風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

残雪の北八ヶ岳を行く

2018-05-06 | 徒歩の旅

4/21(土) 晴れ

1週間前まで風邪で1週間寝込んでいた。そして1週間後に南アルプスへ2泊3日で行くことが決まっていた。とても不安だ。リハビリを兼ねて雪上歩きに慣れておこう。買ったばかりの12本爪アイゼンとピッケルも試しておきたい。
行き先は何度か訪れたことのある北八ヶ岳にした。朝3時半に家を出る、まだ空は暗い。都内も高速道路も車は数える程しか走っていない。談合坂のサービスエリアもご覧のとおりガラガラだった。

南諏訪のインターチェンジを出て八ヶ岳の勇姿を正面や右に見ながら冬季閉鎖が解除されたばかりの麦草峠へ向かう。今年は雪が少なく道路の凍結も心配なさそうだ。久しぶりのワインディングロード、パワーRS(ミシュランのタイヤ)のおかげでグリグリと登っていける。しかし久しぶりのワインディングロード、ずっとくねくね走っていたら酔ってしまった。ちょっと気持ち悪い感じで麦草峠をパスしてその先の白駒池の駐車場にバイクを停めた。数組の人が山に入っているようだった。バイクの格好から山歩きの格好に着替えて出発だ。外でタイツになるのは少し恥ずかしいが仕方あるまい。

駐車場向かいの登山口に雪はほとんどない。昨年の5月4日に訪れた際はこの辺りも残雪があった。その時の様子はこちら

白駒池の周辺も雪はまばらだ。そして昨年末に火災で消失した湖畔の白駒荘の新館は再建の途にあった。

白駒池から高見石に向かう。ようやく雪が出てきた。まだ8時前なので雪の状態は良好だ。今日は暑くなる予報なので帰りはズボズボかもしれない。

高見石から中山へ向かうと開けた場所となる。日差しが目に痛いくらいだ。

中山の展望台からは日本アルプスの山々の全貌を望むことができた。南にはこれから向かう天狗岳が見える。中山からの下り、少し傾斜があったのでここでアイゼンを装着した。いい感じだ。

下ってから中山峠に向かっていると出発前に先行したパーティと行き交った。ニュウを回ってきたそうだ。すれ違ったのはここまでで彼らだけだ。中山峠で休んでいた老年の女性に会った。今回が八ヶ岳は2回目で行けるところまで行くという、亀のように遅いがそう言う楽しみ方もあるのだ。

少し行くとようやく雪の斜面が現れた。再びアイゼンを付けて登って行く。風もなく薄着で登って行く。汗をかいた体に風が心地よい。

稜線上は断続的に雪がある程度で頂上には雪はなかった。東天狗の頂から南八ヶ岳を望む。絶景をしばし楽しんだ。

東天狗からニュウを回って下山した。森の中は雪が軟らかくなり踏み抜きに苦しみ、ニュウからは溶けた雪が再び凍ってツルツルとした箇所が多かった。

白駒池の手前に小さな湿原がある。ここは春の準備ができているようだった。

白駒荘から駐車場に向かっているとクローラーで資材を運ぶ人たちとすれ違った。小学生の男の子もいた。白駒荘の方々だろう。再建したらあのホオズキのレアチーズケーキを食べに行こう。

駐車場でバイクが待っていた。再びワインディングロードの走りを楽しみ家路に着いた。

今日の歩行距離は12km、走行距離は435kmであった。

コメント (2)
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