私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ガス燈

2024-08-31 20:35:05 | 映画鑑賞

叔母を殺人事件で亡くした女性が、留学中のイタリアで出会った作曲家の男性と結婚。叔母と暮らしたロンドンに戻って新婚生活を送るものの、ちょっとしたもの忘れや所有物の紛失を夫から指摘される。「君は疲れているんだ」「君がちゃんとしないから僕が守ってあげる」繰り返されるそんな言葉の数々に、次第に少しずつ何が正しいのか、判断に悩むようになる女性。

妻を庇うようにも思える行動の数々は薄っすらと高圧的で、彼女の存在を受け入れるようにも思えながらも、彼女の行動と判断を最終的には全て否定しているのだ。

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加害者が誤った情報の数々で被害者を操り、判断力を奪う行動をガスライティングと呼ぶのはこの映画が由来。

ソフトなモラハラで真綿で首を締めるかのように少しずつ女性の判断力を奪っていく様子が怖い。ただ、これをやられている被害者も当初はそれが心理的コントロールとは気づかず、様子が変だと思った時には、周りも被害者がおかしいのだと思うような状況になってしまっているのだ。

映画では、加害者の魂胆に気づいた刑事の活躍があるが、実社会でこれが行われた場合、特に職場でこれが行われた場合は、隠れたパワハラになるんだろうが、被害者が加害者に飲み込まれてしまっているケースが多くて、周囲の者が気づく事はまれだろう。たとえ気づいた者がいたとしても、その人が積極的に被害者に関わろうとしなければ、周囲も加害者の作った雰囲気に飲み込まれてしまっており、修復は難しい状況のはずだ。ガスライティングという言葉に引っ張られながら、シャルル・ボワイエ演じる作曲家の行動の一つ一つに恐ろしさを感じながら映画を観る。

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近所のスーパーで、食料品の横に並んでいる格安名作DVDの棚の中にこの映画を見つけて購入。

 


旋風

2024-08-30 19:21:33 | 韓国ドラマ・映画

自分が政治家を志すきっかけになった大統領が、身内をかばう為に汚れた権力者になった事にショックを受けた首相のパク・ドンホ。心血を注ぎ大統領に仕えていたはずなのに、自分が大統領の過ちを正そうとしていることが分かると、自分を罠に嵌め、逮捕させようとする大統領。

大統領の罪は一つだけではない。彼を糾弾しようとしたパク・ドンホの友人の検事も罠に嵌め、汚れた権力の前に力尽きたパク・ドンホの友人は自ら命を絶つのだ。

友人の死から「偽りに勝つのは更に大きな偽り」と学んだパク・ドンホは、復讐の為、自ら大統領を殺め、自分が「大統領権限代行」となる事で、汚れた事実を白日にさらそうとするのだ。

そんなパク・ドンホの前に立ちはだかるのは、自分に火の粉が降りかかるのを避けたいチョン・スジン。夫が財閥から金を融通されていた事が分かれば自分の政治生命は破滅だと、パク・ドンホ同様汚れた方法でパク・ドンホの行く手を阻む。相手の裏の裏をかき、弱みを持った人間を上手く使い、相手を出し抜こうとする二人。同じ手を使いやり返す事もあれば、再び窮地に追い込まれる事もあり。二人の丁々発止が鬼気迫る。単純な倍返しではない。逆手にとった倍返しから相手の弱点をきっちり掴んでの倍返し。

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政治家は「民衆の為に良い国を作る」と言いはするものの、結局は自分の権力欲の為にしか動かない姿がしつこく描かれる。そんな中で、友人の敵討ちの為に自らの手を汚し、自分は自分が見たい世界を作る為に政治家になったと言うパク・ドンホは異色の存在だ。それ故、その腹の括り方はどこまでも恐ろしい。

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政治に対する裏工作はどこの国でも一緒だろうが、直接選挙でえらばれ、強大な権力を手にする大統領が、汚い手を使って政治をする事に慣れてしまう姿は非常に恐ろしい。そしてそれを正そうする者は自らも汚い手を使わねばならない事実は更に恐ろしい。

 


お弁当ワンパターン問題

2024-08-29 20:33:03 | なんということはない日常

節約のために毎日「おにぎり+漬物」のランチを持参していますが、同僚から「ワンパターン」だと思われないか心配です。お金をかけずにバリエーションを増やす方法はありますか?

