中国へ帰ってしまった福宝(フーバオ)への愛が止まる事のない同僚から、去年の9月に韓国で公開されたフーバオの映画が、4月に日本でも公開される事を教えて貰う。
韓国では「アンニョン ハルブジ(ハルブジは慶尚南道の方言でおじいさんという意味のハラボジの事)」というタイトルだったのが、邦題は『私の親愛なるフーバオ』となったらしい。韓国人の同僚は「日本語的なタイトルが付けられている」と言っていたが、私はそのあたりのニュアンスはよくわからず。
同僚は今から「早く見たい」と楽しみにしている。
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去年の暮に体調不良のニュースが出ていたフーバオだが、同僚曰く「今は非公開になってしまったようで、フーバオの体調がどうなのかは分からない」との事。
할부지와 바오패밀리의 환상케미🐼 《안녕, 할부지》 메인 예고편 CGV #최초공개
韓国人の同僚からエバーランドの福宝(フーバオ)のフーバオが大人気という話を初めて聞いたのが今年の2月。
その後も折に触れ、中国に帰った福宝(フーバオ)の話を聞かせて貰っていたのだが、今月に入り「フーバオの体調に問題があるようだ」と心配した同僚からYouTubeの映像を見せてもらう。
元気よく竹を食べているように見えるのだが、小刻みに痙攣している様子が見え、それに韓国のフーバオファンが心配しているのだという。
ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板に「フーバオの精密検査希望」という広告が出された事を伝える記事も出ている。
フーバオの症状に対する四川省のパンダ基地からの発表は、韓国のフーバオファンを安心させる内容ではなかったようで、同僚は、突然の「非常戒厳」から始まった混乱と同じ位、この件に心を痛めている。
죽순 먹다 경련? SNS 쫙 퍼지자 "이상 징후" / SBS / 스브스픽
中国に返還されたフーバオの健康状態に不安を感じる韓国内の声の高まりに、中国側が詳細を説明すると発表したのが5月28日。
私に色々な韓国でのフーバオ情報を教えてくれた韓国人同僚は、その説明で明かされた事にショックを受けたようだった。韓国語的な言い回しだと『心の中が涙の海になった』ようだったらしい。
話も色々聞いたのだが、話足りなかったようで、返還から2か月の間、フーバオ愛が消える事のない韓国で、フーバオの健康状態や飼育状況にどんな問題を感じているのか短めにまとめられたYouTubeの映像も送ってくれた。
健康状態が分かる毛に素手で触った事でアレルギー反応が起こり脱毛が起こっている状況、傷等出来そうにもない額に出来た突き刺されたような跡(注射の後のようだ)、更には食事時、口を大きく開けた際に首筋が痙攣するような様子。
これらの様子をまとめた映像だ。
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返還されてからもフーバオ人気が続いていた中で起きた健康状態と虐待疑惑は「弱いフーバオを守る」という大きなパワーになっているようだった。自分たちではどうする事も出来ないという思いが更にその思いをヒートアップさせているようにも見える。
映像には日本の反応、海外の反応というタグが付き、YouTubeのコメント欄には、この様子を世界に伝えないというコメントが多く書き込まれている。
현재 고통에 몸부림치는 푸바오 영상 유출되자 고통에 몸부림치는 푸바오 영상 유출되자
韓国人の同僚からエバーランドの福宝(フーバオ)のフーバオが大人気という話を初めて聞いたのが今年の2月。
その後も、折に触れフーバオ情報を聞いていたのだが、今日同僚から「今、韓国ではフーバオの事で大騒ぎになっている」と中国に返還されてからのフーバオの消息を詳しく聞く。
韓国ではフーバオ帰国後も、いわゆるフーバオ熱が収まる事はなかったのだという。
彼女曰く、『帰国してすぐは、環境の変化でストレスが溜まっているかもしれないから・・・という事で様子があまり公にならない事も、受け入れていた。でも最近になって、一般に公開しない間に富裕層から金銭を受け取りフーバオを素手で触らせた事。その事によってフーバオが皮膚病になり脱毛してしまった事が発覚して大問題になっている』との事だった。
(パンダの皮膚はとても弱く、人間が素手で触ったりすると皮膚病になり脱毛してしまうということだった。更に皮膚病が治っても、そこに再び毛が生える事はないらしく、それがとても問題だと韓国で取り上げられているようだ。)
