私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ロースクール 第16話

2021-06-10 21:12:12 | ロースクール(韓国ドラマ)

状況証拠だけでは国会議員を捕まえる事は出来ないと、確固たる証拠をつかむために入念に準備を進めていたヤン教授達。

政界とのパイプがあるのは旨味だと、かなりぎりぎりの方法で国会議員に便宜を図っていたチン検事だが、そんな彼にも殺人という2文字は隠していた国会議員。

いくら悪でもそこまではと思っていたチン検事に「隠していたわけじゃない。そこまで知らせる必要がないと思っていただけ。殺人なんて関係ない」と、こんなに窮地に陥ってもまだ自分が全体をコントロールしていると思わせたいのだ。

しかし、百戦錬磨のはずの国会議員も、ヤン教授、チン検事、そしてアメリカから参戦したカン・ソルAの姉のカン・ダニと、スペシャルメンバーを前にして、万事休すとなるのだ。

そしてこの国会議員の裁判と並行して行われるのは学生模擬裁判全国大会。民法、刑法部門で検察、弁護側に分かれて論戦を交わす模擬裁判。

実家の金策に窮したカン・ソルAは、なんとか学生ローンの貸し出し金額を維持するために、なんとしてもこの大会で優勝を勝ち取るために、カン・ソルBとジュニと3人でチームを組んで出場。しかし、争点として挙げていなかった点を取り上げなければ被告に不利になる事に当日気づき、自分達の負けを覚悟で被告に有利な答弁を行う道を選ぶのだ。

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国会議員を法で裁く事が出来、更にヤン教授の弟子であるカン・ソル達は、法の正義を信じる姿を見せるのだ。

若い学生達と、一筋縄ではいかぬこだわりの姿を最後まで崩す事がないキム・ミョンミン演じるヤン教授の対比、最終回はこんな風に胸がすく展開でないと・・・という見本のようなエンディングだ。

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ロースクール 第14,15話

2021-06-05 21:10:22 | ロースクール(韓国ドラマ)

カン・ソルAは、ヤン教授の指示で弁護士事務所で研修を受けながらイ・マノの弁護をするようになるはずだったのに、再び収監された彼は結局刑務所内でヤン教授を刺した男とのトラブルで命を落とす事になるのだ。ヤン教授はイ・マノに輸血をして彼の口から本当の黒幕の名前を聞きだそうとするもそれも叶わず。息子に会いたがっていたイ・マノは誰に何を指示されていたのか、ヤン教授とロースクールの学生達が注目するのはそもそもの事件の始まりと思われる殺された教授が起こしたひき逃げ事故だ。なぜ事故を起こした後、何故車から降りもせずにその場を立ち去ったのか。更に後悔の念を記したメモの文章から同乗者がいた事を推測するメンバー達。知人の葬儀の後運転代行も呼ばずに飲酒運転をしたのは何故?などと追及していくうちにあの国会議員も車に乗っていたのでは?という疑惑が浮上。

結局すべての糸がすべてあの国会議員に繋がっているのではないかという、全体像が見えてくる。

(クールに思えたヤン教授が自室に全体像を描いているのもビックリだが・・・)

ロースクールの後ろ盾になっている事から始まり、ヤン教授、ジュニ、イェスル、カン・ソルAたちのトラブルは勿論、おもちゃ会社の会長は国会議員の後援会会長で、イ・マノ法案は彼が中心になって立法化を計画。表向きから裏向きまですべてをコントロールしている事が分かってくる。全て自分が損をしないように、全ての利権を得る為に、まるで悪徳プロデューサーの如く、全てのプロジェクトを裏で操っているのだ。

学生達は国会議員の疑惑について事実を述べるという方法で国会議員を追求しようとする正面突破方式を決断。若者らしい方法だ。

しかしヤン教授と民法の女性教授は、ヤン教授と対峙、更におもちゃ会社の息子が告訴したチン検事も自分の支配下に置き、イ・マノもコントロールし、全方向スキなしに思える彼に対抗するのは正面突破では難しいと判断。

振り上げたこぶしが自分に戻ってくるような動画をアップした学生達が傷つくのを心配しながらも「それぐらいの覚悟は必要」という事で、一見「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」方式で、まるで学生達を裏切るような方法を取りつつ、学生達を守るという法曹界に酸いも甘いも知った方法で国会議員を追いつめる方法を取るのだ。

学生達がアップした動画についた炎上コメントと、自分と息子がアップした謝罪コメントを比較して、国会議員がコメント操作をしていることを確信した教授たちは、集団でコメントを操作していると判断し、その場所に乗り込むという行動派法律家という方式で国会議員を追いつめるのだ。

敵を欺くにはまず味方からということで、カン・ソルAにコスプレまで指示したのは策士であるヤン教授なのか?

