ。

韓国ドラマ グリーンローズ

2005-09-15 20:18:26 | 韓国ドラマ・映画
殺人者の濡れ衣を着せられた一人の男の壮大な復讐の物語だ。
自分の彼女が勤務先の会長令嬢と知り驚くが、彼女の愛情を信じ、人生を一緒に歩こうと決めたところに、突然降りかかる会長殺人の濡れ衣。
自分を陥れた理事の女秘書の偽証により、あっという間に無期懲役になり、ショックを受けた母親は自殺。会長令嬢との幸せを再び掴むべく、そして殺人者の濡れ衣を晴らすべく刑務所から脱獄し、浮浪者の身分証明書を盗み、偽証した女秘書の後を追い、中国上海へ密航する男。
やっとたどり着いた上海で見つけた女秘書は、理事の差し金により上海の地で産業スパイの濡れ衣を着せられ、闇に葬り去られてしまっていたのだ。
執念で女を探し出し一緒に理事に復讐すべく、中国で3年もの間復讐の準備をし、名前も身分もすべて中国人になりすまし、満を持して韓国へ帰国するのだ。
韓国へ帰ってみると、自分の愛しい令嬢は社長の座についた理事と婚約直前。彼女の愛を取り戻すべく、渾身の力を込めて復讐が始まる・・・・

兎に角壮大な復讐劇なのだ。
この現代にあんないい加減な捜査、刑務所から逃亡し、漢江に身投げ、密航により上海へたどり着き、中国の大立者を助けたことにより、新しい名前そして財力を身につけ韓国へ戻ってくるなんて信じられない。
信じられないが、これこそ韓国ドラマ。復讐が復讐を呼ぶ。この復讐の連鎖が面白いのだ。

復讐が終わるまでは身分を明かさないと決めた男は、令嬢の前で気持ちが乱れないよう「木鶏」を座右の書にし、精神統一を図りながら復讐を誓う。
そして理事に捨てられた女秘書。「抱かれることに女は弱い」どこかで聞いたことのある演歌の一節が思い出される場面もあったが、命を狙われたことで、目が覚めたらしい。男と一緒に復讐を誓うのだが、こちらは残念ながら座右の書はなく、3年の間に令嬢と理事の間柄が親密になったことに心が揺れまくっている。
(こっそり理事の部屋に忍び込むあたり、悲しい女の性だ。)

今12話まで見終わったのだが、どうやら悪者は理事だけではないらしい。そして本当に令嬢を愛するようになり、復讐劇に微妙に狂いが生じてきたような理事。

身近にあんな復讐劇があったら怖くて仕方ないが、ドラマだったら心配はいらない。
この後どんな風に復讐劇が続くのかかなり楽しみだ。

ちなみにグリーンローズは男が令嬢の美しさを称して使った言葉だ。この世に存在しない緑色の薔薇。つまりこの世にはないほど美しい花ということらしい。
タイトルからして壮大なのだ。