 

自分から「毎日同じお弁当だと思われるだろうか?」と悩む事はないが、そんな風に気を遣う事は非常に良く分かる。

私はあまり料理も得意ではなく、また残念な事に料理好きでもないので、お弁当にかける熱量は非常に低い。

週末に1週間分として炊いたご飯(玄米入り)を1回分ずつに小分けにして冷凍しておくのだが、お弁当にはその冷凍したご飯と、同じように週末にまとめて作ったスープを1回分ずつに冷凍したものを、朝、冷凍庫から保冷バックに詰め替えて会社に持参するだけだ。

それだけでは物足りない事が多いので、昼休みに近所のスーパーで購入した小分けの総菜や、朝にコンビニで購入したちょっと一品的なパックの総菜を付けてお弁当にすることが多い。

かなり変わっている事は自分でも自覚はしているが、自分としてはこれ以上の事は出来ないので、仕方ない。

ただ、「玄米は消化に時間がかかり内臓に負担がかかってよくない」「汁物はこぼれたりするのでお弁当には適さないのでは?(実際は凍っているので持ち運びにこぼれたりすることはない)」「毎日、買って来た総菜を追加して飽きが来ないのか」?「スープは塩分の取り過ぎにはならないのか?」となかなかの消極的な意見を毎日のように世間話の中で聞く事に飽きてしまい、とうとうお弁当の時間を自分で自主的にずらしてしまった。(社内的に時間をずらす事に制約があまりないので出来る事だ)皆が食後の勤務で眠そうにしている2時過ぎ、一人で新聞を見ながら、電子レンジで解凍したご飯とスープを食べてのんびりすることにした。
結局、毎日毎食個食だが、あれこれ言われない方が精神衛生上は逆にいいような気がする。

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毎日、かわいらしいわっぱ風のお弁当箱に、ゆで卵、ブロッコリー、プチトマト、そしてご飯はのり弁という定番メニュー一択の同僚は「毎日同じお弁当で飽きないの?」とは言われていないのを見ると、なんだかちょっと微妙な気持ちになるが、それも世の中の常か・・・
わっぱ風の弁当箱と彩りの良さはやっぱり最強なんだろう。

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今週のスープの具材は、茄子、オクラ、エリンギそしてわかめ。塩分を取り過ぎないように、生姜やゴマ等を入れたりして塩味が強くなくとも美味しくなるように工夫はしている。その工夫はとりあえず自分一人が分かっていれば良いレベルだが・・・


ゲリラ豪雨

2024-08-28 22:00:14 | なんということはない日常

台風10号 史上最強クラスで九州に上陸・列島縦断へ 夜間も最大級の警戒を 対策は

ゆっくりと進んでいる台風の進路を確認する日々。

そんな中で、突然のゲリラ豪雨が繰り返しやってくる毎日。

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空模様があっという間に変わってしまう毎日。今朝は曇り気味の空に虹がかかっていた。

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この虹は先月7月の初旬、ノンビリ空を見ながら家路についていた時に見た虹。この頃は、まだゲリラ豪雨も少なく、雷も少なかった。

今、空を見上げるのは、雲の流れ具合で雨が降るかどうかを確認する時だ。

 


となりのMr.パーフェクト 第3,4話

2024-08-27 21:46:10 | となりのMr.パーフェクト 韓国ドラマ

仕事も結婚も全て白紙にして韓国に戻ってきたソンニュにとって建築家として着実に前に進んでいるスンヒョは誇らしくもあり、自分の現在の姿と比べてなんとも苦しいものもあり。