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裁判の際に、陪審員の人達に象のパズルで判決の判断を説明していたヤン教授。その部屋にも沢山の象の写真が飾られている。(髪型といい、物言いといい、何事にもこだわりがあるらしい。)

個々の事実の正しさに引っ張られ、全体像を見誤るという事を恐れ、「群盲象を評す」を座右の銘にしているんだろうか・・・

 


ロースクール 第12,13話

2021-06-03 20:42:09 | ロースクール(韓国ドラマ)

イェスルの裁判の弁護を受け持つヤン教授。
ただ、いきり立って弁護を行うような事はせず、検察がイェスルが今までの状況を特に強く訴えなかった事などを取り上げて「暴力ではなかった」という話で進めるのを静かに聞くだけの彼。
陪審員に選ばれたカン・ソルAの母は自分が再婚した夫から受けた暴力の事を思い出し、思わず声を挙げたりして裁判の進行を妨げたりするものの、裁判そのものは検察側がイェスルに対する暴力はなかったということと陪審員に訴えるスタイルで進んでいく。
そこにイェスルの恋人がベットに横たわったままやって来て、「僕が悪かった」などと思ってもいない謝罪をすることで、一気にイェスルに不利な雰囲気が生まれるのだが・・・・

ヤン教授が取った方法は、授業で行ったようにイェスル本人に自分自身の弁護をさせる事だった。「これが最後の授業になるかもしれない」と彼女に耳打ちし、裁判前に彼女に渡した資料の内容をなぞるように彼女に「恋人に暴力を振るわれてもそれを訴えないのはどんなケースがあるか?何が考えられるか」と彼女に答えさせるのだ。
結婚の約束までした恋人の行動に心が揺れ、他人から見たら一貫性のない行動を彼女の口から理論的に説明させ、「よって正当防衛を主張します」と彼女自身の口から言わせるようにリードするヤン教授。
***
勿論この裁判だけの話に終始しないのがこのドラマだ。隣の法廷では法律相談にやって来た女性が被告となった児童虐待の裁判が行われ、そこで養育費を支払わなかった男性が国会議員の息子の弁護をしていることが発覚。国会議員の思惑とは全く違ったイメージが作られてしまう。
そして、ジュニの手元に渡る事になった亡くなった教授の胸ポケットに入っていたペンに仕込まれた隠しカメラ・・誰がなんのためにカメラを仕込んだのか。

陪審員の全員一致の判断が出るまで待ちの体制になる裁判。
その間に自宅に戻ったヤン教授は、なんと部屋に忍び込み、教授の帰り待ち伏せていたイ・マノに襲われるのだ。

刑務所内で知り合った拘束機械を扱う会社に勤務していた男と結託し、自分が足首につけていた機械を外してもらい自由に動いていた彼。結局事件当日のアリバイも崩れ、彼が自由に街を歩いていた事が防犯ビデをで確認されるのだ。

その男と賠償金を山分けすることにしていた彼。今回仲間割れしてしまったのは、彼が隠し持っていた教授の遺品をその男が勝手にヤン教授に渡してしまったからなのだが・・・

イ・マノの後ろにいる本当の黒幕は一体だれなのか・・・・

カン・ソルAの母は予備陪審員だったのだが、一言多いその言動が陪審員の間に波風を立てる。

どこからどこまでが正当防衛なのかという話し合いに、カン・ソルAが投げかけた疑問を今一度陪審員に投げかけるカン・ソルAの母。結局カン・ソルA親子がイェスルを救う事になるのだ。

陪審員裁判に新規投入された検事の考え方を熟知していたヤン教授。
彼女は、裁判の場では鋭く追及するものの場外の取引は決してしない事。
陪審員の判決に控訴を出すような権利の濫用はしない検事だと知っていた彼は、過去の自分とのやり取りを持ち出したりして挑発するものの、彼女のやり方を信じていたのだ。