フーバオ、「脱毛」衝撃の近況…「非公開での接客に首輪着用の疑惑」
韓国で生まれたパンダ、中国で虐待問題…在韓中国大使館前でトラックデモ
彼女から韓国でのフーバオ人気が熱狂的だということは聞いていたのだが、怒った人達が中国大使館の前にトラックで乗りつけストライキをしたり、ネット上で中国に対する罵詈雑言が飛び交ったりしたことで、「今日とうとう中国側が生放送で説明する事になった」と言うではないか。
韓国では「(中国は)信用ならない」と中国の飼育体制に怒っているとの事だったので、私が「とりあえず生放送で釈明することになったことだけでもいいよね。これがシャンシャンだったら、私たちはデモもしないから無視されるような気が・・・」と言うと、「だから今、韓国ではシャンシャンの事まで心配していて、更にいうと『全世界のマスコミに対して、海外から戻ったパンダのパン権!(人権)を守ろう』という運動まで起きているから」とびっくりするような言葉が返って来た。
韓国らしい熱い盛り上がりに驚き「トラックで駆け付ける所が韓国らしい」と感想を述べると、彼女は笑いながら「トラックで駆け付けるサービスを提供する会社もあるから」という、これもびっくりするような言葉が返って来た。
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同僚からは「パンダが好きな日本人がこの話題についてどんな風い考えているか、もしニュース番組で報道されるような事が有ったら教えて欲しい」と頼まれる。
上野動物園のシャンシャンが人気だったように、韓国でも愛宝(アイバオ)と楽宝(ローバオ)の間の子どもの福宝(フーバオ)が大人気との事。
飼育員さんが愛情たっぷりに福宝(フーバオ)の世話をする動画が何本もアップされており大人気だったらしいのだが、シャンシャンが中国に返還されたのと同様に、福宝(フーバオ)も4月の帰国が決まり、エバーランドで会える日が残り少なくなってきた事で益々福宝(フーバオ)愛が高まっているとの事だった。
韓国人の同僚が、福宝(フーバオ)人気の事を教えてくれたのだが、「福宝(フーバオ)が帰る日の事を考えると涙が出てくる」と本当の涙目で可愛らしい福宝(フーバオ)の魅力を教えてくれた。
シャンシャンの時と同じように福宝(フーバオ)ロスが起きる事は確実だなと思っていると、同僚は「日本とちょっと違うのは、飼育員さんの愛情たっぷりの様子から、飼育員さんたちの人気も高まっている事」と言う。
医師、検事、そして日本的には士業と言われる弁護士等が人気の職業に挙げられる韓国だが、今回飼育員さんたちの愛情たっぷりの様子が動画が多数公開されている事で、その飼育員さんたちの仕事ぶりにも注目が集まっているんだそうだ。同僚曰く「韓国的にはとっても珍しい事」との事。
同僚の言葉通り、長めの動画が沢山上がっている。
(サブ) 彼らがなぜそれをしているのか分かりません!赤ちゃんパンダの日常💛│Panda World
(SUB)「タケノコはここにあったがもうここにはない」バオ家のASMR🎧│エバーランドパンダフバオ
SHINHWAヘソン 飲酒検査拒否で逮捕=泥酔して他人の車を運転
韓国ドラマを見始めた十数年前は、「なぜ?」と思う事が色々あった。
ドラマのストーリーの収拾がつかなくなったりすると登場人物の突然の記憶喪失や、秘密をばらしてしまいそうな人が突然の交通事故で亡くなり、死人に口なしという状況になったりするという重めの「なぜ?」もあれば、寒い冬の場面で、登場人物たちが飲食店に入っても誰もコートも脱がずに食事を始めるのはなんでだ?と軽めの「なぜ?」もあった。
そんな中、食事でお酒を飲んでいるシーンの直後に、飲酒していたはずの登場人物たちが普通に車を運転して帰宅というシーンも割と頻繁にあり「あれはいいんだろうか?」とちょっとざわつくような「なぜ?」というシーンもよくあった。
ソウルでは日本よりも車通勤の人が多いせいか、経済的に苦しい主人公が掛け持ちでバイトをやり、夜のバイトが運転代行という設定はとてもよくありがちな設定だ。代理運転を頼むのが一般的なら頼めばいいのに・・・と思うのだが、これが日本人なら?と思うような酒と運転の場面がセットになっていたりする。
比較的よくあるのは、傷ついた主人公がが屋台で一人酒を飲んだり、バーで一人酒を飲んだ後、悲しい気持ちで車を走らせ、漢江沿いに車を止めて一人考えたりする場面。
確かにさっきまで悲しい顔でグラスを傾けていたはずなのに、なぜ車を運転しているのか?
