風になれたら

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白駒池から雪道を歩く

2017-05-25 | 徒歩の旅

5/4(木) 晴れ

今日は駒出池キャンプ場から近い白駒の池を見に行こう。白駒の池は麦草峠の近くの標高2100メートルを超える場所にある湖だ。

駐車場にバイクを止めて支度をしていると、バイクでやってきていたカップルが白駒池の方から戻ってきた。聞けば中山まで行ったと言う。私が持っているチェーンスパイクと同じものを装着していたので、それで行けましたかと尋ねるとえぇ、と答えてくれた。

それじゃあ、行けるところまで行ってみよう。

国道から歩くこと15分あまり、真っ白な湖が現れた。全面凍結していたが、岸の近くは氷がズブズブで沖に歩いて行くのは困難だった。一人なので、もちろん無茶はしない。

白駒の池からニュウを目指した。しっかりとした踏み跡を辿ってゆっくりと登って行った。登山道の岩と根っこはすべて固まった雪に覆われ、なんか夏山よりかなり歩きやすい。

だいたいコースタイムでニュウに到着した。ニュウとは乳のことで、写真の左下にあるように尖った岩を頂きにした岩の塊がある場所だ。ここからは富士山を望むことができるのだ。写真の真ん中ね。

ニュウから尾根伝いに中山を目指した。春の雪山はあまり寒くなくていいな。雪道を歩くのがこんなに楽しいことを初めて知った。

中山から西の峰々を眺めて、高見石を経て白駒池に戻った。ザクザクと雪道を下るのも楽しかった。

日差しは強くサングラスをしていても眩しいくらいでだ。

時間はちょうどお昼でお腹が空いたので、湖畔の白駒荘で自家製野菜たっぷりのうどんを食べた。あ、写真を撮る前に少し食べてしまった。まぁ、いいか。

このうどんは野菜がとんでもなく上手い。甘みと苦みが絶妙に混ざり合っている。おばあちゃんが丹精込めて作っているに違いない。

まだいけそうだったので、ほおずきのレアチーズケーキとコーヒーを頼んだ。ほおずきの苦みと酸っぱさがチーズケーキの甘酸っぱさと絶妙に絡まり合い、脳に美味い!と信号が走る。

お腹が空いていたのを引いても、どちらもまた食べたいと思わせる味であった。

4時間半ほど遊んでこの充実感、いい1日だ。夕食のおかずを買いに街まで降りて、帰りは再び八峰の湯へ浸かった。八峰の湯は昨日よりも混んでいたが、湯船から先ほど登ったニュウを眺めて心の中で笑うのであった。

 

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