やり直しの一歩を踏み出せない事でスンヒョにあたってしまう彼女だが、スンヒョにも水泳でオリンピックに出場するという夢が実現する直前で消えてしまうという挫折があったのだ。苦しい時期に自分の隣にいてくれたソンニュが再び以前のような姿を見せてくれることを望むスンヒョ。過去のエピソードと現在のエピソードが交互に語られるのを見ると、お互いに告白こそしていないが、確実に同じ時間を共有していた事が分かる。
見ている限り、「今後あれこれ葛藤はあるものの離れて過ごしていた時間の溝もあっという間に埋める事が出来そうだ」ということが想像できる。(そうでなければ、泳げないのにソンニュがスンヒョめがけてプールに飛び込むわけがない。)そんな風に前向きにドラマを楽しめそうな可能性が感じられる事がこのドラマのポテンシャルの高さに思える。

その上、20代前半の二人でなく、30代に入った二人が人生に向き合い、現実の厳しさを感じる設定も現実味がある。
ビジネスと夢を両立させようとするスンヒョの思いも、自分が夢を砕かれた現実をどのように受け止めればいいか悩むソンニュの思いも、十分に納得できる。

グレイプという大企業に勤務している事を笠に着て、上司だったソンニュを再び踏みにじろうとする元同僚に自ら鉄槌を下すソンニュ。スンヒョの力を借りる事なく自ら向かっていく姿はスカッとすると同時に今後の展開も期待大だ。

勿論、10代の頃の手紙に30代になっても悩む事になるスンヒョという、ラブコメらしいエピソードにも期待大。

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ソンニュがグレイプ社を辞めるきっかけになった事の一つが同僚からのガスライティング。実際にあったことを「うそだ」「想像だ」と混乱させる対応をして精神的に追い込んでいく手法。韓国ドラマでは、最近よく出てくる言葉なので、私はドラマがきっかけでこの言葉の存在を知るようになった。日本では一般的に使われる言葉ではないと思う。多分、この手法で相手を混乱させる事は行われているのだろうが、暴言、無視など分かりやすくないので「なんだか気分が悪く不安になる」と思うだけで、パワハラにに関連しているという認識を持つ事は少ないと思う。

 


さんまについて

2024-08-26 21:31:04 | なんということはない日常

サンマが豊漁というニュースを沢山目にする。

【"サンマ"1匹80円 豊漁のワケは?】歴史的な不漁が続いていたサンマ…初水揚げは2023年の140倍に 「待ってました~これくらいの値段なら家族で食べられる!」10月ごろまで続く見通し

昨日聴いたラジオ番組(安住紳一郎の日曜天国)でもこのさんまの豊漁の話が紹介されていた。
ただ内容は単純に豊漁でよかったというニュアンスではなく、『例年と違い、今年は小型船から大型船まで一斉に操業を開始して、少しでも水揚げ量を増やそうとした。さんまは冷たい海水を好むが、日本近海の漁場の海水温があがり、遠くまで操業に出ないと取れる量が増えない。燃料が多めにかかるのだが、今年は少しでも水揚げを増やそうと遠くまで出て漁をしたので水揚げが増えた』全体の話はそんな流れだったと思う。そして海水温が上がったため、さんまはやや小ぶりというような話だったように記憶している。

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検索ワードを「さんま」とすると確かに豊漁のニュースが沢山ヒットするが、少し検索ワードを変えて探すと、ラジオ番組で紹介された内容に関連した記事が、量は多くはないが確実にヒットする。

北海道でサンマ豊漁「初水揚げ量が昨年の140倍」にはトリック…庶民の魚は食卓に戻ってくる?

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自分では魚グリルを洗うのが面倒なのでどうしても焼き魚は避けがちだ。時々お弁当を購入する際はお肉より魚を選ぶようにしている。さんまはちょっと小ぶりだったが、骨まで食べられて美味しかった。

 


となりのMr.パーフェクト 第1,2話

2024-08-25 19:24:28 | となりのMr.パーフェクト 韓国ドラマ

夫と一緒に食堂を営むミスクは、アメリカのグレイプ社に勤務し、結婚も決まった娘ソンニュの自慢が止まらないのだが、そんな自慢の娘が会社も辞め、突然実家に戻って来る。

休む事なくトップギアで仕事をしてきたソンニュは、全てをリセットして戻って来たのだが、実家の隣には母の友人ヘスクの家があり、ヘスクにも建築家として事務所を共同経営している自慢の息子スンヒョがいるのだ。戻って来て静かに過ごすには、周りの人間関係が近く濃すぎる。