また、たとえば、恋人同士お酒を飲んだ後のはずなのに、恋人の家の前まで車で送り届ける場面・・・・何度見ても不思議で仕方ないことの一つだ。
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芸能ニュースをチェックしていても、芸能人の飲酒運転の記事を時々見かける。飲酒運転が原因でドラマを降板という話題も一つや二つではない・・・
ちなみに私が持っている、慣用句を学ぶテキストには「面の皮が厚い」の例として、『飲酒運転を何度もしているのに、そのたびに少し休んだだけですぐドラマに復帰する俳優』に対して「反省が足りない・・・面の皮が厚すぎる」と苦言を呈する場面があった。よくある話だということなのか・・・・
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今、ネットフリックスで放送されている韓国ドラマに『いわゆる飲んだ後の運転シーン』があるかどうかはチェックしていないが、10年ぐらい前まではそういうシーンは結構頻繁にあったと思う。
韓国語のテキストに国語純化運動を取り上げている箇所があった。世界各地の純化運動はナショナリズムと密接に関係しているようで、韓国での国語純化運動は、結局のところ、植民地時代に流入した日本語を追放するための運動のようだった。韓国では漢字に由来する言葉を漢字語(ハンチャオ)と呼んでいるが、植民地時代に流入した日本語にルーツを持つ漢字語(ハンチャオ)は、この純化運動の為にどんどん固有語を使った物に変わってきている。
確かに「出口」という言葉も日本にルーツを持つ漢字語の為、地下鉄の駅などでは@チュルグ(出口)という看板はどんどん@ナガヌンゴ(出るところという意味の韓国固有語)に書き換えられている。
わざわざ長い言葉に置き換えるのもどうかなと思うが、私にあれやこれや言う資格はないので仕方ない。
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先日、アジア各地の中華街について書かれた短いコラムを読む機会があった。韓国では仁川あたりに中華街が形成されていたのだが、国交問題もありさびれた状況だったらしい。ただ1992年に韓国と中国は国交を樹立。2000年に入ると外国租界時代の歴史的建造物が残る地域を整備して観光業を活発にさせようとする動きがあり、仁川チャイナタウンはその再開発の中心になったようだ。その流れで仁川のチャイナタウンのシンボルとして、仁川駅前に「中華街」という看板が掛けられた中国式楼門(牌楼)が作られたそうだ。
ただ、中華街は横浜中華街で生まれたチャイナタウンの名称。広東人が多いアメリカやイギリスでは広東語の「華埠」が、それ以外の場所では「唐人街」という言葉が多く用いられているとの事だ。コラムには仁川のチャイナタウンを再開発する際に担当者は横浜中華街を視察した事、仁川の文化観光課の担当者に尋ねると「『中華街』が日本で生まれた呼び方だとは聞いた事がなかった」という回答が返って来た様子が書かれていた。コラムを書かれた方は「知っていたら、牌楼に中華街とは書かなかっただろう」と推測されていた。
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確かにそうだろう。ただ、漢字を使わなくなった今では、漢字で書かれてしまっているものを追求できる人も少なくなって問題が大きくならないのではないかと思う・・これは私の勝手な推測だ。
自由に海外旅行が出来るようになったら、今では4つの牌楼が設立されているという仁川チャイナタウンに足を運び、実際の牌楼を確認し、ジャジャンミョンを食べたいと思う。
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コラムを大変興味深く読んだのだが、今はコラムが掲載されていた機関紙の一部分だけを切り取った物しか手元になく、コラムの筆者の方の名前も分からない状況だ。コラムの内容に関する部分で言葉足らずの所があったらそれは私の問題だ・・・
今回の件だけでなく、韓国の芸能人の人が何か寄付をしたという話題は結構芸能ニュースで取り上げられる。寄付のことが話題に上がるたびに、以前韓国語を教えてくれたYさんとこんな話をしたことを思い出す。
「この間、○○のためにという例文を作りましょう。国のために○○するという例文を作ってください。といったら、生徒さんが皆困ったような顔をするんです。そんなこと考えたことないって。幾ら勉強のための例文作りってといっても、国のためになんて考えたこともないから・・・例文が出来ないって言っているのを聞いてびっくりしました。」
