私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

殴り殺される覚悟で書いた親日宣言

2005-06-13 21:26:01 | たまに読んだ本
昨日の夜、友人から借りた「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」@チョ・ヨンナムを読む。
感じたことを忌憚なく書いているとは思うが、それだけだと思う。
何かを声高に宣言しているとは思えなかった。

同じように韓国、日本の事を忌憚なく書いている本だったら、韓国人女性と結婚した篠原令著「妻をめとらば韓国人!?」の方が面白く読めると思う。
韓国に思いやりという言葉がないとう件にはびっくりしたが、違いを違いとして受け入れるという自然な考え方が一貫しているので、読んでいて大変気持ちがいい。
違いに優劣をつけるのではなく、違いを違いとして素直に受け入れることの大切さを淡々と語っているので大変分かりやすいのだ。

チョ・ヨンナム氏がこの本を出版したことによって、テレビ番組を降板することになったのは、日本でも報道されていたし、又篠原令著「妻をめとらば韓国人!?」は韓国語版の出版の話もあったそうだが、立ち消えになったのだという。

しかし「妻をめとらば韓国人!?」の方は違いを受け入れることの大切さに重きを置いた本で、どこが気に入らないのか正直分からない。奥さんの事を情に熱い人として書いている箇所は沢山あるが、その裏には奥さんそして韓国という国を理解しようという静かではあるが熱い思いがあることは、本を読めば一目瞭然だ。
ただ違いを受け入れるということの第一歩は、事実を事実として受け入れるということだろう。正直私の理解度の範疇を超えているが、番組降板、発売禁止は紛れもない事実だ。

いつもは「韓国ドラマって熱い!」と短絡的にドラマを楽しんでいるだけだが、たまにはこんな風に真剣に事実と違いを考える必要があるかもしれない。


妻をめとらば韓国人!?

文芸春秋

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