奨学金で留学し、留学後も海外の一流企業で勤務していたにも関わらず、突然の帰国に多くを語らないソンニュ。10年以上離れていても言いたい事を言い合えるスンヒョとの仲。建築家として賞を受賞し、順風満帆に思えるスンヒョも新しく立ち上げた事務所の運営に一抹の不安がある。

お互いの心配を感じ取りながらも、それを率直に言い合うには、親しくなりすぎていて恥ずかしい部分もあるんだあろうか?高校時代からのしばらくぶりの再会に、何だが微妙な感じも残るやり取りのあれこれ。

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ミスクにヘスクにチェスクにインスク。母親世代は、自分たちを@スク姉妹と命名し、始終行き来をしている様子。このグループの結束の強さと、娘と息子の自慢を盛大に言い合う押しの強さがいかにも韓国らしい。

オリジナルのタイトルは、「オンマチングアドゥル」(엄아친구 아들)

「母さんの友達の息子」という意味の「オンマチングアドゥル」は、能力、外見、性格、家柄、全てが完璧な男性の事を遠回しに言う言葉。韓国人の同僚からは「究極のパワーワードだ」と教えて貰った事がある。まさしくチョン・ヘインが演じるスンヒョそのものを表す言葉だ。日本語タイトルが「となりのMr.パーフェクト」となったのもある意味納得。


ラストマイル

2024-08-24 20:08:52 | 映画鑑賞

巨大ショッピングサイトの物流センターから発送された荷物が爆発する事件が起こる。爆発物は梱包された荷物の中に、いつどこでどうやって紛れ込んだのか。ブラックフライデーというショッピング業界における稼ぎ時を狙った事件。目的も分からず、爆発物がどれだけあるのかも分からない。ただ、配送を止めて原因究明を行う選択肢はないのだ。品物を発送しなければ売り上げは立たず、荷物を配達しなければ運送会社も配達を請け負っている委託業者も売り上げを立てる事が出来ないのだ。ショッピングサイトの物流の流れには、川上から川下まで多くの企業と多くの人が複雑に絡み合う。

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映画は物流倉庫を舞台にし、それに「アンナチュラル」と「MIU404]のエッセンスを注入した「犯人は一体だれなのか?」というエンタメ映画なのだが、私は物流業界の流れとパワーバランスがとにかく気になってしまって仕方なかった。

効率と言う名の元の過酷な「やりがい搾取」と、疲弊した人を「能力不足」と切り捨てるパワーバランスの冷たさ。

トラック事業者はドライバーの確保が出来ず輸送が出来ない可能性、荷主は配送業者から輸送を断られる可能性、消費者は当日や翌日のスムーズな配達サービスが受けられない可能性・・・

トラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制などが適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足する事が問題となっている物流の2024年問題の事が気になってしまい、火野正平と宇野祥平が演じる委託の配送業者や、大手ショッピングサイトから配送業務を請け負っている羊急便の局長阿部サダヲにもっとスポットが当たって欲しいと思いながら鑑賞。

勿論、巨大ショッピングサイトの物流センターという大きな怪物の存在も忘れたわけではない。マネージャー役を演じる岡田将生の佇まいからその効率主義のあれこれを色々考える。

 


セブンイレブンスイーツ ホイップだけどら

2024-08-23 21:04:05 | なんということはない日常

どら焼きの皮がふわっとしているだけでなく、冷たいホイップがとにかく柔らかい。

美味しいのだが、とにかくホイップが柔らかすぎて、ちょっと仕事の合間に食べるのはやや難儀する。

まず、ホイップが崩れないように巻かれているフィルムを綺麗にはがさねばならず、それを剥がしてしまうと、更に全体がふわっとし、安定感がなくなるのだ。会社の休憩時間にこそっと食べるのではなく、家でゆっくりお皿に移して食べる方が落ち着いて食べられたのに・・・、

