風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

One more time

2005-10-17 | 渡辺美里
うたの木 seasons "オーケストラ"のミューザ川崎に行ってきた。川崎の駅からミューザへ向かう。立派な施設だ。ホール入り口までの長く白い階段に青いライトが美しい。

先週の人見記念でCD/DVD購入者に先着でサイン色紙をプレゼントしていた。最近のライブではいつもプレゼントがあったが、先週はすっかり忘れていて未購入DVDのチェックもしてなかったので並ばなかった。サインはもういいかな、なんて負け惜しみを言ったけど、サインを見てしまうとやっぱり欲しくなったので今日はちょっと早めに並ぼうと思った。会場20分ぐらい前で40人ぐらい並んでいた。行けるかな。たぶん行けるだろう。だめだったらまた今度でいいやと思っているので気は楽だ。小さなワゴンをシルクハットのお兄さんが押してきて、開場のお知らせをする、手回しオルガンらしい。でCD/DVD売り場は2階だったので階段を一段とびで向かった。売り場には15人ほどいただけだったのでめでたくサインをゲット。

座席の確認のためホールの扉をくぐるとそこは別世界、ホールを客席がぐるぐる囲んで巻貝のなかにいるみたいだ。美里はアンモナイトみたいとかロールケーキのようだと言っていた。このつくりはワインヤード形式と言ってあのカラヤン氏推薦、サントリーホールもこの形とのこと。ワインヤードだからぶどう畑だよな、きっと。日本で言えば千枚田ってところか。

自分の席に座ってみるとおおっ、近っ!ステージまで10数m、ほぼ中央、ピアノの斉藤さんの弾いてるところも見られそうだ。コンサート後知り合った音響関係の仕事をされてる方に聴いたところ、上空につってあるマイクのあるところが一番いい音がするそうで、その高さと同じ2階がいい音を聴ける席だそうだ。開演までは時間があるので3階席やオーケストラのバック2階席を見学、ほんとにステージをぐるぐる囲んでいる。

開演しておったまげた。人見のときとオーケストラの音が全然違う。音が湧いて出ると言ったらいいだろうか。久し振りに鳥肌が立った。いいよ、いいよ。バイオリンとかフルートとか表情が豊かになった感じだ。素人にもわかるこの違い。うたの木オーケストラをまたここでやることがあったら迷わずここを選んじゃうだろう。

全部で20曲弱、日本語の美しさ、日本の四季を美里がうたう。それらのうたを思いっきり楽しむことができた時間だった。美里の表情も垣間見ることができたし、ぼくのために、わたしのために美里がうたってくれているんだなというのを肌で感じることのできたコンサートだった。実は人見はちょっと消化不良だったけど今日のはほんとにいいものをいっぱい食べましたっていう感じだった。

One more time、あるうたのサビのメロディを観客と一緒にうたっていたときに美里が発した言葉。マイクを通さない美里の声にはっとした。One more time、またいつか来たいコンサートだ。

コンサート後、美里ともだち達とお茶を飲んだ。まわりに美里ともだちがいないのでというか、消えて行ったので、こういうのは貴重な時間だ。みんな、どうもありがとね。
コメント (4)
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