YUKI

言語、言語で表現できることすべて

「はやぶさ」は流星になりました…

2010-06-15 23:58:08 | Weblog
花火のように見えるのが流星になった
はやぶさ本体で
右下の小さな光が、切り離されたカプセルです!!

宇宙航空研究開発機構Japan Aerospace Exploration Agency
のHPにあるプロジェクト概要を見てみたんだが…

計画はよく分かったものの、実際の運用状況は
ウィキペディアの方が詳しい。

機械は故障することを前提として
幾多のトラブルも想定していたようだが
想定外の事態を乗り越えたのは
やはり「美談」なのだろう。

はやぶさは大気圏突入で燃え尽きたものの
カプセルは、着陸想定地点から
1キロほどずれたところに落下した。



まぁ、これは満身創痍で60億キロ旅してきたことを考えると
神がかり的な精度の着地であろう。

最後に撮影した、地球の姿が…ちょっと泣ける。



とはいえ、最大のミッションである
小惑星イトカワのサンプル採取が成功しているのかどうか
これは、カプセルを分析してみないと分からないのだ…

しょこたんこと、中川翔子も天文好きということで
はやぶさのことをブログに書いてる。

はやぶさのブログが見たかった…とあるが
管制室の人が更新してるブログはあったんだけど、
はやぶさ本人?のブログということなんでしょうね。

そういえば、はやぶさたんという
擬人化フィギュアも存在してますwww

なお、これが伝説の?リポビタンDのある風景↓



**************************
プロジェクト・マネージャー(川口淳一郎)から

「はやぶさ」は、将来の本格的なサンプルリターン探査を
実地に練習するプロジェクトです。
プロジェクトは1996年に始まり、
2003年5月にM-V 第5号機で打ち上げられました。

サンプルリターンとは、分析装置を運ぶかわりに、
試料を地球に持ち帰る方法で、最も難しい最終段階の探査方法です。
試料がたとえ少量でも、最新の精密な分析を行うことができます。
「はやぶさ」は、革新的なイオンエンジンを採用し、
高度の自律機能で着陸させ、微少重力下で試料を採取し、
カプセルを惑星間から直接に大気圏に突入させて
試料を回収する方法で、これを可能にしています。
「はやぶさ」は、一気にNASA をも超える世界初への挑戦です。

鍵となる技術は、先端産業を支えるプラズマ反応炉や、
視覚をもつロボット技術、耐熱材料の開発、省電力化など、
随所に応用が期待されていて、
「はやぶさ」はまさにハイテク宇宙船ということができます。

「はやぶさ」は、2004年5月に地球スウィングバイを行って加速し、
2005年9月12日に目標小惑星イトカワに到着しました。
イオンエンジンでこのような長期間の航行を行ったのは世界初です。
9, 10月には遠隔観測とモデル化をほぼ終え、
2005年11月20日と26日にのべ3回の接地と1回の着陸を行いました。
残念ながら、最終離陸後に燃料漏れのトラブルに見舞われ、
一時交信が不通になりましたが、現在は復旧しています。
地球帰還は、このために3年間延期され、
2010年6月に変更されています。
滞在期間中に行われた科学観測成果には数々に世界初の発見があり、
工学成果のみならず、理学観測面でも高く評価されています。

惑星探査は、これまでは片道切符の旅でしたが、
「はやぶさ」は往復旅行をする宇宙船です。
私たちは、さらに進んだ次世代の宇宙船の設計も進めていて、
メインベルト小惑星や木星への往復飛行、
あるいは深宇宙港を経由する往復飛行など、
太陽系大航海時代が登場することでしょう。

☆    ☆    ☆

プロジェクト概要
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html

ミッションは、小惑星からのサンプル採取。
太陽系誕生の謎を探る「はやぶさ」

「はやぶさ」(MUSES-C)は、小惑星探査を目的に開発された探査機です。
「はやぶさ」が探査するのは、地球の軌道と似た軌道を持ち、
日本のロケット開発の父である故糸川英夫博士にちなんで
「ITOKAWA」(イトカワ)と名付けられた小惑星です。
小惑星までイオンエンジンを使った飛行を行い、
自律的に小惑星に近づき、その表面から、
物質のサンプルを持ち帰ることを目的にしています。

これまで人類がサンプルを持ち帰った天体は月だけですが、
月は変成してしまったため、
太陽系初期のころの物質について知ることができません。

小惑星は惑星が誕生するころの記録を比較的よくとどめている
化石のような天体で、この小惑星からサンプルを持ち帰る技術
(サンプル・リターン)が確立されれば、
「惑星を作るもとになった材料がどんなものか」
「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子はどうか」
についての手がかりが得られるのです。
また地球上でサンプルの分析が行えるため、
回収される量が少量であってもその科学的意義は極めて大きいといえます。

2003(平成15)年5月9日に打ち上げられた「はやぶさ」は、
目標の「ITOKAWA」に到着し、科学観測を実施しました。
その結果は、日本ではじめて科学誌「サイエンス」に特集され、
重力や表面の様子など、小惑星についての
数多くの新たな知見が明らかになりました。
「はやぶさ」は2010年6月13日に地球へ帰還し、
搭載カプセルをオーストラリアへ落下させ、その運用を終えました。

今後の宇宙探査にとって重要となるはやぶさの各ミッション
「はやぶさ」はイオンエンジンという新しい技術で小惑星を目指します。
イオンエンジンはキセノンという気体をイオン化し、
電気的に加速して噴射するものです。

効率が非常によいことから、将来の月・惑星探査でも
重要な技術として期待されています。
「はやぶさ」はこの技術の実証を行います。
また、遠く離れた小惑星に、探査機が自ら判断して近づく
「自律航法」を実証します。
カメラやレーザ高度計のデータをもとに、
小惑星との距離を測りながら、近づいていきます。

「はやぶさ」は、サンプル採取以外に、
さまざまな科学観測機器と手段により、小惑星を調べます。
そのためにカメラ、レーザ高度計、X線計測装置、
赤外線観測装置による科学観測も行います。
さらに小型のホッピング・ロボットを用いて、
表面上を移動しながら探査する予定です。
また再突入カプセルが、地球の大気圏に突入し戻ってくる技術も、
宇宙工学の実験として大切な課題の一つです。

主要諸元
国際標識番号 2003-019A
打ち上げ日時 2003(平成15)年5月9日 13:29
打ち上げロケット M-Vロケット5号機
打ち上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
形状 約1m×約1.6m×約2m
太陽電池パドルの端から端まで約5.7m
質量 510kg(含燃料)
******************************* 

擬人化フィギュア はやぶさたん オカエリナサイ台座ver. (PVC着彩済みキャラクターフィギュア)

青島文化教材社

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小惑星探査機 はやぶさの大冒険
山根 一眞
マガジンハウス

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