1993年5月 Jリーグが開幕した頃は、会社帰りに試合を見に行こうなどと盛り上がったものだった。ラジオからも始終「オレーオレオレオレ~」というテーマソングが流れていたような気がする。
仕事が終わった後、同僚から机の上に並べた10円玉でオフサイドについて説明を受けたりしたのも懐かしい思い出だ。
「えっ?この10円玉がここにあればいいの?」
「いや これではオフサイド」
「えっ ?だってさっきはこれがオフサイドって?」
「だからこれとこれは違うでしょ?」
(この間机の上であちこち動かされる10円玉)
「もうやめよう。別にオフサイド分からなくても、問題ないよ。こんなにあちこち10円玉動かして、これじゃコックリさんだよ。」と呆れた同僚の一言。
とうとう最後までオフサイドのルールが理解できず、Jリーグを見に行く話もなんとなく立ち消えになってしまった。
競技場の外から風に乗って聴こえてくる日本人サポーターの声。主のいない観客席はまるで白いキャンバスのようにもみえ、寂しくはあるけれどもテレビ画面からは逆にシンプルな雰囲気さえ伝わってくる。気温37度のバンコクでの試合は、夕方とはいえまるでサウナ風呂の中を全速力で駆け抜けるようなものだろう。
未だにオフサイドのルールは分からないが、今日の試合は十分に楽しんでいる。「別にオフサイド分からなくても、問題ないよ。」同僚の一言は正しかったようだ。
仕事が終わった後、同僚から机の上に並べた10円玉でオフサイドについて説明を受けたりしたのも懐かしい思い出だ。
「えっ?この10円玉がここにあればいいの?」
「いや これではオフサイド」
「えっ ?だってさっきはこれがオフサイドって?」
「だからこれとこれは違うでしょ?」
(この間机の上であちこち動かされる10円玉)
「もうやめよう。別にオフサイド分からなくても、問題ないよ。こんなにあちこち10円玉動かして、これじゃコックリさんだよ。」と呆れた同僚の一言。
とうとう最後までオフサイドのルールが理解できず、Jリーグを見に行く話もなんとなく立ち消えになってしまった。
競技場の外から風に乗って聴こえてくる日本人サポーターの声。主のいない観客席はまるで白いキャンバスのようにもみえ、寂しくはあるけれどもテレビ画面からは逆にシンプルな雰囲気さえ伝わってくる。気温37度のバンコクでの試合は、夕方とはいえまるでサウナ風呂の中を全速力で駆け抜けるようなものだろう。
未だにオフサイドのルールは分からないが、今日の試合は十分に楽しんでいる。「別にオフサイド分からなくても、問題ないよ。」同僚の一言は正しかったようだ。