慌てて撮ってブレブレになっている写真を見ながらそんな事を考えていたのだが、別の理由でも会社で食べない方が良かったっ事に気づいた。

ブレブレに写っているパッケージの赤い文字「本商品には洋酒を使用しております。運転される方、妊娠、授乳中の方はお控えください」

「ホイップクリームが流れ落ちそうで困った・・・」という事ばかり気になって、赤で書かれた注意書きにちっとも築かなかった。。。

 

 


トイレが故障する

2024-08-22 21:47:00 | なんということはない日常

便器を新しい物に交換した。

お風呂が壊れたり、蛇口が壊れたり、雨どいが詰まったり。。。
小さな事から大きな事まで、家の修繕に終わりはない。

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1ヶ月ほど前から、水を流し終わった後に、流れたはずのトイレットペーパーが時々浮き上がってくるようになった。
暑くて頭があまり回っていないこともあり「気のせいだ」とやり過ごしていたのだが、時々だったそれが毎回になったので、市役所のHPに掲載されている水道業者一覧から一番近所の業者さんに連絡をし、様子を見て貰った。

業者さん曰く「異物が詰まっているわけではない。ただ、経年劣化と使い方の問題でパイプにカルキ等が沢山ついており、狭くなっている。そのカルキなどの突起物にペーパーがひっかかり、それが水が流れた後に浮き上がってきている」との事だった。内視鏡のようなトイレ用のカメラでパイプ内部を映したのを見せてもらったのだが、パイプの壁に白い物が沢山付着しており、パイプそのものがとても細くなっているのが分かった。

二人組の業者さんのうち、一人の人は「強力な薬剤を投入し、24時間使わなければある程度のカルキは取れる」と力説していたが、「経年劣化もあるしね・・」と別の人はその案にあまり乗り気ではないようだった。薬剤を入れた後、24時間待っているのも辛い。結局、40年も経っているので、仕方ないと交換を決断。

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水が流れるパイプの中にカルキが沢山付着するケースの要因の一つは、トイレを使った後に毎回流さず、複数回使ってからまとめて流す事だという。

私は昼間は会社にいるのでまとめて流すような機会もなく、そんな事はしていないのだが、亡くなった両親はずっとそうやっていたのかもしれない。今となっては確認しようもない。

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節水も大事だが、パイプ詰まりを阻止するのはもっと大事だと今回のトラブルで実感。


幸せの国

2024-08-21 22:07:06 | 韓国ドラマ・映画

韓国から中国に帰ってしまってもな大人気のパンダ、フーバオの映画が9月に公開されることを、フーバオ好きの韓国人同僚から教えてもらう。同僚曰く、フーバオは可愛らしく絵になる事からメディア系の人から絶大な人気があるらしく、それがバオファミリー(フーバオの家族をそんな風に呼ぶようだ)の後押しをしているとの事。

その関連サイトから、今、韓国ではチョ・ジョンソク主演の映画が2本一度に見られる事を知る。

そのうちの一本の幸せの国で共演しているイ・ソンギュンの姿がなんとも切ない。

同僚に、チョ・ジョンソクとイ・ソンギュンの二人を同じ映画で見られるのは嬉しいが、イ・ソンギュンがあんなことになり残念だと伝えると、「今は随分世論が変わって彼に悪い事を言っている人は少なくなった」と教えてくれた。彼の自殺後に様々な情報が出て、彼の事を悪く言う人が居なくなったとの事だった。

イ・ソンギュンのファンの人は、この映画を観るのに「ハンカチとトイレットペーパーが必須」と言っているとの事。トイレットペーパーというのが韓国らしい。ポケットティッシュでは足りないんだろう。

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観客の反応は、イ・ソンギュンファンは満点、映画ファンは6点から7点位をつけている人が多いようだ。映画ファンの人は「10月26日(朴正煕暗殺事件)を描いた映画は多いが、観るべき所はある」「(同じ時代を描いた)ソウルの春よりも面白かった」というニュアンスのコメント多し。

