goo blog サービス終了のお知らせ 

私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

あいつは黒炎竜 第11,12話

2025-03-27 21:25:07 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

彼の後任だった本部長の失脚により、ジュヨンの本部長復帰というシナリオが、完成。これでリニューアブルプロジェクトに向けて万全の態勢で臨む事になるジュヨン。

危機回避の為のジュヨンの行動が、やや悪質ユーチューバーの出現で物議をかもすも、日和った態度をせずに凛とした態度で臨むジュヨン。

勿論こういったあれこれトラブルも乗り越え、更にはスジョンの後押しもあり、祖母である会長との溝も埋める事が出来たジュヨン。

****
最後は、自分の好きな事に正直になったジュヨンの行動が実を結ぶという、ハードロックやアニメ、ゲームの存在に救われたというジュヨンの姿を徹底密着。ジュヨンが好きな物に励まされて来た事、好きな事が生きる力を生み出すという事を折に触れ描いて来たドラマらしい展開だ。

自分も趣味を作ろうと努力するスジョンに「好きな事に努力はいらない」とオタクらしい感想を述べつつも、自分を理解しようとしてくれるスジョンの気持ちを温かく感じるジュヨン。

悪意を持った登場人物が一人もおらず、ただ、家族を大事に思うが故の行き違いに苦しんだジュヨンが最後に幸せを掴んだというラスト。ちょっと甘すぎな感じもあったけれど、若々しいラブコメらしい展開。

*****
個人的には、会長のファッションがとてもオシャレで毎回楽しみだった。演じるパン・ヒョジョンが貫禄たっぷりだったのは勿論なのだが、明るい色を多用しながらも、華美ではなく、若々しく、そしてカリスマ性も感じさせる佇まい。やり過ぎでない自然なシルバーヘア。私も白髪が多い方なのだがあんな風になかなかお洒落にはアレンジできない。憧れの髪型だ。

そしてEGGDROPのサンドウィッチ、VOLVOの車そして,KOPIKOのコーヒーキャンディタブレット。これらのブランドの商品が毎回毎回、凄いインパクトで登場していた事も忘れられない。


あいつは黒炎竜 第9,10話

2025-03-23 19:36:56 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

自分達が黒歴史だと思っていた初恋の思い出も共有していた事にショックを受ける二人だが、ここは当然二人で克服しなければならないのだ。

初恋の痛みの克服が現在の恋の成就に繋がっているなんてなかなか出来ない経験ではないか。特に年下のジュヨンは、初志貫徹の雰囲気が強い気質が強く、祖母の気持ちもスジョンの気持ちもどちらも失いたくない気持ちがとても強い。彼にとってとにかくプロジェクトの成功が、二人に自分の気持ちを示す最高の手段。力の入れ加減をコントロール出来ないのも若さゆえ。彼が体調を崩した事で二人の絆が強まるものの、スジョンが彼を心配して無防備に彼のマンションに行ってしまったことが会長に知られ、万事休すだ。

ジュヨンが本部長職を解かれただけでなく、ジュヨンとスジョンの事を気づきながらも二人の関係を会長に報告しなかった彼の秘書まで会社を辞める事になる。

勿論スジョンにも大きなプロジェクトを前にしての唐突な異動。現実社会でこんな事が起きたら、全部のトラブルはまるでなかったかのように関係者は全員退場だが、そこはラブコメ。ジュヨンと会長の仲に決定的な亀裂を生みたくないスジョンは、逆に彼が戻ってこれるようにと自分の異動を彼に隠して仕事を続けるのだ。

ジュヨンとスジョンが猪突猛進型の恋を貫いているのとは反対に、二人の先輩達の恋の行方はかなり現実的。大きな困難を乗り越えられるという希望を口にする男性と、どこまでも現実的な女性のすれ違い。

どちらの恋にもハッピーエンドが待っているはず。どんなウルトラCでハッピーエンドに持っていくんだろうか。


あいつは黒炎竜 第7,8話

2025-03-17 21:02:30 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

自分の気持ちを言葉でなく態度で伝えるも、なんとマッコリのせいで自分の行動を一つも覚えていないという失態を犯すジュヨンとそんな彼の態度が許せないスジョン。定番の空回りなので、観ている方としてはドキドキハラハラはなく、とにかくかわいいとしかいいようがない。