イェスルの裁判のために国会議員の下での実務研修を断られたカン・ソルA。そんな彼女は、ヤン教授の指示で弁護士事務所で研修を受けながらイ・マノの弁護をするようになるのだ。

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このドラマ、教授にも学生にも皆自分の抱える問題がある。カン・ソルBの揺るぎない自信は、論文での受賞歴をアピールすることなく、入学していた事からくるものだったのだ。父親である憲法学者が「知識はあるけれども、資格はない」と言っていたのはそういう意味だったのだ。


ロースクール 第10,11話

2021-05-30 18:32:54 | ロースクール(韓国ドラマ)

ヤン教授はイェスルの弁護をすることになっても自身の裁判は続いており、交際相手の父親が国会議員故四面楚歌な事にも変わりはないし、更にカン・ソルAたちは、イェスルの裁判に備えると言っても自分達の授業もあるのだ。いくつもの事が平行して進んでいく。(カン・ソルAには、双子の姉ダニが継父の金遣いの荒さと賭博中毒に悩んでいたことを知らなかったという負い目もある・・・)

ヤン教授が学校に籍を残しつつ、イェスルの裁判にロースクールという学校の未来を考えれば可能性が広がる事ということになるのだが、勿論検察側にとっては面白くない事。ただ、表向きに阻止出来ないところが難しいところだ。

産婦人科医の学生の突然の成績不振、そして突然皆の前から姿を消した事から彼の事を皆疑い始めるのだが・・・妻を思い逡巡する彼をさりげなく説得するのは試験に10回臨むも失敗し、今は学校内で印刷所を営む男性。勇気を出して裁判で証言したイェスルの姿、そして人生の先輩の言葉で、殺人が行われた時間に自分がヤン教授と一緒にいたと証言をすることを選択する彼。しかし、なんとその証言の入ったUSBを取られてしまうイェスル。そしてそのUSBが検察に渡った事を知りながら、裁判に臨むヤン教授。法知識だけでなく、裁判には度胸もはったりも必要だということだ。

ちなみに法曹界で仕事をしようとするカン・ソルBは、学生の身ながら自分の盗作疑惑いついてよどみなく意見を述べ、教授達を納得させようとする度胸の持ち主。父が「資格もないのに実力があるのが一番怖い」と娘の行く末について悩むのも良く分かる・・・

イェスルの裁判は陪審員を選ぶ段階になり、学生達も誰が選ばれればイェスルに有利に裁判が運ぶのかを検討する段階に・・・(陪審員のバックグラウンドを検討しつつ、どんな判断を下すのかなど推測までするとは・・・)ただ同じ事を検察側も行っているのは当然だ。

検事、ロースクールの教授と弁護士稼業をしてこなかったはずのヤン教授なのに、陪審員メンバー達の心の掴み方が突出しているのはさすがなのだが・・・やや恐ろしいのは新規投入された検事も、裁くという事以外に何か自分の今後の身の振り方に有利なような判断をしそうな雰囲気があることだ。

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学生達の実務研修先が検察だったり、国会議員の事務所だったりするのは韓国法曹界的には一般的なんだろうか。それならそれでいいのだが、行き先があんまりにもドラマ的偶然なので、面白いと思いながらもちょっとどうなのかなと思ったりする。

 

 


ロースクール 第9話

2021-05-17 20:55:22 | ロースクール(韓国ドラマ)

自分の指示通りにイェスルが裁判で証言しなかった事から言い争いになる二人。彼女が彼からの暴力を避けようとした際に国会議員の息子は後ろに倒れこみ頭部を強打。ショックで意識を失ったイェスルをジュニが病院に運び込んでいる間に、ジュニの指示でイェスルの部屋へ戻り、彼女の緊急逮捕と拘束を見越して、証拠隠滅を行っていない事を証明するために携帯で動画を撮影するカン・ソルA。(ロースクール生らしい対応だ)

そうまでしなければならないのは、彼の父親がいわゆる悪徳国会議員故の事。「傷害罪にしか・・・」という弁護士たちに「なんとしてでも殺人未遂に持ち込むんだ」とすごむ父親。金と権力でイェスルの一生を踏みにじる事など、未来の大統領候補者である彼にとってはなんでもない事なのだ。