イ・ソンギュンファンの人は「この作品が俳優イ・ソンギュンの遺作として残っているのは嬉しいです。あなたがそこで幸せになりますように...」と、映画のタイトルとかけて、彼が幸せの国に行った事をお祈りしているという書き込みをしている人が沢山いた。なんとも切ない。

 


ふるさと納税について

2024-08-20 21:50:23 | 日の目を見ない会社員のブログ

仕事で毎月給与計算をし、年末は源泉徴収票を印字して給与明細と一緒に社員に配布したり、各市区町村から送られてくる給与取得等に係る特別徴収税額の決定通知書を社員に配布したりしている。
そんな風に所得税そして住民税が身近なせいか、ふるさと納税の制度が導入された際、ちょっとだけ複雑な思いに駆られた。
「皆の給与を間違いがないように集計し、給与所得者の人には源泉徴収票を配布し、税務署には源泉徴収票を集計した法定調書合計表と提出し、給与所得者の人が居住している市区町村には給与支払報告書をそれぞれ送り、翌年度の住民税を計算出来るように処理しているのに、そこにふるさと納税が加わる事で、せっかく集計した数字を使って計算された住民税がそのまま使われなくなるのだな・・・」と何となく空しくなったのだ。

今は動画スタイルになってしまったが、以前は年末になると税務署主催の年末調整説明会があった。そこには税務署関係者だけでなく、市区町村の住民税担当者も出席され「皆さんが企業で事務処理をしていただいている事が正しい税徴収に繋がり、円滑な行政サービスに繋がります。。」などと、形だけでも企業の担当者の事務処理の苦労に対して労いの言葉があったりしたのだ。
どうしても税金計算等は社員からもあまり有難がられない業務。形だけでも慰労でも、なんの慰労もないよりは少しは意味があるものだった。

勿論、各企業や個人が各市区町村に報告した数字を元に住民税が計算され、そこからふるさと納税の計算に回るのだから、使用されてない訳ではないのだが、(特に都心部で)「住民税の他所への流出で、住民サービスに回る分に不足が出ている」という件がニュースになっているのを見ると、なんとも複雑な思いになる。一度は居住地で使われる為に計算された住民税が、他所に移されて、もともとの場所では税金が足りなくなるなんて・・・

仕事柄からか、ふるさと納税の制度が導入された際、そして今も時々ふるさと納税について、話をすることがあるのだが、その際にふるさと納税をした市区町村の名前の口にした人はただの一人もいなかった。「ふるさと納税で○○を貰った」

皆一様にそんな言葉を口にする。結局は返戻品なんだ・・・寄付額1兆円規模の壮大な通販だなと改めて確認する瞬間だ。


市ヶ谷 魚金(市ヶ谷・九段お昼時マップ41)

2024-08-19 21:34:54 | なんということはない日常

今日の午前中は年一回の健康診断だった。終わってから職場に向かった為、市ヶ谷駅に着いたのは11時半少し前。

駅から旧日テレ方面に歩いてすぐの所にある魚金。

同僚から「少し前からランチ営業を始めたようだ」という話を聞いていたので、朝食兼昼食と思い、オープンとほぼ同時に入店し、うな丼シングルを注文。

店に着く前は「お刺身がいいかな」と思っていたのだが、店の前のメニューの「う」の文字の勢いを見て、うな丼に決める。

一人暮らしになってからうなぎを食べる機会は殆どなく、何年かぶりのうなぎ。

ふわっとした身に程よいタレ。冷たいミニうどんも、のど越しよく・・・カウンターに座ったのだが、夜に提供されるであろう数々のメニューをチェックしながら、うな丼を堪能。

私はあまり食べる方ではないので、1,500円でこのボリュームなら大満足。隣の人の人のお刺身も美味しそうだった。

 


フォールガイ 

2024-08-18 19:29:10 | 映画鑑賞

ライアン・ゴズリング演じるスタントマンのコルトはハリウッドスターのトムの主演映画の仕事中に事故を起こした事で仕事から離れていたのだが、トムの映画のプロデューサーから再び声がかかった事で現場復帰。久しぶりの仕事の上に、トムの映画は監督は元彼女ということで微妙な立場に戸惑うコルトだが、本当のミッションは、姿を消したトムを探し出す事だったのだ。