出来る御曹司だが若くて経験がないので、なんとも可愛らしい勘違いが続くし、スジョンも受け入れ態勢万全なのに何も覚えていないジュヨンの態度に一人腹を立てるという分かり易い展開。

更に二人の悪縁を心配するシンウォンとハジン。この二人、人の心配をするより自分達の心配をした方がいいのに、びっくりするぐらい二人を心配するのもラブコメらしい寄り道だ。

結局はジュヨンが自分の行動を思い出し、更にはジュヨンが何か隠していると気づいた会長から彼を守る為のスジョンの行動が二人の間にあった壁を壊してくれるのだ。

秘密の多いジュヨンにスジョンの「私があなたの一番の秘密になる」という一言で壁が壊れてしまえば、もう怖いものはなにもなく、分かり易い『秘密の社内恋愛』の典型的な場面が続くのだが、なんと自分達の恋愛の敵は自分達の過去だっという事に気づく二人。

*****

とにかく、可愛らしい展開が続く。

 


あいつは黒炎竜 第5,6話

2025-03-14 21:25:43 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

出来る御曹司のジュヨンとして、何とか百貨店のリニューアルを成功させたい彼。御曹司を演じるチェ・ヒョヌクがあまりにも若いので仕事が出来るアピールが空回りするのではと心配になるが、ラブコメの空回りは恋する相手にだけ発動されるようで、御曹司と押し活というギャップにポイントがあるドラマでは仕事はきっちり出来る男という事をアピールすることがやっぱり大事だ。

こだわりの牛乳を百貨店で取り扱いたいとジュヨンとスジョン。週末を利用して地方の牧場にまで出かけ、オーナーと契約を締結したいと、仕事の出来る百貨店の企画担当者と運転手として姉についてきた弟という芝居までしてなんとかオーナーの懐に入り込もうとする。

契約を取りたいのでこんな風に押しかける場面は韓国ドラマでよく見かけるシーン。そしてうっかりマッコリを飲んでしまったため、車を運転できず一晩泊まる事になるという展開も定番だ。ただ、最後まで嘘をつき通す事をせず正直にオーナーに事情を打ち明け、あれこれ策を練る事なく正直路線で契約を結ぼうとする辺りに御曹司らしい余裕も感じられるが、マッコリを飲み過ぎてスジョンを勘違いさせてしまうあたり、恋する相手には空回りが続く。

定番のシーンを重ねながらも二人の可愛らしい空回りでストーリーを繋げていくには、チェ・ヒョヌクとムン・ガヨンの雰囲気が大事だ。

ちょっとだけ女性が年上という雰囲気を出しつつ、それでも「二人はなかなか息がぴったり」という微妙な雰囲気を出しつつ、そして、ラブコメらしく「あんな偶然あるわけないけれど、二人の様子が幸せそうだし、観ていて可愛らしいから許せる」というドラマ全体を包むふんわり感を感じさせる雰囲気づくり。

*******

ちょっとした勘違い行動も織り交ぜつつ自分から離れていきそうなスジョンの気持ちを掴むべくリカバリーを図るジュヨンだが、財閥の後継者という立場が公になることで、スジョンの気持ちだけでなく、なかなか自分を受け入れてくれない祖母の気持ちも掴まねばならないのだ。財閥の後継者であるジュヨンの挑戦はまだまだ続く。

こんな風な後継者として認められない財閥内の若者問題も、韓国ドラマで定番の乗り越えなければならない試練の一つ。


あいつは黒炎竜 第3,4話

2025-03-09 19:45:00 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

年月を経れば、お互いの黒歴史を塗り替えるような恋愛を同じ相手で出来るのか?という命題がこのドラマのキーポイントだとは分かっているが、私は、若くして百貨店の本部長職に就いた御曹司のジュヨンが、推し活で自分の精神状況を保っている状況と現実世界での状況をどんな風にうまくバランスを取り、乗り越えていくかという物語だと思って鑑賞中。