民法の教授はなんとしてもイェスルを助けようとするものの、法曹界は狭い世界だ。国会議員ににらまれたら仕事も出来ないということで、弁護士も見つからず。

ヤン教授も民法の教授もイェスルが暴行を受けていたことは十分に承知しているにも関わらず、弁護士が見つからなければ彼女を裁判で助けることも出来ない。裁判でなければ、示談にするしかないが、示談に応じるつもりのない国会議員の前では、成す術もない・・・・そんな中、示談にすることなく、裁判でイェスルを助ける方法としてカン・ソルA、ジュニが考えたのは正当防衛。

そして誰も弁護士を引き受けないイェスルの弁護を引き受けるのは、なんとヤン教授・・・・

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民法の教授は自分のPCが元産婦人科医の学生からハッキングされていた事を知り、その元産婦人科医の学生は事件当日のヤン教授のアリバイを証明できるものの、アリバイを証明すれば自分の不正を裁判で明かさねばならない・・・不妊治療をしている妻を思い悩む彼。

カン・ソルAの姉が継父の借金のために、国会議員からお金を受け取り、アメリカに留学したらしいことも分かってくる。勿論カン・ソルAは何も知らないのだ・・・・

そしておもちゃ会社の件をリークしたのは、どうやら亡くなったソ教授ではなかったらしいことも分かってくる・・・

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法は人を助けるツールでしかなく、事情が色々ある中、人を助けるのは結局人だということを毎回実感させられるドラマ。

 


ロースクール 第7,8話

2021-05-12 21:24:01 | ロースクール(韓国ドラマ)

カン・ソルAの双子の姉は、家族の前から姿を消す前にあの国会議員の選挙運動に疑念を抱いていた事が分かる。そしてそれを心良く思っていなかった国会議員(なんと次期大統領候補だとは・・・若干中途半端な大物感だが・・・)の隣でサウナに興じているのは、なんとヤン教授を目の敵にして裁判に挑んでいるあの検事ではないか・・・・

あの事件当日、色々な思いを抱いて模擬裁判のい挑んでいた学生達。一分一秒を惜しまずに勉学に勤しんでいる学生もその一人だ。おもちゃ会社の社長だった彼の父親は、「おもちゃから発がん物質が検出」という情報を調査している際に情報が洩れ、消費者から袋叩きにあう。返品の山の前で自殺した父親を思い、情報を漏らしたとされる殺されたソ教授に復讐を誓い、その手助けをヤン教授に求めていた彼だが、記者たちの話を立ち聞きしたジュニのおかげで、実際に情報をリークしたのは、今、ヤン教授と対峙しているあの検事であることが分かる。(ソ教授が書いた論文をカン・ソルBが盗作したらしいとなっている内容が被疑事実に関するものだった事を考えると、なんという皮肉だ・・・)勿論イ・マノを使って今回の件をリークしたのもあの検事の引き金だ。

カン・ソルBを証人とすれば、少なくともコーヒーに入れた物が砂糖である確率が高い事を証明できるのだが、そうするとカン・ソルBの盗作論文の件なども一緒に明るみに出ることになってしまう。ヤン教授はそれを良しとしなかったために、ヤン教授の裁判はやや膠着状態。

検察側にとっても膠着状態なのは同じなのだが、なんと次の公判に目撃者を呼ぶと突然の宣告だ。

その目撃者として証言するのは、なんとカン・ソルAを姉と慕う国会議員の息子と付き合っているイェスルだ。顔にあざを作り、サングラスをかけて講義に出席する彼女が恋人である国会議員の息子から暴力を受けていることを知っているヤン教授。(彼が彼女の寄宿舎の部屋に隠しカメラを設置していた事も学校では周知の事実だ・・・)何も見ていないにも関わらず、部屋で撮影された動画で脅され、目撃者として証言する事になる彼女。

ヤン教授が自分と同じように黒いサングラス姿で自分の証言を聞いている姿を見て、良心の呵責に耐えかね証言を翻す彼女に更に暴力を振るう恋人・・・・どうやら国会議員の息子というブランドだけで今まで生きてきたらしい。

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折り返し地点になったドラマ。

産婦人科医の学生はやっぱりPCをハッキングしており、イ・マノはカン・ソルAの姉であるカン・ダンを探しており、同じようにヤン教授もカン・ダニの行方を捜している。そして国会議員も色々悪い事に手を染めているのではないかと推測される展開だ。