とにかく明るく、映像愛、スタント愛に溢れた映画だ。映画館で、楽しく元気が貰える2時間を過ごしたい私にピッタリの映画だった。

主人公のコルトはキャリアを中断しやや鬱々としている設定なのだが、動きだしたらキレキレのアクションの数々。シドニーオペラハウスの前で繰り広げられるアクションも、劇中劇のメタルストームの恋愛話も壮大な映像でありながらも、どちらも何かクスっと笑ってしまいたくなる設定だ。

とにかく私にとっては最高のエンタメ映画。

次々と流れる音楽もテンポ良く物語とアクションを盛り上げる。キッスのI Was Made for Lovin’ You、映画監督を演じるエミリー・ブラントはカラオケで♪Take a Look at Me Now♪という歌詞が耳から離れないフィル・コリンズの歌を感情たっぷりに歌い、予告編映像ではジャーニーのAny Way You Want Itが軽快に流れる。

制作会社はユニバーサル・ピクチャーズと監督のデヴィット・リーチが設立したアクション映画に特化した製作会社87ノース・プロダクションズ。字幕監修に谷垣健治氏のクレジットがあるのも納得だ。

映画『フォールガイ』本予告<8月16日(金)全国公開!>

 

映画『フォールガイ』特別映像【Introducing The Stunt Team】<8月16日(金)全国公開!>

 

 


身長の事

2024-08-17 20:29:21 | なんということはない日常

「壁の高さはあまりに残念」スポクラ・森秋彩 ホールドに手届かず 痛恨の0点 「いじめと主張」と英紙も疑問【パリ五輪事件簿】

私は背が低いので生活の中で出来ない事も色々ある。スーパーで一番上の棚に手が届かなかったり、電車の網棚に物が載せられなかったり。会社でも備蓄倉庫の一番上に置いてあるファイルが取れずに、自分用に小さい踏み台を購入し、落下に注意しながら備品の整理をしたり。電車内のつり革は肩のストレッチになってしまい、腕に余裕がなくなってしまうので、極力捕まらないようにしている。いや、正確にいうと腕をずっと伸ばし続けているのも結構大変なので捕まらないようにしているのだ。

ただ、背が低い事が私の標準なので、出来ないな・・・と現実を確認し、諦めればいい事ならそのまま素通りするし、どうしてもそれが必要だったりやりたい事だったら誰かに頼んだり。あるいはちょっと頑張ってみたり。更に安全性に関わる事だったら、相手が面倒がっても、丁寧にお願いして助けて貰う事もある。なんとか折り合いをつけて、いままでやってきたし、これからもそんな風にしていくしかない。

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高校卒業後の進路を考えていた際、看護師になる為の学校に通う事も選択肢の一つだった。ただ、自宅からの通学や学費の事を考えて一番条件がいいと思った学校は、入学資格に身長制限があった。150センチだったと思う。絶対に看護師になりたいのだったら、卒業と同時に家を出て入学制限のない遠方の学校に行ったり、バイトで学費を稼ごうなどと色々考えたはずだ。更に進路指導の先生に相談してもよかったかもしれない。しかし、当時の私はその事を両親に相談する事も学校の進路相談で話をすることもなかった。自分の努力で克服できないのなら別の道を進むしかないとあっさり諦めたのだ。今思うと切実にその道に進みたいと思っていなかったのだと思う。

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スタートしてからの色々な制約については、技術を磨き克服していくのがスポーツの醍醐味だろう。ただ、スタートさえもできないような状況を、スポーツだから技術の向上を目指すべきという簡単な言葉で片づけてしまっていいんだろうか。

このスポーツクライミングの事はオリンピックが終わってからネットニュースで知った次第。この事に言及しているインタビュー記事も読んだが、記事の文章からは、本当に彼女がスポーツクライミングを好きな事が伝わって来たので、なんとも切なくなる。彼女が好きな事を諦めずにすむような道が出来ますように。