大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

オオトリノフンダマシ(クモ)

2011年08月19日 | 生き物

2011_0819_052415p8190005

エゴマの葉かげに、紡錘形の卵のうを見つけました。オオトリノフンダマシの卵のうです。

2011_0819_052621p8190015

卵のうの近くには、親と思われるオオトリノフンダマシが餌を食べていました。

2011_0819_063206p8190028

オオトリノフンダマシは、鳥の糞に擬態したクモです。

腹部の左右に大きな目の模様とその周りに、褐色の輪があり、この輪は体内の組織が透けて見えていて動くそうです。

クモに興味を持つようになったきっかけは、この擬態グモとの出会いからです。「クモは益虫」と理解していてもなぜか親しめませんでしたが、鳥の糞に擬態して敵を欺く巧みな知恵と技に驚き、興味がわいてきました。奥が深くてまだまだ勉強不足ですが、ワクワクしながら生き物との出会いを楽しんでいます。


ハネナシコロギス

2011年08月18日 | 生き物

2011_0731_060359p7310010

ハネナシコロギス(コオロギ科)・・・羽のないコロギス。

コオロギとキリギリスの種類で、羽のない中間のと言う意味の名前だそうです。

2011_0731_061103p7310041

つぶらな瞳をしたかわいい表情ですが、肉食です。

2011_0731_061416p7310061

真上から見た、ハネナシコロギス。

2011_0731_061357p7310058

体の何倍もある長い触角です。写真に入りきれません。

移動するのに障害はないのでしょうか?触角の役目は?

2011_0731_061548p7310069

ようやく全体が撮れました。

早朝、湿った草はらにいました。

夜行性で、夜になると葉の上を歩き回って餌をとらえ、昼間は葉の中に潜んでいるようです。早朝でしたので動きが鈍く、じっくり撮影できました。自然界の多様な生き物に驚いています。


ウスキツバメエダシャク

2011年08月17日 | 生き物

2011_0814_133013p8140093_2

ウスキツバメエダシャク(シャクガ科)

ウスキツバメエダシャクが庭にやってきました。尾上突起のある美しい蛾です。手乗りをさせていろんな角度から撮ってみました。

2011_0814_133000p8140090

しなやかな長い脚を突出し、色気がありますね。

2011_0814_133023p8140094

Vの字に広げた翅、美しい直線美ですね。

2011_0814_133413p8140108

横からの表情は、ちょっと困った様子です。

2011_0814_133055p8140097

真上から見ると、顔が隠れてしまいます。

翅には流れるような茶色の帯線があり、尾上突起はオレンジ色にふちどられ、尾上には紋をつけたおしゃれな蛾です。

緑の中で、人目には目立つのですが、色や文様が、天敵である鳥たちにはどのように見えるのでしょうか?


自転車で加藤さんがやってきた

2011年08月16日 | 震災と復興

2011_0814_063906p8140007

8月13日の夕方、加藤さんが自転車に乗って突然つむぎの家にやってきました。

この日は早朝、宮古市を出発し夕方5:00過ぎに綾里に着きました。

なんと20インチの折り畳み自転車に乗って、東日本沿岸の視覚障害者支援の実情調査に来られたそうです。

2011_0813_172745p8130015

東京から新幹線で八戸へ、八戸から自転車で久慈(泊)、久慈から宮古(泊)、そして3日目につむぎの家にやってきました。

2011_0813_194506p8130018

つむぎの家では、お盆で帰省していた娘二人が手作料理でお迎えました。

2011_0814_064007p8140012

加藤さんは66歳、日本の視覚障害者の全体組織である日本盲人福祉委員会の事務局長として、東日本大震災視覚障害者支援対策本部を立ち上げ、震災に遭われた視覚障害者一人ひとりの実情を、自らの目で確認するため自転車で岩手県沿岸を走ってきたそうです。翌朝は、岩手から宮城に入り、石巻を目指して出発しました。

2011_0814_064304p8140016

早朝6:30、どこまで行けるかと言いながら、視覚障害者の支援のため、次の目的地の石巻に向かいました。

目の不自由な人たちは移動が困難であり、震災当日、どのようにして避難したのか、また、震災後の生活をどのようにして過ごしているのか、必要な支援はなんなのか、何ができるのか等について、視覚障害支援の第一人者として自らの目と足で、さまざまな課題を求めて、旅だっていきました。


アマニュウに集まる生き物 №3

2011年08月15日 | 生き物

2011_0814_162822p8140039

イカリモンガ

2011_0814_162647p8140032

マメコガネ

2011_0814_162202p8140023

カラスアゲハ

2011_0812_105348p8120051 

ヘリグロチャバネセセリ?

2011_0812_105529p8120057

キンバエ

2011_0812_110908p8120103

ザトウムシ

2011_0812_112503p8120155

ムシヒキアブ

2011_0812_112633p8120161

フキバッタ

2011_0812_112829p8120171

2011_0814_161823p8140010

アワフキムシ?

2011_0813_165208p8130004

2011_0812_153947p8120022

アオバセセリとヒラタアブでしょうか?

アマニュウの花には、さまざまな生き物たちが集い賑わっていました。

吸蜜に来るチョウ・ハチや小さな昆虫たち、その虫たちを捕獲するために花に潜むハナグモ、アマガエルやシュレーゲルアオガエルも茎や柄に同化し、待ち伏せしています。

森の入り口の一角に、花と昆虫たちのドラマが繰り広げられていました。