「韓国では、国のために、更には誰かのために役に立つにはどうしたらいいかと考えられること、それを意思表示できることが大人としての資格と考えられているところがあるんです。特に芸能人に対してはそれを望む気持ちが大きいんです。だから何かあったときに寄付する芸能人も多いし、『自分はこういう気持ちで寄付をしました。』って報告する芸能人も多いんだと思います。」
大体Yさんの話はこんな感じだったと思う。
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Yさんは「国のためにということを考えたことがない」という生徒さんの言葉にショックを受けていたようだったので、「私達はまず自分で出来ることはなにか。誰かのためにというより、まず自分がどのような行動を取るべきなのかと考えることが多いと思う。そういう風に自分でまずキチンとすることを考えて、それを行動すれば、それが結局は周りの人に対してもいいことになると考えることが多いと思います」
私は拙い韓国語でそんな風に日本人の気持ちを説明したような気がする。
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今も国のために何か出来るかというより、皆、自分が今出来ることは何かを考えている人が多いんじゃないかと思う。
(以前書いたブログの内容はここまで・・・)
「そういう時は、【悔しい】という単語を使って話すと自然な韓国語になります」
「悔しい」という意味の単語「オグラダ」を覚えたのは、韓国語を学びだしていくらもしないうちだったと思う。
当時は、Yさんから毎週土曜日の朝に1時間のレッスンを受けており、そのレッスン場としているスタバに自宅からバスで15分程かけて通っていた。
土曜日の午前中だったので、いつもは道も殆ど混んでいなかったのだが、その日はいつもより早く家を出たにも関わらず、なぜだか道が混んでおり、結局レッスン開始に5分ほど遅刻してしまったのだ。
「せっかく早く出たのに、道が混んでいて・・・ホントに酷いですよね~」と日本語で話した後、韓国語で言い換えようとしている私に、「そういう時は、【悔しい】という単語を使って話すと自然な韓国語になります」と教えてくれたのだ。
「せっかく早く家を出たのに、道が混んでいて結局遅刻してしまい、とても悔しい」
道が混んでいただけなのに、ちょっと大げさだな・・・と思いながら、「悔しい」という単語を覚えたのだった・・・
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確かに、韓国ドラマを見ていると、この「悔しい」という単語は本当に良く出てくる。
例えば、男性社員だけ優遇されているのを見た女子社員達が「私達も同じようにがんばっているのに悔しい・・」と愚痴を言いあったり・・・
例えば、上司にセクハラを受けたのに、「君から、誘ったんじゃないのか?」と濡れ衣を着せられた女子社員が涙ながらに「悔しい」と叫んだり・・・
日本だったら「こんなの酷くない?」という言葉で状況だけを言い表し、誰が誰に対して何をしたのか、それをされて誰がどんな気持ちになったのかをぼやかして言うケースが多いと思う。しかしそこを、「酷い」などとあやふやな表現を使うことなく、感情をストレート言い表す事が多いため、何かあると「悔しい」と叫んだり、涙ぐんだりする場面が多くなるのだろう・・・
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韓国のフェミニズムは盛り上がっているのに、なぜ日本は盛り上がってないの?って言われる件
というネット記事を読みながら、「悔しい」状況を「酷い」と言い表す事が多い日本語の言い回しにも、何か関係あるんじゃないだろうか・・・と思ったりする。
個人的には、悔しいという感情を表す言葉をわざと遣わないことで、傷つかないように自己防衛しているんじゃないかと思ったりもするのだが・・・
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82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) |
斎藤 真理子 | |
筑摩書房 |
今日、2月20日は、外務省が1998(平成10)年に制定した、旅券の日なんだそうだ。
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以下、旅券の日とは関係ない、旅券の話・・・
