
昨日のスプラッシュヒット…美しかった。
完璧なホームランだった。
打者大谷の凄さは解った。
では、投手としては、どうか?
やはり凄いんだろうと誰もが予想していたが…大谷は、その予想を上回ったのである。
初回、三者連続三振。前回登板から六連続三振である。
160キロ、2700回転…球速と回転数は両立しないと言う常識を打ち破る球を連発。
もはや、高目ストライクからボールにホップする変化球である。一体、誰が打てるのか?
そして、二回から三回は、フォーシームと同じリリースポイント、軌道から鋭く沈む縦スライダーを織り交ぜる。バッターにしてみれば、消える魔球である。
160キロのホップする速球を持つ、制球力抜群の変化球投手…それが、今日の投手大谷だった。
実は、投手大谷の方が、打者大谷よりも凄いんじゃないか?
そう考えざるを得ないほど圧倒的なピッチング…MVP、ホームラン王より凄いとなると、それは「神の領域」である。
三回無失点でマウンドを降りた大谷に、ジャイアンツベンチから声がかかったと言う。
「翔平、お前は野球の神だ!」