ムン・ガヨン演じる年上のスジョンが、上司であるジュヨンの趣味を否定する事なくニュートラルに受け入れ、彼と仕事をする事を前向きに受け入れる姿にも注目すべきだとはよくわかるが、二人のラブストーリーより、私は、御曹司のジュヨンが自分の推し活と自分の社会生活をどんな風にこの先コントロールしていくのかという御曹司の心の変化になんだかシンパシーを感じるのだ。

特に、この彼の場合は、両親の事故死に罪悪感を感じ、たった一人の祖母を悲しませてしまった事も乗り越えなければならないのだ。好きな事があるからこそ辛い状況も乗り越えられてきたのに、その好きな物が自分の好きな人達を辛い状況にしてしまっているというなんとも切ない状況。

そんな辛い情状況がありつつも、この御曹司が推し活と本部長職の間でひとり四苦八苦する様子も併せて詳細に密着。理解者だと思い始めたスジョンのたった一言で、プレゼントするつもりだった高額ワンピースを返せと言って見たり、隠し部屋の電気工事に彼女がやって来るととんでもなく狼狽。しかし、彼女の父親が怪我をすれば、御曹司らしい好待遇で彼女をサポート。

自分の趣味を否定しないスジョンににとてつもなく感謝しているのが、よくわかるが、すれ違いはラブコメの基本。彼女はニュートラルに彼の趣味を受け入れているだけで、そこになんの意図もないのだ。

******

私も映画やドラマを観る事が大好きだし、その事を誰かと熱く語り合いたいという思いがあるが、実生活の中ではそんなチャンスも殆どないので、ここであれこれドラマの感想を書いたりしてすっきりしている。私はドラマの中のジュヨンのようにグッズやホンの収集に興味はないが、映画館が無くなってしまったり、配信ドラマが見られなくなったりしたら楽しみが無くなりかなりがっかりすると思う。だからジュヨンが自分の部屋がライブ会場仕様でなくなりあんなに狼狽する気持ちが凄く良くわかる。こだわりは生活に潤いをもたらしてくれるから。


あいつは黒炎竜 第1,2話

2025-03-08 20:49:23 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

お互いの黒歴史を塗り替えるような恋愛を同じ相手で出来るのかという問題を軽やかに繰り出すラブコメ。

若者にありがちな可愛らしい自意識過剰もあり、オンラインゲームで知り合った相手の事をすべて受け入れるにはまだまだ幼かった二人。

時間が経ち、そんな二人が、たった一人の祖母の信頼を得られずオタク生活でなんとか精神のバランスを保ちつつ、御曹司の姿を維持するジュヨンと、仕事を失いたくないあまり、上司を次々と追い込む事になってしまう仕事人間のスジョンとして再会。当然二人はお互いの事を認識していないというラブコメのお約束のような設定だ。

御曹司故、今時の流行りのように推し活を全面に押し出せない苦悩がありつつも、ハラハラする推し活ライフを満喫するジュヨン。ただ、祖母の信頼を得る為に完璧な後継者を目指す中で、上司キラーのスジョンに無駄な警戒心を抱いてしまい、これがスジョンを無駄な混乱に追い込んでしまうのだ。

自分の無駄な警戒心の為に、逆にスジョンに推し活生活が簡単にばれてしまい、自分で自分の首を絞める事になってしまうジュヨン。ちょっとでも余裕をもってスジョンを観察したら、彼女が彼の推し活ライフになんの違和感も持っておらず、さほど興味を持っていない事がわかりそうなものなのだが、正しい後継者であることに妙にこだわるジュヨンは、スジョンに対して間違った警戒心を発動。

彼女をそばに置いて監視することで彼女が自分の真の姿をばらさないかを見張るという、誤った熱の入れ方で自分を更に追い込んでいくのだ。こだわり強めの推し活ライフ同様、御曹司ジュヨンの危機回避方法もこだわり強めだ。

****

主人公の二人のキャラクターが非常に強めだが、完璧な悪者キャラは誰もいない様子。あいつは黒炎竜というやや物騒なタイトルだが、ストレスなく軽やかな気分で楽しめそうな雰囲気だ。チェ・ヒョヌクの本部長とは思えない若さに驚きつつも、御曹司らしい充実の推し活部屋がちょっとうらやましいい。