韓国語を教えてくれているSさんは、先日旅券の更新時期だったらしい。髪のスタイリングと化粧に気を遣い、家の近所のスピード写真の機械で撮影した写真を持ち、麻布十番にある韓国大使館に行ったのだが、その写真を使って貰えず、結局その場でもう一度写真を取り直したらしい。
「普段、遠出をすることなど殆どないから、それだけでも疲れているのに、その日に限って髪の毛がいまひとつだったんですよ。トイレで髪をぬらして整えてみたものの、同じように写真の取り直しの人が沢山いて、並んでいるうちに髪の毛も乾いてしまうし。。。。」
取り直しの写真は無料だったようなのだが、直接PCに取り込まれるため、その場で写真を確認することも出来ず、結局ちょっと疲れた様子の写真で新しい旅券が作られてしまったのだという。
「何でそんなに写真を取り直しの人がいたんですか?」という私の問いに「写真の背景が無地なのは当然ですが、韓国は背景に色が付いていてはだめみたいで、私の写真も『背景がグレーだから不可』となったんです・・・と言うではないか。。。
丁度、私もある申請のために証明写真を持っていたので確認してみると、やっぱり背景は真っ白でなく、灰色だ。
「そもそも、日本のスピード写真の機械の多くは、背景の色を選択できるようになっていないのでは?」という話になったのだが、旅券を申請した帰り道、気になって韓国大使館の傍にある証明写真の機械をチェックしたというSさん・・・・
「その機械は背景の色を選択できるようになっていたんですよ・・・・」需要があるから、それようにカスタマイズされているのだろう。
こんなところにも思わぬ違いがいろいろあるのだ。
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大使館の周辺は、街宣車や警察の車などがいて、物々しい雰囲気だったという。
長期の留学経験もなく、30代も半ばになってから日本で生活をし始めた彼女は、難しい言葉を知っているかと思ったら、日常会話で使う何気ない言葉を知らなかったりと、自分でも「日本の家庭の中で使う日本語を学ぶチャンスがない」と言っていた。
私の拙い韓国語にも付き合ってくれているので、私も会社では学べない日本語の事をいろいろ話たりしている。
先日も代謝が悪くて足がむくみ退社出来ないという情けない事があったという話をした際に、
代謝が悪くてむくんだ足の事を、漫画のキャラクター云々とアニメのことも説明しつつ、「サリーちゃんの足」と呼ぶことを教えてあげた。
覚えなくてもいい情報かもしれないが、足はむくまないという彼女に足のむくみの酷さを教えてあげたかったのだ。
彼女は足の状態よりも、「サリーちゃん」というばりばりの日本式の発音が気になったらしい。韓国語には基本的に伸ばす音はないし、ちゃんという音も何気に難しいらしい。
さらにサリーはSallyじゃないのかといろいろ思う所があったらしいのだが、そんなにおしゃれに発音してしまっては「サリーちゃんの足」のニュアンスがどこかに行ってしまう。めげずにバリバリの日本式で彼女にレクチャーしてあげた。
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その後彼女は各種自分でも検索してみたらしく、サリーちゃんの足がどのような状態なのか分かったようだが、笑いながら、「これが日本のアニメだとは知らなかった」と言いながら
韓国で「妖術姫セリ」という名前で放送されていたことを教えてくれた。
歌詞もほぼ同じなのだが、確かにサリーちゃんでなく「セリ」いや「センリ」と聞こえる・・・・
SALLY Korea ver OP. 요술공주샐리
検索すると、チョン・ジヒョンの相手役イ・ミンホの魅力爆発という芸能記事が沢山ヒットする。
そんな中で気になったのが@イ・ミンホ ツンデレの魔力という記事。
記事によると・・・
イ・ミンホを追いかけスペインの海から韓国に泳いできたチョン・ジヒョンは、イ・ミンホをつけ回し、家にまで転がり込むが結局携帯電話とバスカードを持たされ家を追い出されてしまう。
しかしそんな彼女をGPS機能を使って見守るイ・ミンホ。
さらに彼女がイ・ミンホにお金をあげたくてアルバイトを始めると、人をつかって彼女の仕事をこっそり助けたりするのだ。
これぞ、反転の魅力爆発ということで、イ・ミンホがドラマの中で見せるツンデレの魅力を説明している記事なのだが・・・・
記事の内容というより、ツンデレという言葉が使われていることに興味津々になる。
日本語がそのまま使われているのは、日本語と認識されて使われているものなのか、それとも、ゲーム用語として世界に通用する言葉になっているのか・・・・
今度の韓国語レッスンの際にSさんに質問してみたい・・・・
韓国語を教えてもらっているSさんは、普段はとても穏やかな人だ。