謎はあちこちにあり、伏線はまだまだ回収されることはない。

 

 


ロースクール 第5,6話

2021-05-04 19:35:46 | ロースクール(韓国ドラマ)

殺されたソ教授の妻が検死の結果を操作しようとした事がはっきりしてジュニの疑惑も晴れ、ヤン教授もとりあえず拘束は解かれるものの、犯人が誰なのかは謎のままだ。そんな中、カン・ソルBの論文盗作疑惑の論文だけが保存されているPCが副院長の手元にあることが分かる。(このPCがどうして副院長の手元に届いたのかもこれも謎だ・・・)

カン・ソルBは自分の父親がロースクールの副院長であることを隠して入学したのは、皆の好奇の目を避けるためだったはず。そんな彼女が殺されたソ教授の論文を学生時代盗作し、更にそれを後日コンクールに応募するなど、いくら娘を判事にしたい母の思いがあったとしても、こんな簡単にばれそうな事をやるものだろうか?全部母親の指示だったらそれはそれで怖すぎる。決して自分の盗作を認めようとしないカン・ソルBのプライドも凄いが『うちの娘がどうしてカン・ソルAでなくカン・ソルBなの?』とこんな事にまでいちゃもんをつけるあたり、カン・ソルBの母のプライドも筋金入りだ。

憲法学者として副院長の職に就いているカン・ソルBの父親は、結婚して法曹一家の一員になるものの司法試験に合格せず。それを妻、更には殺されたソ教授に指摘されていたのだ。ここでもプライド問題が人間関係に影を落とす。法曹一家の中で一人法服を着られない父を思い、母の指示で中学時代の行った盗作の事で娘を心配する父。

二人がお互いを庇いあい、結局捜査を攪乱することになってしまうのだが、どうやらこの二人は人を殺めるという罪までは犯していない様子。

副院長がヤン教授の公判で証言を翻した事で、裁判は混乱し、そしてまだまだ公判は続く・・・(検察もヤン教授を起訴したのだ。プライドをかけて彼を有罪にすべく全力投球にきまっている。)

ボランティア活動らしい法律相談をヤン教授の適切(?)な指導で、乗り切るカン・ソルAだが、幼い妹と母が暮らす半地下の家の前にあの性犯罪を犯して出所したイ・マノが引っ越してきた事で急にカン・ソルAの周辺が慌ただしくなる。

なぜイ・マノがカン・ソルAの実家の前に引っ越してきたのか・・・なぜ彼がカン・ソルAの双子の姉の事を持ち出すのか?そして居なくなった姉の本の間になぜヤン教授宛の文書が残されていたのか・・・

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殺人事件に関係はない人物でも皆何か問題を抱えているこのドラマ。現時点で何気に怪しいのは産婦人科医出身の学生だ。妙に成績がいい事、PCに詳しい事から、試験をハッキングしているのではと疑いたくなる・・・・


ロースクール 第3,4話

2021-04-29 20:42:44 | ロースクール(韓国ドラマ)

検事から教授そして容疑者になってしまったヤン教授。

取り調べでは多くを語らず、かなり適当な国選弁護人をさりげなく振り回し、現場検証に臨むことになるヤン。

麻薬(ヒロポン)は洗面台に流し、低血糖の症状が出たソ教授には砂糖を溶かして飲ませたというものの、砂糖の袋はない。更に具合が悪かった教授が階段から落ちた際にフチなしメガネの鼻あてが階段に落ちたにも関わらず、部屋に残っていたメガネは別のメガネだったのだ。

メガネはどうやら教授が実の息子よりもかわいがっていたロースクールの生徒であるジュニが持ち去ったらしい。

憧れだった叔父がひき逃げ事故を性犯罪者であるイ・マノを使って隠そうとしたこと。賄賂をプレゼントだとしたこと。裏切りの気持ちで揺れるジュニもヤン教授と同様に容疑をかけられる立場だ。更に亡くなった教授が多額の遺産を甥であるジュニに残していた事が発覚し、彼の妻はジュニに遺産放棄を迫るのだ。

