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福島県の「耳なしウサギ」…都市伝説ではなかった

2011-05-31 01:26:40 | Weblog
福島県に「耳なしウサギ」がいるという話は、知っていたんだが
福島原発事故の真っ最中、あまりに出来すぎた話なので
いわゆる都市伝説の類だろうと思っていた。

しかし、実際に「耳なしウサギ」は福島県浪江町に存在し、
生まれたのは4月末頃であろうと推定されている。

福島第一原発1号機の水素爆発は3月12日で、
それ以来放射能はダダ漏れ状態であることを考えると
4月末頃に生まれた「耳なしウサギ」と放射線の因果関係を
完全に否定することは、今のところ、無理。

…というか、偶然とみなすにはあまりに不吉な存在ですねぇ、
これが「終わりの始まり」でないことを祈るのみです…SIGH

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ネットで大論争に…白い「耳なしウサギ」は本当にいた
sankei 2011.5.29 12:00



耳のないウサギ。耳の部分は毛に覆われていた =5月28日、福島県浪江町

 5月21日、耳のない白い子ウサギを撮影した2分あまりの映像が、
動画投稿サイト「YouTube」にアップされた。
投稿者は紹介文で、撮影場所を福島県浪江町としており、
ネット上では真贋論争を含めて大きな反響を呼び、再生回数は約100万回にまで伸びた。
今回、その飼い主が取材に応じ、耳のないウサギは確かに実在することが判明した。
(鎌田剛)

 「耳なしウサギ」の飼い主は、同町に住む杉本祐子さん(56)。
約18年前からウサギを飼い始め、知人から譲り受けたり、
ペットショップで買ったりして少しずつ数を増やし、
現在は大人のウサギだけで21羽を飼育している。
ウサギ小屋は、ハーブや山菜など自然あふれる私有地に設けられていた。
福島第1原発からは30キロ以上離れている。

 ウサギは春が出産シーズン。
小屋の中にある巣穴で出産するため、
耳なしウサギがいつ出生したかは、正確にはわからない。
5月7日にうっすら毛が生えている状態の赤ちゃんウサギを確認し、
同月11日には「まだ目が開いていなかった」ということから、
4月末ごろに出生したと杉本さんはみている。

 取材した5月28日には、フワフワの真っ白な毛に包まれ、
手のひら大の大きさになっていた。
耳のないウサギは、ほかに3羽のきょうだいがいるが、いずれも耳はあった。

YouTubeへの投稿は、今月半ばに耳がないウサギがいるのを知人が発見。
ビデオ映像に撮影し、杉本さんがコメントを付けてアップされた。
「珍しいウサギがいるというという気持ちで、原因が何かを知りたかった。
今まで耳のないウサギは生まれたことがないから」といい、
原発問題を社会に訴えるといった意図はなかったという。

 だが、反響は予想外に大きく、閲覧者のコメントの中には、
誹謗中傷だけでなく「警察に通報する」「逮捕される」などと脅迫めいた書き込みもあった。
杉本さんは「だれかがあの手、この手で映像を削除させようとしていた。
体調が悪くなり、なかなか眠れない日もあった」というほど困惑したという。

 ウサギはすくすくと成長しているようだ。
しかし取材時、カメラのシャッター音にきょうだいのウサギはすぐ反応したが、
耳なしウサギは鈍かったことから、
杉本さんは「聴力に問題があるかもしれない」と話している。

 耳がない原因については「地震で親ウサギに何かのストレスがあったかもしれないが、
まったくわからない」といい、親ウサギも含めて研究機関に分析してもらう用意があるという。
福島第1原発の事故を受け、政府は4月22日に「計画的避難区域」を定めた。
浪江町は全域が第1原発の事故発生から1年間の積算放射線量が
20ミリシーベルトを超えるおそれがある地域とし、
「おおむね1カ月」で避難を完了させる方針を打ち出している。

 このため、今回の取材には放射線量計を持参。
法的に原発から半径20キロ圏内には入れないため、それ以外の場所のみ移動した。
同町内での最大値は毎時65マイクロシーベルトだったが、
耳のないウサギのいる場所からは10キロ以上は離れていた。
杉本さんは自前の線量計で自宅周辺を測定し、積算を試算したところ、
積算量は年20ミリシーベルトを超えないことが分かったため、避難するつもりはないという。

 耳のないウサギは自然界で生まれてくるものなのか。
複数の獣医師、研究者に問い合わせたが
「見たことがないし、研究もしていないのでコメントできない」
などの回答しか得られなかった。

 大阪府泉南市にあるブリーダー直営のウサギ専門店「シーズラビトリー」経営者、
松島請弥さんは「数多くウサギの赤ちゃんを育ててきたが、うちでは見たことがない。
ただし、生まれて間もないころにお母さんの歯が当たり、耳が切れてしまうことがある。
2本とも耳が切れてしまった子もいたが、傷口は残る。
毛をかき分けてみれば分かる」と指摘する。

 そこで記者は耳なしウサギを触らせてもらったところ、
耳があるはずの部分はわずかに突起物のような感触もあったが、
やはり毛で覆われているのみだった。
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みすず書房
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