風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

九州ツーリング2010 4日目

2010-09-27 | 
9/13(月) 曇り時々雨後晴れ

朝になっても雨が降っていた。暫くしてまぁ、いいっかぐらいの雨に弱まったので出発する。今日は熊本をうろうろする。行き先は山都と八代だ。

阿蘇山の東、R265は緑の丘を縫って走る。小雨もいいものだ。最近、少しばかりの雨ではカッパを着なくなった。R265から阿蘇南部広域農道へ入る。ここは快適路だが、くねくねが少なすぎるかもしれない。

途中、バイクが立ち止まっていたのでどうしたのか聞いてみる。バイクはスズキのGN125だろうか。地元のおじさんで何を言っているのかよくわからないがエンジンの調子が悪いらしい。エンジンを見ると真っ黒いオイルがクランクケースからぽたぽたと漏れている。おじさん、これは良くないよ、家は近いんですか?と聞くと遠いとのこと。周辺に民家もないので人のいるところまでだましだまし行くことになった。そして白煙を上げながらゆっくりと坂道を登って行った。

そしてグリーンロード南阿蘇へ。この道は奇岩が飛び出た山の間を行く気持ちの良い道だ。

おばあちゃんがお出迎えだ。


標高を上げると雲が多くなって来た。


すっかり霧に包まれた。ここは外輪山の上だ。


そして山都へ。ここはDo AsのVANちゃんの故郷だ。VANちゃんが見たであろう棚田の風景、黄緑色の絨毯が広がる。

通潤橋、空を渡る灌漑用水路だ。


がおぉぉ!


国道に戻らず県道を突き進む。大きくて赤い鮎の瀬橋を渡って暫くすると道が急に細くなった。真っ暗なトンネルを抜けたらナビに現れたつづら折れ。


道には苔が生えていた。コウタロウさんのことを思い出し慎重に進んだ。

つづら折れを過ぎて川沿いに出たら左から子鹿が飛び出してすごい勢いで前方に消えて行った。びっくりしたぞ。

どちらへ行こう?もちろん左の美里町へ。


おっと、美しい橋が現れた。内大臣橋だ。


これも綺麗な脇瀬橋。


そして日本一の石橋、霊台橋。


暫くすると日本一の石段の看板が現れた。3333段、濡れたり乾いたりを繰り返してもう歩く元気も時間もないので先へ進む。山の天気は変わりやすい。

次に向かったのは八代の球磨川流域だ。夏川結衣が見たであろう風景を訪ねた。彼女が高校生の頃に通学で使ったであろう線路沿いを往く。


ここは有名な撮影ポイント。平日でも人がいた。球磨川は滔々と流れている。


彼女が佇んだかもしれない駅舎やホームにも立ち寄ってみた。当時のままと思われる駅舎がそこにはあった。

帰ろうとした時に土砂降りの雨となりすっかりずぶ濡れになってしまった。少し走って平野部に出ると好天であった。ほんの数kmなのに恐るべし山の天気。

ひたすら国道を北上する。天気がいいのでR57からミルクロードと呼ばれるK399へ向かって夕日を見よう。貸し切り状態のワインディングロードを行く。幸せなひと時だ。

阿蘇の街もよく見える。


もうすぐ日が沈む。


やっぱり生きていて良かった。


内牧温泉の共同湯を探したが、暗くて見つけられずキャンプ場のあるいこいの村のお風呂へ向かった。

今日の走行距離は322kmであった。
コメント
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