テキストを使ったレッスンをする前には、30分程世間話をするのが常なのだが、その際もお子さんのサッカークラブであった出来事や現在の小学校での行事の様子などを教えてくれる。
韓国人の同僚は「せっかくのレッスンなのに、雑談だけじゃもったいない」となかなか手厳しいが、子どもが身近にいない私にとっては、新鮮な話が多いし、そんな雑談の中で使う言い回しや単語を覚えるのも楽しい。
そんなSさんも最近の韓国事情は心配らしい。
同居しているお姑さんと一緒にワイドショーを見る機会も多いようで、「最初は映画が1本撮れる位の話かと思ったら、20話のドラマが撮れる位登場人物が増えてきて・・・最近はもっと登場人物が増えて時代劇なみの50話とか100話のドラマが撮影できそうです。」と言う。
確かに韓国のニュースを見ていても、毎日かなりの時間を割いて今回の大統領問題を伝えている。芋づる式とはまさにこようなことを言うんだろう。とにかく毎日毎日新しい話題が出てくる。
昨日は、農業を営んでいる人たちが週末のデモに参加するために、トラクターでソウルに向かう様子を取り上げていた。
それだけなら私も良く分かるが、隊列を組んでソウルに向かうその人たちがなぜかトロットを大きな音で流しながらトラクターを運転しているのだ。
選挙活動でも歌を歌ったり、踊ったりするお国柄だから音楽は必須なんだろうか?言葉はある程度理解できても、何故ここでトロットを流すのか。今度のレッスンの時にSさんに聞いてみたい。こんな質問をすると、Sさんは答えに窮し困るかもしれないが・・・・・
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ニュース番組の中でインタビューを受けていた50歳代位の女性が「大統領はオウムと一緒云々・・・・」というニュアンスの事を非常に熱く話しているのを見た。
Sさんにこの話をすると「日本語のおうむ返しに悪いニュアンスはないですよね。でも韓国でのおうむ返しは「チェ・スンシルから言われた通りに話すだけ。自分の考えは何にもない」という意味ですね。だからそのオバサンも怒ってオウムと言っていたんだと思います」と教えてくれた。
雑談の中にも新しい発見はある。
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クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
先日レッスン中にその話になったのだが、「最近は仕事が少なくなりました・・・」という。
Sさんはそれ以上詳しいことは言わなかったが、諸般の事情からそんな風になっているのはよく分かる。日韓状況はよくないし、K-POPブームも一段落、二段落もついた感じだ。CDの売り上げが落ちているのだ。雑誌の売り上げも良くないことは、私でも簡単に想像できる。。。。
「それに、昔は日本にしばらく住んで活動しているのが主流でしたよね。多分東方神起がそうやって日本語を覚えて日本で頑張っていたことを見習ったんでしょうけれど。。。ブームが最盛期の頃は男性K-POPグループでそんな風にやっているグループも沢山あったけれど、皆今は仕事がある時だけ日本に来ますよね。韓国ではどのグループのケムバ、ケムバって言っているし。。。。」
最後の最後に分からない言葉が出てきた・・・ケムバ?ケムバを辞書で調べようとして気づいた。ケムバとはcome backだ。日本式英語で言うならカムバック!!
韓国語で躓くのでなく、韓国式外来語で躓くとは。。。。言葉の勉強はいろいろなところに落とし穴あり。。。。
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ブームが一段落といっても、きっちり集客できるグループもあるだろう。
今頃西武ドームでコンサートをしているBIGBANGとか・・・・ブーム→終息→淘汰→K-POPグループでなく海外アーティストとして残る・・・・そういう流れで残っていくグループもあることだろう・・・
gooから去年の今日書いたブログは・・・というのが毎日送られてくる。
去年の今日はMYNAMEの事を書いていたらしい。
そのブログを読みながら、先日のレッスンの時のことを思い出し、このブログを書いた次第。。。なんだか同じ事を以前に書いたような気もするのだが、思い出せない。ブログといっても自分の楽しみの備忘録だ。同じ話でも構いはしないだろう。。。。
BIGBANG - HARU HARU (????) M/V
MYNAME韓国語を教えてくれているSさんは、時々K-POPグループのインタビュー記事などを翻訳することもあるのだという。「でも、沢山グループはあるし、名前はアルファベットだったりするし、誰...