階段から落ちた際に頭を強く打った事も死亡の原因になりえるということで、再解剖まで行われる話になるのだが、そんな中拘束されているヤン教授が検事時代の裁判のせいで刺される事件が起こる。(こんな事が起こらないように別に収監するとかそういう配慮はないんだろうか・・・)珍しい血液型のヤン教授を助ける事になるのは、あのイ・マノだ。

こうやってドラマはどんどん、誰が犯人で誰が殺意を抱いていたのか?それとも殺意はなく事故だったのか・・・が複雑になり、そこに法曹界の師弟関係だの先輩後輩関係だのが複雑に絡んでくるのだ。一筋縄ではいかない。

更に、故意に教授を階段から突き落としたのでは?と疑われることになるジュニも、ロースクールでのその優秀さ故、「あいつが居なければ自分の成績が上がるかもしれない。」とこれまたエリート同士ならではの嫉妬が複雑に絡み合う。

再解剖により、階段の事故による脳出血と薬物の過剰摂取による死亡と死因の可能性が二つになってしまった事でヤン教授を拘束した検事のプライドにも関わる問題発生だ。それをヤン教授が揶揄するような態度を取った事で検事が「ヤン教授とジュニの共犯説」まで持ち出すとは・・・・

プライドがどんどん話を複雑にさせていく。。。。

空気を読む事のないヤン教授は飄々としているが、憧れだった叔父のひき逃げ事故や賄賂疑惑で心揺れるジュニは、ソ教授に妻が再解剖を許可したのは、墜落による脳への衝撃を死因にするためだった事までも知ってしまうのだ。これで心が折れない若者がいるだろうか・・・

 


ロースクール 第1,2話

2021-04-27 21:30:07 | ロースクール(韓国ドラマ)

法曹界に入る事を夢見、授業の中で模擬裁判を行うような名門ロースクールで学ぶ学生たち。

その模擬裁判を取り仕切るのは、検事長時代に受けた資金援助を「賄賂でなく友人からのプレゼント」と言い切った教授。裁判後、その金を寄付し、ロースクールの教授職を得たのだ。

彼の他にも、多彩な教授陣は、皆検事、判事を退官後、その職に就いた者ばかり。
話題を集めた裁判の結果の寄付金等、名門であるそのロースクールが注目されないわけがない。
そんな注目の中、元検事長はその模擬裁判中に教授室で死体として発見される。

容疑者として生徒たちの前で緊急逮捕されるのは、亡くなった検事長の裁判を当時取り仕切った元検事であるヤン教授。
裁判の為、検事を辞めざるを得なかった事、その後ロースクールの教授となった彼。

残された靴跡や証拠品、そして殺された教授との因縁。誰が見てもヤン教授が犯人であることは明らかなのだが・・・・

しかし、亡くなった元検事長が麻薬中毒だったことから、話は混とんとしてくる。
糖尿病患者故、意識を失った彼に麻薬ではなく砂糖水を飲ませたというヤン教授。

こんな時、容疑者が多くを語らないのは、こういうドラマの定番の流れだ。・・・そして証拠品は都合よく紛失。

更に謎を呼ぶのは、ヤン教授の携帯には過去のひき逃げ事件の映像が入っていた事。なんと車を運転していたのは殺された教授だったのだ。

性犯罪者として服役した男は、そのひき逃げ現場を目撃したにも関わらず、検事長との取引により事件の証言をせず、その変わりに自分の犯罪の減刑を検事長から約束されていたことが分かる。

そんな事情があるにも関わらず、法で裁かれた事を逆恨みし、当時の裁判の関係者が在籍するロースクールにやってくるのだ。

賄賂、麻薬、ひき逃げ・・・殺された教授には、まだ隠された秘密があるんだろうか・・・

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ロースクールの学生は、様々だ。殺された検事長の甥もいれば、法曹家族のサラブレットもいる。

そして「人助けのつもりだったのに、手を出した事で逆に加害者になってしまった。裁判も出来ず、示談にするために結局なけなしのお金を払うことになった。法は私を守ってくれなかった。法に謝ってほしいから弁護士になる」というどちらかと言うと勢いで押し切るタイプの熱血漢の女性もいる。

熱血漢タイプの女学生はカン・ソルA。同じ名字が多い韓国では同学年に同姓同名の学生がいるのは珍しくないとの事。

フルネームの後ろにA、Bとつけて呼び区別することはごく普通に行われることなんだそうだ。